JPH09219432A - 気流搬送装置 - Google Patents

気流搬送装置

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JPH09219432A
JPH09219432A JP2642096A JP2642096A JPH09219432A JP H09219432 A JPH09219432 A JP H09219432A JP 2642096 A JP2642096 A JP 2642096A JP 2642096 A JP2642096 A JP 2642096A JP H09219432 A JPH09219432 A JP H09219432A
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JP
Japan
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electrostatic
air flow
path
particles
electrostatic chuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP2642096A
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English (en)
Inventor
Yoshio Saito
由雄 斉藤
Takehisa Nitta
雄久 新田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送路内のパーティクルが半導体ウェハに付
着するのを防止する。 【解決手段】 搬送路下部1aと搬送路上部1bとから
なる搬送路1を設け、搬送路下部1aにガス噴射ノズル
4を設け、ガス噴射ノズル4をN2ガス等の噴射ガス供
給装置(図示せず)と接続し、搬送路上部1bの内表面
に正分割静電吸着体3aと負分割静電吸着体3bとが交
互に並べられた静電吸着体3を着脱可能に取り付け、正
分割静電吸着体3a、負分割静電吸着体3bに電圧を制
御できる直流電源2を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被処理物を気流によ
って搬送路内を搬送する気流搬送装置、特に半導体製造
装置において半導体ウェハを搬送する気流搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置においては、半導体ウェ
ハを各処理装置間に搬送するために搬送装置を用いてい
る。この種の搬送装置としては、半導体ウェハカセット
治具を搬送車に積載して搬送する搬送装置、半導体ウェ
ハを一枚毎にロボットアームで搬送する搬送装置が一般
的である。しかし、これらの搬送装置においては、半導
体ウェハの処理空間の雰囲気は大気中であり、充分な高
清浄雰囲気空間となっていない。
【0003】このため、半導体ウェハを気流(エアベア
リング)によって搬送路内を搬送する気流搬送装置が考
えられており、この気流搬送装置は搬送路内をクローズ
ドタイプ(密閉系)にすることができることから、充分
な高清浄雰囲気空間とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、気流搬送装置
においては、搬送路内のパーティクルが半導体ウェハに
付着するという問題がある。そして、半導体ウェハに形
成される半導体集積回路などの微細化、高性能化に伴っ
て汚染や付着異物に対する許容限度が低下しつつあるこ
とを考慮すれば、半導体製造装置の信頼度や半導体ウェ
ハの生産性(歩留まり)向上などの点から上記問題は重
要な問題となるのである。
【0005】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、搬送路内のパーティクルが被処理物に付着
することがない気流搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、被処理物を気流によって搬送路
内を搬送する気流搬送装置において、搬送路の内表面に
静電吸着体を設け、上記静電吸着体に電源を接続する。
【0007】この場合、上記静電吸着体を上記搬送路に
着脱可能に取り付ける。
【0008】また、上記静電吸着体を正分割静電吸着体
と負分割静電吸着体とから構成する。
【0009】また、上記電源として電圧を制御できるも
のを用いる。
【0010】また、上記搬送路の高さを調節可能にす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る気流搬送装置
の一部を示す概略斜視図、図2は図1に示した気流搬送
装置の一部を示す概略断面図である。図に示すように、
搬送路下部1aと搬送路上部1bとからなる搬送路1が
設けられ、搬送路1は大気と遮断された密閉空間となっ
ており、搬送路下部1aにガス噴射ノズル4が設けら
れ、ガス噴射ノズル4はN2ガス等の噴射ガス供給装置
(図示せず)と接続されており、搬送路上部1bの内表
面には静電吸着体3が着脱可能に取り付けられ、静電吸
着体3は交互に並べられた板状の正分割静電吸着体3a
と板状の負分割静電吸着体3bとからなり、正分割静電
吸着体3a、負分割静電吸着体3bに電圧を制御できる
直流電源2が接続されている。
【0012】この気流搬送装置においては、ガス噴射ノ
ズル4から噴射ガスを噴射すれば、噴射ガスの気流によ
り半導体ウェハ(図示せず)を搬送することができる。
そして、直流電源2により正分割静電吸着体3aに正の
電荷を帯電させ、負分割静電吸着体3bに負の電荷を帯
電させれば、搬送路1内に浮遊しているパーティクルお
よび搬送路1の内表面に付着しているパーティクルが正
