JPH09217714A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH09217714A
JPH09217714A JP5373296A JP5373296A JPH09217714A JP H09217714 A JPH09217714 A JP H09217714A JP 5373296 A JP5373296 A JP 5373296A JP 5373296 A JP5373296 A JP 5373296A JP H09217714 A JPH09217714 A JP H09217714A
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JP
Japan
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clip
pair
sandwiching
knob
sheet material
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JP5373296A
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English (en)
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Haruo Hino
野 春 男 日
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  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材を挟持すると同時に、別の物品を引
っ掛けて保持することのできるクリップを提供する。 【解決手段】 クリップ10は、壁面などに掛けるため
の係着穴としての貫通穴20を含む。貫通孔20は、つ
まみ部16の上端部の指受け部18を貫通して形成され
る。また、クリップ10は、他の物品などを引っ掛ける
ための突出部材としての帯状片32と留付片34とフッ
ク部38とを含む。帯状片32は、つまみ部16の幅方
向へ延びるよう配置され、その両端部がつまみ部の正面
から側面に延ばされて巻きつけるよう取り付けられる。
留付片34と帯状片32との間には、切り欠き部36が
形成される。切り欠き部36と、つまみ部16の縁部と
が噛み合わされて、帯状片32がつまみ部16に留め付
けられる。フック部38は、別のクリップの貫通穴に引
っかけて複数のクリップを着脱自在に連結するためのも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクリップに関し、
特にたとえば、伝票や用紙などのシート材を挟み持ち、
一時的に保持するためのクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば伝票や用紙などのシート
材を挟み持ち、一時的に保持するためのクリップがあ
る。このようなクリップは、伝票や用紙などの保管や整
理に便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クリップでは、シート材を挟持すると同時に、別の物品
を引っ掛けて保持することはできなかった。また、従来
のクリップでは、それぞれシート材を挟持した複数個の
クリップを相互に関連づけて保管等することができなか
った。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、シ
ート材を挟持すると同時に、別の物品を引っ掛けて保持
することのできるクリップを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるクリッ
プは、シート材を挟持するための挟持部材と、挟持部材
に形成され、壁面などに設けられた凸部に掛けるための
係着穴と、挟持部材に設けられ、物品を引っ掛けて保持
するための突出部材とを含む、クリップである。
【0006】また、この発明にかかるクリップは、シー
ト材を挟持するための挟持部材と、挟持部材の上端部近
傍に形成され、壁面などに設けられた凸部に掛けるため
の係着穴と、挟持部材に設けられ、物品を引っ掛けて保
持するための突出部材とを含むクリップであって、挟持
部材は、挟持すべきシート材の厚み方向両面に配置され
るべき一対の挟持部と、一対の挟持部を互いに当接する
方向に常時付勢するための付勢手段と、一対の挟持部か
ら挟持されたシート材と反対側へ延びて一体に形成され
