JPH09219544A - 直進移動機構 - Google Patents

直進移動機構

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JPH09219544A
JPH09219544A JP8058158A JP5815896A JPH09219544A JP H09219544 A JPH09219544 A JP H09219544A JP 8058158 A JP8058158 A JP 8058158A JP 5815896 A JP5815896 A JP 5815896A JP H09219544 A JPH09219544 A JP H09219544A
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movement mechanism
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Kiyoshi Tomioka
清 富岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直進移動機構の低背化を図ることによる前後す
る装置,機構への接続を容易ならしめると共に安定性を
高めること等。 【解決手段】その長手方向の左右両端部四ケ所側方に突
出部を設けてなる圧電素子貼着基板と平行に延伸する二
の細長帯状部と前記細長滞状部の長手方向の中間部から
前記長手方向に直交して延伸し,前記二の細長帯状部を
つなぐ接合部との単一部材でなる連結部材により構成せ
しめる直進移動機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電素子を駆動源と
する電子部品,機械部品等の各種部品を移動供給する直
進移動機構に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の直進移動機構の一つとして図3に
示す構成のもの,即ち圧電素子貼着基板1の両面に圧電
素子2を貼着したいわゆるバイモルフ構造でなる加振体
3の一端を基台4に傾斜立設させて固定,他端を連結部
材5の一端に固定し,連結部材5の他端を被移動部品6
を載置するいわゆるトラフ7の下面に直接又はトラフ取
付けテーブル(図示さず)を介して固定してなるものが
る。前記それぞれの固定は銀ろう付け,スポット溶接,
ねじ止め等の適宜の手段によって行われている。
【0003】前記加振体3は給電線を介しての駆動電源
からの交流電圧印加によって基台4と加振体3との固定
部所を支点としてたわみ振動を発生,当該たわみ振動は
連結部材5を介してトラフ7に伝達され,トラフ7上に
載置される被移動部品6を一方向に移動させるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の直進移
動機構にあっては加振体3の基台4への固定及び加振体
3の連結部材5への固定は圧電素子2を貼着する圧電素
子貼着基板1の長手方向外方を固定部所としているため
直進移動機構の低背化及び安定性向上を図る上で支障と
なっている。更に連結部材5を別個の平行に配設してな
るものにあっては単一部材でないことによる連結部材5
の加振体3及びトラフ7又はトラフ取付けテーブル8へ
の取付け、固定の容易性を害するばかりでなく,個々の
連結部材5の曲げ剛性の差異に起因して生じるトラフ7
へのひねり振動付加によって被移動部品6の円滑なる直
進移動に少なからぬ支障をもたらしている。
【0005】本発明は前記した従来の直進移動機構が有
していた問題点を解決すること,即ち直進移動機構を低
背化せしめることによる前後する装置,機構への接続を
容易ならしめると共に安定性の向上を図り、更に連結部
材5を単一部材とすることによって連結部材5の加振体
3及びトラフ7への取付け、固定を容易ならしめ,また
曲げ剛性の差異に起因して生じるトラフ7へのひねり振
動を消失させることによって被移動部品6の移動を円滑
に行うことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題の解決
を図るため以下の手段を採るものである。即ち直進移動
機構において加振体3を圧電素子2と圧電素子貼着基板
1でならしめ,圧電素子2を圧電素子貼着基板1の表裏
