JP3668211B2 - 提げ手部材及び肩下げ部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、持ち手の付いていない箱状の容器(例えば、段ボール箱や紙箱等)や、袋状の容器(紙袋やビニール袋等)に物を入れて持ち運ぶ際に、その箱状容器や袋状容器に装着可能な提げ手部材及び肩下げ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、提げ手の付いていない段ボール箱や紙箱等の箱状容器に、一定の間隔を存して紐を掛け渡し、それぞれの紐に両端部の鉤状フックを引っ掛けることにより、持ち運び可能とする樹脂製の提げ手部材が提供されている。しかし、この提げ手部材は、段ボール箱や紙箱等に紐を掛けない限り使用することができない。
【0003】
そこで、このような紐が無くても、段ボール箱等の箱状容器に簡単に取り付けることのできる提げ手部材が提案されている(特開平5−344909号公報参照)。
【0004】
この提げ手部材101は、図12(a)に示すように、箱状容器120の上面に接着固定するための接着板102を備えている。そして、接着板102の左右両側を接着板102の上面側にそれぞれ折り返し、さらに、折り返し片103,103の付き合わさった先端部分を上方に折り起こして支持板104,104を形成している。そして、この支持板104,104の間に、下向きコ字形に折曲形成された紙片からなる提げ手105の両端部が挿入され、接着剤により挟持固定されるようになっている。接着板102の下面には、その全面に例えば両面テープが貼着されており、提げ手部材101を箱状容器120に取り付けるときには、両面テープの離型紙を剥がして接着する。
【0005】
この提げ手部材101によれば、段ボール箱等の箱状容器120の上面に接着することにより、簡単に提げ手付きの箱状容器とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この提げ手部材101によれば、取り付けられた提げ手部材101を把持して箱状容器120を持ち上げたとき、図12(a)中に白抜きの矢符で示すように、箱状容器120の全荷重が提げ手部材101の支持板104,104の合わせ部分P11の1点に集中するため、長い時間持ち歩いていると、図12(b)に示すように、折り返し片103が接着板102から剥がれて行き、最後には提げ手105が取れて、箱状容器が落下してしまうといった問題があった。
【0007】
また、接着板102の下面と箱状容器120の上面との接着面においても、合わせ部分P11から離れた両端部の接着面が徐々に剥がれて行き、最後には合わせ部分P11の近傍まで剥がれて、箱状容器が突然落下してしまうといった問題があった。
【0008】
実験した結果では、2〜3kgの荷重でも、10分程度で折り返し片103の剥離や、接着板102の下面と箱状容器120の上面との接着面の剥離が生じ始めた。
【0009】
本発明は係る問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、数kg程度の荷重でも、長時間に渡って箱状容器や袋状容器に安定的に接着固定することのできる提げ手部材及び肩掛け部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の提げ手部材は、各種袋物の本体に接着して使用される提げ手部材であって、下面側が袋物本体への接着面に形成された平板状の装着板と、この装着板の上面側に形成された把持板部とからなり、前記把持板部は、前記装着板の上面に一定の間隔を存して立設された一対の垂直板と、これら垂直板の上端縁同士を連結する連結板と、前記一対の垂直板の対向する位置にそれぞれ上向き略コ字状に形成された切込み部と、この切込み部により前記垂直板から切り開かれた一対の切込み板とからなり、前記一対の切込み板を内側に折り込み、かつ、前記連結板の下面側で折り重ねることによって把持部が形成されることを特徴とする。
【0011】
また、前記把持板部は、1枚の板状部材からなり、前記板状部材の中央部が一定幅の短冊形状の連結板に形成され、この連結板の左側縁から第1折曲線を介して左垂直板が形成され、前記連結板の右側縁から第2折曲線を介して右垂直板が形成され、前記左垂直板の左側縁から第3折曲線を介して前記装着板の左上面に接着される左接着板が形成され、前記右垂直板の右側縁から第4折曲線を介して前記装着板の右上面に接着される右接着板が形成され、かつ、前記切り込み部の左右両端を結ぶ直線状に第5折曲線が形成されるとともに、前記切込み板の左右方向の略中央部に第6折曲線が形成されたものであって、前記第1折曲線及び第2折曲線をそれぞれ略90度に山折りし、前記第3折曲線及び第4折曲線をそれぞれ略90度に谷折りした状態で前記左右接着板が前記装着板の上面にそれぞれ接着され、前記第5折曲線を略45度に山折りし、前記第6折曲線を略90度に山折りして両切込み板を前記連結板の下面側で折り重ねることによって断面略三角形状の把持部が形成されることを特徴とする。
