JPH09216334A - 多色印刷機における見当調整機構 - Google Patents

多色印刷機における見当調整機構

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JPH09216334A
JPH09216334A JP8025468A JP2546896A JPH09216334A JP H09216334 A JPH09216334 A JP H09216334A JP 8025468 A JP8025468 A JP 8025468A JP 2546896 A JP2546896 A JP 2546896A JP H09216334 A JPH09216334 A JP H09216334A
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displacement roller
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JP8025468A
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Nobuyuki Aramaki
信行 荒巻
Shigehisa Saeki
繁久 佐伯
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Seiken Graphics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエッブ長さの変動に対してこれに即応した
長さ調整によってウエッブの伸び率等を速やかに適正値
に修正可能として見当合わせを確実にすると共に、その
見当調整量を増加させることによって、損紙の発生を防
止すること。 【解決手段】 複数の印刷ユニットを上下方向に配列し
た多色印刷機において、上下配置の印刷ユニットの組の
少なくとも一つの組みの間をウエッブ長さ調整のための
パスに十分な距離とすると共に少なくとも一つの組みの
間に見当修正装置を配置し、この見当修正装置はウエッ
ブのパス長さを変更可能にウエッブの姿勢を設定可能な
変位ローラを備えて印刷速度に応じてウエッブ長さを変
更することによって、印刷速度の変化の際のウエッブの
伸長度合いによる見当合わせを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば新聞のカ
ラー印刷等に適用できる多色印刷機に係り、特に連続紙
の走行時における各原色の転写のための印刷ユニットの
間で生じるウエッブ長さを最適にして見当合わせするた
めの見当調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】多色刷りの輪転印刷機においては、従来
からブラック,シアン,マゼンタ及びイエローの4色の
刷版で重ね刷りを行い画像を形成することによりカラー
印刷が行われる。このようなカラー印刷では、湿し水量
やインク量等の印刷条件の変化やウエッブテンションの
変化に加えて、特に印刷速度の変化によってウエッブ長
手方向の網点の見当合わせに誤差を生じることが多く、
印刷画像が乱れてしまうという印刷障害を引き起こして
いた。
【0003】このような問題に対し、近来では、ウエッ
ブ上に印刷されたレジスターマークを光学装置で読み取
って見当誤差を修正するようにしたり、たとえば特開平
5−4333号公報に記載されているように、実際の絵
柄とともに印刷される十字トンボの拡大画像をフォトセ
ンサで捕らえて各色の見当ずれを算出する方法としたも
のもある。
【0004】また、特開平7−178891号公報に
は、レジスターマークを光学装置でウエッブの表面の反
射光と裏面からの透過光とを読み取って測定及び比較す
ることにより、ウエッブ上の微小なゴミや埃等の外乱に
よって生じる誤差を修正する方法が記載されている。
【0005】これらの方法においては、ウエッブの見当
誤差の修正は、版胴を円周方向に移動させて刷版の位置
を調整することによって行われるのが通常である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来の方法は、光学装置で読み取った印刷マークを分析も
しくは色分析して誤差を演算し、これに基づいて刷版の
位置を移動させるというものなので、見当誤差が実際に
現れた時点の後に見当調整が行われる。このため、印刷
開始から見当誤差の発見及びこれに対応するための見当
調整が完了するまでの間印刷が継続されることになり、
