JPH09214785A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH09214785A
JPH09214785A JP8014683A JP1468396A JPH09214785A JP H09214785 A JPH09214785 A JP H09214785A JP 8014683 A JP8014683 A JP 8014683A JP 1468396 A JP1468396 A JP 1468396A JP H09214785 A JPH09214785 A JP H09214785A
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Toshiya Koyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白背景中の黒文字のみならず、白背景中の色
文字や色背景中の文字を精度良く抽出することができる
画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像処理装置内に代表色割当部11、変
化点抽出部12およびエッジ検出部13からなる像域分
離部を設ける。代表色割当部11は、入力画像を構成す
る各画素に対し、複数の代表色のうち当該画素の色に近
似した代表色を割当てる。変化点抽出部12は、各画素
に割り当てられた代表色に基づいて入力画像中の代表色
の変化点を抽出する。エッジ検出部13は、この抽出結
果に基づき、入力画像を各々代表色の異なった複数の像
域に区切るエッジを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー原稿画像
を文字領域と絵柄領域に分離し、各領域に適した画像処
理を施す画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ等によって読み取られた入力画
像あるいはファクシミリ等で送信されてきた入力画像を
ハードコピーとして再生することが一般的に行われる
が、その際に入力画像に文字部・線画部・写真部・網点
部等が混在している場合がある。この場合、文字部・線
画部などの文字領域に対しては解像度を重視した処理を
施し、写真部・網点部などの絵柄領域に対しては階調性
を重視した処理を施して再生を行いことにより高画質な
再生画像を得ることが可能となる。
【0003】このような入力画像に含まれる文字領域・
絵柄領域に対し、解像度重視の処理または階調性重視の
処理のうち適切なものを適用するためには、それに先立
って入力画像を文字領域と絵柄領域とに精度良く分離す
る必要があり(以下、文字領域・絵柄領域の分離のこと
を像域分離と言う)、この像域分離に関しては種々の提
案がなされている。
【0004】その一例として、画像をある一定の大きさ
のブロックに分割し、各ブロックごとにそのブロックに
含まれる画素の最大濃度と最小濃度を求め、最大濃度と
最小濃度の差をあらかじめ決められた閾値と比較し、閾
値より大きいブロックは文字領域・小さいブロックは絵
柄領域と判定する方法があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、入力画像中
の写真などの中間調を含む絵柄領域には濃度差の激しい
領域も存在する場合が多い。従って、上記方法を採用し
た場合には、ブロック内の濃度差のみに基づいて文字ブ
ロックか絵柄ブロックかを判定するため、絵柄ブロック
であるにも拘わらず文字ブロックであると誤認し、解像
度を重視した処理を誤って適用してしまうことがあり、
かかる場合には画質を劣化させてしまうという欠点があ
った。
【0006】また、上記方法を含めて従来のほとんどの
像域分離技術は、白黒画像を想定したものであり、カラ
ー画像を対象とした像域分離技術として適当な技術はな
かった。そこで、白黒画像を対象とした像域分離技術を
カラー画像に対応させるために、例えば次のような方法
が採られていた。a.カラー画像の各色成分ごとに像域
分離処理を施し、その結果の論理和に基づいて文字領域
と絵柄領域を分離する。b.カラー画像の色空間内にお
ける成分を表す情報をL***などの明度成分を持つ
情報に変換し、この明度成分に対して像域分離処理を施
す。
【0007】しかしながら、上記方法aは、各色成分ご
との判定結果の論理和をとるため誤判定が多くなるとい
う問題があった。また、上記方法bは、白背景中の明度
の高い文字部や、あるいは色背景中で背景と同等の明度
を持つ文字を抽出することが困難であるという問題があ
った。
【0008】また、従来の像域分離技術は、再生対象た
る画像が網点部を含んでいる場合にはさらに別な問題が
生じる。すなわち、再生画像が網点部を含んでいる場合
には、網点部は絵柄領域と判定されるため、網点部中に
存在する文字部に対しても絵柄領域と同じ画像再現処理
がなされてしまうのである。
【0009】本発明は、上記した従来技術の欠点を除く
ためになされたものであり、白背景中の黒文字のみなら
ず、白背景中の色文字や色背景中の文字を精度良く抽出
することができる画像処理装置を提供することを目的と
するものである。また、本発明の他の目的は、網点部な
どの絵柄領域中に存在する文字を精度良く抽出すること
ができる画像処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、入力画像を構成する各画素
に対し、複数の代表色のうち当該画素の色に近似した代
表色を割当てる代表色割当手段と、前記代表色割当手段
によって各画素に割り当てられた代表色に基づき、前記
入力画像を各々代表色の異なった複数の像域に区切る境
界を検出する境界検出手段とを有することを特徴とする
画像処理装置を提供するものである。
【0011】また、請求項2に係る発明は、入力画像に
含まれる網点画像を検出する判定手段を具備し、前記入
力画像における前記判定手段により網点画像と判定され
た画像の各画素に対して前記代表色割当手段により代表
色を割当てることを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に理解しやすく
するため、実施の形態について説明する。
【0013】A.第1の実施形態 (1)全体構成 図1は、本発明の第1の実施形態である画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図1において、画像入力
