JPH09221264A - 画像形成機の転写紙後処理装置 - Google Patents

画像形成機の転写紙後処理装置

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JPH09221264A
JPH09221264A JP8031086A JP3108696A JPH09221264A JP H09221264 A JPH09221264 A JP H09221264A JP 8031086 A JP8031086 A JP 8031086A JP 3108696 A JP3108696 A JP 3108696A JP H09221264 A JPH09221264 A JP H09221264A
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Keiji Okumura
啓二 奥村
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステイプル処理された側のみが極端に嵩ばる
条件、即ちステイプル処理枚数が所定枚数以下でステイ
プル処理する部数が所定部数以上のときにシフト排出す
るようにした画像形成機の転写紙後処理装置を提供す
る。 【解決手段】 画像形成機本体から搬入された転写紙を
整合しステイプル処理を施して排出トレイに排出する画
像形成機の後処理装置であって、排出トレイを転写紙の
排出方向に対して直行する方向に所定量シフトするトレ
イシフト手段と、ステイプル枚数設定手段およびステイ
プル部数設定手段からの設定信号に基づいてトレイシフ
ト手段を作動制御する制御手段とを具備している。制御
手段はステイプル枚数が所定枚数以下でステイプル部数
が所定部数以上のときに、ステイプル処理された複写紙
束が排出トレイされる毎にトレイシフト手段を作動して
排出トレイをシフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成機本体に装着され、該画像形成機本体から
搬入された転写紙にステイプル処理を施した後に排出す
る画像形成機の転写紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成機においては、原稿画像
が転写された転写紙を原稿枚数に対応した1部毎に整合
してステイプル処理を施した後、排出トレイに排出する
転写紙後処理装置が提案されており、例えば、特開平2
ー144370号公報、特開平5ー238604号公報
等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、ステイプル処
理された転写紙束が排出トレイに排出され、そのまま積
み重ねられると、ステイプルの針が重なり、ステイプル
処理された側のみが極端に嵩ばるため、スタック容量が
減少する。また、排出トレイに排出された転写紙の積載
量を検出し、積載量の増加に対応して排出トレイを降下
させるるように構成されているが、積載量検出部がステ
イプル部以外であると、ステイプル部の嵩ばりが検知さ
れず、ステイプル部が排出口を塞ぎジャム発生の原因と
なる。
【0004】一方、画像形成機の転写紙後処理装置は、
ステイプル処理しない場合に各部毎に仕分けをするため
に、排出トレイを各部毎に転写紙排出方向に対して直行
する方向にシフトし、各部毎に交互に所定量ずらした状
態で積み重ねるようにしたトレイシフト手段も備えてい
る。従って、ステイプル処理するときもトレイシフト手
段を作動させることにより、ステイプル処理された側の
みが極端に嵩ばるという問題を解消することはできる。
しかしながら、シフト排出は基本的には転写紙の整合性
を乱すことになり、ステイプル処理され各部毎に仕分け
されている場合には、可能な限りシフト排出はせずに、
ステイプル処理された側のみが極端に嵩ばる条件が揃っ
たときのみシフト排出するようにすることが望ましい。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、ステイプル処理された側
のみが極端に嵩ばる条件、即ちステイプル処理枚数が所
定枚数以下でステイプル処理する部数が所定部数以上の
ときにシフト排出するようにした画像形成機の転写紙後
処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明によれば、画像形成機本体から
搬入された転写紙を受入れる転写紙受け台と、該転写紙
受け台に受け入れられた転写紙を整合する整合手段と、
該整合手段によって整合された複数枚の転写紙にステイ
プル処理を施すステイプラーと、該ステイプラーによっ
てステイプル処理された複写紙束を押し出す転写紙押し
出し手段と、該転写紙押し出し手段によって押し出され
た転写紙束を載置する排出トレイと、該排出トレイを転
写紙の排出方向に対して直行する方向に所定量シフトす
るトレイシフト手段とを具備する画像形成機の後処理装
置において、ステイプル処理する転写紙の枚数を設定す
るステイプル枚数設定手段と、ステイプル処理する部数
を設定するステイプル部数設定手段と、該ステイプル枚
数設定手段およびステイプル部数設定手段からの設定信
号に基づいて該転写紙押し出し手段および該トレイシフ
ト手段を作動制御する制御手段とを具備し、該制御手段
は該ステイプル枚数設定手段および該ステイプル部数設
定手段からの設定信号に基づき、ステイプル枚数が所定
