JPH09215029A - データ送信装置 - Google Patents

データ送信装置

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Publication number
JPH09215029A
JPH09215029A JP8014451A JP1445196A JPH09215029A JP H09215029 A JPH09215029 A JP H09215029A JP 8014451 A JP8014451 A JP 8014451A JP 1445196 A JP1445196 A JP 1445196A JP H09215029 A JPH09215029 A JP H09215029A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
key
display
message data
Prior art date
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Application number
JP8014451A
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English (en)
Inventor
Yuji Enoki
勇司 榎
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09215029A publication Critical patent/JPH09215029A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】たとえデータ送信に必要な時間が長い場合で
も、送信を行なう者に煩わしさや送信に関する不安を抱
かせない。 【解決手段】データを記憶するRAM18と、このRA
M18に記憶されたデータの送信を指示するキー入力部
16と、送信が指示された上記RAM18に記憶される
データの全量を記憶するタイマクロック15aと、RA
M18に記憶されたデータを順次コード化して送信する
メモリ20、DTMF信号変換部22、アンプ21及び
スピーカ8と、送信したデータ量を所定時間毎に算出
し、算出結果と上記桁数メモリ15bに記憶されるデー
タの全量からデータの送信状況を算出する制御部15
と、この制御部15で算出したデータの送信状況を表示
する表示部2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばダイヤル送
信機能付きのページング受信機等に好適なデータ送信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤル送信機能を有したページング受
信機において、例えば従来の機種ではメッセージデータ
として送信可能な数字の最大桁数が20であり、この2
0桁の数字列をダイヤル信号として送信するのに約4秒
の時間を要する。
【0003】このように従来からのページング受信機の
伝送方式では、伝送速度が低く、伝送可能な数字や文字
列の桁数も小さかったため、メッセージデータとしての
ダイヤル信号を送信するのに必要な時間はほんの数秒で
あり、送信が終了するまでにかかる時間が気にかかるよ
うなことはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在は
ページングサービスが中高生や一般の主婦にまで広く普
及しており、従来の伝送方式が割当てられている周波数
帯域はほぼ使用し尽くされているため、新たに他の周波
数帯域が割当てられ、併せてより高い伝送速度で多くの
情報量が伝送可能なRCR STD−43という伝送方
式によるページングサービスが開始される。
【0005】しかしながら、この新しい伝送方式による
ページングサービスを受けた場合、メッセージデータを
ダイヤル信号で送信するのに必要な時間が例えば最大数
十秒〜数分ということもありえるので、メッセージデー
タを送信する呼出し側の人間((以下「発呼者」と略称
する)に対しては、送信が完了するまで待つ煩わしさと
データがすべて確実に伝送されているかどうかという不
安感を持つのではないかという問題が考えられる。
【0006】本発明は上記のような予期される問題に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、たとえ
