JPH09220922A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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Publication number
JPH09220922A
JPH09220922A JP2947396A JP2947396A JPH09220922A JP H09220922 A JPH09220922 A JP H09220922A JP 2947396 A JP2947396 A JP 2947396A JP 2947396 A JP2947396 A JP 2947396A JP H09220922 A JPH09220922 A JP H09220922A
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JP
Japan
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solar radiation
air conditioner
louver
air
driver
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Application number
JP2947396A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Fujita
博昭 藤田
Ippei Kori
逸平 郡
Tokuyuki Miyake
徳之 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員の身体各部における日射部と日陰部との
温感差を低減し、乗員の快適感をより向上させることの
できる空調装置を提供する。 【解決手段】 ルーフ部2に支持されるフロントルーバ
16及びサイドルーバ15が運転席前面上部及び運転席
側面上部に配置されると共にこれらルーバの空調風によ
って車室内温度をコントロールする空調装置において、
フロントガラス下部に前方日射センサ40を運転席側ド
ア窓下部に側方日射センサ42をそれぞれ設け、両日射
センサ40,42の各日射信号に基づき空調コントロー
ラ34がルーバ16,15の送風作動を制御し、乗員に
対する直射日光の日射部と、日陰部との間での温感差を
確実に低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の空調装置、特
に、車室内の空調制御時に車室内への日射状態を考慮し
て適正な空調制御を行うようにした空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車室内の空調を行うに当たり、日射に応
じた空調制御を行うことが知られている。ここでは日射
に対する空調制御の一例である左右独立空調制御を、図
28(a)〜(c)、図29に沿って説明する。この左
右独立空調制御では、車両100の前窓の内側位置に配
備された日射センサ200により日射方向と日射強度を
検出し、図示しないエアコンよりの空調風を運転席と助
手席に対向する各ルーバ300,400より適時に吹き
出させるという制御を行う。ここで用いる日射センサ2
00は、図29に示すように、光電変換部201の上方
に遮光膜202を配し、光電変換部201を分割線50
0によってh極とl極とに分割した構造を成す。この日
射センサ2はその分割線500を車両1の進行方向中心
線と並行にして置かれ、h極とl極の出力比によって太
陽の方向を検知する。
【0003】このような日射センサを用いた場合、図2
8(a)に示すように太陽が真上に位置する状態での走
行時には、h極(左側位置)とl極(右側位置)の出力
比が1:1となり、エアコンは日射強度に応じた空調風
を運転席と助手席の各ルーバ300,400より等量づ
つ吹き出させる。図28(b)示すように太陽が左上
(助手席側)に位置する状態での走行時には、l極がh
極より大きい出力を発するので、助手席のルーバ400
よりの空調風を運転席のルーバ300より多く吹き出さ
せる。同様に図28(c)示すように太陽が右上(運転
席側)に位置する状態での走行時には、h極がl極より
大きい出力を発するので、運転席のルーバ300よりの
空調風を運転席のルーバ300より多く吹き出させる。
【0004】このように左右独立空調制御では、日射強
度及び直射日光が多く当たる部分と日陰となる部分とを
それぞれ検出する。そして、エアコンが日射強度に応じ
た空調風を吹き出させ、特に、直射日光が多く当たる部
分のルーバが日陰となる部分のルーバよりも多量の空調
風を吹き出すように制御し、運転席及び助手席の温度差
を低減させ、乗員が快適に走行できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように左右独立空
調制御では左右座席の体感温度差の是正効果がある。し
かし、走行時における太陽光の日射角度及び日射方向は
大きく変化し、1座席内であっても日光が当たる日射部
と当たらない日陰部との間での人体の各部での感温差が
残っており改善が更に必要である。このため、日射対応
の空調制御を行うに当たり、車室内の1座席における日
射部と日陰部とを識別し、両部間の温感差を低減出来る
よう空調制御し、走行時の各乗員の快適感を向上させる
ことが望まれている。
【0006】本発明の目的は、1座席における直射日射
部と日陰部との温感差を低減し、乗員の快適感をより向
上させることのできる空調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、車両のルーフ部に支持され
るエアコンの吹き出しルーバが運転席前面上部及び運転
