JPH092163A - ルーフレールの取付構造 - Google Patents

ルーフレールの取付構造

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JPH092163A
JPH092163A JP14783095A JP14783095A JPH092163A JP H092163 A JPH092163 A JP H092163A JP 14783095 A JP14783095 A JP 14783095A JP 14783095 A JP14783095 A JP 14783095A JP H092163 A JPH092163 A JP H092163A
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roof
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Katsutoshi Arai
克利 荒井
Kazuhisa Shima
和久 島
Masayuki Nakajima
雅之 中島
Kenichiro Hayashi
健一郎 林
Chikashi Ooba
千香志 大場
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフ1の凹溝4内に装填するルーフモール
を排除して、製造コストを低減できるルーフレール5の
取付構造を提供する。 【構成】 ルーフ1に支持するルーフレール5の底部5
1を、ルーフ1に設ける凹溝4の開口幅よりも広くし
て、この底部51を凹溝4の開口41に沿わせて取付け
ることにより、開口41の上部側全体を底部51で覆う
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のルーフ上にルー
フレールを取付けるための取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両におけるルーフの車幅方向両
側に、例えばスキー板や自転車等の各種物品を積み込む
ためのルーフキャリヤを取付けるべく、ルーフレールを
配設することは広く行われている(例えば実開昭63ー
124542号公報)。
【0003】また、従来では、車両のルーフをメインル
ーフパネルとルーフサイドパネルとで構成し、前記ルー
フの車幅方向両側で各パネルの結合部位に、その結合部
を溝底とする前後方向に延びる凹溝を形成して、この凹
溝により前記各パネルの結合部を外部から見え難くして
ルーフの外観を高めることも行われている。
【0004】そして、前記凹溝が形成されたルーフ上に
前述したルーフレールを取付ける場合には、図3に示す
ように、ルーフレールAの前後に脚部A1,A1を設
け、このルーフレールAの全体をルーフBに設けた凹溝
B1に沿わせながら、該凹溝B1の前後部位に前記各脚
部A1を固定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
なルーフレールAの取付構造では、その各脚部A1が前
記ルーフBにおける凹溝B1の前後部位に固定され、該
凹溝B1の前記各脚部A1間が外部に露出するため、こ
の外部露出される凹溝B1内にルーフモールを別途装填
する必要があって、それだけ製造コストが高くなるので
ある。
【0006】本発明の主な目的は、ルーフの凹溝内に装
填するルーフモールを排除できて、製造コストを低減で
きるルーフレールの取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ルーフを構成するメインル
ーフパネルとルーフサイドパネルとの結合部位に、これ
ら両パネルの結合部を溝底とする前後方向に延びる凹溝
を形成している車両の前記ルーフ上に支持するルーフレ
ールの取付構造であって、前記ルーフ上に支持するルー
フレールの底部の幅を前記凹溝の開口幅よりも広くし
て、このルーフレールの底部を前記凹溝の開口に沿わせ
て、該ルーフレールの底部で前記開口を覆うようにし
た。
【0008】請求項2記載の発明は、前記ルーフレール
の底部における凹溝の開口と対向する位置に、前記凹溝
内に突出するリブを形成した。
【0009】請求項3記載の発明は、前記リブの下端を
前記凹溝の溝底部にまで延ばしている。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、前記ルーフレールを
ルーフ上に取付けるとき、該ルーフに設けた凹溝の開口
よりも広幅とした前記ルーフレールの底部を、前記開口
に沿わせて取付けることにより、この開口の全体を前記
底部で覆って、前記凹溝の外部露出部分をなくすことが
できるため、ルーフモールを別途設ける必要がなくなっ
て、それだけ製造コストを低減することができるし、ま
たメインルーフ上に流下する雨水は、前記ルーフレール
で遮られて車両の前後方向に流されるので、前記雨水が
ボディの車幅方向側部に設けられるドア側に流れること
もない。
【0011】請求項2の発明によれば、前記ルーフレー
ルの底部に設けたリブにより、前記ルーフレールの全体
強度を強化することが出来るし、しかもこのルーフレー
ルをルーフ上に取付ける時、前記リブが前記開口から凹
溝内に突入位置させられるので、リブが設けられている
にもかかわらず、前記ルーフレールの取付嵩を小さくし
て車両の全高を低くできる。
【0012】請求項3の発明によれば、前記ルーフ上に
設けたルーフレールにルーフキャリヤ等を介して荷物を
積載するとき、この荷物の荷重を前記ルーフに対する前
記ルーフレールの取付部位で受け止めるだけではなく、
前記荷重により前記リブの下端を、メインルーフパネル
とルーフサイドパネルとの結合部で形成される前記凹溝
