JPH09216002A - 熱間鋼材の接合方法 - Google Patents

熱間鋼材の接合方法

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JPH09216002A
JPH09216002A JP2030796A JP2030796A JPH09216002A JP H09216002 A JPH09216002 A JP H09216002A JP 2030796 A JP2030796 A JP 2030796A JP 2030796 A JP2030796 A JP 2030796A JP H09216002 A JPH09216002 A JP H09216002A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)において、先行鋼帯31の後端及
び後行鋼帯32の先端をカットするためにロータリカッ
タ26を図時計廻りに回動する(矢印a)。(b)にお
いて、ロータリカッタ26を矢印bの如く移動すること
で、後行鋼帯32の先端を斜めにカットする。このとき
に、削り出された接合面30と鋼材の先端面32aとが
交わる稜線30aにバリが残らない。ロータリカッタ2
6の回転方向をそのように定めたからである。 【効果】 バリの無い状態で圧接するので、接合部に欠
陥が残らず、圧延中の破断を有効に防止することができ
る。更に、仕上ロールを傷める虞れも無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱間鋼材の接合方法
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱間圧延において、スラブを一枚
ずつ粗圧延機並びに仕上圧延機に供給して、間欠的に圧
延を行なっていた。このような間欠圧延では、それ自体
が非能率的なだけでなく特に被圧延材の板厚が薄い圧延
の場合には、被圧延材の先端部が変形してガイドロール
に突っかかる虞れ、また、後端部が圧延機を抜けるとき
に絞り込まれて圧延ロールを傷める虞れがある。これら
の不都合が発生すると、損傷箇所を修理するために圧延
ラインを止めなければならない。そこで、従来は、先・
後端部の圧延速度を遅くするという対策を講じている
が、これでは圧延能率が低下する。
【0003】また、熱延鋼板の先・後端部は、中央部に
比べて圧延速度のバランスが崩れ、従って、適正な圧延
温度範囲から外れるため、寸法外れが発生し易い。これ
は、熱延鋼板の先端が巻取り機に巻取られるまではテー
ブルローラ上を低速の無張力で通板し、巻取り開始直後
に急激な張力が作用して板幅が狭くなる。その後、一定
速度・一定張力で巻取られる。さらに、鋼板が圧延機を
抜けた後、低速にして無張力で巻取られるためである。
このように、仕上圧延後の鋼板の先・後端部は、圧延速
度、張力の影響によって板幅及び鋼材の冷却が変動し、
寸法が外れたり温度が外れ、その部分を切り捨て及び格
落として処理しなければならず、生産歩留りの低下が大
きくなる。
【0004】上記のような問題を解決するために、近
年、粗圧延機と仕上圧延機の間で、先行する粗圧延済み
鋼板(以下「先行鋼材」という)と、後続する粗圧延済
み鋼板(以下「後行鋼材」という)とを互いに接合し、
仕上圧延を連続して実施すると云う技術が提案され、実
用に供されつつある。このときに重要なことは、先・後
鋼材の接合技術であり、圧延の際にデスケーリング装置
でスケールを除去するが、接合場所に至る間に新たにス
ケールが生成し、このスケールが接合の妨げになる。そ
こで、接合の直前にこの新スケールを除去する必要があ
り、そのための技術の一例を次に説明する。
【0005】図12は従来の熱間鋼材の接合方法説明図
であり、先行鋼材101をロール102で一定距離持上
げ、この先行鋼材101の後端下方に後行鋼材103を
臨ませ、バーナ104で発生した還元性ガス中で、ロー
タリカッタ105にて、先行鋼材101の後端下面及び
後行鋼材103の先端上面を斜めにカットして接合面1
