JPH0921820A - 回転数測定方法 - Google Patents

回転数測定方法

Info

Publication number
JPH0921820A
JPH0921820A JP17346995A JP17346995A JPH0921820A JP H0921820 A JPH0921820 A JP H0921820A JP 17346995 A JP17346995 A JP 17346995A JP 17346995 A JP17346995 A JP 17346995A JP H0921820 A JPH0921820 A JP H0921820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measuring
rotating body
rotor
revolutions
revolution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17346995A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Saito
賢二 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP17346995A priority Critical patent/JPH0921820A/ja
Publication of JPH0921820A publication Critical patent/JPH0921820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Transform (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転体の回転数を精度よく、殊に低速回転にお
ける回転数を簡易かつ短時間で計測する。 【解決手段】回転体2の回転数を測定する回転数測定方
法であって、前記回転体に、レーザ光の反射状態を変え
うる刻み部4を同一円周上かつ前記回転体と同芯に等角
度ピッチで設けた測定円板を取付けるとともに、前記回
転体とともに回転する測定円板の刻み部をレーザ距離計
5により測定した電気信号を2値化して刻み部の時間当
りの発振数を求めることによって、回転数を求めること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両用の
タイヤなどの回転数を測定する回転数測定方法であり、
更に詳しくは低速回転時における回転数測定に適してい
る。
【0002】
【従来の技術】従来から図7に示すように、回転するド
ラムdの周面にタイヤなどの回転体wを接触させつつそ
の回転体wの移動距離及び回転数を測定する測定方法が
知られている。しかしこの方法では円周面相互の摩擦接
触によって回転が伝えられるため、測定精度に劣る。特
に回転体wが低速で回転するときの回転数を測定するに
は、測定誤差が大きく利用出来ないという問題があっ
た。
【0003】このような問題点の一端の解決を図るべ
く、実開平5−37505号によって、回転体の周囲に
枚数の磁性体を環状に配し、その磁性体の磁極を交互に
向けることによって交番磁界を発生させ、交番磁界の変
化数を計測することにより、その回転体の回転数を測定
する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この提案では
磁性体を極度に小さくすること、即ち磁性に配される磁
性体の数に自ずと限度があるため、低速域における回転
数測定には制度が劣る。
【0005】なお回転数の測定に関する提案として実開
平6−40864号が存在するが、この提案はロータリ
エンコーダ等の回転検出器を実車に対して容易に装脱し
うることを特徴事項としており、本願の課題を解決する
ものではない。
【0006】本発明は、回転体の回転数が前記従来技術
では高精度の測定をなし得なかった低速回転における回
転数の測定をもなしうる回転数測定方法の提供を目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転体の回転
数を測定する回転数測定方法であって、前記回転体に、
レーザ光の反射状態を変えうる刻み部を同一円周上かつ
前記回転体と同芯に等角度ピッチで設けた測定円板を取
付けるとともに、前記回転体とともに回転する測定円板
の刻み部をレーザ距離計により測定した電気信号を2値
化して刻み部の時間当りの発振数を求めることによっ
て、回転数を求めることを特徴とする回転数測定方法で
ある。
【0008】ここでレーザ光の反射状態を変えうる刻み
部とは、例えば回転体の円周面に、その円周面から凹む
溝又は凹所であってもよく、さらには円周面から突出す
る突起体であってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図示例
と共に説明する。図1〜5において回転数測定方法は、
回転体が回転する際のその回転数を測定する方法であ
り、殊に低速で回転する際に僅少な回転時間又は回転角
度において精度の高い計測値を得ることを特徴としてい
る。
【0010】回転体2は本実施例では空気入りタイヤで
あり、その一方の側面には該回転体2と同芯に添着、固
定される測定円板3が取付けられる。
【0011】回転体2は、本実施例ではタイヤのビード
部にリムを装着するとともにこのリムを減速電動機Mの
出力軸11に共廻り可能に固定される。又、前記測定円
板3は、前記リムにボルト等を用いて固定することによ
り回転体2と同芯に前記出力軸11の中心Xを軸として
取付けられる。
【0012】測定円板3は、厚みを有する円板体であ
り、その外側の円周面3Aに、周方向に並ぶ多数の刻み
部4が設けられる。刻み部4は本実施例では、図2に示
す如く、測定円板3の両側面間を結ぶ断面矩形の細溝で
あって、この細溝の溝底は外周面3Aから凹むととも
に、該円周面3Aに沿ってかつ略等間隔を隔てて200
個以上、好ましくは500個以上設けられる。
【0013】従って、減速電動機Mを駆動することによ
り、測定円板3は、回転体2と一体となり、出力軸11
の前記中心Xを回転軸として回転することが出来る。な
お、前記減速電動機Mをその出力回転数を可変とするこ
とにより、測定が一層容易となりかつ多様な測定が可能
となる。
【0014】レーザ距離計5は、例えば図3に原理を示
すマイケルソン干渉計を採用することが出来る。このマ
イケルソン干渉計は、レーザ発光器13からの光を測定