【0012】
このような特徴を有する本発明によれば、2枚の垂直板が装着板の上面に一定の間隔を存して立設されているので、この提げ手部材を段ボール箱等の箱体容器に接着して持ち上げたとき、箱体容器の荷重が、それぞれの垂直板の下端部分に分散されてかかることになる。これにより、箱体容器にこの提げ手部材を装着し、提げ手部材を把持して長時間持ち歩いても、提げ手部材が箱状容器から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。
【0013】
また、把持部は、連結板と2枚の切込み板とによって断面略三角形状に形成されており、かつ、2枚の切込み板は重ね合わせた状態となるので、強度的にも十分であるとともに、手の指の折り曲げ形状にも合致し、非常に持ち易い形状の把持部とすることができる。
【0014】
また、本発明の提げ手部材は、各種袋物の開口縁部を合わせて閉じた状態で、その開口縁部を両側から挟み込むように挟持する挟持板と、この挟持板の上部側に第1折曲線を介して連接された把持板とからなり、前記挟持板は、片面が接着面に形成されるとともに、その略中央部に下向き略コ字状の第1切込み部が形成され、かつ、この第1切込み部の両端を結ぶ直線状に第2折曲線が形成されており、前記把持板は、その幅が前記第1切込み部により切り開かれた開口部に挿入可能な幅に形成されるとともに、その高さ方向の略中央部に前記第1折曲線と平行に第3折曲線が形成されており、前記第1切込み部により挟持板から切り開かれた切込み板を、前記第2折曲線を介して接着面側に折り曲げることにより、前記挟持板の接着面と切込み板の接着面とで前記袋物の合わせて閉じられた両開口縁部を両側から挟み込むように接着固定し、前記把持板を前記第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、前記開口部を通した後、前記第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げることにより把持部が形成されることを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する本発明によれば、挟持板と切込み板とによって、合わせて閉じた状態の袋物の開口縁部を両側から挟み込むように接着して挟持固定するので、袋物の荷重は、接着面に沿う方向にかかることになる。これにより、袋物にこの提げ手部材を装着し、提げ手部材を把持して長時間持ち歩いても、提げ手部材が袋物の開口縁部から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。
【0016】
また、把持部は、把持板を第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、開口部を通した後、第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げることにより形成される。つまり、把持部は、少なくとも把持板の3倍の厚みになるので、手への当たり面積も広くなり、持ち易い形状となっている。
【0017】
また、本発明の提げ手部材によれば、前記第3折曲線の両端縁に、第3折曲線に沿って所定長さの第2切込み部が形成されており、前記把持板を前記第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、前記開口部を通した後、前記第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げたとき、前記第2切込み部が、前記第1切込み部により切り開かれた開口部の上端角縁部にそれぞれ挟み込まれることを特徴とする。
【0018】
この場合、第1折曲線と第3折曲線との間の幅が、第1折曲線と開口部の上端縁との間の幅より広くなるように形成しておけば、把持板を第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、開口部を通した後、第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げたとき、第1折曲線と第3折曲線との間の把持板が湾曲状に膨出することになる。この膨出形状は、把持板部分を手で持ったとき、手の指の折り曲げ形状にほぼ合致するので、非常に持ち易い形状の把持部とすることができる。
【0019】
また、第1折曲線と第3折曲線との間の幅が、第1折曲線と開口部の上端縁との間の幅より広くなるように形成し、かつ、第1折曲線と第3折曲線との間に第4折曲線を形成しておけば、把持板を第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、開口部を通した後、第3折曲線に沿ってさらに一方向に折り曲げたとき、第1折曲線と第3折曲線との間の把持板が、第4折曲線を頂点とする断面略三角形状に形成されることになる。この三角形状は、把持板部分を手で持ったとき、手の指の折り曲げ形状にほぼ合致するので、非常に持ち易い形状の把持部とすることができる。