データを送信するのに必要な時間が長い場合であって
も、送信を行なう者に対して煩わしさやデータの伝送に
関する不安を抱かせることのないデータ送信装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶され
たデータをダイヤル信号に変換して送信を指示する指示
手段と、この指示手段で送信が指示された上記記憶手段
に記憶されるデータの全量を記憶するデータ量記憶手段
と、上記指示手段に応じて上記記憶手段に記憶されたデ
ータを順次コード化して無線送信する送信手段と、この
送信手段により送信したデータ量を所定時間毎に算出す
る第1の算出手段と、この第1の算出手段で算出した結
果と上記データ量記憶手段に記憶されるデータの全量か
らデータの送信状況を算出する第2の算出手段と、この
第2の算出手段で算出した結果を表示する表示手段とを
具備したことを特徴とする。
【0008】このような構成とすることにより、データ
を無線送信する際に送信途中で随時その時点での送信状
況を算出して表示するため、送信を行なう者に対して煩
わしさやデータの伝送に関する不安を抱かせることがな
い。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記第2の算出手段は、残るデータの
送信の所要時間を算出することを特徴とする。このよう
な構成とすることにより、上記請求項1記載の発明の作
用に加えて、送信状況として残るデータの送信の所要時
間を算出して表示するため、実際の具体的な送信の残り
時間がわかり、送信を行なう者が苛々することがない。
【0010】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記送信手段は、上記指示手段に応じ
て上記記憶手段に記憶されたデータをダイヤル信号に変
換して順次送信することを特徴とする。
【0011】このような構成とすることにより、上記請
求項1記載の発明の作用に加えて、特に伝送速度の点で
制限があるダイヤル信号を送信する場合に、長い送信時
間中でも送信状況を表示するのでより有効となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を高度無線呼出システ
ムRCR STD−43に対応する電子手帳機能及びダ
イヤル送信機能付きのページング受信機に適用した場合
の実施の一形態について図面を参照して説明する。
【0013】図1及び図2はその外観構成を示すもの
で、図1が手帳型のページング受信機1を開いた状態の
正面図、図2が同ページング受信機1を閉じた状態での
背面図である。
【0014】図1において、ページング受信機1を開い
た状態でその左側1a内面には、ドットマトリクスタイ
プの液晶表示パネルを用いた表示部2、表示オンキー3
a、表示オフキー3b、表示切換キー3c、メニューキ
ー3d、サーチキー3e、絵文字サーチキー3f、機能
キー3g、シークレットキー3h、ベル番号キー3i、
解除キー3j、実行キー3k、カーソルキー3l、メッ
セージキー3m、ダイヤルキー3n、及びその上端部に
IR送受信部4が配設される。
【0015】表示オンキー3aは、電子手帳機能をオン
状態にし、またすでに電子手帳機能がオン状態のときは
データの新規入力状態へ移行するためのキーであり、表
示オフキー3bは、電子手帳機能をオフ状態にして表示
を消灯するためのキーである。
【0016】表示切換キー3cは、表示の切換えを行な
うためのキーであり、メニューキー3dはページング受
信機1に備えられた全モードのメニュー表示へ移行する
ためのキーである。
【0017】サーチキー3eは、データの検索あるいは
同検索状態の解除を指示するキーであり、絵文字サーチ
キー3fは絵文字毎のデータの検索あるいは同検索状態
の解除を指示するキーである。
【0018】ベル番号キー3iは、電話帳モード内の登
録データから名前とページング受信機のタイプのみを一
覧表示するためのキーである。解除キー3jは、実行中
の機能、操作を途中で解除し、あるいは漢字変換を取消
すためのキーであり、実行キー3kは各機能の実行を指
示するためのキーである。
【0019】カーソルキー3lは、メニュー表示時、フ
ァイル選択表示時、日付選択表示時、文字編集表示時等
でそれぞれその状態に応じた形状で表示されるカーソル