06(図13参照)を形成し、プレスパンチ107a,
ダイ107bにて先行鋼材101の後端と後行鋼材10
3の先端とを圧接すると云うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13は図12の要部
拡大図であり、ロータリカッタ105の回転方向は上記
公報に記載の通り図において時計廻りである。この結
果、先行鋼材101の後端面101aと接合面106と
の交わる稜線106aにバリ108が発生する。このバ
リ108は自由空間へ延びる形となるので、大きくなり
やすい。同様に後行鋼材103の後端に大きなバリ10
9が発生する。
【0007】図14(a),(b)は従来の圧接工程説
明図であり、(a)はプレス開始時の先・後行鋼材の断
面を示し、(b)はプレス完了時の先・後行鋼材の断面
を示す。(a)にて、先行鋼材101の後端と後行鋼材
103の先端とを重ね、パンチ107a及びダイ107
bにて圧接する。(b)から明らかな如く、接合部の最
外端に硬いバリ108,109が残り、これらが仕上圧
延の際に、仕上ロールを傷める又は鋼材自体の引張り破
断の要因となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1の接合方法は、還元性又は無酸化雰囲気下で、
鋼材の端部を斜めにカットして接合面を形成し、その際
に、接合面と鋼材の端面とが交わる稜線にバリを残さぬ
ようにしたことを特徴とする。バリの無い状態で圧接す
るので、接合部に欠陥が残らず、圧延中の破断を有効に
防止することができる。更に、仕上ロールを傷める虞れ
も無い。
【0009】請求項2の接合方法は、カットにはロータ
リカッタを使用し、且つロータリカッタの回転方向を接
合面と鋼材の端面とが交わる稜線にバリを残さぬ方向に
定めたことを特徴とする。ロータリカッタの回転方向を
制御するだけであるから、有害なバリの発生を容易に抑
制することができる。
【0010】請求項3の接合方法は、ロータリカッタの
チップを、ヘ字状に並べ、且つそれの谷の部分に切屑が
集るように回転方向を定めたことを特徴とする。バリを
板材の幅方向内方へ寄せたので、仮にバリが発生したと
しても圧接工程で圧搾して、無害化できるので、圧延中
の破断をより有効に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る熱間圧延ラインのレイ
アウト図であり、熱間圧延ラインは、粗圧延機1、圧延
材を巻取って保温しつつ巻戻すコイルボックス2、レベ
ラ3、圧延材をクロス方向に切断するクロップシャー
4、本発明に係る走間接合機10、仕上圧延機6、高速
シャー7、巻取り機8をこの順に配列してなる。
【0012】粗圧延機1でスラブ9から圧延した鋼材は
コイルボックス2に巻取られたのちに巻き戻されて、レ
ベラ3で先後端部の巻き癖を直す。接合する面を確保す
るために鋼材の先後端をクロップシャー4で切断する。
その後、走間接合機10で先行鋼材の後端と後行鋼材の
先端とを接合し、仕上圧延機6にて仕上圧延をしたのち
巻取り機8で巻き取り、巻取り量が一定量に達したら高
速シャー7で切断して熱延コイルにする。
【0013】図2は本発明に係る走間接合機の側面図で
あり、走間接合機の一例を示す。走間接合機10は走行
台車11と、プレスのためのプレスシリンダ12,パン
チ13及びダイ14と、このダイ14の出側(図右側)
に配置した第1クランパ15、ピンチロール16、ロー
ル17,17及びバーナ21と、これらを一括して上下
動させるための昇降フレーム18及び昇降シリンダ1
9,19と、ダイ14の入側に配置した第2クランパ2
2、ピンチロール23及びロール24,24と、バーナ
25と、ロータリカッタ26からなる。27は第1クラ
ンパ作動シリンダ、28は第2クランパ作動シリンダで
ある。
【0014】以上の構成からなる走間接合機10の作用
を次に述べる。図3(a),(b)〜図5(a),
(b)は走間接合機の作用説明図である。図3(a)に
おいて、先行鋼材31が所定位置に達したら、第1クラ
