JPH09218036A - 回収型傾斜測定装置 - Google Patents

回収型傾斜測定装置

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Publication number
JPH09218036A
JPH09218036A JP4658596A JP4658596A JPH09218036A JP H09218036 A JPH09218036 A JP H09218036A JP 4658596 A JP4658596 A JP 4658596A JP 4658596 A JP4658596 A JP 4658596A JP H09218036 A JPH09218036 A JP H09218036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
measuring device
recovery
cable
concave side
Prior art date
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Pending
Application number
JP4658596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kobayashi
賢二 小林
Ichiro Okubo
大久保一朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUYOKO ERUMESU KK
Original Assignee
TOUYOKO ERUMESU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOUYOKO ERUMESU KK filed Critical TOUYOKO ERUMESU KK
Priority to JP4658596A priority Critical patent/JPH09218036A/ja
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】測定精度が高く、容易に回収可能な傾斜測定装
置を提供することにある。 【解決手段】傾斜計10をフレーム30に固定し、フレ
ーム30の周囲に凹状部の溝を形成し、凹状部の溝とパ
イプ20の内壁面との空間にケーブル11を配置し、パ
イプ20の内壁面と当接するように凹状部の側部にロー
ラ34を取り付け、凹状部と対向する反対側にばね付き
ローラ35を取り付け、傾斜計10がパイプ20の内壁
面に対して所定角度で、移動可能に配置され、ケーブル
11がパイプ20の外部に取り出せる回収型傾斜測定装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ内に配置し
て傾斜を測定する回収可能な傾斜測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば連続地中壁の内部の深度方
向にパイプを埋設し、パイプ内に所定間隔毎に複数の傾
斜計を配置し、各傾斜計の各々のケーブルをパイプの外
部に取り出し、パイプ内にコンクリートを打設して傾斜
計を埋め込んでいた。外部に取り出されたケーブルから
の測定信号を読み込んで、連続地中壁の深さ方向の位置
における傾斜角を測定していた。
【0003】しかし、傾斜の測定が終了しても、傾斜計
はパイプ内部に埋設されているので、回収ができず、埋
め殺されていた。そのため、工事には多数の傾斜計が使
用され、それらを回収できないために、工費が高くつい
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、測定精度が
高く、容易に回収可能な傾斜測定装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パイプ内に複
数個挿入される回収型傾斜測定装置において、フレーム
と、該フレームに固定され、ケーブルが接続された傾斜
計とを備え、該フレームの周囲に軸方向に凹状側部が形
成され、該凹状側部とパイプの内壁面との空間にケーブ
ルが配置でき、パイプの内壁面と当接するように該凹状
側部にローラが取り付けられ、パイプの内壁面と当接す
るように該凹状側部と対向する該フレームの反対側部に
ばね付きローラが取り付けられ、傾斜計がパイプの内壁
面に対して所定角度で移動可能に配置され、ケーブルが
パイプの外部に取り出せることを特徴とする、回収型傾
斜測定装置、又は、該パイプの断面は四角形であり、該
フレームの周囲の2辺に凹状側部が形成されていること
を特徴とする、回収型傾斜測定装置、又は、該凹状側部
の側面に切欠部が形成され、該切欠部にバインド線を通
して、該凹状側部に配置されたケーブルを内方に縛りつ
けることを特徴とする、回収型傾斜測定装置、又は、該
凹状側部の両端に各々ローラが取り付けられ、該凹状側
部と対向する側部の中間部にばね付きローラが取り付け
られていることを特徴とする、回収型傾斜測定装置にあ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 <イ>回収型傾斜測定装置の概要 回収型傾斜測定装置は、例えば構造物や地中に埋設され
た測定用のパイプ20内部に複数個配置され、自在継手
40と中間継手41で所定の間隔を開けて相互に接続さ
れ、各深度における傾斜角度を測定し、傾斜角の時間変
化を求めることができる。なお、自在継手40は屈折や
回転が自由に行われ、回収型傾斜測定装置の傾斜が相互
に影響しないように構成されている。
【0007】回収型傾斜測定装置は、フレーム30に傾
斜計10を取り付け、傾斜計10に計測用のケーブル1
1を接続し、パイプ20の上部から引き出し、ケーブル
11からの計測信号により傾斜角度を算出している。な
お、傾斜計10は、一般に使用されているものを用いる
ことができる。
【0008】パイプ20の下開口部には底蓋22が取り
付けられ、また上開口部には上蓋21が取り付けられ、
パイプ20内部に土砂等の侵入を防止している。。
【0009】傾斜の測定が完了すると、上蓋21を取り
外して、傾斜測定装置をパイプ20内部から引き出し、
再利用を図る。
【0010】<ロ>フレーム フレーム30は、傾斜計10をパイプ20の軸方向に対
して所定の角度、例えば平行に保持し、パイプ20内部
を移動できる構造に成っている。
【0011】フレーム30は、例えば、スペーサ31を
介して2枚の凹状側部32と1枚の板状側部33が固定
され、内部に傾斜計10が固定できる構造を有してい
る。
【0012】スペーサ31は、例えば8角形とし、2個
づつを傾斜計10を挾むように4個配置し、それらの周
