JPH09221319A - 水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製法 - Google Patents

水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製法

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JPH09221319A
JPH09221319A JP8026848A JP2684896A JPH09221319A JP H09221319 A JPH09221319 A JP H09221319A JP 8026848 A JP8026848 A JP 8026848A JP 2684896 A JP2684896 A JP 2684896A JP H09221319 A JPH09221319 A JP H09221319A
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sodium aluminate
aluminate solution
aluminum hydroxide
liquid
separation
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Hiroshi Fukuda
浩史 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボーキサイトから水酸化アルミニウムの製造
工程あるいは平版印刷版用支持体の製造工程などにおい
て、製造に使用するアルミン酸ソーダ溶液中の不純物を
簡単かつ安価に除去し、純度の高い水酸化アルミニウム
結晶及び精製アルミン酸ソーダ溶液を得ること。 【解決手段】 過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から加水
分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させる水
酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製方法
において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶解成
分を分離板付き遠心分離器で除去する工程において、分
離前あるいは後の液の透明度を計測し、分離液の透明度
の数値により、分離板付き遠心分離器の回転数あるいは
分離液の排出時間間隔を制御する水酸化アルミニウム及
びアルミン酸ソーダ溶液の精製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水酸化アルミニウ
ム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製方法に関するもので
ある。また本発明は、該精製方法を利用して、過飽和の
アルミン酸ソーダ溶液から水酸化アルミニウムを晶析さ
せると共に、該水酸化アルミニウムの晶析によりアルミ
ニウムイオン濃度が下がったアルミン酸ソーダ溶液を再
利用して行うアルミニウム材の表面処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ボーキサイトから水酸化アルミニウムを
製造する工程において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液
から精製アルミン酸ソーダ溶液を得て水酸化アルミニウ
ムを製造する工程では、晶析反応の効率を良くし、水酸
化アルミニウムに含有する不純物を少なくするために、
過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不純物を効率良く除
去する必要がある。平版印刷版の支持体であるアルミニ
ウム板は、機械的にあるいは電気化学的に粗面化する前
後にアルミニウム板の表面を苛性ソーダを用いてエッチ
ングする。エッチング処理液中のアルミニウムイオン濃
度が印刷版用アルミニウム支持体の品質に及ぼす影響は
大きいので、工程中の粗製アルミン酸ソーダ溶液を精製
して純度の高い水酸化アルミニウムを得て、それを用い
て表面処理液体中のアルミニウムイオン濃度を一定に保
ことが重要である。
【0003】さらに、硫酸を用いた陽極酸化による表面
処理など、種々表面処理が行われており、そのため廃液
を中和して発生する水酸化アルミニウムスラッジから水
酸化アルミニウムを回収する必要もある。また、アルミ
ニウムサッシの素材もまた材料の艶消しや、表面の耐久
性向上のための陽極酸化皮膜を形成させる工程で、エッ
チング工程、陽極酸化工程等があり、平版印刷版の支持
体の表面処理と同様に処理液中のアルミニウムイオン濃
度を一定に保ち、水酸化アルミニウムスラッジから水酸
化アルミニウムを回収する必要がある。過飽和のアルミ
ン酸ソーダから晶析法により水酸化アルミニウムとアル
ミン酸ソーダを得る方法、アルミニウムイオン濃度を一
定に保つためや水酸化アルミニウムスラッジから水酸化
アルミニウムを回収する方法として従来は、特開平5−
279020号公報に記載されているような方法があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】過飽和のアルミン酸ソ
ーダ溶液から加水分解反応によって、水酸化アルミニウ
ムの結晶及び精製アルミン酸ソーダ溶液を製造する場合
において本発明が課題とする問題は、過飽和のアルミン
酸ソーダ溶液中の不溶解成分を効率良く分離し、晶析反
応を安定させ、析出する水酸化アルミニウムの含有不純
物量、精製アルミン酸ソーダの不純物量を一定以下に抑
えることにある。過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不
溶解成分量は、ボーキサイト、アルミニウム板、水酸化
アルミニウムスラッジの不純物含有量は変動するため、
分離板付き遠心分離器の排出時間間隔を一定にして運転
すると、二次液(分離液)の不純物含有濃度が高くな
り、晶析反応時間が長くなったり、析出した水酸化アル
ミニウムの不純物含有量が高くなったりする障害が生じ
る。また、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶解成
分濃度が低い場合は、分離器の排出液中に必要以上にア
ルミン酸ソーダ溶液が含まれコストアップになる不具合
