JPH09216680A - 書き換え可能な表示部を有する記録媒体収納用容器及びその使用方法 - Google Patents

書き換え可能な表示部を有する記録媒体収納用容器及びその使用方法

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JPH09216680A
JPH09216680A JP8025542A JP2554296A JPH09216680A JP H09216680 A JPH09216680 A JP H09216680A JP 8025542 A JP8025542 A JP 8025542A JP 2554296 A JP2554296 A JP 2554296A JP H09216680 A JPH09216680 A JP H09216680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の記録内容を表示するための表示部
を有する記録媒体収納用容器であって、表示部の表示内
容を容易に変更できるようにした記録媒体収納用容器を
提供する。 【解決手段】 記録媒体の記録内容を表示するための表
示部を有する記録媒体収納用容器において、表示部3
が、可視情報を繰り返し記録し、消去することができる
表示素子4からなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTRカセット、
フロッピーディスク等の記録媒体を収納するための容器
に関し、特に、記録媒体の記録内容を表示するための表
示部が書き換え可能な記録媒体収納用容器及びその使用
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、VTRカセット、フロッ
ピーディスク等の記録媒体は、非使用時には合成樹脂等
からなる容器に収納されるが、この容器は記録媒体の記
録内容を表示するための表示部を有していることがあ
り、この表示部は容器に貼着したラベルによって形成さ
れていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の記録媒体収
納用容器では、記録媒体の記録内容を書き換えた場合に
は、ラベルを貼り替えなければならないため、非常に手
間がかかるという問題が有った。そのため、頻繁に記録
内容の書き換えを行う記録媒体を収納する容器では、表
示部に記録内容を書き込まないことが多いが、この場合
には、記録媒体の記録内容を忘れてしまうという問題が
有った。
【0004】また、通常、表示部には文字で記録内容を
書き込んでいるが、長い時間が経つと記録内容に対する
印象が薄くなるため、文字を見ただけでは記録内容をす
ぐに思い出すことができないことがあり、特に大量の記
録媒体を取り扱う場合に不便であった。
【0005】本発明は前記のような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、記録媒体の記
録内容を表示するための表示部を有する記録媒体収納用
容器であって、表示部の表示内容を容易に変更できるよ
うにした記録媒体収納用容器を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、前記記録媒体
収納用容器の使用方法であって、記録内容を容易に判別
できるようにした使用方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、記録媒体の記録内容を表示するた
めの表示部を有する記録媒体収納用容器において、前記
表示部が、可視情報を繰り返し記録し、消去することが
できる表示素子からなることを特徴とする記録媒体収納
用容器が提供される。
【0008】また、本発明によれば、記録媒体の記録内
容を表示するための表示部を有し、該表示部が、可視情
報を繰り返し記録し、消去することができる表示素子か
らなる記録媒体収納用容器の使用方法であって、前記記
録媒体に記録された映像信号を処理して得られた画像を
前記表示部に表示することを特徴とする使用方法が提供
される。
【0009】なお、表示の信頼性を向上するために、前
記記録媒体収納用容器及び使用方法において、前記表示
素子は、記録状態及び消去状態相互間における表示状態
の変更について、一方への変更は電界の作用により行わ
れ、他方への変更は熱の作用により行われるものにする
のが好ましい。
【0010】また、高速で書き換え処理を行い、かつ書
き換え可能回数を多くするために、この表示素子は、高
分子中に分散保持された液晶の配向状態を熱及び電界の
