JPH09218126A - 風洞実験方法 - Google Patents
風洞実験方法Info
- Publication number
- JPH09218126A JPH09218126A JP8047985A JP4798596A JPH09218126A JP H09218126 A JPH09218126 A JP H09218126A JP 8047985 A JP8047985 A JP 8047985A JP 4798596 A JP4798596 A JP 4798596A JP H09218126 A JPH09218126 A JP H09218126A
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- Japan
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地域全体の風通しの良し悪しを定量的に判断
できるようにする。 【解決手段】 風洞2の基台4上に水を染み込ませた紙
や布を敷きつめ濡れ面6を形成し、実験対象の模型16
を基台4上に設置する。風洞2内で気流8を発生させる
前に、電子天秤10により基台4の総重量を測定し、そ
の後、気流8を発生させて一定の時間が経過した後、再
度電子天秤10により基台4の総重量を測定する。パソ
コン12はこれらの重量の差を算出して水の蒸発量を求
める。風通しが良いほど水の蒸発量は多くなるので、蒸
発量により地域全体の風通しの良し悪しを判断できる。
できるようにする。 【解決手段】 風洞2の基台4上に水を染み込ませた紙
や布を敷きつめ濡れ面6を形成し、実験対象の模型16
を基台4上に設置する。風洞2内で気流8を発生させる
前に、電子天秤10により基台4の総重量を測定し、そ
の後、気流8を発生させて一定の時間が経過した後、再
度電子天秤10により基台4の総重量を測定する。パソ
コン12はこれらの重量の差を算出して水の蒸発量を求
める。風通しが良いほど水の蒸発量は多くなるので、蒸
発量により地域全体の風通しの良し悪しを判断できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風洞実験の方法に関
し、特に風通しの良し悪しを判断するために行う風洞実
験の方法に関するものである。
し、特に風通しの良し悪しを判断するために行う風洞実
験の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高層ビルなどの近辺では、風がビルに吹
きつけたとき、場所によっては元の風より風速の大きい
ビル風が発生するため、ビルなどを新たに設計建築する
場合には、ビルの模型を作成し、風洞実験を行ってビル
の周辺でどのような風が発生するかが検討される。
きつけたとき、場所によっては元の風より風速の大きい
ビル風が発生するため、ビルなどを新たに設計建築する
場合には、ビルの模型を作成し、風洞実験を行ってビル
の周辺でどのような風が発生するかが検討される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ビル風以外にも、ある地域の風通しの良し悪しを風洞実
験で評価できれば、地域開発、あるいは建物密集地域の
再開発などを行う場合に、風環境に配慮した開発を行
え、非常に有用である。しかし、従来の風洞実験では、
各測定点での風速および風向を測定するのみであるか
ら、そのような測定結果から、ある地域全体の風通しの
良し悪しを定量的に判断することは困難であった。そこ
で本発明の目的は、ある地域全体の風通しの良し悪しを
定量的に判断することを可能とする風洞実験方法を提供
することにある。
ビル風以外にも、ある地域の風通しの良し悪しを風洞実
験で評価できれば、地域開発、あるいは建物密集地域の
再開発などを行う場合に、風環境に配慮した開発を行
え、非常に有用である。しかし、従来の風洞実験では、
各測定点での風速および風向を測定するのみであるか
ら、そのような測定結果から、ある地域全体の風通しの
良し悪しを定量的に判断することは困難であった。そこ
で本発明の目的は、ある地域全体の風通しの良し悪しを
定量的に判断することを可能とする風洞実験方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、風洞内に実験の対象物を設置して風を吹き付
ける風洞実験の方法において、基台上に液体により濡れ
面を形成する濡れ面形成ステップと、前記基台上に前記
対象物を設置する対象物設置ステップと、前記風洞内の
風により前記液体が蒸発した量を、前記濡れ面が形成さ
れ前記対象物が設置された前記基台の重量を測定するこ
とにより測定する蒸発量測定ステップと、前記蒸発量測
定ステップで求めた前記液体の前記蒸発量にもとづいて
前記対象物周辺の風通しの良し悪しを表す情報を生成す
