JPH09219303A - チップ型バリスタ - Google Patents
チップ型バリスタInfo
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- JPH09219303A JPH09219303A JP2227196A JP2227196A JPH09219303A JP H09219303 A JPH09219303 A JP H09219303A JP 2227196 A JP2227196 A JP 2227196A JP 2227196 A JP2227196 A JP 2227196A JP H09219303 A JPH09219303 A JP H09219303A
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- mold resin
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- varistor
- varistor element
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C1/00—Details
- H01C1/01—Mounting; Supporting
- H01C1/014—Mounting; Supporting the resistor being suspended between and being supported by two supporting sections
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Details Of Resistors (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
破壊時に確実に開放状態とすることを目的とする。 【解決手段】 バリスタ素子1の電極2とリード端子3
aの水平延長線上のモールド樹脂5外周面に溝7を設け
た。
Description
ージ電圧を吸収するチップ型バリスタに関するものであ
る。
て、以下図11から図14を用いて説明する。図11は
断面図、図12は上面透視図、図13に貫通破壊した時
の断面図、図14は同上面図を示す。図11〜図14に
おいて、1はバリスタ素子である。2はバリスタ素子1
の主平面に設けた電極、3a、3bはリード端子、4は
電極2とリード端子3a、3bを電気的に接続する導電
性接着剤、5はモールド樹脂、6は貫通破壊箇所を示
す。以上のように構成されたバリスタについて以下その
動作について説明する。まず、バリスタ素子1が耐え得
ないような異常高電圧が負荷された場合、バリスタ素子
1が貫通破壊を起こし、ある一部分が破損する。貫通破
壊した部分の抵抗は低くなり連続通電された場合、回路
に大電流が流れジュール熱により発熱する。
は、バリスタ素子1が貫通破壊した際に、それに伴って
発生する高圧ガスがモールド樹脂5を破壊しバリスタ素
子1とリード端子3の導通を断つようになっているが、
モールド樹脂5の破壊される箇所によってはバリスタ素
子1が開放状態にならない恐れがあるという問題を有し
ていた。
で、バリスタ素子1が貫通破壊した場合、確実に開放状
態となるようにすることを目的とする。
に本発明のチップ型バリスタは、バリスタ素子の電極面
とリード端子接合面の水平延長線上のモールド樹脂の外
周の表面に溝を設け、これにより所期の目的を達成する
ものである。
は、バリスタ素子と、このバリスタ素子を介して対向す
る少なくとも一対の電極と、この電極に電気的に接続し
た少なくとも一対のリード端子と、前記バリスタ素子、
電極及びリード端子を覆ったモールド樹脂とを備え、前
記バリスタ素子の電極面とリード端子の接合面の水平延
長上のモールド樹脂の外周の表面に溝を設けたものであ
り、モールド樹脂の表面に設けた溝の部分の機械的強度
が溝のない部分より弱くなる。従ってバリスタ素子が貫
通破壊を起こした場合、発生したガスの圧力により溝の
部分から破断され、次にそのガスの圧力によりリード端
子と共に電極部上面のモールド樹脂が蓋が開くように剥
離する。このため電極とリード端子が確実に電気的に開
放となる。
端子にバネ性を持たせるものであり、これにより、バリ
スタ素子が貫通破壊を起こした場合、そのバネ性により
確実に電極とリード端子が電気的に開放状態となる。
ード端子と電極の接合面の水平延長線上のモールド樹脂
表面に溝を設けたものであり、これによりバリスタ素子
が貫通破壊を起こした場合、より電気的に開放状態とな
りやすい。
ド樹脂表面の溝部は、上部リード端子のリード立ち上げ
部から最遠点に近付くに従って、順次深くしたものであ
り、これにより小さな力でもより上部端子のバネ性が発
揮されやすい。
施の形態について図1から図5を用いて説明する。図1
は本発明の実施の形態1におけるチップ型バリスタの断
面図、図2は同じく上面透視図、図3は同じくその破壊
状態の断面図、図4はリード端子3a、3bの正面図、
図5は同じく上面図である。尚、図1から図5に示す本
発明の実施の形態1の構成部品は、基本的には図11か
ら図14に示した従来例と同じ構成であるので、同一構
成部品には同一番号を付し、説明を簡略化する。すなわ
ち本実施の形態1においては図1〜図5のごとく電極と
リード端子3aの接合面の水平延長上のモールド樹脂5
表面に溝7を設けたことを特徴とする。以上のように構
成されたチップ型バリスタの動作について説明する。ま
ず、バリスタ素子1は定常な状態では良好な絶縁体であ
るが、バリスタ素子1自身が耐え得ないような異常高電
圧が印加されると、バリスタ素子1が貫通破壊を起こ
す。この際、破壊したバリスタ素子1が高温になり、組
成の一部が蒸発する。これに伴って高温、高圧のガスが
発生する。このガスの圧力は、モールド樹脂5を破裂す
るように働き、機械的強度の弱い溝7の部分に沿って、
亀裂を生じ破断させ、そのガスの圧力により、リード端
子3aと共にバリスタ素子1上面のモールド樹脂5が蓋
が開くように剥離し、電気的に開放状態となる。図3に
リード端子3aと共に上面のモールド樹脂5が蓋が開く