囲の辺に凹状側部32を2枚配置し、1枚の凹状側部3
2の対向する辺に板状側部33を配置する。
【0013】<ハ>凹状側部 凹状側部32は、凹状の溝がパイプ20の壁面に対向す
るようにスペーサ31に取り付けられ、パイプ20の内
壁面と凹状部で形成される空間に複数本のケーブル11
が配置できるようになっている。
【0014】凹状側部32の両側部に切欠部36を設
け、切欠部36にバインド線を通して、凹状側部32に
配置されたケーブル11をパイプ20の内壁面に接触し
ないように縛り固定している。
【0015】凹状側部32の両端部に各々一対のローラ
34を回転自在に取り付けて、パイプ20の内壁面上で
回転する。
【0016】<ニ>ばね付きローラ 凹状側部32に取り付けられたローラ34と対向する側
部にばね付きローラ35を取り付ける。
【0017】これらローラ34、35は、パイプ20の
内壁面をばね力で押しつけ、フレーム30がパイプ20
の軸方向に対して常に所定の角度になると共に、移動可
能となる。
【0018】一方のばね付きローラ35は、例えば、板
ばね351にローラ352を取り付けた構造とし、板状
側部33に取り付けられる。他方のばね付きローラ35
は、直接スペーサ31に取り付けられる。
【0019】以下に、回収型傾斜測定装置の使用方法を
説明する。 <イ>回収型傾斜測定装置の接続 予め、回収型傾斜測定装置を自在継手40と中間継手4
1を用いて所定の間隔を開けて相互に接続し、下方に配
置される回収型傾斜測定装置のケーブル11を上方の回
収型傾斜測定装置の凹部側部の溝に配置し、バインド線
で縛る。上方にある回収型傾斜測定装置ほど多くの本数
のケーブル11を凹部側部の溝に通すことになる。ケー
ブル11がパイプ20の内壁に接しないように継手の箇
所でもバインド線で縛ると良い。
【0020】<ロ>パイプ内への挿入 まず、下方の回収型傾斜測定装置をパイプ20に挿入す
る。その際、ばね付きローラ35をばね力に抗して内側
に押して挿入する。回収型傾斜測定装置は、ローラ3
4、35によりスムーズに挿入する。全ての回収型傾斜
測定装置が挿入されると、ケーブル11を外部に引き出
し、パイプ20の上開口部に上蓋21をして、パイプ2
0内に異物の侵入を防止する。自在継手40は、自在に
屈折や回転するので、回収型傾斜測定装置の傾斜方向
は、相互に影響を受けない。
【0021】<ハ>回収型傾斜測定装置の回収 傾斜の測定が全て終了すると、パイプ20内に配置され
た回収型傾斜測定装置を回収する。上部の継手を引き上
げると、ローラ34、35のみがパイプ20の内壁面に
接しているので容易に全ての回収型傾斜測定装置を引き
上げることができる。使用されたパイプ20の内部にコ
ンクリートを打設すれば、パイプ20を埋め殺しても強
度を高めることができる。しかも、回収された回収型傾
斜測定装置は、別の工事の測定に使用することができ、
装置を再利用でき、また工費を安価にすることができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>ケーブルを通す凹状側部を回収型傾斜測定装置に
設けることにより、パイプ内に配置し又は回収の際に、
ケーブルが障害とならず、正確な測定が可能となる。 <ロ>ばね付きローラを配置することにより、スムーズ
に回収型傾斜測定装置をパイプ内に配置し、又は回収す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回収型傾斜測定装置のパイプ内での配置図
【図2】図1のII−IIの断面図
【図3】回収型傾斜測定装置の一部の部品配置図
【図4】回収型傾斜測定装置の構成
【図5】図4のV−Vの断面図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ内に複数個挿入される回収型傾斜測
    定装置において、 フレームと、 該フレームに固定され、ケーブルが接続された傾斜計と
    を備え、 該フレームの周囲に軸方向に凹状側部が形成され、 該凹状側部とパイプの内壁面との空間にケーブルが配置
    でき、 パイプの内壁面と当接するように該凹状側部にローラが
    取り付けられ、 パイプの内壁面と当接するように該凹状側部と対向する
    該フレームの反対側部にばね付きローラが取り付けら
    れ、 傾斜計がパイプの内壁面に対して所定角度で移動可能に
    配置され、ケーブルがパイプの外部に取り出せることを
    特徴とする、 回収型傾斜測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回収型傾斜測定装置にお
    いて、 該パイプの断面は四角形であり、 該フレームの周囲の2辺に凹状側部が形成されているこ
    とを特徴とする、 回収型傾斜測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2のいずれかに記載の回収型
    傾斜測定装置において、 該凹状側部の側面に切欠部が形成され、 該切欠部にバインド線を通して、該凹状側部に配置され
    たケーブルを内方に縛りつけることを特徴とする、 回収型傾斜測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至2のいずれかに記載の回収型
    傾斜測定装置において、 該凹状側部の両端に各々ローラが取り付けられ、 該凹状側部と対向する側部の中間部にばね付きローラが
    取り付けられていることを特徴とする、 回収型傾斜測定装置。
JP4658596A 1996-02-08 1996-02-08 回収型傾斜測定装置 Pending JPH09218036A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104110045A (zh) * 2014-07-08 2014-10-22 浙江华展工程研究设计院有限公司 管桩垂直度测试仪
CN109162259A (zh) * 2018-10-24 2019-01-08 浙江华东工程咨询有限公司 一种阵列式位移计在高堆石坝上的安装方法

Cited By (3)

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CN104110045A (zh) * 2014-07-08 2014-10-22 浙江华展工程研究设计院有限公司 管桩垂直度测试仪
CN109162259A (zh) * 2018-10-24 2019-01-08 浙江华东工程咨询有限公司 一种阵列式位移计在高堆石坝上的安装方法
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