る風通し情報生成ステップとを含むことを特徴とする。
するため、風洞内に実験の対象物を設置して風を吹き付
ける風洞実験の方法において、基台上に液体により濡れ
面を形成する濡れ面形成ステップと、前記基台上に前記
対象物を設置する対象物設置ステップと、前記風洞内の
風により前記液体が蒸発した量を、前記濡れ面が形成さ
れ前記対象物が設置された前記基台の重量を測定するこ
とにより測定する蒸発量測定ステップと、前記蒸発量測
定ステップで求めた前記液体の前記蒸発量にもとづいて
前記対象物周辺の風通しの良し悪しを表す情報を生成す
る風通し情報生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0005】本発明はまた、前記濡れ面形成ステップで
は、前記基台上に、前記液体を含ませた紙または布を敷
くことにより、前記濡れ面を形成することを特徴とす
る。本発明はまた、前記濡れ面形成ステップでは、前記
液体として水または揮発性の液体を用いて前記濡れ面を
形成することを特徴とする。
は、前記基台上に、前記液体を含ませた紙または布を敷
くことにより、前記濡れ面を形成することを特徴とす
る。本発明はまた、前記濡れ面形成ステップでは、前記
液体として水または揮発性の液体を用いて前記濡れ面を
形成することを特徴とする。
【0006】本発明はまた、前記蒸発量測定ステップ
が、前記対象物に風を吹き付ける前に、前記濡れ面が形
成され前記対象物が設置された前記基台の第1の重量を
測定する第1の重量測定ステップと、前記対象物に風を
吹き付けて所定の時間が経過した後に、前記濡れ面が形
成され前記対象物が設置された前記基台の第2の重量を
測定する第2の重量測定ステップと、前記第1の重量測
定ステップで測定した前記第1の重量から、前記第2の
重量測定ステップで測定した前記第2の重量を減算して
前記液体の蒸発量を求める蒸発量取得ステップとを含む
ことを特徴とする。
が、前記対象物に風を吹き付ける前に、前記濡れ面が形
成され前記対象物が設置された前記基台の第1の重量を
測定する第1の重量測定ステップと、前記対象物に風を
吹き付けて所定の時間が経過した後に、前記濡れ面が形
成され前記対象物が設置された前記基台の第2の重量を
測定する第2の重量測定ステップと、前記第1の重量測
定ステップで測定した前記第1の重量から、前記第2の
重量測定ステップで測定した前記第2の重量を減算して
前記液体の蒸発量を求める蒸発量取得ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0007】本発明はまた、前記第1および第2の重量
測定ステップでは電子天秤を用いて前記第1および第2
の重量を測定することを特徴とする。本発明はまた、前
記対象物が、風通しの良し悪しを判断すべき地域の模型
であることを特徴とする。本発明はまた、前記濡れ面形
成ステップでは、前記地域の模型の一部の領域にのみ前
記濡れ面を形成することを特徴とする。
測定ステップでは電子天秤を用いて前記第1および第2
の重量を測定することを特徴とする。本発明はまた、前
記対象物が、風通しの良し悪しを判断すべき地域の模型
であることを特徴とする。本発明はまた、前記濡れ面形
成ステップでは、前記地域の模型の一部の領域にのみ前
記濡れ面を形成することを特徴とする。
【0008】本発明の風洞実験方法では、まず濡れ面形
成ステップにおいて、基台上に液体により濡れ面を形成
し、次に、対象物設置ステップで、その基台上に風洞実
験の対象物を設置する。そして、蒸発量測定ステップに
おいて、風洞内の風により液体が蒸発した量を、濡れ面
が形成され前記対象物が設置された前記基台の重量を測
定することにより測定する。風通し情報生成ステップで
は、蒸発量測定ステップで求めた液体の蒸発量にもとづ
いて対象物周辺の風通しの良し悪しを表す情報を生成す
る。
成ステップにおいて、基台上に液体により濡れ面を形成
し、次に、対象物設置ステップで、その基台上に風洞実
験の対象物を設置する。そして、蒸発量測定ステップに
おいて、風洞内の風により液体が蒸発した量を、濡れ面
が形成され前記対象物が設置された前記基台の重量を測
定することにより測定する。風通し情報生成ステップで
は、蒸発量測定ステップで求めた液体の蒸発量にもとづ
いて対象物周辺の風通しの良し悪しを表す情報を生成す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して説明する。図1は本発明による風洞実験方法
の一実施例を示すフローチャート、図2は、本発明の風
洞実験方法により風洞実験を行う場合に用いる実験シス
テムの一例を示す構成図である。本発明の風洞実験方法
により風洞実験を行う場合には、まず図2に示すよう
に、風洞2の基台4上一面に、例えば水を染み込ませた
紙または布などを敷き詰め、基台4全体に濡れ面6を形