ように剥離した状態を示す。
の貫通破壊後の抵抗値と従来のチップ型バリスタの貫通
破壊後の抵抗値を(表1)に比較して示している。尚、
バリスタ素子1には最大許容電圧の2倍の電圧を印加し
過電圧破壊を起こしたものである。
形態によるチップ型バリスタは破壊後の抵抗値が開放状
態になることがわかる。
態2について図6から図9を用いて説明する。図6は実
施の形態2の断面図、図7は同じく上面透視図、図8は
同じく貫通破壊状態を示す断面図、図9は実施の形態2
に使用したリード端子3c、3dの正面図、図10は同
じく上面図である。図6から図8において3cは、図9
に示すように、途中で45℃の角度に成型した上部リー
ド端子であり、バリスタ素子1が破壊したときに離れや
すいようにしたものである。更に、上部リード端子3c
の効果が確実に発揮されるように、モールド樹脂5の外
周面に設けた溝7を、上部リード端子3cと電極2との
接合面の延長線上に設けると共に、上部リード端子3c
のリード部立ち上げ部より最遠点に行くに従って深くす
るように形成した。尚、図6から図9に示す実施の形態
2の構成部品は基本的には図11から図14に示した従
来例と同じ構成であるので、同一構成部品には同一番号
を付し説明を簡略化している。
タの動作について説明する。バリスタ素子1の貫通破壊
から上部リード端子3cが電極2から剥離しその結果モ
ールド樹脂5が剥離するまでのプロセスは、前記実施の
形態1と同様であるが、実施の形態2に用いた上部リー
ド端子3cは、ばね性をもっているため、ガスの圧力に
よりバリスタ素子1から剥離した上部リード端子3cの
開く角度が、実施の形態1の場合より大きくなる。また
前記効果を更に助長するために、モールド樹脂5外周表
面の溝7を、上部リード端子3cと電極2の接合面の水
平面延長上に形成すると共に、その深さを上部リード端
子3cの立ち上げ部から離れるに従って深くした構成と
した。これらの結果バリスタ素子1の貫通破壊時におい
てより確実に開放状態にすることができた。実施の形態
2における、チップ型バリスタの貫通破壊後の抵抗値
と、従来のチップ型バリスタの貫通破壊後の抵抗値を
(表1)に比較して示した。(表1)から明らかなよう
に、実施の形態2においてバリスタ素子1の貫通破壊後
の故障モードは、確実に電気的開放状態になっているこ
とが判る。
開放状態にするチップ型バリスタの提供が可能になる。
タの貫通破壊状態を示す断面図
貫通破壊状態を示す断面図
図
Claims (4)
- 【請求項1】 バリスタ素子と、このバリスタ素子を介
して対向する少なくとも一対の電極と、この電極の外表
面に電気的に接続した少なくとも一対のリード端子と、
前記バリスタ素子、電極及びリード端子を覆ったモール
ド樹脂とを備え、前記バリスタ素子の少なくとも一方の
電極とリード端子の接合面の水平延長上のモールド樹脂
の外周の表面に溝を設けたことを特徴とするチップ型バ
リスタ。 - 【請求項2】 一対のリード端子の内、上部のリード端
子にバネ性を持たせた請求項1記載のチップ型バリス
タ。 - 【請求項3】 上部のリード端子と電極の接合面の水平
延長線上のモールド樹脂表面に溝を設けた請求項1記載
のチップ型バリスタ。 - 【請求項4】 モールド樹脂表面の溝部は、上部リード
端子のリード立ち上げ部から最遠点に近付くに従って、
順次深くした請求項2記載のチップ型バリスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227196A JP3463448B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | チップ型バリスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227196A JP3463448B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | チップ型バリスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09219303A true JPH09219303A (ja) | 1997-08-19 |
JP3463448B2 JP3463448B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=12078109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2227196A Expired - Fee Related JP3463448B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | チップ型バリスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3463448B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107768052A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-03-06 | 惠州市欣旭电子有限公司 | 一种贴片式压敏电阻制作工艺及贴片式压敏电阻 |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP2227196A patent/JP3463448B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107768052A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-03-06 | 惠州市欣旭电子有限公司 | 一种贴片式压敏电阻制作工艺及贴片式压敏电阻 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3463448B2 (ja) | 2003-11-05 |
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