JPH09222360A - 色むら検査装置 - Google Patents

色むら検査装置

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JPH09222360A
JPH09222360A JP2934796A JP2934796A JPH09222360A JP H09222360 A JPH09222360 A JP H09222360A JP 2934796 A JP2934796 A JP 2934796A JP 2934796 A JP2934796 A JP 2934796A JP H09222360 A JPH09222360 A JP H09222360A
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color
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glass substrate
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color unevenness
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JP2934796A
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Masaki Nakamura
雅樹 中村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、照明のシェーディングやカラーカメ
ラの特性の影響を受けずに、正確かつ信頼性の高い色む
ら検査を行う。 【解決手段】ガラス基板1から見て照明側に少なくとも
2枚の拡散板10、11を所定間隔をおいて配置し、か
つこれら拡散板10、11のいずれか一方の拡散板10
に遮蔽物12を配置することにより、カラーカメラ3の
撮像により得られるカラー画像データは、シェーディン
グ補正されたものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイのガラス基板や塗装板等の検査対象物の色むらを
検査する色むら検査装置に係わり、検査対象物を撮像す
るときのシェーディング補正を行う色むら検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図10はかかる色むら検査装置の構成図
である。検査対象物として液晶ディスプレイのガラス基
板1が配置され、このガラス板1は、照明装置2により
照明されている。
【0003】工業用カラーテレビジョンカメラ(以下、
カラーカメラと省略する)3は、照明されているガラス
基板1を撮像してその映像信号を出力する。この映像信
号はディジタル変換されて画像処理部4に入力する。
【0004】この画像処理部4は、ディジタル映像信号
を取り込んでカラー画像データとして記憶し、このカラ
ー画像データの濃淡レベルからガラス基板1における色
むら部分を判定する。このガラス基板1における色むら
部分の判定結果は、モニタテレビジョン5に映し出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、照明装
置2からの照明光を直接ガラス基板1に照射し、かつそ
のガラス基板1をカラーカメラ3により撮像するので、
照明装置2のシェーディング及びカラーカメラ3の特性
の影響を受けて再現性の悪いカラー画像データを得るも
のとなっている。
【0006】例えば、カラーカメラ3は、撮像視野の中
心部ほど明かるく、周辺部になるほど暗くなる特性を有
しているので、ガラス基板1のカラー画像データもこの
カラーカメラ3の特性の影響を受けてしまう。
【0007】このため、ガラス基板1のカラー画像デー
タは、照明装置2のシェーディング及びカラーカメラ3
の特性の影響を受けてしまい、正確かつ信頼性の高い色
むら検査を行うのが困難である。
【0008】そこで本発明は、照明のシェーディングや
カラーカメラの特性の影響を受けずに、正確かつ信頼性
の高い色むら検査ができる色むら検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、検査
対象物を照明し、この照明された検査対象物を撮像して
得られる画像データに基づいて検査対象物の色むらを検
査する色むら検査装置において、検査対象物から見て照
明側に少なくとも2枚の拡散板を所定間隔をおいて配置
し、かつ検査対象物側の拡散板より照明側に遮蔽物を配
置した色むら検査装置である。
【0010】このような色むら検査装置であれば、照明
光は、2枚の拡散板及びいずれか一方の拡散板に配置さ
