JPH09218766A - 情報出力装置及びその方法 - Google Patents

情報出力装置及びその方法

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JPH09218766A
JPH09218766A JP8023739A JP2373996A JPH09218766A JP H09218766 A JPH09218766 A JP H09218766A JP 8023739 A JP8023739 A JP 8023739A JP 2373996 A JP2373996 A JP 2373996A JP H09218766 A JPH09218766 A JP H09218766A
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JP8023739A
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Inventor
Hiroyuki Nagatani
広行 永谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報携帯端末機などの情報処理装置におい
て、出力情報を音声または画面により出力する場合に、
利用者の意思や使用状態に応じて、適切な出力デバイス
を選択し、見逃したり聞きのがしたりすること無く情報
を確実に利用者に伝達するものを提供する。 【解決手段】 静電容量測定部22と視線位置検出部2
4を有する携帯電話機10であって、利用者が画像表示
部30を見ているときはそれを視線位置検出部24で検
出して画像表示を行い、利用者が受話部34に耳を当て
て音声が聞ける状態の場合には静電容量測定部22がそ
れを検知して音声で情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末機、
電話機携帯電話機、情報処理装置、パソコン等における
情報出力装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置は年々高度化し、小型携帯
端末や電話器のような小型で持ち運びが可能な機種にお
いても高機能な性能を備えるに至っている。こうした装
置は、画面表示だけでなく合成音声器による音声での出
力も可能である。
【0003】しかし、これらの情報処理装置において
は、利用者の使用状況や状態にかかわらず、情報の出力
が行われ、利用者にとって適切な方法による情報の出力
が行われていなかった。このため、利用者の手間をわず
らわせたり、場合によっては正しく情報が受け取れなか
ったりするなどの問題があった。
【0004】例えば、情報処理装置の音声出力を聞ける
状態でないにもかかわらず(電話機を耳に当てていない
など)、情報を音声で出力していたり、画面を見ていな
いときに画面表示を続けていたりするなど、利用者が望
んでいない形態で情報を出力している問題があった。
【0005】また、操作性が複雑であるため、誤って出
力先を選択した場合でも、利用者の状態にかかわらず情
報の出力が行われ、利用者に情報が伝わらないなどの問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように情報処
理装置においては、利用者の使用状況や状態にかかわら
ず、情報の出力が行われ、利用者にとって適切な方法に
よる情報の出力が行われていなかった。このため、利用
者の手間をわずらわせたり、場合によっては正しく情報
が受け取れなかったりするなどの問題があった。
【0007】そこで、本発明は、情報処理装置の使用状
態に応じて情報内容の出力方法を制御することにより、
見逃したり聞きのがしたりすることなく情報を確実に利
用者に伝達する情報出力装置及びその方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の情報出力装置
は、情報を表示する出力手段と、利用者が前記出力手段
によって前記情報を確認できるか否かを判断する使用状
況判断手段と、前記使用状況判断手段で前記確認が可能
と判断した場合にのみ、前記出力手段で前記情報を出力
させる出力制御手段とを有するものである。
【0009】請求項2の情報出力装置は、情報を表示す
る表示手段と、利用者が前記表示手段によって前記情報
を確認できるか否かを判断する視覚使用状況判断手段
と、前記視覚使用状況判断手段で前記確認が可能と判断
した場合にのみ、前記表示手段で前記情報を表示させる
出力制御手段とを有するものである。
【0010】この情報出力装置であると、利用者の視線