部1は、CCDカメラ等の光量変換素子を使用したイメ
ージスキャナ等により構成されている。この画像入力部
1により原稿のカラー画像情報が色別に読み取られ、例
えば各色8ビットからなるRGB画像信号(ディジタル
信号)に変換されて出力される。このRGB画像信号
は、入力階調補正部2によって階調が補正される。色信
号変換部3では、このようにして階調補正のなされたR
GB画像信号が、他の色信号、例えばL***画像信
号に変換される。
【0014】色信号変換部3から出力されたL***
画像信号は色信号変換部4に供給され、色信号変換部4
により、他の色信号、例えばYMC画像信号に変換され
る。そして、墨版生成部5により、YMC画像信号から
墨版が生成され、YMC画像信号がこの墨版を含んだY
MCK画像信号に変換される。
【0015】墨版生成部5から出力されるYMCK画像
信号は空間フィルタ部6に供給され、各色毎に空間フィ
ルタリング処理が施される。また、空間フィルタ部6に
は後述の像域分離部9からの領域判定結果が入力され、
その領域判定結果に対応して、例えばフィルタリング係
数の切り替え等、空間フィルタリング処理の処理内容の
切り替えが行われる。この結果、空間フィルタ部6で
は、文字部・線画部などの文字領域に対応したYMCK
画像信号が入力されるときには解像度を重視したフィル
タ処理が施され、一方、写真部・網点部などの絵柄領域
に対したYMCK画像信号が入力されるときには階調性
を重視したフィルタ処理が行われることとなる。
【0016】空間フィルタリング処理がなされたYMC
K画像信号は出力階調補正部7に供給され、各色毎に画
像出力階調特性にあうように出力階調補正がなされる。
この出力階調補正部7に対しても後述の像域分離部9か
らの領域判定結果が入力される。出力階調補正部7で
は、YMCK画像信号に対し、領域判定結果に対応した
出力階調補正が施される。
【0017】画像出力部8には、このようにして出力階
調が補正されたYMCK画像信号が供給されると共に、
後述する像域分離部9からの領域判定結果が供給され
る。画像出力部8では、この領域判定結果に対応して、
例えばスクリーンなどが切り替えられ、画像が出力され
る。
【0018】像域分離部9には、色信号変換部3から出
力されるL***画像信号が供給される。この像域分
離部9は、L***画像信号によって表された各画素
毎に文字部に属するか絵柄部に属するかの領域判定を行
う。この領域判定結果は、前述の空間フィルタ部6、出
力階調補正部7、および画像出力部8に供給され、前述
したように領域判定結果に対応した処理が施される。
【0019】(2)像域分離部 次に、像域分離部9について説明する。像域分離部9
は、図2に示すように、代表色割当部11、変化点抽出
部12およびエッジ検出部13により構成されている。
前述した色信号変換部3から出力されるL***画像
信号は、代表色割当部11に入力される。代表色割当部
11では、各画素ごとにその信号値(画素値)に応じて
代表色が割当てられる。そして、割り当てられた代表色
に対応する番号(以下、代表色番号と言う)が出力され
る。なお、代表色の割当方法については後述する。
【0020】代表色割当部11から出力された代表色番
号は変化点抽出部12に供給される。変化点抽出部12
では、入力される代表色番号から、代表色番号の変化点
を抽出する。この変化点の抽出方法についても後述す
る。
【0021】エッジ検出部13では、変化点抽出部12
で抽出された代表色番号の変化点からエッジ部を検出
し、このエッジ部検出結果をエッジ判定信号として出力
する。このエッジ部の検出方法についても後述する。本
実施形態においては、このエッジ検出部13と上記変化
点抽出部12により、L***画像信号によって表さ
れた入力画像を各々代表色の異なった複数の像域に区切
る境界を検出する境界検出手段が構成されている。
【0022】代表色割当部11 次に、代表色割当部11について説明する。 a.代表色割当部の第1の例 図3は代表色割当部11の第1の例である代表色割当部
11aを示すものである。同図に示すように、この代表
色割当部11aは、代表色発生部21、距離演算部22
および最短距離判定部23により構成されている。
【0023】代表色発生部21は、例えばRAMまたは
ROMで構成されたルックアップテーブル(以下、LU
Tと称する)を有しており、このLUTには複数の代表
色の信号値(その代表色を表すL***画像信号の各
成分の値)と各代表色に対応した代表色番号が記憶され
ている。なお、代表色は、複数の固定された代表色でも
構わないし、あらかじめ入力された画像から複数の特徴
的な色を選び出して代表色としても構わない。複数の固
定された代表色の例としては、Y(黄)・M(マゼン
タ)・C(シアン)・R(赤)・G(緑)・B(青)・
Bk(黒)・W(白)の8色などがある。
【0024】代表色発生部21には不図示のクロック信
号が供給される。そして、このクロック信号に同期し、
LUT内に記憶された代表色の信号値と対応する代表色
番号が順次読み出され、代表色の信号値は距離演算部2
2に、代表色番号は最短距離判定部23に供給される。
【0025】距離演算部22は、代表色発生部21から
複数の代表色の信号値を順次受け取り、これらの各代表
色の信号値について、前述した色信号変換部3から出力
されるL***画像信号との間の距離を演算する。
【0026】ここで、距離演算部22の詳細構成を図4
を参照し説明する。図4において、35−1〜35−3
は減算器であり、色信号変換部3から出力されたL**
*画像信号の各成分と、代表色発生部21から出力さ
れた代表色のL***各成分との差を出力する。36
−1〜36−3は乗算器であり、減算器35−1〜35
−3から出力された各値を各々2乗して出力する。37
は加算器であり、乗算器36−1〜36−3から出力さ
れた値を合計して出力する。従って加算器37から出力
される値は、L***色空間内での入力画像データと
代表色データのユークリッド距離の2乗になる。すなわ
ち、入力された画像信号を(L0、a0、b0)、代表色
信号を(L1、a1、b1)とすると、下記式(1)の演
算が行われ、その値が加算器37から出力される。
【0027】 (L0−L12+(a0−a12+(b0−b12 ・・・(1)
【0028】この距離演算部22に対しては、上述した
