JPH09217862A - 管の接続工具 - Google Patents

管の接続工具

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JPH09217862A
JPH09217862A JP2685996A JP2685996A JPH09217862A JP H09217862 A JPH09217862 A JP H09217862A JP 2685996 A JP2685996 A JP 2685996A JP 2685996 A JP2685996 A JP 2685996A JP H09217862 A JPH09217862 A JP H09217862A
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JP
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pipe
pipes
ring
tightening
screw
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JP2685996A
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English (en)
Inventor
Akemasa Yoneda
明正 米田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L1/00Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の管に他方の管が傾いて挿入されるのを
防止し、両管の軸同士を精度よく合わせながら所定位置
まで容易に挿入できる管の接続工具を得る。 【解決手段】 管21、22に締め付けリング26を固
定し、両ねじボルト29を2本とも締め付けリング26
の六角形穴部26aに挿入する。そして、ナット30、
31を両ねじボルト29の両端に設けられた右ねじ部2
9a、左ねじ部29bにそれぞれねじ込み、ナット3
0、31にそれぞれ設けられた六角形部30a、31a
を締め付けリング26に設けられた六角形穴部26aに
嵌合する。そして、2本の両ねじボルト29の六角形部
29cにスパナを係合させ、両ねじボルト29を同時に
同期して回転させて両管21、22を引き寄せて挿入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外周の端部にO
リングを装着した一方の管を、他方の管に挿入し両管を
Oリングでシールして接続する管の接続工具に関し、例
えば管路気中送電線路のような、金属製の大口径円筒管
を多数接続しその中心軸と同軸に導体を配置し、管の内
部に絶縁性ガスを封入したガス絶縁電気機器における管
の接続工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11、図12は、それぞれ例えば実開
平2ー146287号公報に示された従来の管の接続工
具の一部断面正面図および一部断面平面図である。図に
おいて、1は管2と嵌合接続される管、3は両管1、2
の挿入部に嵌入されるOリングである。4a、4bは管
1を締め付ける半円状の締め付けリングで、ピン5a、
5bにより一体に係止されている。6は締め付けリング
4a、4bに係止したピン7a、7bを中心に回動自在
に係合するフォークアーム、8はフォークアーム6を回
転させるレバーである。9a、9bは管2を締め付ける
半円状の締め付けリングで、、ピン10a、10bによ
り一体に係止されている。11はレバーアームで管2に
当接するレバーアーム端部11aを有し、ピン12にて
半円状の締め付けリング9aに係止されている。13は
ピン14によりレバーアーム11に係止され、チェーン
15の一端と連結したフック、16a、16bはチェー
ン15の他端をフォークアーム6と連結したピンであ
る。
【0003】次に動作について説明する。あらかじめO
リング3が管2の所定位置に装着された状態で、締め付
けリング4a、4bおよび9a、9bをそれぞれ管1お
よび管2に取り付けると共に、チェーン15の両端をそ
れぞれフック13およびフォークアーム6に張着して接
続工具をセットする。次に、レバー8を矢印Y方向に回
転させると、チェーン15を介してフック13が引っ張
られ、管2がOリング3と共に矢印X方向へ移動して管
1に挿入される。この作業を繰り返すことにより管の接
続が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の管
の接続工具においては、移動する側の管2の外周部の一
か所に設けたフック13を利用して、てこの作用で管2
を引き寄せる構造となっており、管2を引き寄せる力の