席側面上部に配置されると共に上記ルーバの吹き出し風
によって車室内温度をコントロールする空調装置におい
て、上記車両のフロントガラス下部に第1の日射センサ
を運転席側ドア窓下部に第2の日射センサをそれぞれ設
け、上記第1、第2日射センサの各日射信号に基づき制
御手段がルーバの送風作動を制御することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明は、上記請求項1記載の空
調装置において、上記車両のルーフ部にエアコンユニッ
トを構成するエバポレータ及びブロアが支持されたこと
を特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、車両のルーフ部に支持
されるエアコンの吹き出しルーバが乗員席前面上部及び
乗員席側面上部に配置されると共に上記ルーバの吹き出
し風によって車室内温度をコントロールする空調装置に
おいて、上記車両のフロントガラス下部に第1の日射セ
ンサを運転席側ドア窓下部に第2の日射センサを助手席
側ドア窓下部に第3の日射センサをそれぞれ設け、上記
第1乃至第3日射センサの各日射信号に基づき制御手段
がルーバ作動を制御することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、上記請求項2記載の空
調装置において、上記エバポレータの下流にブロアを設
け、かつ上記エバポレータにバイパス路を設けたことを
特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、上記請求項1及び請求
項3記載の空調装置において、上記制御手段は各日照セ
ンサが検知した日射量が設定値以下であると、側方ルー
バの作動を停止させ前方ルーバを略水平状態に傾けて送
風作動させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1の空調装置はトラックのキャ
ブ内に装備されており、図2に示すようなキャブ1のイ
ンストルメントパネル2内に空調インパネユニット3
が、ルーフパネル4とヘッドライニング5の間に空調天
井ユニット6がそれぞれ収容される。空調インパネユニ
ット3はインストルメントパネル2内に装備されたブロ
ア23と、その下流のインパネエバポレータ20と、そ
の下流のヒータ24と、図示しないエアミックスダンパ
及び吹き出し口切換えダンパ28とを備える。空調イン
パネユニット3からの空調風はダクト7,8を介しDE
F、FACE、FOOT等のグリル9、10、11より
必要時に吹出される。
【0013】空調天井ユニット6を支持するルーフパネ
ル4はその内面の全面に亘って断熱材12を貼着されて
いる。この断熱材とヘッドライニング5との間には全体
に亘り広い空間13が形成されている。空間13の後部
にはバックパネル14に近接して空調天井ユニット6が
収納されている。ヘッドライニング5は、図2に示すよ
うに、中央部5aが平坦に形成され、図4に示すよう
に、右側周部5cが全周に亘り下方にL字状の段差をな
して形成され、前端部5bが右側周部5cの前部に連通
されている。
【0014】そして、右側周部5cの角部には運転席に
臨んで側方ルーバ15が、前端部5bの角部には運転席
に臨んで前方ルーバ16が各々設けられている。各ルー
バ15,16はヘッドライニング5の内側空間に沿って
配備されるダクト17を介し、バックパネル14側の空
調天井ユニット6に連通する。空調天井ユニット6は、
ヘッドライニング5の膨出部5d内に収容され、且つバ
ックパネル14に固定されている。図6に示すように、
空調天井ユニット6は天井エバポレータ19と、その下
流のブロア18と、天井エバポレータ19と並列に配さ
れるバイパス路29を開閉するダンパ27とを備える。
空調天井ユニット6からの空調風はダクト17を介し、
側方ルーバ15及び前方ルーバ16より吹出される。
【0015】側方ルーバ15及び前方ルーバ16は同様
の構成を採る。例えば、側方ルーバ15は、図11乃至
図13に示すように、ダクト17の角部の支持部材17
1に摺動自在に支持される長筒状の回転筒部152と、
同筒部の長手方向に形成される吹出口153と、回転筒
部152をその中心線回りに回動操作する駆動モータ1
51と、ダクト17に支持されると共に回転筒部152
の吹出口153近傍と摺接し、その吹き出し角の変動幅
である送風範囲Cf(図12参照)を規制する固定ルー
バ154とで構成される。特に、ここでの固定ルーバ1
54は吹出口153の長手方向に向けて順次形成される
多数のフィン155の各フィン間隔aを比較的狭めて形
成される。このフィン間隔aを狭めることによって、固
定ルーバ154の隣合うフィン155の間に指等が差し
込まれることを防止し、回動中の吹出口153によって
指等が挾まれることを未然に防止出来る。
【0016】尚、回転筒部152の吹出口153がダク
ト中に隠れるまで回転すると、吹出口153が完全に閉
じられるように成っている。図1に示すように、空調天
井ユニット6の天井エバポレータ19と空調インパネユ
ニット3のインパネエバポレータ20はそれぞれが冷房
用配管21を延出し、それらにはルーフ電磁弁43、イ
ンパネ電磁弁44が装着され、しかも各他端部はエンジ
ンルームER内に収容されているコンプレッサ22に接
続される。ヒータ24は暖房用配管25を介しエンジン
ルームER内のエンジン冷却系管路26に接続される。
コンプレッサ22はエンジン30の回転力を電磁クラッ
チ31を介し適時に伝達され、エバポレータ19,20
を含む冷媒循環系の冷媒を圧縮している。
【0017】なお、電磁クラッチ31はエアコンコンプ
レッサリレー32を介し電源33に接続される。このリ