の上下左右各方向への移動を指示するためのキーである
一方、後述するシートキー3oのシフトキーとの併用に
より前に表示されたデータあるいは次のデータの表示を
指示するためのキーである。
【0020】メッセージキー3mは、メッセージ受信モ
ードの最新受信メッセージのデータ表示へ移行するため
のキーであり、ダイヤルキー3nは電話番号やデータの
ダイヤル信号、例えばDTMF(Dual Tone
Multi Frequency:ダイヤルトーン)信
号の発信開始を指示するためのキーである。
【0021】IR送受信部4は、各種データ等を赤外線
信号で直接送受信するための発光部及び受光部を一体に
設けたものである。また、ページング受信機1の右側1
b内面には、多数のかなキー、アルファベットキー、数
値キー、記号キー、その他各種機能キーが重複して配列
されたシートキー3oが設けられるもので、データの入
力、データの編集及び変換、データの登録、電卓、メッ
セージの保護等を入力、指示する。
【0022】図2はページング受信機1を閉じた状態で
の背面、上記図1の左側1aの裏面の外観構成を示すも
のであり、同図に示す如く動作電源としての電池、例え
ば単4乾電池×4本を収納するための電池蓋5、この電
池蓋5が不用意に開いてしまうのを防止するロックスイ
ッチ6、上記電池蓋5に収納される電池とは別にメモリ
内容をバックアップするボタン電池を収納するためのバ
ックアップ電池蓋7、ページング受信機として着信の報
音、DTMF信号の出力等を行なうためのスピーカ8等
が設けられる。
【0023】続く図3は上記ページング受信機1内に設
けられる回路構成を示すものであり、このページング受
信機1を呼出すための電波はアンテナ11で受信されて
受信部12に送られる。受信部12は、アンテナ11で
受信した受信データを復調してデコーダ13へ送出す
る。
【0024】デコーダ部13は、電源投入を検出した時
点においては制御部15の制御に基づき、所定時間内に
同期信号が受信されるまで受信部12を駆動させ、同期
信号を受信すると今度はID−ROM14のデータを取
込んだ制御部15からの制御信号に基づいて間欠駆動さ
せる。そして、受信部12で復調した信号を8ビットパ
ラレルデータに変換して制御部15に送出し、制御部1
5よりこれが自機に設定されているIDコードのアドレ
スデータに一致したと判断する信号を入力すると、続い
て受信されるベクトルデータとメッセージデータとを制
御部15に送出するようにしている。
【0025】制御部15は、内部に時刻の計時を行なう
タイマクロック15a、送信するメッセージデータの全
桁数を記憶する桁数メモリ15b、及び送信するメッセ
ージデータ自体を記憶する送信バッファ15cを有し、
上記ダイヤルキー3n、このダイヤルキー3nを除く全
キー3a〜3m,3oからなるキー入力部16、上記表
示部2、ID−ROM14、ROM17、RAM18、
報知部19、及びメモリ20を接続するもので、ROM
17に記憶されている動作プログラムにしたがってデコ
ーダ13の受信制御、及び回路全体の制御動作を実行す
る。
【0026】RAM18は、図示しない電子手帳機能の
ための各種モードのメモリ領域と共に、図4に示すよう
に複数の送信先アドレスとこの送信先のページング受信
機のタイプを記憶するアドレス帳データバンク領域D
B、送信するメッセージデータを記憶する送信データメ
モリ領域TD及び着信したメッセージデータを記憶する
着信データメモリ領域RDを有する。
【0027】アドレス帳データバンク領域DBは、図5
にその内容を例示するように送信先の氏名、呼出番号、
及びページング受信機のタイプを組として複数組分の送
信先を記憶するものである。
【0028】上記報知部19は、図示しないバイブレー
タを有し、制御部15の制御により駆動されて呼出し状
態を振動で報知する一方、後述するアンプ(Amp.)
21を介して上記スピーカ8でブザー音により呼出し状
態を報知する。
【0029】上記メモリ20は、上記制御部15の送信
バッファ15cから送信先の呼出番号データ、及び送信
するメッセージデータをすべて読出し、順次コード化し
てDTMF信号変換部22へ送出するもので、DTMF
信号変換部22へ送出したデータをカウントするカウン
タ20aを有し、そのカウント値は上記制御部15へ送
られる。
【0030】DTMF信号変換部22は、メモリ20か
