JPH09221535A - 脂肪族ジイソシアネート付加生成物、その製法及び熱硬化性粉末状素材 - Google Patents
脂肪族ジイソシアネート付加生成物、その製法及び熱硬化性粉末状素材Info
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- JPH09221535A JPH09221535A JP9021171A JP2117197A JPH09221535A JP H09221535 A JPH09221535 A JP H09221535A JP 9021171 A JP9021171 A JP 9021171A JP 2117197 A JP2117197 A JP 2117197A JP H09221535 A JPH09221535 A JP H09221535A
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-
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- C08G2150/20—Compositions for powder coatings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジイソシアネート付加生成物
【解決手段】 完全に又は部分的に、ε−カプロラクタ
ムでブロックされ、かつ脂肪族及び/又は脂環式ジアミ
ンで鎖長延長された脂肪族ジイソシアネート付加生成
物。
ムでブロックされ、かつ脂肪族及び/又は脂環式ジアミ
ンで鎖長延長された脂肪族ジイソシアネート付加生成
物。
Description
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】耐候性ポリウレタン被覆の製
造のために、数多くのポリイソシアネートから、専ら、
イソホロンジイソシアネート(IPDI)のε−カプロ
ラクタムブロックされた付加生成物のみが、好適である
(ドイツ特許公開(DE−OS)第3536017号明
細書、2頁、13〜27行)。
造のために、数多くのポリイソシアネートから、専ら、
イソホロンジイソシアネート(IPDI)のε−カプロ
ラクタムブロックされた付加生成物のみが、好適である
(ドイツ特許公開(DE−OS)第3536017号明
細書、2頁、13〜27行)。
【0003】ε−カプロラクタムブロックされた脂肪族
ジイソシアネートもしくはそのイソシアヌレート基、ビ
ウレット基及びウレタン基含有付加生成物をベースとす
るPUR−粉末の製造は、今日まで不可能であったが、
これは、これらの化合物は、固体ではなく、従って、粉
砕することができないためであるか、又はε−カプロラ
クタムブロックされたヘキサメチレンジイソシアネート
の場合のように、確かに、固体ではあるが、そのため
に、ニーダー中、約100℃での、ヒドロキシル基含有
ポリエステルとの均一化の後に、非常にゆっくりと、再
び固体になるためである。
ジイソシアネートもしくはそのイソシアヌレート基、ビ
ウレット基及びウレタン基含有付加生成物をベースとす
るPUR−粉末の製造は、今日まで不可能であったが、
これは、これらの化合物は、固体ではなく、従って、粉
砕することができないためであるか、又はε−カプロラ
クタムブロックされたヘキサメチレンジイソシアネート
の場合のように、確かに、固体ではあるが、そのため
に、ニーダー中、約100℃での、ヒドロキシル基含有
ポリエステルとの均一化の後に、非常にゆっくりと、再
び固体になるためである。
【0004】このような硬化剤は、既に存在するPUR
−粉末硬化剤を、有利に富化させ、それというのも、そ
れを用いると、PUR−粉末での耐屈曲性に関して、寸
法裁断(Massschneiderung)が、簡単な方法で可能になる
であろうためである。
−粉末硬化剤を、有利に富化させ、それというのも、そ
れを用いると、PUR−粉末での耐屈曲性に関して、寸
法裁断(Massschneiderung)が、簡単な方法で可能になる
であろうためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、PUR−粉末の製造を可能にする新規のブロックさ
れた脂肪族ジイソシアネート付加生成物を提供すること
である。
は、PUR−粉末の製造を可能にする新規のブロックさ