あるいは負に帯電しているから、静電気(クーロン力)
によりパーティクルを静電吸着体3に吸着することがで
きるので、搬送路1内のパーティクルが半導体ウェハに
付着することがない。このため、半導体ウェハに形成さ
れる半導体集積回路などの微細化、高性能化等に与える
影響を低減することができ、半導体製造装置の信頼度、
半導体ウェハの生産性を向上することができる。また、
静電吸着体3が搬送路上部1bに着脱可能に取り付けら
れているから、静電吸着体3を搬送路上部1bから取り
外した状態で静電吸着体3に付着したパーティクルを除
去することができるので、容易に静電吸着体3からパー
ティクルを除去することができる。また、静電吸着体3
は正分割静電吸着体3aと負分割静電吸着体3bとから
なるから、負に帯電したパーティクルおよび正に帯電し
たパーティクルを吸着することができるので、確実にパ
ーティクルを静電吸着体3に吸着させることができる。
また、静電吸着体3に電圧を制御できる直流電源2が接
続されているから、静電吸着体3の電荷量を制御するこ
とができるので、半導体ウェハを吸着しない範囲でパー
ティクルの吸着力を調整することができる。
【0013】図3は本発明に係る他の気流搬送装置の一
部を示す概略断面図である。図に示すように、搬送路上
部1bは搬送路下部1aに対して上下動可能に支持さ
れ、搬送路下部1aと搬送路上部1bとの間にベローズ
等の収縮可能な構造体5が設けられ、モータにより駆動
されるボールスクリュー等のねじ機構、エアシリンダに
より駆動されるリンク機構などからなる昇降装置(図示
せず)によって搬送路上部1bが上下動され、搬送路1
の高さを調整することができる。
【0014】この気流搬送装置においては、搬送路1の
高さを低くすれば、静電吸着体3とパーティクルとの距
離を小さくすることができるから、静電吸着体3の吸着
力が大きくなるので、効率の良い集塵を行なうことがで
きる。また、直流電源2により静電吸着体3の電荷量を
制御するとともに、搬送路1の高さを調整すれば、より
効率の良い集塵を行なうことができる。
【0015】なお、上述実施の形態においては、被処理
物が半導体ウェハの場合について説明したが、ガラス基
板等の他の被処理物を搬送する気流搬送装置にも本発明
を適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る気流
搬送装置においては、パーティクルを静電吸着体に吸着
することができるから、搬送路内のパーティクルが被処
理物に付着することがない。
【0017】また、静電吸着体を搬送路に着脱可能に取
り付けたときには、静電吸着体を搬送路から取り外した
状態で静電吸着体に付着したパーティクルを除去するこ
とができるから、容易に静電吸着体からパーティクルを
除去することができる。
【0018】また、静電吸着体を正分割静電吸着体と負
分割静電吸着体とから構成したときには、負に帯電した
パーティクルおよび正に帯電したパーティクルを吸着す
ることができるから、確実にパーティクルを静電吸着体
に吸着させることができる。
【0019】また、電源として電圧を制御できるものを
用いたときには、静電吸着体の電荷量を制御することが
できるから、被処理物を吸着しない範囲でパーティクル
の吸着力を調整することができる。
【0020】また、搬送路の高さを調節可能にしたとき
には、搬送路の高さを低くすれば、静電吸着体とパーテ
ィクルとの距離を小さくすることができるから、静電吸
着体の吸着力が大きくなるので、効率の良い集塵を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気流搬送装置の一部を示す概略斜
視図である。
【図2】図1に示した気流搬送装置の一部を示す概略断
面図である。
【図3】本発明に係る他の気流搬送装置の一部を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1…搬送路 2…直流電源 3…静電吸着体 3a…正分割静電吸着体 3b…負分割静電吸着体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を気流によって搬送路内を搬送す
    る気流搬送装置において、上記搬送路の内表面に静電吸
    着体を設け、上記静電吸着体に電源を接続したことを特
    徴とする気流搬送装置。
  2. 【請求項2】上記静電吸着体を上記搬送路に着脱可能に
    取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の気流搬送
    装置。
  3. 【請求項3】上記静電吸着体を正分割静電吸着体と負分
    割静電吸着体とから構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の気流搬送装置。
  4. 【請求項4】上記電源として電圧を制御できるものを用
    いたことを特徴とする請求項1に記載の気流搬送装置。
  5. 【請求項5】上記搬送路の高さを調節可能にしたことを
    特徴とする請求項1または4に記載の気流搬送装置。
JP2642096A 1996-02-14 1996-02-14 気流搬送装置 Pending JPH09219432A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998047798A1 (fr) * 1997-04-24 1998-10-29 Kabushiki Kaisha Watanabe Shoko Machine-transfert a flux d'air
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