JPH09222017A - 2サイクル内燃エンジン - Google Patents

2サイクル内燃エンジン

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JPH09222017A
JPH09222017A JP8171470A JP17147096A JPH09222017A JP H09222017 A JPH09222017 A JP H09222017A JP 8171470 A JP8171470 A JP 8171470A JP 17147096 A JP17147096 A JP 17147096A JP H09222017 A JPH09222017 A JP H09222017A
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JP
Japan
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engine
internal combustion
auxiliary flow
cylinder
combustion engine
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Pending
Application number
JP8171470A
Other languages
English (en)
Inventor
Stephen John Karay
カレイ スティーブン、ジョン
Kenneth Phillip Seeber
ケネス、フィリップ、シーバー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orbital Engine Co Pty Ltd
Original Assignee
Orbital Engine Co Pty Ltd
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Publication date
Application filed by Orbital Engine Co Pty Ltd filed Critical Orbital Engine Co Pty Ltd
Publication of JPH09222017A publication Critical patent/JPH09222017A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/028Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation for two-stroke engines
    • F02D13/0284Variable control of exhaust valves only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B57/00Internal-combustion aspects of rotary engines in which the combusted gases displace one or more reciprocating pistons
    • F02B57/04Control of cylinder-charge admission or exhaust
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/18Other cylinders
    • F02F1/22Other cylinders characterised by having ports in cylinder wall for scavenging or charging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダからのガス流れを制御する補助流路
手段を備えた2サイクル内燃エンジンを提供する。 【解決手段】 2サイクル内燃エンジンは、排気ポート
手段5を有した少なくとも一つのシリンダ1備えるとと
もに、前記エンジンは、さらに前記シリンダ1からのガ
スフローを許す排気ポート手段5に追加された、少なく
とも一つの補助流路9と、そして、前記補助流路9を通
過するガスの流れを制御する、前記エンジンの予め定め
られた作動状態の関数としての制御手段とを備える。そ
して、前記制御手段は、前記エンジンが少なくともアイ
ドル回転状態のとき、低エンジン負荷、低エンジン回転
速度のとき、またはエンジン始動時における、前記エン
ジンの圧縮行程の間に、前記補助流路9を通る少なくと
も実質的に妨げられないガスフローを許容するととも
に、前記エンジンが高負荷状態または高回転速度にある
ときには、前記補助流路9を通るガス流れを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2サイクルの内燃
エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な2サイクル内燃エンジンにおい
ては、前記エンジンの各シリンダの壁に設けられた移送