方向と管2の軸方向とが平行でないため、引き寄せる際
に管2が傾いて両管1、2の軸がずれたまま挿入された
り、管2を所定位置まで挿入することが困難になるとい
う問題点があった。例えば、管路気中送電線路における
管の接続の場合、管2の径を480mmとすると、Oリ
ング3を嵌入する管1とのすき間は約4mmあり、Oリ
ング3を端面から100mm嵌入すると、管2の軸が最
大約2.3度傾く。その結果、内部に配置する導体の取
り付け精度やOリング3のつぶし代等から決定される管
2の軸の傾きの設計許容値である1.5度を越える場合
が発生する。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、管を引き寄せる力の方向と管
の軸方向とが平行になるようにして管を引き寄せること
により、管が傾いて挿入されるのを防止し管の軸同士を
精度よく合わせながら管を所定位置まで容易に挿入でき
る管の接続工具を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、端部の外周
にOリングを装着した第1の管の外周に締結した第1の
締め付けリングと、第2の管の外周に締結した第2の締
め付けリングとを備え、両締め付けリング同士を引き寄
せて第1の管の端部を第2の管の端部に挿入し両管をO
リングでシールして接続する管の接続工具において、両
端部に互いに巻き方向が逆向きのねじ部および中央部に
スパナが係合する係合部を有する2本の両ねじボルト
と、各締め付けリングに、両管の軸と軸対称位置に配置
した2本の両ねじボルトが貫通する穴部とを設け、各両
ねじボルトの各ねじ部と螺合する係止部材を、両締め付
けリング同士を互いに引き寄せる方向に係止して、各両
ねじボルトの係合部に係合した各スパナを同期して回転
することにより、両締め付けリング同士を両管の軸と平
行に引き寄せるように構成した連結手段を備えたもので
ある。
【0007】また、連結手段を、両端部に互いに巻き方
向が逆向きのねじ部を有する2本の両ねじボルトと、こ
の各両ねじボルトの各ねじ部と螺合し、その中央部の断
面形状が四角形部を有し両端に鍔部を有するナットと、
各両ねじボルトの端部に取り付けた、スパナが係合する
アダプタと、各締め付けリングの外周部に、両管の軸と
軸対称位置に配置した各ナットの四角形部を係止するコ
字形溝部とを設け、各両ねじボルトの各ねじ部にそれぞ
れ螺合した各ナットの四角形部を各締め付けリングに設
けられたコ字形溝部に係止して、各両ねじボルトの端部
に取り付けた各アダプタに係合した各スパナを同期して
回転することにより、両締め付けリング同士を両管の軸
と平行に引き寄せるように構成したものである。
【0008】また、連結手段を、シリンダ部を一方の締
め付けリングに締結しロッド部を他方の締め付けリング
に締結した油圧シリンダを、両管の軸と軸対称位置に2
本配置し、各油圧シリンダを同期して動作させることに
より、両締め付けリング同士を両管の軸と平行に引き寄
せるように構成したものである。
【0009】また、連結手段を、両締め付けリングの一
方と螺合するねじ部を有するねじ軸と、他方の締め付け
リングに設けられねじ軸を回転自在に支持する電動モー
タを、両管の軸と軸対称位置に2本配置し、各電動モー
タを同期して動作させることにより、両締め付けリング
同士を両管の軸と平行に引き寄せるように構成したもの
である。
【0010】また、第2の管の端面の外周に一方の内径
を固着し、他方の内径は第2の管の内径からOリングの
外径まで徐々に拡がり、Oリングの外径と接触しながら
第1の管の内部にOリングを嵌入するテーパ部を有する
ガイドリングを設けたものである。
【0011】さらにまた、両管の一方の管から突出して
他方の管の外周面に当接し、他方の管の軸と直角方向に
摺動自在に支持された支持軸を有し、この支持軸の摺動
方向の変位量により一方の管の軸中心線に対する他方の
管の軸中心線のずれを検出する検出器を設けたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下この発明の実施の一形態を図につい
て説明する。図1はこの発明の実施の形態1の管の接続
工具の一部断面平面図、図2は図1の矢印II−IIから見
た断面図および図3は図1の矢印III−IIIから見た断面
図である。図1から図3において、21は端部が拡管状
になった管、22はその端部の外周にOリング23が挿
入される溝部22aを2か所設けた管で、管21に挿入
される。24は管21の端面に固着され径方向に2つに
分割されたガイドリングで、管21の内径からOリング
23の外径まで徐々に拡がり、Oリング23の外径に接
触しながら管21の内部にOリング23を嵌入するテー
パ部24a、ねじ穴を設けたフランジ部24bおよびリ
ーマ穴を設けたフランジ部24cを有している。25は