ら送られてくるコード化されたデータを順次DTMF信
号に変換するもので、このDTMF信号変換部22から
出力されたDTMF信号は、上記アンプ21を介して増
幅された後にスピーカ8より拡声出力される。
【0031】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。図6及び図7は主として上記制御部15による送信
モード時の動作を示すもので、その当初には呼出しがか
かるのを待機する着信待ちを行なうとともに(ステップ
S1)、送信を行なうためのモード選択が指示されるの
を待機する(ステップS2)といった動作を繰返し実行
する。
【0032】図8は電源オフの状態から上記表示オンキ
ー3aを操作した場合、あるいはメニューキー3dが操
作された場合に表示部2に表示する、上記ページング受
信機に備えられた各種モードを絵記号で表わすメニュー
画面を例示するものである。
【0033】図中、数字「1」と郵便ポスト及びこの郵
便ポスト内に向いた矢印の絵記号とで示すモードが着信
したメッセージデータを表示する「メッセージ受信モー
ド」、数字「2」と便箋及びこの便箋から外に向いた矢
印の絵記号とで示すモードが送信したいメッセージデー
タを送信先のページング受信機のタイプに合わせて作成
する「メッセージ作成モード」、数字「3」と人の顔及
び吹出しマークの絵記号とで示すモードが特定の相手
(一人または複数人)とのメッセージのやりとりをファ
イル管理するための「グループトークモード」、数字
「4」と時計及びその外周の矢印の絵記号とで示すモー
ドがスケジュールデータを記憶する「スケジュールモー
ド」、数字「5」とカレンダの絵記号とで示すモードが
カレンダを1か月ずつ表示する「カレンダモード」、数
字「6」と電話機の絵記号とで示すモードが呼出番号や
住所、所持しているページング受信機のタイプなどを管
理する「アドレス帳モード」、数字「7」とメモ用紙及
び鉛筆の絵記号とで示すモードが覚書きやメッセージデ
ータの文作成を行なって上記RAM18に記憶させてお
く「メモモード」、数字「8」と人の頭部及び感嘆符の
絵記号とで示すモードがやらなければならない用件を入
力して登録する「ToDoモード」、数字「9」と時計
及びこの時計に重複した影の絵記号とで示すモードが世
界時計機能が付いた、現在の日付や時刻を表示させる
「時計モード」、及び数字「10」と四則演算記号で示
すモードが電卓モードである。
【0034】このメニュー画面が表示され、図8に示す
ように「メッセージ作成モード」が選択されてメニュー
カーソルMCにより当該絵記号が反転表示されている状
態で、続けて実行キー3kが操作されると、上記ステッ
プS2で送信を行なうためのモード選択が指示されたも
のと判断して、RAM18の送信データメモリ領域TD
に記憶されている既に作成済みの全メッセージデータを
検索し、送信先のページング受信機のタイプ別に件数を
表示部2で表示する(ステップS3)。
【0035】図9はこのとき表示部2で表示されるメッ
セージデータの件数を例示するものであり、表示部2の
最上行で上記メニュー画面で用いた送信モードの絵記号
と「メッセージ作成」のガイドメッセージの文字とが表
示されると共に、第2行目乃至第5行目に、漢字を含ん
だメッセージを受信して表示可能なページング受信機宛
てのメッセージデータが「8282」件、フリーダイレ
クトタイプ(RCRSTD−43標準規格)のメッセー
ジを受信して表示可能なページング受信機宛てのメッセ
ージデータが「82」件、フリー数字/カタタイプのメ
ッセージを受信して表示可能なページング受信機宛ての
メッセージデータが「58」件、及び数字のみによるメ
ッセージを受信して表示可能なページング受信機宛ての
メッセージデータが「32」件、送信データメモリ領域
TDに登録されていることを表わしている。
【0036】このような表示状態でカーソルキー3lの
上下方向の操作による送信先のページング受信機のタイ
プ別のデータ選択指示がなされるのを待機し(ステップ
S4)、指示がなされたと判断した時点で次にその選択
されたメッセージデータを表示部2に表示できる数、例
えば4だけ表示する(ステップS5)。
【0037】図10は上記図9の表示状態から「漢字表
示」が選択指示された場合のメッセージデータの表示状
態を例示するもので、ここでは表示部2の最上行で「漢
字表示」が選択されたこと及び該当するメッセージデー