【0020】
また、本発明の肩下げ部材は、各種袋物の開口縁部を合わせて閉じた状態で、その開口縁部を両側から挟み込むように挟持する挟持板と、この挟持板の上部側に連接された係止板とからなり、前記挟持板は、片面が接着面に形成されるとともに、その略中央部に下向き略コ字状の第1切込み部が形成され、かつ、この第1切込み部の両端を結ぶ直線状に第1折曲線が形成されており、前記係止板には、肩下げ用の紐材を挿入可能な左右一対の挿入孔が形成されており、前記第1切込み部により挟持板から切り開かれた切込み板を、前記第1折曲線を介して接着面側に折り曲げることにより、前記挟持板の接着面と切込み板の接着面とで前記袋物の合わせて閉じられた両開口縁部を両側から挟み込むように接着固定し、前記係止板の挿入孔に肩下げ用の紐材の両端を挿入係止することを特徴とする。
【0021】
このような特徴を有する本発明によれば、挟持板と切込み板とによって、合わせて閉じた状態の袋物の開口縁部を両側から挟み込むように接着して挟持固定するので、袋物の荷重は、接着面に沿う方向にかかることになる。これにより、袋物にこの肩下げ部材を装着し、係止板の挿入孔に肩下げ用の紐部材の両端部をそれぞれを通して結着すれば、長時間下げ歩いても、肩下げ部材が袋物の開口縁部から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。
【0022】
なお、上記の提げ手部材や肩下げ部材に使用する材料としては、繊維入りの紙部材や不織布などが強度的に好適である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
[実施の形態1]
図1ないし図3は、本実施の形態1の提げ手部材を示す説明図であり、図1は分解斜視図、図2(a)は側面図、(b)は正面図、図3は使用状態を示す斜視図である。
【0025】
本実施の形態1の提げ手部材1は、下面側が袋物本体への接着面11に形成された平板状の装着板10と、この装着板10の上面10a側に形成された把持板部12とで形成されている。
【0026】
接着面11は、装着板10の下面全体に設けられている。本実施の形態1では、この接着面11は、両面テープの片面を装着板10の下面全体に貼り付けることによって形成されている。そのため、使用するときには、もう片方の面(下面側)に貼着されている離型紙を剥がし、箱形状の容器(箱体容器)91の上面92に貼着して使用する(図3参照)。
【0027】
把持板部12は、装着板10の上面10aに一定の間隔tを存して立設された一対の垂直板14,14と、これら垂直板14,14の上端縁同士を連結する連結板13と、一対の垂直板14,14の対向する位置にそれぞれ上向き略コ字状に形成された切込み部17,17と、これら切込み部17,17により垂直板14,14から切り開かれた一対の切込み板16,16とからなる。
【0028】
より具体的に説明すると、把持板部12は、1枚の板状部材からなり、この板状部材の中央部が一定幅の短冊形状の連結板13に形成され、この連結板13の左側縁から第1折曲線A1を介して左垂直板(以下、単に「垂直板」ともいう)14が形成され、連結板13の右側縁から第2折曲線A2を介して右垂直板(以下、単に「垂直板」ともいう)14が形成され、左垂直板14の左側縁から第3折曲線A3を介して装着板10の左上面10a1に接着される左接着板(以下、単に「接着板」ともいう)15が形成され、右垂直板14の右側縁から第4折曲線A4を介して装着板10の右上面10a2に接着される右接着板(以下、単に「接着板」ともいう)15が形成されている。また、垂直板14に形成された切り込み部17の左右両端を結ぶ直線状に第5折曲線A5(本実施の形態では、第1折曲線A1及び第2折曲線A2に一致している)が形成されるとともに、切込み部17,17により垂直板14,14から切り開かれた一対の切込み板16,16の左右方向(図1では高さ方向となっている)の略中央部にそれぞれ第6折曲線A6が形成されている。
【0029】
そして、平板状態から、第1折曲線A1及び第2折曲線A2をそれぞれ略90度に山折りし、第3折曲線A3及び第4折曲線A4をそれぞれ略90度に谷折りした状態で、左右接着板15,15を装着板10の左上面10a1と右上面10a2とにそれぞれ接着剤にて接着することにより、把持板部12を装着板10に一体的に接着している。
【0030】
本実施の形態1においては、提げ手部材1を使用しないときには、この状態から垂直板14,14を左右いずれかの方向に押し倒しておけば、嵩張らずに保管することができる。
【0031】