リーマボルトで、2つに分割されたガイドリング24を
1つのリング状に締結している。26は径方向に2つに
分割された締め付けリングで、両管21、22の軸と軸
対称位置で両管21、22の軸と平行となる位置に設け
た六角形の穴部26aと、ねじ穴が設けられたフランジ
部26bと、リーマ穴が設けられたフランジ部26c
と、ゴム板27が取り付けられている溝部26dとを有
している。ゴム板27は両管21、22に当接するよう
に締め付けリング26の溝部26dに接着固定されてい
る。28はリーマボルトで、2つに分割された締め付け
リング26を1つのリング状にして両管21、22に締
結固定するためのものである。
【0013】29は締め付けリング26の六角形の穴部
26aに挿入した2本の両ねじボルトで、右ねじ部29
aと左ねじ部29bが両端に設けられており、中央部に
は六角形部29cが設けられている。30は両ねじボル
ト29の右ねじ部29aに螺合するナットからなる係止
部材で、締め付けリング26の六角形の穴部26aに嵌
合する六角形部30aを有している。31は両ねじボル
ト29の左ねじ部29bに螺合するナットからなる係止
部材で、締め付けリング26の六角形の穴部26aに嵌
合する六角形部31aを有している。32は両ねじボル
ト29の六角形部29cに係合して回転力を与えるスパ
ナである。なお、両ねじボルト29およびナット30、
31で連結手段を構成する。
【0014】次に動作について説明する。あらかじめO
リング23が管22のOリング溝部22aに挿入された
状態で、2つに分割されたガイドリング24をリーマボ
ルト25で1つのリング状にして締結固定する。このリ
ング状のガイドリング24を管21の管22が挿入され
る端面に嵌合取り付けする。次に、2つに分割された締
め付けリング26を管21にゴム板27が当接するよう
に取り付けて、リーマボルト28で1つのリング状に締
結し、管21に固定する。同様に、管22に、締め付け
リング26を取り付けて仮固定する。さらに、両ねじボ
ルト29を2本とも締め付けリング26の六角形の穴部
26aに挿入する。そして、ナット30、31を両ねじ
ボルト29の両端に設けられた右ねじ部29a、左ねじ
部29bにそれぞれねじ込み、ナット30に設けられた
六角形部30aを管21に固定した締め付けリング26
に設けられた六角形の穴部26aに嵌合する。また、管
22に仮固定した締め付けリング26を移動して、六角
形の穴部26aをナット31に設けられた六角形部31
aに嵌合した状態で、締め付けリング26を固定する。
そして、スパナ32を2か所に配置された両ねじボルト
29の六角形部29cに係合させ、図2の矢印Aの方向
に2か所のスパナ32を同期して回転させると、両管2
1、22はそれぞれ図1の矢印B、Cの方向に、両管2
1、22の軸と平行に引き寄せられる。この時、Oリン
グ23はガイドリング24のテーパ部24aにガイドさ
れ、圧縮されながら管21の内面に嵌入される。スパナ
32の回転を繰り返して両管21、22を所定の位置ま
で挿入すると、管の接続作業が完了する。
【0015】このように構成された管の接続工具では、
引き寄せ力を発生させる両ねじボルト29を、両管2
1、22の軸と軸対称位置で両管21、22の軸と平行
に配置して、両管21、22を引き寄せる力の方向と両
管21、22の軸方向とが平行になるようにして両管2
1、22を引き寄せることにより、管22が傾いて挿入
されるのを防止して、管22を所定位置まで精度よく容
易に挿入できる。
【0016】また、両管21、22が共に移動して引き
寄せられるので、挿入作業が短時間で済む。
【0017】また、Oリング23がガイドリング24に
設けられたテーパ部24aにガイドされながら嵌入され
るため、より容易に管を所定位置に挿入できる。
【0018】また、締め付けリング26に接着されたゴ
ム板27が管に当接するため、アルミニウム管等の硬度
の低い管の場合は、管に傷を生じさせることなく接続工
具の取り付けができる。
【0019】また、スパナ32の回転方向を管の挿入時
と逆方向にすることにより、管の引き抜き作業も行うこ
とができる。
【0020】なお、ガイドリング24はOリング23の
つぶし代が少ない場合は、なくてもよい。また、ゴム板
27は管が傷つきにくい材料等の場合は、なくてもよ
い。
【0021】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2の管の接続工具の一部断面平面図、図5は図4の矢
印V−Vから見た断面図および図6は図5の矢印VI−VI
から見た両ねじボルトと締め付けリングとの取り付け部
を示す一部拡大図である。図において、21から25、
27および28は上記実施の形態1と同様であるので説
明は省略する。41は2本の両ねじボルトで、両ねじボ
