JPH09216414A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH09216414A JPH09216414A JP8046678A JP4667896A JPH09216414A JP H09216414 A JPH09216414 A JP H09216414A JP 8046678 A JP8046678 A JP 8046678A JP 4667896 A JP4667896 A JP 4667896A JP H09216414 A JPH09216414 A JP H09216414A
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- light amount
- forming apparatus
- light
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学系の経時的な劣化や透過率のばらつき等
に有効に対応でき、装置の信頼性や画像品質を向上し得
るとともに、構成の簡素化やコストダウン、ならびに作
業工程の簡易化を図ることができる画像形成装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 有効画像記録期間外の所定タイミング期
間における発光素子の光量信号を検出する検出部と、発
光素子の光量信号から発光する光量を制御する光量制御
部とを備えた画像形成装置に、前記光量検出部のレベル
をモニタするモニタ部と、このモニタ部の出力を装置固
有のデータとして装置組建ての際、または発光光量走査
光学系の関連するいずれかの構成部品を交換して動作確
認する際に、記憶する記憶部と、記録動作前の所定期間
における前記モニタ部の出力と前記記憶部に記憶した装
置固有のデータとを比較し、この比較結果に応じて前記
発光素子の光量を制御する制御部とを設けた。
に有効に対応でき、装置の信頼性や画像品質を向上し得
るとともに、構成の簡素化やコストダウン、ならびに作
業工程の簡易化を図ることができる画像形成装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 有効画像記録期間外の所定タイミング期
間における発光素子の光量信号を検出する検出部と、発
光素子の光量信号から発光する光量を制御する光量制御
部とを備えた画像形成装置に、前記光量検出部のレベル
をモニタするモニタ部と、このモニタ部の出力を装置固
有のデータとして装置組建ての際、または発光光量走査
光学系の関連するいずれかの構成部品を交換して動作確
認する際に、記憶する記憶部と、記録動作前の所定期間
における前記モニタ部の出力と前記記憶部に記憶した装
置固有のデータとを比較し、この比較結果に応じて前記
発光素子の光量を制御する制御部とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真プ
ロセス方式のプリンタや複写機、あるいはファクシミリ
装置等における画像形成装置に関する。
ロセス方式のプリンタや複写機、あるいはファクシミリ
装置等における画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、一般にレーザプリンタに使用
される光走査装置の構成を示す斜視図である。
される光走査装置の構成を示す斜視図である。
【0003】図において、レーザビームの走査光学系を
構成する半導体レーザ500は、レーザ駆動回路512
から入力される画像信号に応じて光変調される。そし
て、半導体レーザ500から出射されたレーザビーム
は、コリメータレンズ501およびシリンドリカルレン
ズ502を経て、スキャナモータ504の回転に従い、
回転多面体(ポリゴンミラー)503により偏向され
る。
構成する半導体レーザ500は、レーザ駆動回路512
から入力される画像信号に応じて光変調される。そし
て、半導体レーザ500から出射されたレーザビーム
は、コリメータレンズ501およびシリンドリカルレン
ズ502を経て、スキャナモータ504の回転に従い、
回転多面体(ポリゴンミラー)503により偏向され
る。
【0004】このように偏向されたレーザビームは、球
面レンズ505およびトーリックレンズ506から構成
されるFΘレンズで結像され、反射ミラー507にてビ
ーム光路が変えられて感光体ドラム508上にビーム照
射される。
面レンズ505およびトーリックレンズ506から構成
されるFΘレンズで結像され、反射ミラー507にてビ
ーム光路が変えられて感光体ドラム508上にビーム照
射される。
【0005】そして、このビームは、感光体ドラム50
8上を一定速度かつ所定タイミングにて主走査方向a、
副走査方向bに順次走査され、表面が一様帯電された感
光体ドラム508の表面上に静電潜像が形成される。そ
して、トナー現像後、副走査方向bに給紙される記録紙
上に転写されて定着処理されることにより、記録画像が
得られる。
8上を一定速度かつ所定タイミングにて主走査方向a、
副走査方向bに順次走査され、表面が一様帯電された感
光体ドラム508の表面上に静電潜像が形成される。そ
して、トナー現像後、副走査方向bに給紙される記録紙
上に転写されて定着処理されることにより、記録画像が
得られる。
【0006】また、レーザビームの一部は、画像記録領
域外の位置に設けられた水平同期ミラー509で反射さ
れ、水平同期信号モニタフォトダイオード510にて検
出されることで、レーザビームの主走査のタイミングを
決定するBD同期信号が生成される。この信号がレーザ
ビームプリンタにおける各タイミングの基準信号とな
る。
域外の位置に設けられた水平同期ミラー509で反射さ
れ、水平同期信号モニタフォトダイオード510にて検
出されることで、レーザビームの主走査のタイミングを
決定するBD同期信号が生成される。この信号がレーザ
ビームプリンタにおける各タイミングの基準信号とな
る。
【0007】また、上記BD同期信号は、画像処理部5
11に入力されて、画像走査用の画像クロックと同期を
取り、画像記録開始のタイミング制御を行う。そして、
画像処理部511に入力された画像信号は、画像書き込
み開始が制御されたタイミングで、画像クロックに従っ
てレーザ駆動回路512に出力されて、上述した経路で
レーザ偏向走査が実行される。
11に入力されて、画像走査用の画像クロックと同期を
取り、画像記録開始のタイミング制御を行う。そして、
画像処理部511に入力された画像信号は、画像書き込
み開始が制御されたタイミングで、画像クロックに従っ
てレーザ駆動回路512に出力されて、上述した経路で
レーザ偏向走査が実行される。
【0008】ここで、もし画像記録開始のタイミング制
御で各走査毎にバラツキが生ずると印字ドットパターン
に歪みが現われ、高品質の画像を確保できなくなる。
御で各走査毎にバラツキが生ずると印字ドットパターン
に歪みが現われ、高品質の画像を確保できなくなる。
【0009】そのため、上述のようにBD同期信号を元
に画像記録開始のタイミング制御がなされている。その
結果、各走査時において、最初の画像ドットパターンに
歪が生じなくなる。
に画像記録開始のタイミング制御がなされている。その
結果、各走査時において、最初の画像ドットパターンに
歪が生じなくなる。
【0010】また、モニタ増幅器513は、半導体レー
ザ500内部のレーザ近傍付近に配置されたフォトダイ
オードの情報を検出し、この情報から半導体レーザの出
射パワーが標準光量となるようにAPC(Automatic Po
wer Contorole)制御がなされる。
ザ500内部のレーザ近傍付近に配置されたフォトダイ
オードの情報を検出し、この情報から半導体レーザの出
射パワーが標準光量となるようにAPC(Automatic Po
wer Contorole)制御がなされる。
【0011】次に、図11は、光走査装置に使用される
レーザ駆動回路の光量制御回路の構成を示すブロック図
である。
レーザ駆動回路の光量制御回路の構成を示すブロック図
である。
【0012】レーザユニット500は、レーザダイオー
ド554と、この近傍に配置されたフォトダイオード5
55から構成される。レーザダイオード554における
レーザビームの一部は、フォトダイオード555に受光
された後に、モニタ増幅器513で増幅され、レーザビ
ームの発光量に比例した信号S513が得られる。
ド554と、この近傍に配置されたフォトダイオード5
55から構成される。レーザダイオード554における
レーザビームの一部は、フォトダイオード555に受光
された後に、モニタ増幅器513で増幅され、レーザビ
ームの発光量に比例した信号S513が得られる。
【0013】次に、この信号S513は信号比較器55
0で、予め設定されているレーザビーム目標光量基準信
号Vtレベルと比較される。
0で、予め設定されているレーザビーム目標光量基準信
号Vtレベルと比較される。
【0014】そして、信号比較器550の出力信号S5
50は、信号S513とVtとの誤差に相当する信号と