また、この提げ手部材1を使用するときには、装着板10の下面に貼着されている両面テープの離型紙を剥がして接着面11を露出させた状態で、箱体容器91の上面92に貼着し、次に、押し倒していた垂直板14,14を起立させた後、左右の切込み板16,16の第5折曲線A5をそれぞ略45度に山折りし、第6折曲線A6をそれぞれ略90度にさらに山折りして、両切込み板16,16を連結板13の下面側で折り重ねることにより、図2(a)に示すように、断面略三角形状の把持部が形成される。
【0032】
このように、把持部は、連結板13と2枚の切込み板16,16とによって断面略三角形状に形成されており、かつ、2枚の切込み板16,16は重ね合わせた状態となるので、強度的にも十分である。また、手の指の折り曲げ形状にもほぼ合致することから、非常に持ち易い形状となっている。
【0033】
なお、垂直板14,14の間隔tは、手の大きさとの関係から、3cm程度が良い。また、この提げ手部材1に使用する材料としては、繊維入りの紙部材や不織布などが強度的に好適である。
【0034】
このような構造の提げ手部材1を箱状容器に接着して持ち上げると、図2(a)中に白抜きの矢符で示すように、箱状容器の荷重が一対の垂直板14,14の下端部分の2点P1,P2に分散されるため、長い時間持ち歩いても、左右接着板15,15が装着板10の左上面10a1及び右上面10a2から簡単に剥がれることはない。
【0035】
また、接着面11と箱状容器の上面との接着面においても、点P1,P2から離れた両端部の接着面が、短時間の間に徐々に剥がれて行くといったこともない。これは、荷重が垂直板15,15の下端部分P1,P2に分散されることに加え、垂直板15,15の下端部分P1,P2から装着板の10両端部分までの距離が、従来技術で示す構造のものに比べて短くなるため、装着板10の両端部分の接着面の剥がれが軽減されると考えられる。
【0036】
本出願人は、このような構造の提げ手部材1を用いて実際に耐久試験を行った。この試験では、装着板10の形状、すなわち接着面11の形状を、縦13cm、横10cmとし、垂直板14,14の間隔tを3cmとした。また、接着面11に使用した両面テープは、市販の両面テープを使用した。ただし、厚みのある両面テープを使用した。そして、この提げ手部材1を5kgの重さの箱体容器の上面中央部に接着して、静的状態で吊り下げて荷重実験を行った。
【0037】
その結果、実験開始から9時間15分経過したところで、接着面11と箱状容器の上面との接着部分の一部に少しの膨らみが生じたが、この時点でも十分な接着力を保持していた。簡易的な提げ手部材としては、8時間以上持てば十分である。一方、このまま実験を続けた結果、実験開始から21時間15分後に、落下寸前まで剥離が進行した。
【0038】
因みに、この提げ手部材1を4kgの重さの箱体容器の上面中央部に接着して、静的状態で吊り下げて荷重実験を行った結果、実験開始から38時間を経過しても、上記の膨らみは生じなかった。
【0039】
なお、上記の提げ手部材1に使用する材料としては、繊維入りの紙部材や不織布などが強度的に好適である。
【0040】
[実施の形態2]
図4ないし図7は、本実施の形態2の提げ手部材2を示す説明図であり、図4は正面図、図5は使用状態を示す正面図、図6は断面図、図7は使用状態を示す全体斜視図である。
【0041】
本実施の形態2の提げ手部材2は、ビニール袋や紙袋等の上部が開口した袋物81の開口縁部82を合わせて閉じた状態で、その開口縁部82を両側から挟み込むように挟持する挟持板21と、この挟持板21の上部側に第1折曲線B1を介して連接された把持板26とで形成されている。
【0042】
挟持板21は、片面が接着面(図4中、破線により示す)22に形成されるとともに、その略中央部に下向き略コ字状の第1切込み部23が形成され、かつ、この第1切込み部23の両端を結ぶ直線状に第2折曲線B2が形成されている。
【0043】
一方、把持板26は、第1折曲線B1から上方に行くに従って次第に幅狭に形成され、その後、略台形状に形成されている。そして、その略台形状の部分の幅W1が、第1切込み部23により切り開かれた開口部25に挿入可能な幅に形成されるとともに、その略台形状部分の高さ方向の略中央部に、第1折曲線B1と平行に第3折曲線B3が形成されている。また、第3折曲線B3の両端縁に、第3折曲線B3に沿って所定長さの第2切込み部27,27がそれぞれが形成されている。
【0044】
上記構成において、この提げ手部材2を使用するときには、第1切込み部23により挟持板21から切り開かれた切込み板24を、第2折曲線B2を介して接着面22側(図6において、矢符Qにより示す方向)に折り曲げることにより、挟持板21の接着面22と切込み板24の接着面22とで、袋物81の合わせて閉じられた両開口縁部82を両側から挟み込むように接着固定する(図5及び図7参照)。
【0045】
この後、把持板26を第1折曲線B1に沿って一方向(図6において、矢符Rにより示す方向)に折り曲げるとともに、開口部25を通した後、第3折曲線B3に沿ってさらに同方向(矢符R方向)に折り曲げることにより、図5及び図6に示す形状の把持部28が形成される。