ルト41の両端に設けられた右ねじ部41aと左ねじ部
41bとにそれぞれ螺合し、中央部の断面形状が四角形
部42a、43aで両端に鍔部42b、43bを設けた
ナット42、43からなる係止部材が取り付けられてい
る。この両ねじボルト41の片側端部には、六角形状を
したスパナを係合させるためのアダプタ44が螺合さ
れ、ナット45で固定されている。そして、各両ねじボ
ルト41の各ねじ部41a、41bにそれぞれ螺合した
各ナット42、43の四角形部42a、43aを、各締
め付けリング46の外周部に設けられ、両管21、22
の軸と軸対称で両管21、22の軸と平行となる位置に
あるコ字形溝部46aに係止している。また、締め付け
リング46のコ字形溝部46aの端面にピン47で回転
支持された止め金48が取り付けてある。この止め金4
8に設けた切り欠き溝部48aをノブ49で締め付け、
止め金48を締め付けリング46に固定することによ
り、両ナット42、43が締め付けリング46から外れ
ないようにしている。また、止め金48に切り欠き溝部
48aを設けているため、ノブ49をゆるめると、止め
金48をピン47を中心として回転させることができる
ため、止め金48を締め付けリング46から外すことな
く両ねじボルト41の着脱が行える。なお、両ねじボル
ト41、両ナット42、43、アダプタ44およびナッ
ト45で連結手段を構成する。
【0022】次に動作について説明する。実施の形態1
と同様に、締め付けリング46を両管21、22に締め
付け固定する。次に、ナット42、43をそれぞれ両ね
じボルト41の右ねじ部41aと左ねじ部41bとに螺
合し、ナット42、43の中央部を締め付けリング46
のコ字形溝部46aに嵌合した後、止め金48を締め付
けリング46に固定する。そして、スパナで2か所のア
ダプタ44を同期して回転させると、両管21、22は
それぞれ軸と平行に引き寄せられる。この時、Oリング
23はガイドリング24のテーパ部24aにガイドさ
れ、圧縮されながら管21の内面に嵌入される。スパナ
の回転を繰り返して両管21、22を所定の位置まで挿
入すると、管の接続作業が完了する。
【0023】このように構成された管の接続工具では、
引き寄せ力を発生させる両ねじボルト41を、両管2
1、22の軸と軸対称位置で両管21、22の軸と平行
に配置したので、管22が傾いて挿入されるのを防止し
て、管22を所定位置まで精度よく容易に挿入できる。
【0024】また、両ねじボルト41が締め付けリング
46の外側に着脱できるため、両ねじボルト42の着脱
作業が簡単に行える。
【0025】また、スパナを係合する六角形部を両ねじ
ボルト41の端部に設けたので、ラチェット式ボックス
スパナの使用が可能となり、作業が楽に行える。
【0026】なお、ガイドリング24はOリング23の
つぶし代が少ない場合は、なくてもよい。また、ゴム板
27は管が傷つきにくい材料等の場合は、なくてもよ
い。
【0027】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3の管の接続工具の一部断面平面図である。図におい
て、21から25、27および28は実施の形態1と同
様であるので説明は省略する。実施の形態1では、連結
手段として両ねじボルトとナットによるものを示した
が、図7は油圧シリンダからなる連結手段による場合を
示すもので、51は油圧シリンダでシリンダ部がボルト
54により締め付けリング52に固定され、ロッド部は
締め付けリング53に設けられたねじ部53aに螺合さ
れロックナット55により締結固定されている。この油
圧シリンダ51は締め付けリング52、53で締め付け
られた両管21、22の軸と軸対称で両管21、22の
軸と平行となる位置に2台設けてあり、図示しない1台
の油圧ポンプに接続している。そして、油圧ポンプを作
動することにより、両管21、22はそれぞれ引き寄せ
られる。
【0028】このように構成された管の接続工具では、
引き寄せ力を発生させる油圧シリンダ51を、両管2
1、22の軸と軸対称位置で両管21、22の軸と平行
に配置したので、管22が傾いて挿入されるのを防止し
て、管22を所定位置まで精度よく容易に挿入できる。
【0029】また、1つの油圧ポンプで2か所に設けた
油圧シリンダ51を同期して作動させるので、両管2
1、22を軸と平行に引き寄せることができる。また、
引き寄せの動力として油圧を使用するため、より安定し
た引き寄せが行えると共に、強大な力で引き寄せること
ができるので、大径の管の挿入作業が楽にできる。
【0030】なお、油圧シリンダ51にかえて、空圧シ
リンダを使用しても同様の効果を奏する。
【0031】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4の管の接続工具の一部断面平面図である。図におい