して、次段の制御回路551に出力される。制御回路5
51は、前記誤差信号S550に従ってカウンタ552
へカウント動作制御信号S551を出力する。
50は、信号S513とVtとの誤差に相当する信号と
して、次段の制御回路551に出力される。制御回路5
51は、前記誤差信号S550に従ってカウンタ552
へカウント動作制御信号S551を出力する。
【0015】次に、カウンタ552は、前記制御信号S
551に従ってアップダウン動作を行い、カウント信号
S552を次段のD/A変換器553に出力する。そし
て、D/A変換器553で前記デジタル信号S552は
アナログ信号に変換され、このアナログ信号S553
は、次段のレーザ駆動回路512に出力される。
551に従ってアップダウン動作を行い、カウント信号
S552を次段のD/A変換器553に出力する。そし
て、D/A変換器553で前記デジタル信号S552は
アナログ信号に変換され、このアナログ信号S553
は、次段のレーザ駆動回路512に出力される。
【0016】ここでレーザ駆動回路512には、図10
に示した画像処理部511から出力される画像処理信号
511からの画像処理信号S1も入力されている。
に示した画像処理部511から出力される画像処理信号
511からの画像処理信号S1も入力されている。
【0017】APC制御期間においては、この画像処理
信号をレーザが直流発光するように強制スイッチングO
N信号に設定し、上記フィードバック制御により信号S
557がレーザビーム目標光量基準信号Vtレベルに収
束するように動作する。
信号をレーザが直流発光するように強制スイッチングO
N信号に設定し、上記フィードバック制御により信号S
557がレーザビーム目標光量基準信号Vtレベルに収
束するように動作する。
【0018】そして、APC動作終了後、画像処理信号
はレーザの直流発光の設定を解除され、レーザ駆動回路
512で前記信号S553によりレーザビームの発光量
を設定した後、画像処理信号の内容によりレーザのオ
ン、オフ動作が制御されたレーザ駆動信号S554を生
成し、レーザダイオード554に出力されることにより
画像記録がなされる。また、信号比較器550からD/
A変換器553までの機能をまとめてAPC制御部部5
56として図示している。
はレーザの直流発光の設定を解除され、レーザ駆動回路
512で前記信号S553によりレーザビームの発光量
を設定した後、画像処理信号の内容によりレーザのオ
ン、オフ動作が制御されたレーザ駆動信号S554を生
成し、レーザダイオード554に出力されることにより
画像記録がなされる。また、信号比較器550からD/
A変換器553までの機能をまとめてAPC制御部部5
56として図示している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、APC
によりレーザの発光量を一定にするフィードバック制御
は、あくまで半導体レーザの素子チップ面上で所定の標
準発光パワーが得られるような動作であるので、例えば
電子写真画像プロセスで実際に必要とする感光体表面上
の発光パワーは、経時的には必ずしも保証されるもので
はない。
によりレーザの発光量を一定にするフィードバック制御
は、あくまで半導体レーザの素子チップ面上で所定の標
準発光パワーが得られるような動作であるので、例えば
電子写真画像プロセスで実際に必要とする感光体表面上
の発光パワーは、経時的には必ずしも保証されるもので
はない。
【0020】つまり、図10に示す光走査装置の構成か
ら明らかなように、半導体レーザから感光体までの光学
経路には、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズ、
ポリゴンミラー、球面レンズ、FΘレンズ、反射ミラー
などの走査光学系が存在し、APC制御された半導体レ
ーザからの標準パワーは、このような走査光学系を経て
感光体表面に照射されるので、経時的に、上記走査光学
系のいずれかにトナーが飛散するなどによってホコリが
付着してしまうと、感光体表面に得られる光量は、初期
の状態に対して低下し、所定の画像濃度が得られなくな
ってしまう。
ら明らかなように、半導体レーザから感光体までの光学
経路には、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズ、
ポリゴンミラー、球面レンズ、FΘレンズ、反射ミラー
などの走査光学系が存在し、APC制御された半導体レ
ーザからの標準パワーは、このような走査光学系を経て
感光体表面に照射されるので、経時的に、上記走査光学
系のいずれかにトナーが飛散するなどによってホコリが
付着してしまうと、感光体表面に得られる光量は、初期
の状態に対して低下し、所定の画像濃度が得られなくな
ってしまう。
【0021】また、APC制御動作に先立って、半導体
レーザの発光パワーと、モニタフォトダイオードの出力
を変換して得られるモニタ増幅器の出力電圧との間で定
まる半導体レーザのフロントおよびリアビームの関係
は、半導体レーザの発散角のばらつき、モニタフォトダ
イオードの感度のばらつき、コリメータレンズの透過率
のばらつき等の要因で、装置ごとに大きくばらつくこと
が知られている。
レーザの発光パワーと、モニタフォトダイオードの出力
を変換して得られるモニタ増幅器の出力電圧との間で定
まる半導体レーザのフロントおよびリアビームの関係
は、半導体レーザの発散角のばらつき、モニタフォトダ
イオードの感度のばらつき、コリメータレンズの透過率
のばらつき等の要因で、装置ごとに大きくばらつくこと
が知られている。
【0022】そして、このようなばらつきがあると、特
定の入力信号に対して目標の発光パワーを感光体上に得
られないので、一般的には上述した特性のばらつきを吸
収し、半導体レーザの発光パワーとモニタ増幅器の出力
電圧とが所定の関係となるようにモニタ出力増幅器を装
置ごとに可変調整して、感光体上で所定の発光パワーが
得られるように補正している。
定の入力信号に対して目標の発光パワーを感光体上に得
られないので、一般的には上述した特性のばらつきを吸
収し、半導体レーザの発光パワーとモニタ増幅器の出力
電圧とが所定の関係となるようにモニタ出力増幅器を装
置ごとに可変調整して、感光体上で所定の発光パワーが
得られるように補正している。
【0023】そこで、図12に示すような構成により、
スイッチング回路558に対し、図示しない外部から強
制スイッチングオン信号を入力して強制発光状態にす
る。
スイッチング回路558に対し、図示しない外部から強
制スイッチングオン信号を入力して強制発光状態にす
る。
【0024】そして、定電流回路557で設定される電
流は、目標光量基準信号Vtに対するモニタ増幅器51
3の出力信号S513に応じて、常時半導体レーザ55
4の駆動電流として供給するように接続される。次に、
半導体レーザ554のフロントビーム出射パワーをパワ
ーメータにより測定し、標準パワーとなるようにモニタ
しながらモニタ増幅器513の増幅度を調整する。
流は、目標光量基準信号Vtに対するモニタ増幅器51
3の出力信号S513に応じて、常時半導体レーザ55
4の駆動電流として供給するように接続される。次に、
半導体レーザ554のフロントビーム出射パワーをパワ
ーメータにより測定し、標準パワーとなるようにモニタ
しながらモニタ増幅器513の増幅度を調整する。
【0025】そのため、モニタ増幅器513は増幅度調
整可能に構成されたボリューム600を使用している。
その他に、半導体レーザユニット601は、コリメータ
レンズ501を装着したものであり、ボリュームは、多
回転ボリュームを使用する場合もあれば、粗調整、微調
整用にそれぞれ使用する場合もある。
整可能に構成されたボリューム600を使用している。
その他に、半導体レーザユニット601は、コリメータ
レンズ501を装着したものであり、ボリュームは、多
回転ボリュームを使用する場合もあれば、粗調整、微調
整用にそれぞれ使用する場合もある。
【0026】すなわち、装置毎にAPC制御ループゲイ
ンを可変することにより、上記多様なばらつき要因を吸
収している。この場合に、パワーメータ559の接地場
所を感光体表面相当位置にセッテイングすると、走査光
学系を含めたフィードバックで調整動作を行えるので、
装置組み立て初期には感光体表面上の光量は所定値が得
られることになる。しかしこれは、あくまで初期調整時
点での保証であり、経時変化はいぜんとして保証されな
い。
ンを可変することにより、上記多様なばらつき要因を吸
収している。この場合に、パワーメータ559の接地場
所を感光体表面相当位置にセッテイングすると、走査光
学系を含めたフィードバックで調整動作を行えるので、
装置組み立て初期には感光体表面上の光量は所定値が得
られることになる。しかしこれは、あくまで初期調整時
点での保証であり、経時変化はいぜんとして保証されな
い。
【0027】さらに、実際は、走査光学系のトータルの
光透過率は、一般的に90%から95%程度であり、半
導体レーザから出射されたパワーは、ほぼ感光体表面上
に透過されることから、半導体レーザユニット601の