レー32の駆動出力はエアコンコントローラ34より入
力され、そのエアコン信号はエンジンコントロールユニ
ット35に入力される。なお、エンジンコントロールユ
ニット35はエアコン信号の入力に応じてアイドルアッ
プを行うべく周知のアイドルスピードコントロール制御
を行う。ブロア18,23は共にヒータリレー36を介
し電源33に接続され、しかもパワートランジスタ3
8,39を介してアース端に接続される。ヒータリレー
36の励磁端子はイグニションスイッチ37に接続され
る。
【0018】ダンパ27の駆動モータ271、ルーバ1
5,16の駆動モータ151,161及び吹き出し口切
換えダンパ28の駆動モータ281はそれぞれ図示しな
いモータ駆動回路を介しエアコンコントローラ34に接
続される。図5に示すように、インストルメントパネル
2の中央部上面でフロントウインドウ(図示せず)下部
には第1の日射センサである前方日射センサ40が、運
転席側ドア41の窓下部に第2の日射センサである側方
日射センサ42がそれぞれ設けられる。なお、両日照セ
ンサ40,42は共に図32で説明したものと同様の構
成を採り、ここでは重複説明を略す。
【0019】前方日射センサ40はその分割線500を
車両1の前窓に対し並行にして置かれ、h極とl極の出
力比によって乗員の前面側での照射域の量を検知する。
このため、太陽光が前面側から高高度で差し込む状態
(図2に矢視P1で示す)での走行時には、乗員の前面
側での照射域は比較的小さく、この場合、h極(前側位
置で日射高度が高いときに感度が大きい)の出力がとl
極(奥側位置で日射高度が低いときに感度が大きい)の
出力より大きくなる。太陽光が前面側より低高度で差し
込む状態(図2に矢視P2で示す)での走行時には、乗
員の前面側での照射域(図2の乗員の傾斜線のない領
域)は比較的大きく、この場合、l極(奥側位置)がh
極(前側位置)より大きい出力を発することとなる。
【0020】側方日射センサ42はその分割線500を
運転席側ドア41の窓ガラスに対し並行にして置かれ、
h極とl極の出力比によって乗員の右側面側での照射域
の量を検知する。このため、太陽光が右側側面より高高
度で差し込む状態(図4に矢視P3で示す)での走行時
には、乗員の右側面側での照射域は比較的小さく、この
場合、h極(車両側面側位置で日射高度が高いときに感
度が大きい)の出力がl極(車両車室内側位置で日射高
度が低いときに感度が大きい)の出力より大きくなる。
太陽が右側面側より低高度で差し込む状態(図4に矢視
P4で示す)での走行時には、乗員の右側面側での照射
域(図4の乗員の傾斜線のない領域)は比較的大きく、
この場合、l極(奥側位置)がh極(前側位置)より大
きい出力を発することとなる。
【0021】エアコンコントローラ34は制御回路34
1、記憶回路342、入出力回路343を備えたマイク
ロコンピュータ及び図示しない電源回路や駆動回路によ
りその主要部が構成されている。制御回路341は図1
4乃至図26に示す空調制御ルーチンに沿って各種入力
情報を受け、これに応じた制御信号を発する。記憶回路
342は所定の設定値及び図14乃至図26に示す空調
制御プログラムを記憶処理されている。入出力回路34
3は入力される各種入力情報を受けると共に、制御回路
341の指令に応じて制御信号を図示しない各モータ駆
動回路やエアコンコンプレッサリレー32に出力する。
【0022】特にここでの入出力回路343は前方、側
方日射センサ40,42、外気温Toを検出する外気温
センサ45、室内頭上温度Thを検出するセンサ47、
足元温度Tfを検出するセンサ46、冷媒のインパネエ
バ温度Teiを検出するセンサ48、天井エバ温度Te
rを検出するセンサ52、前方、側方ルーバの角度SU
f、SUsを検出するルーバ角度センサ49,50、等
よりデータを適時に入力される。図示しない各モータ駆
動回路は入出力回路343の駆動信号に応じ駆動電流を
各駆動モータ271、151,161,281やルーフ
電磁弁43及びインパネ電磁弁44に供給する。この様
な空調装置の作動を図14乃至図26に示す空調制御ル
ーチンと共に説明する。
【0023】イグニションスイッチ37のオン操作によ
って、図14に示す空調制御のメインルーチンがスター
トする。先ずステップs1でイニシャルデータ/フラグ
セットルーチンが実行される。このルーチンでは、図1
5に示すように、以後の制御で用いられる平均室温計算
係数α等の空調制御に伴って用いられる各種データ、各
種設定値及び各数値変換ゲインが順次所定の記憶エリア
に書き込まれる。次いで、ルーバ駆動方向フラグFs
f、Fssやルーフ電磁弁43及びインパネ電磁弁44
の各制御フラグFr、Fiをクリア(→0)し、ステッ
プs2の温度データ読み込みルーチンに進む。
【0024】温度データ読み込みルーチンでは図16に
示すように、室内頭上温度Th、外気温度To、インパ
ネエバ温度Tei、乗員設定温度Tsを読み込む。更
に、室内足元温度Tf、天井エバ温度Terを読み込
む。次に、頭上温度偏差Thdの計算を次式で行う。 Thd=(Ts−1.0)−Tf 頭上温度偏差Thdが求まるとメインルーチンのステッ
プs3に進み、日射データ読み込みルーチンを実行す
る。
【0025】図17〜図18の日射データ読み込みルー
チンでは、ステップa1で前窓からの日射程度に応じ
て、前方日射センサ40のh極(前側位置で日射高度が
高いときに感度が大きい)の出力Sfhとl極(奥側位
置で日射高度が低いときに感度が大きい)の出力Sfl
とが読み込まれ、更に、運転席側ドア41の窓からの日
射程度に応じて、側方日射センサ42のh極(車両側面
側位置で日射高度が高いときに感度が大きい)の出力S
shとl極(車両室内側位置で日射高度が低いときに感
度が大きい)の出力Sslとが読み込まれる。ステップ