円板3の外周面3Aに投光し、その反射光14と、器内
に設ける固定鏡15から反射して戻る基準光16との光
路差によって生じる光の干渉現象を検出器17が読み取
り前記外周面3Aまでの距離を高精度に測定しうる周知
の距離計測器であり、このような構成による装置として
は、例えば三菱電機株式会社製のレーザ式変位計(MD
−1211B等)がある。
【0015】従って、この反射光14を反射させる測定
円板3の外周面3Aに前記刻み部4が存在することによ
って、この測定円板3の回転によって、反射光14は、
刻み部4が通過する毎にその光路長さに差が生じこの長
さ差を検出器17が経時的に検知することが出来る。そ
の経時的な距離の波形は図4に示す如くなる。又、レー
ザ距離計5は、これを電気的に変換しその電気信号Sを
出力する。
【0016】前記電気信号Sは増巾器19により増巾さ
れ、電気計算器20に入力される。電子計算器20は前
記信号Sを基準レベルを変化させ図5のグラフに示すよ
うに2値化(0レベル化)して方形波かつ等高の0と1
とのパルス信号として、しかも時間Tとともに記録する
ことが出来る。
【0017】然して、レーザー距離計5を測定円板3の
円周面3Aに向き合わせて設置するとともに、回転体2
及び測定円板3が取付く、出力軸11を回転させること
により、レーザ距離計5は、該レーザ距離計5と前記円
周面3Aとの間の距離を時間Tとともに記録する。
【0018】ここで円周面3Aには前述の如く複数個の
刻み部4が設けられており、レーザ距離計5はこの刻み
部4と向き合う毎に、距離の相違を検知しかつ経時的に
波状を記録する。又、電気計算器20によって前記波形
は2値価処理され、計数の容易な方形のパルス信号に変
換され、単位時間T当たりのパルス数nを解読しかつ記
録することが出来る。
【0019】又、前記電子計算機20には演算機能を有
し、前述の単位時間当たりのパルス数nを演算すること
により、回転体2の回転数を求めることが出来る。
【0020】ここでn :単位時間当たり計測した刻み
数の数(即ちパルス数) P :刻み部4、4間の円周面3A上のピッチ no:円周面3A上に設けた刻み部4の総数 ro:円周面3Aの出力軸Xからの半径 N :上記計測値から求められる回転体の回転数 とするとき、測定円板3の円周面の長さは、 noP=2πr0 (1)
【0021】又円周面の周速度vは次の関係がそれぞれ
成立する。 v=2πr0 N (2) v=nP/T (3) (2)式に(1)式を代入すれば v=n0 PN (4) (3)、(4)式より nP/T=n0 PN (5) 従って回転数Nは、 N=nP/(T)×(n0 P)=n/(Tn0 ) (6) (6)式によって求めることが出来る。
【0022】(6)式において、n0 を大きくすれば回
転数Nを求めるための計測時間Tを短縮でき、換言すれ
ば回転体2の測定のための回転が一回転に満たない場合
であっても高精度で回転数を計測でき、又回転体2の回
転が極度に低速であっても計測できることとなる。
【0023】さらに、レザー距離計5を用いることによ
って、1回転当たり500回以上のパルス信号を発生さ
せることが可能となったため、前記した刻み部4の構成
と有機的に結合しかつ一体化することによって回転体2
の回転数Nを精度よく、かつ今まで計測し得なかった低
速回転であっても計測し得るのである。
【0024】なお、前記刻み部4は、図6(A)に示す
ように円周面3Aの軸方向中間位置に有底の円形孔4A
…によって形成してもよく、又その孔が図6(B)に示
すように長円形孔4B…であってもよい。
【0025】さらには図6(C)の如く円周面3Aから
突出する突起体4Cによって形成することも出来る。
【0026】なお刻み部4は周方向の壁面を垂直に近い
状態に形成するのが好ましいのであるがこの刻み部の形
状を台形状の溝又は突起体とし、レーザ距離計による波
形の前縁、後縁に立上がり部を有するパルス波として計
測した後、電子計算器20において例えばシュミット・
トリガ回路等を付設することによって、波形を方形に近
づけて、パルス発振数を計測しうるよう形成することも
出来、本発明の方法は種々な態様に変形できる。
【0027】
【発明の効果】叙上の如く、本発明の回転数測定方法
は、回転体の回転数を精度よく、特に低速回転における
回転数の測定を、従来の方法よりも更に簡易かつ短時間
でなしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その刻み部の円周面を示す部分斜視図である。
【図3】そのレーザ距離計の作用原理を示す線図であ
る。
【図4】レーザ距離計が出力する出力波形を時間ととも
に示すグラフである。
【図5】電子計算機によって得られた波形の一例を時間
とともに示すグラフである。
【図6】(A)、(B)、(C)は何れも刻み部の他の
態様を示す斜視図である。
【図7】従来技術を示す線図である。
【符号の説明】
2 回転体 3 測定円板 3A 外周面 4、4A、4B、4C 刻み部 5 レーザ距離計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体の回転数を測定する回転数測定方法
    であって、 前記回転体に、レーザ光の反射状態を変えうる刻み部を
    同一円周上かつ前記回転体と同芯に等角度ピッチで設け
    た測定円板を取付けるとともに、前記回転体とともに回
    転する測定円板の刻み部をレーザ距離計により測定した
    電気信号を2値化して刻み部の時間当りの発振数を求め
    ることによって、回転数を求めることを特徴とする回転
    数測定方法。
JP17346995A 1995-07-10 1995-07-10 回転数測定方法 Pending JPH0921820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17346995A JPH0921820A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 回転数測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17346995A JPH0921820A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 回転数測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0921820A true JPH0921820A (ja) 1997-01-21