タが「8282件」あることを表示し、第2行目乃至第
5行目にそのうちの始めの4件のメッセージデータをそ
れぞれ先頭から例えば7桁分、但し漢字以外のかな文
字、数字等は1/2桁に圧縮して表示している。
【0038】このような表示状態でカーソルキー3lの
上下方向の操作と実行キー3kの操作によるメッセージ
データの選択決定がなされるのを待機し(ステップS
6)、決定がなされない場合には再度上記ステップS5
からのメッセージデータの表示を繰返し実行する。
【0039】そして、実行キー3kが操作され、メッセ
ージデータの選択決定がなされたと判断した時点で(ス
テップS6)、次にその選択されたメッセージデータを
表示部2に表示できる範囲で表示する(ステップS
7)。
【0040】図11は上記図10の表示状態から「03-1
234-5678電」が決定指示された場合のメッセージデータ
の表示状態を例示するもので、ここでは表示部2の最上
行で現在の日付及び時刻を例えば「´95.11.27
12:58」のように表示し、第2行目以下で決定し
た表示状態が「03−1234−5678電」以降の全
てのメッセージデータ「03-1234-5678電話下さい。本社
に戻ります。後の事はおまかせします。」を表示してい
る。
【0041】その後、自動的に上記図8で示したメニュ
ー画面の「アドレス帳モード」に移行し、ページング受
信機のタイプが合致する送信先をRAM18のアドレス
帳データバンク領域DBから検索して、得られた送信先
候補を送信先氏名と呼出番号の一部とで表示部2に一括
表示すると共に(ステップS8)、カーソルキー3lの
上下方向の操作と実行キー3kの操作による送信先の選
択決定がなされるのを待機し(ステップS9)、決定が
なされない場合には再度上記ステップS8からの送信先
の表示を繰返し実行する。
【0042】そして、実行キー3kが操作され、送信先
の選択決定がなされたと判断した時点で(ステップS
6)、次にその選択された送信先の呼出番号データと上
記決定したメッセージデータとをそれぞれ送信バッファ
15c及びRAM18の送信データメモリ領域TDに転
送複写する(ステップS10)。
【0043】次いで、上記決定した送信先の呼出番号
(電話番号)を表示部2に表示し(ステップS11)、
この表示状態で実際の送信動作としてダイヤルキー3n
が押圧操作されるのを待機する(ステップS12)。
【0044】これはすなわち、実際の送信動作として上
記図2で示したページング受信機1の背面にあるスピー
カ8を任意のプッシュ回線用電話機の送話器に当接した
状態で呼出番号のDTMF信号を出力するか否かを判断
するもので、決定がなされない場合には再度上記ステッ
プS11からの送信先の呼出番号の表示を繰返し実行す
る。
【0045】そして、ダイヤルキー3nが操作されたと
判断した時点で(ステップS12)、次に送信バッファ
15cに保持している送信先の呼出番号データをまずメ
モリ20に転送し(ステップS13)、DTMF信号変
換部22により順次DTMF信号に変換させた後に上記
アンプ21を介してスピーカ8より拡声出力させる(ス
テップS14)。
【0046】こうして送信先の呼出番号を送信出力を終
えると、続いて送信バッファ15cに保持しているメッ
セージデータを表示部2に表示することで呼出番号の送
信を終えたことを使用者に報知すると共に(ステップS
15)、続けて、まだダイヤルキー3nが押圧操作され
ているか否かを判断する(ステップS16)。ダイヤル
キー3nが操作されていない場合には再度上記ステップ
S15からのメッセージデータの表示を繰返し実行す
る。
【0047】そして、ダイヤルキー3nが押圧操作され
続けているか、あるいは再度押圧操作されたと判断した
時点で(ステップS15)、次に送信バッファ15cに
保持しているメッセージデータをメモリ20に転送する
一方(ステップS17)、この送信バッファ15cに保
持しているメッセージデータの全桁数を算出、入力して
桁数メモリ15bに格納させ、さらにその桁数のメッセ
ージデータの送信に要する時間、具体的には秒数を予め
定められている伝送速度から算出して表示部2に上記メ
ッセージデータの上2行と併せて表示する(ステップS
18,S19)。
【0048】図12はこのときの表示部2での表示状態
を例示するものであり、上記図11と同様に表示部2の
最上行で現在の日付及び時刻を例えば「´95.11.