る一対のつまみ部と、一対のつまみ部を互いに近づく方
向へ握り締めることにより、付勢手段の付勢力に抗して
一対の挟持部を互いに離間させるために、一対のつまみ
部間に形成されるヒンジ部とを含み、突出部材は、挟持
部の下端部近傍に形成されてもよい。
【0007】さらに、この発明にかかるクリップは、突
出部材が、一方のつまみ部の幅方向へ延びるよう配置さ
れその両端部がつまみ部の正面から側面に延び入れられ
つまみ部に取り付けられる帯状片と、帯状片の略中央部
から挟持部材の下端部近傍へ延びて一体に形成され、先
端が挟持部の下端縁より上方において鉤状に形成されて
なるフック部とを含んでもよい。
【0008】また、この発明にかかるクリップは、シー
ト材を挟持するための挟持部材と、挟持部材の上端部近
傍に形成され、壁面などに設けられた凸部に掛けるため
の係着穴と、挟持部材に設けられ、物品を引っ掛けて保
持するための突出部材とを含むクリップであって、挟持
部材は、挟持すべきシート材の厚み方向両面に配置され
るべき一対の挟持部と、一対の挟持部を互いに当接する
方向に常時付勢するための付勢手段と、一対の挟持部か
ら挟持されたシート材と反対側へ延びて一体に形成され
る一対のつまみ部と、一対のつまみ部を互いに近づく方
向へ握り締めることにより、付勢手段の付勢力に抗して
一対の挟持部を互いに離間させるために、一対のつまみ
部間に形成されるヒンジ部とを含み、突出部材は、一方
のつまみ部の幅方向へ延びるよう配置されその両端部が
つまみ部の正面から側面に延び入れられつまみ部に取り
付けられる帯状片と、帯状片の両端部から上下方向に突
き出し、かつ、つまみ部の内側へ向かって延びるよう形
成され、帯状片との間に生じる切り欠き部につまみ部の
縁部を噛み合わせて、帯状片をつまみ部に留め付けるた
めの留付片と、帯状片の略中央部から挟持部材の下端部
近傍へ延びて一体に形成され、先端が挟持部の下端縁よ
り上方において鉤状に形成されてなるフック部とを含ん
でもよい。
【0009】さらに、この発明にかかるクリップは、突
出部材が、挟持部材の主面を切り起こして挟持部材の外
側へ延び出し形成され、その延び出された先端が挟持部
の下端縁より上方において鉤状に形成されてなるフック
部を含んでもよい。
【0010】また、この発明にかかるクリップは、突出
部材が、挟持部材の主面に接着されるべき基板と、基板
の裏面に形成され、基板を挟持部材の主面に接着させる
ための接着剤層と、基板から挟持部材の下端部近傍へ延
び出し一体に形成され、その延び出された先端が挟持部
の下端縁より上方において鉤状に形成されてなるフック
部とを含んでもよい。
【0011】さらに、フック部は、挟持部材に取り付け
られた根元から鉤状の先端へ行くに従い、挟持部材の正
面壁から遠ざかるように斜めに延びて形成されることが
好ましい。
【0012】
【作用】この発明にかかるクリップは、壁面などに設け
られたたとえばフックや釘棒などの凹部に係着穴を引っ
掛けることにより、壁面などに吊り下げられる。そし
て、挟持部材によって、シート材が挟持される。さら
に、突出部材に物品を引っ掛けて保持することができ
る。
【0013】また、この発明にかかるクリップは、突出
部材に別のクリップの係着穴を引っ掛けることにより、
複数個連結することができる。この場合、特に、係着穴
を挟持部材の上端部近傍に形成し、突出部材を挟持部材
の下端部近傍に形成した場合には、挟持部材の下端部近
傍に別のクリップの挟持部材の上端部近傍が連結され
る。そして、その別のクリップの挟持部材の下端部近傍
に、さらに別のクリップの挟持部材の上端部近傍が連結
される。こうして、それぞれシート材を挟持したまま、
複数のクリップを上下方向に縦一列に連結することがで
きる。このようにして複数のクリップを連結することに
より、各クリップに挟持されたシート材の上端部間に、
少なくとも各クリップの上端部近傍から下端部近傍にわ
たる長さ分ずつの間隔をあけることができる。そのた
め、シート材を挟持させながら複数のクリップを連結し
た際にも、それぞれのクリップに挟持されたシート材の
レターヘッドが厚み方向に重なり隠れてしまうことな
く、外部から見ることができ、連結された各クリップに
それぞれ挟持されたシート材の中から、所望のシート材
を検索する際に便利である。
【0014】さらに、この発明にかかるクリップの挟持
部材が、一対の挟持部と付勢手段と一対のつまみ部とヒ
ンジ部とを含む場合には、一対の挟持部および一対のつ
まみ部は、一対のつまみ部間に形成されたヒンジ部を支
点として、シーソー運動する。したがって、一対の挟持
