JPH09221126A - 中仕切り - Google Patents

中仕切り

Info

Publication number
JPH09221126A
JPH09221126A JP8052515A JP5251596A JPH09221126A JP H09221126 A JPH09221126 A JP H09221126A JP 8052515 A JP8052515 A JP 8052515A JP 5251596 A JP5251596 A JP 5251596A JP H09221126 A JPH09221126 A JP H09221126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
partition
thermoplastic resin
paper
foamed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8052515A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuko Yamase
和子 山勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP8052515A priority Critical patent/JPH09221126A/ja
Publication of JPH09221126A publication Critical patent/JPH09221126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、製造が簡単で、高級感があり、緩衝
効果もあり、さらに低コストである中仕切りを提供する
ことを目的としている。 【構成】本発明の中仕切りは、主体とするブランクを折
り曲げ加工して形成された中仕切りであって、該中仕切
りが少なくとも基材層と熱可塑性樹脂を発泡させた発泡
層とを備え、前記発泡層が前記中仕切りの表面側に設け
られたことを特徴とする中仕切りで、前記基材層と前記
発泡層との間に印刷層が設けられたこと、前記基材層と
前記発泡層との間に透明ニス層が設けられたこと、そし
て前記発泡層とは反対側の前記基材層の面に熱可塑性樹
脂層が設けられたことを特徴とする。また、前記熱可塑
性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂の軟化点が前記発泡層
を構成する熱可塑性樹脂の軟化点より高いこと、そして
前記発泡層の厚さが15〜50μmであることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、贈答用箱などに使
用される中仕切りに関するものである。詳しくは、発泡
層を有する発泡加工紙を使用した贈答用箱などに使用さ
れる中仕切りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、贈答用箱などに使用される中仕切
りとしては、高級感をだすため、あるいは緩衝性を持た
せたりするために種々の工夫がなされている。例えば、
板紙などで立体的に組み立てた骨組みに装飾用の布を貼
ったり、被せたりしたものが知られている。あるいは、
熱可塑性樹脂シートの成型品の表面に静電植毛や特殊な
コーティングを行い装飾用の皮膜を形成したものも知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
布などを使用した中仕切りは、独特な風合いはあるが、
組み立て工程が複雑であることや品質にバラツキが多い
ことなどの欠点がある。また、装飾用の皮膜を形成した
成型シートを使用した中仕切りも、品質は安定するもの
の、やはり製造に手間がかかりコストが高くなるという
欠点がある。従って、従来のものより製造が簡単で、高
級感があり、緩衝効果もあり、さらに低コストである中
仕切りが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決すべく検討した結果、紙を主体とするブラン
クを折り曲げ加工して形成された中仕切りであって、該
中仕切りが少なくとも基材層と熱可塑性樹脂を発泡させ
た発泡層とを備え、前記発泡層が前記中仕切りの表面側
に設けられたことを特徴とする中仕切りで、前記基材層
と前記発泡層との間に印刷層が設けられたこと、前記基
材層と前記発泡層との間に透明ニス層が設けられたこ
と、そして前記発泡層とは反対側の前記基材層の面に熱
可塑性樹脂層が設けられたことを特徴とする中仕切りを
見出し、完成したものである。また、本発明の中仕切り
は、前記熱可塑性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂の軟化
点が前記発泡層を構成する熱可塑性樹脂の軟化点より高
いこと、そして前記発泡層の厚さが15〜50μmであ
ることを特徴とする。本発明によれば、従来のものより
製造が簡単で、高級感があり、緩衝効果もあり、さらに
低コストである中仕切りを得ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明の中仕切りについて、詳しく説明する。まず、本発
明の中仕切りに用いる発泡加工紙1について説明する。
発泡加工紙1の材料構成は、図1−aに示すように、基
材層となる紙2の上に印刷層5が設けられ、印刷層5を
被覆するように透明ニス層6が設けられ、さらにその上
に、熱可塑性樹脂が発泡した発泡層が設けられるととも
に、紙2の他方の面には、熱可塑性樹脂層4が設けられ
たものである。なお、印刷層5と透明ニス層6の設け方
は、図1−bに示すように、紙2の上に透明ニス層6を
設け、その上に印刷層5を設けるようにしてもよいもの
であり、さらに、図−cに示すように、紙2の上に設け
られた印刷層5を除く部分に透明ニス層6を設けるよう
にしてもよいものである。また、紙2と熱可塑性樹脂層
4との間には、バリア性などを上げるためにアルミニウ
ム箔層などのバリア性を有する材料を用いた層を設けて
もよい。
【0006】基材層となる紙2は、坪量が100〜60
0g/m2 の範囲であることが、中仕切りの製造上好ま
しい。また、紙2の含水率は、3〜10%の範囲が好ま
しく、さらに好ましくは、5〜8%の範囲であることが
望ましい。紙の中の水分を蒸発させ、その蒸気圧の力で
表面の熱可塑性樹脂層を発泡させて発泡層3を形成する
際に、含水率が3%未満であると発泡不足となって所望
の発泡層3の厚さが得られなかったり、含水率が10%
を越えると発泡表面が破裂した状態となることがあるの
で好ましくない。
【0007】印刷層5は、基材層となる紙2の表面、あ
るいは透明ニス層6の上に施される。この印刷層5は、