ポートおよび排気ポートは、各シリンダ内部に往復運動
するべく配置されたそれぞれのピストンによって開かれ
たり閉じられたりする。シリンダ燃焼サイクルの圧縮行
程の出発点においては、前記ピストンによって完全に閉
じられる最後のポートは、通常は前記排気ポートであ
る。ちょうど排気口の閉鎖に先だって、前記シリンダ内
部の圧力は、前記大気圧にその排出端で開いている排気
システム内の圧力によって強く影響される。それゆえ、
説明を単純化するために(排気チューニングの影響を無
視して)、前記排気口が前記ピストンによって閉じられ
ている時点では前記シリンダ内部の圧力は大気圧に等し
いとみなすことができる。この状況は、独立して前記エ
ンジンの吸気絞りの位置の中で起こる。このように、前
記エンジンがアイドル回転状態(言い換えれば、吸気絞
りが閉まった状態)、あるいは、全負荷(言い換えれ
ば、吸気絞りが完全に開いた状態)であるどうかに関係
なく、前記シリンダは、その圧縮行程の間にほぼ同じ量
のガスを圧縮する。
【0003】このことは、前記排気バルブが閉じられて
いてもシリンダ燃焼サイクルの吸入行程の間にガスがシ
リンダ内に吸入さる4サイクルエンジンとは異なってい
る。そのような場合、前記シリンダ内のガスの圧力は、
前記ガスが通過しなければならないエンジンの吸気スロ
ットルの位置によって影響される。例えば、吸気スロッ
トルが閉じられるならば、前記ピストンの下方への運動
はシリンダ内に真空を形成する。このように、4サイク
ル・エンジンのシリンダ燃焼サイクルの圧縮行程の出発
点では、圧縮されるガスの量は、吸気スロットルの開度
に依存する。
【0004】これらの相違のため、2サイクル・エンジ
ンの圧縮仕事は、通常、アイドル回転状態および低エン
ジン負荷(言い換えればより小さい吸気スロットル開
口)において、4サイクル・エンジンのそれよりも大き
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】全ての往復動機関は、
前記クランク軸が回転するにつれて、前記エンジンで消
費される圧縮仕事によるトルク変動を経験する。これ
が、前記クランク角の関数としての瞬間的な出力トルク
の周期的な変化をもたらす。エンジン回転速度が高い場
合には、このことは通常目立つことはない。実際、2サ
イクル・エンジンは、4サイクル・エンジンと比較した
ときに、1回転および1シリンダあたり2倍の衝撃を発
生させるので、2サイクル・エンジンのトルク軸出力
は、一般により、中高負荷領域においては4サイクル・
エンジンより滑らかである。しかしながら、エンジン回
転速度が特に低くて低負荷およびアイドル回転状態にお
いては、エンジンにより消費される高い圧縮仕事のため
に、2サイクル・エンジンの軸出力は、匹敵する4サイ
クル・エンジンよりも同じ負荷において粗くなる。この
ことが、2サイクル・エンジンのアイドル回転状態にお
いて、より大きな周期的なトルク変動を生じさせる。こ
れらの高周波のトルク変動は、ロール軸周りの容認でき
ない揺動としてアイドル回転時に現れる。
【0006】いくつかの2サイクル船外機において使用
された解決方法は、前記排気ポート上方のシリンダ壁
に、ピストンによって制御される、さらなるポートを提
供することである。通常、このポートは「減圧ポート」
と呼ばれている。この減圧ポートは典型的に幅が狭く、
かつ前記ピストンの圧縮行程の間で他のポートが閉じら
れた後に、減じられた圧縮比を提供するために、ガスの
一部分が前記シリンダから排出されることを許容する。
この圧縮比の低減は、アイドル回転状態において最も顕
著である。より高いエンジン回転速度においては、シリ
ンダ内部におけるガスの移送のための時間が減少するに
つれて、減圧ポートの効果は、それほど重要ではなくな
る。すなわち、前記「減圧ポート」を通してのガス流れ
がかなり減じられるので、前記シリンダ内部すなわち前
記エンジンにおける圧縮比に関するその効果が減少する
のである。これは、エンジン回転速度が高いためにガス
速度が高くかつ「減圧ポート」の開口時間が減じられて
いる時に、前記「減圧ポート」が有する高い絞り効果の
ためである。それにもかかわらず、この解決方法は、高
いエンジン負荷領域で前記エンジンの性能に逆の影響を
及ぼす。すなわち、前記減圧ポートは、エンジン作動範
囲の全域において前記シリンダからのいくらかのガスの
漏れ出しを許すからである。
【0007】それゆえ、エンジンのシリンダからのガス
流れを制御する補助流路手段を備えた2サイクル・エン
ジンを提供することが、本発明の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】これを考慮して、本発明
の1つの観点によれば、排気ポート手段と、前記排気ポ
ート手段の開口タイミングを制御する排気バルブとを有
する、少なくとも一つのシリンダを備えた2サイクル内
燃エンジンを提供することが本発明の目的である。さら
に前記エンジンは、前記シリンダからのガス流れを許容
する、前記排気ポートに追加された補助流路手段をさら
に備える。前記排気バルブは、前記補助流路手段を通し
てのガス流れをさらに制御する。
【0009】本発明のもう一つの観点によれば、排気ポ