2712:58」のように表示し、第2行目以下でメッ
セージデータの上2行を「03-1234-5678電話下さい」の
ように表示すると共に、電話機の絵文字TPとメッセー
ジデータの送信に要する秒数SNを例えば「60秒」の
ように表示する。
【0049】この表示状態にあって、同時にメッセージ
データの送信に要する秒数が一定値、例えば20秒以上
であるか否かを判断し(ステップS20)、20秒以上
であると判断した場合には、メッセージデータの送信に
長い時間を要すること、及びその間ダイヤルキー3nを
押圧操作し続けなければならないことを表示部2の最下
行位置に例えば「送信時間が長いので注意」のような文
字で警告表示すると共に(ステップS21)、ダイヤル
キー3nがまだ押圧操作されていることを確認する(ス
テップS22)。
【0050】ここでダイヤルキー3nが操作されていな
いと判断した場合には再度上記ステップS21からの警
告表示を繰返し実行するが、ダイヤルキー3nがまだ押
圧操作されていると判断した場合、あるいは上記ステッ
プS20でメッセージデータの送信に要する秒数が20
秒未満であると判断した場合には、続けてタイマクロッ
ク15aによりメッセージデータの送信時間の計時を開
始した後に(ステップS23)、このメモリ20に保持
するメッセージデータを順次DTMF信号変換部22に
より順次DTMF信号に変換させ、上記アンプ21を介
してスピーカ8より拡声出力させる(ステップS2
4)。
【0051】このとき、メモリ20ではDTMF信号変
換部22に順次出力するメッセージデータの桁数をカウ
ンタ20aによりカウントし、そのカウント値を制御部
15へ送出するもので、制御部15ではこのカウンタ2
0aからのカウント値と桁数メモリ15bに格納したメ
ッセージデータの全桁数とが一致するか否かによりメッ
セージデータの送信が終了したか否かを判断し(ステッ
プS25)、終了していないことを確認した上で、次に
上記タイマクロック15aが計時しているメッセージデ
ータの送信時間が一定時間経過したか否か判断する(ス
テップS26)。
【0052】これは、メッセージデータの送信動作に伴
って上記表示部2に表示される残り秒数SNの表示を一
定時間、例えば1秒単位で更新設定させるためのもの
で、一定時間が経過していないと判断した場合には、引
続き上記ステップS24からの送信動作を続行する。
【0053】そして、一定時間が経過したと判断した時
点で再度上記メモリ20のカウンタ20aがカウントし
ている送信桁数を入力し(ステップS27)、桁数メモ
リ15bに保持している全送信桁数と照合して、まだ送
信していないメッセージデータの送信に要する残り秒数
SNを算出し(ステップS28)、算出した残り秒数S
Nを表示する(ステップS29)。
【0054】図13はこのときの表示部2での表示状態
を例示するもので、上記図12の状態からメッセージデ
ータを削除し、残り秒数SNとして「ノコリ 40秒」
のように表示すると共に、送信を中断するためのガイド
メッセージを「解除キーで中断」のように表示してい
る。
【0055】このような残り秒数SNの表示を行なった
後、再び上記ステップS24からの処理を繰返し実行す
ることで、表示部2においては残り秒数SNの数値が徐
々に減少する。
【0056】したがって、このページング受信機1の使
用者は送信に要する残り時間を正確に知ることができ、
メッセージデータの送信に長い時間が必要な場合でも、
いらいらしたりせず、煩わしさを感じずに、且つデータ
全てが確実に伝送されていることを認識しながら送信の
終了を待つことができるようになるものである。
【0057】そして、残り秒数SNの数値が「0」とな
り、カウンタ20aのカウント値と桁数メモリ15bの
保持している桁数とが一致した時点で、上記ステップS
24によりすべてのメッセージデータの送信を終了した
と判断して、送信終了の表示を行なった後(ステップS
25)にこの処理を終了する。
【0058】図14はこの送信処理の表示状態を例示す
るもので、上記図13の状態から再びメッセージデータ
を表示してメッセージデータを確実に送信したことを使
用者に認識させると共に、上記電話機の絵文字TPと残
り秒数SNとを削除し、代わりに「送信終了」の文字を
表示している。
【0059】なお、上記実施の形態では。図8に示した
メニュー表示状態から「メッセージ作成モード」を選択
し、すでに送信データメモリ領域TDに登録されている
メッセージデータを選択して新たなメッセージデータと
して送信する場合の動作について説明したが、メニュー
表示状態から「メモモード」を選択し、まったく新しい
メッセージデータを主としてシートキー3oの操作によ
り作成し、これを送信するようにしてもよい。
【0060】また、上述した実施の形態にあっては、本
発明を電子手帳機能及びダイヤル送信機能付きのページ