ユニット状態にて、パワーメータ559の接地場所をコ
リメータレンズ透過後位置にセッティングし、この位置
を、ほぼ感光体表面相当位置とみなして調整されること
が多い。
光透過率は、一般的に90%から95%程度であり、半
導体レーザから出射されたパワーは、ほぼ感光体表面上
に透過されることから、半導体レーザユニット601の
ユニット状態にて、パワーメータ559の接地場所をコ
リメータレンズ透過後位置にセッティングし、この位置
を、ほぼ感光体表面相当位置とみなして調整されること
が多い。
【0028】このようにすると、半導体レーザユニット
601のユニット状態での調整、保証が可能となり、ユ
ニット形状が小型なためボリュームをトリマブル抵抗等
に置き換えてトリミング装置により調整を自動化しなが
ら信頼性の向上も達成でき、また劣化、寿命等で、交換
対象部品であるレーザの交換対象部品を少なくできるな
どの利点がある。
601のユニット状態での調整、保証が可能となり、ユ
ニット形状が小型なためボリュームをトリマブル抵抗等
に置き換えてトリミング装置により調整を自動化しなが
ら信頼性の向上も達成でき、また劣化、寿命等で、交換
対象部品であるレーザの交換対象部品を少なくできるな
どの利点がある。
【0029】しかし、中間調の画像信号でレーザを発光
させる場合は、微妙な階調の再現性が必要とされるの
で、あくまで感光体表面相当位置での所定光量が重要に
なる。したがって、走査光学系トータルの光透過率のば
らつきを吸収するための微調整用ボリュームがモニタ増
幅器から削除できなかった。
させる場合は、微妙な階調の再現性が必要とされるの
で、あくまで感光体表面相当位置での所定光量が重要に
なる。したがって、走査光学系トータルの光透過率のば
らつきを吸収するための微調整用ボリュームがモニタ増
幅器から削除できなかった。
【0030】また、別の観点から感光体表面電位計測手
段(電位センサ)を設けて、これにより検出されたデー
タを基に電子写真高圧バイアスを制御して所定の画像濃
度が得られるようにしている装置もあるが、電位計測手
段自体が大がかりで実装スペースを必要とし、コストア
ップの要因ともなっていた。
段(電位センサ)を設けて、これにより検出されたデー
タを基に電子写真高圧バイアスを制御して所定の画像濃
度が得られるようにしている装置もあるが、電位計測手
段自体が大がかりで実装スペースを必要とし、コストア
ップの要因ともなっていた。
【0031】本発明は、光学系の経時的な劣化等や透過
率のばらつき等に有効に対応でき、装置の信頼性や画像
品質を向上し得るとともに、構成の簡素化やコストダウ
ン、ならびに作業工程の簡易化を図ることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
率のばらつき等に有効に対応でき、装置の信頼性や画像
品質を向上し得るとともに、構成の簡素化やコストダウ
ン、ならびに作業工程の簡易化を図ることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、有効画像記録
期間外の所定タイミング期間における発光素子の光量信
号を検出する検出手段と、発光素子の光量信号から発光
する光量を制御する光量制御手段とを備えた画像形成装
置において、前記光量検出手段のレベルをモニタするモ
ニタ手段と、前記モニタ手段の出力を装置固有のデータ
として装置組み立ての際、または発光光量走査光学系の
関連するいずれかの構成部品を交換して動作確認する際
に記憶する記憶手段と、記録動作前の所定期間における
前記モニタ手段の出力と前記記憶手段に記憶した装置固
有のデータとを比較し、この比較結果に応じて前記発光
素子の光量を制御する制御手段とを有することを特徴と
する。
期間外の所定タイミング期間における発光素子の光量信
号を検出する検出手段と、発光素子の光量信号から発光
する光量を制御する光量制御手段とを備えた画像形成装
置において、前記光量検出手段のレベルをモニタするモ
ニタ手段と、前記モニタ手段の出力を装置固有のデータ
として装置組み立ての際、または発光光量走査光学系の
関連するいずれかの構成部品を交換して動作確認する際
に記憶する記憶手段と、記録動作前の所定期間における
前記モニタ手段の出力と前記記憶手段に記憶した装置固
有のデータとを比較し、この比較結果に応じて前記発光
素子の光量を制御する制御手段とを有することを特徴と
する。
【0033】
【発明の実施の形態および実施例】本発明の実施例で
は、まず、図12で説明したように、走査光学系終段の
感光体直前に位置する反射ミラー近傍で、画像記録領域
外の位置に設けられた水平同期ミラーで反射された光量
を検出する水平同期信号をモニタフォトダイオード検出
手段からのBD同期信号の波形整形前のアナログ信号レ
ベルをアナログ−デジタル(A/D)変換したデジタル
データを装置組み立て時、または発光光量走査光学系の
関連するいずれかの構成部品を交換して動作確認する際
にEEPROM等の不揮発性メモリに記憶させる手段を
設ける。
は、まず、図12で説明したように、走査光学系終段の
感光体直前に位置する反射ミラー近傍で、画像記録領域
外の位置に設けられた水平同期ミラーで反射された光量
を検出する水平同期信号をモニタフォトダイオード検出
手段からのBD同期信号の波形整形前のアナログ信号レ
ベルをアナログ−デジタル(A/D)変換したデジタル
データを装置組み立て時、または発光光量走査光学系の
関連するいずれかの構成部品を交換して動作確認する際
にEEPROM等の不揮発性メモリに記憶させる手段を
設ける。
【0034】そして、この記憶したデータは、感光体表
面相当位置での標準光量値として格納され、装置が市場
に出荷された後、半導体ユニットが交換されるまでは、
書き換えがなされないようにした運用がなされる。
面相当位置での標準光量値として格納され、装置が市場
に出荷された後、半導体ユニットが交換されるまでは、
書き換えがなされないようにした運用がなされる。
【0035】また、ユニット交換時には、装置組み立て
時と同様にしてEEPROM等の不揮発性メモリの記憶
値を新規に更新する。さらに、装置完成以降のプリント
動作時には、実際のプリント時点でのBD同期信号波形
整形前のアナログ信号レベルをA/D変換したデジタル
値と、上記不揮発性メモリに記憶させた感光体表面相当
位置での標準光量値とを比較し、この比較結果より組み
立て時点からの感光体表面光量の低下を検出し、前記比
較結果に応じて以下に示すいずれかの手段により、プリ
ント濃度が一定となるように補正制御を行う。
時と同様にしてEEPROM等の不揮発性メモリの記憶
値を新規に更新する。さらに、装置完成以降のプリント
動作時には、実際のプリント時点でのBD同期信号波形
整形前のアナログ信号レベルをA/D変換したデジタル
値と、上記不揮発性メモリに記憶させた感光体表面相当
位置での標準光量値とを比較し、この比較結果より組み
立て時点からの感光体表面光量の低下を検出し、前記比
較結果に応じて以下に示すいずれかの手段により、プリ
ント濃度が一定となるように補正制御を行う。
【0036】まず、第1は、感光体表面相当位置での光
量を所定値となるようにAPC制御ブロックの目標光量
基準信号Vtを変化させながらAPC動作を行い、上記
不揮発性メモリに記憶させた感光体表面相当位置での標
準光量値と実際のプリント動作時点でのBD同期信号の
波形整形前のアナログ信号レベルをA/D変換したデジ
タル値との比較誤差が所定値以下となるようにする。
量を所定値となるようにAPC制御ブロックの目標光量
基準信号Vtを変化させながらAPC動作を行い、上記
不揮発性メモリに記憶させた感光体表面相当位置での標
準光量値と実際のプリント動作時点でのBD同期信号の
波形整形前のアナログ信号レベルをA/D変換したデジ
タル値との比較誤差が所定値以下となるようにする。
【0037】次に、第2は、感光体表面相当位置での光
量を所定値となるようにモニタ増幅器の増幅度を変化さ
せながらAPC動作を行い、上記不揮発性メモリに記憶
させた感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリ
ント動作時点でのBD同期信号の波形整形前のアナログ
信号レベルをA/D変換したデジタル値との比較誤差が
所定値以下となるようにする。
量を所定値となるようにモニタ増幅器の増幅度を変化さ
せながらAPC動作を行い、上記不揮発性メモリに記憶
させた感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリ
ント動作時点でのBD同期信号の波形整形前のアナログ
信号レベルをA/D変換したデジタル値との比較誤差が
所定値以下となるようにする。
【0038】次に、第3は、感光体表面相当位置での光
量を所定値となるように従来のような半導体レーザ素子
面上の光量に対するAPC動作終了後に、上記不揮発性
メモリに記憶させた感光体表面相当位置での標準光量値
と実際のプリント動作時点でのBD同期信号の波形整形
前のアナログ信号レベルをA/D変換したデジタル値と