て、21から25、27および28は実施の形態1と同
様であるので説明は省略する。図8は連結手段としてね
じ軸と電動モータとによる場合を示すもので、61は端
部61aにねじ部が設けられ締め付けリング62のねじ
穴部62aに螺合しているねじ軸で、ねじ部61aと反
対側の端部がベアリング63により回動自在に支持さ
れ、ナット64により締め付けリング65に取り付けら
れている。66は電動モータで、締め付けリング65に
取り付けられた取り付け金具67に固定されている。こ
の電動モータ66は、締め付けリング62、65で締め
付けられた両管21、22の軸と軸対称で両管21、2
2の軸と平行となる位置に2台設けてあり、図示しない
1つのスイッチに接続してある。68は電動モータ66
の軸とねじ軸61とを連結するカップリングで、68a
のキーで回転方向に固定してある。
【0032】このように構成された管の接続工具では、
電動モータ66を、両管21、22の軸と軸対称位置に
2本配置し、各電動モータ66を同期して動作させるこ
とにより、両締め付けリング62、65同士を両管2
1、22の軸と平行に引き寄せるように構成したので、
電気的に精度よく制御しながら、管22が傾いて挿入さ
れるのを防止して、管22を所定位置まで精度よく容易
に挿入できる。
【0033】なお、実施の形態1から実施の形態4にお
いて、各両ねじボルト29、41、油圧シリンダ51お
よび電動モータ66を、それぞれ両管21、22の軸と
軸対称で両管21、22の軸と平行となる一対の位置に
備えたが、複数対の位置で同様に両管21、22を引き
寄せるようにしてもよい。
【0034】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5の管の接続工具の検出器を示す断面図で、図10は
図9の矢印X−Xから見た一部省略した拡大図である。
図において、21から25は実施の形態1と同様である
ので説明は省略する。管22の外周に両管21、22の
軸と平行に当接するローラ72を設け、このローラ72
はピン73により回動自在に支持軸74に支持され、か
つ支持軸74は管22の軸と直角方向に摺動するよう
に、ブッシュ75を介して支持金具76に支持されてお
り、この支持金具76が2つに分割されたガイドリング
24に取り付けられている。なお、支持金具76はガイ
ドリング24の周上に等間隔に4か所配置されている。
また、支持軸74は圧縮バネ77により、ローラ72が
管22に所定の押し圧力で当接するように押しつけられ
ている。
【0035】そして、支持軸74のローラ72の取り付
け部と反対側の端部の所定位置に、支持軸74の摺動方
向の変位量を測定する基準となるけがき線74a、74
b、74cが設けられ、支持金具76の基準面76a
(支持金具76の上部端面)からの飛び出し寸法が明示
される。また、78は圧縮バネ77を受けるワッシャ、
79は支持軸74が支持金具76から外れないようにす
るナット、80は支持金具76をガイドリング24に固
定するボルトである。また、支持金具76にねじ82で
管22の軸方向に取り付けられたスケール81により、
管21の外周に設けられた基準となるけがき線22aの
位置を読み取れるようにしている。
【0036】このように構成された管の接続工具の検出
器では、両管21、22の軸中心線同士のずれを、支持
金具76の基準面76aに対する支持軸74に設けられ
た摺動方向のけがき線74a、74b、74cの出入り
量を見ることにより簡単に確認できるため、管22を所
定位置まで精度よく容易に挿入できる。例えば、管路気
中送電線路における管の接続の場合、管22の径を48
0mmとすると、Oリング23を嵌入する管21とのす
き間は約4mmあり、Oリング23を管21の端面から
100mm嵌入するとする。この場合、けがき線74
a、74b、74cを1mm間隔でけがいておき、管2
2の軸ずれが2mmを越えないように監視しながら挿入
するようにすれば、両管21、22の軸ずれを1.2度
以内にすることができる。その結果、内部に配置する導
体の取り付け精度やOリング23のつぶし代等から決定
される管22の軸の傾きの設計許容値である1.5度を
越えることがない。
【0037】また、けがき線22aの位置をスケール8
1で読み取ることにより、両管21、22の挿入寸法が
簡単に測定できる。
【0038】なお、支持金具76をガイドリング24に
取り付けたが、管21に取り付けてもよい。
【0039】また、両管21、22の挿入寸法の許容値
に裕度がある場合は、スケール81は、なくてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、端部
の外周にOリングを装着した第1の管の外周に締結した
第1の締め付けリングと、第2の管の外周に締結した第