ング受信機に適用した場合を例示したが、これに限るこ
となく、デジタル携帯電話、トランシーバ、その他、無
線信号の送信を行なう各種電子機器に適用可能であるこ
とは勿論である。
【0061】さらに、上述した実施の形態にあっては、
本発明と電子手帳機能及びダイヤル送信機能付のページ
ング受信機に限定したが、これに限らず、赤外線でデー
タを送信する送信機能付電子計算機にも適用可能であ
る。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施することが可能である。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、データを
無線送信する際、送信途中で随時その時点での送信状況
を算出して表示するため、送信を行なう者に対して煩わ
しさやデータの伝送に関する不安を抱かせることがな
い。
【0063】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、送信状況として残るデー
タの送信の所要時間を算出して表示するため、実際の具
体的な送信の残り時間がわかり、送信を行なう者が苛々
することがない。
【0064】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、特に伝送速度の点で制限
があるダイヤル信号を送信する場合に、長い送信時間中
でも送信状況を表示するのでより有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る外観構成を示す正
面図。
【図2】同実施の形態に係る外観構成を示す背面図。
【図3】同実施の形態に係る回路構成を示すブロック
図。
【図4】図3のRAM18のメモリ領域構成を示す図。
【図5】図4のアドレス帳データバンク領域(DB)の
記憶内容を例示する図。
【図6】同実施の形態に係るデータ送信時の処理内容を
示すフローチャート。
【図7】同実施の形態に係るデータ送信時の処理内容を
示すフローチャート。
【図8】同実施の形態に係る動作時の表示画面を例示す
る図。
【図9】同実施の形態に係る動作時の表示画面を例示す
る図。
【図10】同実施の形態に係る動作時の表示画面を例示
する図。
【図11】同実施の形態に係る動作時の表示画面を例示
する図。
【図12】同実施の形態に係る動作時の表示画面を例示
する図。
【図13】同実施の形態に係る動作時の表示画面を例示
する図。
【図14】同実施の形態に係る動作時の表示画面を例示
する図。
【符号の説明】
1…ページング受信機 2…表示部 3a…表示オンキー 3d…メニューキー 3j…解除キー 3k…実行キー 3l…カーソルキー 3m…メッセージキー 3n…ダイヤルキー 3o…シートキー 4…IR送受信部 5…電池蓋 6…ロックスイッチ 7…バックアップ電池蓋 8…スピーカ 11…アンテナ 12…受信部 13…デコーダ 14…ID−ROM 15…制御部 15a…タイマクロック 15b…桁数メモリ 15c…送信バッファ 16…キー入力部 17…ROM 18…RAM 19…報知部 20…メモリ 20a…カウンタ 21…アンプ(Amp.) 22…DTMF信号変換部 DB…アドレス帳データバンク領域 TD…送信データメモリ領域 RD…着信データメモリ領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたデータの送信を指示する指示
    手段と、 この指示手段で送信が指示された上記記憶手段に記憶さ
    れるデータの全量を記憶するデータ量記憶手段と、 上記指示手段に応じて上記記憶手段に記憶されたデータ
    を順次コード化して無線送信する送信手段と、 この送信手段により送信したデータ量を所定時間毎に算
    出する第1の算出手段と、 この第1の算出手段で算出した結果と上記データ量記憶
    手段に記憶されるデータの全量からデータの送信状況を
    算出する第2の算出手段と、 この第2の算出手段で算出した結果を表示する表示手段
    とを具備したことを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の算出手段は、残るデータの送
    信の所要時間を算出することを特徴とする請求項1記載
    のデータ送信装置。
  3. 【請求項3】 上記送信手段は、上記指示手段に応じて
    上記記憶手段に記憶されたデータをダイヤル信号に変換
    して順次送信することを特徴とする請求項1記載のデー
    タ送信装置。
JP8014451A 1996-01-30 1996-01-30 データ送信装置 Pending JPH09215029A (ja)

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