が生じることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が課題とする、前
記水酸化アルミニウムの結晶及び精製アルミン酸ソーダ
溶液を製造する場合における不具合や障害を排除するこ
とは、本発明の水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソー
ダ溶液の精製方法およびその精製法を利用した印刷版用
アルミニウム支持体の表面処理方法によって達成され
る。すなわち、 (a)過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から加水分解反応
によって、水酸化アルミニウムを晶析させる水酸化アル
ミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製方法におい
て、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶解成分を分
離板付き遠心分離器で除去する工程において、分離後の
液の透明度を計測し、該分離液の透明度の数値により、
分離板付き遠心分離器の排出時間間隔を制御することを
特徴とする水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶
液の精製法。
【0006】(b)過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から
加水分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させ
る水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製
方法において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶
解成分を分離板付き遠心分離器で除去する工程におい
て、分離前の液の透明度を計測し、該分離液の透明度の
数値により、分離板付き遠心分離器の排出時間間隔を制
御することを特徴とする水酸化アルミニウム及びアルミ
ン酸ソーダ溶液の精製法。
【0007】(c)過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から
加水分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させ
る水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製
方法において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶
解成分を分離板付き遠心分離器で除去する工程におい
て、分離後の液の透明度を計測し、該分離液の透明度の
数値により、分離板付き遠心分離器の回転数を制御する
ことを特徴とする水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソ
ーダ溶液の精製法。
【0008】(d)過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から
加水分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させ
る水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製
方法において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶
解成分を分離板付き遠心分離器で除去する工程におい
て、分離前の液の透明度を計測し、該分離液の透明度の
数値により、分離板付き遠心分離器の回転数を制御する
ことを特徴とする水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソ
ーダ溶液の精製法。
【0009】以下に図1、図2、図3、図4を用いて、
本発明の前記(a)、(b)、(c)、(d)に記載し
た水酸化アルミニウムとアルミン酸ソーダを精製する工
程について説明する。前記(a)に記載した精製工程で
は、図1において、フラッシュタンク42で製造したア
ルミン酸ソーダ溶液を分離板付き遠心分離器44で不純
物を除去し、分離後の液の透明度を濁度計50等により
計測し、その計測値により分離板付き遠心分離器44の
排出時間間隔を制御し、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液
として晶析反応槽45に供給・添加し、別に予め種晶溶
解タンク(図示していない。)で種晶を調製し、該種晶
を晶析反応槽45に添加した後、過飽和のアルミン酸ソ
ーダ溶液を添加し、晶析反応槽45で過飽和のアルミン
酸ソーダ溶液を加水分解して水酸化アルミニウムを晶析
させる。
【0010】また、図2に示した本発明を利用した平版
印刷版(PS版)支持体の表面処理工程のエッチング処
理槽11におけるエッチング処理において、処理液は調
液タンク5で調製し、調製した処理液は送液ポンプ4を
用い、送液配管12を通ってエッチング処理槽11中の
スプレー3に送られる。調液タンク5からのエッチング
処理液はさらに送液配管12より分岐している給液配管
13を通って溶解槽34にも送液することができる。給
液量及び給液の時期は配管中の途中に設けた弁(図示さ
れていない)の操作で調節することができる。調液タン
ク5とエッチング処理槽11とは、送液配管12及び戻
り液配管14とによって連結され、エッチング処理液は
これらの間に循環されている、エッチング処理の間に処
理液中の水酸化ナトリウム成分は反応により減少し、ア
ルミニウムイオン含量は増加し、また水は蒸発し減少す
る等、処理液の量及び成分濃度は変化する。このため、
調液タンク5内の処理液には水酸化ナトリウム溶液と水
の補給がそれぞれ補給配管21及び22から行われる
が、増加するアルミニウムを除去しないで補給液によっ
て処理液中のアルミニウムイオンを所定の濃度に保つの
は無駄が多い。
【0011】このため、給液配管13を通って調液タン
ク5へ循環使用中の処理液の一部を溶解槽34へ適時に
送液し、アルミニウムを系外に除去される。一方、アル
ミニウムスラッジ16は各表面処理工程から排出される
廃アルカリ30、廃酸31、32、33をpH調整槽2
7にて中和し、凝集沈殿槽28にて凝集沈殿される。さ