部分的に着色インキで印刷される場合と、全面的に着色
インキで印刷される場合とがある。印刷の位置、印刷面
積の大小、印刷の方法、使用されるインキなどは、従来
公知の技術を適宜選択して用いることができる。
【0008】透明ニス層6は、基材の紙2の表面、ある
いは印刷層5の上に設けられる。透明ニスを塗布する方
法としては、印刷やコーティングによる方法がある。中
でも、グラビア印刷による方法が好ましい。透明ニスの
組成は、体質顔料を含んだ合成樹脂が主成分となってい
る。合成樹脂としては、硝化綿、ポリウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂、
これらの2種類以上を混合した樹脂などを用いることが
できる。また、体質顔料としては、酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウムや、これらの2種類以上か
らなる混合物などを用いることができる。透明ニスの塗
布量は、塗布後の乾燥状態で2〜3g/m2 が好まし
い。
【0009】発泡層3、熱可塑性樹脂層4を形成する熱
可塑性樹脂は、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポ
リエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー、エ
チレン・酢酸ビニール共重合体、エチレン・アクリル酸
共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、エ
チレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエステル樹
脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリスチレン樹脂などを用
いることができる。この熱可塑性樹脂は、印刷および透
明ニスが施された基材層となる紙2の表と裏の両面に積
層される。積層する方法には、樹脂を熱溶融して塗布す
る押し出しコーティング法、あるいはフィルムになった
ものを貼り合わせるラミネート法などがある。発泡層3
となる表面の熱可塑性樹脂の厚さは、15〜50μmの
範囲が好ましい。15μm未満または50μmを越える
と発泡しにくくなる。一方、裏面の熱可塑性樹脂層4の
厚さは、特に限定されない。また、図1−a、b、cに
示すように、裏面の熱可塑性樹脂層4を発泡させずに、
表面の熱可塑性樹脂だけを発泡させて発泡層3を形成す
るために、裏面からの水蒸気の蒸発を防ぐ方法として、
紙2と熱可塑性樹脂層4の間にアルミニウム箔などの層
を設ける方法や、あるいは裏面の熱可塑性樹脂は表面の
熱可塑性樹脂より軟化点の高い熱可塑性樹脂を用いる方
法がある。後者の場合、例えば、ポリエチレン樹脂を例
にとれば、軟化点の高い高密度ポリエチレン樹脂を裏面
の熱可塑性樹脂として用いることができる。
【0010】つぎに、発泡加工紙1を使用して中仕切り
を作製する方法について説明する。発泡加工紙1を各形
態の中仕切りのブランクに打ち抜き、手で組み立てたり
機械で組み立てたりして、それぞれの中仕切りを作るこ
とができる。ここで、発泡加工紙1への加熱発泡の加工
は、ブランクの状態で発泡させる場合と、中仕切りに組
み立てた状態で発泡させる場合とがある。このブランク
あるいは組み立てた中仕切りを加熱することにより、紙
2の中の水分が蒸発し、その蒸気圧と空気の熱膨張とが
加わって作用し、表面の熱可塑性樹脂が発泡構造をとり
発泡層3が形成されることになる。
【0011】加熱方法としては、熱風、赤外線、遠赤外
線、マイクロ波、高周波などによる方法を使うことがで
きる。また、静置して加熱する方法、あるいはコンベア
ーによって送りながら加熱する方法などを使うこともで
きる。加熱条件としては、温度が100〜200°Cの
範囲が好ましく、時間としては、10秒〜5分の範囲が
好ましい。
【0012】本発明の発泡加工紙1を使用した中仕切り
の用途としては、菓子、食品、飲料品、調味料、趣向品
など幅広く贈答箱用の中仕切りきりとして利用すること
ができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明について実施例をあげて、さら
に具体的に説明する。 〔実施例1〕先ず、発泡加工紙1について説明する基材
層となる紙2として坪量340g/m2 、含水率8.0
%の板紙を用い、その板紙の表面に濃紺の色をグラビア
印刷で一色印刷して印刷層5を形成し、さらに、その上
に同じくグラビア印刷で、体質顔料を含む硝化綿とポリ
ウレタン樹脂を主成分とし、トルエン、酢酸エチル、メ
チルエチルケトン、イソプロピルアルコールを混合した
ものを溶剤とした透明ニスを用いて透明ニス層6を形成
した。透明ニス層6を形成するにあたり、使用した版
は、線数が175線で、深さが35μであり、塗布量
は、乾燥状態で2.5g/m2 であった。さらに表面に
は、40μの厚さの低密度ポリエチレン樹脂層を、裏面
には、20μの低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレ
ンを混合したポリエチレン樹脂層を押し出しコーティン
グ法によって設けた。このように積層された発泡加工紙
1を打ち抜き加工で、図2─aに示すように、贈答箱用
中仕切りのブランク11を作製した。この作製した贈答
箱用中仕切りのブランク11を、120°Cの乾燥機の
中で3分間加熱し表面の熱可塑性樹脂を発泡させて発泡
層3を形成した。この発泡層3を有する贈答箱用中仕切
りのブランク11を発泡層3が表面側になるように、そ
れぞれの罫線12で折り畳み、図2−bに示すように、
贈答箱用中仕切り13を得た。図3は、本実施例の贈答
箱用中仕切り13を贈答箱14の中に挿入した状態を示
している。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、従来のものより製造が
簡単で、高級感があり、緩衝効果もあり、さらに低コス
トである発泡加工紙を使用した贈答箱用中仕切りを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発泡加工紙を使用した中仕切りの
一実施例の材料構成を示す図である。
【図2】本発明による発泡加工紙を使用した贈答箱用中
仕切りの一実施例を示す図である。
【図3】本発明による発泡加工紙を使用した贈答箱用中
仕切りを利用した贈答箱を示す図である。
【符号の説明】
1 発泡加工紙 2 紙 3 発泡層 4 熱可塑性樹脂層 5 印刷層 6 透明ニス層 11 贈答箱用中仕切りのブランク 12 罫線 13 贈答箱用中仕切り 14 贈答箱