通り、複数の代表色の各信号値がクロック信号に同期し
て順次供給される。この結果、距離演算部22では、各
代表色について、色信号変換部3からのL***画像
信号に対応した色との間との距離が順次演算され、演算
結果が最短距離判定部23に順次供給される。一方、各
代表色に対応した距離の演算結果が最短距離判定部23
に順次供給されるのと同期し、各代表色の代表色番号が
代表色発生部21から最短距離判定部23に供給され
る。最短距離判定部23では、順次供給される距離の演
算結果のうち、最も小さい値(距離の短いもの)を判定
し、その距離に対応する代表色番号を選び出し出力す
る。
【0029】b.代表色割当部の第2の例 図5は代表色割当部11の第2の例である代表色割当部
11bを示すものである。この代表色割当部11bにお
いては、複数の代表色の信号値がそれぞれ異なる距離演
算部25−1〜25−8に供給される。そして、各距離
演算部25−1〜25−8により各代表色とL***
画像信号によって表された色との間の距離の演算が並列
実行される。これらの各代表色についての距離の演算結
果は、最短距離判定部26に供給される。そして、最短
距離判定部26により、これらの距離の演算結果の中か
ら最短のものが判定され、その最短距離に対応した代表
色の番号が出力される。
【0030】c.代表色割当部の第3の例 図6は代表色割当部11の第3の例である代表色割当部
11cを示すものである。この代表色割当部11cにお
いては、色信号変換部3からのL***画像信号の各
成分のうちL*成分は比較器27によって閾値th1と
比較される。そして、L*成分が閾値th1よりも高い
ときは白色に対応した代表色番号が比較器27から出力
され、低い場合には黒色に対応した代表色番号が出力さ
れる。
【0031】また、色信号変換部3から供給された他の
*成分とb*成分はLUT29に入力され、このLUT
29により当該a*成分およびb*成分に対応した色相が
判定され、その色相を代表する代表色番号(例えば、
Y、M、C、R、G、Bに対応した代表色番号)が出力
される。
【0032】また、画像信号a*およびb*は、それぞれ
乗算器30−1,30−2にも入力され、乗算器30−
1,30−2によりa*の2乗とb*の2乗が各々演算さ
れ、各演算結果が加算器31によって加算される。この
結果、加算器31からa*とb*のそれぞれの2乗の和、
すなわち、入力画像の彩度の2乗に相当する値が出力さ
れる。比較器32においては、この入力画像の彩度の2
乗に相当する値が閾値th2と比較され、閾値th2以
上の時は入力画像が有彩色であることを示す情報「1」
が、閾値th2未満の時は入力画像が無彩色であること
を示す情報「0」が出力される。
【0033】選択器28では、この比較器32からの出
力情報に応じて、比較器27の出力またはLUT29の
出力のいずれかが選択され、代表色番号として出力され
る。すなわち、比較器32の出力が「0」のとき(無彩
色と判定したとき)は、比較器27の出力である白また
は黒の代表色番号が出力され、比較器32の出力が
「1」のときは彩度が高いと判定されて、LUT29の
出力である代表色番号(例えば、Y、M、C、R、G、
Bの代表色番号)が出力される。
【0034】d.代表色割当部の第4の例 図7は代表色割当部11の第4の例である代表色割当部
11dを示すものである。上述した第1〜第3の例によ
る代表色割当部11a〜cは、色信号としてL***
信号を取扱った。これに対し、図7に示す第4の例によ
る代表色割当部11dは、RGB色信号が入力された場
合にその代表色を求めるものである。この代表色割当部
11dを像域分離部9内に用いた場合には、図1におい
て入力階調補正部2の出力信号を像域分離部9に直接入
力することが可能である。
【0035】図7において、入力階調補正部2から供給
されるR,G,Bの各色信号は比較器33−1〜33−
3に供給される。比較器33−1〜33−3では、R,
G,Bの各色信号値が閾値th3、th4、th5と各
々比較され、各色毎に、閾値未満である場合は「0」、
閾値以上である場合は「1」が出力される。このように
して比較器33−1〜33−3から得られる3色分の2
値化信号はLUT34に入力される。図8はこのLUT
34の記憶内容を例示するものである。上記3色分の2
値化信号がこのLUT34に入力されることにより、図
8に示す表に従って代表色が選択され、その代表色番号
が出力される。
【0036】例えば、入力階調補正部2から供給される
R,G,Bの各色信号の信号値が(R,G,B)=(2
00,215,84)であり、閾値th3、th4、t
h5が全て128であるとすると、比較器33−1〜3
3−3からはそれぞれ「1」、「1」、「0」が出力さ
れる。この結果、LUT34では図8の表により黄色が
選択されて、その代表色番号である「3」が出力され
る。
【0037】なお、上記第4の例ではRGB信号が入力
された場合について説明したが、YMCあるいはYMC
K色信号が入力された場合でも同様に代表色を割り当て
ることが可能である。
【0038】変化点抽出部12 次に、変化点抽出部12について説明する。入力画像は
縦横に並んだ多数の画素によって構成されているが、上
述した代表色割当部11はこれらの各画素に対し代表色
番号を割当てる処理を行うものである。変化点抽出部1
2は、このようにして求められた各画素の代表色番号に
基づき、画像内における画素の代表色の変化点を判定・
抽出するものである。本実施形態における変化点抽出部
12においては、入力画像を構成する各画素を注目画素
として順次選択し、注目画素の代表色番号とその注目画
素を中心とした所定範囲内の周辺画素の代表色番号を比
較し、代表色番号が等しいか否かを判定することにより
代表色番号の変化点の判定・抽出を行う。
【0039】図9は上記所定の範囲を注目画素を中心と
した3×3ウィンドウとする変化点抽出部12の構成例
を示すものである。代表色割当部11から順次出力され
る各画素の代表色番号データは、1ラインメモリ(ライ
ンバッファ)41−1を通過することにより1ライン周
期遅延され、次いで1ラインメモリ41−2を通過する
ことによりさらに1ライン周期遅延される。また、代表
色割当部11から供給される代表色番号データはラッチ
回路42−1により、1ラインメモリ41−1が出力す
る代表色番号はラッチ回路42−3により、1ラインメ