ート手段を有する少くとも1つのシリンダを備えた2サ
イクル内燃エンジンが提供される。前記シリンダからの
ガスフローを許容する、前記排気ポート手段に追加され
た補助流路手段とをさらに備える。そして、前記エンジ
ンの予め定められた作動状態の関数としての、前記補助
流路手段を通してのガスフローを制御する制御手段と、
ここで前記制御手段は、前記補助流路手段を通してのガ
スフローを許容するために、前記エンジンの圧縮行程の
間に前記ガスフローを制御する、少なくともアイドル回
転状態、低負荷および/または低エンジン回転速度、そ
して/またはエンジン始動の間において、そして、エン
ジン負荷やエンジン回転速度でが高い時には、ガスフロ
ー防ぐ。
【0010】アイドル回転状態および低負荷/低エンジ
ン回転速度における、前記シリンダからの前記補助流路
手段を通してのガスフローは、補助流路手段が設けられ
なかった場合よりも低い圧縮比に帰着する。これは、よ
り少ない圧縮仕事が前記エンジンに消費されることによ
る、アイドル回転状態および低負荷における周期的なト
ルク変動の減少に帰着する。これにより、より滑らかな
出力トルクが生み出され、かつアイドル回転状態におけ
るエンジンの揺動の可能性が減少する。それに加えて、
低められた圧縮比によって、始動トルクが低減される。
さらに、高いエンジン負荷においては、前記補助流路手
段を通るガスフローが阻止されるので、前記エンジンの
性能は前記補助流路手段の存在によっては影響されな
い。
【0011】他の好ましい配置においては、前記シリン
ダ内部のノックを制御するために、制御手段が前記補助
流路手段を通してのガスフローを選択的に許容する。前
記ガスフローは、例えば、前記シリンダ内部で到達でき
る最大の圧力を制限することによってエンジンノックを
制御するために、高いエンジン負荷において、補助流路
手段を通しての通過が許容される。
【0012】エンジン・シリンダは、前記排気ポート手
段の開放タイミングを制御するために、そこに関連して
設けられた排気バルブを備えることができる。そして、
前記排気バルブは、エンジン負荷やエンジン回転速度の
変化に伴って、次第に前記排気ポートを開口かつ閉じ
る。この排気バルブは、前記補助流路手段を通してのガ
スフローを制御するべく配置されることができる。この
点において、エンジンがアイドル回転状態および低エン
ジン回転速度のとき、そして/またはエンジン始動の間
に、前記補助流路手段を通じての少くとも実質的に妨げ
られないガスフローがあるように、かつエンジン負荷が
高いときそして/またはエンジン回転速度が高いときに
は、前記補助流路手段を通してのガスフローが実質的に
阻止されるように、前記排気バルブは前記補助流路手段
の開度を制御することができる。
【0013】前記排気バルブは、排気ポート手段に隣接
した排気空洞の内側に位置することができる。そして前
記排気バルブは、少くとも実質的に完全に排気ポート手
段を閉じる閉鎖位置と、少くとも実質的に完全に排気口
手段を開く位置との間で動くことができ、前記排気バル
ブ手段は、前記エンジンがアイドル回転状態の時には、
典型的に閉じられた位置あるいはその近くにあり、かつ
エンジン負荷やエンジン回転速度の増加に伴って、典型
的に開放位置に向かって動くことができる。
【0014】前記補助流路手段は、排気ポート手段に隣
接した前記シリンダ壁に、またはシリンダヘッドと排気
ポート手段との中間に位置することができる。それゆえ
に、垂直に配置されたシリンダの場合には、補助流路を
排気ポート手段のすぐ上に位置させることができる。し
かしながら、前記補助流路手段を、前記シリンダヘッド
に設けることとする事もできる。
【0015】前記補助流路手段は、排気ポート手段から
分離した、比較的せまいポートの形とすることができ
る。また、前記補助流路手段は、前記排気ポート手段に
対して、連設され、かつ少なくとも実質的に垂直に延び
るチャンネルかスロットの形とする事としてもよい。
【0016】前記補助流路手段は、エンジン・シリンダ
と前記排気バルブを含んだ排気空洞との間で延びること
ができる。前記排気バルブは、閉じられた位置と開かれ
た位置との間で動くにつれて前記補助流路手段を次第に
開口かつ閉じることによって、前記補助流路手段を通し
たガスフローを直接制御することができる。前記排気バ
ルブは、サイクル基準における1サイクルに基づいて動
作するのではなく、むしろ、エンジンの回転速度や負荷
に基づいて位置させられる。
【0017】1つの好ましい配置においては、バルブ
は、少なくとも実質的に完全に排気ポートを覆うが、補
助流路手段から離間したときには排気ポートを少なくと
も実質的に完全に覆わない幅を有したバルブフェイスを
備える。増加するエンジン負荷に伴った排気バルブの開
放位置への動きは、次第に流路を閉じながら補助流路手
段の出口を横切るようにバルブフェイスを動かす。他の
配置においては、補助流路手段をカバーする目的で、突
起がバルブフェイスの端に沿って設けられる。この突起
は、例えば、排気バルブの開口運動の方向に延びる舌の
形とすることができる。
【0018】さらに他の配置においては、前記排気バル
ブのバルブフェイスに開口が設けられる。前記エンジン