部が当接した際には、一対のつまみ部は離間し、一対の
つまみ部を互いに近づけた際には、一対の挟持部は互い
の間隔が拡がる方向へ離間する。そして、シート材を挟
持する際には、一対の挟持部は挟持すべきシート材の厚
み方向両面に配置される。一対の挟持部は、付勢手段に
よって互いに当接する方向に常時付勢される。そのた
め、その付勢力により、シート材が一対の挟持部間に挟
持される。また、一対のつまみ部を付勢手段の付勢力に
逆らいながら、互いに近づく方向へ握り締めることによ
り、一対の挟持部を互いに離間させることができ、一対
の挟持部間にシート材を出し入れすることができる。
【0015】また、突出部材が帯状片とフック部とを含
む場合には、帯状片は、一方のつまみ部の幅方向へ延び
るよう配置され、その両端部がつまみ部の正面から側面
に延び入れられて、つまみ部に取り付けられる。言い換
えれば帯状片は、つまみ部に巻き付けるようにして取り
付けられる。したがって、製造の際に、つまみ部への帯
状片の取り付けが容易にできる。また、このように簡単
に突出部材を取り付けることができるので、この発明の
クリップは、既存のクリップを利用して製造することが
容易である。さらに、この場合の帯状片には、フック部
が一体に形成される。フック部は、帯状片の略中央部か
ら挟持部材の下端部近傍へ延びて一体に形成され、先端
が挟持部の下端縁より上方において鉤状に形成される。
フック部の先端が挟持部の下端縁よりも上方において鉤
状に形成されているので、挟持部の下端縁にシート材を
挟持させる作業の邪魔にならない。そして、フック部の
先端の鉤状の部分に別のクリップの雌部の貫通孔を引っ
かけることにより、複数のクリップを着脱自在に連結す
ることができる。この場合にも、連結された複数のクリ
ップのうち最上端のクリップは、その係着穴によって壁
面などに掛止することができるので、複数のクリップを
壁面などに縦一列に連結して吊り下げることができる。
【0016】さらに、帯状片が留付片を含む場合には、
留付片は、帯状片の両端部から上下方向に突き出し、か
つ、つまみ部の内側へ向かって延びるよう形成される。
そのため、帯状片と留付片との間に切り欠き部が生じ
る。この切り欠き部につまみ部の縁部を噛み合わせるこ
とにより、帯状片がつまみ部に留め付けられる。このよ
うにして留め付けることにより、雄部がつまみ部に対し
てしっかりと取り付けられる。この場合、切り欠き部が
つまみ部の縁部に噛み合っているので、より大きな荷重
に耐えることができる。したがって、挟持されるシート
材Sの枚数が多く重量が重い場合でも、容易に複数のク
リップを連結して部屋の壁面などに吊るすことができ、
耐久性も高まる。
【0017】また、フック部を挟持部材の主面を切り起
こして挟持部材の外側へ延び出し形成した場合には、フ
ック部が挟持部材と一体に形成されるので、部品点数を
削減できる。
【0018】さらに、突出部材が、基板と接着剤層とフ
ック部とを含む場合には、製造の際に、接着剤層によっ
て基板を挟持部材に対して簡単に取り付けることができ
る。この場合には、この発明のクリップを既存のクリッ
プを利用して容易に製造することができる。
【0019】さらに、フック部が挟持部材に取り付けら
れた根元から鉤状の先端へ行くに従い、挟持部材の正面
壁から遠ざかるように斜めに延びるよう形成した場合に
は、複数のクリップを連結した際に、各クリップのフッ
ク部が挟持部材から正面斜め下へ突き出して配置される
ことになる。そのため、係着穴を雄部のフック部の先端
に引っかけて連結する作業が行いやすくなる。また、連
結した際に力のかかりやすい方向へフック部が延びて形
成されるので、複数のクリップを安定的に連結すること
ができ耐久性も高まる。
【0020】
【発明の効果】この発明にかかるクリップは、シート材
を挟持すると同時に、別の物品を突出部材に引っ掛けて
一時的に保持することができる。また、この発明にかか
るクリップによれば、シート材を挟持しながら、複数個
連結することができる。そのため、シート材の整理や保
管をする際に、シート材を挟持させながら複数のクリッ
プを相互に関連づけて連結することができるので便利で
ある。さらに、この発明によれば、複数のクリップにそ
れぞれ保持された複数枚のシート材のレターヘッドが、
厚み方向に完全に重なり合わないので、外部から見るこ
とができる。そのため、所望のシート材を一目で捜し出
すことができ、各クリップに保持された複数枚のシート
材の中から所望のシート材を検索するのに便利である。