が、例えば、表示手段の所定の範囲内にある場合にのみ
情報の出力を行い、範囲外にある場合には情報の出力を
中断する。
【0011】請求項3の情報出力装置は、情報を音声で
出力する音声出力手段と、利用者が前記音声出力手段に
よって前記情報を確認できるか否かを判断する聴覚使用
状況判断手段と、前記聴覚使用状況判断手段で前記確認
が可能と判断した場合にのみ、前記音声出力手段で前記
情報を出力させる出力制御手段とを有するものである。
【0012】この情報出力装置であると、利用者が音声
出力を聞ける状態のときのみ音声出力を行い、音声出力
が聞けない状態のときには音声の出力を中断する。
【0013】請求項4の情報出力装置は、情報を表示す
る表示手段と、利用者が前記表示手段によって前記情報
を確認できるか否かを判断する視覚使用状況判断手段
と、前記情報を音声で出力する音声出力手段と、前記利
用者が前記音声出力手段によって前記情報を確認できる
か否かを判断する聴覚使用状況判断手段と、前記視覚使
用状況判断手段で前記確認が可能と判断した場合に、前
記表示手段によって前記情報を表示し、前記聴覚使用状
況判断手段で前記確認が可能と判断した場合に、前記音
声出力手段によって前記情報を出力する出力制御手段と
を有するものである。
【0014】請求項7の情報出力方法は、利用者が情報
を出力する出力手段によって前記情報を確認できるか否
かを判断する使用状況判断ステップと、前記使用状況判
断ステップで前記確認が可能と判断した場合にのみ、前
記出力手段で前記情報を出力させる出力制御ステップと
を有するものである。
【0015】請求項8の情報出力方法は、利用者が情報
を表示する表示手段によって前記情報を確認できるか否
かを判断する視覚使用状況判断ステップと、前記視覚使
用状況判断ステップで前記確認が可能と判断した場合に
のみ、前記表示手段で前記情報を表示させる出力制御ス
テップとを有するものである。
【0016】請求項9の情報出力方法は、利用者が情報
を音声で出力する音声出力手段によって前記情報を確認
できるか否かを判断する聴覚使用状況判断ステップと、
前記聴覚使用状況判断ステップで前記確認が可能と判断
した場合にのみ、前記音声出力手段で前記情報を出力さ
せる出力制御ステップとを有するものである。
【0017】請求項10の情報出力方法は、利用者が情
報を表示する表示手段によって前記情報を確認できるか
否かを判断する視覚使用状況判断ステップと、前記利用
者が情報を音声で出力する音声出力手段によって前記情
報を確認できるか否かを判断する聴覚使用状況判断ステ
ップと、前記視覚使用状況判断ステップで前記確認が可
能と判断した場合に、前記表示手段によって前記情報を
表示し、前記聴覚使用状況判断ステップで前記確認が可
能と判断した場合に、前記音声出力手段によって前記情
報を出力する出力制御ステップとを有するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】第1の実施例 以下に、本発明の第1の実施例を説明する。第1の実施
例においては、図1に示すように、携帯電話機10の例
を用いて説明する。
【0019】まず、図2のブロック図に基づいて、携帯
電話機10の構造について説明する。
【0020】符号12は、制御部であって、出力制御部
14、使用状態判定部16、機能選択部18を有する。
【0021】符号20は、使用状態観測部であって、静
電容量測定部22と視線位置検出部24とよりなる。
【0022】符号26は、制御部12のメモリ部であ
る。
【0023】符号28は、画面出力制御部であって、携
帯電話機10の前面に設けられた画像表示部30の出力
制御を行う(図1参照)。なお、後の説明において、出
力の中断とは、表示のスクロールを停止させること、ま
たは、表示を中止することを言う。
【0024】符号32は音声出力制御部であって、携帯
電話機10の上部に設けられた受話部34の内部に設け
られた小型スピーカ36の出力制御を行う。また、この
音声出力制御部32は、音声合成部38によって合成さ
れた音声も出力する。すなわち、音声合成部38は、外
部からテキスト情報で情報が入力した場合に、そのテキ
スト情報に合わせて音声を合成し、音声出力制御部32
を通じて小型スピーカ36から出力するものである。な
お、後の説明において、出力の中断とは、音声の出力を
一旦中止することを言う。
【0025】次に、順番に各装置について説明する。
【0026】(1)静電容量測定部22 静電容量測定部22の構造について図3に基づいて説明
する。
【0027】符号40,42は、静電容量センサであっ