作用によって変更可能な液晶/高分子複合膜によって形
成されたものにするのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明をVTR
カセットを収納するための容器に適用した実施形態を示
す斜視図であり、図2は図1のA−A’線断面図であ
る。
【0012】図1に示す容器1は、合成樹脂等からなる
箱状のもので、一側面にVTRカセットを出し入れする
ための開口部1aを有している。容器1の上面には矩形
の凹部2が設けられており、この凹部2内には可逆表示
素子からなる表示部3が設けられている。
【0013】表示部3を構成する可逆表示素子は、高分
子中に液晶を分散してなる液晶/高分子複合膜((Poly
mer Dispersed Liquid Crystal)膜、以下、PDLC膜
という)と、PDLC膜に垂直に電界を印加するための
手段とを備えている。この手段として、PDLC膜両面
を電極で挟持してもよいが、任意部分に電界印加するた
め等の点で、裏面側電極のみとし、表面側電極は外部電
極等を用いる方式が可能である。したがって、可逆表示
素子は、少なくとも電極(導電層)とPDLC膜とから
なり、適宜、PDLC膜の保護層を設ける。また、可逆
表示素子が設けられる容器1の表面が導電性を有する場
合には、導電層を省略することができる。
【0014】PDLC膜による可逆表示素子の可視情報
の記録/消去原理は、熱と電界と(熱−電界モード)に
よる液晶分子配向の秩序性の変化(ホメオトロピック配
向またはホモジニアス配向という配向状態と、ランダム
配向状態との変化)による光錯乱と光透過(2色性色素
を併用したゲスト−ホスト効果の場合は、2色性色素の
光吸収量の大小)を利用する。したがって、表示状態と
して、白濁光(光錯乱)を記録状態で、透明化(光透
過)を消去状態で利用する場合は、印字はスポット的に
加熱可能な例えばサーマルヘッドやレーザーヘッド等の
加熱手段で行い、一方、消去はPDLC膜に液晶配向の
しきい値以上の電界を印加して行う。
【0015】前記PDLC膜は、従来の熱−熱モードに
よる各種可逆表示素子に比較して、記録媒体収納用容器
に適用した場合に最適な優れた性能を有する。すなわ
ち、電界印加による配向状態化はμsecオーダと高速
で変化するために高速書換処理ができ、書換可能回数も
充分である。また、2色性色素の併用で視認性も良く、
書き換えに2種類の外部エネルギーを使用するので容易
に改ざんできず、自然環境下で表示が消えにくく、表示
の信頼性も高い。
【0016】PDLC膜としては、例えば、特開平4−
71899号公報で提案されているものも使用できる
が、なかでも、マイクロカプセル法で作製したPDLC
膜は液晶がマイクロカプセルで完全に包囲されるため、
液晶の染みだしが無い等、種々の点で優れ、本出願人に
よる特開平5−301489号公報、特願平6−332
83号、特願平6−44735号及び特願平6−119
702号等で提案したもの等も使用できる。
【0017】図2は本実施形態に採用された可逆表示素
子4の層構成を示しており、容器1の凹部2上に、導電
層5、PDLC膜6、保護層7が順に設けられている。
なお、可逆表示素子4は、塗工法、印刷法、転写法、ラ
ミネート法等の公知の方法によって凹部2上に設けられ
る。
【0018】PDLC膜6中の液晶を分散保持する高分
子マトリックスには、例えば、塩化ビニル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、塩化
ビニリデン系樹脂、ポリアクリレート、ポリメタクリレ
ート、アクリレート−メタクリレート共重合体等のアク
リル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリチオール系
樹脂、紫外線や電子線で硬化する電離放射線硬化性樹脂
等が使用される。
【0019】また、液晶には、スメクチック液晶、ある
いは、ネマチック液晶、コレステリック液晶、ディクコ
レステリック液晶、高分子液晶、及びこれらの混合系等
が挙げられる。また、二色性色素を液晶に適量混合し、
ゲスト−ホスト効果で表示コントラストを上げ、視認性
を高めることもできる。
【0020】また、液晶を高分子マトリックス中に分散
するには、相分離法、エマルジョン法、マイクロカプセ
ル法、溶媒蒸発法、懸濁重合法等を各種利用できるが、
なかでも、液晶の染みだし防止効果のあるエマルジョン
法、マイクロカプセル法が優れ、マイクロカプセル法は
さらに分散液晶粒子の耐久性向上効果もあり、in−s
titu重合法によるマイクロカプセル法は、実用的な