ンパ作動シリンダ27を作動して、第1クランパ15を
下げ、この第1クランパ15で先行鋼材31を固定す
る。図3(b)において、矢印の如く昇降シリンダ1
9,19を作動して、第1クランパ15などを所定高さ
持上げる。次に、矢印の如く後行鋼材32の先端を所
定位置まで進め、第2クランパ22で固定する。図4
(a)において、バーナ21,25を作動して還元性火
炎で先行鋼材31の後端及び後行鋼材32の先端を包
む。図4(b)において、図時計方向に回動したロータ
リカッタ26を、矢印の如く平行四辺形を描くように
移動して、後行鋼材32の先端及び先行鋼材31の後端
を斜めにカットする。この工程は後に詳しく説明する。
【0015】図5(a)において、矢印の如く先行鋼
材31を下げて、その後端を後行鋼材32の先端に重ね
る。つづいて矢印の如くパンチ13を下降して、先・
後行鋼材31,32同士を圧接する。なお、矢印と矢
印とを同時に実行して、先・後鋼材31,32同士を
圧接しても良い。図5(b)において、パンチ13並び
に第1・第2クランパ15,22を開放して、繋がった
状態の先・後行鋼材31,32を前進させる。33は接
合部である。以上の工程は、走行台車11を適宜走行さ
せながら実施する。先行鋼材31及び後行鋼材32を停
止する必要がないので、圧延作業が継続できる。
【0016】図6は本発明に係るロータリ切削機の側面
図であり、例えばロータリ切削機40は、ベースフレー
ム41と、このベースフレーム41の立壁42にレール
43,43を介して上下動可能に取付けたスライダ44
と、このスライダ44の上部に形成した斜面45と、こ
の斜面45にレール46を介して摺動自在に取付けた軸
受台47と、この軸受台47を往復させるシリンダ48
Aと、軸受台47に回動自在に支承させたロータカッタ
26及び不図示のモータとからなる。48Bはスライダ
44のためのシリンダである。
【0017】図7は本発明に係るロータリ切削機の平面
図であり、軸受台47と、ロータリカッタ26と、この
カッタを回動するモータ49との関係を示す。ところ
で、ロータリカッタ26はアーバー26aの外周面に複
数のチップ50・・・(・・・は複数個を示す。以下同様。)
を、全体的に平面視で「ヘ」となるように並べたもので
あることを特徴とする。詳しくは、ロータリカッタ26
で鋼材を切削した場合に、切削屑が「ヘ」の谷51に集
るようにしたことを特徴とする。
【0018】上記ロータリ切削機の作用を次に述べる。
図8(a)〜(d)は本発明のロータリ切削機の作用図
である。(a)において、先行鋼帯31の後端及び後行
鋼帯32の先端をカットするためにロータリカッタ26
を図時計廻りに回動する(矢印a)。(b)において、
ロータリカッタ26を矢印bの如く移動することで、後
行鋼帯32の先端を斜めにカットする。このときに、削
り出された接合面30と鋼材の先端面32aとが交わる
稜線30aにバリが残らない。ロータリカッタ26の回
転方向をそのように定めたからである。(c)におい
て、ロータリカッタ26を矢印cの如く上げる。(d)
において、ロータリカッタ26を矢印dの如く移動する
ことで、先行鋼帯31の後端を斜めに切削する。このと
きに、削り出された接合面30と鋼材の後端面31aと
が交わる稜線30aにバリが残らない。ロータリカッタ
26の回転方向をそのように定めたからである。
【0019】図9(a),(b)は図8の別実施例図で
ある。(a)において、ロータリカッタ26を図時計廻
りに回動する。(b)において、矢印のごとくロータリ
カッタ26を進めて、後行鋼帯32の先端及び先行鋼帯
31の後端を斜めに切削する。1パスで両面を切削する
ので、切削に要する時間が図8より短縮できる。ただ
し、図8は先行鋼帯31のレベルにロータリカッタ26
を追従させることができるので、先行鋼帯31のレベル
管理をそれほど厳密にする必要がなく、実用的である。
【0020】図10(a),(b)は本発明で得られた
接合部の平面図及び断面図である。(a)の平面図にお
いて、33は接合部、34は接合部と後行鋼材32の接