この印刷による画像不良となった印刷物が損紙となって
しまい、印刷紙が無駄に消費される。
【0007】このように、従来の多色刷り印刷では、見
当誤差の発生に対して速やかに対処することができず、
画像品質の低下だけでなく印刷紙を無駄にしてしまうと
いう問題がある。また、版胴の円周方向の位相調整のみ
では、調整範囲が約3mm程度と狭く、十分な調整をす
ることができない。
【0008】本発明において解決すべき課題は、ウエッ
ブ長さの変動に対してこれに即応した長さ調整によって
見当調整範囲を広げ、ウエッブの伸び率等を速やかに適
正値に修正可能として見当合わせを確実にすると共に損
紙の発生を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の印刷ユ
ニットを上下方向に配列した多色印刷機において、上下
配置の印刷ユニットの組の少なくとも一つの組みの間を
ウエッブ長さ調整のためのパスに十分な距離とすると共
に前記少なくとも一つの組みの間に見当修正装置を配置
し、該見当修正装置は前記ウエッブのパス長さを変更可
能に前記ウエッブの姿勢を設定可能な変位ローラを備え
てなることを特徴とする。
【0010】このような構成において、印刷機の印刷速
度の変化に応じて見当修正装置の変位ローラの位置を制
御する制御系を備え、制御系には、ウエッブの印刷速度
に対する伸長率を基準として変位ローラの位置設定を制
御するための演算手段を備えたものとすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】変位ローラの位置の設定によっ
て、走行しているウエッブはそのパス長さが印刷速度に
適合するように設定されるので、印刷速度の変化に追従
してウエッブ長さを伸長または短縮させることができ、
見当合わせが確実に維持される。
【0012】また、制御系に演算手段を備えてウエッブ
の印刷速度に対する伸長率を基準として変位ローラの位
置を設定するようにすれば、ウエッブのパス開始から終
了までの間を通じて連続的にウエッブ長さの調整が可能
となり、見当合せのずれやその確認までの間に費やされ
る損紙の発生が抑えられる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の多色印刷機の全体構成の概要
を示す縦断面図である。
【0014】図において、下から順に合計4個の印刷ユ
ニット1,2,3,4がそれぞれ配置され、従来周知の
カラー印刷機と同様に、それぞれに配置したブランケッ
ト胴1a,2a,3a,4aの間をウエッブWが通過し
ていく間に各印刷ユニット1〜4が担うカラーの画線が
ウエッブW上に印刷される。
【0015】中段の印刷ユニット2,3との間のブラン
ケット胴2a,3aの間が長いので、これらの間には、
ウエッブW長さの調整すなわちウエッブWの走行速度の
変化による伸縮に追従させてこれを修正するための見当
修正装置5を備える。
【0016】この見当修正装置5は、各ブランケット胴
1a〜4a及びその他の送りローラ等に対して軸線を平
行としてその位置が固定された定位置ローラ6と、この
定位置ローラ6と平行な軸線を持つ関係を持って位置を
変更可能な変位ローラ7とから構成され、これらのロー
ラ6,7を巡ってウエッブWをパスさせるようにしたも
のである。
【0017】図2は見当修正装置5の詳細であってウエ
ッブWの走行面と直交する横行に見た正面図、図3は図
2の右側面図であって変位ローラ7のシフトのための駆
動機構を示す図である。
【0018】印刷機の一対のフレーム8a,8bのそれ
ぞれに定位置ローラ6の保持軸6aが固定され、軸受6
bを介して定位置ローラ6は回転自在にこれらの保持軸
6aに連接されている。そして、ウエッブWがパスする
ときには、このウエッブWが定位置ローラ6の周面を滑
って、定位置ローラ6はアイドラーローラとして回転す
る。
【0019】変位ローラ7は定位置ローラ6よりも下レ
ベルに位置し、フレーム8a,8bにそれぞれ軸線周り
に回転自在に取り付けた偏心軸7aに軸受7bを介して
連接されたものである。偏心軸7aは軸受7bを固定し
て変位ローラ7と同軸配置として連結される主軸7cと
その一端に偏心配置とした偏心ブロック7dとを備え、
これらの偏心ブロック7dをフレーム8a,8bに取り
付けたスリーブ8c,8dに回転可能に差し込んでい
る。そして、スリーブ8d側に差し込まれた偏心ブロッ
ク7dは、図2に示すように、フレーム8bの外側まで
突き出してその先端には偏心ブロック7dの軸線周りに
回動するアーム9を一体に連結する。