れた脂肪族ジイソシアネート付加生成物を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】意外にも、脂肪族ジイソ
シアネートを、ジアミンでの鎖長延長の前に、完全に、
又は部分的にε−カプロラクタムと反応させ、引き続
き、更に、ジアミンで鎖長延長することにより、脂肪族
ジイソシアネートをベースとするこのようなPUR−粉
末硬化剤を発見した。
シアネートを、ジアミンでの鎖長延長の前に、完全に、
又は部分的にε−カプロラクタムと反応させ、引き続
き、更に、ジアミンで鎖長延長することにより、脂肪族
ジイソシアネートをベースとするこのようなPUR−粉
末硬化剤を発見した。
【0007】本発明の目的は、従って、次の構造:
【0008】
【化2】
【0009】の完全に又は部分的にε−カプロラクタム
でブロックされ、かつ脂肪族及び/又は脂環式ジアミン
で、鎖長延長された脂肪族ジイソシアネート付加生成物
である。
でブロックされ、かつ脂肪族及び/又は脂環式ジアミン
で、鎖長延長された脂肪族ジイソシアネート付加生成物
である。
【0010】本発明のジイソシアネート付加生成物は、
600〜1400の範囲で変動する分子量を有するのが
有利である。融点は、60〜160℃であるのが有利で
ある。尿素基の含有率は、一般に、2〜4ミリモル/g
である。ε−カプロラクタムでブロックされているNC
O−基の含有率は、通常、7〜15重量%、有利には、
8〜12重量%であり、遊離のNCO−基の含有率は、
有利には、0.1〜5重量%である。
600〜1400の範囲で変動する分子量を有するのが
有利である。融点は、60〜160℃であるのが有利で
ある。尿素基の含有率は、一般に、2〜4ミリモル/g
である。ε−カプロラクタムでブロックされているNC
O−基の含有率は、通常、7〜15重量%、有利には、
8〜12重量%であり、遊離のNCO−基の含有率は、
有利には、0.1〜5重量%である。
【0011】記載のジイソシアネート付加生成物は、ビ
スフェノール Aをベースとするエポキシド樹脂並びに
ツェレウィチノフ活性水素原子を有する全ての化合物用
の硬化剤として、好適である。その硬化を、160℃を
上回る温度で、有利に170〜200℃で行う。
スフェノール Aをベースとするエポキシド樹脂並びに
ツェレウィチノフ活性水素原子を有する全ての化合物用
の硬化剤として、好適である。その硬化を、160℃を
上回る温度で、有利に170〜200℃で行う。
【0012】本発明のもう1つの目的は、本発明の化合
物の製法である。
物の製法である。
【0013】この方法では、本発明の化合物を2つの工
程で製造し、その際、第1の工程で、脂肪族ジイソシア
ネートとε−カプロラクタムとを、80〜150℃で反
応させ、かつ反応の終了の後に、ジアミンを、少量づつ
配量する。高い発熱と結びついているジアミン添加の終
了後に、反応を完全にするために、反応生成物をなお、
約1時間、溶融状態に更に加熱する。
程で製造し、その際、第1の工程で、脂肪族ジイソシア
ネートとε−カプロラクタムとを、80〜150℃で反
応させ、かつ反応の終了の後に、ジアミンを、少量づつ
配量する。高い発熱と結びついているジアミン添加の終
了後に、反応を完全にするために、反応生成物をなお、
約1時間、溶融状態に更に加熱する。
【0014】本発明の方法では、反応を、記載の順序
(ジイソシアネートのε−カプロラクタムブロッキン
グ、引き続くジアミンとの反応)で、実施することが絶
対に必要である。
(ジイソシアネートのε−カプロラクタムブロッキン
グ、引き続くジアミンとの反応)で、実施することが絶
対に必要である。
【0015】本発明の化合物は、脂肪族ジイソシアネー
ト、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、場合により、2−エチルテトラメチレンジイソシ
アネートを10重量%まで含有してよい2−メチル−ペ
ンタメチレンジイソシアネート(DI51)、2.2.
4(2.4.4)−トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート及び5−メチル−ノナメチレンジイソシアネー
トを含む。
ト、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、場合により、2−エチルテトラメチレンジイソシ
アネートを10重量%まで含有してよい2−メチル−ペ
ンタメチレンジイソシアネート(DI51)、2.2.