膜厚、表示品質等の点で好適な10μm以下の粒径が得
られる点で優れている。
【0021】なお、PDLC膜6は通常3〜23μm程
度の膜厚で使用するが、下限値は表示コントラストの点
から、上限値は液晶の配向状態への実用的駆動電圧の点
から決まる。
【0022】導電層5としては、導電層5を水平方向の
横断路としてPDLC膜6に垂直電界を印加できる程度
の伝導性(例えば、面積抵抗で1012Ω/sq以下)が
あれば半導体領域の材料でもよいが、電圧印加のロス等
を考慮すれば良導電性の方がよい。例えば、導電層5
は、アルミニウム等の金属の蒸着膜や金属箔、ITO膜
等の透明導電膜、カーボンブラック等による導電性塗膜
等からなる。
【0023】なお、本実施形態では、図1に示すよう
に、導電層5の後縁に、凹部2から後方にはみ出すよう
に端子部5aが形成されている。この端子部5aは、容
器1を後述するインデックス装置10に装着したとき
に、インデックス装置10内の接地電極に接する。な
お、導電層5を透明な素材とすることにより、この端子
部5aは目立たない。また、端子部5aを容器1の裏面
にまで延長し、端子部5aがインデックス装置10のシ
ャーシに接触することにより端子部5aがアースされる
ようにしてもよい。また、端子部5aを設けずに、PD
LC膜6の側面に帯電器を非接触状態となるように配置
したり、PDLC膜6に電極を接触させること等によっ
て液晶を配向させるようにしてもよい。
【0024】保護層7は、PDLC膜6を圧力、外力、
外部環境等から保護し、後述するインデックス装置10
のプリントヘッド18に対して耐熱性、耐摩耗性、耐擦
傷性等を持たせるために適宜設ける。保護層7として
は、熱硬化性樹脂、紫外線や電子線で硬化する電離放射
線硬化性樹脂等の硬化性樹脂が物性の点で好ましく、こ
れらの樹脂の塗液やインキに、ワックス等の滑剤等の各
種添加剤を適宜混合したものを全面または部分的に形成
する。保護層7の厚みは0.5〜10μm程度である。
【0025】保護層7の形成部分は、PDLC膜6上、
またはPDLC膜6の側面も含めてPDLC膜6の非形
成部分、すなわち表示部3以外、例えば導電層5の上、
可視永久固定情報の上、容器1や後述する基材シートの
全面等である。容器1や基材シートの全面に保護層7を
形成する場合、保護層7としてポリエチレンテレフタレ
ート等からなる樹脂フィルム等が用いられる。
【0026】なお、図3の如く、PDLC膜6と保護層
7との間に中間層8を、PDLC膜6と導電層5との間
に接着層9を介在させてもよい。中間層8は保護層7を
塗装等で形成時にPDLC膜6が損傷するのを防止する
ものであり、接着層9は導電層5とPDLC膜6との密
着性を向上させるためのものである。
【0027】また、保護層7を塗液にて形成する場合、
塗液溶剤成分がPDLC膜6中に浸透し、液晶配向性能
を低下させないように、液晶に影響しない塗液にてバリ
ヤー層として中間層8を形成した後、保護層7を形成す
るのもよい。このような中間層8の形成は、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチル
セルロース、でんぷん等の水溶性樹脂の水溶性塗液が使
用できる。中間層8の厚みは0.5〜10μm程度であ
る。保護層7及び中間層8の厚みは電界印加に過大な電
圧を要さない程度とする。
【0028】中間層8を設けることにより保護層7の樹
脂選定の自由度は増し、例えば、保護層にソフトウレタ
ンアクリレート等の電離放射線硬化性樹脂を使用すると
優れた耐熱性、耐摩耗性、耐擦傷性、プリントヘッドへ
の適度なヘッドタッチ性、クッション性が得られる。
【0029】また、可逆表示素子4を裏面に接着層を有
する基材シート上に設け、基材シートを凹部2上に貼着
するようにしてもよい。
【0030】基材シートとしては、例えば、ポチエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル等の塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン等のオレフ
ィン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹
脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、三酢酸セルロー
ス等のセルロース系樹脂等の樹脂のシートや板、コート
紙等の紙、合成紙、金属箔、セラミックシート、あるい
は、これらの複合体等が使用できる。厚みは用途により
適宜選択するが、50〜1000μm程度である。これ