【0046】
このとき、第3折曲線B3の両端に形成された第2切込み部27,27が、湾曲状に形成された開口部25の上端角縁部25a,25aにそれぞれ嵌まり込む(図5参照)ことにより、折り曲げた把持板26が開口部25から不測に抜けないようになっている。
【0047】
またこのとき、第1折曲線B1と第3折曲線B3との間の幅W2が、第1折曲線B1と開口部25の上端縁25bとの間の幅W3より広くなるように形成しておけば、把持板26を第1折曲線B1に沿ってR方向に折り曲げるとともに、開口部25を通した後、第3折曲線B3に沿ってさらにR方向に折り曲げたとき、第1折曲線B1と第3折曲線B3との間の把持板部分が湾曲状に膨出することになる。この膨出形状は、把持部28を手で持ったとき、手の指の折り曲げ形状にほぼ合致するので、非常に持ち易い形状の把持部28とすることができる。
【0048】
さらにこのとき、第1折曲線B1と第3折曲線B3との間に第4折曲線B4を形成しておけば、把持板26を第1折曲線B1に沿ってR方向に折り曲げるとともに、開口部25を通した後、第3折曲線B3に沿ってさらにR方向に折り曲げたとき、第1折曲線B1と第3折曲線B3との間の把持板部分が、第4折曲線B4を頂点とする断面略三角形状(図6参照)に形成されることになる。この三角形状は、把持部28を手で持ったとき、手の指の折り曲げ形状にほぼ合致するので、非常に持ち易い形状の把持部28とすることができる。
【0049】
このような構造の提げ手部材2によれば、挟持板21と切込み板24とによって、合わせて閉じた状態の袋物81の開口縁部82を両側から挟み込むように接着して挟持固定するので、袋物81の荷重は、接着面22に沿う方向にかかることになる。これにより、袋物81にこの提げ手部材2を装着し、提げ手部材2を把持して長時間持ち歩いても、提げ手部材2が袋物81の開口縁部82から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。
【0050】
図8は、本実施の形態2の提げ手部材2の他の使用状態の一例を示している。図7に示す使用状態は、提げ手部材2をあたかも手提げ袋の提げ手のようにして使用するものであるが、図8に示す使用状態では、提げ手部材2を箱物83の左右両側面84,85にそれぞれ対向するようにして2個取り付けた使用状態を示している。
【0051】
この場合、提げ手部材2,2の各挟持板21,21の接着面22,22を左右の各側面84,85にそれぞれ接着固定し、各切込み板24,24を内側に90度折り曲げて箱物83の上面86にそれぞれ接着固定する。
【0052】
これにより、持ち手の設けられていない単なる立方体形状の箱物83に、持ち手である提げ手部材2,2を取り付けることができるので、箱物83の持ち運びが便利になる。
【0053】
このような使用状態の提げ手部材2によれば、箱物83の荷重は、挟持板21の接着面22に沿う方向にかかることになる。これにより、箱物83にこの提げ手部材2を2個装着し、両方の提げ手部材2,2を両手で把持して長時間持ち歩いても、提げ手部材2,2が箱物83の側面84,85から簡単に離脱することがない。またこのとき、箱物83の上面86に接着された切込み板24も、箱物83の荷重を支える補助的な役目を果たすので、挟持板21の接着力と切込み板24の接着力とによって、安定した接着状態を維持することができる。
【0054】
なお、上記の提げ手部材2に使用する材料としては、繊維入りの紙部材や不織布などが強度的に好適である。
【0055】
[実施の形態3]
図8は、本実施の形態3の肩下げ部材3を示す正面図である。
【0056】
本実施の形態3の肩下げ部材3は、ショルダータイプでない紙袋やビニール袋等の袋物を、簡単にショルダータイプの袋物に変身させることのできる肩下げ部材である。
【0057】
すなわち、本実施の形態3の肩下げ部材3は、ショルダータイプでない紙袋やビニール袋等の袋物71の開口縁部72を合わせて閉じた状態で、その開口縁部72を両側から挟み込むように挟持する挟持板31と、この挟持板31の上部側に連接された係止板36とで構成されている。
【0058】
挟持板31は、片面が接着面(図8中、破線により示す)32に形成されるとともに、その略中央部に下向き略コ字状の第1切込み部33が形成され、かつ、この第1切込み部33の両端を結ぶ直線状に第1折曲線C1が形成されている。
【0059】
一方、係止板36には、肩下げ用の紐材41を挿入可能な左右一対の挿入孔37,37が形成されている。
【0060】
上記構成において、この肩下げ部材3を使用するときには、第1切込み部23により挟持板31から切り開かれた切込み板34を、第1折曲線C1を介して接着面32側(図8において、紙面手前側)に折り曲げることにより、挟持板31の接着面32と切込み板34の接着面32とで、袋物71の合わせて閉じられた両開口縁部72を両側から挟み込むように接着固定する。