がアイドル回転状態、かつ前記排気バルブが閉鎖位置ま
たはその近くに位置する時には、前記開口は少なくとも
前記補助流路手段と完全に一直線に並べられる。前記開
口は、好ましくは、エンジン負荷の増加に伴って前記排
気バルブが開放位置へ動くにつれ、高いエンジン負荷に
おいて前記バルブフェースが次第に補助流路手段の出口
を閉じるように、前記補助流路手段に対して一直線に並
ぶ位置から動く。このバルブ開口は、例えば、補助流路
手段の要求された開口開度に従って排気バルブの位置に
マッチする、円かみぞまたは他の形とする事ができる。
【0019】他の配置においては、排気バルブが補助流
路手段を通してのガスフローを間接的に制御することが
できる。前記補助流路手段を横切るように配置された第
2のバルブ手段を制御する排気バルブの変位は、前記ガ
スフローを制御する。第2のバルブ手段の作動手段は、
機械的または電気的に前記排気バルブに結合され、若し
くは前記排気バルブとは独立して動作する。
【0020】ここで、一つのシリンダあたりの補助流路
手段は、1つ以上の補助流路を含む。そして、それぞれ
の補助流路は、前記シリンダ内において異なる高さ、か
つ異なる断面積とすることができる。さらに、マルチシ
リンダエンジンにおいては、前記シリンダの全てが補助
流路手段を含むものとしなくても良い。
【0021】上述された第2のバルブ手段は、前記排気
バルブに関連して使用され、または前記補助流路手段を
通してのガスフローを制御する唯一の手段とされる。後
者の配置においては、第2のバルブ手段は、シリンダ・
サイクルの圧縮行程の間には前記補助流路手段を開くた
めに、そして膨張行程の間には補助流路手段を閉じるた
めに、周期的な基準に基づいて動作させられる。このこ
とは、燃焼サイクルの早すぎる段階において排気ガスに
苦しむパワーロスなしに低い圧縮比を提供する。代わり
に、第2のバルブ手段は、エンジン・サイクルの圧縮行
程の間に開かれ、動力行程の間に閉じられる。このこと
は、オーバランをカットする状態においては特に有利で
あり、「エンジンブレーキ」が改善される。第2のバル
ブ手段は、ソレノイドによって駆動されるバルブとする
ことができる。代わりに、この配置においては、前記バ
ルブは周期的に駆動されるので、前記バルブをカムによ
って駆動することができる。
【0022】マルチシリンダエンジンに関しては、各シ
リンダの排気ポート手段に関連する前記排気バルブは、
調和して駆動される。すなわち、そのようなエンジン形
態における排気バルブは、同じシャフトの上に配置さ
れ、各シリンダの排気口を開放する等しいタイミングを
有する。それゆえに、そのようなエンジン形態において
はも、個々のシリンダに設けられたそれぞれの前記補助
流路手段の個別の制御は、通常は可能ではない。それで
もなお、マルチシリンダエンジンにおける個々の排気バ
ルブの作動を提供する異なる手段に頼るシステムと同様
に、本発明は、そのような典型的なシステムに適用する
ことができると思われる。後者に関して、前記の独立の
第2のバルブ手段は、各シリンダにおける前記補助流路
手段の制御を提供するべく配置されることができる。例
えば、対応するシリンダの排気バルブとは独立して各シ
リンダの補助流路手段を制御するために、個々に電気的
に駆動されるバルブを備えることができる。
【0023】他の配置において補助流路手段は、排気ポ
ート手段から離して設けられ、例えば移送ポートに隣接
して、あるいは前記シリンダヘッド内に設けられる。こ
のことは、典型的に高い熱の負荷が排気ポート手段のま
わりに存在しているため、有利である。排気ポート手段
の近くに補助流路またはポートを追加することは、排気
ポート手段周りの冷却流路の形状を複雑にするかもしれ
ない。この選択配置においては、補助流路手段を通した
ガスフローを制御するために、上述された第2のバルブ
手段のようなバルブ手段を用いることができる。
【0024】前記補助流路手段を通して放出される排気
ガスは、エンジン排気システム内に設けられる触媒処理
手段に向けられる。または、前記エンジンを通して循環
させるために、排気ガスを2サイクル・エンジンのクラ
ンク室に向けることができる。また、あるエンジン条件
の下では、補助流路手段を通るガスフローをエンジンの
他のシリンダに、そのシリンダの作動サイクルにおける
適切な期間に、かつ本出願人によるオーストラリア特許
出願No.67900/94に記載されている方法によ
って直接に供給する事としてもよい。
【0025】前記補助流路手段は、エンジンの「ノッ
ク」および「デトネーション」の制御を助けることがで
きる。上述したように、前記シリンダ内部の最大圧力を
制限することによって、本出願人のオーストラリア特許
出願No.70630/94には、排気バルブを用い
た、排気口手段の開口を遅らせることによってノックを
制御する方法が開示されている。本発明の前記補助流路
手段は、前記排気バルブと協動して、前記排気バルブが
前記排気ポート手段を部分的に閉じるとき、それを通し
たガスフローを許容し、それによって圧縮すなわち燃焼
の間に前記シリンダにおいて到達できる最大の圧力を制
限し、ノックを制御することができる。また、補助流路
手段は、ノックを統制するために前記排気バルブとは独