【0020】フレーム8bの外側には、アーム9を上下
に揺動させることによって、変位ローラ7の位置を変更
設定するための駆動ユニット10を設ける。この駆動ユ
ニット10は、ポテンショメータ10b付きのモータ1
0aとその出力軸に連接した減速機10cを備えると共
に、アーム9にネジ接合するスクリューロッド11を回
転駆動可能としたものである。このスクリューロッド1
1は、減速機10cに連結した傘歯車列10d及びユニ
バーサルジョイント10eを介して減速機10c側に連
接されたものである。そして、モータ10aの作動によ
ってスクリューロッド11はその軸線周りで正逆回転可
能とするとともに、ユニバーサルジョイント10eによ
ってその軸線も振れ周り可能であり、その雄ネジを刻ん
だ部分をアーム9にネジ接合している。
【0021】図4はスクリューロッド11とアーム9と
の連接構造を示す概略図である。
【0022】アーム9はその一端部分を先に述べたよう
に偏心ブロック7dに一体に連結し、他端部分には上下
方向に開口が貫通する二股部9aとし、この二股部9a
の中に回転ピン9bを組み込んだものである。回転ピン
9bは、同図において抜き出して示しているように、二
股部9aの内壁に設けた凹部に回転自在に差し込まれる
支軸9cを軸線方向の両端に備えた円柱状・のものであ
り、スクリューロッド11の雄ネジ11aがねじ込まれ
る雌ネジ9dを半径方向に開けている。
【0023】このようなスクリューロッド11とアーム
9との間の連接構造では、図3に示すようにスクリュー
ロッド11の軸線が鉛直姿勢のときには、回転ピン9b
を介して連接されているアーム9は水平姿勢に設定され
る。そして、モータ10aの出力軸の回転方向に従っ
て、スクリューロッド11が回転ピン9bとの間でのネ
ジ歯車接合によって、同図3においてアーム9偏心ブロ
ック7dの中心を回動支点として時計方向及び反時計方
向に回動してその姿勢を変えることができる。すなわ
ち、回転ピン9bはその支軸9cによってアーム9の揺
動方向に倣う向きに回転するので、アーム9は図中の一
点鎖線で示す範囲内で上下に回動することができる。
【0024】ここで、アーム9が図3において下側に時
計方向に回動したときには、偏心ブロック7dの芯に対
して偏心関係にある変位ローラ7が定位置ローラ6側に
接近し、逆に上側に反時計方向に回動したときには、変
位ローラ7は定位置ローラ6から離れる向きに位置を変
える。すなわち、図5の(a)は定位置ローラ6と変位
ローラ7の間の位置関係が中立であって、このときには
図3に示すようにスクリューロッド11は鉛直姿勢及び
アーム9は水平姿勢に保持されている。そして、アーム
9が下に回動すると、図5の(b)に示すように、偏心
ブロック7dも一体となって図中の矢印方向に回動する
ため、変位ローラ7は定位置ローラ6側に移動する。ま
た、モータ10aの出力軸の回転を逆転させればアーム
9は図3において上側に回動し、図5の(c)に示すよ
うに偏心ブロック7d周りに変位ローラ7は回動して定
位置ローラ6から離れる向きに移動する。
【0025】このように、駆動ユニット10の操作によ
って、変位ローラ7の位置を変更することができ、図5
に示すようにウエッブWのパスを変えることができる。
そして、図1に示すように、定位置ローラ6及び変位ロ
ーラ7はそれぞれ印刷ユニット2,3のブランケット胴
2a,3aの間の鉛直方向のパスから少し右にずれた位
置にあるので、図5の(a)のローラ6,7の位置関係
を標準のパスとすれば、同図の(b)ではブラケット胴
2a,3aの間のウエッブWのパス長さが延長され、同
図の(c)では逆にパス長さが短くなる。
【0026】なお、パス長さの設定は、後述するように
ウエッブWの走行速度の変化に応じてリアルタイムで自
動制御されるが、駆動ユニット10の故障等に備えて図
2及び図3に示すように、手動操作用のハンドル10f
を設けることが好ましい。このハンドル10fは、傘歯
車10dを直接回転駆動させることでスクリューロッド
11の回転方向及び回転量を調節することによってアー
ム9の回動角度を設定できるようにしたものである。そ
して、アーム9の回動による偏心ブロック7dの回転量
を知るために、図3に示すように偏心ブロック7dにイ
ンディケータ針12aを取り付けておき、フレーム8b
にはこれに対応させて目盛り12bを備えることによっ
て、アーム9の回動角度を設定することができる。
【0027】ここで、ウエッブWはその走行印刷速度に
よって伸長率が変化し、これに起因して画線のずれが生
じて印刷障害が発生することは既に述べた。すなわち、
