JPH09216117A - 鋼板自動アライニング方法 - Google Patents

鋼板自動アライニング方法

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JPH09216117A
JPH09216117A JP1981796A JP1981796A JPH09216117A JP H09216117 A JPH09216117 A JP H09216117A JP 1981796 A JP1981796 A JP 1981796A JP 1981796 A JP1981796 A JP 1981796A JP H09216117 A JPH09216117 A JP H09216117A
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Takao Nakajima
隆夫 中島
Ryoichi Okamoto
良一 岡本
Kiyoshi Oishi
清 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板の平面形状に応じて、剪断狙い位置とア
ライニング位置を能率的で且つ高精度で自動設定して剪
断作業の省力化を図る。 【解決手段】 平面形状計で測定した鋼板平面形状情報
から鋼板両サイドの最も凹部の位置間の幅である最小実
績幅Hmを求め、該最小実績幅Hmと予め設定した鋼板
狙い幅Hoを基に(Hm−Ho)/2により余肉量Hを
求め、この余肉量Hと予め設定した切り代最小保証値H
cを比較し、H≧Hcの場合には、剪断機前面に設けた
斜行検出計で測定した鋼板の斜行量を基にして前記鋼板
の各サイドの最も凹部の位置から前記切り代最小保証値
Hc分だけ内側位置で、且つ、前記鋼板狙い幅Hoが確
保出来る鋼板位置を前記剪断機のカッティングラインに
合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板の形状を自動
的に認識し、そのデータを基に鋼板の切断位置を剪断機
のカッティングラインに正確かつ迅速にアライニングす
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延された鋼板を所定の寸法に切断する
場合、特に分割片を耳切り剪断する場合、従来オペレー
タが鋼板の形状、寸法、耳切り代の有無を目視判定し、
剪断可否を判断しており、アライニングは鋼板の剪断狙
い位置をカッティングライン表示光線に平行で、且つ両
耳の剪断代が確保できるように手動設定していた。
【0003】この方法は、非能率的であり、剪断処理ピ
ッチが遅れて、圧延の処理速度に対応できない場合もあ
る。また、人手作業であるため個人差があり、剪断精度
のバラツキが生じるため、常に適切な切り代を確保し、
適切な位置を剪断するには熟練を要するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、鋼板
の平面形状に応じて、剪断狙い位置とアライニング位置
を能率的で且つ高精度で自動設定することにより剪断作
業の省力化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、その手段は圧延された
鋼板の平面形状を測定する平面形状計とその下流側に鋼
板を剪断する剪断機を備えた剪断工程で、該剪断機のカ
ッティングラインに前記鋼板の剪断位置を合わせる鋼板
自動アライニング方法において、上記平面形状計で測定
した鋼板平面形状情報から鋼板両サイドの最も凹部の位
置間の幅である最小実績幅Hmを求め、該最小実績幅H
mと予め設定した鋼板狙い幅Hoを基に(Hm−Ho)
/2により余肉量Hを求め、この余肉量Hと予め設定し
た切り代最小保証値Hcを比較し、H≧Hcの場合に
は、前記剪断機前面に設けた斜行検出計で測定した鋼板
の斜行量を基にして前記鋼板の各サイドの最も凹部の位
置から前記切り代最小保証値Hc分だけ内側位置で、且
つ、前記鋼板狙い幅Hoが確保出来る鋼板位置を前記剪
断のカッティングラインに合わせるものである。
【0006】即ち、剪断機で鋼板の両サイドを剪断する
ために、鋼板サイズ(厚さ、幅、圧下量等)に応じた切
り代最小保証値Hcを確保した余肉を鋼板両サイドに割
り付けることにより、適切な剪断狙い位置Zを決定し、
そして、剪断機前面に設けた斜行検出計で測定した鋼板
の斜行量を基にして、前記決定した剪断狙い位置Zを剪
断機のカットラインに合わせるようにアライニングする
ことにより、能率的で高精度でアライニングする事を可
能とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明例の全体構成を説明
する。鋼板の流れを説明すると、図1において、圧延さ
れた鋼板は、圧延ライン9から冷却床1に入り、冷却さ
れた後、剪断ライン2に入り、平面形状計3を通り、分
割剪断機4及びエッジミラー5を通る。そして、マグネ
ットシフター7でアライニングされた後、耳切り剪断機
6及びスリット剪断機10を通り、下工程へ流れるルー
トをとる。
【0008】更に、詳細に説明すると、剪断ライン2に
設けた平面形状計3によって、冷却床1を払い出された
鋼板の、クロップ形状、幅、長さ、キャンバー等の平面
形状を正確に測定する。この測定データ及び上位計算機
から予め入力されている成品寸法指示データを用いて、
剪断のための自動採寸処理を行い、分割剪断機4での分
割位置等を決定して剪断する。そして、更に上記剪断機
4での剪断実績データを用いて、鋼板分割片の耳切り剪
断機6或いはスリット剪断機10での切断位置を計算す
る。また、鋼板分割片を耳切り剪断機6或いはスリット
剪断機10で剪断するために必要となるアライニング狙
い位置を計算する。そして、鋼板分割片が搬送される過
程で発生する斜行を、耳切り剪断機6上流に設置した斜
行検出センサー8で検出し、アライニングシフター7を
用いて鋼板分割片をアライニングすることにより、前記
計算されたアライニング狙い位置に修正移動させる。そ
して、耳切り剪断機6又はスリット剪断機10のカット
ラインに合わされた分割片を耳切り剪断機6及びスリッ
ト剪断機10に送り込む。これら一連の動作を自動制御
で行うものである。
【0009】次に、システム構成を図2に従って説明す
る。図2に示すように、鋼板の平面形状プロフィールを
平面形状計3で測定し、平面形状計データ処理機能11
で処理された平面形状測定データEを剪断ライン制御計
算機12を介して上位のオンライン計算機13に送る。
このオンライン計算機13において、伝送された平面形
状測定データEと、予め上位計算機から入力されている
鋼板の成品寸法指示データC、分割剪断機4での剪断分
割情報D及び切り代最小保証値Hcを基に、下記の採寸
計算(切断位置計算)及びアライニング位置計算を行
い、剪断ライン制御計算機12にその計算結果データF
を送る。そのデータF及び斜行検出センサー8で測定し
た鋼板分割片の斜行情報Bを基にアライニング量Gを求
め、このアライニング量Gを自動アライニング装置14
に送ることにより、高精度で適切な自動アライニングが
可能となる。
【0010】ここで、前記厚板オンライン計算機13に
おける鋼板分割片の切断位置の計算方法について図3を
参照して説明する。成品寸法指示データCから対象鋼板
Sの狙い幅Hoを抽出し、更に平面形状計データ処理機
能11から送られた鋼板形状から最小実績幅(鋼板Sの
可動側の最も凹状態になっている位置Pcと固定側の最
も凹状態になっている位置Pkとの間の幅)Hmを求
め、この最小実績幅Hmと狙い幅Hoより下式で分割鋼
板Sの余肉厚Hを求める。
【0011】H=(Hm−Ho)/2 この際、圧延時の捲き込み等を考慮してあらかじめ鋼板
Sのサイズ(厚さ、幅、圧下量等)に応じて設定してあ
る切り代最小保証値Hcが確保されていることを確認す
る。そして、切り代最小保証値Hcが確保されていれ
ば、前記余肉量Hから切り代最小保証値Hcを引いた余
りが切断位置Zの変動許容域Hxとなる。つまり、鋼板
位置(斜行量)を斜行検出センサー8でチェックする際
の斜行判定の基準が前記剪断変動許容域Hxとなる。
【0012】尚、切り代最小保証値Hcが確保されてい
ない場合には耳切り剪断機6で剪断しても剪断後の鋼板
サイドに前記圧延巻き込み疵が残ったままに成ることか
ら、該鋼板を別ライン(図示せず)に移し、該圧延時の
捲き込み部の手入れを行った後、前記切り代最小保証値
Hcを確保しないで剪断を行う。次に、上位計算機13
におけるアライニング位置の計算方法について図4を参
照して説明する。
【0013】鋼板Sの先端が所定位置(アライニング実
施位置)に来て搬送を停止と、鋼板Sの先端及び尾端の
間にあって、その先端に最も近い斜行検出センサー8a
とマグネットシフター7aを各々1個選ぶ、更に、尾端
に最も近い斜行検出センサー8bとマグネットシフター
7bを各々1個選ぶ。そして、この斜行検出センサー8
a,8bとマグネットシフター7a,7bにより上記鋼
板Sの剪断狙い位置ZがカットラインLcに重なる位置
に鋼板Sをアライニングする。
【0014】この鋼板Sのアライニングは、平面形状計