立して制御されることもできる。
【0026】他の利点は、排気エミッション処理の改善
である。排気口手段を通して放出されることに先立ち、
排気ガスが補助流路手段を通して早期に放出されるの
で、アイドル回転状態における排気ガス温度はより高
い。前記補助流路手段を通して放出されるガスは、排気
ポート手段から放出されるガスより典型的により温度が
高い。前記排気ガスのより高い温度は、前記エンジンの
下流に設けられた触媒処理手段の作動温度の上昇若しく
は維持を助ける。
【0027】代わりに、前記エンジンの排ガス制御を援
助するために、前記補助流路手段を通して放出された排
気ガスをクランク室に導く排気ガス再循環(EGR)の
経路を設けることができる。そのようなEGRの経路
は、循環されたガスの冷却を援助するために、エンジン
の冷却水通路の近くに位置させ、または通過させること
ができる。
【0028】本発明の他の特徴においては、排気ポート
手段を有した少くともひとつのシリンダを備えた2サイ
クル内燃エンジンの制御方法が提供される。前記エンジ
ンは、前記シリンダからのガスフローを許容する、排気
ポート手段に追加された補助流路手段と、前記補助流路
手段を介してのガスフローを制御する、前記エンジンの
予め定められた作動状態の関数としての制御手段とを備
えており、前記エンジンの圧縮行程の間に前記補助流路
手段を通過するガスフローを制御し、エンジンがアイド
リング状態のとき、低いエンジン負荷および/または低
いエンジン回転速度のとき、および/またはエンジン・
スタートアップのときには、実質的に妨げられないガス
フローを許容するが、エンジン負荷および/またはエン
ジン回転速度が高いときには少くとも実質的にガスフロ
ーを阻止する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明による2サイクル内
燃エンジンの1実施形態を、図1乃至図3を参照して詳
細に説明する。ここで、図1は、単気筒2サイクル・エ
ンジンのトルク変動をクランク角の関数として、補助ポ
ートを備えない場合と備えた場合とを比較して示したグ
ラフである。図2は、単気筒4サイクル・エンジンのト
ルク変動をクランク角の関数として示した、図1と同様
のグラフである。図3は、本発明による2サイクル内燃
エンジンのシリンダ部分の断面図である なお、以下の説明は、本発明の1つの好ましい実施形態
にすぎないと理解されるべきであり、その他の配置とす
ることもできる。
【0030】図1と2のグラフは、それぞれ2サイクル
エンジンと4サイクル・エンジンのトルク変動の相対的
な相違を示している。各グラフにおけるトルク軸出力の
ためのスケールは、それゆえに相対的なスケールであ
り、トルク軸出力の対応する数値に伴ってそれぞれのグ
ラフにおいて同じ大きさである。
【0031】図1は、トルク変動の相対的な大きさを比
較する補助ポートを備えない単気筒2サイクル内燃エン
ジン(PlotA)と、一つの補助ポートを備えた単気
筒2サイクル内燃エンジン(PlotB)との、前記ク
ランク角の関数として前記エンジンの瞬間的なトルク軸
出力を示す。前記グラフに示された最大トルク変動につ
いては、補助ポートを備えたエンジンのトルク変動は、
補助ポートのないエンジンのトルク変動のだいたい70
%だけである。これらのプロットは明らかに示す、低い
エンジン負荷やエンジン回転速度においては、補助ポー
トは、2サイクル・エンジンにおけるトルク変動の大き
さをかなり削減する。
【0032】図2が、瞬間的なトルク変動をクランク角
の関数として示している。単気筒4サイクル・エンジン
の上述された2サイクル・エンジンと同じトルク軸出力
を備え、かつ、同じ低いエンジン負荷とエンジン回転速
度で動作する、注意されるべきである図2のグラフにお
けるトルク軸出力のためのスケールの大きさは、図1の
グラフのトルク軸出力のためのスケールの半分であるこ
とはこのプロットは、低いエンジン負荷とエンジン回転
速度における4サイクル・エンジンのトルク変動は、同
じ低いエンジン負荷とスピードで動作する同様のトルク
軸出力の2サイクル・エンジンのトルク変動よりも、一
般にそれほど極端ではないことを示している。
【0033】図3に示したように、2サイクル・エンジ
ンのシリンダ1は、インジェクタ2と点火プラグ3とを
有している。移送ポート4と排気ポート5が、シリンダ
壁16に設けられている。そして、これらのポートの開
閉はピストン12の位置によって制御される。排気バル
ブ7は、位置する排気空洞6内の排気ポート5に隣接し
て設けられている。この排気バルブ7は、軸15よって
回動自在に支持されている。そして、排気ポート5が少
くとも実質的に完全に閉じられる閉鎖位置と前記排気ポ
ート5が少くとも実質的に完全に開いている開放位置と
の間で可動とされている。図3は、アイドル回転状態に
おけるエンジンを示しており、排気7はほとんど完全に
排気ポート5を閉じている。
【0034】通常、排気ガス11は、排気バルブ7を通
過して排気ポート5から出る。本発明においては、前記
エンジンがアイドル回転状態またはそれに近い状態で、
かつ排気ポート5が通常実質的に閉じられているとき
に、さらなる排気ガス10の排気空洞6内への排出を許