両面に貼着してならしめる構成と前記圧電素子貼着基板
1を導電性と高弾性を具有する板状物であって,その形
状を長手方向の左右両端部の四ケ所側方に開孔を有する
突出部11を設けてならしめる構成を採るものである。
【0007】次に連結部材5は弾性を具有する板状物で
あってその先端部に開孔を有し平行に延伸する二の細長
帯状部51と当該細長帯状部51の長手方向の中間部か
ら前記長手方向に直交して延伸し,前記二の細長帯状部
51をつなぐ接合部52との単一部材でならしめる構成
を採るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,図1及び図2を用いて本発
明の実施の形態に付き説明する。第一の実施の形態は加
振体3を構成する圧電素子2はチタン酸ジルコン酸鉛等
の三成分系複合ペロブスカイト酸化物Pb(Zr,T
i)O,ニオブ酸リチウム(LiNbO),タンタ
ル酸リチウム(LiTaO)等の単結晶圧電材の板状
物でならしめ,当該圧電素子を貼着する圧電素子貼着基
板1は不銹鋼,ばね鋼,工具鋼等の導電性と高弾性を具
有する板状物でならしめる。ここで圧電素子2の圧電素
子貼着基板1への貼着はエポキシ樹脂等の接着剤,接着
性を有する高分子フィルムを介しての加温加圧を付加し
ての接着等の適宜の手段によって行われる。
【0009】圧電素子貼着基板1に貼着される圧電素子
2の長さは直進移動機構の低背化を図り,かつ加振体3
のたわみ変位量を極力大ならしめるべき見地から圧電素
子貼着基板1の長さと同等に近いものとする。これは前
記加振体3のたわみ変位量は圧電素子の長さの二乗に比
例するからである。本発明において圧電素子2の長さと
圧電素子貼着基板1の長さとを前記の如き関係とし得た
のは圧電素子貼着基板1の形状にある。即ち加振体3の
基台4と連結部材5への取付け、固定は加振体3を構成
する圧電素子貼着基板1の左右の側方に突出する突出部
11と基台4,連結部材5との間でそれぞれ行わしめる
からである。ここで加振体3の基台4と連結部材への取
付け、固定は開孔を通してのねじ止めによって行う。前
記取付け、固定はこの手段に限定されるものではなく,
開孔を設けない場合にあっては銀ろう付け,スポット溶
接等により行なうことでもよい。
【0010】前記構成でなる加振体3は別個の平行に配
設してなる従前の連結部材5との組合せにおいても直進
移動機構として機能し得ることは勿論であるが,より望
ましくは本発明になる連結部材5との組合わせをとり入
れた直進移動機構とすることである。
【0011】第二の実施の形態は連結部材5は不銹鋼,
ばね鋼,工具鋼等の弾性を有する板状物でならしめ,平
行に延伸する二の細長帯状部51の長手方向と加振体3
の長手方向を一致させて加振体3と固定する。連結部材
5と加振体3との固定を前記の固定形態とすることによ
り連結部材5において平行に延伸する二の細長帯状部5
1をつなぐ接合部52の長手方向は加振体3の長手方向
と直交関係になる。
【0012】加振体3と連結部材5との取付け、固定を
前記の如き固定形態とすること,即ち連結部材5を構成
する平行に延伸する二の細長帯状部51はその先端部に
設けられた開孔を通してねじ止めにより加振体3とトラ
フ7又はトラフ取付けテーブル8に取付け、固定される
ため,同一機能を発揮させるにおいても連結部材の長さ
は従前より短くなり,直進移動機構の低背化に寄与する
ことになる。連結部材5のトラフ7又はトラフ取付けテ
ーブル8への取付け、固定において重要なることは被移
動部品6の移動を高い移動速度の下,円滑に行わしめる
ためには被移動部品の移動方向前方に配設する連結部材
5の厚さを移動方向後方に配設するそれよりも厚いもの
を配設することである。連結部材5の厚さを移動方向前
方と後方を同一厚さのものとしても被移動部品の移動は
可能ではある。しかし移動速度は十分なものが得られな
いため連結部材5は前記したように厚さの異なるものを
用いる構成とすることはきわめて有効である。
【0013】
【実施例】本発明に係る直進移動機構の一実施例として
以下の構成になるものは発明の効果において本発明の目
的がいかんなく発揮されている。即ち圧電素子2は圧電
材料・チタン酸ジルコン酸鉛を用い,これを長さ35m
m,幅18mm,厚さ0.6mmの長方形薄板状に成形