の比較誤差が所定値以下となるようにレーザ駆動定電流
値を微増減する。ただし、この手段の場合には、毎回A
PC動作直前にレーザ駆動定電流値を微増減している手
段を解除する必要がある。
量を所定値となるように従来のような半導体レーザ素子
面上の光量に対するAPC動作終了後に、上記不揮発性
メモリに記憶させた感光体表面相当位置での標準光量値
と実際のプリント動作時点でのBD同期信号の波形整形
前のアナログ信号レベルをA/D変換したデジタル値と
の比較誤差が所定値以下となるようにレーザ駆動定電流
値を微増減する。ただし、この手段の場合には、毎回A
PC動作直前にレーザ駆動定電流値を微増減している手
段を解除する必要がある。
【0039】次に、第4は、感光体表面相当位置での光
量は所定値とならないが、上記不揮発性メモリに記憶さ
せた感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリン
ト動作時点でのBD同期信号の波形整形前のアナログ信
号レベルをA/D変換したデジタル値との比較誤差が所
定値以下となるように、プリント時の状況により電子写
真特有の高圧バイアス値(たとえば感光体に対するレー
ザ露光前の一次バイアス値またはレーザ露光により得ら
れた感光体上の静電潜像をトナー可視濃度画像に変換す
る現像バイアス値等)を可変設定する。
量は所定値とならないが、上記不揮発性メモリに記憶さ
せた感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリン
ト動作時点でのBD同期信号の波形整形前のアナログ信
号レベルをA/D変換したデジタル値との比較誤差が所
定値以下となるように、プリント時の状況により電子写
真特有の高圧バイアス値(たとえば感光体に対するレー
ザ露光前の一次バイアス値またはレーザ露光により得ら
れた感光体上の静電潜像をトナー可視濃度画像に変換す
る現像バイアス値等)を可変設定する。
【0040】次に、第5は、感光体表面相当位置での光
量は所定値とならないが、上記不揮発メモリに記憶させ
た感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリント
時点でのBD同期信号の波形整形前のアナログ信号レベ
ルをA/D変換したデジタル値との比較誤差が所定値以
下となるように、レーザ駆動回路に供給する画像処理信
号をLUT(ルックアップテーブル)等のメモリ変換な
どによりデータ変換する。
量は所定値とならないが、上記不揮発メモリに記憶させ
た感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリント
時点でのBD同期信号の波形整形前のアナログ信号レベ
ルをA/D変換したデジタル値との比較誤差が所定値以
下となるように、レーザ駆動回路に供給する画像処理信
号をLUT(ルックアップテーブル)等のメモリ変換な
どによりデータ変換する。
【0041】以上のように、不揮発性メモリに記憶させ
た感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリント
動作時点でのBD同期信号波形整形前アナログレベルを
A/D変換したデジタル値との比較結果から、上記第1
から第5の手段のいずれか、またはいくつかの組み合わ
せにより、簡単な構成により、APC制御をしたにも関
わらず、装置使用後の経時変化で走査光学系の光学部品
にトナー等の微少なホコリ付着などにより感光体表面相
当位置での光量低下することによるプリント画像濃度品
質の低下を補正できる。すなわち、経時変化に対する装
置の信頼性が向上する。
た感光体表面相当位置での標準光量値と実際のプリント
動作時点でのBD同期信号波形整形前アナログレベルを
A/D変換したデジタル値との比較結果から、上記第1
から第5の手段のいずれか、またはいくつかの組み合わ
せにより、簡単な構成により、APC制御をしたにも関
わらず、装置使用後の経時変化で走査光学系の光学部品
にトナー等の微少なホコリ付着などにより感光体表面相
当位置での光量低下することによるプリント画像濃度品
質の低下を補正できる。すなわち、経時変化に対する装
置の信頼性が向上する。
【0042】また、走査光学系トータルの光透過率のば
らつきを吸収するための微調整用ボリュームをモニタ増
幅器から削除できるので、感光体表面電位計測手段のよ
うな大がかりで、実装スペースが不要であり、コストも
ほとんど不要となる。
らつきを吸収するための微調整用ボリュームをモニタ増
幅器から削除できるので、感光体表面電位計測手段のよ
うな大がかりで、実装スペースが不要であり、コストも
ほとんど不要となる。
【0043】以下、本発明をさらに具体的な実施例によ
り詳細に説明する。
り詳細に説明する。
【0044】図1は、本発明の実施例におけるレーザビ
ームプリンタの概略構成を示すブロック図である。な
お、従来例で説明した機能については、同一符号を付し
て説明は省略し、ここではプリンタエンジン2の新規ブ
ロックについて説明する。
ームプリンタの概略構成を示すブロック図である。な
お、従来例で説明した機能については、同一符号を付し
て説明は省略し、ここではプリンタエンジン2の新規ブ
ロックについて説明する。
【0045】不揮発メモリ3は、環境データ、画像形成
のバイアスデータ、自己診断結果のデータ等が格納され
ており、本実施例における波整整形前のBD同期信号の
A/D変換データもCPU4を介して格納される。な
お、この不揮発メモリ3については、図3を基に後述す
る。
のバイアスデータ、自己診断結果のデータ等が格納され
ており、本実施例における波整整形前のBD同期信号の
A/D変換データもCPU4を介して格納される。な
お、この不揮発メモリ3については、図3を基に後述す
る。
【0046】CPU4は、従来例で説明したレーザ発光
のモニタ光量信号S513をA/D変換して取り込み、
この取り込んだデータからAPC制御を実施したり、波
形整形前のBD同期信号をA/D変換して取り込み、不
揮発メモリ3に書き込み、読み出し制御し、前記波形整
形前のBD同期信号をA/D変換して取り込んだデータ
と不揮発メモリ3から読み出したデータとから後述する
ドラム面光量補正制御を実施したり、その他プリンタエ
ンジン全般のシーケンスを行う。
のモニタ光量信号S513をA/D変換して取り込み、
この取り込んだデータからAPC制御を実施したり、波
形整形前のBD同期信号をA/D変換して取り込み、不
揮発メモリ3に書き込み、読み出し制御し、前記波形整
形前のBD同期信号をA/D変換して取り込んだデータ
と不揮発メモリ3から読み出したデータとから後述する
ドラム面光量補正制御を実施したり、その他プリンタエ
ンジン全般のシーケンスを行う。
【0047】画像処理変調部5は、プリンタコントロー
ラ1からの画像データを基にレーザをスイッチングする
ための画素変調を行うものである。タイミング調整部6
は、プリント動作時のライン方向(LSYNC)および
紙送り方向(VSYNC)の同期信号を適切なタイミン
グで画像処理変調部5およびプリンタコントローラ1に
出力する。なお、画像処理変調部5とタイミング調整部
6を統合したブロックが従来例の画像処理部511とな
る。
ラ1からの画像データを基にレーザをスイッチングする
ための画素変調を行うものである。タイミング調整部6
は、プリント動作時のライン方向(LSYNC)および
紙送り方向(VSYNC)の同期信号を適切なタイミン
グで画像処理変調部5およびプリンタコントローラ1に
出力する。なお、画像処理変調部5とタイミング調整部
6を統合したブロックが従来例の画像処理部511とな
る。
【0048】スキャナモータドライバ部7は、従来例の
ポリゴンミラー503、スキャナモータ504から構成
されている。なお、図1では、図10に説明した走査光
学形のレンズ類は省略してある。
ポリゴンミラー503、スキャナモータ504から構成
されている。なお、図1では、図10に説明した走査光
学形のレンズ類は省略してある。
【0049】以上の構成において、プリンタコントロー
ラ1は、図示しない外部機器であるホストコントローラ
から送られた画像コードをビットマップ展開し、これを
プリンタエンジン2から送られる画像クロックおよび同
期信号に従って、画像信号VDO(7..0)としてプ
リンタエンジンに送出する。プリンタエンジン2は、プ
リント動作に先立ってAPC制御を終了し、前記入力さ
れて来る画像信号VDO(7..0)からレーザをスイ
ッチングするための画素変調処理を施し、図示しない感
光体表面を露光して画像を形成し、用紙にプリント出力
する。
ラ1は、図示しない外部機器であるホストコントローラ
から送られた画像コードをビットマップ展開し、これを
プリンタエンジン2から送られる画像クロックおよび同
期信号に従って、画像信号VDO(7..0)としてプ
リンタエンジンに送出する。プリンタエンジン2は、プ
リント動作に先立ってAPC制御を終了し、前記入力さ
れて来る画像信号VDO(7..0)からレーザをスイ
ッチングするための画素変調処理を施し、図示しない感