3で測定した鋼板Sの平面形状に基づき処理された平面
形状情報E及び剪断分割実績情報Dを用いて求めた鋼板
Sのエッジプロフィール及び鋼板長を使い、予め設定し
ているアライニング停止位置つまり鋼板先端部から各斜
行検出センサー8a,8bまでの距離L3及びL4を確
定し(各斜行検出センサー8と鋼板停止位置における鋼
板先端からの距離は予め設定されている)、更に、両位
置における固定側剪断狙い位置Zから固定側エッジ部K
までの距離L1及びL2を厚板オンライン計算機13で
計算する。つまり、L1及びL2が鋼板先端からの斜行
検出センサー8a,8b位置までの距離L3及びL4で
の剪断狙い値Zとなる。
【0015】斜行検出センサー8は固定側エッジ部Kの
位置を鋼板幅方向の1次元座標として認識することか
ら、カットラインLcを0とした場合に各斜行検出セン
サー8位置までの距離L3,L4における固定側エッジ
部Kの座標がL1,L2となるポイントが制御上のアラ
イニング目標位置となる。アライニング量の計算は、対
象鋼板Sがアライニング停止位置に到着した時点で、選
択された斜行検出センサー8を用いて固定側エッジ部K
の位置を検出し、アライニング目標位置とのずれ量を割
り出すことによって行う。
【0016】アライニング制御は、上記ずれ量を選択す
る各マグネットシフター7に認識させマグネットシフタ
ー7の内部カウンターで鋼板Sを移動し、目標位置に達
したか否かの判定を、選択する各斜行検出センサー8の
検出値によって行う。
【0017】
【発明の効果】本発明によって、鋼板剪断位置とアライ
ニング位置を能率的に且つ高精度で自動設定することが
可能となり、これにより剪断作業の省力化を図ることが
でき、無人操業が可能となり、この分野における効果は
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施例の全体構成の説明図。
【図2】図2は、本実施例の全体システム構成の説明
図。
【図3】図3は、鋼板の剪断位置計算方法を示す説明
図。
【図4】図4は、実際のアライニング目標値を示す説明
図。
【符号の説明】
1…冷却床 2…剪断ライン 3…平面形状計 4…分割剪断機 5…エッジミラー 6…耳切り剪断機 7,7a,7b…マグネットシフター 8,8a,8b…斜行検出センサー 9…圧延ライン 10…スリット剪断機 11…平面形状計データ処理機能 12…剪断ライン制御計算機 13…厚板オンライン計算機 14…自動アライニング装置 S…鋼板 Hm…最小実績幅 Hx…剪断変動許容域 Hc…必要最小切り代 Ho…狙い幅 H…余肉 Z…剪断狙い位置 Lc…カットライン K…固定側エッジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延された鋼板の平面形状を測定する平
    面形状計とその下流側に鋼板を剪断する剪断機を備えた
    剪断工程で、該剪断機のカッティングラインに前記鋼板
    の剪断位置を合わせる鋼板自動アライニング方法におい
    て、上記平面形状計で測定した鋼板平面形状情報から鋼
    板両サイドの最も凹部の位置間の幅である最小実績幅H
    mを求め、該最小実績幅Hmと予め設定した鋼板狙い幅
    Hoを基に(Hm−Ho)/2により余肉量Hを求め、
    この余肉量Hと予め設定した切り代最小保証値Hcを比
    較し、H≧Hcの場合には、前記剪断機全面に設けた斜
    行検出計で測定した鋼板の斜行量を基にして前記鋼板の
    各サイドの最も凹部の位置から前記切り代最小保証値H
    c分だけ内側位置で、且つ、前記鋼板狙い幅Hoが確保
    出来る鋼板位置を前記剪断機のカッティングラインに合
    わせることを特徴とする鋼板自動アライニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020033239A (ko) * 2000-10-30 2002-05-06 이구택 휨측정날판의 측면정렬장치
JP2015505741A (ja) * 2011-12-16 2015-02-26 ペディングハウス コーポレーションPeddinghaus Corporation ミルプレートを切断するための方法および装置
CN111744959A (zh) * 2020-07-08 2020-10-09 马鞍山钢铁股份有限公司 一种冷轧带钢卷曲溢出边自动控制装置及方法

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