Family

ID=15961065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17346995A Pending JPH0921820A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 回転数測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0921820A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100368809C (zh) * 2006-02-27 2008-02-13 朱捷 风机转子转速检测仪
JP2011085406A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Tokai Rika Co Ltd 回転検出装置
JP2013034433A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Agritecno Yazaki Co Ltd 作業機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100368809C (zh) * 2006-02-27 2008-02-13 朱捷 风机转子转速检测仪
JP2011085406A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Tokai Rika Co Ltd 回転検出装置
JP2013034433A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Agritecno Yazaki Co Ltd 作業機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001188017A (ja) 光学式ロータリエンコーダ及びモータ制御装置
JP2001124537A (ja) 回転部材用回転角センサー
JP2009294073A (ja) アブソリュートエンコーダ
US6330207B1 (en) Timepiece including a magnetic or capacitive device for detecting at least one reference angular position of a wheel of said timepiece
JPH0921820A (ja) 回転数測定方法
JPH10185549A (ja) 角度測定装置
JPH1151608A (ja) 角度位置検出装置
JPH05215532A (ja) エンコーダ
JP3182319B2 (ja) タイヤスリップ率の相対測定方法
US6622110B2 (en) Rotation direction detecting apparatus
JPH06100467B2 (ja) 近接センサ
JPH05307047A (ja) 慣性センサ
JPH071186B2 (ja) 流量計発信器
JP2929307B2 (ja) 角度測定方法及び速度計測装置
US7196980B2 (en) Information disk recording/reproducing device and method for controlling recording/reproducing speed thereof
JP2002168619A (ja) 歯車の偏心等の誤差測定方法およびその装置
JPH0829439A (ja) タービン監視計器
JP2547393B2 (ja) 流量計発信器
JP2547392B2 (ja) 流量計発信器
JPH06258054A (ja) 回転状態計測装置及び方法
JP3531290B2 (ja) 動翼形状計測装置
JP2728004B2 (ja) ビーム間隔測定装置
JP2000113581A (ja) 光ディスク再生装置
JPH08152312A (ja) 迎角・横滑角計
JP3002101U (ja) 回転状態検出装置