モリ41−2が出力する代表色番号はラッチ回路42−
5により、各々1画素周期ずつ遅延される。さらにラッ
チ回路42−1,42−3および42−5が出力する各
代表色番号はラッチ回路42−2,42−4および42
−6により各々1画素周期ずつ遅延される。
【0040】以上の構成により、図10(a)に示すよ
うな3×3画素からなるブロックの各画素Pa〜Piの代
表色番号データが得られる。すなわち、代表色割当部1
1から現在出力された代表色番号データ、ラッチ回路4
2−1から出力された代表番号データおよびラッチ回路
42−2から出力された代表色番号データは、最新の1
ラインを構成する連続した3画素Pa、PbおよびPc
代表色番号データである。また、1ラインメモリ41−
1から出力された代表色番号データ、ラッチ回路42−
3から出力された代表番号データおよびラッチ回路42
−4から出力された代表色番号データは、現在よりも1
ラインだけ前のラインを構成する連続した3画素Pd
eおよびPfの代表色番号データである。これらのうち
画素Peがブロックの中心に位置する注目画素である。
そして、1ラインメモリ41−2から出力された代表色
番号データ、ラッチ回路42−5から出力された代表番
号データおよびラッチ回路42−6から出力された代表
色番号データが、現在よりも2ラインだけ前のラインを
構成する連続した3画素Pg、PhおよびPiの代表色番
号データである。
【0041】そして、各画素Pa〜Piについて、このよ
うにして得られた各々の代表色番号データがブロックの
中心の注目画素Peの代表色番号データと一致している
か否かを示す色判定データDa〜Diが生成され、エッジ
検出部13に供給される。すなわち、画素Pa〜Pd,P
f〜Piの各代表色番号データと注目画素Peの代表色番
号データとが比較器43−1〜43−8によって比較さ
れ、各画素Pa〜Pd,Pf〜Piのうち注目画素Peの代
表色番号データと一致した代表色番号データを有するも
のについては色判定データとして「1」が出力され、そ
うでない画素については色判定データとして「0」が出
力される。なお、注目画素Peについては比較をする意
味がないので、これに対応する色判定データDeとして
「1」がエッジ検出部13に供給される。
【0042】例えば、ブロックを構成する各画素Pa
iの各代表色番号データが図10(b)に示すもので
あるとすると、これらの各代表色データと注目画素Pe
の代表色番号との比較により得られる各色判定データD
a〜Diは図10(c)に示すものとなる。この例では注
目画素Peの代表色番号「6」であるため、3×3ウィ
ンドウ内で代表色番号「6」をもつ画素については色判
定データが「1」となり、「6」以外の代表色番号をも
った画素については色判定データが「0」となる。この
ようにして得られた色判定データDa〜Diがエッジ検出
部13に供給される。
【0043】エッジ検出部 以上のように変化点抽出部12により注目画素を中心と
した所定範囲内の画素に対応した色判定データが得られ
る。エッジ検出部13では、この所定範囲内の画素に対
応した色判定データに基づき、注目画素が文字領域・絵
画領域の境界の一部であるエッジを構成しているか否か
を判定する。このエッジ検出部13の構成例を以下に説
明する。
【0044】a.エッジ検出部13の第1の例 この第1の例では、パターンマッチングにより注目画素
がエッジを構成しているか否かを判定する。すなわち、
このエッジ検出部13は、変化点抽出部12から出力さ
れた3×3画素分の色判定データDa〜Diのパターン
と、あらかじめ登録された複数のパターンの各々と比較
し、いずれかのパターンと一致していれば注目画素がエ
ッジ部を構成していると判定し、エッジ判定信号として
「1」を出力する。一方、色判定データDa〜Diのパタ
ーンがいずれのパターンとも一致しない場合にはエッジ
部ではない(非エッジ部である)と判定し、エッジ判定
信号として「0」を出力する。エッジ検出部13に予め
登録するパターンの例を図11(a)〜(e)に示す。
【0045】b.エッジ検出部13の第2の例 エッジ検出部13の第2の例を図12を用いて説明す
る。変化点抽出部12からの出力される3×3画素分の
色判定データDa〜Diはカウンタ51−1,51−2に
入力される。カウンタ51−1では入力された色判定デ
ータDa〜Diのうち「1」であるデータの個数を数え
る。また、カウンタ51−2では、同じく入力された色
判定データDa〜Diのうち「0」であるデータの個数を
数える。
【0046】このカウンタ51−1,51−2のカウン
ト結果はそれぞれ比較器52−1,52−2に入力され
る。そして、比較器52−1では、色判定データDa
iのうち「1」であるデータの個数と閾値th6が比
較され、「1」の個数が閾値th6以上の時は「1」が
出力され、閾値th6未満の場合は「0」が出力され
る。同様に、比較器52−2では、色判定データDa
iのうち「0」であるデータの個数と閾値th7が比
較され、「0」の個数が閾値th7以上の時は「1」が
出力され、閾値th7未満の場合は「0」が出力され
る。
【0047】比較器52−1、52−2の出力はAND
回路53に供給され、その論理積がエッジ判定信号とし
て出力される。すなわち、このエッジ検出部13の第2
の例では、変化点抽出部12から供給される3×3画素
分の色判定データDa〜Diの「0」と「1」の個数(画
素数)を算出し、その画素数がいずれも所定の閾値以上
の時にエッジと判定し、注目画素に対するエッジ判定信
号として、「1」を出力する。逆に少なくとも一方が閾
値未満の時は、エッジ部ではないと判定し、エッジ信号
として「0」を出力する。
【0048】c.エッジ検出部13の第3の例 エッジ検出部13の第3の例を図13を用いて説明す
る。変化点抽出部12から供給される3×3画素分の色
判定データDa〜Diは、乗算器54−1〜54−9に入
力され、図14(a)に示すフィルタ係数との乗算(D
a×Xa〜Di×Xi)がそれぞれ計算される。また、色判
定データDa〜Diは、乗算器55−1〜55−9にも入
力され、図14(b)に示すフィルタ係数との乗算(D
a×Ya〜Di×Yi)がそれぞれ計算される。乗算器54
−1〜54−9の出力は加算器56−1に入力され、ま
た乗算器55−1〜55−9の出力は加算器56−2に
入力され、それぞれ和(Σ(Dn×Xn)、Σ(Dn×
n))が計算される。加算器56−1の出力Σ(Dn×