a2ではこれら日射データを次式を用い、日射データ修
正定数Zfh,Zfl,Zsh,Zsl(日射ゼロ時の
入力データに等しい値の定数)で修正する。
【0026】SSfh=Sfh−Zfh SSfl=Sfl−Zfl SSsh=Ssh−Zsh SSsl=Ssl−Zsl ステップa3では前方、側方日射センサ40,42にお
ける前方、側方日射強度SUNf,SUNsを表すデー
タを次式により作成する。
【0027】SUNf=(SSfh+SSfl)/2 SUNs=(SSsh+SSsl)/2 ステップa4に達すると、この制御周期が起動直後で無
いとそのままステップa6に、そうでないとステップa
5において遅延データであるSfold,Ssoldを
前方側方日射強度SUNf,SUNsとして書換え、ス
テップa6に進む。
【0028】ステップa6では前方日射データSfol
dが前方日射強度SUNfと同じではステップa9に、
大きいとステップa8に小さいとステップa7に進む。
ステップa8ではSfoldよりdS減算した遅延デー
タSfnewを求め、ステップa7ではSfoldにd
S加算した遅延データSfnewを求めステップa9に
進む。ステップa9では側方日射データSsoldが側
方日射強度SUNsと同じではステップa10に、大き
いとステップa11に小さいとステップa12に進む。
ステップa11では−dS減算した遅延データSsne
wを求め、ステップs12では+dS加算した遅延デー
タSsnewを求めステップa10に進む。ステップa
10では遅延データであるSfold,Ssoldを前
方側方日射遅延データSfnew、Ssnewで書換
え、ステップa13に進む。
【0029】ステップa13では、今回の日射量SUN
を最新の前方日射遅延データSfoldで書換え、ステ
ップa14に進む。ここでは今回の日射量SUNを最大
値max(Sfold、Ssold)以内に修正し、ス
テップa15に進む。ステップa15では、今回の前方
日射強度SUNfが日射対応制御を行う最低の日射強度
閾値Scを上回るか否か判断し、上回る場合のみステッ
プa16で前方日射高度データHfを次式で算出し、ス
テップa17に進む。 Hf=SSfh/SSfl ステップa17では、今回の第2日射強度SUNsが日
射対応制御を行う最低の日射強度閾値Scを上回るか否
か判断し、上回る場合のみステップa18で側方日射高
度データHsを次式で算出し、メインルーチンのステッ
プs4に進む。
【0030】Hs=SSsh/SSsl なお、前方日射強度SUNf、側方日射強度SUNsが
日射強度閾値Scを下回る場合は直前の前方日射高度デ
ータHf及び側方日射高度データHsを継続して使用す
る。次に、ステップs4の天井風向決定ルーチンを図1
9、図20に沿って説明する。
【0031】先ず、ステップc1では側方ルーバ15を
閉じ前方ルーバ16を水平吹出しにするための設定角度
データを読み込む。即ち、前方ルーバ16のスイングア
ップ角度データSUfw、スイングダウン角度データS
Dfw、側方ルーバ15のスイングアップ角度データS
Usw、スイングダウン角度データSDswをそれぞれ
読み取り、これらデータを用いて、ステップc2で前方
ルーバ16のスイングアップ角度SUf、スイングダウ
ン角度SDf、側方ルーバ15のスイングアップ角度S
Us、スイングダウン角度SDsを更新する。
【0032】ステップc3に達すると、ここでは前方日
射データSfoldが日射対応制御を行う最低の日射強
度閾値Scを上回るか判断し、Yesでステップc4に
Noでステップc5に進む。ステップc4は可変風向
(日射対応)時の前方ルーバ16のスイングアップ角度
SUfを次式で演算する。ここでAfは風向角度ゲイ
ン、Bfは風向角度オフセット量を示し、図2に示すよ
うに、このBf(=Bfo−Bfr)はセンサ傾斜角B
foより側方ルーバ−補正角Bfrを除算した値として
設定される。 SUf=Hf×Af+Bf ステップc6では、このときの目標とするスイングアッ
プ角度SUfに対し前方ルーバ16のスイングアップ角
度データSUfcが小さいとステップc7に、そうでな
いとステップc5に進む。
【0033】ステップc7では可変風向(日射対応)時
の前方ルーバ16のスイングダウン角度SDfを次式で
演算する。ここでCf(図12参照)は送風範囲(スイ
ング角度幅)として設定される。 SDf=SUf−Cf 前方日射データSfoldが日射強度閾値Sc以下でス
テップc5に達すると、ここではスイングアップ角度S
Ufをスイングアップ角度データSUfwとし、スイン
グダウン角度SDfをスイングダウン角度データSDf
wとして更新し、ステップc8に進む。
【0034】ステップc8では側方日射データSsol
dが日射対応制御を行う最低の日射強度閾値Scを上回
るか判断し、Yesでステップc9にNoでステップc
10に進む。ステップc9では可変風向(日射対応)時
の側方ルーバ15のスイングアップ角度SUsを次式で
演算する。ここでAsは風向角度ゲイン、Bsは風向角
度オフセット量を示し、図4に示すように、このBs
(=Bso−Bsr)はセンサ傾斜角Bsoより側方ル
ーバ−補正角Bsrを除算した値として設定される。 SUs=Hs×As+Bs ステップc11では、このときの目標とするスイングア
ップ角度SUsに対し側方ルーバ15のスイングアップ
角度データSUscが小さいとステップc12に、そう
でないとステップc10に進む。
【0035】ステップc12では可変風向(日射対応)
時の側方ルーバ15のスイングダウン角度SDsを次式
で演算する。ここでCs(図12のCfと同様にして設
定される)はスイング角度幅として設定される。 SDs=SUs−Cs 側方日射データSsoldが日射強度閾値Sc以下でス