らは、通常絶縁性であるが、適度の導電性(使用する基
材シートの厚さで体積抵抗108Ω以下程度)を持たせ
れば、導電層5を兼用し、導電層5を省略することもで
きる。
【0031】なお、容器1や基材シートの表面は、導電
層5との密着性向上のために、コロナ処理、シランカッ
プリング剤やウレタン樹脂等によるプライマー処理等の
公知の易接着処理を施しておいてもよい。
【0032】ここで、導電層5を透明なものとした場合
には、下の容器1表面、あるいは基材シートの色や中に
挿入される記録媒体の表面の色が見えるため、容器1や
基材シートとして乳白のポリプロピレン樹脂等の隠蔽可
能な着色容器やシートとしたり、導電層5の下に白色等
の印刷やコーティングによる隠蔽層(図示せず)を設け
るようにすると可逆表示素子4表面の画像が見えやすく
なる。特に二色性色素として黒発色タイプのものを利用
することにより、白地の上に黒色の文字印字を得ること
が可能となり、非常に見やすいものとなる。
【0033】次に、容器1の表示部3に対して情報の書
込み及び消去を行うためのインデックス装置について説
明する。
【0034】図4に示すように、インデックス装置10
は直方体状の外観を有しており、前面側から後面側に向
かって水平に延びる断面矩形の挿入孔11を備えてい
る。VTRカセットを挿入した容器1は凹部2を上にし
て前端側から挿入孔11に挿入され、前端が挿入孔11
の奥に当接すると位置決めされるようになっている。ま
た、インデックス装置10の前面には、操作ツマミ群1
2、液晶等からなるディスプレイ13、電源スイッチ1
4が設けられ、底面の四隅には脚体15が取り付けられ
ている。
【0035】図5に示すように、インデックス装置10
の内部における挿入孔11の上方には、容器1の上面と
平行に主走査方向(インデックス装置10の左右方向)
及び副走査方向(インデックス装置10の前後方向)に
走行して表示部3に対して記録内容を表す情報の書き込
み、消去を行う書込・消去機構16が設けられている。
【0036】書込・消去機構16は、インデックス装置
10の左右方向に延びる合成樹脂等からなる直方体状の
移動体17を有しており、この移動体17の下面にはプ
リントヘッド18と消去ヘッド19とが設けられてい
る。
【0037】図6に示すように、移動体17の一端に
は、インデックス装置10の前後方向に延びる支軸21
が摺動自在に貫通する貫通孔20が設けられている。な
お、支軸21の両端はインデックス装置10のシャーシ
(図示せず)に設けられた軸受によって支持されてい
る。また、移動体17の他端には、インデックス装置1
0の前後方向にのび、外面にネジが刻設された回転軸2
3が貫通し、螺合するネジ孔22が設けられている。な
お、回転軸23の両端はインデックス装置のシャーシに
設けられた軸受けによって回転自在に支持されており、
回転軸23の一端は前記シャーシに取り付けられたモー
タ(図示せず)に連結されている。このモータを駆動す
ると移動体17が支軸21によって案内されてインデッ
クス装置10の前後方向に移動する。
【0038】移動体17の下面には、移動体17の長手
方向に延びる断面矩形のレール17aが刻設されており
(図5参照)、このレール17aにはプリントヘッド1
8が摺動自在に係合している。プリントヘッド18は表
示部3に熱を与えて情報を書き込むもので、レーザヘッ
ドやサーマルヘッド等によって構成される。プリントヘ
ッド18は、移動体17の長手方向に延び、外面にネジ
が刻設された回転軸24が貫通し、螺合するネジ孔18
aを有している。なお、回転軸24の両端は移動体17
に設けられた軸受(図示せず)によって回転自在に支持
されており、回転軸24の一端は移動体17上に取り付
けられたモータ(図示せず)に連結されている。このモ
ータを駆動するとプリントヘッド18がレール17aに
よって案内されて移動体17の長手方向に移動する。
【0039】消去ヘッド19は、表示部3に電界を印加
して表示部3に書き込まれた情報を消去するものであ
る。図7は消去ヘッド19を下側から見た斜視図であ
り、同図に示すように、消去ヘッド19は、移動体17
の長手方向に延びる矩形の基板25と、この基板25上
にその長手方向に延びるように配置された細長い電圧供
給器26と、基板25上にその長手方向にアレイ状に配
置され、基板25上に形成された導体パターン25aを
介して電圧供給器26に接続された多数の電極27とを
備えている。
【0040】挿入孔11の上方の前面側に近い位置に
は、容器1の上面に設けられた端子部5aに接する接地
電極(図示せず)が設けられている。
【0041】図8はインデックス装置10内の画像処理