枚数以下でステイプル部数が所定部数以上のときに、ス
テイプル処理された複写紙束を該転写紙押し出し手段に
よって押し出す毎に該トレイシフト手段を作動して該排
出トレイをシフトする、ことを特徴とする画像形成機の
転写紙後処理装置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の転写紙後処理装置の好適な実施の形態を示
している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0008】図1は本発明に従って構成された後処理装
置を装備した画像形成機の一実施形態を示す概略構成図
である。図示の画像形成機2は静電複写機であって、複
写機本体4と、該複写機本体4の上面に装着された循環
式自動原稿搬送装置6と、複写機本体4の転写紙排出側
に配設された転写紙後処理装置8とからなっている。複
写機本体4は周知の複写機能を具備したもので、複写機
本体4内に配設された感光体ドラム、複写機本体4の上
面に規定された露光位置に位置付けられた原稿を露光し
上記感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光装
置、該露光装置によって感光体ドラムの表面に形成され
た静電潜像をトナー像に現像する現像装置、該現像装置
によって現像されたトナー像を転写部において転写紙に
転写する転写装置、該転写装置によって転写紙に転写さ
れたトナー像を定着する定着装置、上記転写部に転写紙
を供給する転写紙供給装置、転写された転写紙を上記定
着装置を通して排出する転写紙搬送装置等を具備してい
る。複写機本体4の上面には操作手段が配設されてお
り、この操作手段には複写の開始を指令する複写開始キ
ー、ステイプル処理を指定するためのステイプル設定キ
ー、原稿枚数に相当するステイプル枚数を指定するステ
イプル枚数設定キー、転写部数即ちステイプル処理する
部数を指定するステイプル部数設定キー等が設けられて
いる。また、複写機本体4は上記各設定キー等からの信
号に基づいて上記各装置を作動制御する制御手段を具備
している。上記循環式自動原稿搬送装置6も周知のもの
でよく、複数枚の原稿を順次複写機本体4の上面に規定
された露光位置に搬送する。後処理装置8は、上記複写
機本体4の排出口41から送出されるトナー像が転写さ
れた転写紙を受入れ、原稿枚数に相当する一部毎にステ
イプル処理を施して排出する機能を有しており、以下図
2乃至図7を参照して詳細に説明する。
【0009】後処理装置8は、箱型のハウジング10を
具備している。ハウジング10には、上記複写機本体4
の排出口41と対向する位置に転写紙搬入口12が設け
られているとともに、該転写紙搬入口12と反対側に転
写紙排出口14が設けられている。このハウジング10
内には、上記転写紙搬入口12から転写紙排出口14間
に延びる第1の搬送路16と、該第1の搬送路16から
分岐して下方に延びる第2の搬送路18が配設されてい
る。上記第1の搬送路16の一端部には駆動ローラ20
1と従動ローラ202とからなる受入れローラ対20が
配設されており、また、第1の搬送路16の中間部には
駆動ローラ221と従動ローラ222とからなる搬送ロ
ーラ対22が配設されている。なお、第1の搬送路16
の搬送ローラ対22より転写紙搬送方向下流側には、搬
送される転写紙を検出する転写紙検出スイッチSW1が
配設されている。
【0010】上記第1の搬送路16の他端部、即ち上記
転写紙排出口14の転写紙搬送方向上流側には、駆動ロ
ーラ241と押さえローラ242とからなる排出ローラ
対24が配設されている。押さえローラ242は軸26
によって中間部が回動可能に支持されたL字状の支持レ
バー28の一端に回転自在に装着されている。支持レバ
ー28の他端には一端が固定部に係止された押圧用ばね
30の他端が係止されており、支持レバー28は押圧用
ばね30によって軸26中心として図2において反時計
方向に回動すべく付勢されている。また、支持レバー2
8の他端部にはソレノイド32のプランジャ321が連
結されている。このソレノイド32が除勢されていると
きには、上記押圧用ばね30の作用によって支持レバー
28および押さえローラ242が実線で示す作用位置に
位置付けられ、ソレノイド32が付勢されると、支持レ
バー28および押さえローラ242は押圧用ばね30の
ばね力に抗して2点鎖線で示す退避位置に位置付けられ
る。
【0011】上記第2の搬送路18の下端部には、駆動
ローラ341と従動ローラ342とからなる後処置排出
ローラ対34が配設されている。上記第1の搬送路16
および第2の搬送路18に配設された上記各ローラ対の
各駆動ローラは、図示しない駆動機構に伝動連結され各
々矢印で示す方向に回転駆動される。なお、第2の搬送
路18の後処置排出ローラ対34より転写紙搬送方向上
流側には、搬送される転写紙を検出する転写紙検出スイ
ッチSW2が配設されている。上記第1の搬送路16と
第2の搬送路18との分岐部には、切り換え爪36が配
設されている。この切り換え爪36は回転自在に配設さ
れた軸38に装着され、図2において実線で示す第1の
位置と2点鎖線で示す第2の位置に作動される。切り換
え爪36を装着した軸38には作動レバー40の一端が
装着されており、該作動レバー40の他端にソレノイド
42のプランジャ421が連結されている。このソレノ
イド42が除勢されているときには、ソレノイド42に
内蔵された復帰ばね422のばね力によってプランジャ