の溝底に当接させ、この剛性の高い凹溝に当接される前
記リブによっても受け止めることができるのであり、従
って、前記荷物の荷重を分散して受け止めることができ
て、前記ルーフレールの荷物に対する支持荷重を高める
ことができる。
【0013】
【実施例】図2に示した車両は、ルーフ1の車幅方向両
側に、前後方向に延びる左右一対のルーフレール5,5
を配設し、これら各ルーフレール5の後部側に空気整流
用のルーフエンドスポイラ5aを一体状に結合すると共
に、前記各ルーフレール5の上部間には、車幅方向に延
びる複数のルーフキャリアCを取外可能に取付け、これ
ら各ルーフキャリヤC上に自転車等の各種荷物を積込可
能としている。
【0014】また、前記ルーフ1は、図1に示すよう
に、車両の上部を覆うメインルーフパネル2と、該パネ
ル2の車幅方向両側に一体結合される前後方向に延びる
ルーフサイドパネル3とから成り、これら各パネル2,
3の結合部位には、その結合部を溝底とする前後方向に
延びる上部開放の凹溝4を形成し、この凹溝4により前
記各パネル2,3の溶接等による結合部を外部から見え
難くして前記ルーフ1の外観を高めるようにしている。
【0015】さらに、同図の実施例では、前記ルーフサ
イドパネル3としてアウタパネル31とインナパネル3
2との2部材を用い、該各パネル31,32の内部を断
面閉鎖構造となし、かつ、これら各パネル31,32と
前記メインルーフパネル2との各結合端部を前記凹溝4
の溝底で互いに重ね合わせ、これら重合された3層部分
を溶接により一体結合するようにしている。また、前記
アウタパネル32の上方内面側には、別の補強パネル3
3を設けている。
【0016】そして、前記ルーフ1に形成した凹溝4上
に前記ルーフレール5を取付けるにあたって、次の構造
としたのである。即ち、前記ルーフレール5は、アルミ
等の押出成形により成形するのであって、前記凹溝4の
上部側に形成される開口41よりもやや長く、かつ、該
開口41の幅より広幅とされて、前記ルーフレール5の
凹溝4上への取付時、その開口41の長さ方向全体を被
覆可能とした底部51と、この底部51の車幅方向外側
から上方に立上がる壁部52と、該壁部52の車幅方向
内側と前記底部51との間に上下方向に設けられ、前記
ルーフキャリヤCが取付けられるレール溝53aをもつ
壁部53とを備え、これら底部51と各壁部52,53
とにより内部に閉鎖空間をもった筒状に形成するのであ
る。
【0017】以上のルーフレール5を前記ルーフ1上に
取付けるときには、その凹溝4の開口41に前記ルーフ
レール5の底部51を沿わせながら、該底部51を前記
凹溝4を挟んで車幅方向両側に位置される前記メインル
ーフパネル2と前記ルーフサイドパネル3のアウタパネ
ル31とを跨ぐように配設し、前記底部51の下部側に
設けた固定ボルト1aを前記アウタパネル31及び補強
パネル33に挿入し、その挿入端部をナット1bで螺締
することにより、前記底部51で前記凹溝4に設けた開
口41の上部側全体を覆った状態に、前記ルーフレール
5を前記凹溝4の上部側に固定する。
【0018】以上の取付構造によれば、前記ルーフレー
ル5の底部51が前記凹溝4の開口41よりもやや長
く、かつ、該開口41の幅より広幅とされているため、
斯かる底部51を前記開口41に沿わせて取付けること
により、この開口41の全体を前記底部51で覆うこと
ができて、前記凹溝4の外部露出部分をなくせるのであ
り、従って、ルーフモールが不要となって、それだけ製
造コストを低減することができる。
【0019】また、図1の実施例では、前記ルーフレー
ル5の取付時に、その底部51の車幅方向両側で下部側
にゴムなどの弾性材54,54を取付け、これら各弾性
材54を、前記凹溝4を挟んで車幅方向両側に位置され
る前記メインルーフパネル2と前記ルーフサイドパネル
3のアウタパネル31との上面側に当接させて、前記ル
ーフレール5が前記各パネル2,31に直接接触しない
ようにしている。
【0020】斯くするときには、前記ルーフレール5を
アルミ等の押出成形品で形成するにも拘らず、このルー
フレール5が前記各パネル2,31に接触するのを前記
各弾性材54で阻止できるため、これら各パネル2,3
1の表面側を前記ルーフレール5が傷付けたりすること
なく、前記ルーフ1の外観を良好に保持することがてき
る。
【0021】さらに、前記ルーフレール5における底部
51の下面側で前記凹溝4の開口41との対向部位に
は、前記底部51に対しほぼ直交状に延び、前記ルーフ
レール5のルーフ1への取付時、前記開口41から凹溝
4の溝底側にまで突入されるリブ55を一体形成すると
共に、このリブ55の突入先端側にはゴムや合成樹脂等
から成るプロテクタ56を取付けている。
【0022】斯くするときには、前記ルーフレール5の
底部51に設けたリブ55により、前記ルーフレール5
の全体強度を強化することが出来るし、しかもこのルー
フレール5をルーフ上に取付ける時、前記リブ55が前
記開口41から凹溝4内に突入位置させられるので、リ
ブ55が設けられているにもかかわらず、前記ルーフレ
ール5の取付嵩を小さくして車両の全高を低くできる。
【0023】さらに、前記ルーフレール5にルーフキャ
リヤCを取付け、該ルーフキャリヤCを介して各種荷物
を積載するとき、この荷物による荷重を前記ルーフレー
ル5における底部51の車幅方向両側に設けた前記各弾
性材54,54で受け止めることができるばかりか、前
記荷物の荷重により前記リブ55の突入先端側を前記凹
溝4の溝底側に当接させ、この溝底側に当接する前記リ
ブ55によっても受け止めることができるのであり、従
って、前記荷物の荷重を前記各弾性材54,54とリブ