【0021】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例を示
す斜視図である。このクリップ10は、シート材Sを挟
持するための挟持部材12を含む。挟持部材12は、挟
持すべきシート材Sの厚み方向両面に対向して配置され
るべき一対の挟持部14,14を含む。一対の挟持部1
4,14は、挟持されるべきシート材Sの上縁部に対し
て、その幅方向に延びるよう形成されている。このクリ
ップ10でシート材Sを挟持する際には、一対の挟持部
14,14間にシート材Sの上縁部が挟持される。
【0023】一対の挟持部14,14の略中央部から上
方へ突き出すようにして、それぞれ正面から見て略短冊
状の一対のつまみ部16,16が形成される。すなわ
ち、一対のつまみ部16,16は、一対の挟持部14,
14から、挟持されるシート材Sとは反対側へ延びて、
一対の挟持部14,14と一体に形成される。また、一
対のつまみ部16,16は、厚み方向に互いに対向して
配置される。なお、この明細書において、クリップ10
の上下方向とは、シート材Sを挟持した一対の挟持部1
4,14の方を下といい、一対のつまみ部16,16の
方を上という。
【0024】一対のつまみ部16,16の上端部には、
それぞれ正面から見て略円形の指受け部18,18が一
体に形成される。一対のつまみ部16,16の上端部の
指受け部18,18は、使用者がつまみ持つためのもの
である。また、指受け部18,18の中央部をそれぞれ
貫通して、この実施例の掛止穴としての貫通孔20,2
0が形成される。すなわち、この貫通孔20,20は、
たとえば部屋の壁面に設けられた凸部としてのフックや
釘棒などに引っかけてクリップ10を壁面に吊るした
り、後述の突出部材としてのフック部28に引っかけて
複数のクリップを互いに連結したりするためのものであ
る。
【0025】一対のつまみ部16,16間には、ヒンジ
部22が形成される。この実施例のヒンジ部22は、4
枚の支持片24と軸部材26とからなる。4枚の内の2
枚の支持片24は、一方のつまみ部16の指受け部18
との境目近傍の両側縁から、それぞれ他方のつまみ部1
6へ向かって延び出し、一方のつまみ部16と一体に形
成される。残りの2枚の支持片24は、他方のつまみ部
16の指受け部18との境目近傍の両側縁から、それぞ
れ一方のつまみ部16へ向かって延び出し、他方のつま
み部16と一体に形成される。一方のつまみ部16の支
持片24の先端は、対応する他方のつまみ部16の支持
片24の先端とそれぞれ重なり合うように形成される。
これらの支持片24の先端部は、軸部材26によって回
動自在に軸支される。この軸部材26は、4枚の支持片
24の先端部を同時に貫いて形成される。軸部材26の
両端部は、支持片24の両外側へ延びだされ、抜け出さ
ないようにカシメられる。
【0026】さらに、一対のつまみ部16,16間に
は、付勢手段としてのコイル状のスプリング28が配置
される。スプリング28は、軸部材26の周りに巻き付
くように配置され、その一端部が一方のつまみ部16の
上端部の指受け部18の内側に当接され、他端部が他方
のつまみ部16の上端部の指受け部18の内側に当接さ
れる。このスプリング28によって、一対のつまみ部1
6,16の上端部間の間隔が拡がる方向に常時付勢され
る。したがって、一対のつまみ部16,16は、軸部材
26を中心として回動し、それぞれの下端部の一対の挟
持部14,14が互いに当接する。
【0027】このクリップ10の挟持部材12は、上述
の構成をとるので、一対の挟持部14,14および一対
のつまみ部16,16は、ヒンジ部22を支点としてシ
ーソー運動する。すなわち、一対の挟持部14,14が
当接した際には、一対のつまみ部16,16は離間し、
一対のつまみ部16,16の上端部の指受け部18,1
8を互いに近づけた際には、一対の挟持部14,14は
互いの間隔が拡がる方向へ離間する。そして、シート材
Sを挟持する際には、一対の挟持部14,14は挟持す
べきシート材Sの厚み方向両面に配置される。一対の挟
持部14,14は、スプリング28によって互いに当接
する方向に常時付勢される。そのため、付勢力により、
シート材Sが一対の挟持部14,14間に挟持される。
また、一対のつまみ部16,16の上端部の指受け部1
8,18をスプリング28の付勢力に逆らいながら、互
いに近づく方向へ握り締めることにより、一対の挟持部
14,14を互いに離間させることができる。そして、
一対の挟持部14,14間にシート材Sを出し入れする