421が押し出されており、切り換え爪36が実線で示
す第1の位置に位置付けられている。また、ソレノイド
42が付勢されると、復帰ばね422のばね力に抗して
プランジャ421が吸引され、切り換え爪36が2点鎖
線で示す第2の位置に作動せしめられる。
【0012】上記第1の搬送路16および第2の搬送路
18の下方には転写紙受け台44が配設されている。こ
の転写紙受け台44は、第2の搬送路18の下方から上
記排出ローラ対24に向けて上向きに傾斜して配設され
ている。転写紙受け台44の後端(図2において右下
端)にはストッパー46が配設されている。転写紙受け
台44の原稿搬送方向中間部には整合手段50が配設さ
れている。この整合手段50について図3を参照して説
明する。整合手段50は、転写紙整合部材としての位置
決め板52と、幅寄せ手段54とからなっている。位置
決め板52は、転写紙受け台44の幅方向手前側(図3
において下側)に転写紙受け台44の上面に装着されて
いる。幅寄せ手段54は、上記位置決め板52と対向し
て配設され、転写紙受け台44の上面に沿って幅方向に
移動可能に構成された転写紙整合部材としての幅寄せ板
541を具備している。幅寄せ板541にはラック54
2が装着されており、このラック542にピニオン歯車
543が噛合係合している。ピニオン歯車543は同軸
に装着された歯車544および該歯車544と噛合係合
する歯車545を介してサーボモータ546(M1)に
伝動連結されている。このサーボモータ546(M1)
には、ロータリエンコーダ或いは周波数発生器等の回転
量検出器547(FG1)が装着されており、この回転
量検出器547(FG1)は検出信号であるパルス信号
を後述する制御手段に送る。なお、図示の実施形態にお
いては、幅寄せ手段54の駆動源としてサーボモータ5
46(M1)を例示したが、ステッピングモータを用い
てもよい。上記のように構成された幅寄せ手段54は、
幅寄せ板541の後退位置を検出する後退位置検出手段
55を備えている。後退位置検出手段55は上記ラック
542に装着された遮光板551と、後退位置に位置す
る遮光板551と対応した位置に配設された発光素子5
53および受光素子554からなる検出器552(SW
6)とによって構成されている。
【0013】以上のように構成された幅寄せ手段54
は、幅寄せ板541が図3において実線で示す後退位置
からサーボモータ546(M1)を正転駆動することに
より、歯車545、歯車544、ピニオン歯車543お
よびラック542を介して幅寄せ板541を2点鎖線で
示す幅寄せ位置に移動し、転写紙受け台44に搬入され
た転写紙Pを整合せしめる。なお、幅寄せ位置は使用す
る転写紙のサイズによって変化し、後退位置からの幅寄
せ板541の移動量は転写紙のサイズに対応して予めサ
ーボモータ546(M1)の回転量が決められている。
そして、幅寄せ板541を幅寄せ位置に移動させたら、
後述する制御手段はサーボモータ546(M1)を逆転
駆動して幅寄せ板541を図3において実線で示す後退
位置に作動する。幅寄せ板541が後退位置に達する
と、上記遮光板551が発光素子553と受光素子55
4との間に位置付けられて光線を遮断し、この検出信号
に基づいて後述する制御手段はサーボモータ546(M
1)の作動を停止する。このように整合手段50は、サ
ーボモータ546(M1)を正転駆動および逆転駆動制
御することにより、転写紙整合処理を行う。
【0014】上記転写紙受け台44の上方には、上記第
2の搬送路18を通って転写紙受け台44上に搬送され
た転写紙を、その後端が上記ストッパー46に当接する
まで搬送する位置決めローラ56が配設されている。位
置決めローラ56は、上記搬送ローラ対22の駆動ロー
ラ221とタイミングベルト58によって伝動連結され
ている。そして、この位置決めローラ56は、図示しな
い作動機構によって図2において実線で示す退避位置と
2点鎖線で示す作用位置に位置付けられるように構成さ
れている。即ち、位置決めローラ56は、上記第2の搬
送路18を通って搬送される転写紙を転写紙受け台44
上に受入れるときには図2において実線で示す退避位置
に位置付けられ、転写紙受け台44上に転写紙Pを受入
れたら図2において2点鎖線で示す作用位置に位置付け
られる。位置決めローラ56は作用位置に位置付けられ
ると転写紙に作用し、該転写紙をストッパー46に向け
て移動する。なお、位置決めローラ56は、作用位置に
位置付けたときから所定時間経過したら上記退避位置に
位置付けられるように構成されている。
【0015】図2および図3を参照して説明を続ける
と、上記転写紙受け台44の後端部において幅方向手前
側部に対応する位置にステイプラー60が配設されてい
る。また、転写紙受け台44の幅方向略中央下方には転
写紙押し出し手段62が配設されている。図示の実施形
態にける転写紙押し出し手段62は、転写紙受け台44
上の転写紙を転写紙排出口14に向けて押し出すための
押し出し部材621、621と、該押し出し部材62
1、621を図2において実線で示す退避位置と図2に
おいて2点鎖線で示す押し出し位置との間を移動せしめ
る押し出し部材作動手段622とを具備している。押し
出し部材621、621は転写紙受け台44の上方に突
出するように配設され、転写紙受け台44に形成された
案内溝441、441に沿って移動するようになってい
る。押し出し部材作動手段622は、駆動プーリ623