れた遮蔽物を通過して検査対象物に照射される。従っ
て、この照明された検査対象物を撮像して得られる画像
データは、照明光やカメラの特性によるシェーディング
補正を行ったものとなり、この画像データに基づいて検
査対象物の色むら検査が行われる。
【0011】請求項2によれば、請求項1記載の色むら
検査装置において、遮蔽物は、任意の形状に形成され、
かつ厚みが変更自在であるとともに拡散板に対する位置
が変更自在である。
【0012】請求項3によれば、請求項1記載の色むら
検査装置において、遮蔽物の形状は、少なくとも円筒
状、円錐状又はこれら形状を組み合わせたものである。
請求項4によれば、請求項1記載の色むら検査装置にお
いて、複数の円筒状の遮蔽物を、拡散板の中心部に密に
配置するとともに周辺部になるに従って粗に配置する。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。図1は請求項1〜4に対応する色むら
検査装置の構成図である。検査対象物として液晶ディス
プレイのガラス基板1が配置され、かつこのガラス板1
の上方に照明装置2が配置されている。
【0014】ガラス基板1は、傾斜角αを大きくして配
置されており、このガラス基板1のほぼ横方向には、カ
ラーカメラ3が配置されている。照明装置2から放射さ
れる照明光の光路上でかつガラス基板1に到達するまで
の間には、2枚の拡散板10、11が配置されている。
【0015】これら拡散板10、11は、所定の間隔d
をおいて配置されている。又、これら拡散板10、11
のうち一方の拡散板10の表面上には、複数の円筒状の
遮蔽物12が配置されている。
【0016】これら遮蔽物12は、例えば図2に示すよ
うに、拡散板10の表面上の中央部にそれぞれ所定の間
隔をおいて配置されている。ここで、これら遮蔽物12
の配置位置の決定は、次の通り行われる。
【0017】照明装置2の下方に、光を正反射するガラ
ス板又は鏡を配置し、このガラス板又は鏡をカラーカメ
ラ3により撮像する。このようにガラス板又は鏡をカラ
ーカメラ3により撮像してそのカラー画像を取得してい
る状態に、ガラス板又は鏡上に遮蔽物12を配置する。
【0018】しかるに、ガラス板又は鏡上に遮蔽物12
を配置しなければ、その取得されるカラー画像は、例え
ば上側が明かるく下側が暗くなるシェーディングやカラ
ー画像の中心部が明かるく周辺部が暗くなるシェーディ
ングが生じるが、ガラス板又は鏡上に遮蔽物12を配置
し、これら遮蔽物12の配置位置を移動することによ
り、均一な明かるさとなる。
【0019】従って、カラー画像の明かるさが均一とな
ったところを各遮蔽物12の配置位置として決定する。
このように決定された遮蔽物12の配置位置は、図2に
示す配置位置に限らず、ガラス基板1の品種やカラーカ
メラ3の特性に応じて、例えば図3に示すように拡散板
10の中心部に対して各遮蔽物12を密に配置し、その
周辺部になるに従って各遮蔽物12を粗に配置するもの
となる。
【0020】一方、判定処理装置13は、カラーカメラ
3から出力される映像信号を入力し、この映像信号によ
り得られるカラー画像データの濃淡レベルに基づいてガ
ラス基板1の色むらを検査する機能を有している。
【0021】具体的には、主制御部14が備えられ、こ
の主制御部14に対して入力部15、出力部16、操作
部17、画像メモリ18が接続され、かつ主制御部14
から発せられる指令により画像処理部19が作動する構
成となっている。
【0022】このうち入力部15は、カラーカメラ3の
出力端子に対して接続され、このカラーカメラ3から出
力される映像信号をA/D(アナログ/ディジタル)変
換してカラー画像データとして画像メモリ18に送る機
能を有している。
【0023】出力部16には、モニタテレビジョン20
が接続され、画像メモリ18に記憶された画像データを
モニタテレビジョン20に映し出すものとなっている。
操作部17は、例えばキーボードやマウスである。
【0024】画像処理部19は、画像メモリ18に記憶
されているカラー画像データを読み出し、このカラー画
像データの濃淡レベルに基づいてガラス基板1の色むら
を検査する機能を有している。
【0025】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。照明装置2から照明光が放射されると、
この照明光は、2枚の拡散板10、11を通過すること
により拡散され、これと共に複数の遮蔽物12によりそ
の一部分が遮蔽される。
【0026】このように拡散及びその一部分が遮蔽され
た照明光は、ガラス基板1に照射される。カラーカメラ
3は、照明光により照明されたガラス基板1を撮像して
