JPH09221803A - 便器洗浄水タンク用パッキン - Google Patents

便器洗浄水タンク用パッキン

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JPH09221803A
JPH09221803A JP6701296A JP6701296A JPH09221803A JP H09221803 A JPH09221803 A JP H09221803A JP 6701296 A JP6701296 A JP 6701296A JP 6701296 A JP6701296 A JP 6701296A JP H09221803 A JPH09221803 A JP H09221803A
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JP
Japan
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packing
flush water
water tank
toilet
washing water
Prior art date
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Pending
Application number
JP6701296A
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English (en)
Inventor
Atsushi Watanabe
淳 渡邉
Yoshiya Sasagaki
桂也 笹垣
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09221803A publication Critical patent/JPH09221803A/ja
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄水タンクを比較的弱い力で便器本体に固
定したとしても、便器本体と洗浄水タンクとの間に確実
なシール性が得られるパッキンを提供することを目的と
する。 【構成】 パッキンの外縁部であって洗浄水タンクの洗
浄水流出口周囲と洗浄水流入口周囲に位置する平面部
に、前記洗浄水タンク側及び/又は前記便器本体側に突
出すると共に、前記洗浄水流路の中心側に向けて傾斜し
た薄肉厚の突出部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗式の便器本体
に固定される洗浄タンクの洗浄水流出口と便器本体の洗
浄水流入口との間をシールする構造に係わり、特に、洗
浄水タンクを比較的弱い力で便器本体に固定したとして
も確実なシール性が得られるようにしたパッキンの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の洗浄水タンクと便器との連
結構造としては、図4の部分断面正面図及び図6の部分
拡大縦断面図の通りである。同図に示す如く、便器本体
側への洗浄水を供給するための洗浄水タンク100は、
便器本体102の後部上面に載置され、密結ボルト10
4によって締結されている。
【0003】而して、洗浄水タンク100の底部にはフ
ロート弁106を備えた弁座108がナット110を用
いて固定されており、ナット110が緩んだ場合には、
洗浄水タンク100の洗浄水流出口から水漏れが発生
し、洗浄水タンク100と便器本体102との間からト
イレ室床面等へ漏出する原因となる。
【0004】そのため、通常は、ナット110の周囲に
図5に示すようなパッキン112を配設し、密結ボルト
104を締結することで、図6に示すように、パッキン
112が洗浄水タンク100と便器本体102とに密結
し、シール作用を行うようになっている。
【0005】なお、パッキン112は材質としてSBR
(スチレン−ブタジエンラバー)を用い、ナット110
の周囲に位置する平坦部114と、その周囲に立設され
て密結ボルト104の締結時に変形してシール作用を奏
するための複数の起立片116とを有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
ッキン112の構造では、密結ボルト104を締める際
に、起立片116の肉厚が厚いため変形しにくく、確実
なシール作用を発揮させるためには強い締結力を必要と
し、密結ボルトを強く締めなかった場合には、確実なシ
ール作用が発揮されないという問題があった。
【0007】また、パッキンの変形を促すために材質と
して発泡材を用いると、水を吸収して、その結果カビの
発生や水垢の付着によってシール能力が低下するという
問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
課題を解決するための本発明の便器洗浄水用パッキン
は、パッキンの外縁部であって洗浄水タンクの洗浄水流
出口周囲と洗浄水流入口周囲に位置する平面部に、前記
洗浄水タンク側及び/又は前記便器本体側に突出すると
共に、前記洗浄水流路の中心側に向けて傾斜した突出部
を備えたものとする。
【0009】このようにシール作用が必要な、洗浄水流
出口周囲と洗浄水流入口周囲に位置する部分に、洗浄水
流路の中心側に傾斜した突出部が位置することによっ
て、洗浄水タンクが軽く便器本体側に押しつけられるだ
けで突出部が洗浄水流路中心側に倒れるため、洗浄水タ
ンクと便器本体との固定に強い締結を行わなくても、確