回路の構成を示すブロック図であり、図9はVTRカセ
ットに記録された映像の一部を容器1の表示部3に書き
込むためのシステムの構成を示す図である。
【0042】次に、図8、図9を参照しながらVTRカ
セットに記録された映像の一部を表示部3に書き込む方
法について説明する。まず、図9において、VTRカセ
ットをVTR201にローディングし、再生動作を行
う。その再生画像はテレビジョン受像機202に映し出
される。また、テレビジョン受像機202からは、再生
動作中、映像信号がインデックス装置10へ伝送され
る。図8に示すように、インデックス装置10は1フレ
ーム分の容量を持つ画像メモリ101を有していて、1
フレーム(2フィールド)分の映像信号を再生動作中絶
えず記憶し、かつ書き換えている。
【0043】ここで、操作ツマミ群12の所定のツマミ
を操作してインデックス装置10を書き込みモードにす
ると、画像メモリ101の書き換え動作が停止する。そ
して、VTR201の再生を停止して、VTRカセット
を取り出し、これをインデックス装置10に装着する。
その状態で、操作ツマミ群12のツマミによって書き込
み開始状態にすると、画像メモリ101に格納されてい
る1フレーム分の映像信号が読み出され、その映像信号
は、映像信号処理回路102で処理された後、ドライブ
回路103に与えられる。
【0044】ドライブ回路103は、画素単位毎に映像
信号のレベルに応じた幅のパルスを形成し、そのパルス
でプリントヘッド18をドライブする。プリントヘッド
18がレーザーヘッドで構成されている場合は、前記パ
ルス幅の時間、レーザービームを発する。プリントヘッ
ド18は、上述した移動機構によって、インデックス装
置10の左右方向(主走査方向または水平方向)とイン
デックス装置10の前後方向(副走査方向または垂直方
向)へスキャンし、サーマルヘッドまたはレーザービー
ムによる熱によって表示部3に前記1フレーム分の画像
を形成する。なお、スキャン信号は別途インデックス装
置10内で生成されるが、その生成はプリンタ等で採ら
れている方法と同じ方法で実施できる。
【0045】また、サーマルヘッドにて画像を形成する
場合には、前記のような左右方向へ順次移動しながら情
報を書き込む、通常シリアルヘッドと呼ばれるもののほ
かに、左右方向に一列の書き込み用サーマルヘッドが並
んだラインヘッドと呼ばれるものも使用可能である。こ
の場合、前後方向へのスキャンのみで良いので、速く画
像を形成することが可能となるものである。
【0046】次に、表示部3に表示されている画像を消
去するには、操作ツマミ群12のツマミの操作によって
指定された範囲の電極27に電圧供給器26から電圧が
与えられる。一方、表示部3の導電層5には、端子部5
aを介して別途グランド電圧が与えられる。したがっ
て、電圧が与えられた電極27と導電層5間に電界が生
じ、その電界が生じた部分のPDLC膜の情報(画像)
は消去されることになる。
【0047】表示部3は、図10に示すような4つのエ
リアE1〜E4に分けて、その各エリアに個別に画像を
書き込んで表示させてもよい。このようにすると、複数
のシーンを表示部3に表示することができる。この場
合、プリントヘッド18のスキャンの範囲を制御するこ
とにより、所定のエリアに画像を書き込むことができ
る。また、消去の場合は、消去ヘッド19の移動範囲な
らびに電圧を与える電極27を選ぶことにより、所定の
エリアを消去することができる。なお、表示部3を分割
する数は4に限られるものではなく、任意の数に分割す
ることができる。
【0048】なお、前記実施形態では、VTRカセット
収納用容器の場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、あらゆる記録媒体収納用容器
に適用することができる。例えば、フロッピーディス
ク、光磁気ディスク、光ディスク、オーディオカセット
等の収納容器に適用することが考えられる。
【0049】また、前記実施形態では、表示部3に画像
を書き込む場合について説明したが、画像以外の情報を
書き込んでもよい。その場合、それらの情報を書き込む
ことができるインデックス装置が必要となる。
【0050】また、前記実施形態では、収納用容器1の
表面に可逆表示素子を設けた場合について説明を行った
が、収納用容器1が透明性を有するものであれば内面側
に設けてもよいものであり、記録媒体と接する側に保護
層や隠蔽層、あるいは保護層を兼ねた隠蔽層を形成すれ
ば、外面からの衝撃等を受けにくい分、耐久性に優れる