2の締め付けリングとを備え、両締め付けリング同士を
引き寄せて第1の管の端部を第2の管の端部に挿入し両
管をOリングでシールして接続する管の接続工具におい
て、両端部に互いに巻き方向が逆向きのねじ部および中
央部にスパナが係合する係合部を有する2本の両ねじボ
ルトと、各締め付けリングに、両管の軸と軸対称位置に
配置した2本の両ねじボルトが貫通する穴部とを設け、
各両ねじボルトの各ねじ部と螺合する係止部材を、両締
め付けリング同士を互いに引き寄せる方向に係止して、
各両ねじボルトの係合部に係合した各スパナを同期して
回転することにより、両締め付けリング同士を両管の軸
と平行に引き寄せるように構成した連結手段を備えたの
で、管を引き寄せる力の方向と管の軸方向とが平行にな
るようにして管を引き寄せることにより、管が傾いて挿
入されるのを防止して所定位置まで精度よく挿入でき
る。
【0041】また、連結手段を、両端部に互いに巻き方
向が逆向きのねじ部を有する2本の両ねじボルトと、こ
の各両ねじボルトの各ねじ部と螺合し、その中央部の断
面形状が四角形部を有し両端に鍔部を有するナットと、
各両ねじボルトの端部に取り付けた、スパナが係合する
アダプタと、各締め付けリングの外周部に、両管の軸と
軸対称位置に配置した各ナットの四角形部を係止するコ
字形溝部とを設け、各両ねじボルトの各ねじ部にそれぞ
れ螺合した各ナットの四角形部を各締め付けリングに設
けられたコ字形溝部に係止して、各両ねじボルトの端部
に取り付けた各アダプタに係合した各スパナを同期して
回転することにより、両締め付けリング同士を両管の軸
と平行に引き寄せるように構成したので、管が傾いて挿
入されるのを防止して所定位置まで精度よく挿入でき
る。
【0042】また、連結手段を、シリンダ部を一方の締
め付けリングに締結しロッド部を他方の締め付けリング
に締結した油圧シリンダを、両管の軸と軸対称位置に2
本配置し、各油圧シリンダを同期して動作させることに
より、両締め付けリング同士を両管の軸と平行に引き寄
せるように構成したので、油圧による強力な力で管を引
き寄せることができるため、大径の管の挿入作業が楽に
できる。
【0043】また、連結手段を、両締め付けリングの一
方と螺合するねじ部を有するねじ軸と、他方の締め付け
リングに設けられねじ軸を回転自在に支持する電動モー
タを、両管の軸と軸対称位置に2本配置し、各電動モー
タを同期して動作させることにより、両締め付けリング
同士を両管の軸と平行に引き寄せるように構成したの
で、電気的に精度よく制御しながら、管が傾いて挿入さ
れるのを防止して所定位置まで精度よく挿入できる
【0044】また、第2の管の端面の外周に一方の内径
を固着し、他方の内径は第2の管の内径からOリングの
外径まで徐々に拡がり、Oリングの外径と接触しながら
第1の管の内部にOリングを嵌入するテーパ部を有する
ガイドリングを設けたので、Oリングをテーパ部でガイ
ドしながら嵌入することができるため、管をより容易に
挿入できる。
【0045】さらにまた、両管の一方の管から突出して
他方の管の外周面に当接し、他方の管の軸と直角方向に
摺動自在に支持された支持軸を有し、この支持軸の摺動
方向の変位量により一方の管の軸中心線に対する他方の
管の軸中心線のずれを検出する検出器を設けたので、管
の軸中心線同士のずれを確認しながら管を挿入すること
ができ、管を所定位置までさらに精度よく挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の管の接続工具の一
部断面平面図である。
【図2】 図1の矢印II−IIから見た断面図である。
【図3】 図1の矢印III−IIIから見た断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の管の接続工具の一
部断面平面図である。
【図5】 図4の矢印V−Vから見た断面図である。
【図6】 図5の矢印VI−VIから見た一部拡大図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3の管の接続工具の一
部断面平面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4の管の接続工具の一
部断面平面図である。
【図9】 この発明の実施の形態5の管の接続工具の検
出器を示す断面図である。
【図10】 図9の矢印X−Xから見た一部省略した拡
大図である。
【図11】 従来の管の接続工具の一部断面正面図であ
る。
【図12】 図11の矢印XII−XIIから見た一部断面平
面図である。
【符号の説明】
21、22 管 23
Oリング 24 ガイドリング 24a
テーパ部 26、46、52、53、62、65 締め付けリング 26a 穴部 29、