その映像信号を出力する。この映像信号は、判定処理装
置13の入力部15に送られ、ここでディジタル映像信
号に変換され、カラー画像データとして画像メモリ18
に記憶される。
【0027】このとき、カラーカメラ3は、2枚の拡散
板10、11で拡散され、かつ複数の遮蔽物12により
その一部分が遮蔽された照明光により照明されたガラス
基板1を撮像するので、このカラーカメラ3の撮像によ
り得られるカラー画像データは、例えば上側が明かるく
下側が暗くなるシェーディングやカラー画像の中心部が
明かるく周辺部が暗くなるシェーディングを補正したも
のとなり、均一な明かるさとなる。
【0028】従って、画像処理部19は、画像メモリ1
8に記憶されているシェーディング補正されたカラー画
像データを読み出し、このカラー画像データの濃淡レベ
ルに基づいてガラス基板1の色むらを検査する。
【0029】このように上記第1の実施の形態において
は、照明装置2の照明光路上に2枚の拡散板10、11
を配置すると共に、一方の拡散板10に複数の遮蔽物1
2を配置したので、カラーカメラ3の撮像により得られ
るカラー画像データは、例えば上側が明かるく下側が暗
くなるシェーディングやカラー画像の中心部が明かるく
周辺部が暗くなるシェーディングを補正したものとな
り、均一な明かるさにできる。
【0030】従って、このシェーディング補正されたカ
ラー画像データの濃淡レベルに基づいて色むら検査を行
えば、照明装置2のシェーディングやカラーカメラ3の
特性の影響を受けずに、液晶ディスプレイのガラス基板
1の画像データを再現性よく得ることができ、微妙な色
むらを判定でき、正確かつ信頼性の高い色むら検査がで
きる。
【0031】さらに、シェーディング補正をハードウエ
ア構成により実現したので、色むら検査の処理を高速化
できる。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0032】図4は色むら検査装置の構成図である。判
定処理装置30は、カラーカメラ3から出力される映像
信号を入力し、この映像信号における赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色信号をマンセル表色系の色相
H、彩度S、明度Iの各画像データに変換処理してガラ
ス基板1の色むらを検査する機能を有している。
【0033】具体的には、主制御部31が備えられ、こ
の主制御部31に対して入力部32、出力部33、操作
部34、画像メモリ35が接続され、かつ主制御部31
から発せられる指令によりRGB−HSI変換部36、
加算部37、判定手段38が作動する構成となってい
る。
【0034】このうち入力部32は、カラーカメラ3の
出力端子に対して接続され、このカラーカメラ3から出
力される映像信号をA/D(アナログ/ディジタル)変
換してカラー画像データとして画像メモリ35に送る機
能を有している。
【0035】出力部33には、モニタテレビジョン39
が接続され、画像メモリ35に記憶された画像データを
モニタテレビジョン39に映し出すものとなっている。
操作部34は、例えばキーボードやマウスである。
【0036】RGB−HSI変換部36は、画像メモリ
35に記憶されているガラス基板1の画像データを読み
出し、この画像データにおけるR、G、Bの各色信号を
マンセル表色系の色相H、彩度S、明度Iの各画像デー
タに変換処理する機能を有している。
【0037】加算部37は、RGB−HSI変換部36
によるカラー画像データのR、G、Bからマンセル表色
系の色相H、彩度S、明度Iの各画像データへの変換処
理を繰り返し、これらの変換データを順次加算してそれ
ぞれ画像を強調した色相Hn、彩度Sn、明度Inの各
画像データを得る機能を有している。
【0038】判定手段38は、加算部37により得られ
る色相Hn、彩度Sn、明度Inの各画像データの少な
くとも1つの画像データに基づいてガラス基板1に対す
る色むら判定を行う機能を有するもので、ヒストグラム
作成部39、平均・分散算出部40、領域分割部41及
び色むら判定部42の各機能を有している。
【0039】ヒストグラム作成部39は、加算部37に
より得られる色相Hn、彩度Sn、明度Inの各画像デ
ータの少なくとも1つの画像データ、例えば色相Hnの
画像データを読み出し、この色相Hnの画像データの濃
淡レベルに対する頻度のヒストグラムを作成する機能を
有している。
【0040】平均・分散算出部40は、ヒストグラム作
成部39により作成されたヒストグラムの結果を受け、
このヒストグラム結果からその平均値、分散値を算出す
る機能を有している。
【0041】領域分割部41は、加算部37により得ら