n)は、乗算器57−1に入力され、また加算器56
−2の出力Σ(Dn×Yn)は、乗算器57−2に入力さ
れて、((Σ(Dn×Xn))2および(Σ(Dn×Y
n))2が計算される。そして、これらの乗算器57−
1,57−2の出力は加算器58に入力され、その和
(Σ(Dn×Xn))2+(Σ(Dn×Yn))2が計算さ
れ、その結果が比較器59によって所定の閾値th8と
比較される。そして、(Σ(Dn×Xn))2+(Σ(Dn
×Yn))2が閾値以上の時はエッジ部であると判定さ
れ、エッジ信号(本例では「1」)が出力される。逆に
閾値未満の時は、エッジ部ではないと判定され、非エッ
ジ信号(本例では「0」)が出力される。
【0049】例えば、変化点抽出部12から供給される
3×3画素分の色判定データDa〜Diが前掲図10
(c)に示すものであり、乗算器54−1〜54−9に
入力されるフィルタ係数が図14(c)に示すものであ
り、乗算器55−1〜55−9に入力されるフィルタ係
数が図14(d)に示すものであり、比較器59の閾値
th8が「16」である場合について具体的に説明す
る。ちなみに図14(c)(d)に示す各フィルタ係数
はSobelのオペレータである。図10(c)に示す
色判定データDa〜Diについては、乗算器54−1〜5
4−9および加算器56−1により下記式(2)に示す
演算が行われ、その結果が乗算器57−1に送られる。
同様に乗算器55−1〜55−9および加算器56−2
により下記式(3)に示す演算が行われ、その結果が乗
算器57−2に送られる。
【0050】 0・(−1)+0・0+0・1 +0・(−2)+1・0+1・2 +0・(−1)+1・0+1・1 =3 ・・・(2)
【0051】 0・(−1)+0・(−2)+0・(−1) +0・0+1・0+1・0 +0・1+1・2+1・1 =3 ・・・(3)
【0052】次に乗算器57−1,57−2及び加算器
58により、下記式(4)に示すように、加算器56−
1,56−2の演算結果の2乗和が計算される。 32+32=18 ・・・(4) この加算器58で算出された結果は比較器59に入力さ
れて閾値th8((=16)と比較され、閾値以上であ
るのでエッジ部であると判定され、エッジ信号(本例で
は「1」)が出力される。
【0053】なお、この例では、ブロックの大きさを3
×3、フィルタの個数を2個、フィルタ係数はSobe
lのオペレータを用いて説明しているが、これに限るも
のではない。
【0054】以上のようにして、入力画像の画像信号か
ら代表色を求め、その代表色から代表色の変化点を抽出
し、抽出された変化点からエッジ部を検出し、検出され
たエッジ部を領域判定結果とすることにより像域分離が
可能となる。
【0055】B.第2の実施形態本実施形態において
は、上記第1の実施形態における像域分離部9(図1)
として図15に示すものを使用する。なお、この図15
に示す像域分離部において前掲図2に示したものと同一
機能を持つものについては同一の符号を付し、その説明
を省略する。
【0056】図15において、画像信号は代表色割当部
61に入力される。代表色割当部61では、入力された
画像信号の各画素ごとに代表色を割当て、その代表色に
対応する番号(以下、代表色番号と言う)を出力する。
また、1つの代表色を割当てることができなかった場合
は、代表色を割り当てることができなかったことを表す
番号(以下、非代表色番号と言う)あるいは、複数の代
表色の中間色を表す番号(以下、準代表色番号)を出力
する。
【0057】代表色番号、非代表色番号あるいは準代表
色番号は代表色再割当部62に供給される。代表色再割
当部62は、非代表色番号あるいは準代表色番号が供給
されると、その非代表色番号等が割り当てられた画素の
周辺画素に割り当てられた代表色番号を参照することに
より、当該画素の代表色を決定し、その代表色番号を非
代表色番号等の代りに当該画素に割り当てる。
【0058】代表色再割当部62の出力は代表色修正部
63に供給され、注目画素に割り当てられた代表色番号
を、その周辺画素に割り当てられた代表色番号を参照し
て修正する。
【0059】代表色修正部63の出力は変化点検出部1
2に供給される。変化点検出部12およびエッジ検出部
13は第1の実施形態において説明したので、ここでは
省略する。
【0060】エッジ検出部13で検出されたエッジ信号
はエッジ修正部64に入力され、エッジ信号に修正が加
えられる。エッジ修正部64で修正が加えられたエッジ
信号はエッジ再生成部65に送られてエッジ信号の再生
成が行われ、エッジ信号として出力される。
【0061】代表色割当部61の構成例 a.代表色割当部61の第1の例 図16は代表色割当部61の第1の例である代表色割当
部61aを示すものである。図16において、L**
*画像信号は距離演算部22に入力され、また代表色発
生部21から順次発生する代表色番号も距離演算部22
に入力されて、距離演算部22でL***画像信号に
よって表された色と代表色との距離計算が行われ、代表
色近傍判定部71に送られる。代表色近傍判定部71で
は、代表色発生部21から供給された代表色番号と距離
演算部22から供給された距離とに基づき、L***
画像信号によって表された画素の色が代表色発生部21
から供給された代表色番号に対応する代表色の近傍に属
するか否かを判定する。そして、ある代表色の近傍に属
すると判定した場合はその代表色番号を、どの代表色の
近傍にも属さないと判定した場合は非代表色番号を出力
する。代表色番号と非代表色番号の例を図17に示す。
この図17に示す例では、「0」〜「7」が代表色番
号、「9」が非代表色番号である。
【0062】代表色近傍判定部71の構成例を図18に
示す。この図において、LUT72には、各代表色毎
に、どの範囲までの色を当該代表色の近傍色とみなすか
を指定する情報が記憶されている。さらに詳述すると、
本実施形態においては、各代表色毎に、当該代表色を中
心とした所定距離の範囲内の色を当該代表色の近傍色と
みなすこととしており、このような近傍色の範囲を表す
距離(以下、近傍距離という。)が各代表色毎にLUT
72に格納されているのである。
【0063】そして、図16に示す代表色発生部21か
ら出力された代表色番号iはこのLUT72に入力され
る。この結果、この代表色番号iに対応する近傍距離E
iがLUT72から出力される。そして、距離演算部2
2(図6)から入力された距離Fpと、LUT72から