【0061】
この後、係止板36の各挿入孔37,37に肩下げ用の紐材41の両端部42,43をそれぞれ通して結着すればよい。これにより、紐部材を肩から下げて袋物71を下げた場合、袋物71の荷重は、接着面32に沿う方向にかかることになるので、長時間下げ歩いても、肩下げ部材3が袋物71の開口縁部72から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。
【0062】
図10は、本実施の形態3の肩下げ部材3の他の使用状態の一例を示している。
図9に示す使用状態は、肩下げ部材3を、あたかも袋物71の肩下げ用の紐材41を取り付ける部材として使用するものであるが、図10に示す使用状態では、肩下げ部材3を箱物73の左右両側面74,75にそれぞれ対向するようにして2個取り付け、この肩下げ部材3,3の各挿入孔37,37に首掛け用の紐材44の両端部45,45に設けられた係止金具46を挿入係止し、この紐材44を首に掛けて(または、肩から首に回してたすき状に掛けて)、箱物73を持ち上げるようにした使用状態を示している。
【0063】
この場合、肩下げ部材3,3の各挟持板31,31の接着面32,32を左右の各側面74,75にそれぞれ接着固定し、各切込み板34,34を内側に90度折り曲げて箱物73の上面76にそれぞれ接着固定する。
【0064】
これにより、単なる立方体形状の箱物73に、首掛け用の紐材44を係止するための肩下げ部材3,3を取り付けることができるので、箱物73の持ち運びが便利になる。
【0065】
図11は、首掛け用の紐材44の両端部45,45に設けられた係止金具46の形状を示している。この係止金具46は、棒状の金属材を屈曲形成したものであって、首掛け用の紐材44の端部45に設けられた円筒形状の保持孔45aに挿入保持された本体部46aと、この本体部46aの両端部からそれぞれ下方に向かって鉤型に屈曲形成された係止部46b,46bとからなり、この係止部46b,46bを、肩下げ部材3の挿入孔37,37に挿入することで、首掛け用の紐材44が肩下げ部材3に着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0066】
このような使用状態の肩下げ部材3によれば、箱物73の荷重は、挟持板31の接着面32に沿う方向にかかることになる。これにより、箱物73にこの肩下げ部材3を2個装着し、両方の肩下げ部材3,3に紐材44の係止金具46,46をそれぞれ係止して、箱物73を持ち上げても、肩下げ部材3,3が箱物73の側面74,75から簡単に離脱することがない。またこのとき、箱物73の上面76に接着された切込み板34も、箱物73の荷重を支える補助的な役目を果たすので、挟持板31の接着力と切込み板34の接着力とによって、安定した接着状態を維持することができる。
【0067】
なお、上記の肩下げ部材3に使用する材料としては、繊維入りの紙部材や不織布などが強度的に好適である。
【0068】
【発明の効果】
本発明の提げ手部材によれば、提げ手部材を段ボール箱等の箱体容器に接着して持ち上げたとき、箱体容器の荷重が、それぞれの垂直板の下端部分に分散されてかかることになるので、装着板の両端部分の接着面の剥がれも軽減される。これにより、箱体容器にこの提げ手部材を装着し、提げ手部材を把持して長時間持ち歩いても、提げ手部材が箱状容器から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。また、把持部は、連結板と2枚の切込み板とによって断面略三角形状に形成されており、かつ、2枚の切込み板は重ね合わせた状態となるので、強度的にも十分であるとともに、手の指の折り曲げ形状にも合致し、非常に持ち易い形状の把持部とすることができる。
【0069】
また、本発明の提げ手部材によれば、挟持板と切込み板とによって、合わせて閉じた状態の袋物の開口縁部を両側から挟み込むように接着して挟持固定するので、袋物の荷重は、接着面に沿う方向にかかることになる。これにより、袋物にこの提げ手部材を装着し、提げ手部材を把持して長時間持ち歩いても、提げ手部材が袋物の開口縁部から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。また、把持部は、把持板を第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、開口部を通した後、第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げることにより形成される。つまり、把持部は、少なくとも把持板の3倍の厚みになるので、手への当たり面積も広くなり、持ち易い形状となっている。
【0070】