容する補助流路あるいは補助ポート9が設けられてい
る。これは、アイドル回転状態若しくはそれに近い状態
の時における、シリンダ1内部の低圧縮比に帰着する。
【0035】エンジン負荷の増加に伴って、気バルブ7
はその開放位置(図示せず)に向かって上方に移動す
る。これにより、排気ポート5のより大きな区域がガス
フローにさらされる。排気バルブ7がその開放位置に向
かって動くにつれて排気バルブ7bのバルブフェース8
の上端14は、次第に補助流路9の出口をカバーし始め
る。エンジン負荷が高く、排気バルブ7がその開放位置
あるいはその近くにあるときは、補助流路9の出口はバ
ルブフェース8によって完全に閉じられる。補助流路9
を介してのガスフローが無いため、高いエンジン負荷で
のエンジンの性能は、補助流路9の存在に影響されな
い。
【0036】補助流路9を選択的に閉じるために、選択
的若しくは追加の手段を設けることとしてもよい。例え
ば、流路9を介してのガスフローを制御するために、ソ
レノイドによって駆動されるバルブを設けることができ
る。そして、前記エンジンの作動パラメータを監視する
電子制御装置(ECU)によって、前記バルブの開放が
制御される。前記電磁バルブは、排気バルブ7に関連し
て作動することができ、あるいは補助流路9を介しての
ガスフローを制御する唯一の手段とすることもできる。
【0037】補助流路9は、移送ポートの上に、あるい
はシリンダ1の入り口側に、あるいは前記シリンダーヘ
ッド1に設けることができる。1つ以上の補助流路9を
各シリンダ1に対して設けることとしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、エンジンのシリンダからのガス流れを制御す
る補助流路手段を備えた2サイクル・エンジンを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単気筒2サイクル・エンジンのトルク変動を、
クランク角の関数として、補助ポートを備えない場合と
備えた場合とを比較して示した線図である。
【図2】単気筒4サイクル・エンジンのトルク変動を、
クランク角の関数として示した線図である。
【図3】本発明による2サイクル内燃エンジンのシリン
ダ部分の断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 インジェクタ 3 点火プラグ 4 移送ポート 5 排気ポート 6 排気空洞 7 排気バルブ 8 バルブフェース 9 補助流路 10 排気ガス 11 排気ガス 12 ピストン 14 バルブフェースの上端 15 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン、ジョン カレイ オーストラリア国ウェスターン オースト ラリア州、スカーボロウ、ノースステッ ド、ストリート、206 (72)発明者 ケネス、フィリップ、シーバー オーストラリア国ウェスターン オースト ラリア州、ワネロー、アシュビイ、ストリ ート、ロット、16

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ポート手段を有する少くともひとつの
    シリンダ備えた2サイクル内燃エンジンであって、前記
    エンジンは、前記シリンダからのガスフローを許容す
    る、排気ポート手段に追加された補助流路手段と、前記
    補助流路手段を介してのガスフローを制御する、前記エ
    ンジンの予め定められた作動状態の関数としての制御手
    段とを備えており、前記制御手段は前記補助流路手段を
    介してのガスフローを制御し、前記エンジンの圧縮行程
    の間に、少なくともアイドル回転状態、低いエンジン負
    荷および/または低いエンジン回転速度、および/また
    はエンジン始動のときには、前記補助流路手段を介して
    のガスフローを許容するが、より高いエンジン負荷およ
    び/またはエンジン回転速度では前記補助流路手段を介
    してのガスフローを阻止することを特徴とする2サイク
    ル内燃エンジン。
  2. 【請求項2】前記制御手段が、高いエンジン負荷のとき
    に、前記シリンダ内部で達成しうる最大圧力を制限する
    ことによってエンジン・ノックを制御するために、前記
    補助流路手段を介してのガスフローを選択的に許容する
    ことを特徴とする請求項1に記載の2サイクル内燃エン
    ジン。
  3. 【請求項3】前記少くともひとつのシリンダが、前記排
    気ポート手段の開放タイミングを制御する一つの排気バ
    ルブを備えており、前記排気バルブが前記補助流路手段
    を介してのガスフローを制御することを特徴とする請求
    項1または2に記載の2サイクル内燃エンジン。
  4. 【請求項4】排気ポートを有した少なくとも一つのシリ
    ンダと、前記排気ポート手段の開放タイミングを制御す
    る排気バルブと、前記シリンダからのガスフローを許容
    する、前記排気ポート手段に追加された補助流路手段と
    を備え、前記排気バルブが前記補助流路手段を介しての