出力された近傍距離Eiは比較器73に入力されて比較
される。比較器73において、Fp<Eiの時は、対象と
なっている画素は代表色番号iに対応する代表色の近傍
に属すると判定され、判定結果「1」が出力される。逆
に、Fp≧Eiの時は、近傍に属さないと判定され、判定
結果「0」が出力される。
【0064】各代表色に対応した比較器73の判定結果
は、選択回路74に順次入力され、選択回路74では比
較器73の判定結果が「1」であったものに対応する代
表色番号iを出力する。また、比較器73の出力が全て
「0」であった場合には、対象となっている画素はどの
代表色の近傍にも属さないと判定され、非代表色番号
(本例では「9」)が出力される。
【0065】b.代表色割当部61の第2の例 図19は代表色割当部61の第2の例である代表色割当
部61bを示すものである。この図において、L**
*画像信号は、距離演算部25−1〜25−8に入力さ
れる。また、代表色発生部24に記憶されている複数の
代表色の画像信号はそれぞれ距離演算部25−1〜25
−8に入力される。そして、距離演算部25−1〜25
−8においては、L***画像信号によって表された
色と全ての代表色信号との距離F1〜F8が並行して計算
され、各々比較器72−1〜72−8に送られる。
【0066】比較器72−1〜72−8では、入力され
た距離F1〜F8と閾値th10−1〜th10−8とが
それぞれ比較される。そして、ある代表色番号iについ
て距離Fi<閾値th10−iが成立する場合には、L*
**画像信号によって表された色は代表色番号iに対
応した代表色の代表色の近傍に属することとなり、比較
器72−iから判定結果「1」が出力される。逆に、距
離Fi≧閾値th10−iの場合には、L***画像信
号によって表された色は代表色番号iに対応した代表色
の代表色の近傍に属さないこととなり、比較器72−i
から判定結果「0」が出力される。このように各比較器
72−1〜72−8により、L***画像信号によっ
て表された色が各代表色の近傍色か否かの判定が並行し
て行われ、各判定結果が代表色番号決定部73に送られ
る。
【0067】代表色番号決定部73では比較器72−1
〜72−8から送られてきた判定結果に基づいて代表色
番号が決定され、出力される。例えば、比較器72−1
〜72−8から送られてきた判定結果のうち1つだけが
「1」であり、残りが「0」である場合は、判定結果
「1」に対応する代表色番号が出力される。また、判定
結果が全て「0」の場合は、どの代表色の近傍にも属さ
ないということで非代表色番号が出力される。複数の判
定結果が「1」の場合には、判定結果が「1」であった
複数の代表色の中間色であることを表す番号(準代表色
番号)を出力する。準代表色番号の例を図20に示す。
この例によれば、代表色を白とした場合の判定結果が
「1」であり、かつ、代表色を黒とした場合の判定結果
も「1」である場合には、白と黒の中間色に対応した準
代表色番号「10」が代表色番号決定部73によって出
力されることとなる。
【0068】代表色再割当部62 代表色再割当部62の構成例を図21に示す。代表色割
当部61から供給された代表色番号データ・非代表色番
号データ・準代表色番号データは、それぞれデータを1
ライン周期遅延させるための1ラインメモリ(ラインバ
ッファ)81−1〜81−4と、それぞれデータを1画
素周期遅延させるためのラッチ回路82−1〜82−2
0とによって順次遅延される。そして、これらの1ライ
ンメモリおよびラッチ回路を使用した構成により、図2
2(a)に示すような注目画素Pmを中心とする5×5
画素である画素Pa〜Pyに対応した代表色番号データ
等が得られる。
【0069】そして、画素Pmを除く画素Pa〜Pl、
Pn〜Pyに対応したデータは、選別器83−1〜83
−24に送られ、各データが代表色番号データであるの
か、非代表色番号データであるのか、それとも準代表色
番号データであるのかが選別される。そして、代表色番
号データのみが画素数計測回路84に送られる。
【0070】画素数計測回路84は、選別器83−1〜
83−24から供給された代表色番号データを各代表色
番号毎に集計し、5×5画素内のうち何個の画素が当該
代表色番号の割り当てられた画素かを各代表色番号毎に
求める。最大値選択回路85は、画素数計測回路84で
計測された代表色番号ごとの画素数から、画素数が最大
である代表色番号を選択し、その代表色番号を出力す
る。
【0071】また、2者最大値選択回路86は、ラッチ
回路82−10から出力される注目画素Pmに対応した
データが代表色番号データであるのか、非代表色番号デ
ータであるのか、それとも準代表色番号データであるの
かを判定し、準代表色番号データであった場合にはどの
複数の代表色の中間色であるかを判定し、画素数計測回
路84で計測された代表色番号毎の画素数から前記複数
の代表色のうち最も画素数の多い代表色を選択し、その
代表色番号を出力する。
【0072】ラッチ回路82−10から出力される注目
画素Pmのデータは判定回路87にも入力され、判定回
路87では入力された注目画素Pmが代表色番号デー
タ、非代表色番号データ、あるいは準代表色番号データ
のいずれかであるかを判定し、その判定結果を選択器8
8に供給する。選択器88には最大値選択回路85の出
力、2者最大値選択回路86の出力、ラッチ回路82−
10の出力、および判定回路87の出力が供給され、判
定回路87の判定結果から最大値選択回路85の出力、
2者最大値選択回路86の出力、ラッチ回路82−10
の出力のいずれかを選択し、その結果を出力する。すな
わち、判定回路87の判定結果が代表色番号データであ
る場合はラッチ回路82−10の出力、判定結果が非代
表色番号データである場合は最大値選択回路85の出
力、判定結果が準代表色番号データである場合は2者最
大値選択回路86の出力を選択し、その結果を出力す
る。
【0073】次に代表色再割当部62の処理内容につい
て具体例をあげて説明する。例えば、代表色再割当部6
2に図22(b)のようなデータ群が入力されたとす
る。この場合、注目画素Pmに対応したデータとして代
表色番号データ「6」(青)が入力されているため、判
定回路87では注目画素に対応したデータが代表色番号
データであると判定され、その結果が選択器88に送ら
れる。この結果、選択器88はラッチ回路82−10の