4(2.4.4)−トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート及び5−メチル−ノナメチレンジイソシアネー
トを含む。
【0016】本発明で使用可能なジアミンは、非芳香族
のものである。これらは、2〜16個の炭素原子を有
し、かつ2個の1級アミノ基を有する。例えば、次のも
のを挙げることができる:エチレンジアミン、トリメチ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、オクタメチレンジアミン、2−メチルペン
タメチレンジアミン、2.2.4(2.4.4)−トリ
メチルヘキサメチレンジアミン、1.4−ジアミノシク
ロヘキサン、2.4−ジアミノ−1−メチルシクロヘキ
サン、4.4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン(H
MDA)、4.4′−ジアミノ−3.3′−ジメチルジ
シクロヘキシルメタン(Laromin C 260)及びイソホ
ロンジアミン(IPD)。
のものである。これらは、2〜16個の炭素原子を有
し、かつ2個の1級アミノ基を有する。例えば、次のも
のを挙げることができる:エチレンジアミン、トリメチ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、オクタメチレンジアミン、2−メチルペン
タメチレンジアミン、2.2.4(2.4.4)−トリ
メチルヘキサメチレンジアミン、1.4−ジアミノシク
ロヘキサン、2.4−ジアミノ−1−メチルシクロヘキ
サン、4.4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン(H
MDA)、4.4′−ジアミノ−3.3′−ジメチルジ
シクロヘキシルメタン(Laromin C 260)及びイソホ
ロンジアミン(IPD)。
【0017】本発明のもう1つの目的は、本発明の化合
物を、OH−基含有ポリマーと組み合わせて、耐光性ポ
リウレタン−粉末被覆のためのバインダとして使用する
ことである。
物を、OH−基含有ポリマーと組み合わせて、耐光性ポ
リウレタン−粉末被覆のためのバインダとして使用する
ことである。
【0018】本発明のブロックされたジイソシアネート
付加生成物が添加される熱硬化性粉末状素材は、 a)2個を上回るOH−基を有するOH−基含有ポリマー 100重量部 b)本発明によるブロックされたジイソシアネート付加生成物 15〜60重量部 c)顔料 0〜160重量部 d)慣用の填料 0〜200重量部 e)触媒 0〜5重量部 f)流展剤 0.5〜5重量部 を含有する。
付加生成物が添加される熱硬化性粉末状素材は、 a)2個を上回るOH−基を有するOH−基含有ポリマー 100重量部 b)本発明によるブロックされたジイソシアネート付加生成物 15〜60重量部 c)顔料 0〜160重量部 d)慣用の填料 0〜200重量部 e)触媒 0〜5重量部 f)流展剤 0.5〜5重量部 を含有する。
【0019】成分aは、原則的に、最低70℃で溶融す
る2つより多いOH−基を有するポリマーのいずれでも
よい。この場合には、そのOH−基が、本発明のブロッ
クされた脂肪族ジイソシアネート付加生成物との架橋の
ために定められているポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルアミドポリオール、ポリウレタンポリオール、ヒ
ドロキシル化されたアクリル樹脂等が、これに該当す
る。ヒドロキシル基含有ポリマーの数多くの可能性の内
で、本発明の範囲では、ポリエステルポリオールが、特
に有利である。このようなポリエステルポリオールは、
分子量700〜3000、有利に1500〜2500、
及びKOH25〜240mg/gのOH−数及びOH−
官能価>2を有する。このようなポリエステルポリオー
ルの製造は、例えば、ドイツ特許公開(DE−OS)第
1957483号明細書、同第2542191号明細
書、同第3004876号明細書、同第3143060
号明細書中に記載されている。
る2つより多いOH−基を有するポリマーのいずれでも
よい。この場合には、そのOH−基が、本発明のブロッ
クされた脂肪族ジイソシアネート付加生成物との架橋の
ために定められているポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルアミドポリオール、ポリウレタンポリオール、ヒ
ドロキシル化されたアクリル樹脂等が、これに該当す
る。ヒドロキシル基含有ポリマーの数多くの可能性の内
で、本発明の範囲では、ポリエステルポリオールが、特
に有利である。このようなポリエステルポリオールは、
分子量700〜3000、有利に1500〜2500、
及びKOH25〜240mg/gのOH−数及びOH−
官能価>2を有する。このようなポリエステルポリオー
ルの製造は、例えば、ドイツ特許公開(DE−OS)第
1957483号明細書、同第2542191号明細