成する(ステップS1)。次に、濡れ面6を形成した基
台4上に、風通しの良し悪しを評価すべき例えば市街地
域を形成する各建物の模型16(風洞実験の対象物)
を、実際の位置関係と同じ位置関係で配置する(ステッ
プS2)。
を参照して説明する。図1は本発明による風洞実験方法
の一実施例を示すフローチャート、図2は、本発明の風
洞実験方法により風洞実験を行う場合に用いる実験シス
テムの一例を示す構成図である。本発明の風洞実験方法
により風洞実験を行う場合には、まず図2に示すよう
に、風洞2の基台4上一面に、例えば水を染み込ませた
紙または布などを敷き詰め、基台4全体に濡れ面6を形
成する(ステップS1)。次に、濡れ面6を形成した基
台4上に、風通しの良し悪しを評価すべき例えば市街地
域を形成する各建物の模型16(風洞実験の対象物)
を、実際の位置関係と同じ位置関係で配置する(ステッ
プS2)。
【0010】この実験システムでは、基台4は電子天秤
10上に配置されており、基台4の総重量はこの電子天
秤10により測定できる構成となっている。この電子天
秤10により、上記ステップS2の後、上述のように濡
れ面6が形成され模型16が配置された基台4の総重量
を測定する(ステップS3)。測定結果はパーソナルコ
ンピュータ(以下、パソコンともいう)12へ電気信号
によって送られ、パソコン12は電気信号により送られ
てきた基台4の重量を第1の重量として記憶する。
10上に配置されており、基台4の総重量はこの電子天
秤10により測定できる構成となっている。この電子天
秤10により、上記ステップS2の後、上述のように濡
れ面6が形成され模型16が配置された基台4の総重量
を測定する(ステップS3)。測定結果はパーソナルコ
ンピュータ(以下、パソコンともいう)12へ電気信号
によって送られ、パソコン12は電気信号により送られ
てきた基台4の重量を第1の重量として記憶する。
【0011】その後、風洞2内で気流8を生成し、模型
16に風を吹き付ける。この風により、基台4上の濡れ
面6では、風がスムーズに流れる箇所ほど水の蒸発が促
進される。そして、所定の時間が経過した後、前記基台
4の総重量を電子天秤10により再度、測定する(ステ
ップS4)。測定結果は電気信号によりパソコン12に
送られ、パソコン12は電気信号により送られてきた基
台4の重量を第2の重量として記憶する。
16に風を吹き付ける。この風により、基台4上の濡れ
面6では、風がスムーズに流れる箇所ほど水の蒸発が促
進される。そして、所定の時間が経過した後、前記基台
4の総重量を電子天秤10により再度、測定する(ステ
ップS4)。測定結果は電気信号によりパソコン12に
送られ、パソコン12は電気信号により送られてきた基
台4の重量を第2の重量として記憶する。
【0012】次に、パソコン12は、記憶している基台
4の第1の重量から第2の重量を減算し、水の蒸発量を
求める(ステップS5)。その後、パソコン12は、求
めた水の蒸発量にもとづいて、風通しの良し悪しを表す
情報を生成する(ステップS6)。本実施例では、風通
しの良し悪しを一例として5段階の水準に分け、最も風
通しの悪い1から最も風通しの良い5までの数値で表
す。パソコン12は、各水準ごとの水の蒸発量の基準値
を予め記憶しており、この基準値にもとづいてステップ
S5で求めた水の蒸発量がどの段階に属すかを調べ、そ
の結果により風通しの良し悪しを表す上記1〜5の数値
のいずれかを選択する。そして、”この地域の風通しの
水準は3です”といったコメントをパソコン12のモニ
タ14に表示する。
4の第1の重量から第2の重量を減算し、水の蒸発量を
求める(ステップS5)。その後、パソコン12は、求
めた水の蒸発量にもとづいて、風通しの良し悪しを表す
情報を生成する(ステップS6)。本実施例では、風通
しの良し悪しを一例として5段階の水準に分け、最も風
通しの悪い1から最も風通しの良い5までの数値で表
す。パソコン12は、各水準ごとの水の蒸発量の基準値
を予め記憶しており、この基準値にもとづいてステップ
S5で求めた水の蒸発量がどの段階に属すかを調べ、そ
の結果により風通しの良し悪しを表す上記1〜5の数値
のいずれかを選択する。そして、”この地域の風通しの
水準は3です”といったコメントをパソコン12のモニ
タ14に表示する。
【0013】一般に、模型16に大型の建物が含まれて
いたり、建物の模型16が密集しているような場合には
気流の流通が悪く、水の蒸発量は少ない。従って、風通
しが悪いほど水の蒸発量は少なく、風通しの良し悪しを
表す上記水準の値は小さいものとなる。
いたり、建物の模型16が密集しているような場合には
気流の流通が悪く、水の蒸発量は少ない。従って、風通
しが悪いほど水の蒸発量は少なく、風通しの良し悪しを
表す上記水準の値は小さいものとなる。
【0014】従って、実験者はこの水準値の表示を見る