テップc10に達すると、ここではスイングアップ角度
SUsをスイングアップ角度データSUswとし、スイ
ングダウン角度SDsをスイングダウン角度データSD
swとして更新し、メインルーチンのステップs5に進
む。次に、ステップs5の天井風向制御ルーチンを図2
1、図22に沿って説明する。
【0036】先ず、前方ルーバ16の現在位置Pf及び
側方ルーバ15の現在位置Psの読み込みが成され、ス
テップd2に進む。ここでは前方ルーバ駆動方向フラグ
Fsfが0,1,2のいずれか判断し、0ではステップ
d3に、1ではステップd4に、2ではステップd5に
それぞれ進む。ステップd3では前方ルーバ16の現在
位置Pfがスイングダウン角度SDf以上でステップd
6に進み、前方ルーバ16のスイングダウン制御を実行
し、SDfを下回ると前方ルーバ駆動方向フラグFsf
=1としてステップd8に進む。
【0037】ステップd2で前方ルーバ駆動方向フラグ
Fsf=1としてステップd4に進むと、ここでは前方
ルーバ16の現在位置Pfがスイングアップ角度SUf
以上でステップd9に進む。ここでは前方ルーバ駆動方
向フラグFsf=2としてステップd5に進み、下回る
とステップd8に進み、前方ルーバ16のスイングアッ
プ制御を実行し、ステップd10に進む。ステップd1
0では側方ルーバ駆動方向フラグFssが0,1,2の
いずれか判断し、0ではステップd11に、1ではステ
ップd12に、2ではステップd13にそれぞれ進む。
【0038】ステップd11では側方ルーバ15の現在
位置Psがスイングダウン角度SDs以上でステップd
14に進み、側方ルーバ15のスイングダウン制御を実
行し、SDsを下回ると側方ルーバ駆動方向フラグFs
s=1としてステップd16に進む。ステップd10で
側方ルーバ駆動方向フラグFss=1としてステップd
12に進むと、ここでは側方ルーバ15の現在位置Ps
がスイングアップ角度SUs以上でステップd17に進
む。ここでは側方ルーバ駆動方向フラグFss=2とし
てステップd13に進み、下回るとステップd16に進
み、側方ルーバ15のスイングアップ制御を実行し、ス
テップd18に進む。
【0039】ステップd10で側方ルーバ駆動方向フラ
グFss=2としてステップd13に進むと、前方ルー
バ16駆動ストップを実行し、ステップd18に進む。
ステップd18では前方ルーバ駆動方向フラグFsf=
2で側方ルーバ駆動方向フラグFss=2であるか判断
し、Yesの場合のみステップd19に進み、ここで、
スイング完了でフラグ再設定、即ち、Fsf=0、Fs
s=0を設定しメインルーチンのステップs6に進む。
次に、ステップs6の天井風量制御ルーチンを図23に
沿って説明する。
【0040】先ず、ステップe1ではルーフブロア電圧
Vbrの演算を次式で行い、ステップe2に進む。次式
でSUNは日射強度、Gsrはルーフブロア電圧/日射
強度ゲイン、Thdは頭上温度偏差、Gtrはルーフブ
ロア電圧/温度偏差ゲインをそれぞれ示す。 Vbr=12+SUN×Gsr−Thd×Gtr ステップe2に達すると、目標のルーフブロア電圧Vb
rが0を下回るとステップe3においてVbr=0と
し、0≦Vbr≦24では現状値を保持してリターン
し、Vbr>24ではステップe3においてVbr=2
4としてメインルーチンのステップs7に進む。
【0041】次に、ステップs7の天井エバ風温制御ル
ーチン(図14では天井風温制御ルーチンとして記す)
を図24に沿って説明する。先ず、エアコンコンプレッ
サリレー32をオンして電磁クラッチ31をオンし、コ
ンプレッサ22を駆動する。そしてエバ温度Teonの
演算を次式で行い、ステップf2に進む。次式で、Th
cは頭上温度、SUNは日射強度、Gsはルーフエバ温
度制御/日射強度ゲイン、Thdは頭上温度偏差、Gt
hはルーフエバ温度制御/頭上温度偏差ゲインをそれぞ
れ示す。
【0042】 Teon=Thc−SUN×Gs+Thd×Gth ステップf2に達すると、目標のエバ温度Teonがル
ーフエバ過冷防止温度Teonlimを上回る間はステ
ップf4に、以下になるとステップf3に進み、目標の
エバ温度Teonをルーフエバ過冷防止温度Teonl
imに修正しステップf4に進む。ここでは電磁弁ヒス
テリシス付加温度TeoffをTH℃(ヒステリシス)
を用いて次式で演算し、ステップf5に進む。 Teoff=Teon−TH ステップf5では現在のエバ通過温度である天井エバ温
度TerがToffを下回るとステップf7に進み、電
磁弁制御フラグFr=0として、コンプレッサを停止し
て過冷を防止してリターンし、TerがTon以上であ
るとステップf6に進み、電磁弁制御フラグFr=1と
してコンプレッサを駆動し、メインルーチンのステップ
s8に進む。
【0043】次に、ステップs8のインパネユニット制
御ルーチンを図25に沿って説明する。先ず、室温とし
て頭上温度Th,足元温度Tfを読み取る。次いで加重
平均室温Tの計算を次式で行う。ここでαは重み付係数
を示す。 T=α・Th+(1.0−α)・Tf このあと、この加重平均室温Tを保持すべく温度調節制
御を行い、メインルーチンのステップs9に進む。次
に、ステップs9のコンプレッサ&電磁弁制御ルーチン
を図26に沿って説明する。
【0044】先ずルーフブロア電圧Vbrが12V以下
の場合のみ、電磁弁制御フラグFr=0としてステップ
g3に進む。ここでコンプレッサフラグFcを電磁弁4
2,43の制御フラグFr,Fiの加算値として求め、
ステップg4に進む。ここではFc=0の場合のみステ
ップg5に進み、コンプレッサ22を尾停止させ、ステ
ップg6に進む。ここでは電磁弁制御フラグFr=0で
はステップg8でルーフ電磁弁42をオフし、Fr=1