らに、フィルタープレス29にて固液分離され、溶解槽
34へ適時送られる。溶解槽34では、エッチング処理
液13とアルミニウムスラッジ16及び必要に応じ水1
9が混合されて過飽和のアルミン酸ソーダ溶液が調製さ
れ、必要に応じてカルシウム等の不純物を分離板付き遠
心分離器39にて除去し、分離後の液の透明度を濁度計
50等により計測し、その計測値により分離板付き遠心
分離器39の排出時間間隔を制御する。不純物を除去さ
れた過飽和のアルミン酸ソーダ溶液は析出槽7(晶析反
応槽)に供給される。本発明を利用した平版印刷版用ア
ルミニウム支持体の表面処理方法においては、別に設け
られた加熱タンク(種晶溶解タンクであり、図示されて
いない。)において種晶を調製し、該調製された種晶を
析出槽7に投入するにあたり、その種晶の総表面積が、
抜き出された種晶の総表面積に基づいて算出された比が
予め定められた値(この値は通常0.1〜2である。)
である総表面積の種晶を析出槽7に添加した後、過飽和
のアルミン酸ソーダ溶液を添加し析出槽7に投入し、析
出槽7において過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から加水
分解反応によって水酸化アルミニウムを晶析させる。
【0012】前記過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から晶
析によって水酸化アルミニウムが析出し、溶液中のアル
ミニウムイオン濃度が下がった状態の、主として水酸化
ナトリウムに水酸化アルミニウム結晶が混合したものが
回収液となる。水酸化ナトリウム液を主とする処理液と
水酸化アルミニウムの結晶とが混合したものは送液管1
7によってシックナー8へ送られ、結晶化した水酸化ア
ルミニウムは配管18を通ってドラムフィルター9で離
漿し、ホッパー10に集められる。一方水酸化ナトリウ
ム液を主とする処理液は回収液として回収用配管20を
通り、必要に応じて濃度調整後調液タンク5に返送され
る。前記説明のように、溶解槽34で調製した過飽和の
アルミン酸ソーダ溶液から不純物を分離板付き遠心分離
器39にて除去するにあたり、分離後の液の透明度を濁
度計50等により計測し、分離後の液の透明度を設定値
Aとして運転する場合には、運転実施中に計測値が設定
値Aより低くなった場合排出時間間隔を短くする、また
計測値が設定値Aより高くなった場合排出時間間隔を長
くすることにより効率的に分離することが可能になる。
【0013】次に同様に前記(b)に記載した精製工程
では、図3を用いて本発明を説明すると、フラッシュタ
ンク42で調製した過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から
不純物を分離板付き遠心分離器44にて除去するにあた
り、また、図4を用いて本発明を説明すると、溶解槽3
4で調製した過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から不純物
を分離板付き遠心分離器39にて除去するにあたり、分
離板付き遠心分離器44で分離前の液の透明度を濁度計
50等により計測し、その計測値により分離板付き遠心
分離器44の排出時間間隔を制御することにより最適な
分離条件を維持することができる。すなわち、分離後の
液の透明度を設定値Bで運転を実施中に計測値がBより
低くなった場合排出時間間隔を短くする、また、運転時
の計測値がAより高くなった場合排出時間間隔を長くす
ることにより効率的に分離することが可能になる。
【0014】前記(c)に記載した精製工程では、図
1、図2において、分離板付き遠心分離器で分離後の液
の透明度を濁度計50等により計測し、その計測値によ
り分離板付き遠心分離器39あるいは44の回転数を制
御することにより最適な分離条件を維持することができ
る。すなわち、分離後の液の透明度を設定値Cで運転を
実施中に計測値がCより高くなった場合回転数を下げ
る。また、運転時の計測値がCより低くなった場合排出
時間間隔を上げることにより効率的に分離することが可
能になる。
【0015】次に図3及び図4を用いて、本発明の前記
(d)に記載した水酸化アルミニウムとアルミン酸ソー
ダを精製する工程について説明する。前記(d)に記載
した精製工程では、図3、図4において、分離前の液の
透明度を濁度計50等により計測し、その計測値により
分離板付き遠心分離器44あるいは39の回転数を制御
することにより最適な分離条件を維持することができ
る。すなわち、分離後の液の透明度を設定値Dで運転を
実施中に計測値がDより高くなった場合回転数を下げ
る。また、運転時の計測値がDより低くなった場合回転
数を上げることにより効率的に分離することが可能にな
る。
【0016】
【実施例】
(実施例1)本発明の精製方法(a)を使用した図2に
記載の印刷版用アルミニウム支持体(PS版支持体)の
表面処理を行った。エッチング液は、エッチング処理の
間にアルミニウムイオン濃度が増加するため、適宜系外
に排出され、溶解槽に供給される。溶解槽34では、エ
ッチング液、水酸化アルミニウムスラッジ、必要に応じ
て水を混合し、分離板付き遠心分離器39で不純物を除
去した後、水酸化アルミニウムを晶析させる析出槽7に
供給する。この時、分離板付き遠心分離器39で分離後
の液の透明度を濁度計50により計測し、その計測値に
より分離板付き遠心分離器39の排出時間間隔を制御す
ることにより最適な分離条件を維持することができる。
すなわち、分離後の液の透明度を設定値95%で運転を
実施中に95%より低くなった場合排出時間間隔を短く
する、また、運転時の計測値が95%より高くなった場
合排出時間間隔を長くすることにより効率的に分離する
ことが可能になる。
【0017】晶析によりアルミニウムイオン濃度が下が
ったアルミン酸ソーダ水溶液は、回収液として、必要に
応じて濃度調整をした後、調液タンク5へ戻される。こ
のような図2に示す配置の装置により、下記第1表に示
す条件で水酸化アルミニウムスラッジの改質を行いなが
らアルミニウム板の表面処理を行った場合の結果を第2
表に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】(比較例1)前記図4に示した配置の装置
ににおいて、実施例1との比較のために、下記第3表に
示す条件で分離板付き遠心分離器39の排出時間間隔を
一定条件で水酸化アルミニウムスラッジの改質を行いな