ウエッブWの印刷速度が大きくなると伸長率が変わるた
め、見当位置合わせを保つためにはウエッブWを印刷速
度の増加に伴って遅延することなく流すようにすれば、
見当位置合わせが保持される。このような操作は、ブラ
ンケット胴2a,3aの間のウエッブWの長さを短くし
てやることで可能であり、これは変位ローラ7を図1に
おいて左側に移動させウエッブWの定位置ローラ6側へ
の迂回量を小さくすることで対応できる。
【0028】また、ウエッブWの印刷速度が減速される
と、ウエッブWの伸長率が変化し、これによっても見当
位置合わせにずれが生じてくる。これに対し、伸長率が
変化した分に相当するようにウエッブWを遠回しさせて
パスさせるようにすれば、見当位置合わせが維持され
る。このようなウエッブWに対するパスの操作は、変位
ローラ7を定位置ローラ6側に移動させてウエッブWの
迂回量を大きくすることによって可能である。
【0029】このように、ウエッブWの走行速度が大き
くなって伸長率が変化した場合では、ウエッブWが走行
すべき長さを通常値よりも短くすることで見当合わせを
維持でき、逆に走行速度が小さく変化したときにはウエ
ッブWの走行長さを長くすることで同様に見当合わせが
保たれ、画線のずれのない印刷が可能となる。
【0030】以上の変位ローラ7の動作によるウエッブ
W長さの調整は、ウエッブWの印刷速度を基準としてリ
アルタイムで制御することが可能である。すなわち、印
刷速度の変化によるウエッブWの伸長率の変化は、ウエ
ッブWの紙質や印刷条件等が同一であればほぼ一様のパ
ターンを示すことが従来から経験的に知られている。こ
のため、異なったウエッブWの紙質や印刷条件のそれぞ
れについて、印刷速度の増加に対応するウエッブWの伸
長量すなわちウエッブWの短縮要求量を予めデータ化
し、これによって得られるパターンを制御装置のメモリ
に入力しておけば、印刷されるウエッブのそれぞれの特
性に応じたパターンによって制御することができる。そ
して、それぞれのウエッブWの伸長率とこれを相殺する
ための変位ローラ7の移動量を演算によって得ること
で、印刷中でのウエッブWの見当合わせの修正を行うこ
とができる。
【0031】図6はこのような制御を実行するためのブ
ロックの概略図である。
【0032】印刷機の印刷速度と変位ローラ7のシフト
の制御のために、印刷機の駆動モータ20とその速度検
出器21を備え、コントローラ22からの印刷速度につ
いての指令が電動機盤23を介して駆動モータ20に伝
達される。そして、印刷機の印刷速度は速度検出器21
によってコントローラ22にフィードバックされる。
【0033】印刷速度に対応したウエッブWの伸長に関
するデータの基本パターンはコントローラ22からの信
号が入力される演算装置24のメモリに格納されてお
り、コントローラ22から印刷速度の情報が伝達される
と、この演算装置24はこの印刷速度に基づいて変位ロ
ーラ7の移動方向及び移動量を演算する。そして、この
演算結果は出力装置25によって駆動ユニット10のモ
ータ10aに入力され、このモータ10aの回転を計測
するポテンショメータ10bによって変位ローラ7の移
動がコントローラ22にフィードバックされる。このフ
ィードバックによって、演算装置24によって再度演算
が実行され、印刷機の印刷実速度に対応した変位ローラ
7の位置の設定が行われる。
【0034】このように、印刷機の実際の印刷速度を検
出しながら変位ローラ7の移動方向及び移動量を逐次制
御していくことが可能なので、ウエッブWの速度の変化
によって引き起こされる見当誤差に対してこれを消去す
るようにウエッブWの通過パスの延長及び短縮を行わせ
ることができる。このため、従来のように印刷を開始し
てから見当誤差を発生した後に見当調整を行う方法に比
べると、印刷開始から損紙を発生することがなくなる。
たとえば、本願発明者等によって行った実験によれば、
本発明の見当調整機構を備えたものであれば、見当調整
範囲が約6mm程度に拡大したことが確認され、従来の
見当調整機構と比較すると大幅な改善がみられた。
【0035】なお、実施例ではウエッブWのパスのため
に、変位ローラ7と定位置ローラ6との組み合わせを示
しているが、ウエッブWの長さ調整は変位ローラ7のみ
の動作で可能である。また、見当修正装置5のみによっ
て見当位置合わせの調整を行うようにしているが、特に
ウエッブパスの長い印刷ユニットの場合であれば、従来
から行われている版胴の円周方向の位相調整による方法