実なシール作用を得ることができる。
【0010】また、前記突出部は0.5mm〜1.5m
mの肉厚であると共に、洗浄水流路の中心線に対する傾
斜角度を5度〜45度とすれば、洗浄水タンクの自重程
度の軽い荷重によって突出部が変形してシール作用を奏
することができる。
【0011】また、前記パッキンの平面部から洗浄水流
路に中心方向に向かう延出部が設けられていると共に、
該延出部は洗浄水入口方向に向かって下降したものとす
れば、延出部を洗浄水流出口周囲に密着させた状態で、
洗浄水タンクを便器本体に固定することができ、便器施
工時にパッキンの位置決めを行う必要がなくなり施工が
簡単になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明のパッキンを用いた接続構
造の要部を示す縦断面図、図2はパッキンの拡大断面図
であり、図3に便器全体の縦断面図を示す。
【0014】図3において、便器本体1には局部洗浄機
能や局部乾燥機能、脱臭機能などの電装部品を内蔵する
ケーシング2が固定されている。このケーシング2には
便器ボール部に臨む位置に便座2a及び便蓋2bが連結
されており、上部には手洗い鉢3が設けられている。
【0015】また、ケーシング2の内部であって手洗い
鉢3からの排水を受ける位置には便器洗浄水を蓄える洗
浄水タンク4が収納されている。この洗浄水タンク4は
合成樹脂性の容器として形成され、その外周及び底部に
は結露防止用の防露層4aを貼りつけている。なお、洗
浄水タンク4や電装部品は便器本体1の上面に固定され
るベース2dの上に固定されて配置される。
【0016】洗浄水タンク4の内部には、外部から洗浄
水を供給するボールタップ5が組み込まれ、そのフロー
ト5aの動作によって洗浄水供給の開始及び停止を行
う。また、オーバーフローを便器本体1側に排水するオ
ーバーフロー管6aを立ち上げると共にその基端部の排
水筒6を洗浄水タンク4の底部に貫通させて洗浄水流出
口を形成している。そして、便器洗浄水の供給オンオフ
を行うために、排水筒6の上面に着座可能な排水弁体7
が上下に揺動可能に取付けられ、この排水弁体7は玉鎖
8aを介して洗浄水タンク4の外部に設けたレバー(図
示せず)のアーム8に繋がれている。そして、レバーを
操作することによって、排水弁体7は上に移動して排水
筒6の流路を開き、洗浄水を便器本体1側へと排出す
る。
【0017】一方、便器本体1には従来と同様にボール
部1a及びリム通水路1bに流路を接続した給水室9が
形成されている。そして、給水室9の上端壁には洗浄水
流入口としての接続口9aを開け、この接続口9aの中
まで排水筒6が落とし込まれてその下端を給水室9に臨
ませている。ここで、排水筒6の周囲であって便器上面
とベース2dとの間はパッキン10を用いてシールされ
ている。
【0018】図1は排水筒6と接続口9aとの接続部の
拡大図である。排水筒6はNBR層11a(ニトリル−
ブタジエンラバー)及びブチル層11bからなるシール
パッキン11を挿通し、洗浄水タンク4、防露層4a及
びベース2dを貫通した後、フランジナット12を螺合
させることによって、排水筒フランジ6bとフランジナ
ット12でシールパッキン11を圧縮させて固定されて
いる。そして、排水筒6の先端を接続口9aに挿入した
あと、従来と同様に密結ボルトによってベース2dと便
器本体1とを連結させることによって、便器洗浄水流路
を形成している。
【0019】ここで、本発明の要旨であるパッキン10
について、図2を用いて説明する。パッキン10はEP
DM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)から形成さ
れており、便器本体1とベース2dとの間に位置する平
坦部10a、この平坦部10aから便器本体1及びベー
ス2dに向けて突出すると共に所定の傾斜角度αだけ中
心方向に傾斜して設けられた突出部10b、平坦部10
aから中心方向に延出すると共に所定の傾斜角度βだけ
鉛直下方に下降した延出部10cから構成されている。
【0020】まず突出部10bについて説明する。突出
部10bは平坦部10aから鉛直方向に5mm程度突出
しており、その肉厚は平坦部10aの肉厚2mmと比べ
て薄肉である0.9mm程度に形成してある。そして、
傾斜角度αは20度程度に形成される。なお、突出部1
0bは平坦部10aからベース2d側、若しくは便器本
体1側の何れか一方にのみ突出させたものとすることも
できる。その場合は平坦部10aから鉛直方向に突出さ
せる長さを10mm程度とすることによって、突出部1
0bの変形量を確保することができる。
【0021】このように、突出部10bは薄肉状で且つ
傾斜角度αが設けられているため、図1に示すように便
器本体1とベース2dとの間に挟まれた状態では、ケー
シング2の荷重によって容易に排水筒6の中心側に向か
って倒れ、密結ボルトを強固に締めることをしなくても
確実にシール性能を発揮することができる。また、突出
部10bの先端部には丸みを帯びているため、突出部1
0bと便器本体1若しくはベース2dとの摺動摩擦力は
低く、確実なシール性能の発揮図っているものである。
【0022】なお、ケーシング2の荷重によって突出部
10bが中心側に確実に倒れるようにするためには、傾
斜角度αとしては5度以上が必要であり、一方、突出部
10bの先端と便器本体1若しくはベース2dとを確実
に当接させるためには45度以下とする必要があり、特
