JPH0687811U - 地中埋設管位置の測量具 - Google Patents

地中埋設管位置の測量具

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JPH0687811U
JPH0687811U JP3315593U JP3315593U JPH0687811U JP H0687811 U JPH0687811 U JP H0687811U JP 3315593 U JP3315593 U JP 3315593U JP 3315593 U JP3315593 U JP 3315593U JP H0687811 U JPH0687811 U JP H0687811U
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JP
Japan
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retaining casing
surveying
underground
earth retaining
rod
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Withdrawn
Application number
JP3315593U
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English (en)
Inventor
真司 高見
昭信 杉山
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication of JPH0687811U publication Critical patent/JPH0687811U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土留めケーシング14と測量棒13の相対的
な偏心による測量の困難性を解消し、地中埋設管Bの沈
下を高精度に観測して、この地中埋設管Bの破損による
ガス漏れや水漏れ事故を未然に防止するための対策を適
切に講じる。 【構成】 地中埋設管Bの上方の地中Gに垂直に埋設さ
れる土留めケーシング14と、この土留めケーシング1
4内に遊挿されると共に下端が地中埋設管Bに結束リン
グ11を介して固定される測量棒13と、土留めケーシ
ング14と測量棒13の間に介在されてこの土留めケー
シング14と測量棒13を互いに略同心的に保持するス
ペーサ16とを備え、このスペーサ16は、土留めケー
シング14の内周面と測量棒13の外周面のいずれか一
方に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地中に埋設された例えばガス管や水道管等の土圧や振動による変位 を測量するのに用いる測量具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば地下鉄工事や、建築物の基礎の構築に伴う根切り工事等、種々の地下工 事において、図3に示すように、地下工事部Aの近傍の地中Gに、ガス管や上下 水道管等の地中埋設管Bが付設されている場合、この地中埋設管Bが、地下工事 に伴う土圧の変化や振動等によって、部分的に沈下等の変位を受けることがあり 、このような変位が大きくなると、地中埋設管Bが歪みによって破損してガス漏 れや水の噴出といった事故の発生に到ることから、工事期間中の地中埋設管Bの 変位は定期的かつ高精度に計測して、事故の発生を未然に防止することが重要で ある。地中埋設管Bの沈下変位量の計測は、図4に示すように、地中埋設管Bの 上部に、例えば5m程度の一定の間隔で、測量具1を垂直に取り付け、この測量 具1を介して地上で行われる。
【0003】 従来、この測量具1は図5に示すように、地中埋設管Bの外周面に一対の螺子 部材12で緊結される二つ割り形の結束リング11と、一端がこの結束リング1 1の頂部位置に溶接Wdされて上方へ垂直に延びる鉄筋等からなる測量棒13と 、この測量棒13の外周を取り囲む塩化ビニルパイプ等からなる土留めケーシン グ14と、この土留めケーシング14の上端開口に着脱自在に嵌着されて土留め ケーシング14内への土砂等の侵入を防止する蓋体15とを備えている。測量棒 13は、その上端13aが地表面レベルGLより低くなる一定の長さに設定され ており、地中埋設管Bの沈下変位量は、蓋体15を取り外して、図示しない水準 測量用標尺を土留めケーシング14の上端開口から測量棒13の上端13a上に 載せるようにして鉛直に立て、水準測量を行うことによって計測される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の測量具1によると、次のような問題があった。すなわち、土留めケ ーシング14は計測の際に測量用標尺を挿入する必要上、ある程度大口径のもの が用いられるのに対し、測量棒13としてはφ13mm程度の鉄筋等が用いられ ていることから、設置時やその後の変位によって測量棒13が傾いたり、あるい は土留めケーシング14が傾いたり、測量棒13と土留めケーシング14が互い に偏心状態に設置されたりすることによって、測量棒13の上端13aが土留め ケーシング14の内周面と接触されていたりすると、計測の際に土留めケーシン グ14の上端開口から挿入した前記測量用標尺の下端を測量棒13の上端13a に当てることが困難又は不可能になり、あるいは測量棒13が振れることによっ て測量精度が低下してしまう。このため、地中埋設管Bの沈下による歪みを正確 に把握できず、破損及びこれによるガス漏れや水漏れ等の事故を未然に防止する ための対策が必ずしも適切に行われない恐れがあった。
【0005】 本考案は、上記のような事情のもとになされたもので、その技術的課題とする ところは、土留めケーシングと測量棒の相対的な偏心による測量の困難性を解消 し、地中埋設管の沈下を高精度に観測して、この地中埋設管の破損によるガス漏 れや水漏れ事故を未然に防止するための対策を適切に講じることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題は、本考案によって有効に解決することができる。 すなわち本考案に係る地中埋設管位置の測量具は、地中埋設管の上方に位置し て地中に垂直に埋設される土留めケーシングと、この土留めケーシング内に遊挿 されると共に下端が前記地中埋設管の外周面に結束リングを介して固定される測 量棒と、前記土留めケーシングと測量棒の間に介在されてこの土留めケーシング と測量棒を互いに略同心的に保持する所要数のスペーサとを備えるもので、この スペーサは、前記土留めケーシングの内周面と測量棒の外周面のいずれか一方に 固定される。
【0007】
【作用】
上記構成によると、スペーサの介在によって、土留めケーシングと測量棒の相 対的な偏心が防止されるので、測量の際に土留めケーシングの上端開口から挿入 した測量用標尺の下端を測量棒の上端に確実かつ安定的に当接させることができ る。また、前記スペーサは、土留めケーシングの内周面と測量棒の外周面のいず れか一方にのみ固定されるので、地中埋設管の沈下に伴う土留めケーシング内で の測量棒の軸方向変位を妨げるものではない。