と、該駆動プーリ623と所定の間隔をおいて配設され
た従動プーリ624と、該駆動プーリ623と従動プー
リ624に捲回して配設され上記押し出し部材621、
621を装着した無端状のタイミングベルト625を備
えている。上記駆動プーリ623は同軸に装着されたプ
ーリ626、タイミングベルト627、プーリ628を
介してサーボモータ629(M2)に伝動連結されてい
る。なお、図示の実施形態においては、上記押し出し部
材作動手段622の駆動源としてサーボモータ629
(M2)を例示したが、正転・逆転可能な通常の電動モ
ータを用いてもよい。
【0016】以上のように構成された転写紙押し出し手
段62は、押し出し部材621、621が図2において
実線で示す退避位置の状態から、サーボモータ629
(M2)を正転駆動することにより、タイミングベルト
627が矢印625Aで示す方向に移動せしめられ、タ
イミングベルト627に装着された押し出し部材62
1、621が2点鎖線で示す押し出し位置まで移動さ
れ、これにより転写紙受け台44上の転写紙が転写紙排
出口14に向けて押し出される。なお、上記タイミング
ベルト627の下側には、該タイミングベルト627に
よって作動せしめられる押し出し部材621、621の
退避位置および押し出し位置を検出する押し出し部材位
置検出センサSW3およびSW4が配設されている。図
示の実施形態における転写紙押し出し手段62は、図2
で示す状態から、後述する制御手段によってサーボモー
タ629(M2)が正転駆動され、押し出し部材62
1、621が押し出し位置に達し、押し出し部材位置検
出センサSW4がONすると、制御手段がサーボモータ
629(M2)を逆転駆動するようになっている。そし
て、サーボモータ629(M2)が逆転駆動され、押し
出し部材621、621が退避位置に達し、押し出し部
材位置検出センサSW3がONすると、制御手段がサー
ボモータ629(M2)を停止するようになっている。
このように転写紙押し出し手段62は、サーボモータ6
29(M2)を正転駆動および逆転駆動制御することに
より、転写紙押し出し処理を行う。なお、上記転写紙受
け台44の排出ローラ対24より上流側には、上記転写
紙押し出し手段62によって押し出される転写紙を検出
する転写紙検出スイッチSW5が配設されている。
【0017】上記箱型のハウジング10に形成された転
写紙排出口14部には、該転写紙排出口14から排出さ
れる転写紙を載置する転写紙排出トレイ装置64が配設
されている。この転写紙排出トレイ装置64は、排出ト
レイ66と、該排出トレイ66を上下方向に移動する昇
降手段68(図4および図5参照)と、排出トレイ66
を転写の排出方向に対して直行する方向に所定距離シフ
トするトレイシフト手段70(図4および図6参照)と
を具備している。昇降手段68は、昇降フレーム681
を備えている。昇降フレーム681にはシフト用コロ6
82、682が装着されており、こシフト用のコロ68
2、682上に排出トレイ66を装着したトレイ取付台
683が載置されている。また、昇降フレーム681の
両端には一対の昇降用コロ684、684が各々装着さ
れており、この一対の昇降用コロ684、694がハウ
ジング10に設けられたガイドレール16、16内に各
々配設される。なお、ガイドレール16内に配設された
一対の昇降用コロ684は、その一方のコロ684aが
ガイドレール16の前壁に16aに接触して配設され、
他方のコロ684bがガイドレール16の後壁に16b
に接触して配設されている。従って、一対の昇降用コロ
684、694を装着した昇降フレーム681は、ガイ
ドレール16、16に対してガタが生ずることなく円滑
に上下に移動することができる。なお、ガイドレール1
6、16には、上下方向に延びる昇降用ラック685、
685が各々装着されている。また、上記昇降フレーム
681には回転軸686が回転自在に装着されている。
この回転軸686の両端部には上記昇降用ラック68
5、685と各々噛合係合するピニオン歯車687、6
87が各々装着されている。また、回転軸686の奥側
(図4において上側)端部にはプーリ688が装着され
ており、このプーリ688がタイミングベルト689お
よびプーリ690を介してサーボモータ691(M3)
に伝動連結されている。このサーボモータ691(M
3)には、ロータリエンコーダ或いは周波数発生器等の
回転量検出器692(FG2)が装着されており、この
回転量検出器692(FG2)は検出信号であるパルス
信号を後述する制御手段に送る。なお、図示の実施形態
においては、昇降手段68の駆動源としてサーボモータ
691(M3)を例示したが、ステッピングモータを用
いてもよい。
【0018】以上のように構成された昇降手段68は、
サーボモータ691(M3)を正転駆動すると、その駆
動力がプーリ690、タイミングベルト689および回
転軸686を介してピニオン歯車687、687に伝達
され、ピニオン歯車687、687が矢印687Aで示
す方向に回転しつつ昇降用ラック685、685上を転
動することにより昇降フレーム681が上昇し、従っ
て、昇降フレーム681上に載置された排出トレイ66
が上昇せしめられる。また、サーボモータ691(M
3)が逆転駆動されると、ピニオン歯車687、687
が矢印687Bで示す方向に回転しつつ昇降用ラック6
85、685上を転動することにより昇降フレーム68
1が下降し、従って、昇降フレーム681上に載置され