ものとなる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る記録媒体収納用容器による
と、表示部が可視情報を繰り返し記録し、消去すること
ができる表示素子からなるので、表示部の表示内容を変
更する場合にラベルを貼り替える必要がなく、表示内容
を容易に変更することができる。
【0052】また、本発明に係る記録媒体収納用容器の
使用方法によると、表示部に記録媒体に記録された映像
信号を処理して得られた画像を書き込むことにより、記
録媒体の記録内容を容易に判別することができる。した
がって、大量の記録媒体を扱う場合に特に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をVTRカセットの収納用容器に適用
した実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A’線矢視図である。
【図3】 図1のA−A’線矢視図であり、可逆表示素
子の他の構成例を示す図である。
【図4】 インデックス装置10の斜視図である。
【図5】 図4のB−B’線矢視図である。
【図6】 インデックス装置10の書換・消去機構16
の斜視図である。
【図7】 消去ヘッド19を下側から見た斜視図であ
る。
【図8】 インデックス装置10の画像処理回路の構成
を示すブロック図である。
【図9】 VTRカセットに記録された映像を表示部3
に書き込むためのシステムの構成を示す図である。
【図10】 表示部3を複数のエリアに分割して各エリ
ア毎に表示を行うようにした例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 記録媒体収納用容器 3 表示部 4 可逆表示素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 3/02 B65D 85/00 311Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の記録内容を表示するための表
    示部を有する記録媒体収納用容器において、 前記表示部が、可視情報を繰り返し記録し、消去するこ
    とができる表示素子からなることを特徴とする書き換え
    可能な表示部を有する記録媒体収納用容器。
  2. 【請求項2】 前記表示素子は、記録状態及び消去状態
    相互間における表示状態の変更について、一方への変更
    は電界の作用により行われ、他方への変更は熱の作用に
    より行われるものであることを特徴とする請求項1に記
    載の書き換え可能な表示部を有する記録媒体収納用容
    器。
  3. 【請求項3】 前記表示素子は、高分子中に分散保持さ
    れた液晶の配向状態を熱及び電界の作用によって変更可
    能な液晶/高分子複合膜によって形成されたものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の書き換え可能な表示
    部を有する記録媒体収納用容器。
  4. 【請求項4】 記録媒体の記録内容を表示するための表
    示部を有し、該表示部が、可視情報を繰り返し記録し、
    消去することができる表示素子からなる記録媒体収納用
    容器の使用方法であって、 前記記録媒体に記録された映像信号を処理して得られた
    画像を前記表示部に表示することを特徴とする書き換え
    可能な表示部を有する記録媒体収納用容器の使用方法。
  5. 【請求項5】 前記表示素子は、記録状態及び消去状態
    相互間における表示状態の変更について、一方への変更
    は電界の作用により行われ、他方への変更は熱の作用に
    より行われるものであることを特徴とする請求項4に記
    載の書き換え可能な表示部を有する記録媒体収納用容器
    の使用方法。
  6. 【請求項6】 前記表示素子は、高分子中に分散保持さ
    れた液晶の配向状態を熱及び電界の作用によって変更可
    能な液晶/高分子複合膜によって形成されたものである
    ことを特徴とする請求項5に記載の書き換え可能な表示
    部を有する記録媒体収納用容器の使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009288420A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Toppan Forms Co Ltd 表示制御装置

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