    ガスフローを制御することを特徴とする2サイクル内燃
    エンジン。
  5. 【請求項5】前記排気バルブが、前記エンジンの圧縮行
    程の間に前記補助流路手段を介してのガスフローを制御
    し、少なくともアイドル回転状態のとき、低いエンジン
    負荷および/または低いエンジン回転速度のとき、およ
    び/またはエンジン始動の間に、前記補助流路手段を介
    しての前記ガスフローを許容するが、高いエンジン負荷
    および/または高いエンジン回転速度のときには前記補
    助流路手段を介してのガスフローを阻止することを特徴
    とする請求項4に記載の2サイクル内燃エンジン。
  6. 【請求項6】前記排気バルブが、排気ポート手段に隣接
    する排気空洞内に設けられ、そして、少なくとも実質的
    に完全に前記排気ポート手段を閉じる閉鎖位置と少なく
    とも実質的に完全に排気ポート手段を開く開放位置との
    間で変位可能とされ、前記排気バルブは、アイドル回転
    状態においては前記閉鎖位置若しくはその近くに位置す
    し、エンジン負荷および/またはエンジン回転速度の増
    加に伴って前記開放位置に向かって変位することを特徴
    とする請求項3、4または5のいずれかに記載の2サイ
    クル内燃エンジン。
  7. 【請求項7】前記補助流路手段が、エンジンシリンダと
    排気バルブを含んだ排気空洞との間で延びることを特徴
    とする請求項6に記載の2サイクル内燃エンジン。
  8. 【請求項8】前記バルブフェイスが実質的に完全に前記
    排気ポート手段を覆うとき、少くとも前記補助流路手段
    が少なくとも実質的に完全には覆われないような幅を有
    したバルブフェイスを、前記排気バルブが備えているこ
    とを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の2サ
    イクル内燃エンジン。
  9. 【請求項9】選択的に前記補助流路手段をカバーする突
    起が、前記バルブフェイスの端に沿って設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の2サイクル内燃エン
    ジン。
  10. 【請求項10】前記排気バルブが開口を有したバルブフ
    ェイスを備え、かつ前記開口は、前記エンジンがアイド
    リング状態にあり、かつ前記排気バルブが閉鎖位置ある
    いはその近くに位置するときに、少くとも実質的に完全
    に前記補助流路手段に対して一直線に並べられているこ
    とを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の2サ
    イクル内燃エンジン。
  11. 【請求項11】高いエンジン負荷の時に、エンジン負荷
    の増加に伴って前記排気バルブが開放位置に向かって動
    くにつれて、前記バルブフェイスが次第に前記補助流路
    手段の出口を閉じるように、前記開口が前記補助流路手
    段に対して一直線の位置から動くことを特徴とする請求
    項10に記載の2サイクル内燃エンジン
  12. 【請求項12】前記補助流路手段が、少くともひとつの
    シリンダからのガスフローを許容するために、独立した
    補助流路とされていることを特徴とする請求項1乃至1
    1のいずれかに記載の2サイクル内燃エンジン。
  13. 【請求項13】前記補助流路の入り口が、前記排気ポー
    ト手段に隣接してシリンダ壁内で、シリンダヘッドと前
    記排気ポート手段の中間に位置していることを特徴とす
    る請求項12に記載の2サイクル内燃エンジン。
  14. 【請求項14】前記補助流路が、比較的せまい、前記排
    気ポート手段から分離されたポートとされていることを
    特徴とする請求項12または13に記載の2サイクル内
    燃エンジン。
  15. 【請求項15】前記補助流路が、溝か溝穴の形で前記排
    気ポート手段に連設され、かつ前記排気ポート手段に対
    して実質的に垂直に延びていることを特徴とする請求項
    12または15に記載の2サイクル内燃エンジン。
  16. 【請求項16】前記排気バルブの変位が、前記補助流路
    手段を横切るように配置され、これにより前記補助流路
    手段からのガスフローを制御するようにされていること
    を特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の2サイ
    クル内燃エンジン。
  17. 【請求項17】前記第2のバルブ手段が、前記排気バル
    ブに電気的あるいは機械的に接続されて駆動されること
    を特徴とする請求項16に記載の2サイクル内燃エンジ
    ン。
  18. 【請求項18】前記補助流路手段を通過するガスフロー
    を制御する第2のバルブ手段を備えることを特徴とする
    請求項1または2に記載の2サイクル内燃エンジン。
  19. 【請求項19】前記第2のバルブ手段が周期的に作動
    し、シリンダサイクルの圧縮行程においては前記補助流