た排出トレイ66が下降せしめられる。なお、ハウジン
グ10の転写紙排出部には、排出トレイ66上に排出さ
れ転写紙の積載量を検出するための転写紙積載量検出手
段72(SW7)が配設されている。この転写紙積載量
検出手段72(SW7)は、ハウジング10の排出側端
部における手前側と奥側に装着された発光素子と受光素
子とからなっており、排出トレイ66上に排出され転写
紙が発光素子からの光を遮ったときこの信号を後述する
制御手段に送る。そして、後述する制御手段は、この信
号に基づき排出トレイ66上に排出され転写紙の積載量
が所定量に達したものと判断して、上記のようにサーボ
モータ691(M3)を逆転駆動し昇降フレーム681
を所定量下降せしめる。
【0019】次に、トレイシフト手段70について図4
乃至図6を参照して説明する。図示のトレイシフト手段
70は、上記トレイ取付台683にその幅方向即ち転写
紙排出方向に直行する方向に延設して装着されたシフト
用ラック701を備えている。一方、上記昇降フレーム
681には、シフト用ラック701と噛合係合するピニ
オン歯車702が回転自在に装着されている。このピニ
オン歯車702は、昇降フレーム681に回転自在に装
着された歯車703、704および駆動歯車705を介
してサーボモータ706(M4)に伝動連結されてい
る。このサーボモータ706(M4)には、ロータリエ
ンコーダ或いは周波数発生器等の回転量検出器707
(FG3)が装着されており、この回転量検出器707
(FG3)は検出信号であるパルス信号を後述する制御
手段に送る。なお、図示の実施形態においては、トレイ
シフト手段70の駆動源としてサーボモータ706(M
4)を例示したが、ステッピングモータを用いてもよ
い。
【0020】以上のように構成されたトレイシフト手段
70は、サーボモータ706(M4)を正転駆動する
と、その駆動力が駆動歯車705、歯車704および歯
車703を介してピニオン歯車702に伝達され、ピニ
オン歯車702が矢印702Aで示す方向に回転せしめ
られる。従って、シフト用ラック701は図4において
下方に移動され、該シフト用ラック701を装着した排
出トレイ66が昇降フレーム681上を下方、即ち手前
側にシフトされる。また、サーボモータ706(M4)
が逆転駆動されると、上記ピニオン歯車702が矢印7
02Bで示す方向に回転せしめられ、従って、シフト用
ラック701が図4において上方に移動される。このた
め、該シフト用ラック701を装着した排出トレイ66
が昇降フレーム681上を上方、即ち奥側にシフトされ
る。なお、上記トレイシフト時における排出トレイ66
のシフト量は、サーボモータ706(M4)の回転量に
よって制御されるようになっている。即ち、サーボモー
タ706(M4)に装着されて回転量検出器707(F
G3)がその検出信号を後述する制御手段に送り、制御
手段が回転量検出器707(FG3)からの信号が所定
量に達すると電動モータ706を停止する。このように
トレイシフト手段70は、サーボモータ706(M4)
を正転駆動および逆転駆動制御することにより、トレイ
シフト処理を行う。
【0021】図示の後処理装置8は、図7に示す制御手
段100を具備している。制御手段100は、マイクロ
コンピュータによって構成されており、制御プログラム
に従って演算処理する中央処理装置(CPU)101
と、制御プログラムを格納するリードオンメモリ(RO
M)102と、演算結果等を格納する読み書き可能なラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)103と、タイマ10
4(T)と、カウンタ105と、入力インターフェース
106および出力インターフェース107とを備えてい
る。このように構成された制御手段100の入力インタ
ーフェース106には、上記転写紙検出スイッチSW
1、転写紙検出スイッチSW2、押し出し部材位置検出
センサSW3およびSW4、転写紙検出スイッチSW
5、検出器552(SW6)、転写紙積載量検出手段7
2(SW7)、回転量検出器547(FG1)回転量検
出器692(FG2)、回転量検出器707(FG3)
等からの検出信号が入力され、出力インターフェース1
07から上記ソレノイド32(SOL1)、42(SO
L1)、サーボモータ546(M1)、629(M
2)、691(M3)、706(M4)、ステイプラー
60等に制御信号を出力する。また、制御手段100
は、複写機本体4の制御手段400と接続されており、
両者間においても制御信号のやり取りが行われる。複写
機本体2の制御手段400には、操作手段に配設された
複写開始キー401、ステイプル処理を指定するための
ステイプル設定キー402、原稿1部分のステイプル枚
数を指定するステイプル枚数設定キー403、転写部数
即ちステイプル部数を指定するステイプル部数設定キー
404等から複写情報が入力される。
【0022】図示の実施形態による画像形成機の後処理
装置は以上のように構成されており、以下その作動につ
いて図8乃至図10に示すフローチャートをも参照して
説明する。なお、図8乃至図10に示すフローチャート
は、ステイプル設定キー402によってステイプル処理
が指定されたステイプル処理モードの処理手順を示すも
のである。
【0023】複写機本体2の制御手段400からステイ
プル処理が指定されると、制御手段100はステイプル
処理モードのよる処理を開始する。そして、制御手段1