し,その表裏面に電極を形成し分極処理を施したものを
用いる。前記圧電素子2は長さ40mm,突出部11先
端間の幅40mm,それ以外の部分の幅22mm,厚さ
3.8mmの圧電素子貼着基板1に接着剤・エポキシ樹
脂を用いて貼着する。貼着後は加振体3の電気的絶縁及
び防湿を図るため,加振体3の外面は柔軟性を有する難
燃性ブチルテープにより被覆される。
【0014】連結部材5は1.5mm,2.0mmと厚
さの異なる二の部材で構成し,その形状、寸法は共に平
行に延伸する細長帯状部51の長さ24mm,幅9m
m,その先端間の幅40mm,二の細長帯状部51をつ
なぐ接合部52の長さ22mm,幅4mmとしている。
次に前記実施例に係る加振体3と連結部材5との組合わ
せになる直進移動機構において圧電素子2に交番電圧2
0Vを印加したときの共振周波数はトラフ7上に載置さ
れる被移動部品6の大きさ及び重量によって変動するが
200〜300Hzと従来の共振周波数より高い値を示
している。これは加振体3の長さが短くなったことに起
因して振動周波数が高くなったことによるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明のもたらす第一の効果は加振体3
の長さ及び連結部材5の長さを短くし得る構成を可能な
らしめた結果,直進移動構成の低背化を実現し得たこと
である。この低背化の効果は直進移動機構に前後して接
続される他の装置,機構との接続を容易にすると同時に
直進移動機構自体の安定性を高め得たことである。
【0016】本発明の第二の効果は加振体3の長さ及び
連結部材5の長さを短くし得たことにより,直進移動機
構の共振周波数が高くなったことを受けて被移動部品6
の移動速度は従前の同型の機構に比し1.4倍も高くな
り、加えて被移動部品6の跳ね上りも殆んど消失させ得
たことである。更に第三の効果として連結部材5の幅は
従来と同一の曲げ剛性であっても広くし得ることが可能
になったため,トラフ7を幅広とすることができ,その
ため外径の大なる部品の移動をも可能ならしめたことで
ある。
【0017】本発明の第四の効果は連結部材5を長さの
短い単一部材とし得たことにより,直進移動機構の組立
を容易ならしめたことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の直進移動機構の正面図である。
【図2】は本発明の直進移動機構の側面図である。
【図3】は従来の直進移動機構の正面図である。
【符号の説明】
1.圧電素子貼着基板 2.圧電素子 3.加振体 4.基台 5.連結部材 6.被移動部品 7.トラフ 8.トラフ取付けテーブル 11.突出部 51.細長帯状部 52.接合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加振体3を圧電素子2と圧電素子貼着基板
    1でならしめ,前記圧電素子2を前記圧電素子貼着基板
    1の表裏両面に貼着してなる構成と前記圧電素子貼着基
    板1を導電性と高弾性を具有する板状物であって,その
    形状を長手方向の左右両端部の四ケ所側方に開孔を有す
    る突出部11を設けてなる構成でならしめる直進移動機
    構。
  2. 【請求項2】連結部材5を弾性を具有する板状物であっ
    て,その先端部に開孔を有し平行に延伸する二の細長帯
    状部51と前記細長帯状部51の長手方向の中間部から
    前記長手方向に直交して延伸し,前記二の細長帯状部5
    1をつなぐ接合部52との単一部材でなる構成でならし
    める直進移動機構。
  3. 【請求項3】被移動部品6の移動方向前方に配設する連
    結部材5の厚さを移動方向後方に配設するそれよりも厚
    いものとする構成でならしめる請求項2の直進移動機
    構。
  4. 【請求項4】請求項1と請求項2との組合わせによって
    構成せしめる直進移動機構。
  5. 【請求項5】請求項1と請求項3との組合わせによって
    構成せしめる直進移動機構。
  6. 【請求項6】加振体3の外面を柔軟性を有し,かつ難燃
    性を有するブチルテープで被覆した構成でなる請求項1
    の直進移動機構。
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