光体表面を露光して画像を形成し、用紙にプリント出力
する。
【0050】図2は、BDモニタフォトダイオード51
0の構成を示す説明図である。
0の構成を示す説明図である。
【0051】ピンフォトダイオード10は、画像偏向走
査における非画像期間の所定タイミング位置での光量を
検出するものであり、増幅器11は、ピンフォトダイオ
ード10の出力を増幅するものである。抵抗12は、ピ
ンフォトダイオード10に入力されている光量を電圧に
変換した値を得るものであり、次段のコンパレータ14
の非反転入力端子に入力される。また、この信号は、外
部にも出力される。以下、この信号をBD同期信号2と
いう。
査における非画像期間の所定タイミング位置での光量を
検出するものであり、増幅器11は、ピンフォトダイオ
ード10の出力を増幅するものである。抵抗12は、ピ
ンフォトダイオード10に入力されている光量を電圧に
変換した値を得るものであり、次段のコンパレータ14
の非反転入力端子に入力される。また、この信号は、外
部にも出力される。以下、この信号をBD同期信号2と
いう。
【0052】基準電圧13は、ピンフォトダイオード1
0に所定以上の光量が入力されていることをモニタする
ためのものであり、コンパレータ14は、ピンフォトダ
イオード10に入力された光量が基準電圧13よりもレ
ベルが大きい場合、アクティブ‘L’を出力する。以
下、この信号をBD同期信号1という。
0に所定以上の光量が入力されていることをモニタする
ためのものであり、コンパレータ14は、ピンフォトダ
イオード10に入力された光量が基準電圧13よりもレ
ベルが大きい場合、アクティブ‘L’を出力する。以
下、この信号をBD同期信号1という。
【0053】図3は、不揮発メモリ3とCPU4の詳細
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【0054】この不揮発メモリ3は、2kビット容量に
対して、20、21の2バンク構成(各64word×
16bit)となっているが、特に容量の大きさ、メモ
リおよびワード構成には限定されるものではない。
対して、20、21の2バンク構成(各64word×
16bit)となっているが、特に容量の大きさ、メモ
リおよびワード構成には限定されるものではない。
【0055】また、図3で、第1のバンク20は、読み
出し専用メモリであり、CPU4がキーワード認識部2
4で特定のIDを認識し、負論理OR23の出力がtr
euに設定され、書き込み保護22を制御しないと、書
き込みができないようになっている。
出し専用メモリであり、CPU4がキーワード認識部2
4で特定のIDを認識し、負論理OR23の出力がtr
euに設定され、書き込み保護22を制御しないと、書
き込みができないようになっている。
【0056】一方、第2のバンク21は、CPUバスを
介して自由に書き込み読み出しが可能となっている。こ
れら第1、第2のバンク20、21の用途は、個々のプ
リンタエンジンアプリケーション毎に任意に設定可能で
ある。
介して自由に書き込み読み出しが可能となっている。こ
れら第1、第2のバンク20、21の用途は、個々のプ
リンタエンジンアプリケーション毎に任意に設定可能で
ある。
【0057】図4は、BD同期信号2の初期および径時
変化後の波形変化、すなわち、感光体表面光量の変化を
示す波形図である。ここで、もう少し詳しくBD同期信
号2の波形変化が感光体表面光量変化に相当することを
説明する。
変化後の波形変化、すなわち、感光体表面光量の変化を
示す波形図である。ここで、もう少し詳しくBD同期信
号2の波形変化が感光体表面光量変化に相当することを
説明する。
【0058】半導体レーザから出射された光量は、コリ
メータレンズ、シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラ
ー、FΘレンズ、反射ミラーを透過して感光体表面に照
射される。一方、反射ミラーで反射された非画像領域タ
イミングの光量は、BDミラー、BDレンズを透過して
BDモニタフォトダイオードに照射される。
メータレンズ、シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラ
ー、FΘレンズ、反射ミラーを透過して感光体表面に照
射される。一方、反射ミラーで反射された非画像領域タ
イミングの光量は、BDミラー、BDレンズを透過して
BDモニタフォトダイオードに照射される。
【0059】ここで、上記各光学レンズの透過率をγ1
〜γ7、半導体レーザから出射された光量をPとする
と、感光体表面光量P1は、P1=P×(γ1×γ2×
γ3×γ4×γ5)となり、BDモニタフォトダイオー
ドP2は、P2=P1×(γ6×γ7)となる。
〜γ7、半導体レーザから出射された光量をPとする
と、感光体表面光量P1は、P1=P×(γ1×γ2×
γ3×γ4×γ5)となり、BDモニタフォトダイオー
ドP2は、P2=P1×(γ6×γ7)となる。
【0060】このように、P1とP2は、所定の関係に
あり、BDミラー、BDレンズは、感光体近辺に配置さ
れるので、P1およびP2の光量変化は、ほぼ比例した
動作となる。
あり、BDミラー、BDレンズは、感光体近辺に配置さ
れるので、P1およびP2の光量変化は、ほぼ比例した
動作となる。
【0061】そこで、本実施例では、プリンタエンジン
の組み立て時、またはスキャナユニットの光学系に関係
する部品あるいはユニット交換時において、不揮発メモ
リの書き込み保護されている領域に、図4で説明した初
期BD同期信号2の信号レベルを各エンジン固有の初期
値とし、CPU4により図1および図3で説明したよう
に、A/D変換したデジタル値を格納する。
の組み立て時、またはスキャナユニットの光学系に関係
する部品あるいはユニット交換時において、不揮発メモ
リの書き込み保護されている領域に、図4で説明した初
期BD同期信号2の信号レベルを各エンジン固有の初期
値とし、CPU4により図1および図3で説明したよう
に、A/D変換したデジタル値を格納する。
【0062】図5は、本発明の第1実施例の動作を説明
するためのブロック図である。
するためのブロック図である。
【0063】まず、従来例で詳細に説明したAPC制御
動作前に、CPU4は、A/Dポートを介してこの時点
のBD同期信号2のレベルを検出する。以下、このデー
タをD1という。
動作前に、CPU4は、A/Dポートを介してこの時点
のBD同期信号2のレベルを検出する。以下、このデー
タをD1という。
【0064】次に、CPU4は、不揮発メモリ3から初
期BD同期信号2のエンジン固有の初期値を読み出す。
以下、このデータをD2という。そして、CPU4は、
比較制御部30により、D1とD2を比較し、その結果
から補正信号を出力して、次のような制御動作を行う。
期BD同期信号2のエンジン固有の初期値を読み出す。
以下、このデータをD2という。そして、CPU4は、
比較制御部30により、D1とD2を比較し、その結果
から補正信号を出力して、次のような制御動作を行う。
【0065】すなわち、APC制御の目標光量基準信号
Vtに対し、D1<D2の場合にはさらに増加、D1>
D2の場合にはさらに減少、D1=D2の場合にはその
ままの設定値となるようにしてAPC制御を実施する。
Vtに対し、D1<D2の場合にはさらに増加、D1>
D2の場合にはさらに減少、D1=D2の場合にはその
ままの設定値となるようにしてAPC制御を実施する。
【0066】すなわち、D1<D2の場合、径時変化に
より初期値に対して感光体表面光量P1が低下したと判
断し、レーザ駆動回路512の定電流回路558がレー
ザに供給する電流を増加するようなAPC制御により、
プリンタエンジンの組み立て時またはスキャナユニット
の光学系に関係する部品あるいはユニット交換時に半導
体レーザ素子から発光されていた発光量より増加するよ
うに動作する。
より初期値に対して感光体表面光量P1が低下したと判
断し、レーザ駆動回路512の定電流回路558がレー
ザに供給する電流を増加するようなAPC制御により、
プリンタエンジンの組み立て時またはスキャナユニット
の光学系に関係する部品あるいはユニット交換時に半導
体レーザ素子から発光されていた発光量より増加するよ
うに動作する。
【0067】一方、D1>D2の場合には、反対に感光
体表面光量P1が増加したと判断し、同様の動作を行
う。
体表面光量P1が増加したと判断し、同様の動作を行
う。
【0068】次に、図6を基に本発明の第2実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0069】この実施例において、図5の第1実施例と
異なる部分は、比較制御部30から出力される補正信号
による補正箇所がモニタ増幅器513となっている部分
である。
異なる部分は、比較制御部30から出力される補正信号
による補正箇所がモニタ増幅器513となっている部分
である。
【0070】従来例で詳細に説明したように、APC制
御は、光量制御部と半導体レーザおよび駆動部がフィー
ドバックを形成しているので、フィードバックの構成ブ
