JPH09216326A - 床材用化粧シート - Google Patents

床材用化粧シート

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JPH09216326A
JPH09216326A JP2768796A JP2768796A JPH09216326A JP H09216326 A JPH09216326 A JP H09216326A JP 2768796 A JP2768796 A JP 2768796A JP 2768796 A JP2768796 A JP 2768796A JP H09216326 A JPH09216326 A JP H09216326A
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JP
Japan
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layer
fluororesin
decorative sheet
pattern
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP2768796A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takasaki
裕 高崎
Akiyoshi Iizuka
顕至 飯塚
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐汚染性に優れ、しかも、外観が良好な床材用
化粧シートを提供する。 【解決手段】基材10上に、表面に絵柄21を形成したプラ
スチックフィルム層20あるいは裏面に絵柄21を形成した
透明なプラスチックフィルム層20a を設け、さらに上層
にフッ素樹脂層30を形成する。また、さらに、前記フッ
素樹脂層の表面にエンボス加工35を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅内装の床材と
して使用する床材用化粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、床材用化粧シートとしては、塩化
ビニル樹脂や酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体などのフ
ィルムに絵柄を印刷し、織布や不織布などの基材に積層
したものが広く使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塩化ビ
ニル樹脂化粧シートや酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体
化粧シートは、最表層が塩化ビニル系樹脂であるため、
耐汚染性や耐溶剤性に難点があり、汚染の激しい台所や
脱衣所などの床材として使用すると、表面に付着した汚
れが除去できなかったり、除去しにくい問題があった。
【0004】本発明は、従来の床材用化粧シートの前述
した問題を解決したものであり、表面の耐汚染性に優
れ、しかも、外観が良好な床材用化粧シートを提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
基材上に、表面に絵柄を形成したプラスチックフィルム
層あるいは裏面に絵柄を形成した透明なプラスチックフ
ィルム層を設け、さらに上層にフッ素系樹脂層を積層し
たことを特徴とする床材用化粧シートである。
【0006】本発明の第2の発明は、基材上に、表面に
絵柄を形成した紙質層を設け、さらに上層にフッ素系樹
脂層を積層したことを特徴とする床材用化粧シートであ
る。
【0007】本発明の第3の発明は、基材上に、プラス
チックフィルム層又は紙質層、裏面に絵柄を形成した透
明なフッ素系樹脂フィルムを積層したことを特徴とする
床材用化粧シートである。
【0008】本発明の第4の発明は、前記フッ素系樹脂
層の厚みが、20〜500μmであることを特徴とする
第1の発明、第2の発明、第3の発明のいずれかに記載
の床材用化粧シートである。
【0009】本発明の第5の発明は、前記フッ素系樹脂
層の表面に、エンボス加工を施したことを特徴とする第
1の発明、第2の発明、第3の発明のいずれかに記載の
床材用化粧シートである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の床材用化粧シートは、プ
ラスチックシート、不織布、織布などの基材に積層した
単層若しくは多層のプラスチックフィルムの表面若しく
は裏面に、または、紙質の表面に、ウレタン樹脂系イン
キなどを用いてグラビア印刷法やロータリーシルクスク
リーン印刷法などで絵柄を形成し、この絵柄上に、フッ
素系樹脂塗料をコーティングするか、または、フッ素系
樹脂フィルムをラミネート加工して、透明又は半透明の
フッ素系樹脂層を形成したものである。プラスチックプ
ラスチックフィルムとしては、アクリルフィルム、ポリ
エステルフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム等
が好ましく使用できる。また、紙質としては20〜10
0g/m2 の薄葉紙、紙間強化紙、片艶クラフト紙、純
白ロール紙、上質紙等が好ましく使用できる。なお、絵
柄の形成は、フッ素系フィルムでフッ素系樹脂層を形成
する場合には、このフッ素系フィルムの裏面に形成して
も良い。形成するフッ素系樹脂層の厚みは、発明者らの
数多くの試験から得られた知見によると、20〜500
μm厚の範囲が好ましく、20μm厚以下では実用上で
の表面強度が弱く、500μm厚以上ではエンボスの再
現性が悪く、また、製造費用が高くなった。フッ素系樹
脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキル
ビニールエーテルコポリマー(PFA)、エチレン−テ
トラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)等を用い
ることができる。
【0011】そして、本発明の床材用化粧シートは、耐
汚染性が良好なフッ素系樹脂層を最表層にしているた
め、耐汚染性に優れ、必要に応じて、フッ素系樹脂層の
表面にエンボス加工を施すと、表面の傷付きが目立たな
く外観が良好となる。
【0012】
【実施例】図1、2、3は、本実施例の床材用化粧シー
トの構成を示す説明図である。この図1、2、3を用い
て、次に本実施例を詳細に説明する。
【0013】〈実施例1〉プラスチックフィルム層(2
0)である150μm厚の塩化ビニル樹脂フィルムの表
面に、ウレタン樹脂系インキを用いてロータリーシルク