て、携帯電話機10の受話部34の上右端部及び下左端
部に設けられている(図1参照)。
【0028】符号44,46は静電容量センサ40,4
2で検出した容量を測定する部分である。
【0029】符号48は、容量測定部44,46で測定
した各容量を、内部で記憶している基準値と比較し、利
用者が耳を受話部34に近づけて、音声を聞ける状態で
あるか否かを判断する。
【0030】すなわち、静電容量測定部22において
は、利用者が音声を聞ける状態か否かの判定は、利用者
が受話部34に耳を当てているか近くにもってきている
かで行う。具体的には、静電容量センサ40,42と利
用者との間の静電容量が予め設定してあり、その容量の
基準値より大きくなれば聞けない状態と判定している。
この容量の基準値は、初期値として音声使用状態判定部
48に記憶してあるが、この容量の基準値は、機能選択
部18によって変更できる。
【0031】静電容量測定部22の動作状態について図
5のフローチャートに基づいて説明する。
【0032】ステップa1において、各センサ40,4
2の静電容量を容量測定部44,46が測定し、ステッ
プa2に進む。
【0033】ステップa2において、測定した容量か
ら、前記した基準値の条件を満たすセンサがあるか無い
かを判断する。基準値の条件を満たすセンサがあればス
テップa3に進み、無ければステップa4に進む。
【0034】ステップa3において、使用状態判定部1
6に利用者が音声が聞ける状態にあることを指示する。
そしてステップa1に戻る。
【0035】ステップa4においては、使用状態判定部
16に利用者が音声を聞けない状態であることを指示
し、ステップa1に戻る。
【0036】(2)視線位置検出部24 視線位置検出部24について、図4のブロック図に基づ
いて説明する。
【0037】符号50は、視線検出器であって、携帯電
話機10の前面に設けられた画像表示部30の下端に設
けられている。この視線検出器50は、携帯電話機10
の利用者の視線を検出する。
【0038】符号52は視線位置測定部であって、視線
検出器50で測定した視線の位置を測定するものであ
る。
【0039】符号54は画面使用判定部であって、視線
位置測定部52で測定した視線の位置と内部に記憶した
基準値とを比較し、利用者が画面表示部30を見れる状
態であるかを判定するものである。
【0040】視線位置検出部24においては、画面が見
れる状態か否かの判定は、画像表示部30の画面内にあ
るか否かで行っている。具体的には、視線検出器50で
観測した利用者の視線位置と画面との位置関係から判定
している。画面使用判定部54においては、視線の位置
の基準値として画面の外枠を設定し、視線が画面の外枠
から外れた場合に見れない状態と判定している。そし
て、一瞬の視線移動による画面からの外れには反応しな
いようにするために、5秒以上視線が外れた場合には見
れない状態と判定するものと設定している。そして、こ
の機能選択部18において、その基準時間(5秒)や視
線の位置の基準値を変更できる。
【0041】視線位置検出部24の動作状態について図
6のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】ステップb1において、視線検出器50が
視線を検出し、視線測定部52が検出した視線の位置を
画面表示部30との相対位置に置き替えて、その視線の
位置を測定し、ステップb2に進む。
【0043】ステップb2において、画面使用判定部5
4が、測定した視線の位置が、前記した基準値の条件を
満たしているか否かを判定し、満たしていればステップ
b3に進み、満たしていなければステップb4に進む。
【0044】ステップb3において、使用状態判定部1
6に利用者が画面を見れる状態であることを指示し、ス
テップb1に戻る。
【0045】ステップb4において、視線の位置が条件
を満たさなくなった時間が基準時間以下か否かを判断
し、基準時間(5秒)以内であればステップb3に進
む。また、基準時間以上であればステップb5に進む。
【0046】ステップb5において、使用状態判定部1
6に利用者が画面を見れない状態であることを指示しス
テップb1に戻る。
【0047】(3)機能選択部18 機能選択部18は、後述する各モードの選択と、静電容
量測定部22における音声使用状態判定部48の基準値
及び視線位置検出部24における画面使用判定部54の
基準値及び基準時間を入力するものである。各モードに
ついては後述する。
【0048】機能選択部18の動作状態について図7に
基づいて説明する。
【0049】ステップh1において、後述する標準モー
ドの初期状態として設定する。