また、第3折曲線の両端縁に、第3折曲線に沿って所定長さの第2切込み部が形成されており、この第2切込み部が、第1切込み部により切り開かれた開口部の上端角縁部にそれぞれ嵌まり込むことにより、折り曲げた把持板が開口部から不測に抜けることがない。そのため、第1折曲線と第3折曲線との間の幅が、第1折曲線と開口部の上端縁との間の幅より広くなるように形成しておけば、把持板を第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、開口部を通した後、第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げたとき、第1折曲線と第3折曲線との間の把持板が湾曲状に膨出することになる。この膨出形状は、把持板部分を手で持ったとき、手の指の折り曲げ形状にほぼ合致するので、非常に持ち易い形状の把持部とすることができる。
【0071】
さらに、第1折曲線と第3折曲線との間の幅が、第1折曲線と開口部の上端縁との間の幅より広くなるように形成し、かつ、第1折曲線と第3折曲線との間に第4折曲線を形成しておけば、把持板を第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、開口部を通した後、第3折曲線に沿ってさらに一方向に折り曲げたとき、第1折曲線と第3折曲線との間の把持板が、第4折曲線を頂点とする断面略三角形状に形成されることになる。この三角形状は、把持板部分を手で持ったとき、手の指の折り曲げ形状にほぼ合致するので、非常に持ち易い形状の把持部とすることができる。
【0072】
また、本発明の肩下げ部材によれば、挟持板と切込み板とによって、合わせて閉じた状態の袋物の開口縁部を両側から挟み込むように接着して挟持固定するので、袋物の荷重は、接着面に沿う方向にかかることになる。これにより、袋物にこの肩下げ部材を装着し、係止板の挿入孔に肩下げ用の紐部材の両端部をそれぞれを通して結着すれば、長時間下げ歩いても、肩下げ部材が袋物の開口縁部から簡単に離脱することはなく、長時間に渡って安定した接着状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の提げ手部材を示す分解斜視図である。
【図2】(a)は実施の形態1の提げ手部材の側面図、(b)は同正面図である。
【図3】実施の形態1の提げ手部材の使用状態を示す斜視図である。
【図4】実施の形態2の提げ手部材を示す正面図である。
【図5】実施の形態2の提げ手部材の使用状態を示す正面図である。
【図6】実施の形態2の提げ手部材の断面図である。
【図7】実施の形態2の提げ手部材の使用状態を示す全体斜視図である。
【図8】実施の形態2の提げ手部材の他の使用状態を示す全体斜視図である。
【図9】実施の形態3の肩下げ部材の正面図である。
【図10】実施の形態3の肩下げ部材の他の使用状態を示す全体斜視図である。
【図11】首掛け用の紐材の両端部に設けられた係止金具の形状を示す要部拡大斜視図である。
【図12】(a)は従来の提げ手部材の斜視図、(b)は同側面図である。
【符号の説明】
1,2 提げ手部材
3 肩下げ部材
11 接着面
12 把持板部
13 連結板
14 垂直板(左垂直板、右垂直板)
15 接着板(左接着板、右接着板)
16 切込み板
17 切込み部
21 挟持板
22 接着面
23 第1切込み部
24 切込み板
25 開口部
26 把持板
27 第2切込み部
31 挟持板
32 接着面
33 第1切込み部
34 切込み板
35 開口部
36 係止板
37 挿入穴
41 肩下げ用の紐材
44 首掛け用の紐材
46 係止金具
71,81,91 袋物
72,82 開口縁部
73,83 箱物
92 上面
A1,B1,C1 第1折曲線
A2,B2 第2折曲線
A3,B3 第3折曲線
A4,B4 第4折曲線
A5 第5折曲線
A6 第6折曲線

Claims (9)

  1. 各種袋物の本体に接着して使用される提げ手部材であって、
    下面側が袋物本体への接着面に形成された平板状の装着板と、この装着板の上面側に形成された把持板部とからなり、
    前記把持板部は、前記装着板の上面に一定の間隔を存して立設された一対の垂直板と、これら垂直板の上端縁同士を連結する連結板と、前記一対の垂直板の対向する位置にそれぞれ上向き略コ字状に形成された切込み部と、この切込み部により前記垂直板から切り開かれた一対の切込み板とからなり、
    前記一対の切込み板を内側に折り込み、かつ、前記連結板の下面側で折り重ねることによって把持部が形成されることを特徴とする提げ手部材。
  2. 前記把持板部は、1枚の板状部材からなり、前記板状部材の中央部が一定幅の短冊形状の連結板に形成され、この連結板の左側縁から第1折曲線を介して左垂直板が形成され、前記連結板の右側縁から第2折曲線を介して右垂直板が形成され、前記左垂直板の左側縁から第3折曲線を介して前記装着板の左上面に接着される左接着板が形成され、前記右垂直板の右側縁から第4折曲線を介して前記装着板の右上面に接着される右接着板が形成され、かつ、前記切り込み部の左右両端を結ぶ直線状に第5折曲線が形成されるとともに、前記切込み板の左右方向の略中央部に第6折曲線が形成されたものであって、前記第1折曲線及び第2折曲線をそれぞれ略90度に山折りし、前記第3折曲線及び第4折曲線をそれぞれ略90度に谷折りした状態で前記左右接着板が前記装着板の上面にそれぞれ接着され、前記第5折曲線を略45度に山折りし、前記第6折曲線を略90度に山折りして両切込み板を前記連結板の下面側で折り重ねることによって断面略三角形状の把持部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の提げ手部材。