に、15度〜30度程度が最も好ましい。更に、ケーシ
ング2の荷重による変形時に突出部10bの先端と便器
本体1若しくはベース2dとを確実に当接できるだけの
弾性力を持たせるためには、突出部10bの肉厚として
0.5mm以上とする必要があり、一方、剛性が高すぎ
て変形できないことの無いように1.5mm以下にする
必要があり、特に0.8〜1mm程度が最も好ましい。
【0023】次に、延出部10cについて説明する。延
出部10cは平坦部10aから中心方向に13mm延出
しており、従って延出部10cが設けられることによっ
て内径が77mmから51mmへと縮径されている。ま
た傾斜角度βは15度〜45度、望ましくは30度に形
成される。
【0024】このように、パッキン10の内径は延出部
10cによって、排水筒6の通常の外径である約60m
mよりも小さい51mm程度に縮径されているため、便
器本体1にケーシング2を固定する際に、まず、排水筒
6にパッキン10を挿着させておき、その後、ケーシン
グ2を便器本体1に載せて排水筒6を接続口9aに挿入
すれば、パッキン10の平坦部10aは便器本体1上面
とベース2dとの間の所望の箇所に位置させることがで
きる。ここで、延出部10cには所定角度βが設けられ
ているため、排水筒6にパッキンを挿着させる際の作業
が容易に行える。なお、排水筒6にパッキンを挿着させ
るのは洗浄水タンク4の製造後出荷前の梱包時であって
もよく、その場合でもパッキン10は延出部10cによ
って強固に挿着されているため、輸送時でも外れること
が防止される。
【0025】なお、実施例では、ケーシング2の中に収
納した合成樹脂性の洗浄水タンク4について説明した
が、従来例のように陶器製の洗浄水タンク4を便器本体
1に固定する場合でも本発明のパッキン10が採用でき
ることは無論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるパッキンの装着状態を示す部分
拡大縦断面図。
【図2】本発明に係わるパッキンの縦断面図。
【図3】洗浄水タンクを内蔵したケーシングの内部を示
す縦断面図。
【図4】従来のパッキンの装着状態を示す洗浄水タンク
及び便器本体の部分縦断面図。
【図5】従来のパッキンを示す縦断面図。
【図6】従来のパッッキンの装着状態を示す部分拡大縦
断面図。
【符号の説明】
1 便器本体 2…ケーシング 4…洗浄水タンク 5…ボールタップ 6…排水筒 9…給水室 9a…接続口 10…パッキン 10a…平坦部 10b…突出部 10c…延出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器洗浄水を蓄える洗浄水タンクを便器
    本体に固定する際に、前記洗浄水タンクの洗浄水流出口
    と、便器本体の洗浄水流入口との間に配設されるパッキ
    ンにおいて、 前記パッキンの外縁部であって、前記洗浄水流出口周囲
    と洗浄水流入口周囲に位置する平面部に、前記洗浄水タ
    ンク側及び/又は前記便器本体側に突出すると共に前記
    洗浄水流路の中心側に向けて傾斜した突出部を備えたこ
    とを特徴とする便器洗浄水タンク用パッキン。
  2. 【請求項2】前記突出部は0.5mm〜1.5mmの肉
    厚であると共に、洗浄水流路の中心線に対する傾斜角度
    は5度〜45度であることを特徴とする請求項1記載の
    便器洗浄水用パッキン。
  3. 【請求項3】前記パッキンの平面部から洗浄水流路に中
    心方向に向かう延出部が設けられていると共に、該延出
    部は洗浄水入口方向に向かって下降していることを特徴
    とする請求項1ないし2記載の便器洗浄水タンク用パッ
    キン。
JP6701296A 1996-02-17 1996-02-17 便器洗浄水タンク用パッキン Pending JPH09221803A (ja)

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JP (1) JPH09221803A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169552A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 Toto株式会社 パッキン及び水洗式大便器
CN110965623A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 骊住株式会社 垫圈以及厨卫设备装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169552A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 Toto株式会社 パッキン及び水洗式大便器
CN110965623A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 骊住株式会社 垫圈以及厨卫设备装置
JP2020056495A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社Lixil ガスケット及び水回り設備機器
CN110965623B (zh) * 2018-09-28 2022-08-30 骊住株式会社 垫圈以及厨卫设备装置

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