【0050】ステップh2において、モードの変更があ
るか否かを判定する。そして、モードに変更がなければ
ステップh3に進み、モードに変更があればステップh
4に進む。
【0051】ステップh3においては、前のモードを保
持しステップh2に戻る。
【0052】ステップh4において、使用状態判定部1
6にモードの変更を指示し、ステップh2に戻る。
【0053】(4)使用状態判定部16 まず、使用状態判定部16の主制御フローを図8に基づ
いて説明する。
【0054】ステップc1において、モードの変更があ
るか否かを判定する。ここで、モードとは、標準モー
ド、専用モード、強制モードの3種類がある。そして、
モードに変更がなければステップc2に進み、モードに
変更があればステップc3に進む。
【0055】ステップc2においては、現在のモードを
保持しステップc1に戻る。
【0056】ステップc3において、出力制御部14に
出力の中断を指示し、ステップc4に進む。
【0057】ステップc4において、モードの変更を行
いステップc1に戻る。
【0058】(標準モード)図9に基づいて標準モード
の動作状態について説明する。
【0059】この標準モードとは、利用者の使用状態に
応じて画面表示または音声出力に出力状態を変化させる
モードである。
【0060】ステップd1において、利用者の使用状態
に変化があったか否かを判断し、あればステップd2に
進み、なければステップd1の状態を続ける。
【0061】ステップd2において、出力制御部14に
出力の中断を指示しステップd3に進む。
【0062】ステップd3において、音声出力制御部2
8または画面出力制御部32の何れかの使用状態が可能
になったかを判断する。すなわち、利用者が画面を見れ
る状態になったか、または、音声を聞ける状態になった
かを判断し、どちらかが可能になればステップd4に進
む。そして、どちらも使用状態になっていない場合には
ステップd1に戻る。
【0063】ステップd4において、出力制御部14に
新しい出力先を指示し、その使用状態に応じた音声また
は画像の出力を行う。そしてステップd1に戻る。
【0064】(専用モード)専用モードについて図10
のフローチャートに基づいて説明する。
【0065】専用モードは、例えば、画面を見れる状態
のときのみ画面に情報を出力するか、音声を聞ける状態
のときのみ音声で出力するものである。
【0066】ステップe1において、指定出力先の使用
状態が可能か否かを判断し、不可能であればステップe
2に進み、可能であればステップe3に進む。
【0067】ステップe2において、出力制御部14
に、指定出力先の使用状態が不可能であるためその出力
の中断を指示する。そしてステップe1に戻る。
【0068】ステップe3において、出力制御部14に
新しい出力先を指示し、ステップe1に戻る。
【0069】(強制モード)強制モードについて図11
のフローチャートに基づいて説明する。
【0070】強制モードは、使用状態にかかわらず、画
面に情報を出力するか、音声で出力するかを選ぶもので
ある。
【0071】すなわち、この強制モードに入ると図11
に示すようにステップf1においてその出力先を主力制
御部14に指示して、必ずそこから出力するようにする
ものである。
【0072】(5)出力制御部14 次に、出力制御部14の動作状態について図12のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0073】ステップg1において、出力する情報があ
るか否かを判断し、あればステップg2に進み、なけれ
ばステップg1の状態を続ける。
【0074】ステップg2において、使用状態判定部1
6からの情報出力の中断の指示があるか否かを判断し、
指示があればステップg3に進み、指示がなければステ
ップg5に進む。
【0075】ステップg3において、情報の出力中か否
かを判断し、出力中でなければステップg1に戻り、出
力中であればステップg4に進む。
【0076】ステップg4において、画面出力制御部2
8または音声出力制御部32に送る情報を中断し、メモ
リ26にある現在のポインタ位置を所定バイト戻って待
機状態としステップg1に戻る。本実施例では、標準設
定値として100バイト分戻るようにしておく。
【0077】ステップg5において、使用状態判定部1
6からの出力先の指示があるか否かを判断し、指示があ
ればステップg9に進み、なければステップg6に進
む。
【0078】ステップg6において、一定時間待機しス
テップg7に進む。
【0079】ステップg7において待機時間が設定時間