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を主体とするブランクを折り曲げ加工し
    て形成された中仕切りであって、該中仕切りが少なくと
    も基材層と熱可塑性樹脂を発泡させた発泡層とを備え、
    前記発泡層が前記中仕切りの表面側に設けられたことを
    特徴とする中仕切り。
  2. 【請求項2】前記基材層と前記発泡層との間に印刷層が
    設けられたことを特徴とする請求項1記載の中仕切り。
  3. 【請求項3】前記基材層と前記発泡層との間に透明ニス
    層が設けられたことを特徴とする請求項2記載の中仕切
    り。
  4. 【請求項4】前記発泡層とは反対側の前記基材層の面に
    熱可塑性樹脂層が設けられたことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか記載の中仕切り。
  5. 【請求項5】前記熱可塑性樹脂層を構成する熱可塑性樹
    脂の軟化点が前記発泡層を構成する熱可塑性樹脂の軟化
    点より高いことを特徴とする請求項4記載の中仕切り。
  6. 【請求項6】前記発泡層の厚さが15〜50μmである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の中仕
    切り。
JP8052515A 1996-02-16 1996-02-16 中仕切り Pending JPH09221126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8052515A JPH09221126A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 中仕切り

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8052515A JPH09221126A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 中仕切り

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09221126A true JPH09221126A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12916883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8052515A Pending JPH09221126A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 中仕切り

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09221126A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006225004A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Toppan Printing Co Ltd 万線パターン加飾が施された紙容器
JP2015202882A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 株式会社アワジヤ 洋菓子用トレイ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006225004A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Toppan Printing Co Ltd 万線パターン加飾が施された紙容器
JP2015202882A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 株式会社アワジヤ 洋菓子用トレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016068568A (ja) 紙製包装体の製造方法及びその方法で得られた紙製包装体
JPH10119156A (ja) 高意匠性段ボール及び紙箱
JP4648376B2 (ja) 発砲加工紙の製造法
JPH09328124A (ja) 紙容器
JPH09221126A (ja) 中仕切り
JPH09142435A (ja) 発泡紙カップ
JP4090563B2 (ja) 断熱性紙カップ
JP4372853B2 (ja) 発泡加工紙
WO2017135124A1 (ja) 積層シートおよび包装容器スリーブ
JPH09248863A (ja) 発泡加工紙を使用した紙容器の製造方法
JPH10180917A (ja) 発泡化粧シート
JP2002205731A (ja) 不織布素材で被覆された箱
JPH09216619A (ja) 発泡層を有する液体紙容器
JP3802182B2 (ja) 発泡加工紙およびその製造方法
JP2742999B2 (ja) 化粧シート
JP3722395B2 (ja) 包装用紙
JP2003237855A (ja) 断熱紙カップ
JPH11147270A (ja) 発泡加工紙
JPH09309528A (ja) 発泡加工紙を使用した紙容器の製造方法
WO2000063016A1 (en) A method for producing volume-defining items employing lenticular lens technology
JP2012051329A (ja) 発泡原紙及びそれを用いた断熱紙容器
JP3923585B2 (ja) 識別表示付き紙容器およびその製造方法
JPH10203523A (ja) 発泡紙カップ
JPH1080966A (ja) 高意匠性段ボール及び紙箱
JPH08229972A (ja) 装飾シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060502