00は、複写機本体4の制御手段400から原稿枚数に
相当するステイプル枚数(NS)を指定する信号を受信
すると(ステップS1)、ランダムアクセスメモリ(R
AM)103にステイプル枚数(NS)をセットする
(ステップS2)。次に、制御手段100はステップS
3に進んで、複写機本体4の制御手段400から転写部
数即ちステイプル部数(NT)を指定する信号を受信す
ると、ランダムアクセスメモリ(RAM)103にステ
イプル部数(NT)をセットする(ステップS4)。こ
のようにして、ステイプル枚数(NS)およびステイプ
ル部数(NT)を受信したならば、制御手段100はス
テップS5に進んで、ステイプル枚数(NS)が所定枚
数(NA)以下か否かをチェックし、ステイプル枚数
(NS)が所定枚数(NA)より多いときは後述するス
テップS25に移行し、ステイプル枚数(NS)が所定
枚数(NA)以下の場合にはステップS6に進んで、転
写部数(NT)が所定部数(NB)以上か否かをチェッ
クする。ステップS6において制御手段100は、転写
部数(NT)が所定部数(NB)より少ないときは後述
するステップS25に移行し、転写部数(NT)が所定
部数(NB)以上の場合にはステップS7に進んで、複
写機本体4からの複写開始信号を待ち、複写開始信号を
受信したらステップS8に進んでスタート処理を実行す
る。ステップS8におけるスタート処理は、例えば各搬
送ローラ対の駆動ローラを回転駆動し、ソレノイド42
を付勢して切り換え爪36を2点鎖線で示す第2の位置
に位置付ける。ステップS8におけるスタート処理を実
行したならば、制御手段100はステップS9に進ん
で、処理枚数を計数するカウンタ105をクリアする。
【0024】その後、複写機本体4においては複写動作
が行われ、所定の画像が転写された転写紙が複写機本体
4の排出口41から後処理装置8の転写紙搬入口12に
導入され、受入れローラ対20を通過した転写紙は切り
換え爪36に案内されて、第2の搬送路18に搬送さ
れ、転写紙受け台44に排出される。このとき、制御手
段100は転写紙検出スイッチSW2がONし、その後
OFFしたか否かをチェックし(ステップS10および
ステップS11)、転写紙が第2の搬送路18を通過し
たか否かを確認する。ステップS10およびステップS
11において転写紙検出スイッチSW2のONおよびO
FFを確認したならば、制御手段100はステップS1
2に進んで、タイマ104(T)を所定セット時間T1
にセットし、ステップS13においてカウンタ105の
処理枚数(NC)を“1”加算する。なお、上記ステッ
プS12におけるセット時間T1は、転写紙の後端が転
写紙検出スイッチSW2を通過してから転写紙受け台4
4に受け入れられるまでに要する時間に設定されてい
る。
【0025】次に、制御手段100はステップS14に
進んで、上記転写紙検出スイッチSW2がOFFしてか
らの経過時間TSが上記セット時間T1に達したか否か
チェックし、経過時間TSが上記セット時間T1に達し
ていなければ待ち、経過時間TSが上記セット時間T1
に達したならばステップS15に進んで、転写紙位置付
け処理を実行する。転写紙位置付け処理は、上記位置決
めローラ56を図2において2点鎖線で示す作用位置に
位置付け、転写紙受け台44に受け入れられた転写紙を
ストッパー46に向けて移動する。そして、所定時間経
過したら転写紙の後端がストッパー46に当接したもの
と判断して、位置決めローラ56を図2において実線で
示す退避位置に位置付ける。このようにして、転写紙位
置付け処理を実行したら制御手段100はステップS1
6に進んで、転写紙整合処理を実行する。転写紙整合処
理は、上記のように整合手段50における幅寄せ装置5
4のサーボモータ546(M1)を正転駆動して幅寄せ
板541を2点鎖線で示す幅寄せ位置に移動し、転写紙
受け台44上の転写紙を整合せしめる。そして、制御手
段100はサーボモータ546(M1)を逆転駆動して
上記幅寄せ板541を図3において実線で示す後退位置
に作動する。
【0026】上記のようにして、転写紙整合処理を実行
したならば制御手段100はステップS17に進んで、
処理枚数(NC)がステイプル枚数(NS)に達したか
否かをチェックし、処理枚数(NC)がステイプル枚数
(NS)に達していなければ上記ステップS10に移行
し、ステップS10乃至ステップS16の各作業を繰り
返し実行する。ステップS17において処理枚数(N
C)がステイプル枚数(NS)に達したならば、制御手
段100はステップS18に進んで、処理枚数を計数す
るカウンタ105をクリアし、ステップS19に進んで
ステイプル処理を実行する。ステイプル処理は、転写紙
受け台44の所定位置に位置付けられた所定のステイプ
ル枚数(NS)を有する転写紙にステイプラー60を作
動して行う。
【0027】ステップS19においてステイプル処理を
実行したならば、制御手段100はステップS20に進
んで、転写紙押し出し処理を実行する。ステップS20
における転写紙押し出し処理は、転写紙押し出し手段6
2のサーボモータ629(M2)を正転駆動し、押し出
し部材621、621が矢印625Aで示す方向に作動
して、転写紙受け台44上でステイプル処理された転写
紙束を転写紙排出口14に向けて押し出す。なお、この
とき排出ローラ対24の押さえローラ242は、図2に
おいて2点鎖線で示す退避位置に位置付けられており、