書、同第3004876号明細書、同第3143060
号明細書中に記載されている。
【0020】熱硬化性素材のゲル化速度を高めるため
に、触媒を添加することができる。触媒としては、通
常、有機スズ化合物、例えば、ジブチルスズジラウレー
ト、スズ−II−オクトアート、ジブチルスズマレエー
ト等を使用する。添加される触媒の量は、ヒドロキシル
基含有ポリマー100重量部に対して、0.1〜5重量
%である。
に、触媒を添加することができる。触媒としては、通
常、有機スズ化合物、例えば、ジブチルスズジラウレー
ト、スズ−II−オクトアート、ジブチルスズマレエー
ト等を使用する。添加される触媒の量は、ヒドロキシル
基含有ポリマー100重量部に対して、0.1〜5重量
%である。
【0021】イソシアネート成分を、PUR−粉末塗料
の製造のために、好適なヒドロキシル基含有ポリマー及
び場合により触媒並びに顔料及び慣用の助剤、例えば、
填料及び流展剤、例えば、シリコーンオイル、アクリレ
ート樹脂と共に混合し、かつ溶融状態で均質に分配す
る。これは、適当な装置、例えば、加熱可能なニーダ
ー、有利に、押出機で行うことができ、その際、130
〜140℃の温度上限を上回るべきではない。押し出さ
れた素材を、室温まで冷却した後に、かつ適当に破砕し
た後に、スプレー可能な粉末に粉砕する。スプレー用調
製粉末の、好適な基材への施与は、公知の方法で、例え
ば、静電粉末スプレー、流動浸漬塗装、静電流動浸漬塗
装で行うことができる。粉末施与の後に、被覆された加
工片を、硬化のために60〜4分間、150〜220℃
に、有利に30〜6分間、160〜200℃に加熱す
る。
の製造のために、好適なヒドロキシル基含有ポリマー及
び場合により触媒並びに顔料及び慣用の助剤、例えば、
填料及び流展剤、例えば、シリコーンオイル、アクリレ
ート樹脂と共に混合し、かつ溶融状態で均質に分配す
る。これは、適当な装置、例えば、加熱可能なニーダ
ー、有利に、押出機で行うことができ、その際、130
〜140℃の温度上限を上回るべきではない。押し出さ
れた素材を、室温まで冷却した後に、かつ適当に破砕し
た後に、スプレー可能な粉末に粉砕する。スプレー用調
製粉末の、好適な基材への施与は、公知の方法で、例え
ば、静電粉末スプレー、流動浸漬塗装、静電流動浸漬塗
装で行うことができる。粉末施与の後に、被覆された加
工片を、硬化のために60〜4分間、150〜220℃
に、有利に30〜6分間、160〜200℃に加熱す
る。
【0022】本発明により製造された被覆は、優れた耐
候性及び非常に良好な色安定により、優れている。本発
明の粉末を用いると、更に、絹様つや消しから、高光沢
の被覆を製造することが可能である。
候性及び非常に良好な色安定により、優れている。本発
明の粉末を用いると、更に、絹様つや消しから、高光沢
の被覆を製造することが可能である。
【0023】
A本発明の化合物の一般的製造処方 脂肪族ジイソシアネートを、100℃で予め装入し、か
つ反応混合物の温度が、120℃を上回らないように、
少量づつ、ε−カプロラクタムを添加する。ε−カプロ
ラクタム−添加の後に、なお、ε−カプロラクタム1モ
ル当たり、NCO−当量が消費されるまで、更に加熱す
る。その後、120〜150℃で、ジアミンを少量づつ
添加し、その際、多くの場合、更に、反応生成物の融点
が高い場合に、150℃を上回る温度で処理するのが有
利であり得る。反応を完全に終了させるために、ジアミ
ン添加の後に、なお約0.5時間、溶融状態に更に加熱
する。第1表中に記載の化合物は、この処方で製造され
た。
つ反応混合物の温度が、120℃を上回らないように、
少量づつ、ε−カプロラクタムを添加する。ε−カプロ
ラクタム−添加の後に、なお、ε−カプロラクタム1モ
ル当たり、NCO−当量が消費されるまで、更に加熱す
る。その後、120〜150℃で、ジアミンを少量づつ
添加し、その際、多くの場合、更に、反応生成物の融点
が高い場合に、150℃を上回る温度で処理するのが有
利であり得る。反応を完全に終了させるために、ジアミ
ン添加の後に、なお約0.5時間、溶融状態に更に加熱
する。第1表中に記載の化合物は、この処方で製造され
た。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】B ポリオール成分 一般的製造処方 出発成分であるテレフタル酸(TS)、ジメチルテレフ
タレート(DMT)、ヘキサンジオール−1.6(H
D)、ネオペンチルグリコール(NPG)、1.4−ジ
メチロールシクロヘキサン(DMC)及びトリメチロー
ルプロパン(TMP)を、反応器中に装入し、かつ油浴
を用いて加温する。物質の大部分が、溶融した後に、1
60℃の温度で、ジ−n−ブチルスズオキシド0.5重
量%を、触媒として添加する。最初のメタノール離脱
が、約170℃の温度で生じる。6〜8時間かけて、温
度を、220〜230℃に高め、かつ更に12〜15時
間かけて、反応を終了させる。このポリエステルを20
0℃に冷却させ、かつ真空(1.33ミリバール)の適