内か否かを判断し、設定時間内であればステップg5に
戻り、設定時間を過ぎていればステップg8に戻る。こ
こで、設定時間は5分としている。
【0080】ステップg8において、警告サインを出力
する。これにより、情報の出力を一旦中断し、保留状態
となったときに、この保留状態が一定時間(5分以上)
になれば警告サインを送り、利用者に保留状態であるこ
とを促す。そして、ステップg1に戻る。
【0081】ステップg9において、使用状態判定部1
6からの指示に基づいて、情報の出力先を設定する。そ
してステップg10に進む。
【0082】ステップg10において、メモリ部26に
蓄えている情報を用いてその指示された出力制御部に出
力する。この場合に、出力情報の提示中に使用状態が変
わった場合(ステップg3,g4の流れ)、メモリ部2
6に記憶してある出力情報をさかのぼって提示する。す
なわち、標準設定(100バイト)分だけさかのぼって
表示する。これにより、利用者は出力状態が変わっても
情報を途切れることなく入手することができる。
【0083】なお、上記実施例では静電容量センサ4
0,42を2個設けたが、これに代えて1個でもよい。
【0084】また、静電容量センサ40,42は、受話
部34の対角線の位置に2個設けたが、これに代えて、
受話部34の内部にある小型スピーカ36の近傍に設け
てもよい。このように設けるのは、上記実施例のように
静電容量センサ40,42が外部に露出していると、利
用者が受話部34に耳を当てた場合に、静電容量のオー
バーフローを起こしたり、手で触ったりして誤動作を起
こす可能性があり、このように受話部34内部に設けて
おくとそのような問題が起こらない。
【0085】また、静電容量センサは、画像表示部30
の上部に設けていてもよい。
【0086】第2の実施例 次に、第2の実施例の携帯電話機100の構造について
図13及び図14に基づいて説明する。
【0087】この携帯電話機100と、第1の実施例の
携帯電話機10の異なる点は、静電容量センサ40,4
2の代わりに接触センサ102,104を設けた点にあ
る。この接触センサ102,104は、図14の接触量
測定部106に接続されている。なお、他の構成は第1
の実施例と同一である。
【0088】この接触センサ102,104を使用する
と、利用者が受話部34に耳を当てているか否かで、音
声が聞ける状態か否かを判断する。
【0089】第3の実施例 図15及び図16は、携帯電話機200の第3の実施例
であり、携帯電話機200においては音声をイヤホン2
02で聞くようにするとともに、このイヤホン202の
近傍に接触センサ204を設けたものである。そして、
この接触センサ204は、図16における接触量測定部
204に接続されている。
【0090】なお、他の構成は第1の実施例と同一であ
る。
【0091】但し、イヤホン202を備えた携帯電話機
200においては、常にイヤホン202を付けているこ
とが想定されるため、音声、画像の何れもが可能になっ
た状態においては、画像表示による出力を優先して情報
を出力することを標準モードで設定するのがよい。
【0092】なお、図17に示すように、携帯電話機2
00に限らず、携帯情報端末機210に示すようなもの
においても、使用することができる。
【0093】第4の実施例 第4の実施例は、離れていても音声が聞くことが可能な
音声出力部を具備する情報処理装置の実施例であり、具
体的には図18に示すようなパソコン300や携帯端末
機310が考えられる。このパソコン300または携帯
情報端末機310にはスピーカ302がそれぞれ設けら
れている。
【0094】これら装置では、第1の実施例における音
声を聞ける状態であるか否かの機能を外し、画面が見れ
るか否かのみを判定して、情報の出力先を音声か画像か
に切替える。つまり、視線が画面から離れたときか、利
用者が音声による出力を選択したときのみ音声により情
報を出力することとなる。
【0095】また、この例の装置では、さらに半自動モ
ードを追加した。この半自動モードを選択した場合、利
用者が音声出力部のある位置に視線を移した場合、画面
と同時に音声による情報出力も同時に行えるようにし
た。この場合、視線が画面から外れていることになる
が、判定は画面を見れる状態であることを保持し、出力
情報が中断することなく音声のON/OFFのみをスイ
ッチしている。このモードを選択すると、利用者は途中
でモード変更をする事なく視線のみで音声による情報を
受け取れるようになる。さらに、この半自動モードで
は、視線が画面内にあっても、画面内での視線移動が一
定時間動かない場合は、音声による情報出力も同時に行