出力を選択し、「6」を出力する。
【0074】また、代表色再割当部62に図22(c)
のようなデータ群が入力されたとする。この場合、画素
数計測回路84によって代表色番号毎の画素数が図22
(f)に示すように測定される。そして、最大値選択回
路85によって画素数が最大の代表色番号「6」(青)
が選択器88に送られる。そして、注目画素Pmに対応
したデータとして非代表色番号データ「9」が入力され
ているため、判定回路87は非代表色番号であると判定
し、選択器88は最大値選択回路85の出力を選択し、
「6」を出力する。
【0075】また、代表色再割当部62に図22(d)
のようなデータ群が入力されたとする。この場合、画素
数計測回路84によって代表色番号毎の画素数が図22
(g)に示すように測定される。そして、2者最大値選
択回路86は、注目画素Pmに対応したデータが準代表
色番号たる「60」であることから、注目画素Pmに対
応した色が代表色番号「0」に対応した代表色と代表色
番号「6」に対応した代表色の中間色であると判定す
る。そして、代表色番号「0」と「6」のうち画素数の
多い方の代表色番号「6」を選択して出力する。そし
て、判定回路87は、注目画素Pmに対応したデータは
「60」なので、準代表色番号データであると判定し、
それに従い選択器88は2者最大値選択回路86の出力
を選択し、代表色番号「6」を出力する。
【0076】代表色修正部63 次に代表色修正部63について図23を参照して説明す
る。図23において、代表色再割当部62から供給され
るた代表色番号データは、1ラインメモリ91−1,9
1−2とラッチ回路92−1〜92−6によって遅延さ
れる。そして、これらの1ラインメモリおよびラッチ回
路からなる構成により、3×3画素からなるブロックを
構成する各画素の代表色番号データが得られる。3×3
画素ブロックを構成する各画素の代表色番号データは、
画素数測定回路93により、各代表色番号毎に個数(す
なわち、当該代表色番号の割り当てられた画素数)が測
定される。
【0077】最大数番号検出回路94では、画素数測定
回路93において測定された代表色番号ごとの画素数か
ら、その画素数が最大である代表色番号を検出し、その
代表色番号を出力する。また、画素数抽出回路95に
は、画素数測定回路93において測定された代表色番号
ごとの画素数および注目画素(3×3画素の中心画素)
の代表色番号が入力され、注目画素の代表色番号と同一
代表色番号を持つ画素が3×3画素内に何画素あるかを
抽出し(注目画素を含む)、その画素数を出力する。比
較器96では入力された画素数データと「1」を比較
し、画素数が1の場合は「1」、1より多い場合は
「0」を選択回路97に出力する。
【0078】選択回路97では、画素数抽出回路95か
ら供給されるデータが「1」の時は、注目画素は孤立点
であると判定し、最大数番号検出回路94から供給され
る代表色番号を選択し、その代表色番号を出力する。ま
た、画素数抽出回路95から供給されるデータが「0」
の時は、ラッチ回路92−3の出力、すなわち注目画素
の代表色番号のデータを選択し、その代表色番号を出力
する。このようにして、代表色番号の孤立点を除去する
ことが可能となる。
【0079】エッジ修正部64 次に、エッジ修正部64を、図24を用いて説明する。
エッジ修正部64では、エッジの孤立点を除去する。図
24において、エッジ検出部13から入力されたエッジ
信号は、1ラインメモリ101−1,101−2とラッ
チ回路102−1〜102−6によって3×3画素にブ
ロック化される。ブロック化された3×3画素のうち中
心画素を除く8画素のデータはOR回路103に供給さ
れ、8画素のOR演算が行われ、その結果は選択回路1
04に出力される。選択回路104は、OR回路103
から入力されたデータが「0」の時すなわち8近傍画素
全てが「0」の時は「0」を出力し、OR回路103か
ら入力された信号が「1」の時は注目画素(3×3画素
の中心画素)のデータを出力する。
【0080】エッジ再生成部65 次に、エッジ再生成部65について説明する。エッジ再
生成部65では、エッジ修正部64から入力されたエッ
ジ部より文字領域を生成し出力する。領域の生成の方法
として、例えば注目画素を中心とした所定の大きさ(例
えば3×3や5×5など)のウィンドウを用い、注目画
素(ウィンドウの中心画素)がエッジ部ならばウィンド
ウ全体を文字領域とする方法がある。また別の方法とし
て、所定の大きさの範囲でエッジ部の連結を追跡し(輪
郭追跡)、エッジ部が閉じた領域(閉領域)を形成して
いる場合にそのエッジ部及び閉領域の内部を文字領域と
して抽出する方法などがある。
【0081】以上のようにして、本実施形態において
は、入力画像の画像信号から各画素の代表色を求め、そ
の代表色を周囲の代表色を参照することにより修正し、
修正された代表色から代表色の変化点を抽出し、抽出さ
れた変化点からエッジ部を検出し、検出されたエッジ部
の孤立点を除去するなどしてエッジ部を修正し、修正さ
れたエッジ部を膨らますなどしてエッジ部の再生成を行
い、そして再生成されたエッジ部を用いて像域分離を行
う。従って、第1の実施形態に比べ処理の規模は大きく
なるものの、より正確な領域判定が可能となる。
【0082】C.第3の実施形態 図25を用いて、本発明第3の実施形態について説明す
る。なお、本実施形態の説明において、第1の実施形態
及び第2の実施形態で説明したものと同一機能を持つも
のについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0083】色信号変換部3から出力された色信号は、
色信号変換部4に入力されるとともに、網点領域識別部
111および像域分離部112にも入力される。
【0084】網点領域識別部111では、入力された画
像信号より網点領域を識別し、その識別結果を像域分離
部112に出力する。網点領域識別部111での網点識
別方法については、パターンマッチングによる方法や、
ピーク値をとる画素の周期性から識別する方法などがあ
るが、その詳細については本発明の主旨ではないので、
ここではその説明は割愛する。
【0085】像域分離部112では、色信号変換部3か
ら入力された画像信号と、網点領域識別部111から入
力された網点領域信号より、網点領域の像域分離および
非網点領域の像域分離処理を行う。
【0086】像域分離部112から出力された像域分離