スクリーン印刷法により絵柄(21)を形成する。つぎ
に、フッ素系樹脂層(30)である50μm厚のエチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体フィルムを、前記
塩化ビニル樹脂フィルムの絵柄面と、接着剤層(40)
であるポリエステル系接着剤(旭硝子株式会社製AG9
014A、塗布量10g/m2)を介してドライラミネー
ション法により積層する。さらに、塩化ビニル樹脂フィ
ルム(20)の絵柄が形成されていない方の面に、基材
(10)である3mm厚の再生塩化ビニル樹脂シートを
熱ラミネート加工しながら、細かい抽象柄の版深が10
〜30μmの浅いエンボス版でフッ素系樹脂層表面にエ
ンボス加工(35)を施して、本実施例の床材用化粧シ
ート(1)を作製した(図1参照)。
【0014】〈実施例2〉透明なプラスチックフィルム
層(20a)である150μm厚の塩化ビニル樹脂フィ
ルムの表面に、ウレタン樹脂系インキを用いてロータリ
ーシルクスクリーン印刷法により絵柄(21)を形成す
る。つぎに、フッ素系樹脂層(30)である50μm厚
のエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体フィルム
を、前記塩化ビニル樹脂フィルムの絵柄が形成されてい
ない方の面と、接着剤層(40)であるポリエステル系
接着剤(旭硝子株式会社製AG9014A、塗布量10
g/m2)を介してドライラミネーション法により積層す
る。さらに、塩化ビニル樹脂フィルム(20)の絵柄が
形成されている方の面に、基材(10)である3mm厚
の再生塩化ビニル樹脂シートを熱ラミネート加工しなが
ら、細かい抽象柄の版深が10〜30μmの浅いエンボ
ス版でフッ素系樹脂層表面にエンボス加工(35)を施
して、本実施例の床材用化粧シート(2)を作製した
(図2参照)。
【0015】〈実施例3〉フッ素系樹脂層(30)であ
る50μm厚のエチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体フィルムの表面に、ウレタン樹脂系インキを用いて
ロータリーシルクスクリーン印刷法により絵柄(31)
を形成する。つぎに、プラスチックフィルム層(20)
である150μm厚の塩化ビニル樹脂フィルムを、前記
エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体フィルムの
絵柄面と、接着剤層(40)であるポリエステル系接着
剤(旭硝子株式会社製AG9014A、塗布量10g/
m2)を介してドライラミネーション法により積層する。
さらに、塩化ビニル樹脂フィルム(20)のエチレン
−テトラフルオロエチレン共重合体フィルムが積層され
ていない方の面に、基材(10)である3mm厚の再生
塩化ビニル樹脂シートを熱ラミネート加工しながら、細
かい抽象柄の版深が10〜30μmの浅いエンボス版で
フッ素系樹脂層表面にエンボス加工(35)を施して、
本実施例の床材用化粧シート(3)を作製した(図3参
照)。
【0016】本実施例の床材用化粧シートを、通常の家
庭の台所の床材として施工し、1年間使用してみたが、
日常における汚れが除去し易く、耐汚染性にすぐれ、表
面の傷付きも目立たず外観が良好であった。
【0017】
【発明の効果】本発明の床材用化粧シートは、最表面層
が耐汚染性に優れたフッ素系樹脂層であるため、汚染の
激しい台所や脱衣所などの床材として使用しても汚染さ
れにくい。また、フッ素系樹脂層の表面にエンボス加工
したものは、多少傷付いても目立ちにくく外観が良好で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床材用化粧シートの一実施例の構成を
示す説明図である。
【図2】本発明の床材用化粧シートの別の実施例の構成
を示す説明図である。
【図3】本発明の床材用化粧シートのさらに別の実施例
の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1……床材用化粧シート 2……床材用化粧シート 3……床材用化粧シート 10……基材 20……プラスチックフィルム層 20a…透明なプラスチックフィルム層 21……絵柄 30……フッ素系樹脂層 31……絵柄 35……エンボス加工 40……接着剤層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、表面に絵柄を形成したプラスチ
    ックフィルム層あるいは裏面に絵柄を形成した透明なプ
    ラスチックフィルム層を設け、さらに上層にフッ素系樹
    脂層を積層したことを特徴とする床材用化粧シート。
  2. 【請求項2】基材上に、表面に絵柄を形成した紙質層を
    設け、さらに上層にフッ素系樹脂層を積層したことを特
    徴とする床材用化粧シート。
  3. 【請求項3】基材上に、プラスチックフィルム層又は紙
    質層、裏面に絵柄を形成した透明なフッ素系樹脂フィル
    ムを積層したことを特徴とする床材用化粧シート。
  4. 【請求項4】前記フッ素系樹脂層の厚みが、20〜50
    0μmであることを特徴とする請求項1、2または3の
    いずれかに記載の床材用化粧シート。
  5. 【請求項5】前記フッ素系樹脂層の表面に、エンボス加
    工を施したことを特徴とする請求項1、2または3のい
    ずれかに記載の床材用化粧シート。
JP2768796A 1996-02-15 1996-02-15 床材用化粧シート Pending JPH09216326A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290734A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Dainippon Printing Co Ltd 床材用化粧シート
KR100866646B1 (ko) * 2006-09-11 2008-11-03 강호림 부직포를 이용한 데코레이션 시트 및 그 제조 방법
JP5697290B1 (ja) * 2014-08-28 2015-04-08 富双合成株式会社 床材溶接棒用樹脂組成物及び床材溶接棒

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KR100866646B1 (ko) * 2006-09-11 2008-11-03 강호림 부직포를 이용한 데코레이션 시트 및 그 제조 방법
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