用下に、30〜45分かけて、充分に、揮発成分を除去
する。全反応時間の間、底部生成物を撹拌し、かつ弱い
N2−流を、反応混合物に導通させる。
タレート(DMT)、ヘキサンジオール−1.6(H
D)、ネオペンチルグリコール(NPG)、1.4−ジ
メチロールシクロヘキサン(DMC)及びトリメチロー
ルプロパン(TMP)を、反応器中に装入し、かつ油浴
を用いて加温する。物質の大部分が、溶融した後に、1
60℃の温度で、ジ−n−ブチルスズオキシド0.5重
量%を、触媒として添加する。最初のメタノール離脱
が、約170℃の温度で生じる。6〜8時間かけて、温
度を、220〜230℃に高め、かつ更に12〜15時
間かけて、反応を終了させる。このポリエステルを20
0℃に冷却させ、かつ真空(1.33ミリバール)の適
用下に、30〜45分かけて、充分に、揮発成分を除去
する。全反応時間の間、底部生成物を撹拌し、かつ弱い
N2−流を、反応混合物に導通させる。
【0027】第2表は、ポリエステル組成物及び市販の
ポリエステルを、相応する物理的及び化学的データと共
に示している。
ポリエステルを、相応する物理的及び化学的データと共
に示している。
【0028】
【表3】
【0029】C ポリウレタン−粉末塗料 一般的製造処方 粉砕された生成物(ブロックされたイソシアネート付加
生成物(架橋剤)、ポリエステル、流展剤及び場合によ
り触媒)マスターバッチを、場合により白色顔料と共
に、エッジミル中で完全混和し、引き続き、押出機中
で、最高130℃で均一に分配する。冷却の後に、押出
物を破砕し、かつピンディスクミルを用いて、粒度<1
00μmまで粉砕する。このように製造された粉末を、
静電粉末スプレー装置を用いて、60KVで、脱脂さ
れ、場合により前処理された鉄片に施与し、かつ空気循
環乾燥キャビネット中で、160〜200℃の温度で焼
き付ける。
生成物(架橋剤)、ポリエステル、流展剤及び場合によ
り触媒)マスターバッチを、場合により白色顔料と共
に、エッジミル中で完全混和し、引き続き、押出機中
で、最高130℃で均一に分配する。冷却の後に、押出
物を破砕し、かつピンディスクミルを用いて、粒度<1
00μmまで粉砕する。このように製造された粉末を、
静電粉末スプレー装置を用いて、60KVで、脱脂さ
れ、場合により前処理された鉄片に施与し、かつ空気循
環乾燥キャビネット中で、160〜200℃の温度で焼
き付ける。
【0030】流展剤−マスターバッチ 流展剤(アクリル酸ブチルと2−エチルヘキシルアクリ
レートとの市販のコポリマー)10重量%を、相応する
ポリエステル中に、溶融状態で均質に分配し、かつ硬化
の後に粉砕する。
レートとの市販のコポリマー)10重量%を、相応する
ポリエステル中に、溶融状態で均質に分配し、かつ硬化
の後に粉砕する。
【0031】触媒−マスターバッチ 触媒(DBTL)5重量%を、相応するポリエステル中
に、溶融状態で均質に分配し、かつ硬化の後に粉砕す
る。
に、溶融状態で均質に分配し、かつ硬化の後に粉砕す
る。
【0032】次の表中の略記号は、次の意味を有する: SD=層厚(μm) ET=エリクセン(Erichsen)によるカッピング(mm)
(DIN53156) GS=格子切断試験(Gitterschnittpruefung; DIN
53151) GG60゜=ガードナーによる光沢測定(目盛り)(A
STM−D5233) Imp. Rev.=インパクトリバース(g・m)。
(DIN53156) GS=格子切断試験(Gitterschnittpruefung; DIN
53151) GG60゜=ガードナーによる光沢測定(目盛り)(A
STM−D5233) Imp. Rev.=インパクトリバース(g・m)。
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
Claims (10)
- 【請求項1】 完全に又は部分的にε−カプロラクタム
でブロックされ、かつ脂肪族及び/又は脂環式ジアミン
で鎖長延長された、次の構造: 【化1】 の脂肪族ジイソシアネート付加生成物。 - 【請求項2】 分子量が、600〜1400の間で変動
し、融点が、60〜160℃であり、尿素基含有量が、
2〜4ミリモル/gであり、ブロックされたNCO−含
有率が、7〜15重量%であり、かつ遊離のNCO−含
有率が、0.1〜5重量%である、請求項1に記載のジ
イソシアネート付加生成物。 - 【請求項3】 出発成分として、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI)、場合により、2−エチルテトラ
メチレンジイソシアネートを10重量%まで含有してよ
い2−メチル−ペンタメチレンジイソシアネート(DI
51)、2.2.4(2.4.4)−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート及び5−メチル−ノナメチレ
ンジイソシアネートからなる群から選択されるジイソシ