信号は、空間フィルタ部6、出力階調補正部7、画像出
力部8に供給され、網点内の文字領域・絵柄領域及び非
網点内の文字領域・絵柄領域の各領域毎にそれぞれ最適
な再現処理が施され画像が出力される。
【0087】次に、像域分離部112について、図26
を用いて説明する。図26において、画像信号は平滑化
部121に入力される。平滑化部121では、網点領域
識別部111から入力された網点領域信号に応じて画像
信号の平滑化を行い、代表色割当部11に出力する。
【0088】代表色割当部11では、入力された画像信
号に代表色を割当てるが、その際、網点領域信号に応じ
て代表色の割当方法や閾値などを切り替える。
【0089】割り当てられた代表色の信号(代表色信
号)は変化点抽出部12において代表色の変化点が抽出
され、エッジ検出部13に送られる。
【0090】エッジ検出部13では、変化点抽出部12
から供給された変化点の信号からエッジを検出するが、
その際、網点領域信号に応じてエッジ検出のパラメー
タ、例えばフィルタの係数、パターンマッチングのため
のパターン、あるいは閾値などを切り替えてエッジを検
出し、エッジ信号を出力する。なお、代表色割当部1
1、変化点抽出部12、エッジ検出部13に関しては第
1の実施形態において説明したので、ここではその詳説
は省略する。
【0091】平滑化部121では、入力された網点領域
信号が網点領域を表す場合、画像信号の平滑化を行う。
平滑化は、所定の範囲(例えば3×3や5×5)の画素
値の単純平均あるいは重み付け平均を算出し、注目画素
の画素値とする。
【0092】以上のようにして、本実施形態において
は、網点領域を識別し、網点領域か否かによってパラメ
ータを切り替えて代表色を求め、求められた代表色から
代表色の変化点を抽出し、代表色の変化点から網点領域
信号によってパラメータを切り替えながらエッジを検出
する。これにより、無背景部の文字領域抽出だけではな
く、網点領域の文字領域抽出も可能となる。そして、こ
れらの領域判定結果を用いることにより、高精度な画像
再現処理が可能となるため、より高品位な出力画像を得
ることが可能となる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力画像を構成する各画素に対して代表色を割当て、入力
画像を代表色の異なった複数の像域に区分する境界を検
出するようにしたので、カラー画像信号を有効に活用し
た高精度な像域分離が可能となる。また、本発明では各
画素の色の変化に基づいて像域分離を行うために、誤判
定を少なくすることができ、背景と同等の明度成分を持
つ文字部をも正確に抽出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における像域分離部9の構成を示
すブロック図である。
【図3】 同実施形態における代表色割当部11aの構
成を示すブロック図である。
【図4】 同実施形態における距離演算部22の構成を
示すブロック図である。
【図5】 同実施形態における代表色割当部11bの構
成を示すブロック図である。
【図6】 同実施形態における代表色割当部11cの構
成を示すブロック図である。
【図7】 同実施形態における代表色割当部11dの構
成を示すブロック図である。
【図8】 同代表色割当部11dにおけるLUT34の
内容を示す図である。
【図9】 同実施形態における変化点抽出部12の構成
を示すブロック図である。
【図10】 同変化点抽出部12の動作を説明する図で
ある。
【図11】 同実施形態におけるエッジ検出部13の第
1の例を示す図である。
【図12】 同実施形態におけるエッジ検出部13の第
2の例を示すブロック図である。
【図13】 同実施形態におけるエッジ検出部13の第
3の例を示すブロック図である。
【図14】 同エッジ検出部の動作を説明する図であ
る。
【図15】 この発明の第2の実施形態における像域分
離部の構成を示すブロック図である。
【図16】 同実施形態における代表色割当部61の第
1の例の構成を示すブロック図である。
【図17】 同実施形態における代表色番号および非代
表色番号の例を示す図である。
【図18】 代表色割当部61における代表色近傍判定
部71の構成を示すブロック図である。
【図19】 同実施形態における代表色割当部61の第
2の例の構成を示すブロック図である。
【図20】 第2の例において使用する準代表色番号の
例を示す図である。
【図21】 同実施形態における代表色再割当部62の
構成を示すブロック図である。
【図22】 同代表色再割当部62の動作を示す図であ
る。
【図23】 同実施形態における代表色修正部63の構
成を示すブロック図である。
【図24】 同実施形態におけるエッジ修正部64の構
成を示すブロック図である。
【図25】 この発明の第3の実施形態による画像処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図26】 同実施形態における像域分離部112の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11・・・・・・・・・・・・・・・・・代表色割当部 12・・・・・・・・・・・・・・・・・変化点抽出部 13・・・・・・・・・・・・・・・・・エッジ検出部 111・・・・・・・・・・・・・・・・網点領域識別

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を構成する各画素に対し、複数
    の代表色のうち当該画素の色に近似した代表色を割当て
    る代表色割当手段と、 前記代表色割当手段によって各画素に割り当てられた代
    表色に基づき、前記入力画像を各々代表色の異なった複
    数の像域に区切る境界を検出する境界検出手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力画像に含まれる網点画像を検出する
    判定手段を具備し、前記入力画像における前記判定手段
    により網点画像と判定された画像の各画素に対して前記
    代表色割当手段により代表色を割当てることを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
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