ロックのいずれかを可変制御すれば、レーザの光量を可
変できる。
御は、光量制御部と半導体レーザおよび駆動部がフィー
ドバックを形成しているので、フィードバックの構成ブ
ロックのいずれかを可変制御すれば、レーザの光量を可
変できる。
【0071】そして、図5のAPC制御の目標光量基準
値信号Vtが図6ではモニタ増幅器513に相当してお
り、この補正信号に従って増幅度を可変した後にAPC
制御を行うことにより、第1実施例と同様の効果が得ら
れる。
値信号Vtが図6ではモニタ増幅器513に相当してお
り、この補正信号に従って増幅度を可変した後にAPC
制御を行うことにより、第1実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0072】次に、図7を基に本発明の第3実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0073】この実施例において、図5の第1実施例と
異なる部分は、比較制御部30から出力される補正信号
による補正箇所が、レーザ駆動回路512の定電流回路
558となっている部分である。
異なる部分は、比較制御部30から出力される補正信号
による補正箇所が、レーザ駆動回路512の定電流回路
558となっている部分である。
【0074】ただし、第1、第2実施例と異なるのは、
APC制御の後に補正信号による補正動作が実行される
ものとする。すなわち、APC制御終了後、APC制御
で収束した定電流回路558の電流値を基準に、この電
流値に対し補正信号に従って重み付加算あるいは減算し
た電流を実際のレーザ駆動電流として動作させるもので
ある。
APC制御の後に補正信号による補正動作が実行される
ものとする。すなわち、APC制御終了後、APC制御
で収束した定電流回路558の電流値を基準に、この電
流値に対し補正信号に従って重み付加算あるいは減算し
た電流を実際のレーザ駆動電流として動作させるもので
ある。
【0075】つまり、D1<D2の場合には重み付け加
算した電流、D1>D2の場合には重み付け減算した電
流をそれぞれ設定する。また、重み付け量は、D1とD
2の誤差の程度に従って随時適切な値が設定されるもの
である。
算した電流、D1>D2の場合には重み付け減算した電
流をそれぞれ設定する。また、重み付け量は、D1とD
2の誤差の程度に従って随時適切な値が設定されるもの
である。
【0076】次に、図8を基に本発明の第4実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0077】図8は、電子写真方式のプリントプロセス
の概略を示すブロック図である。
の概略を示すブロック図である。
【0078】このプロセスは、主に静電潜像形式ブロッ
ク40、現像ブロック41、転写ブロック42、転写ド
ラム・クリーニング/除電ブロック43、定着ブロック
44、感光ドラムクリーニングブロックの6ブロックか
ら成り立っている。
ク40、現像ブロック41、転写ブロック42、転写ド
ラム・クリーニング/除電ブロック43、定着ブロック
44、感光ドラムクリーニングブロックの6ブロックか
ら成り立っている。
【0079】そして、静電潜像形式ブロック40は、一
次帯電とレーザ露光の2ステップからなり、一次帯電
は、感光体表面に潜像を形成する前準備として均一なマ
イナス電位を帯電する。また、レーザ露光は、画像処理
信号によるレーザ光を感光体表面に走査しながら照射す
ると、レーザが露光された部分の電荷が中和されこの部
分が静電潜像となる。
次帯電とレーザ露光の2ステップからなり、一次帯電
は、感光体表面に潜像を形成する前準備として均一なマ
イナス電位を帯電する。また、レーザ露光は、画像処理
信号によるレーザ光を感光体表面に走査しながら照射す
ると、レーザが露光された部分の電荷が中和されこの部
分が静電潜像となる。
【0080】また、現像ブロック41は、静電潜像にト
ナーを付着させて可視像化する。転写ブロック42は、
カセット給紙部からレジスト調整部を通り、転写ドラム
に到達したプリント用紙を保持および吸着し、プリント
用紙には転写ドラムの回転にしたがって感光体表面のト
ナー像が転写される。
ナーを付着させて可視像化する。転写ブロック42は、
カセット給紙部からレジスト調整部を通り、転写ドラム
に到達したプリント用紙を保持および吸着し、プリント
用紙には転写ドラムの回転にしたがって感光体表面のト
ナー像が転写される。
【0081】転写工程が終了後、転写ドラムからプリン
ト用紙が分離されて、定着ブロック44に送られる。ま
た、プリント用紙分離後も転写ドラム表面には、トナー
残り付着による転写ドラム表面の汚れや電荷等が残って
いるので、転写ドラム・クリーニング/除電ブロック4
3により転写ドラム表面を清掃する。
ト用紙が分離されて、定着ブロック44に送られる。ま
た、プリント用紙分離後も転写ドラム表面には、トナー
残り付着による転写ドラム表面の汚れや電荷等が残って
いるので、転写ドラム・クリーニング/除電ブロック4
3により転写ドラム表面を清掃する。
【0082】一方、転写のステップで感光体表面上の全
てのトナーがプリント用紙に転写されずに残ってしまう
ので、感光体ドラムクリーニングブロック45にて清掃
し、次のプリント動作に備える。
てのトナーがプリント用紙に転写されずに残ってしまう
ので、感光体ドラムクリーニングブロック45にて清掃
し、次のプリント動作に備える。
【0083】定着ブロック44では、転写ブロックで転
写されたプリント用紙上のトナー像は、静電気で付着し
ているだけであるために、手で触れるとプリント用紙上
の画像は乱れてしまう。そこで、定着ブロックにより、
トナーに高温エネルギーを供給してトナーをプリント用
紙上に溶融混色させて永久画像にし、排紙部からプリン
ト用紙が出力される。
写されたプリント用紙上のトナー像は、静電気で付着し
ているだけであるために、手で触れるとプリント用紙上
の画像は乱れてしまう。そこで、定着ブロックにより、
トナーに高温エネルギーを供給してトナーをプリント用
紙上に溶融混色させて永久画像にし、排紙部からプリン
ト用紙が出力される。
【0084】以上のようなプリントプロセスにおいて、
現像工程で感光体表面にトナーの可視画像を生成するの
は、感光体に照射される光量と一次帯電バイアス電圧の
相対関係により感光体に生成される静電潜像およびこの
静電潜像にトナーを付着させて可視像化させる現像バイ
アスにより決定される。
現像工程で感光体表面にトナーの可視画像を生成するの
は、感光体に照射される光量と一次帯電バイアス電圧の
相対関係により感光体に生成される静電潜像およびこの
静電潜像にトナーを付着させて可視像化させる現像バイ
アスにより決定される。
【0085】上述の第1〜第3実施例においては、所定
のトナーの可視画像を得るために感光体に照射される光
量を制御するものであった。一方、この第4実施例で
は、比較制御部30から出力される補正信号による補正
箇所を図示しない一次帯電バイアス電圧発生部または現
像バイアス電圧発生部とし、D1およびD2のデータに
従って径時変化によるレーザ光量変化に対応し、上記バ
イアスの一方または両方を可変制御することにより、所
定のトナーの可視画像を得るようにしたものである。
のトナーの可視画像を得るために感光体に照射される光
量を制御するものであった。一方、この第4実施例で
は、比較制御部30から出力される補正信号による補正
箇所を図示しない一次帯電バイアス電圧発生部または現
像バイアス電圧発生部とし、D1およびD2のデータに
従って径時変化によるレーザ光量変化に対応し、上記バ
イアスの一方または両方を可変制御することにより、所
定のトナーの可視画像を得るようにしたものである。
【0086】次に、図9を基に本発明の第5実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0087】図9は、この第5実施例における画像処理
変調部5の内部構成およびCPU4との関係を示すブロ
ック図である。
変調部5の内部構成およびCPU4との関係を示すブロ
ック図である。
【0088】プリンタコントローラから送出された8b
itの画像信号VDO(7..0)は、セレクタ50を
経て、リードライトが可能なメモリ51(RAM)のア
ドレスバスA(7..0)に入力される。カラープリン
トの場合、YMCK4色の画像データが必要なのでテー
ブル切り替えのためにRAM51のアドレスバスA
(8..9)には、CPU4から4色のモードを切り替
える2bitのコードが入力される。
itの画像信号VDO(7..0)は、セレクタ50を
経て、リードライトが可能なメモリ51(RAM)のア
ドレスバスA(7..0)に入力される。カラープリン
トの場合、YMCK4色の画像データが必要なのでテー
ブル切り替えのためにRAM51のアドレスバスA
(8..9)には、CPU4から4色のモードを切り替
える2bitのコードが入力される。
【0089】RAM51内部には、予め各アドレス毎に
対応したデータコードが設定されているのでD(0..