押し出される転写紙束の前端が転写紙検出スイッチSW
5を通過してから所定時間(転写紙束の前端が排出ロー
ラ対24に達するまでに要する時間)経過後に実線で示
す作用位置に位置付けられる。押さえローラ242が実
線で示す作用位置に位置付けられると、排出ローラ対2
4の作用により押し出し部材621、621によって押
し出された転写紙束は、転写紙排出口14から排出トレ
イ66に排出される。押し出し部材621、621が図
2において2点鎖線で示す押し出し位置に達し、押し出
し部材位置検出センサSW4がONすると、制御手段1
00はサーボモータ629(M2)を逆転駆動し、押し
出し部材621、621を矢印625Bで示す方向に作
動する。そして、押し出し部材621、621が図2に
おいて実線で示す退避位置に達し、押し出し部材位置検
出センサSW3がONすると、制御手段100はサーボ
モータ629(M2)を停止する。
【0028】上記のようにして、転写紙押し出し処理が
実行されステイプル処理された転写紙束が排出トレイ6
6に排出されたならば、制御手段100はステップS2
1に進んで、トレイシフト処理を実行する。ステップS
21におけるトレイシフト処理は、トレイシフト手段7
0のサーボモータ706(M4)を先ず正転駆動し、排
出トレイ66を手前側に所定量シフトする。これによ
り、排出トレイ66に排出される転写紙Pは、図4にお
いて2点鎖線で示す位置に位置付けられる。なお、次の
転写紙束が排出トレイ66に排出されたならば、制御手
段100はサーボモータ706(M4)を逆転駆動して
排出トレイ66を奥側に所定量シフトする。これによ
り、排出トレイ66に排出される転写紙Pは、図4にお
いて1点鎖線で示す位置に位置付けられる。このように
して、トレイシフト処理を実行したならば、制御手段1
00はステップS22に進んで、カウンタ105の処理
部数(ND)を“1”加算する。そして、制御手段10
0はステップS23に進んで、処理部数(ND)がステ
イプル部数(NT)に達したか否かをチェックし、処理
部数(ND)がステイプル部数(NT)に達していなけ
れば上記ステップS10に移行し、ステップS10乃至
ステップS22の各作業を繰り返し実行する。ステップ
S23において処理部数(ND)がステイプル部数(N
T)に達したならば、制御手段100はステップS24
に進んで、処理部数を計数するカウンタ105をクリア
して終了する。以上のように、ステイプル枚数(NS)
が所定枚数(NA)以下でステイプル部数(NT)が所
定部数(NB)以上の場合、即ち排出トレイ66に排出
されるステイプル処理された転写紙束が積み重ねられる
とステイプル処理された側のみが極端に嵩ばる条件が揃
った場合には、トレイシフト処理が行われるので、ステ
イプル処理された転写紙束は幅方向に交互にシフトされ
た排出トレイ66上に交互に積み重ねられる。従って、
排出トレイ66上に排出されるステイプル処理された転
写紙束は、ステイプル処理された部分が全て重なること
はないので、極端に嵩ばることはない。
【0029】次に、上記ステップS5およびステップS
6において、ステイプル枚数(NS)が所定枚数(N
A)より多い場合およびステイプル部数(NT)が所定
部数(NB)より少ない場合、即ち、排出トレイ66に
排出されるステイプル処理された転写紙束は積み重ねら
れてもステイプル処理された側が極端に嵩ばらない条件
が揃った場合についての処理について説明する。即ち、
上記ステップS5およびステップS6において、ステイ
プル枚数(NS)が所定枚数(NA)より多い場合およ
びステイプル部数(NT)が所定部数(NB)より少な
い場合、制御手段100はステップS25に進んで、ス
テップS25乃至ステップS41を実行する。このうち
ステップS25乃至ステップS38は、上記ステップS
7乃至ステップS20と同様の処理が実行される。そし
て、転写紙受け台44上でステイプル処理された転写紙
束を転写紙押し出し手段62および排出ローラ対24の
作用によって排出トレイ66に排出したら、上記のよう
にトレイシフト処理を実行しないで制御手段100はス
テップS39に進んで、カウンタ105の処理部数(N
D)を“1”加算し、更に、ステップS40に進んで、
処理部数(ND)がステイプル部数(NT)に達したか
否かをチェックし、処理部数(ND)がステイプル部数
(NT)に達していなければ上記ステップS28に移行
して、ステップS28乃至ステップS39の各作業を繰
り返し実行する。ステップS40において処理部数(N
D)がステイプル部数(NT)に達したならば、制御手
段100はステップS41に進んで、処理部数を計数す
るカウンタ105をクリアして終了する。以上のよう
に、排出トレイ66に排出されるステイプル処理された
転写紙束が積み重ねられてもステイプル処理された側が
極端に嵩ばらない条件が揃った場合は、トレイシフト処
理を行わないので、排出トレイ66に排出されるステイ
プル処理された転写紙束は整合された状態で積み重ねら
れる。
【0030】なお、ステイプル処理しない場合は、ソレ
ノイド42が除勢され切り換え爪36が図2において実
線で示す第1の位置に位置付けられる。従って、複写機
本体2においては複写動作が行われ、所定の画像が転写
された転写紙が複写機本体2の排出口41から後処理装
置8の転写紙搬入口12に導入されると、受入れローラ
対20を通過した転写紙は切り換え爪36によって第1
の搬送路16に案内され、搬送ローラ対22および排出