アネートを使用する、請求項1又は2に記載のジイソシ
アネート付加生成物。 - 【請求項4】 出発成分として、2〜16個の炭素原子
及び2個の1級アミノ基を有する非芳香族ジアミンを使
用する、請求項1から3のいずれかに記載のジイソシア
ネート付加生成物。 - 【請求項5】 ジアミンとして、エチレンジアミン、ト
リメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、2−メチ
ルペンタメチレンジアミン、2.2.4(2.4.4)−
トリメチルヘキサメチレンジアミン、1.4−ジアミノ
シクロヘキサン、2.4−ジアミノ−1−メチルシクロ
ヘキサン、4.4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン
(HMDA)、4.4’−ジアミノ−3.3′−ジメチ
ルジシクロヘキシルメタン(Laromin C 260)及びイソホ
ロンジアミン(IPD)を使用する、請求項1から4の
いずれかに記載のジイソシアネート付加生成物。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の本発
明の化合物の製法において、脂肪族ジイソシアネート
を、先ず、ε−カプロラクタムと、80〜150℃で反
応させ、その後、この反応を、ジアミンを少量づつ添加
しながら行う、請求項1から5のいずれかに記載の本発
明の化合物の製法。 - 【請求項7】 熱硬化性粉末状素材において、 a)2個を上回るOH−基を有するOH−基含有ポリマー 100重量部 b)請求項1から5のいずれかに記載のブロックされたジイソシアネート付加 生成物 15〜60重量部 c)顔料 0〜160重量部 d)慣用の填料 0〜200重量部 e)触媒 0〜5重量部 f)流展剤 0.5〜5重量部 を含有する、熱硬化性粉末状素材。
- 【請求項8】 成分として、分子量700〜3000を
有し、かつKOH25〜240mg/gのOH数及びO
H官能価2>を有するaポリエステルポリオールを含有
する、熱硬化性粉末状素材。 - 【請求項9】 触媒を含有する、熱硬化性粉末状素材。
- 【請求項10】 触媒として、ジブチルスズジラウレー
ト、スズ−Iオクトアート、ジブチル−スズマレエート
を含有する、熱硬化性粉末状素材。
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DE1996104326 DE19604326A1 (de) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | Blockierte und kettenverlängerte Diisocyanataddukte, ein Verfahren zu ihrer Herstellung sowie deren Verwendung |
DE19604326.3 | 1996-02-07 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09221535A true JPH09221535A (ja) | 1997-08-26 |
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GB1465286A (en) | 1974-09-23 | 1977-02-23 | Ucb Sa | High reactivity masked diisocyanates and thermosetting pulverulent compositions containing them |
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DE3004876A1 (de) | 1980-02-09 | 1981-08-20 | Chemische Werke Hüls AG, 4370 Marl | Blockierte polyisocyanate mit hoher reaktionsfaehigkeit, ihre herstellung und verwendung |
DE3143060A1 (de) | 1981-10-30 | 1983-05-11 | Chemische Werke Hüls AG, 4370 Marl | Pulverlacke auf der basis von blockierten isophorondiisocyanataddukten |
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-
1997
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- 1997-02-05 CA CA002196858A patent/CA2196858A1/en not_active Abandoned
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