れる色相Hn、彩度Sn、明度Inの各画像データの少
なくとも1つの画像データ、例えば色相Hnの画像デー
タを読み出し、この色相Hnの画像データを複数の領域
に分割、例えば色相Hnの画像データを4分の1に分割
し、次のこの分割された領域をさらに4分の1に分割す
るというように、順次4分の1づつ分割して各分割画像
データにする機能を有している。
【0042】又、この領域分割部41は、平均・分散算
出部40により算出された例えば1枚の色相Hnの画像
データに対するヒストグラムの平均値、分散値が第1の
所定範囲内にあるか否かを判定し、これら平均値、分散
値が第1の許容範囲外にあれば例えば色相Hnの画像デ
ータを順次4分の1づつ分割して各分割画像データを
得、これら分割画像データをヒストグラム作成部39に
送る機能を有している。
【0043】色むら判定部42は、平均・分散算出部4
0により算出されたヒストグラムの平均値、分散値が予
め設定された第2の許容範囲内にあるか否かを判定し、
平均値、分散値が、第2の許容範囲内にあれば色むら無
しと判定し、第2の許容範囲外にあれば色むら有りと判
定する機能を有している。
【0044】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図5に示す色むら検査の流れ図を参照して説明す
る。照明装置2から照明光が放射されると、この照明光
は、2枚の拡散板10、11を通過することにより拡散
され、これと共に複数の遮蔽物12によりその一部分が
遮蔽される。
【0045】このように拡散及びその一部分が遮蔽され
た照明光は、ガラス基板1に照射される。カラーカメラ
3は、照明光により照明されたガラス基板1を撮像して
その映像信号を出力する。この映像信号は、判定処理装
置30の入力部32に送られ、ここでディジタル映像信
号に変換され、カラー画像データとして画像メモリ35
に記憶される。
【0046】このとき、カラーカメラ3は、2枚の拡散
板10、11で拡散され、かつ複数の遮蔽物12により
その一部分が遮蔽された照明光により照明されたガラス
基板1を撮像するので、このカラーカメラ3の撮像によ
り得られるカラー画像データは、例えば上側が明かるく
下側が暗くなるシェーディングやカラー画像の中心部が
明かるく周辺部が暗くなるシェーディングを補正したも
のとなり、均一な明かるさとなる。
【0047】一方、判定処理装置30の主制御部31
は、図5に示す色むら検査の流れ図に従って各指令を発
し、ステップ#1〜#9の判定処理を実行する。すなわ
ち、映像信号は、ステップ#1において、入力部32に
よりA/D変換され、カラー画像データとして画像メモ
リ35に記憶される。すなわち、このカラー画像データ
は、R、G、Bの各色信号をディジタル変換したもので
ある。
【0048】このようにガラス基板1のカラー画素デー
タが画像メモリ35に記憶されると、ステップ#2にお
いて、RGB−HSI変換部36は、画像メモリ35に
記憶されているガラス基板1のカラー画像データを読み
出し、このカラー画像データにおけるR、G、Bの各色
信号をマンセル表色系の色相H、彩度S、明度Iの各画
像データに変換処理する。
【0049】このマンセル表色系の色相H、彩度S、明
度Iへの変換により、色の違いに応じた値になる。これ
ら色相H、彩度S、明度Iの各画像データは、ステップ
#3において画像メモリ35に記憶される。
【0050】ここで、検査対象部の品種によって違いが
あるが、液晶ディスプレイのガラス基板1は、色の見え
方が微妙であることが予め知れているので、色相H、彩
度S、明度Iの各画像データの強調を行う。
【0051】すなわち、加算部37は、ステップ#1〜
#4を繰り返し実行し、RGB−HSI変換部36によ
るカラー画像データの赤、緑、青からマンセル表色系の
色相H、彩度S、明度Iの各画像データへの変換処理を
繰り返し、これらの変換データを順次加算してそれぞれ
画像を強調した色相Hn、彩度Sn、明度Inの各画像
データを得る。
【0052】このようにして得た色相Hn、彩度Sn、
明度Inの各画像データのうち、色相Hnの画像データ
が最も色の違いを表したものとなっている。そこで、判
定手段38は、ステップ#5において、加算部37によ
り得られた色相Hn、彩度Sn、明度Inの各画像デー
タのうち最も色の違いを表している色相Hnの画像デー
タを画像メモリ35から読み出す。
【0053】図6はガラス基板1全体の1枚の色相Hn
の画像データの模式図であり、例えば色むら部分Qが存
在している。次にヒストグラム作成部39は、ステップ
#6において、加算部37により得られた1枚の色相H
nの画像データを読み出し、この色相Hnの画像データ
の濃淡レベルに対する頻度のヒストグラムを作成する。