7)からは、LUT(Look−Up Tabl)変換
されたCVDO(7..0)が出力し、データCVDO
(7..0)は、さらに画素変調部52で実際にレーザ
をスイッチングする画像処理信号S1が生成され、半導
体レーザユニットに送出される。
対応したデータコードが設定されているのでD(0..
7)からは、LUT(Look−Up Tabl)変換
されたCVDO(7..0)が出力し、データCVDO
(7..0)は、さらに画素変調部52で実際にレーザ
をスイッチングする画像処理信号S1が生成され、半導
体レーザユニットに送出される。
【0090】ここでセレクタ50には、CPU4のアド
レスバスも接続されており、このCPU4のアドレスバ
スは適時切り替えてRAMのアドレスバスA(7..
0)に入力される。また、CPU4のデータバスは、バ
ストランシーバ53を介してRAM51のデータD
(0..7)に接続されている。従って、CPU4は、
適時RAM51の内容を書き替え可能な構成となってい
る。
レスバスも接続されており、このCPU4のアドレスバ
スは適時切り替えてRAMのアドレスバスA(7..
0)に入力される。また、CPU4のデータバスは、バ
ストランシーバ53を介してRAM51のデータD
(0..7)に接続されている。従って、CPU4は、
適時RAM51の内容を書き替え可能な構成となってい
る。
【0091】そして、この第5実施例では、比較制御3
0から出力される補正信号により、上記RAMの内容を
変更するように構成するものである。このようにする
と、8bitの画像信号VDO(7..0)は、D1お
よびD2のデータから演算処理部54で演算処理し、径
時変化に応じて最適なデータに書き換え制御したRAM
51の内容でLUT変換出力されたCVDO(7..
0)となるので、この変換データCVDO(7..0)
は、径時変化による感光体表面光量を補正したものとな
る。
0から出力される補正信号により、上記RAMの内容を
変更するように構成するものである。このようにする
と、8bitの画像信号VDO(7..0)は、D1お
よびD2のデータから演算処理部54で演算処理し、径
時変化に応じて最適なデータに書き換え制御したRAM
51の内容でLUT変換出力されたCVDO(7..
0)となるので、この変換データCVDO(7..0)
は、径時変化による感光体表面光量を補正したものとな
る。
【0092】また、この第5実施例においては、LUT
用のメモリにRAMを想定して説明したが、特にRAM
に限定するものではなく、複数のROMを用意し、これ
らに予めLUT用のデータを格納しておき、D1とD2
のデータから径時変化に応じて適切なROMを選択して
も同様の効果が得られることは明らかである。
用のメモリにRAMを想定して説明したが、特にRAM
に限定するものではなく、複数のROMを用意し、これ
らに予めLUT用のデータを格納しておき、D1とD2
のデータから径時変化に応じて適切なROMを選択して
も同様の効果が得られることは明らかである。
【0093】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、プリンタエンジン組み立て時かまたは光学ユニッ
ト交換時に、BDフォトダイオードの波形整形前のアナ
ログモニタ信号のレベルを不揮発メモリに格納し、この
格納した値を感光体表面の初期基準光量D2とするとと
もに、実際のプリント動作時は、プリント実行前の前回
転期間にBDフォトダイオードの波形整形前のアナログ
モニタ信号のレベルD1を読み取り、データD1とD2
を比較して、感光体表面光量の径時変化を検出し、その
結果から所定のトナー可視像が得られるように制御する
ので、以下のような効果が得られる。
れば、プリンタエンジン組み立て時かまたは光学ユニッ
ト交換時に、BDフォトダイオードの波形整形前のアナ
ログモニタ信号のレベルを不揮発メモリに格納し、この
格納した値を感光体表面の初期基準光量D2とするとと
もに、実際のプリント動作時は、プリント実行前の前回
転期間にBDフォトダイオードの波形整形前のアナログ
モニタ信号のレベルD1を読み取り、データD1とD2
を比較して、感光体表面光量の径時変化を検出し、その
結果から所定のトナー可視像が得られるように制御する
ので、以下のような効果が得られる。
【0094】まず、第1に、トナー飛散、ホコリ等によ
り走査光学系の透過率が変化し、感光体表面光量が初期
に比べて劣化したような場合にも、この劣化の程度を常
にプリント動作直前に検出して、従来のAPC制御だけ
では不可能であった感光体表面光量を一定とするような
自動補正、または同等の効果を得られるようなトナー画
像形成のためのプロセスバイアス自動補正、または画像
データのテーブル変換の自動補正のいずれかを実施可能
としたので、プリンタエンジンの信頼性およびプリント
画像品質が大幅に向上する。
り走査光学系の透過率が変化し、感光体表面光量が初期
に比べて劣化したような場合にも、この劣化の程度を常
にプリント動作直前に検出して、従来のAPC制御だけ
では不可能であった感光体表面光量を一定とするような
自動補正、または同等の効果を得られるようなトナー画
像形成のためのプロセスバイアス自動補正、または画像
データのテーブル変換の自動補正のいずれかを実施可能
としたので、プリンタエンジンの信頼性およびプリント
画像品質が大幅に向上する。
【0095】また、第2に、上記説明から明らかなよう
に自動補正制御が可能となるので、従来半導体レーザユ
ニットをスキャナユニットに装着後、スキャナユニット
折り返しミラー後の感光体表面相当位置の光量調整のた
めに必要であった走査光学系トータルの光透過率のばら
つきを吸収するための微調整用ボリュームを削除でき
る。従って、ボリューム部品コスト削減、ボリュームレ
スによる信頼性の向上、調整作業時間の削除に伴う作業
工程の短縮が可能となる。
に自動補正制御が可能となるので、従来半導体レーザユ
ニットをスキャナユニットに装着後、スキャナユニット
折り返しミラー後の感光体表面相当位置の光量調整のた
めに必要であった走査光学系トータルの光透過率のばら
つきを吸収するための微調整用ボリュームを削除でき
る。従って、ボリューム部品コスト削減、ボリュームレ
スによる信頼性の向上、調整作業時間の削除に伴う作業
工程の短縮が可能となる。
【0096】さらに、第3に、従来から上記実施例と同
等の効果を得るために実施されている高価な感光体表面
電位計測手段を設け、これにより検出されたデータを基
に補正制御する必要がないので、簡単、簡素な構成、少
ない実装スペースにて実現可能である。
等の効果を得るために実施されている高価な感光体表面
電位計測手段を設け、これにより検出されたデータを基
に補正制御する必要がないので、簡単、簡素な構成、少
ない実装スペースにて実現可能である。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記光量検出手段のレベルをモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段の出力を装置固有のデータとして装置組
み立ての際、または発光光量走査光学系の関連するいず
れかの構成部品を交換して動作確認する際に記憶する記
憶手段と、記録動作前の所定期間における前記モニタ手
段の出力と前記記憶手段に記憶した装置固有のデータと
を比較し、この比較結果に応じて前記発光素子の光量を
制御する制御手段とを有することにより、光学系の経時
的な劣化等や透過率のばらつき等に有効に対応でき、装
置の信頼性や画像品質を向上し得るとともに、微調整用
ボリュームや高価な電位センサが不要で、構成の簡素化
やコストダウン、ならびに作業工程の簡易化を図ること
ができる効果がある。
前記光量検出手段のレベルをモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段の出力を装置固有のデータとして装置組
み立ての際、または発光光量走査光学系の関連するいず
れかの構成部品を交換して動作確認する際に記憶する記
憶手段と、記録動作前の所定期間における前記モニタ手
段の出力と前記記憶手段に記憶した装置固有のデータと
を比較し、この比較結果に応じて前記発光素子の光量を
制御する制御手段とを有することにより、光学系の経時
的な劣化等や透過率のばらつき等に有効に対応でき、装
置の信頼性や画像品質を向上し得るとともに、微調整用
ボリュームや高価な電位センサが不要で、構成の簡素化
やコストダウン、ならびに作業工程の簡易化を図ること
ができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例におけるレーザビームプリン
タの概略を示すブロック図である。
タの概略を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるBDモニタフォトダイオー
ドを示すブロック図である。
ドを示すブロック図である。
【図3】上記実施例における不揮発性メモリを示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】上記実施例におけるBDモニタフォトダイオー