合部外縁である。(b)は(a)のB−B線断面図であ
り、接合部外縁34にはスケールなどの異物が無く、下
面側の接合部外縁35にもバリなどの異物が無いので、
接合は良好である。
【0021】図11(a)〜(d)は本発明のロータリ
カッタと従来のロータリカッタとの比較図である。
(a)は本発明に係るロータリカッタ26の作用図であ
り、チップ50・・・を「ヘ」字状に配置し、それの谷5
1に切屑を集めるようにしたため、仮にバリ32bが生
成したとしてもそれは小さく、圧接の際に押し潰されて
母材と一体になる程度のものであるから、欠陥部とはな
りえない(b)は本発明に係る別のロータリカッタ26
Bを示し、このロータリカッタ26Bは、カッタの軸方
向に複数段の「へ」を並べたものであり、仮にバリ32
b,32b,32bが生成したとしてもそれはより小さ
くなるので、実害がない。
【0022】(c)は従来のロータリカッタ105の図
であり、このロータリカッタ105はチップ111・・・
をカッタの軸に平行に並べたストレートカッタであり、
どうしても鋼材103の先端両側にバリ109,109
が張出す。これらのバリ109,109は接合部の最外
端にノッチを形成する。すると、鋼材に張力が作用した
際に、最外端のノッチが亀裂の開始点となり、鋼材10
3が破断することになる。(d)従来の別のロータリカ
ッタ105Bの図であり、チップ111・・・をカッタの
軸に一定角度で傾斜させたねじれチップカッタであり、
どうしても鋼材103の片側にバリ109が張出す。こ
のバリ109は接合部の最外端にノッチを形成する。す
ると、鋼材に張力が作用した際に、最外端のノッチが亀
裂の開始点となり、鋼材103が破断することになる。
従って、チップ50・・・を「へ」字状に並べ、且つへの
谷51に切屑が集るように構成した本発明のロータリカ
ッタ26,26Bは鋼材の破断を未然に防止する作用を
なす。
【0023】なお、前記バーナ21,25で還元性火炎
を先行鋼材31の後端及び後行鋼材32の先端に吹き付
けたのは、先行鋼材31の後端及び後行鋼材32の先端
の再酸化防止と温度低下防止を図るものである。従っ
て、熱した窒素ガスなどの不活性ガスを切削の間吹き付
けるものであってもよい。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。しか
し、本発明は実施例に限るものではない。 実施例1及び比較例1; (1)供試材; 炭素鋼板(C:0.1%、Si:0.5%、Mn:1.
2%) 板厚30mm、板幅300mm、長さ1,000mm 温度1,250℃
【0025】(2)直火還元炎条件; バーナの形式;ノズル内混合方式 燃料;LPG 6Nm3/hr/1バーナ 酸素富加率;60% 空気比m;0.6 バーナ配列;鋼材の幅方向に複数本配列。 なお、バーナはリング状スリットノズルから混合気を吹
き出して還元炎を発生するものである。
【0026】(3)切削条件; カッタの種類;ロータリカッタ(外径300mm、胴長
330mm) チップの配列;「ヘ」(実施例1)、「I」(比較例
1) 回転数;1,500rpm 送り速度;6,000mm/min 切削面の幅;30mm なお、切削はバーナ点火1秒後に開始した。
【0027】(4)圧接条件; 圧接温度;1,050℃ 重ね合せ量(幅);25mm プレス圧;300トンプレスで押圧 雰囲気;還元炎噴射 なお、切削を終えて切削装置を退避させた後、1秒後に
圧接を開始した。 (5)仕上圧延条件; 圧延機数;3段(40%,35%,30%の圧下率) 鋼材温度;1,000℃ 仕上り厚さ;8.2mm
【0028】
【表1】
【0029】実施例1;表1に示すとおり、前記(1)
〜(5)の条件と、チップの配列を「ヘ」としたこと、
及びロータリカッタの回転方向を図9に合せて実験をし
たところ、有害なバリの発生は認められず、圧延中に鋼
材が破断することもなかったので、評価は○である。
【0030】比較例1;表1に示すとおり、前記(1)
〜(5)の条件と、チップの配列を「l」としたこと、