  3. 前記装着板及び前記把持板部が繊維入りの紙部材または不織布により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の提げ手部材。
  4. 各種袋物の開口縁部を合わせて閉じた状態で、その開口縁部を両側から挟み込むように挟持する挟持板と、この挟持板の上部側に第1折曲線を介して連接された把持板とからなり、
    前記挟持板は、片面が接着面に形成されるとともに、その略中央部に下向き略コ字状の第1切込み部が形成され、かつ、この第1切込み部の両端を結ぶ直線状に第2折曲線が形成されており、
    前記把持板は、その幅が前記第1切込み部により切り開かれた開口部に挿入可能な幅に形成されるとともに、その高さ方向の略中央部に前記第1折曲線と平行に第3折曲線が形成されており、
    前記第1切込み部により挟持板から切り開かれた切込み板を、前記第2折曲線を介して接着面側に折り曲げることにより、前記挟持板の接着面と切込み板の接着面とで前記袋物の合わせて閉じられた両開口縁部を両側から挟み込むように接着固定し、
    前記把持板を前記第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、前記開口部を通した後、前記第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げることにより把持部が形成されることを特徴とする提げ手部材。
  5. 前記第3折曲線の両端縁に、第3折曲線に沿って所定長さの第2切込み部が形成されており、前記把持板を前記第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、前記開口部を通した後、前記第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げたとき、前記第2切込み部が、前記第1切込み部により切り開かれた開口部の上端角縁部にそれぞれ挟み込まれることを特徴とする請求項4に記載の提げ手部材。
  6. 前記第1折曲線と前記第3折曲線との間の幅が、前記第1折曲線と前記開口部の上端縁との間の幅より広く形成されていることにより、前記把持板を前記第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、前記開口部を通した後、前記第3折曲線に沿ってさらに同方向に折り曲げたとき、前記第1折曲線と前記第3折曲線との間の把持板が湾曲状に膨出することを特徴とする請求項5に記載の提げ手部材。
  7. 前記第1折曲線と前記第3折曲線との間の幅が、前記第1折曲線と前記開口部の上端縁との間の幅より広く形成されるとともに、前記第1折曲線と前記第3折曲線との間に第4折曲線が形成され、前記把持板を前記第1折曲線に沿って一方向に折り曲げるとともに、前記開口部を通した後、前記第3折曲線に沿ってさらに一方向に折り曲げたとき、前記第1折曲線と前記第3折曲線との間の把持板が、前記第4折曲線を頂点とする断面略三角形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の提げ手部材。
  8. 前記挟持板及び前記把持板が繊維入りの紙部材または不織布により形成されていることを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれかに記載の提げ手部材。
  9. 各種袋物の開口縁部を合わせて閉じた状態で、その開口縁部を両側から挟み込むように挟持する挟持板と、この挟持板の上部側に連接された係止板とからなり、
    前記挟持板は、片面が接着面に形成されるとともに、その略中央部に下向き略コ字状の第1切込み部が形成され、かつ、この第1切込み部の両端を結ぶ直線状に第1折曲線が形成されており、
    前記係止板には、肩下げ用の紐材を挿入可能な左右一対の挿入孔が形成されており、
    前記第1切込み部により挟持板から切り開かれた切込み板を、前記第1折曲線を介して接着面側に折り曲げることにより、前記挟持板の接着面と切込み板の接着面とで前記袋物の合わせて閉じられた両開口縁部を両側から挟み込むように接着固定し、
    前記係止板の挿入孔に肩下げ用の紐材の両端を挿入係止することを特徴とする肩下げ部材。
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