ドの動作波形を示す波形図である。
ドの動作波形を示す波形図である。
【図5】本発明の第1実施例におけるレーザ光量補正を
説明するブロック図である。
説明するブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例におけるレーザ光量補正を
説明するブロック図である。
説明するブロック図である。
【図7】本発明の第3実施例におけるレーザ光量補正を
説明するブロック図である。
説明するブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例におけるバイアス制御を説
明するブロック図である。
明するブロック図である。
【図9】本発明の第5実施例におけるレーザ光量補正を
説明するブロック図である。
説明するブロック図である。
【図10】従来のレーザビームプリンタにおける走査光
学系の一例を示すブロック図である。
学系の一例を示すブロック図である。
【図11】上記従来のレーザビームプリンタにおけるレ
ーザ光量制御を説明するブロック図である。
ーザ光量制御を説明するブロック図である。
【図12】上記従来のレーザビームプリンタにおけるレ
ーザ光量調整を説明するブロック図である。
ーザ光量調整を説明するブロック図である。
1…プリンタコントローラ、 2…プリンタエンジン、 3…不揮発性メモリ、 4…CPU、 10…ピンフォトダイオード、 14…コンパレータ、 30…比較制御部、 500…半導体レーザ、 510…BDモニタフォトダイオード、 512…レーザ駆動回路、 513…モニタ増幅器、 556…APC制御部、 558…定電流回路、 559…スイッチング回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/04 21/14
Claims (13)
- 【請求項1】 有効画像記録期間外の所定タイミング期
間における発光素子の光量信号を検出する検出手段と、
発光素子の光量信号から発光する光量を制御する光量制
御手段とを備えた画像形成装置において、 前記光量検出手段のレベルをモニタするモニタ手段と;
前記モニタ手段の出力を装置固有のデータとして記憶す
る記憶手段と;記録動作前の所定期間における前記モニ
タ手段の出力と前記記憶手段に記憶した装置固有のデー
タとを比較し、この比較結果に応じて前記発光素子の光
量を制御する制御手段と;を有することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記比較結果に応じて、前記光量制御手段の目標光量基
準信号のレベルを可変制御することを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記比較結果に応じて、前記光量制御手段のモニタ増幅
器の増幅度を可変制御することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記比較結果に応じて、前記光量制御手段の発光素子に
供給する電流量を可変制御することを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 前記記憶手段は、不揮発メモリなどの書き込み保護手段
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 請求項1において、 記憶手段に記録される装置固有のデータは、書き込み保
護手段で書き込みが制限されている記憶領域に記憶され
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】 請求項1において、 電子写真方式記録装置において、光偏向器を利用し、偏
向同期検知用センサ情報に基づいて発光素子の光量信号
を検出する手段を利用することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項8】 有効画像記録期間外の所定タイミング期
間における発光素子の光量信号を検出する検出手段と、
発光素子から発光する光量を制御する光量制御手段とを
備えた電子写真方式の画像形成装置において、 前記検出手段のレベルをモニタするモニタ手段と;前記
モニタ手段の出力を装置固有のデータとして記憶する記
憶手段と;記録動作前の所定期間における前記モニタ手
段の出力と、記録動作前の所定期間における前記モニタ
手段の出力と、前記記憶手段に記憶した装置固有のデー
タとを比較し、この比較結果に応じてトナー可視像形成
のためのプロセスバイアスを制御する制御手段と;を有
することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項9】 請求項8において、 比較結果に応じてトナー可視像形成のためのプロセスバ
イアス制御において、感光体に光量照射する前に感光体
に供給するバイアス値を可変制御することを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項10】 請求項8において、 比較結果に応じてトナー可視像形成のためのプロセスバ
イアス制御において、感光体に光量照射後、感光体に形
成された静電潜像をトナー可視像とするために現像器に
供給するバイアス値を可変制御することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項11】 請求項8において、 比較結果に応じてトナー可視像形成のためのプロセスバ
イアス制御において、感光体に光量照射する前に感光体
に供給するバイアス値および感光体に光量照射後、感光
体に形成された静電潜像をトナー可視像とするため現像
器に供給するバイアス値の両方を個別に可変制御するこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項12】 有効画像記録期間外の所定タイミング
期間における発光素子の光量信号を検出する検出手段
と、発光素子から発光する光量を制御する光量制御手段
とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、 前記検出手段のレベルをモニタするモニタ手段と;前記
モニタ手段の出力を装置固有のデータとして記憶する記
憶手段と;記録動作前の所定期間における前記モニタ手
段の出力と前記記憶手段に記憶した装置固有のデータと
を比較し、ビットマップ展開された画像データをデータ
テーブル変換処理するためのテーブル値を前記比較結果
に応じて可変制御する制御手段と;を有することを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項におい
て、 前記記憶手段へのデータの記憶は、装置組立の際、また
は発光光量走査光学系に関連するいずれかの構成部品を
交換して動作確認する際に行うことを特徴とする画像形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046678A JPH09216414A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046678A JPH09216414A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09216414A true JPH09216414A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12754045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8046678A Pending JPH09216414A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09216414A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010122546A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Ricoh Co Ltd | レーザスキャンユニット、前記ユニットを有する感光体の感度特性評価装置および前記ユニットを制御するためのプログラム |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8046678A patent/JPH09216414A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010122546A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Ricoh Co Ltd | レーザスキャンユニット、前記ユニットを有する感光体の感度特性評価装置および前記ユニットを制御するためのプログラム |
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