ではステップg7でルーフ電磁弁42をオンし、ステッ
プg9に進む。
【0045】ここではFi=0の場合のみ、ステップg
11に進み、インパネ電磁弁43をオフし、Fi=1で
はステップg10でインパネ電磁弁43をオンし、ステ
ップg12に進む。ここではコンプレッサフラグFc=
0の場合はそのままリターンし、そうでないとステップ
g13にすすみ、ここでコンプレッサ22をオンし、メ
インルーチンのステップs2にリターンする。なお、図
7(a)、(b)には右窓から直射日光が差し込む場合
における、本発明装置の駆動時の温度分布特性試験結果
を実線で、従来例を破線でそれぞれ示した。なお試験条
件は、外気温度35℃、日射400kcal/hm2
湿度50%であり、図中の符号Oは目標域を示す。ここ
で明らかなように、目標域Oに対し多少バラツキはある
が、従来より大幅に快適な状態に成った。
【0046】次に、本発明装置の空調天井ユニット6に
関する部分の弱冷房時の試験結果を図8(a)〜(d)
に示した。この線図より明らかなように、エバ通過気流
温度Tevの偏差に応じてバイパス通路29(図6参
照)を開く(図8(c)参照)制御を行うことによっ
て、吹き出し温度(図8(d)の頭部温度)を一定に保
つことができる。なお、図示はしないがエバ通過気流温
度Tevを0℃付近まで冷した場合には、バイパス通路
29開度を大きくすることにより、除湿能力の向上と吹
き出し温度下がり過ぎの防止を両立出来る。
【0047】更に、図9には日射が無い場合の本発明装
置の駆動時の温度分布特性を実線で、従来例を破線でそ
れぞれ示した。ここでは目標域Oに各データが入り頭寒
足熱が達成されている。更に、図10には本発明装置の
全身平均温度の経時変化特性を実線で、従来例を破線で
それぞれ示した。この線図より明らかなように、冷房立
上り特性の目標レベルに対して、従来例より良好な性能
を得ることができた。上述のように、キャブ1には前
方、側方日射センサ40,42が装備され、しかも天井
側のダクト17には前方、側方ルーバ16,15が配置
され、これらの空調風とインパネユニット3側の空調風
とによって運転者の日射部と日陰部の温感差を確実に低
減させるような空調制御を確実に行える。次に、図27
に他の実施例としての空調装置を示す。
【0048】この場合、キャブ1aには前方、側方日射
センサ40,42に加え、左側方日射センサ53が装備
される。ここでの空調天井ユニット6aはヘッドライニ
ング5の助手席側の膨出部(図示せず)内に収容され、
且つバックパネルに固定されている。空調天井ユニット
6aからの空調風は運転席及び助手席と対向する主ダク
ト17aに導かれ、更に、互いに連通する延出ダクト1
7b及び一対の枝ダクト17c,17dに流動できる。
ここで、延出ダクト17bには前方ルーバ16と側方ル
ーバ15が、主ダクトには助手席用の前方ルーバ16a
と側方ルーバ15aが、一対の枝ダクト17c,17d
には補助席と対向する内側ルーバ51,52がそれぞれ
配備される。なお、インストルメントパネル側のインパ
ネユニット3の構成は図1の装置と同様である。
【0049】このような、空調装置における空調制御系
は運転席の空調制御を図1の装置と同様に行い、同時に
助手席の空調制御をも行う。この助手席の空調制御は運
転席の空調制御と比較し、側方日射センサ42に代え
て、左側方日射センサ50を用い、前方、側方ルーバ1
6a,15aの空調風及びインパネユニット3側の空調
風とによって助手席の日射部と日陰部の温感差を確実に
低減させるような空調制御を運転席側の制御と並行して
行うことが出来る。
【0050】以上のように、本発明の空調装置は前方日
射センサ40により検出した日射角度である前方日射高
度データHfを求め、同値と運転席の前方ルーバ16の
吹き出し調整角であるスイングアップ及びスイングダウ
ン角度SUf,SDfとがほぼ重なる関係を保持する。
更に、側方日射センサ42により検出した日射角度であ
る側方日射高度データHsを求め、同値と側方ルーバ1
5の吹き出し調整角であるスイングアップ及びスイング
ダウン角度SUs,SDsとがほぼ重なる関係を保持す
る。
【0051】このため、エアコンコントローラ34によ
る空調制御において、フロントルーバ16とサイドルー
バ15の各吹き出し調整角の制御(図21〜図23の天
井風向制御ルーチン及び天井風量制御ルーチン)が簡素
化されると共に適確な制御が成され、直射日光の日射部
に対して確実に空調風を吹き出して、日陰部との間での
温感差を確実に低減でき、運転席の乗員の快適感をより
向上させることができる。図1の装置では、特に、エア
コンユニット3を構成するエバポレータ19及びブロア
18がルーフ部2に支持され、これらエバポレータ及び
ブロアからの空調風を比較的近傍に位置する運転席側面
上部及び運転席前面上部のフロントルーバ16、サイド
ルーバ15より吹出すこととなる。
【0052】更に、図27に示すような構成を採った場
合、前方日射センサ40により検出した日射角度である
前方日射高度データHfを求め、同値と運転席及び助手
席用の前方ルーバ16,16aの吹き出し調整角である
スイングアップ及びスイングダウン角度SUf,SDf
とがほぼ重なる関係を保持する。更に、側方日射センサ
42により検出した日射角度である側方日射高度データ
Hsを求め、同値と側方ルーバ15の吹き出し調整角で
あるスイングアップ及びスイングダウン角度SUs,S
Dsとがほぼ重なる関係を保持する。同じく、左側方日
照センサ53により検出した日射角度前方日射高度デー
タHfを求め、同値と助手席用の側方ルーバ15aの吹
き出し調整角であるスイングアップ及びスイングダウン
角度SUsa,SDsaとがほぼ重なる関係を保持する
ようにする。