【0054】次に平均・分散算出部40は、ステップ#
7において、ヒストグラム作成部39により作成された
ヒストグラムの結果を受け、このヒストグラム結果から
その平均値、分散値を算出する。
【0055】次に領域分割部41は、ステップ#8にお
いて、平均・分散算出部40により算出された1枚の色
相Hnの画像データに対するヒストグラムの平均値、分
散値が第1の所定範囲内にあるか否かを判定する。
【0056】この判定の結果、平均値、分散値が第1の
所定範囲外にあれば、領域分割部41は、1枚の色相H
nの画像データを複数の領域に分割する。すなわち領域
分割部41は、図7に示すように色相Hnの画像データ
を4分の1に分割して4枚の分割画像データe1 〜e4
を得、これら分割画像データe1〜e4 をヒストグラム
作成部39に送る。
【0057】このヒストグラム作成部39は、再びステ
ップ#6において、領域分割部41により分割された4
枚の分割画像データe1 〜e4 を受け、これら分割画像
データe1〜e4ごとに濃淡レベルに対する頻度の各ヒ
ストグラムを作成する。
【0058】次に平均・分散算出部40は、ステップ#
7において、ヒストグラム作成部39により作成された
各分割画像データe1 〜e4 ごとの各ヒストグラムの結
果を受け、これらヒストグラム結果からその各平均値、
各分散値を算出する。
【0059】次に領域分割部41は、ステップ#8にお
いて、平均・分散算出部40により算出された4枚の分
割画像データe1 〜e4 に対する各ヒストグラムの各平
均値、各分散値が第1の所定範囲内にあるか否かを判定
する。
【0060】この判定の結果、4枚の分割画像データe
1〜e4のうち分割画像データe3の平均値、分散値が
第1の所定範囲外にあれば、領域分割部41は、分割画
像データe3 をさらに4分の1に分割して4枚の分割画
像データf1 〜f4 を得、これら分割画像データf1
4 をヒストグラム作成部39に送る。
【0061】このヒストグラム作成部39は、再びステ
ップ#6において、領域分割部41により分割された4
枚の分割画像データf1 〜f4 を受け、これら分割画像
データf1 〜f4 ごとに濃淡レベルに対する頻度の各ヒ
ストグラムを作成する。
【0062】次に平均・分散算出部40は、ステップ#
7において、ヒストグラム作成部39により作成された
各分割画像データf1 〜f4 ごとの各ヒストグラムの結
果を受け、これらヒストグラム結果からその各平均値、
各分散値を算出する。
【0063】次に領域分割部41は、ステップ#8にお
いて、平均・分散算出部40により算出された4枚の分
割画像データf1 〜f4 に対する各ヒストグラムの各平
均値、各分散値が第1の所定範囲内にあるか否かを判定
する。
【0064】この判定の結果、4枚の分割画像データf
1 〜f4 のうち分割画像データf2の平均値、分散値が
第1の所定範囲外にあれば、領域分割部41は、分割画
像データf2 をさらに4分の1に分割する。
【0065】このように1枚の色相Hnの画像データを
順次4分の1に分割し、その分割画像データごとに各ヒ
ストグラムを作成してその平均値、分散値を算出するこ
とを繰り返すと、最終的に色むらQの存在する分割画像
データrに到達する。
【0066】この結果、色むら判定部42は、ステップ
#9において、平均・分散算出部40により算出された
分割画像データrのヒストグラムの平均値、分散値が予
め設定された第2の許容範囲内にあるか否かを判定す
る。
【0067】この判定の結果、分割画像データrのヒス
トグラムの平均値、分散値が、第2の許容範囲外にあれ
ば、色むら判定部42は、図8に示すように分割画像デ
ータrの領域を色むら有りと判定する。
【0068】なお、この色むら有りと判定された分割画
像データrの領域は、主制御部31の指令によりモニタ
テレビジョン39に映し出される。このように上記第2
の実施の形態においては、上記第1の実施の形態と同様
に、照明装置2の照明光路上に2枚の拡散板10、11
を配置すると共に、一方の拡散板10に複数の遮蔽物1
2を配置したので、カラーカメラ3の撮像により得られ
るカラー画像データは、例えば上側が明かるく下側が暗
くなるシェーディングやカラー画像の中心部が明かるく
周辺部が暗くなるシェーディングを補正したものとな
り、均一な明かるさにできる。
【0069】従って、このシェーディング補正されたカ
ラー画像データの濃淡レベルに基づいて色むら検査を行
えば、照明装置2のシェーディングやカラーカメラ3の
特性の影響を受けずに、液晶ディスプレイのガラス基板
1の画像データを再現性よく得ることができ、微妙な色
むらを判定でき、正確かつ信頼性の高い色むら検査がで
きる。