及びロータリカッタの回転方向を図13(ただし、左右
反転して見る。)に合せて実験をしたところ、有害なバ
リが発生し、6kgf/mm2の張力で鋼材が破断した
ので、評価は×である。
【0031】尚、請求項1においては、カット手段は任
意であり、又、生成したバリをワイヤブラシなどの手段
で掻き取るようにしてもよく、要は、圧接前の接合面と
鋼材の端面とが交わる稜線にバリを残さぬようにすれば
よい。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の接合方法は、還元性又は無酸化雰囲気
下で、鋼材の端部を斜めにカットして接合面を形成し、
その際に、接合面と鋼材の端面とが交わる稜線にバリを
残さぬようにしたことを特徴とする。バリの無い状態で
圧接するので、接合部に欠陥が残らず、圧延中の破断を
有効に防止することができる。更に、仕上ロールを傷め
る虞れも無い。
【0033】請求項2の接合方法は、カットにはロータ
リカッタを使用し、且つロータリカッタの回転方向を接
合面と鋼材の端面とが交わる稜線にバリを残さぬ方向に
定めたことを特徴とする。ロータリカッタの回転方向を
制御するだけであるから、有害なバリの発生を容易に抑
制することができる。
【0034】請求項3の接合方法は、ロータリカッタの
チップを、ヘ字状に並べ、且つそれの谷の部分に切屑が
集るように回転方向を定めたことを特徴とする。バリを
板材の幅方向内方へ寄せたので、仮にバリが発生したと
しても圧接工程で圧搾して、無害化できるので、圧延中
の破断をより有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱間圧延ラインのレイアウト図
【図2】本発明に係る走間接合機の側面図
【図3】走間接合機の作用説明図
【図4】走間接合機の作用説明図
【図5】走間接合機の作用説明図
【図6】本発明に係るロータリ切削機の側面図
【図7】本発明に係るロータリ切削機の正面図
【図8】本発明のロータリ切削機の作用図
【図9】図8の別実施例図
【図10】本発明で得られた接合部の平面図及び断面図
【図11】本発明のロータリカッタと従来のロータリカ
ッタとの比較図
【図12】従来の熱間鋼材の接合方法説明図
【図13】図12の要部拡大図
【図14】従来の圧接工程説明図
【符号の説明】
1…粗圧延機、6…仕上圧延機、10…走間接合機、2
1,25…バーナ、26,26B…ロータリカッタ、3
0…接合面、30a…稜線、31…先行鋼材、31a…
先端面(鋼材の端面)、32…後行鋼材、32a…後端
面(鋼材の端面)、32b…バリ、40…ロータリ切削
機、50…チップ、51…谷。
フロントページの続き (72)発明者 森 俊博 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 岩波 紀夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 田添 信広 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延ラインにて、先行鋼材の端部と
    後行鋼材の端部とを、圧接法で接合する熱間鋼材の接合
    方法において、還元性又は無酸化雰囲気下で、鋼材の端
    部を斜めにカットして接合面を形成し、その際に、接合
    面と鋼材の端面とが交わる稜線にバリを残さぬようにし
    たことを特徴とする熱間鋼材の接合方法。
  2. 【請求項2】 前記カットにはロータリカッタを使用
    し、且つロータリカッタの回転方向を接合面と鋼材の端
    面とが交わる稜線にバリを残さぬ方向に定めたことを特
    徴とする請求項1記載の熱間鋼材の接合方法。
  3. 【請求項3】 前記ロータリカッタのチップを、ヘ字状
    に並べ、且つそれの谷の部分に切屑が集るように回転方
    向を定めたことを特徴とする請求項2記載の熱間鋼材の
    接合方法。
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