ことができる。一対のつまみ部16,16の上端部の指
受け部18,18を握り締める力を弱めれば、スプリン
グ28の付勢力により、一対の挟持部14,14は互い
に当接する方向へ付勢され、シート材Sが挟持される。
【0028】さらに、このクリップ10は、突出部材と
しての連結具30を含む。図2は、この実施例の連結具
30を示す斜視図であり、図3は、その展開図である。
この実施例の連結具30は、一方のつまみ部16の幅方
向へ延びるよう配置される帯状片32を含む。帯状片3
2は、その両端部が一方のつまみ部16の正面から側面
に延び入れられて、一方のつまみ部16に巻き付けられ
るようにして取り付けられる。
【0029】この実施例では、帯状片32が、ヒンジ部
22と挟持部14との間において、一方のつまみ部16
に取り付けられる。そのため、帯状片32の上端部は、
ヒンジ部22の下端縁により規制され、帯状片32の下
端部は、挟持部14の上端縁によって規制されるので、
帯状片32が上下方向へずれ動くことが防止される。し
たがって、複数のクリップ10・・・を連結した際に
も、より大きな荷重に耐えることができる。
【0030】また、帯状片32には、その両端部から上
下方向に突き出し、かつ、つまみ部の内側へ向かって延
びるよう留付片34,34が形成される。留付片34,
34と帯状片32との間には、略L字形状の切り欠き部
36,36が形成される。切り欠き部36,36に一方
のつまみ部16の幅方向の両縁部を噛み合わせることに
より、帯状片32が一方のつまみ部16にしっかりと留
め付けられる。
【0031】さらに、フック部38が、帯状片32の略
中央部から挟持部材12の下端部近傍へ延びて一体に形
成される。フック部38は、別のクリップ10′の貫通
孔20′に引っかけるようにして着脱自在に連結するた
めのものである。フック部38の先端は、図4および図
5に示すように一対の挟持部14,14の下端縁より上
方において、側面から見て略J字の鉤状に形成される。
下端縁より上方において形成するのは、フック部38が
一対の挟持部14,14にシート材Sを挟持させる作業
の妨げにならないようにするためである。
【0032】また、この実施例では、図5に示すよう
に、フック部38が挟持部材12に取り付けられた根元
から鉤状の先端へ行くに従い、挟持部材12の正面壁か
ら遠ざかるように斜めに延びるよう形成される。そのた
め、複数のクリップ10・・・を連結した際に、各クリ
ップ10・・・のフック部38が、挟持部材12から正
面斜め下へ突き出して配置されることになる。したがっ
て、一方のクリップ10の貫通孔20を他方のクリップ
10′のフック部38に引っ掛けて連結する作業が行い
やすくなる。また、複数のクリップ10・・・を連結し
て吊り下げた時の力のかかる方向へフック部38が延び
るので丈夫である。
【0033】この実施例では、図4および図5に示すよ
うに、複数のクリップ10・・・を互いに連結する際に
は、一方のクリップ10のフック部38を他方のクリッ
プ10′の貫通孔20′に引っ掛けて着脱自在に連結す
ることができる。フック部38と貫通孔20′とは、所
望の時に連結したり、連結を解いたりすることができ
る。最上端のクリップ10の貫通孔20は、部屋の壁面
などに設けられたフックや釘棒などに引っ掛けて、吊る
すことができる。従って、この発明によれば、それぞれ
シート材Sを挟持した複数のクリップ10・・・を縦一
列に連結して、部屋の壁面などに吊り下げておくことが
できる。そのため、たとえば伝票などのシート材Sの整
理や検索に便利である。また、このクリップ10は、ク
リップ同士を連結することに限らず、フック部38に他
の物品を引っ掛けて一時的に保持することに用いること
もできて便利である。
【0034】さらに、この実施例では、連結具30の帯
状片32が、つまみ部16に巻き付けるようにして取り
付けられるので、製造の際に連結具30の取り付けが容
易にできる。そのため、この実施例のクリップ10は、
既存のクリップを利用して製造することが容易である。
さらに、このように取り付けられているので、連結具3
0を取り外すことも比較的容易である。また、フック部
38の先端が挟持部14の下端縁よりも上方において鉤
状に形成されているので、挟持部14の下端縁にシート
材Sを挟持させる作業の邪魔になりにくい。さらに、こ
の実施例では、切り欠き部36,36がつまみ部16の
幅方向の両縁部に噛み合っているので、連結具30はよ
り大きな荷重に耐えることができる。なお、この連結具
30を製造するためには、たとえば一枚の真ちゅうから