【0070】さらに、ガラス基板1のカラー画像データ
のR、G、Bをマンセル表色系の色相H、彩度S、明度
Iの各画像データに変換し、かつこのカラー画像データ
のR、G、Bからマンセル表色系の色相H、彩度S、明
度Iの各画像データへの変換処理を繰り返して順次加算
するので、ガラス基板1の画像データのコントラントが
低く色むらの見え方が微妙であっても、シェーディング
補正されたカラー画像データのコントラントを強調する
ことができ、色むら部分Qを確実に判定できて信頼性の
高い装置とすることができ、又、色むら部分Qの型が不
定形であっても、その色むら部分Qを確実に検出でき
る。
【0071】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。例えば、各遮蔽物12は、配置位置を変更するばか
りでなく厚さを変更するようにしてもよい。
【0072】又、遮蔽物12は、円筒状の形状に限らず
任意の形状に変形してもよい。例えば、図9に示すよう
に拡散板10の上に、2つの円錐体50、51を組み合
わせた形状としてもよい。このような2つの円錐体5
0、51を組み合わせた形状とすれば、下方側の拡散板
11からの反射をさらに拡散することでシェーディング
補正の精度を向上できる。
【0073】さらに、拡散板10の孔を形成してもシェ
ーディングを補正することができる。又、各種の遮蔽物
12の配置位置は、2枚の拡散板10、11のうち拡散
板10の面上に限らず、拡散板11の面上やこれら拡散
板10、11の間等の拡散板11から見て照明装置2側
に配置してもよい。さらに、カラーカメラ3に限らず、
白黒のカメラを用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
4によれば、照明のシェーディングやカラーカメラの特
性の影響を受けずに、正確かつ信頼性の高い色むら検査
ができる色むら検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる色むら検査装置の第1の実施の
形態を示す構成図。
【図2】遮蔽物の配置位置を示す図。
【図3】遮蔽物の配置位置を示す図。
【図4】本発明に係わる色むら検査装置の第2の実施の
形態を示す構成図。
【図5】色むら検査の流れ図。
【図6】色相の画像データの模式図。
【図7】色相の画像データに対する分割画像データを示
す模式図。
【図8】色むら有りと判定した分割画像データの領域を
示す模式図。
【図9】遮蔽物の変形例を示す図。
【図10】従来の色むら検査装置の構成図。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…照明装置、3…カラーカメラ、1
0,11…拡散板、12…遮蔽物、13…判定処理装
置、14…主制御部、15…入力部、16…出力部、1
7…操作部、18…画像メモリ、19…画像処理部、3
0…判定処理装置、31…主制御部、32…入力部、3
3…出力部、34…操作部、35…画像メモリ、36…
RGB−HSI変換部、37…加算部、38…判定手
段、39…ヒストグラム作成部、40…平均・分散算出
部、41…領域分割部、42…色むら判定部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物を照明し、この照明された前
    記検査対象物を撮像して得られる画像データに基づいて
    前記検査対象物の色むらを検査する色むら検査装置にお
    いて、 前記検査対象物から見て照明側に少なくとも2枚の拡散
    板を所定間隔をおいて配置し、かつ前記検査対象物側の
    拡散板より照明側に遮蔽物を配置したことを特徴とする
    色むら検査装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽物は、任意の形状に形成され、
    かつ厚みが変更自在であるとともに前記拡散板に対する
    位置が変更自在であることを特徴とする請求項1記載の
    色むら検査装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽物の形状は、少なくとも円筒
    状、円錐状又はこれら形状を組み合わせたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の色むら検査装置。
  4. 【請求項4】 複数の円筒状の遮蔽物を、拡散板の中心
    部に密に配置するとともに周辺部になるに従って粗に配
    置することを特徴とする請求項1記載の色むら検査装
    置。
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