55との3つの個所で分散して受け止めることができ
て、前記ルーフレール5の荷物に対する支持荷重を高め
ることができる。このとき、前記リブ55が当接される
前記凹溝4の溝底は、前記メインルーフパネル2と前記
ルーフサイドパネル3のアウタ及びインナパネル31,
32とで3層構造とされて、前記溝底の強度が強化され
ていることから、斯かる強度強化された溝底に前記リブ
55を当接させることにより、該リブ55による前記荷
物に対する支持荷重をさらに高めることができる。
【0024】また、前記リブ55の突入先端側には、ゴ
ムや合成樹脂等から成る前記プロテクタ56が取付けら
れているため、前記荷物の荷重により前記リブ55の突
入先端側が前記凹溝4の溝底側に強く当接されることが
あっても、これら凹溝4やリブ55が傷付くのを前記プ
ロテクタ56によって防止することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、ルーフに支持するルーフレールの底部を、前記ルー
フに設ける凹溝の開口幅よりも広くして、この底部を前
記凹溝の開口に沿わせて取付けることにより、該開口の
上部側全体を前記底部で覆うようにしたから、この底部
で前記凹溝の外部露出部分をなくすことができ、このた
め、従来のようなルーフモールを別途設ける必要がなく
なって、それだけ製造コストを低減することができる
し、またメインルーフ上に流下する雨水は、前記ルーフ
レールで遮られて車両の前後方向に流されるので、前記
雨水がボディの車幅方向側部に設けられるドア側に流れ
ることもない。
【0026】請求項2の発明では、前記ルーフレールの
底部に設けたリブにより、前記ルーフレールの全体強度
を強化することが出来るし、しかもこのルーフレールを
ルーフ上に取付ける時、前記リブが前記開口から凹溝内
に突入位置させられるので、リブが設けられているにも
かかわらず、前記ルーフレールの取付嵩を小さくして車
両の全高を低くできる。
【0027】請求項3の発明では、前記リブの下端を前
記凹溝の溝底部にまで延ばしているため、前記ルーフレ
ールにルーフキャリヤ等を介して荷物を積載するとき、
この荷物の荷重を前記ルーフに対する前記ルーフレール
の取付部位で受け止めるだけではなく、前記リブの下端
を、メインルーフパネルとルーフサイドパネルとの結合
部で形成される前記凹溝の溝底に当接させ、この剛性の
高い凹溝に当接される前記リブによっても受け止めるこ
とができるのであり、従って、前記荷物の荷重を分散し
て受け止めることができて、前記ルーフレールの荷物に
対する支持荷重を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるルーフレールの取付構造を示す
縦断面図。
【図2】ルーフレールを取付ける車両のルーフ部分を示
す斜視図。
【図3】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1……ルーフ 2……メインルーフパネル 3……ルーフサイドパネル 4……凹溝 41…開口 5……ルーフレール 51…底部 55…リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 雅之 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 林 健一郎 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 大場 千香志 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフを構成するメインルーフパネルと
    ルーフサイドパネルとの結合部位に、これら両パネルの
    結合部を溝底とする前後方向に延びる凹溝を形成してい
    る車両の前記ルーフ上に支持するルーフレールの取付構
    造であって、前記ルーフ上に支持するルーフレールの底
    部の幅を前記凹溝の開口幅よりも広くして、このルーフ
    レールの底部を前記凹溝の開口に沿わせ、該ルーフレー
    ルの底部で前記開口を覆っていることを特徴とするルー
    フレールの取付構造。
  2. 【請求項2】 ルーフレールの底部における凹溝の開口
    と対向する位置に、前記凹溝内に突出するリブを形成し
    ている請求項1記載のルーフレールの取付構造。
  3. 【請求項3】 リブの下端が、凹溝の溝底部まで延びて
    いる請求項2記載のルーフレールの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1228945A1 (de) * 2001-02-06 2002-08-07 JAC Products Deutschland GmbH Fahrzeugdach mit integrierter Dachreling und Längsträger
EP1228946A3 (de) * 2001-02-06 2003-01-02 JAC Products Deutschland GmbH Fahrzeugdach
DE19948646B4 (de) * 1998-09-29 2008-01-24 Suzuki Motor Corp., Hamamatsu Befestigungsvorrichtung für eine Kraftwagendachleiste
JP2013028215A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Riken Seiko Kk 自動車用ル−フレ−ル

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