ことによって、実験対象の上記市街地域における風通し
の良し悪しを定量的に判断することができる。
ことによって、実験対象の上記市街地域における風通し
の良し悪しを定量的に判断することができる。
【0015】なお、上記実施例では、水の蒸発量によっ
て風通しの良し悪しを判定したが、風通しが良いほど水
は速く蒸発するので水の蒸発速度にもとづいて風通しの
良し悪しを判定することも有効である。その場合には、
例えば基台4の上記第1の重量を測定してから第2の重
量を測定するまでの時間を測定しておき、ステップS6
で、水の蒸発量を測定した時間で除して蒸発速度を求
め、その値により風通しの良し悪しの水準を求めればよ
い。
て風通しの良し悪しを判定したが、風通しが良いほど水
は速く蒸発するので水の蒸発速度にもとづいて風通しの
良し悪しを判定することも有効である。その場合には、
例えば基台4の上記第1の重量を測定してから第2の重
量を測定するまでの時間を測定しておき、ステップS6
で、水の蒸発量を測定した時間で除して蒸発速度を求
め、その値により風通しの良し悪しの水準を求めればよ
い。
【0016】また、上記実施例では濡れ面6を形成する
ために紙や布に水を染み込ませるとしたが、水の代りに
アルコールなどの揮発性の液体を用いることも有効であ
り、その場合には、蒸発量が大きくなるので、蒸発量を
測定する際の誤差が相対的に小さくなり、風通しの良し
悪しの判定における精度をより高めることができる。
ために紙や布に水を染み込ませるとしたが、水の代りに
アルコールなどの揮発性の液体を用いることも有効であ
り、その場合には、蒸発量が大きくなるので、蒸発量を
測定する際の誤差が相対的に小さくなり、風通しの良し
悪しの判定における精度をより高めることができる。
【0017】なお、液体の蒸発量は、風洞2内の気流の
温度および湿度の影響を受けるので、風通しの良し悪し
の水準を判定する際、風洞2内の気流の温度および湿度
を考慮すれば判定の精度をより向上させることができ
る。また、上述のように実験対象全体の風通しの良し悪
しを判定するだけでなく、ある特定の領域における風通
しの良し悪しを判定することも可能であり、その場合に
は、判定すべき領域にのみ濡れ面を形成すればよい。こ
れにより測定した水の蒸発量はその領域における風通し
の良し悪しを反映したものとなる。
温度および湿度の影響を受けるので、風通しの良し悪し
の水準を判定する際、風洞2内の気流の温度および湿度
を考慮すれば判定の精度をより向上させることができ
る。また、上述のように実験対象全体の風通しの良し悪
しを判定するだけでなく、ある特定の領域における風通
しの良し悪しを判定することも可能であり、その場合に
は、判定すべき領域にのみ濡れ面を形成すればよい。こ
れにより測定した水の蒸発量はその領域における風通し
の良し悪しを反映したものとなる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、風洞内に
実験の対象物を設置して風を吹き付ける風洞実験の方法
において、基台上に所定の液体により濡れ面を形成する
濡れ面形成ステップと、前記基台上に前記対象物を設置
する対象物設置ステップと、前記風洞内の風により前記
液体が蒸発した量を、前記濡れ面が形成され前記対象物
が設置された前記基台の重量を測定することにより測定
する蒸発量測定ステップと、前記蒸発量測定ステップで
求めた前記液体の前記蒸発量にもとづいて前記対象物周
辺の風通しの良し悪しを表す情報を生成する風通し情報
生成ステップとを含む構成とした。従って、本発明の風
洞実験方法によって、地域全体の風通しの良し悪しを定
量的に判断することが可能となる。
実験の対象物を設置して風を吹き付ける風洞実験の方法
において、基台上に所定の液体により濡れ面を形成する
濡れ面形成ステップと、前記基台上に前記対象物を設置
する対象物設置ステップと、前記風洞内の風により前記
液体が蒸発した量を、前記濡れ面が形成され前記対象物
が設置された前記基台の重量を測定することにより測定
する蒸発量測定ステップと、前記蒸発量測定ステップで
求めた前記液体の前記蒸発量にもとづいて前記対象物周
辺の風通しの良し悪しを表す情報を生成する風通し情報
生成ステップとを含む構成とした。従って、本発明の風
洞実験方法によって、地域全体の風通しの良し悪しを定
量的に判断することが可能となる。
【図1】本発明の風洞実験方法の一実施例を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図2】図1のフローチャートの手順に従って風洞実験
を行うためのシステムを示す構成図である。
を行うためのシステムを示す構成図である。
2 風洞 4 基台 6 濡れ面 8 気流 10 電子天秤 12 パーソナルコンピュータ(パソコン) 14 モニタ 16 模型
Claims (7)