ローラ対24の作用によって、ステイプル処理を施され
ることなく転写紙排出口14から排出トレイ44に排出
される。
【0031】
【発明の効果】本発明による画像形成機の後処理装置
は、ステイプル枚数が所定枚数以下でステイプル部数が
所定部数以上のときに、ステイプルされた複写紙束を転
写紙押し出し手段によって押し出す毎にトレイシフト機
構を作動して排出トレイをシフトするようにしたので、
排出トレイに排出されるステイプル処理された転写紙束
が積み重ねられるとステイプル処理された側のみが極端
に嵩ばる条件が揃った場合にトレイシフト処理が行われ
るため、ステイプル処理された転写紙束は幅方向に交互
にシフトされた排出トレイ上に交互に積み重ねられる。
従って、排出トレイ上に排出されるステイプル処理され
た転写紙束は、ステイプル処理された部分が全て重なる
ことはないので、極端に嵩ばることはない。また、排出
トレイに排出されるステイプル処理された転写紙束が積
み重ねられてもステイプル処理された側が極端に嵩ばら
ない条件が揃った場合は、トレイシフト処理を行わない
ので、排出トレイに排出されるステイプル処理された転
写紙束は整合された状態で積み重ねられるため、その後
の整合作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した後処理装置を装備した画像形
成機の一実施形態を示す概略構成図。
【図2】本発明に従って構成された後処理装置の要部を
拡大して示す断面図。
【図3】図2に示す後処理装置を構成する整合手段およ
び転写紙押し出し手段との関係を示す平面図。
【図4】図2に示す後処理装置を構成する昇降機構およ
びトレイシフト機構との関係を示す平面図。
【図5】図4に示す昇降機構およびトレイシフト機構の
断面図。
【図6】図4におけるAーA線断面図。
【図7】本発明に従って構成された後処理装置に装備さ
れる制御手段の構成ブロック図。
【図8】図7に示す制御手段の処理手順を示す一部フロ
ーチャート。
【図9】図7に示す制御手段の処理手順を示す一部フロ
ーチャート。
【図10】図7に示す制御手段の処理手順を示す一部フ
ローチャート。
【符号の説明】
2:画像形成機(静電複写機) 4:複写機本体 6:自動原稿搬送装置 8:後処理装置 10:後処理装置のハウジング 12:転写紙搬入口 14:転写紙排出口 16:第1の搬送路 18:第2の搬送路 20:受入れローラ対 22:搬送ローラ対 24:排出ローラ対 34:後処置排出ローラ対 36:切り換え爪 44:転写紙受け台 46:ストッパー 50:整合手段 52:位置決め板 54:幅寄せ手段 56:位置決めローラ 58:タイミングベルト 60:ステイプラー 62:転写紙押し出し手段 621:押し出し部材 622:押し出し部材作動手段 64:転写紙排出トレイ装置 66:排出トレイ 68:昇降手段 681:昇降フレーム 683:トレイ取付台 685:昇降用ラック 687:ピニオン歯車 70:トレイシフト手段 701:シフト用ラック 702:ピニオン歯車 100:制御手段 SW1:転写紙検出スイッチ SW2:転写紙検出スイッチ SW3:押し出し部材位置検出センサ SW4:押し出し部材位置検出センサ SW5:転写紙検出スイッチ SW6:検出器 SW7:転写紙積載量検出手段 547(FG1):回転量検出器 692(FG2):回転量検出器 707(FG3):回転量検出器 32(SOL1):ソレノイド 42(SOL2):ソレノイド 546(M1):サーボモータ 629(M2):サーボモータ 691(M3):サーボモータ 706(M4):サーボモータ 400:制御手段 401:複写開始キー 402:ステイプル設定キー 403:ステイプル枚数設定キー 404:ステイプル部数設定キー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成機本体から搬入された転写紙を
    受入れる転写紙受け台と、該転写紙受け台に受け入れら
    れた転写紙を整合する整合手段と、該整合手段によって
    整合された複数枚の転写紙にステイプル処理を施すステ
    イプラーと、該ステイプラーによってステイプル処理さ
    れた複写紙束を押し出す転写紙押し出し手段と、該転写
    紙押し出し手段によって押し出された転写紙束を載置す
    る排出トレイと、該排出トレイを転写紙の排出方向に対
    して直行する方向に所定量シフトするトレイシフト手段
    とを具備する画像形成機の後処理装置において、 ステイプル処理する転写紙の枚数を設定するステイプル
    枚数設定手段と、 ステイプル処理する部数を設定するステイプル部数設定
    手段と、 該ステイプル枚数設定手段およびステイプル部数設定手
    段からの設定信号に基づいて該転写紙押し出し手段およ
    び該トレイシフト手段を作動制御する制御手段とを具備
    し、 該制御手段は該ステイプル枚数設定手段および該ステイ
    プル部数設定手段からの設定信号に基づき、ステイプル
    枚数が所定枚数以下でステイプル部数が所定部数以上の
    ときに、ステイプル処理された複写紙束を該転写紙押し
    出し手段によって押し出す毎に該トレイシフト手段を作
    動して該排出トレイをシフトする、 ことを特徴とする画像形成機の転写紙後処理装置。
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