【0053】ここでのエアコンコントローラ34による
空調制御において、運転席及び助手席のフロントルーバ
16,16aとサイドルーバ15,15aの各吹き出し
調整角の制御が簡素化されると共に適確な制御が成さ
れ、直射日光の日射部に対して確実に空調風を吹き出し
て、日陰部との間での温感差を確実に低減でき、運転席
及び助手席の各乗員の快適感をより向上させることがで
きる。本発明装置では、特に、図6に示したように、エ
バポレータ19の下流にブロア18を設け、そのエバポ
レータにバイパス路29を設けた。このため、エバポレ
ータを通過した空気とバイパス路を通過した空気とをブ
ロア18が容易に混合するので風量、風温制御が容易化
され、特に、ルーバから吹出す風温を下げすぎずに除湿
を行うことが容易化される。
【0054】本発明装置では、特に、エアコンコントロ
ーラ34は各日照センサが検知した日射量が設定値以下
であると、ステップc4,c8、c11,c13に示す
ように、側方ルーバ15の作動を停止させ、前方ルーバ
16を略水平状態に傾けて送風作動させるようにでき
る。このため、日射が無い状態においても頭寒足熱の温
度分布を実現させることができる。なお、その作動状態
を図30に示す。
【0055】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、フロントガラス下部の第1の日射センサにより検
出した日射領域とエアコンの運転席前面上部の吹き出し
ルーバの吹き出し領域とがほぼ重なる関係を保持するよ
うにでき、更に、運転席側ドア窓下部の第2の日射セン
サにより検出した日射領域とエアコンの運転席側面上部
の吹き出しルーバの吹き出し領域とがほぼ重なる関係を
保持するようにできる。このため、制御手段による空調
制御において、各ルーバの吹き出し調整角の制御が簡素
化されると共に適確な制御が成され、運転席の乗員に対
する直射日光の日射部に対して確実に空調風を吹き出し
でき、日陰部との間での温感差を確実に低減し、運転席
の乗員の快適感をより向上させることができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、フロントガ
ラス下部の第1の日射センサにより検出した日射領域と
エアコンの運転席及び助手席前面上部の各吹き出しルー
バの吹き出し領域とがほぼ重なる関係を保持するように
でき、更に、運転席側ドア窓下部の第2の日射センサに
より検出した日射領域とエアコンの運転席側面上部の吹
き出しルーバの吹き出し領域とがほぼ重なる関係を保持
するようにでき、同じく助手席側ドア窓下部の第3の日
射センサにより検出した日射領域とエアコンの運転席側
面上部の吹き出しルーバの吹き出し領域とがほぼ重なる
関係を保持するようにできる。このため、制御手段によ
る空調制御において、運転席や助手席の各ルーバの吹き
出し調整角の制御が簡素化されると共に適確な制御が成
され、運転席や助手席の各乗員に対する直射日光の日射
部に対して確実に空調風を吹き出しでき、日陰部との間
での温感差を確実に低減し、各乗員の快適感をより向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての空調装置の概略ブロ
ック構成図である。
【図2】図1の空調装置の装備される車両のキャブの空
調装置に関する配置図である。
【図3】図1の空調装置の装備される車両のキャブ内の
空調装置の配置を示す斜視図である。
【図4】図1の空調装置の装備される車両のキャブ内の
空調風の吹き出し状態と日射センサの取付け角度との関
連を説明するキャブの乗員席の概略正面図である。
【図5】図1の空調装置の装備される車両のキャブ内の
乗員席の概略平面図である。
【図6】図1の空調装置で用いる空調天井ユニットの概
略構成図である。
【図7】図1の空調装置を装備した車両における乗員の
体感温度の分布特性を示す線図である。
【図8】図1の空調装置を装備した車両における天井エ
バポレータの経時変化線図である。
【図9】図1の空調装置を装備した車両における乗員の
体感温度の分布特性を示す線図である。
【図10】図1の空調装置を装備した車両における乗員
の全身平均温度の経時変化特性を示す線図である。
【図11】図1の空調装置が用いるサイドルーバの吹出
口の部分拡大正面図である。
【図12】図11のサイドルーバの吹出口の概略断面図
である。
【図13】図11のサイドルーバの吹出口の切欠正面図
である。
【図14】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御におけるメインルーチンのフローチャートである。
【図15】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御におけるイニシャルセットルーチンのフローチャート
である。
【図16】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における温度データ読み込みルーチンのフローチャー
トである。
【図17】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における日射データ読み込みルーチンの上フローチャ
ートである。
【図18】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における日射データ読み込みルーチンの下フローチャ
ートである。
【図19】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における天井風向決定ルーチンの上フローチャートで
ある。
【図20】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における天井風向決定ルーチンの下フローチャートで