- 【請求項1】 風洞内に実験の対象物を設置して風を吹
き付ける風洞実験の方法において、 基台上に液体により濡れ面を形成する濡れ面形成ステッ
プと、 前記基台上に前記対象物を設置する対象物設置ステップ
と、 前記風洞内の風により前記液体が蒸発した量を、前記濡
れ面が形成され前記対象物が設置された前記基台の重量
を測定することにより測定する蒸発量測定ステップと、 前記蒸発量測定ステップで求めた前記液体の前記蒸発量
にもとづいて前記対象物周辺の風通しの良し悪しを表す
情報を生成する風通し情報生成ステップと、 を含むことを特徴とする風洞実験方法。 - 【請求項2】 前記濡れ面形成ステップでは、前記基台
上に、前記液体を含ませた紙または布を敷くことによ
り、前記濡れ面を形成する請求項1記載の風洞実験方
法。 - 【請求項3】 前記濡れ面形成ステップでは、前記液体
として水または揮発性の液体を用いて前記濡れ面を形成
する請求項1または2記載の風洞実験方法。 - 【請求項4】 前記蒸発量測定ステップは、前記対象物
に風を吹き付ける前に、前記濡れ面が形成され前記対象
物が設置された前記基台の第1の重量を測定する第1の
重量測定ステップと、前記対象物に風を吹き付けて所定
の時間が経過した後に、前記濡れ面が形成され前記対象
物が設置された前記基台の第2の重量を測定する第2の
重量測定ステップと、前記第1の重量測定ステップで測
定した前記第1の重量から、前記第2の重量測定ステッ
プで測定した前記第2の重量を減算して前記液体の蒸発
量を求める蒸発量取得ステップとを含む請求項1記載の
風洞実験方法。 - 【請求項5】 前記第1および第2の重量測定ステップ
では電子天秤を用いて前記第1および第2の重量を測定
する請求項4記載の風洞実験方法。 - 【請求項6】 前記対象物は、風通しの良し悪しを判断
すべき地域の模型である請求項1記載の風洞実験方法。 - 【請求項7】 前記濡れ面形成ステップでは、前記地域
の模型の一部の領域にのみ前記濡れ面を形成する請求項
6記載の風洞実験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8047985A JPH09218126A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 風洞実験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8047985A JPH09218126A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 風洞実験方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09218126A true JPH09218126A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12790620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8047985A Pending JPH09218126A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 風洞実験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09218126A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116558167A (zh) * | 2023-07-11 | 2023-08-08 | 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 | 一种结冰风洞的制冷系统控制方法、介质及计算机设备 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8047985A patent/JPH09218126A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116558167A (zh) * | 2023-07-11 | 2023-08-08 | 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 | 一种结冰风洞的制冷系统控制方法、介质及计算机设备 |
CN116558167B (zh) * | 2023-07-11 | 2023-09-12 | 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 | 一种结冰风洞的制冷系统控制方法、介质及计算机设备 |
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