うようにしてある。
【0096】第5の実施例 第5の実施例は、画像表示部を具備せず、音声による出
力のみからなる携帯電話機であって、この場合には、利
用者が、受話部に耳を近付けて音声を聞ける状態になっ
た時のみ、音声で情報を出力する。この使用状態の検知
は、第1,2の実施例における音声を聞ける状態である
か否かの機能を用いる。
【0097】また、イヤホンを使用している場合も同様
にイヤホンを耳に取り付けた時のみ音声で情報を出力す
るようにしてもよい。
【0098】第6の実施例 上記実施例では、利用者の耳の位置を静電容量センサま
たは接触センサで確認したが、これに代えて光センサを
使用してもよい。この場合には、反射する光または遮光
されたか否かで耳の位置を確認する。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1,6の情報出力装置及びその方法であると、利用者が
情報を確認できるときのみ情報を出力するため、利用者
が情報を入手する場合に、情報を見逃したりすることが
ない。
【0100】本発明の請求項2,7の情報出力装置及び
その方法であると、利用者が画面を見ているときのみ情
報を出力するため、利用者が情報を入手する場合に、情
報を見逃したりすることがない。
【0101】請求項3,9の情報出力装置及びその方法
であると、音声が聞けるときのみ音声出力を行うため、
情報を聞き逃したりすることがない。
【0102】請求項4,10の情報出力装置及びその方
法であると、利用者が画面を見ているときは情報を画面
で出力し、音声で聞いているときには音声で情報を出力
するため、確実に情報を入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における携帯電話機の外観図であ
る。
【図2】携帯電話機のブロック図である。
【図3】静電容量測定部のブロック図である。
【図4】視線位置検出部のブロック図である。
【図5】静電容量測定部のフローチャートである。
【図6】視線位置検出部のフローチャートである。
【図7】機能選択部のフローチャートである。
【図8】使用状態判定部の主制御部のフローチャートで
ある。
【図9】標準モードのフロートチャートである。
【図10】専用モードのフローチャートである。
【図11】強制モードのフローチャートである。
【図12】出力制御部のフローチャートである。
【図13】第2の実施例の携帯電話機の外観図である。
【図14】同じくブロック図である。
【図15】第3の実施例の携帯電話機の外観図である。
【図16】同じくブロック図である。
【図17】第3の実施例の他の変更例の携帯情報端末機
の外観図である。
【図18】第4の実施例におけるパソコンの外観図であ
る。
【図19】第4の実施例における携帯情報端末機の外観
図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機 12 制御部 14 出力制御部 16 使用状態判定部 18 機能選択部 20 使用状態観測部 22 静電容量測定部 24 視線位置検出部 26 メモリ部 28 画面出力制御部 30 画像表示部 32 音声出力制御部 34 受話部 36 小型スピーカ 38 音声合成部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を表示する出力手段と、 利用者が前記出力手段によって前記情報を確認できるか
    否かを判断する使用状況判断手段と、 前記使用状況判断手段で前記確認が可能と判断した場合
    にのみ、前記出力手段で前記情報を出力させる出力制御
    手段とを有することを特徴とする情報出力装置。
  2. 【請求項2】情報を表示する表示手段と、 利用者が前記表示手段によって前記情報を確認できるか
    否かを判断する視覚使用状況判断手段と、 前記視覚使用状況判断手段で前記確認が可能と判断した
    場合にのみ、前記表示手段で前記情報を表示させる出力
    制御手段とを有することを特徴とする情報出力装置。
  3. 【請求項3】情報を音声で出力する音声出力手段と、 利用者が前記音声出力手段によって前記情報を確認でき
    るか否かを判断する聴覚使用状況判断手段と、 前記聴覚使用状況判断手段で前記確認が可能と判断した
    場合にのみ、前記音声出力手段で前記情報を出力させる
    出力制御手段とを有することを特徴とする情報出力装
    置。
  4. 【請求項4】情報を表示する表示手段と、 利用者が前記表示手段によって前記情報を確認できるか