ある。
【図21】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における天井風向制御ルーチンの上フローチャートで
ある。
【図22】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における天井風向制御ルーチンの下フローチャートで
ある。
【図23】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における天井風量制御ルーチンのフローチャートであ
る。
【図24】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御における天井エバ風温ルーチンのフローチャートであ
る。
【図25】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御におけるインパネユニット制御ルーチンのフローチャ
ートである。
【図26】図1の空調装置のコントローラが行う空調制
御におけるコンプレッサ&電磁弁制御ルーチンのフロー
チャートである。
【図27】本発明の他の実施例としての空調装置のキャ
ブ内での配置を示す概略斜視図である。
【図28】従来の空調装置における空調制御を説明する
図であり、(a)は日射が真上の場合、(b)は日射が
左斜めからの場合、(c)は日射が右斜めからの場合を
示す。
【図29】日射センサの機能説明図である。
【図30】図1の空調装置の側方ルーバを停止、前方ル
ーバを略水平状態に傾け作動した場合のキャブ内の概略
斜視図である。
【符号の説明】
1 キャブ 2 インストルメントパネル 3 空調インパネユニット 4 ルーフパネル 6 空調天井ユニット 7,8 ダクト 13 空間 15 側方ルーバ 16 前方ルーバ 17 ダクト 14 バックパネル 19 天井エバポレータ 18 ブロア 20 インパネエバポレータ 23 ブロア 24 ヒータ 27 ダンパ 271、151,161,281 駆動モータ 29 バイパス路 34 エアコンコントローラ 43 ルーフ電磁弁 44 インパネ電磁弁 45 外気温センサ 46 足元温度センサ 47 室内頭上温度センサ 48 冷媒のインパネエバ温度を検出するセンサ 49 前方ルーバ角度センサ 50 側方ルーバ角度センサ 52 天井エバ温度センサ 53 左側方日照センサ 1a キャブ 6a 空調天井ユニット 15a 側方ルーバ 16a 助手席用の前方ルーバ 17a 主ダクト 17b 延出ダクト Hf 前方日射高度データ SUf 前方ルーバのスイングアップ角度 SDf スイングダウン角度 Hs 側方日射高度データ SUs 側方ルーバのスイングアップ角度 SDs スイングダウン角度

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のルーフ部に支持されるエアコンの吹
    き出しルーバが運転席前面上部及び運転席側面上部に配
    置されると共に上記ルーバの吹き出し風によって車室内
    温度をコントロールする空調装置において、上記車両の
    フロントガラス下部に第1の日射センサを運転席側ドア
    窓下部に第2の日射センサをそれぞれ設け、上記第1、
    第2日射センサの各日射信号に基づき制御手段がルーバ
    の送風作動を制御することを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の空調装置において、上
    記車両のルーフ部にエアコンユニットを構成するエバポ
    レータ及びブロアが支持されたことを特徴とする空調装
    置。
  3. 【請求項3】車両のルーフ部に支持されるエアコンの吹
    き出しルーバが乗員席前面上部及び乗員席側面上部に配
    置されると共に上記ルーバの吹き出し風によって車室内
    温度をコントロールする空調装置において、上記車両の
    フロントガラス下部に第1の日射センサを運転席側ドア
    窓下部に第2の日射センサを助手席側ドア窓下部に第3
    の日射センサをそれぞれ設け、上記第1乃至第3日射セ
    ンサの各日射信号に基づき制御手段がルーバ作動を制御
    することを特徴とする空調装置。
  4. 【請求項4】上記請求項2記載の空調装置において、上
    記エバポレータの下流にブロアを設け、かつ上記エバポ
    レータにバイパス路を設けたことを特徴とする空調装
    置。
  5. 【請求項5】上記請求項1及び請求項3記載の空調装置
    において、上記制御手段は各日照センサが検知した日射
    量が設定値以下であると、側方ルーバの作動を停止させ
    前方ルーバを略水平状態に傾けて送風作動させることを
    特徴とする空調装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282911B1 (en) 1999-01-18 2001-09-04 Mazda Motor Corporation Air conditioning system for automotive vehicle
JP2006240609A (ja) * 2005-02-07 2006-09-14 Denso Corp 車両用空調装置
JP2008536733A (ja) * 2005-03-01 2008-09-11 プレー・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 自動車のドアミラー内のセンサー装置

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