なる平らな金属板を図3に示すように切断し、各片を図
2に示すように折り曲げることにより、比較的容易に製
造することができる。
【0035】また、この実施例では、図4および図5に
示すように、それぞれシート材Sを挟持したまま、複数
のクリップ10、10′・・・を上下方向に連結するこ
とができる。シート材Sを挟持させながら複数のクリッ
プ10、10′・・・を連結すると、通常、シート材S
の長さはクリップ10の長さよりも長いので、図5に示
すように厚み方向にシート材Sが複数枚積み重なること
になる。しかし、この実施例では、各クリップ10、1
0′・・・同士がそれぞれの上端部近傍および下端部近
傍において連結されるので、それぞれの挟持部14、1
4′・・・間に少なくとも各クリップ10・・・の上端
部近傍から下端部近傍にわたる長さ分ずつの間隔をあけ
ることができる。そのため、シート材Sを挟持させなが
ら複数のクリップ10・・・を連結した際にも、図4に
示すように、それぞれのクリップ10・・・の挟持部1
4・・・に挟持されたシート材Sのレターヘッドが露出
されて外部から見ることができるので、所望のシート材
Sを検索する際に便利である。
【0036】このように、この実施例のクリップ10
は、シート材Sを挟持しながら、複数個連結することが
できる。そのため、シート材Sの整理や保管をする際
に、シート材Sを挟持させながら複数のクリップ10・
・・を相互に関連づけて連結することができるので便利
である。また、複数のクリップ10・・・にそれぞれ保
持された複数枚のシート材Sが、厚み方向に完全に重な
り合わず、下層に保持されたシート材Sのレターヘッド
が表面に露出して外部から見ることができる。そのた
め、所望のシート材Sを一目で捜し出すことができ、各
クリップ10・・・に保持された複数枚のシート材Sの
中から所望のシート材Sを検索するのに便利である。
【0037】また、図6は、この発明の他の実施例を示
す斜視図である。図6に示すように、連結手段のフック
部38は、挟持部材12の主面を切り起こして挟持部材
12の外側へ延び出し形成してもよい。この場合には、
フック部38が挟持部材12と一体に形成されるので、
部品点数を削減できる。
【0038】さらに、図7は、この発明のさらに他の実
施例を示す斜視図である。図7に示す連結具30は、基
板30aと接着剤層30bとフック部30cとを含む。
この場合には、製造の際に、接着剤層30bによって基
板30aをつまみ部16に対して簡単に取り付けること
ができる。この場合には、既存のクリップを利用して、
本願のクリップを容易に製造することができる。
【0039】さらに、挟持部14とフック部38とを金
属や樹脂から一体成形により形成してもよい。
【0040】また、クリップの挟持部材は、上述の構造
のものに限らず、たとえば付勢手段と一体となった板バ
ネから形成されてもよく、他の構造のものでもよいのは
もちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すクリップの連結具を示す斜視図であ
る。
【図3】図2に示す連結具の展開図である。
【図4】図1に示すクリップの使用状態を示す平面図で
ある。
【図5】図1に示すクリップの使用状態を示す側面図で
ある。
【図6】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 クリップ 12 挟持部材 14 挟持部 16 つまみ部 18 指受け部 20 貫通孔 22 ヒンジ部 24 支持片 26 軸部材 28 スプリング 30 連結具 32 帯状片 34 留付片 36 切り欠き部 38 フック部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を挟持するための挟持部材、 前記挟持部材に形成され、壁面などに設けられた凸部に
    掛けるための係着穴、および前記挟持部材に設けられ、
    物品を引っ掛けて保持するための突出部材を含む、クリ
    ップ。
JP5373296A 1996-02-15 1996-02-15 クリップ Pending JPH09217714A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089629A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The 間接活線工事用クリップ

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