    否かを判断する視覚使用状況判断手段と、 前記情報を音声で出力する音声出力手段と、 前記利用者が前記音声出力手段によって前記情報を確認
    できるか否かを判断する聴覚使用状況判断手段と、 前記視覚使用状況判断手段で前記確認が可能と判断した
    場合に、前記表示手段によって前記情報を表示し、前記
    聴覚使用状況判断手段で前記確認が可能と判断した場合
    に、前記音声出力手段によって前記情報を出力する出力
    制御手段とを有することを特徴とする情報出力装置。
  5. 【請求項5】前記視覚使用状況判断手段は、 前記利用者の視線の位置を検出して、その検出された視
    線の位置が、所定の範囲にある場合に、前記表示手段に
    よって前記情報を確認できるとすることを特徴とする請
    求項2または請求項4記載の情報出力装置。
  6. 【請求項6】前記聴覚使用状況判断手段は、 前記利用者の耳の位置が前記音声出力手段の近くにある
    か否かを判断して、前記耳の位置が前記音声出力手段の
    近くにある場合に、前記音声出力手段によって前記情報
    を確認できるとすることを特徴とする請求項3または請
    求項4記載の情報出力装置。
  7. 【請求項7】利用者が情報を出力する出力手段によって
    前記情報を確認できるか否かを判断する使用状況判断ス
    テップと、 前記使用状況判断ステップで前記確認が可能と判断した
    場合にのみ、前記出力手段で前記情報を出力させる出力
    制御ステップとを有することを特徴とする情報出力方
    法。
  8. 【請求項8】利用者が情報を表示する表示手段によって
    前記情報を確認できるか否かを判断する視覚使用状況判
    断ステップと、 前記視覚使用状況判断ステップで前記確認が可能と判断
    した場合にのみ、前記表示手段で前記情報を表示させる
    出力制御ステップとを有することを特徴とする情報出力
    方法。
  9. 【請求項9】利用者が情報を音声で出力する音声出力手
    段によって前記情報を確認できるか否かを判断する聴覚
    使用状況判断ステップと、 前記聴覚使用状況判断ステップで前記確認が可能と判断
    した場合にのみ、前記音声出力手段で前記情報を出力さ
    せる出力制御ステップとを有することを特徴とする情報
    出力方法。
  10. 【請求項10】利用者が情報を表示する表示手段によっ
    て前記情報を確認できるか否かを判断する視覚使用状況
    判断ステップと、 前記利用者が情報を音声で出力する音声出力手段によっ
    て前記情報を確認できるか否かを判断する聴覚使用状況
    判断ステップと、 前記視覚使用状況判断ステップで前記確認が可能と判断
    した場合に、前記表示手段によって前記情報を表示し、
    前記聴覚使用状況判断ステップで前記確認が可能と判断
    した場合に、前記音声出力手段によって前記情報を出力
    する出力制御ステップとを有することを特徴とする情報
    出力方法。
  11. 【請求項11】前記視覚使用状況判断ステップは、 前記利用者の視線の位置を検出して、その検出された視
    線の位置が、所定の範囲にある場合に、前記表示手段に
    よって前記情報を確認できるとすることを特徴とする請
    求項8または請求項10記載の情報出力方法。
  12. 【請求項12】前記聴覚使用状況判断ステップは、 前記利用者の耳の位置が前記音声出力手段の近くにある
    か否かを判断して、前記耳の位置が前記音声出力手段の
    近くにある場合に、前記音声出力手段によって前記情報
    を確認できるとすることを特徴とする請求項9または請
    求項10記載の情報出力方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009028075A1 (ja) * 2007-08-30 2009-03-05 Pioneer Corporation 通知装置及び通知システム
JP2009201800A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Xing Inc 運動支援装置、コンピュータプログラム及び運動支援方法
JP2011086193A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Konami Digital Entertainment Co Ltd 情報処理装置、処理方法、ならびに、プログラム

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