と組み合わせてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明では、印刷速度の変化によって変
わるウエッブの伸縮率の変化に対応して変位ローラの位
置を制御するだけで見当位置の修正が可能なので、従来
装置に変位ローラを新たに組み込むだけで適正な多色印
刷が行え、設備及びその保守点検も簡単になると共に、
従来構造と比較すると見当調整量が大幅に拡大して最適
な多色刷りが可能となる。
【0037】また、印刷速度の変化に応じたウエッブの
伸縮率を予めデータとして制御系に入力しておき、これ
に基づいて各ウエッブについての変位ローラの動作を制
御するようにすれば、印刷の間を通じて見当合わせを適
正に維持した操業が可能となり、損紙の発生も抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の見当調整機構を備えた多色印刷機の
概要を示す縦断面図である。
【図2】 見当調整機構の要部であって定位置ローラ及
び変位ローラの配置を示す正面図である。
【図3】 図2の右側面図である。
【図4】 スクリューロッドとアームの連接構造の要部
を示す図である。
【図5】 スクリューロッドとアームとによる変位ロー
ラの位置の変更を示す図であって、同図の(a)は基準
位置、同図の(b)はウエッブ長さを延ばすときの変位
ローラの位置及び同図の(c)はウエッブ長さを短くす
るときの変位ローラの位置をそれぞれ示す。
【図6】 ウエッブ速度と変位ローラの追従動作のため
の制御の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 :印刷ユニット 1a:ブランケット胴 2 :印刷ユニット 2a:ブランケット胴 3 :印刷ユニット 3a:ブランケット胴 4 :印刷ユニット 4a:ブランケット胴 5 :見当修正装置 6 :定位置ローラ 7 :変位ローラ 7a:偏心軸 7b:軸受 7c:主軸 7d:偏心ブロック 8a:フレーム 8b:フレーム 9 :アーム 9b:回転ピン 9d:雌ネジ 10 :駆動ユニット 10a:モータ 10b:ポテンショメータ 10c:減速機 10d:傘歯車 10e:ユニバーサルジョイント 11 :スクリューロッド 11a:雄ネジ W :ウエッブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明において解決すべき課題は、ウエッ
ブ長さの変動に対してこれに即応した長さ調整によって
見当調整範囲を広げ、ウエッブの伸び率の変化等により
生じる見当誤差を速やかに修正可能として見当合わせを
確実にすると共に損紙の発生を防止することにある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印刷ユニットを上下方向に配列し
    た多色印刷機において、上下配置の印刷ユニットの組の
    少なくとも一つの組みの間をウエッブ長さ調整のための
    パスに十分な距離とすると共に前記少なくとも一つの組
    みの間に見当修正装置を配置し、該見当修正装置は前記
    ウエッブのパス長さを変更可能に前記ウエッブの姿勢を
    設定可能な変位ローラを備えてなる多色印刷機における
    見当調整機構。
  2. 【請求項2】 印刷機の印刷速度の変化に応じて前記見
    当修正装置の変位ローラの位置を制御する制御系を備
    え、前記制御系には、前記ウエッブの印刷速度に対する
    伸長率を基準として前記変位ローラの位置設定を制御す
    るための演算手段を備えてなる請求項1記載の多色印刷
    機における見当調整機構。
JP8025468A 1996-02-13 1996-02-13 多色印刷機における見当調整機構 Pending JPH09216334A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001105572A (ja) * 1999-10-14 2001-04-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 印刷機の紙伸び量プリセット装置及びプリセット方法
JP2003080679A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Shi Control Systems Ltd グラビア印刷機における加減速時の見当誤差発生防止のための制御方法及び制御装置

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