がらアルミニウム板の表面処理を行った。その場合の結
果は前記第2表に併記した。
【0021】
【表3】
【0022】
【発明の効果】本発明の過飽和のアルミン酸ソーダ溶液
から加水分解反応によって水酸化アルミニウムを晶析さ
せる水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精
製法により、 (1)得られた水酸化アルミニウムは、不純物の含有量
がある値以下で安定に維持することができ、さらに広い
範囲で、工業原料として売却できるようになった。 (2)得られたアルミン酸ソーダ溶液は、不純物の含有
量がある値以下で安定に維持することができて、アルミ
ニウム板の表面エッチング性能も安定し、表面エッチン
グ処理工程の安定化に寄与することができた。 (3)分離工程から排出される不溶解成分の量が、製造
条件による変動(ボーキサイト、アルミ板、水酸化アル
ミニウムスラッジの不純物含有量の変動)に影響され
ず、晶析反応速度を安定させることができるようになっ
た。また、分離工程から排出される不溶解成分の固形物
濃度がうすくなることもなくなった。このことにより、
不溶解成分の排出量を減少させコストダウンに貢献でき
た。 以上により、水酸化アルミニウムの品質改良、アルミニ
ウム板の表面処理工程設備のコストダウン、エッチング
処理工程の安定化に大きく貢献することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による精製方法の工程系統図である。
【図2】本発明による平版印刷用支持体の表面処理工程
の系統図である。
【図3】本発明による精製方法の別の実施態様を示す工
程系統図である。
【図4】本発明による平版印刷用支持体の表面処理工程
の別の実施態様を示す系統図である。
【符号の説明】
1 ニップロール 2 パスロール 3 スプレー 4 送液ポンプ 5 調液タンク 6 水洗槽 7 析出槽(晶析反応槽) 8 シックナー 9 ドラムフィルター 10 水酸化アルミニウムホッパー 11 エッチング処理槽 12 エッチング処理液循環配管 13 エッチング処理液循環配管 14 戻り液配管 15 電解処理槽 16 水酸化アルミニウムスラッジ 17 送液管 18 配管 19 溶解槽給水管 20 回収用配管 21 水酸化ナトリウム補給管 22 水補給管 23 アルミニウム板 24 陽極酸化給電槽 25 陽極酸化槽 26 電極 27 pH調整槽 28 凝集沈澱槽 29 フィルタープレス 30 水洗水廃アルカリ液 31 電解処理液オーバーフロー配管 32 水洗水廃酸液 33 水洗水廃酸液 34 溶解槽 38 蒸発管 39 分離板付遠心分離器 40 ボールミル 41 ダイジェスター 42 フラッシュタンク 43 シックナー 44 分離板付遠心分離器 45 晶析反応槽 50 濁度計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から加水
    分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させる水
    酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製方法
    において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶解成
    分を分離板付き遠心分離器で除去する工程において分離
    後の液の透明度を計測し、該分離液の透明度の数値によ
    り、分離板付き遠心分離器の排出時間間隔を制御するこ
    とを特徴とする水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソー
    ダ溶液の精製法。
  2. 【請求項2】 過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から加水
    分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させる水
    酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製方法
    において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶解成
    分を分離板付き遠心分離器で除去する工程において分離
    前の液の透明度を計測し、該分離液の透明度の数値によ
    り、分離板付き遠心分離器の排出時間間隔を制御するこ
    とを特徴とする水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソー
    ダ溶液の精製法。
  3. 【請求項3】 過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から加水
    分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させる水
    酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製方法
    において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶解成
    分を分離板付き遠心分離器で除去する工程において分離
    後の液の透明度を計測し、該分離液の透明度の数値によ
    り、分離板付き遠心分離器の回転数を制御することを特
    徴とする水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液
    の精製法。
  4. 【請求項4】 過飽和のアルミン酸ソーダ溶液から加水
    分解反応によって、水酸化アルミニウムを晶析させる水
    酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液の精製方法
    において、過飽和のアルミン酸ソーダ溶液中の不溶解成
    分を分離板付き遠心分離器で除去する工程において分離
    前の液の透明度を計測し、該分離液の透明度の数値によ
    り、分離板付き遠心分離器の回転数を制御することを特
    徴とする水酸化アルミニウム及びアルミン酸ソーダ溶液
    の精製法。
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