【0008】
【実施例】
次に、本考案に係る地中埋設管位置の測量具を、図1及び図2に示す好適な一 実施例を参照しながら説明する。なお、図示の実施例において、先に説明した図 5の従来構造と重複する部分については、この図5と同一の符号をもって示し、 その説明は省略する。
【0009】 すなわち、本実施例の測量具10は、測量棒13と土留めケーシング14の間 の上下二箇所に、それぞれスペーサ16を介在させてある。このスペーサ16は 例えば合成樹脂材で製作されたものであって、図2に示すように、測量棒13が 遊嵌状態に挿通される内環部16aと、この内環部16aから円周方向等間隔で 放射状に延在したT字形の支持突起部16bとを有し、各支持突起部16bの円 弧状外径端16cが土留めケーシング14の内周面14aに密接状態に嵌め込ま れることによって固定され、測量棒13を、軸方向(上下方向)の変位を許容し つつ土留めケーシング14のほぼ軸芯位置に保持するようになっている。
【0010】 すなわち、この実施例の測量具10は、先に説明した図4の従来方法と同様に して、地中埋設管Bの敷設方向に5m程度の一定の間隔で設置されるが、鉛直度 に誤差がある(僅かに傾いた)状態で設置されたような場合でも、スペーサ16 によって測量棒13と土留めケーシング14の互いの同心関係が保持されている ので、測量棒13の上端13aが大きく偏心することがない。したがって、地中 埋設管Bの沈下量の計測の際に、土留めケーシング14の上端開口から挿入した 測量用標尺(図示省略)を、この土留めケーシング14の軸心位置で測量棒13 の上端13aに確実かつ安定的に当接させることができ、地中埋設管Bの沈下量 を正確に観測することができる。
【0011】 なお、本考案は、図示の一実施例に限定されるものではない。例えば、スペー サ16は、内環部16aを測量棒13の外周面に固定的に嵌着して、支持突起部 16bの外径端16cを土留めケーシング14の内周面14aと摺動自在又は非 接触状態としても良く、また、このスペーサ16の形状も種々変更可能であり、 その装着数も任意である。
【0012】
【考案の効果】
本考案の測量具によると、スペーサによって、土留めケーシングと測量棒の相 対的な偏心が防止されるので、測量の際に土留めケーシングの上端開口から挿入 した測量用標尺の下端を測量棒の上端に確実かつ安定的に当接させて、地中埋設 管の沈下量を正確に観測することができ、この地中埋設管の過大な歪みによる破 損及びこれによるガス漏れや水漏れ等の事故を未然に防止するための対策を適切 に講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適な一実施例に係る測量具を示す設
置状態の断面図である。
【図2】図1におけるII−II線上で切断した拡大断面図
である。
【図3】地下工事部における地中埋設管を示す説明図で
ある。
【図4】地中埋設管への測量具の設置形態を示す概略的
な説明図である。
【図5】従来例に係る測量具を示す設置状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 測量具 11 結束リング 13 測量棒 14 土留めケーシング 15 蓋体 16 スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中埋設管の上方に位置して地中に垂直
    に埋設される土留めケーシングと、 この土留めケーシング内に遊挿されると共に下端が前記
    地中埋設管の外周面に結束リングを介して固定される測
    量棒と、 前記土留めケーシングと測量棒の間に介在されてこの土
    留めケーシングと測量棒を互いに略同心的に保持する所
    要数のスペーサと、 を備え、このスペーサは、前記土留めケーシングの内周
    面と測量棒の外周面のいずれか一方に固定されたことを
    特徴とする地中埋設管位置の測量具。
JP3315593U 1993-05-28 1993-05-28 地中埋設管位置の測量具 Withdrawn JPH0687811U (ja)

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JP3315593U JPH0687811U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 地中埋設管位置の測量具

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JP3315593U JPH0687811U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 地中埋設管位置の測量具

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JPH0687811U true JPH0687811U (ja) 1994-12-22

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ID=12378687

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3315593U Withdrawn JPH0687811U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 地中埋設管位置の測量具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100667585B1 (ko) * 2006-09-15 2007-01-11 주식회사 한국종합기술 상하수도관용 침하 계측장치
KR100667581B1 (ko) * 2006-09-16 2007-01-11 주식회사 한국종합기술 연약지반에 매설되는 상하수도관 침하 계측장치
JP2007078449A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Tokyo Gas Co Ltd 地下埋設管の沈下量測定具

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JP2007078449A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Tokyo Gas Co Ltd 地下埋設管の沈下量測定具
JP4652185B2 (ja) * 2005-09-13 2011-03-16 東京瓦斯株式会社 地下埋設管の沈下量測定具
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KR100667581B1 (ko) * 2006-09-16 2007-01-11 주식회사 한국종합기술 연약지반에 매설되는 상하수도관 침하 계측장치

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