    路手段を開口、膨張行程の間には前記補助流路手段を閉
    じることを特徴とする請求項18に記載の2サイクル内
    燃ンジン。
  20. 【請求項20】前記第2のバルブ手段が、エンジンサイ
    クルの圧縮行程の間には閉じられるが、パワー行程の間
    には開かれることを特徴とする請求項18に記載の2サ
    イクル内燃エンジン。
  21. 【請求項21】前記補助流路手段が、各シリンダ毎に複
    数の補助流路を有し、かつこれらの補助流路の入り口が
    異なる高さでシリンダ壁に配置されていることを特徴と
    する請求項1乃至11および請求項16乃至20のいず
    れかに記載の2サイクル内燃エンジン。
  22. 【請求項22】前記補助流路手段は、シリンダヘッドに
    配置された補助流路を有することを特徴とする請求項1
    乃至11および請求項16乃至20に記載の2サイクル
    内燃エンジン。
  23. 【請求項23】前記補助流路手段が、前記シリンダの前
    記移送ポートに隣接して配置された補助流路を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至11および請求項16乃至
    20に記載の2サイクル内燃エンジン。
  24. 【請求項24】前記排気バルブが、高いエンジン負荷の
    時には前記補助流路手段を通してのガスフローを選択的
    に許し、これにより前記シリンダ内部で達成しうる最高
    圧力を制限してエンジン・ノックを制御することを特徴
    とする請求項4または5に記載の2サイクル内燃エンジ
    ン。
  25. 【請求項25】排気ポート手段を有する少くともひとつ
    のシリンダを備えた2サイクル内燃エンジンを制御する
    方法であって、前記エンジンは、前記シリンダからのガ
    スフローを許容する、排気ポート手段に追加された補助
    流路手段と、前記補助流路手段を介してのガスフローを
    制御する、前記エンジンの予め定められた作動状態の関
    数としての制御手段とを備えており、前記エンジンの圧
    縮行程の間に前記補助流路手段を通過するガスフローを
    制御し、エンジンがアイドリング状態のとき、低いエン
    ジン負荷および/または低いエンジン回転速度のとき、
    および/またはエンジン・スタートアップのときには、
    実質的に妨げられないガスフローを許容するが、エンジ
    ン負荷および/またはエンジン回転速度が高いときには
    少くとも実質的にガスフローを阻止することを特徴とす
    る2サイクル内燃エンジンの制御方法。
  26. 【請求項26】少くともひとつのシリンダの排気ポート
    手段の開口のタイミングを制御する排気バルブを備えた
    前記少くともひとつのシリンダと、前記排気ポートを次
    第に開口かつ閉じてエンジンの負荷および/またはエン
    ジン回転速度を変える排気バルブとを備え、前記排気バ
    ルブによって前記補助流路手段を介したガスフローを制
    御することを特徴とする請求項25に記載の2サイクル
    内燃エンジンの制御方法。
  27. 【請求項27】排気ポート手段を備えた少なくとも1つ
    のシリンダと、前記排気ポート手段の開口のタイミング
    を制御する排気バルブとを有した2サイクル内燃エンジ
    ンを制御する方法であって、前記エンジンは、前記シリ
    ンダからのガスフローを許容する、排気ポート手段に加
    えて設けられた補助流路手段を有し、前記排気バルブに
    よって前記補助流路手段を介したガスフローを制御する
    ことを特徴とする2サイクル内燃エンジンの制御方法。
  28. 【請求項28】前記エンジンの圧縮行程の間に、前記補
    助流路手段を介してのガスフローを前記排気バルブによ
    って制御することをさらに含み、少くともアイドリング
    状態にあるとき、低いエンジン負荷や低いエンジン回転
    速度のとき、および/またはエンジン始動の間には、少
    なくとも実質的に妨げられない前記補助流路手段を介し
    たガスフローを許容し、そしてエンジン負荷および/ま
    たはエンジン回転速度が高いときには、少くとも実質的
    にガスフローを阻止することを特徴とする請求項27に
    記載の2サイクル内燃エンジンの制御方法。
  29. 【請求項29】エンジン負荷が高いときに、前記補助流
    路手段を介してのガスフローを選択的に許容し、シリン
    ダ内部で到達できる最大の圧力を制限することによって
    シリンダ内部のエンジン・ノックを制御することを特徴
    とする請求項25乃至28のいずれかに記載の2サイク
    ル内燃エンジンの制御方法。
  30. 【請求項30】少くともひとつのシリンダからのガスフ
    ローを許容する、少なくとも一つの補助流路を前記補助
    流路手段が有することを特徴とする請求項25乃至29
    のいずれかに記載の2サイクル内燃エンジンの制御方
    法。
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