41 両ねじボルト 29a、29b、41a、41b ねじ部 30、31 係止部材 32
スパナ 42、43、45 ナット 42
a、43a 四角形部 42b、43b 鍔部 44
アダプタ 46a コ字形溝部 51
油圧シリンダ 61 ねじ軸 66
電動モータ 72 ローラ 74
支持軸 76 支持金具 77
圧縮バネ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部の外周にOリングを装着した第1の
    管の外周に締結した第1の締め付けリングと、第2の管
    の外周に締結した第2の締め付けリングとを備え、上記
    両締め付けリング同士を引き寄せて上記第1の管の端部
    を上記第2の管の端部に挿入し上記両管をOリングでシ
    ールして接続する管の接続工具において、両端部に互い
    に巻き方向が逆向きのねじ部および中央部にスパナが係
    合する係合部を有する2本の両ねじボルトと、上記各締
    め付けリングに、上記両管の軸と軸対称位置に配置した
    上記2本の両ねじボルトが貫通する穴部とを設け、上記
    各両ねじボルトの各ねじ部と螺合する係止部材を、上記
    両締め付けリング同士を互いに引き寄せる方向に係止し
    て、上記各両ねじボルトの上記係合部に係合した上記各
    スパナを同期して回転することにより、上記両締め付け
    リング同士を上記両管の軸と平行に引き寄せるように構
    成した連結手段を備えたことを特徴とする管の接続工
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管の接続工具において、
    上記連結手段を、両端部に互いに巻き方向が逆向きのね
    じ部を有する2本の両ねじボルトと、この各両ねじボル
    トの各ねじ部と螺合し、その中央部の断面形状が四角形
    部を有し両端に鍔部を有するナットと、上記各両ねじボ
    ルトの端部に取り付けた、スパナが係合するアダプタ
    と、上記各締め付けリングの外周部に、上記両管の軸と
    軸対称位置に配置した上記各ナットの四角形部を係止す
    るコ字形溝部とを設け、上記各両ねじボルトの各ねじ部
    にそれぞれ螺合した上記各ナットの四角形部を上記各締
    め付けリングに設けられた上記コ字形溝部に係止して、
    上記各両ねじボルトの端部に取り付けた上記各アダプタ
    に係合した上記各スパナを同期して回転することによ
    り、上記両締め付けリング同士を上記両管の軸と平行に
    引き寄せるように構成したことを特徴とする管の接続工
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の管の接続工具において、
    上記連結手段を、シリンダ部を一方の締め付けリングに
    締結しロッド部を他方の締め付けリングに締結した油圧
    シリンダを、上記両管の軸と軸対称位置に2本配置し、
    上記各油圧シリンダを同期して動作させることにより、
    上記両締め付けリング同士を上記両管の軸と平行に引き
    寄せるように構成したことを特徴とする管の接続工具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の管の接続工具において、
    上記連結手段を、上記両締め付けリングの一方と螺合す
    るねじ部を有するねじ軸と、他方の締め付けリングに設
    けられ上記ねじ軸を回転自在に支持する電動モータを、
    上記両管の軸と軸対称位置に2本配置し、上記各電動モ
    ータを同期して動作させることにより、上記両締め付け
    リング同士を上記両管の軸と平行に引き寄せるように構
    成したことを特徴とする管の接続工具。
  5. 【請求項5】 請求項1および請求項4の何れかに記載
    の管の接続工具において、上記第2の管の端面の外周に
    一方の内径を固着し、他方の内径は第2の管の内径から
    上記Oリングの外径まで徐々に拡がり、上記Oリングの
    外径と接触しながら上記第1の管の内部に上記Oリング
    を嵌入するテーパ部を有するガイドリングを設けたこと
    を特徴とする管の接続工具。
  6. 【請求項6】 請求項1および請求項5の何れかに記載
    の管の接続工具において、上記両管の一方の管から突出
    して他方の管の外周面に当接し、他方の管の軸と直角方
    向に摺動自在に支持された支持軸を有し、この支持軸の
    摺動方向の変位量により上記一方の管の軸中心線に対す
    る上記他方の管の軸中心線のずれを検出する検出器を設
    けたことを特徴とする管の接続工具。
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