JP2000357237A - 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000357237A
JP2000357237A JP2000035456A JP2000035456A JP2000357237A JP 2000357237 A JP2000357237 A JP 2000357237A JP 2000035456 A JP2000035456 A JP 2000035456A JP 2000035456 A JP2000035456 A JP 2000035456A JP 2000357237 A JP2000357237 A JP 2000357237A
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data
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image processing
saturation
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Yoko Fujiwara
葉子 藤原
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地色と文字色の関係でエッジの検出が難し
いような場合でも精度よくエッジを検出することができ
る画像処理装置を提供する。 【解決手段】 RGBデータから彩度データを算出する
彩度算出部192と、彩度データに基づいてエッジを検
出する微分フィルター194と、を有することを特徴と
する画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
びこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに
画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に関し、特に、色地に描か
れている文字や細線のエッジを確実に検出することがで
きる画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と
画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手
順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像中の文字などのエッジを強調
して文字などをより見易くする処理がある。画像中のエ
ッジを検出する方法としては、画像の明度あるいは濃度
の傾きから検出する方法がある。例えば明度を用いる場
合は、下記(1)式から明度データVを算出し、算出し
た明度データVの傾きからエッジを検出する。
【0003】 V=k1×R+k2×G+k3×B …(1) ただし、式中、k1,k2,k3は定数である。
【0004】また、特開平6−38054号公報には、
明度の代わりに、人間の視覚特性に近いマゼンタの画像
データの傾きに基づいてエッジを検出する技術が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したエ
ッジ検出では、カラー画像におけるエッジを正確に検出
できない場合がある。明度を用いたものでは、例えば赤
地に黒い文字がある場合、また、白地に青い文字がある
場合では、下地と文字との明度差が大きくないので、正
確にエッジを検出できない。濃度を用いた場合でも同様
である。
【0006】また、前記公報のように、マゼンタの画像
データによりエッジ検出を行う場合でも、例えばマゼン
タ地に黒い文字がある場合や白地にシアン色の文字があ
る場合は、同様に下地と文字との差が大きくないので正
確にエッジを検出できない。
【0007】さらに網点領域の中に文字がある文字・網
点混在領域において2次的な問題がある。
【0008】網点画像をスキャナで読み取り、プリンタ
で出力する場合などに、網点の空間周波数と読み取り周
期との関係、あるいは、ディザ処理時のディザパターン
周期との関係に依存して、モアレが発生する。モアレの
発生を防ぐために網点領域に対しては平滑化処理が行わ
れるのであるが、網点に色が付いていると、前記同様
に、文字と網点の色の関係によっては文字エッジを検出
することができなくなり、結果的に網点領域に対して平
滑化処理が行われたときに文字も一緒に平滑化されてし
まい、文字がぼやけてしまうといった問題が起きる。
【0009】本発明の目的は、カラー画像におけるエッ
ジを確実に検出することができる画像処理装置、画像処
理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体を提供することであり、また、前
記画像処理装置を搭載した画像読取装置および画像形成
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0011】(1)画像処理装置において、RGB各色
の画像データから彩度データを算出する彩度算出手段
と、彩度データに基づいてエッジを検出するエッジ検出
手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
【0012】(2)画像処理装置において、RGB各色
の画像データから明度データを算出する明度算出手段
と、RGB各色の画像データから彩度データを算出する
彩度算出手段と、明度データおよび彩度データに基づい
てエッジを検出するエッジ検出手段と、を有することを
特徴とする画像処理装置。
【0013】(3)前記画像処理装置において、前記エ
ッジ検出手段は、明度データおよび彩度データの傾きを
算出する傾き算出手段を有し明度データの傾きの絶対値
と彩度データの傾きの絶対値との和の値と、予め決めら
れたしきい値とを比較して該和の値が該しきい値以上で
ある部分をエッジとして検出することを特徴とする。
【0014】(4)前記画像処理装置は、さらに前記エ
ッジ検出手段により検出されたエッジを強調するエッジ
強調手段を有することを特徴とする。
【0015】(5)前記画像処理装置は、さらに前記エ
ッジ検出手段がエッジとして検出した部分以外の部分を
平滑化する平滑化手段を有することを特徴とする。
【0016】(6)前記画像処理装置と、原稿を読み取
る画像読取手段とを有し、該画像読取手段から出力され
た画像データを前記画像処理装置により処理することを
特徴とする画像読取装置。
【0017】(7)前記画像処理装置と、画像データを
印刷媒体上に印刷する画像形成手段とを有し、前記画像
処理装置により処理された画像データを該画像形成手段
により印刷することを特徴とする画像形成装置。
【0018】(8)画像処理方法において、RGB各色
の画像データから彩度データを算出するステップと、彩
度データに基づいてエッジを検出するステップと、を有
することを特徴とする画像処理方法。
【0019】(9)画像データを処理する手順を記憶し
たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、RG
B各色の画像データから彩度データを算出するステップ
と、彩度データに基づいてエッジを検出するステップ
と、を記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態であるデジタ
ル複写機の画像処理部の構成を示すブロック図であり、
図2は図1中に示される画像補正部15と画像領域判別
部18の内部構成を示すブロック図である。なお、この
デジタル複写機における基本的な制御回路や機械的な構
成については、従来のデジタル複写機と同様であるので
説明を省略する。
【0022】以下、図1および図2を参照して、画像処
理動作を画像データの流れに沿って説明する。
【0023】デジタル複写機の画像処理部1は、スキャ
ナ80から出力される画像データを、RGB各色の画像
データごとにメモリ11に記憶する。記憶されたRGB
各色の画像データは、プリンタ90からの印刷タイミン
グ信号に合わせてメモリ11から読み出され、LOG変
換部12、RGB→CMY色変換部13、UCR/BP
部14を介してCMYK各色の画像データに変換され
る。CMYK各色の画像データは、画像補正部15に入
力され、画像領域判別部18の判別結果に応じて画像の
補正処理が行われる(詳細後述)。なお、画像補正部1
5においては、通常の画像補正と同様にガンマ補正など
も行われる。解像度変換部16では、スキャナ80の読
み取り解像度より高い解像度への変換が行われる。解像
度変換部16から出力された多値の画像データは、ディ
ザ処理部17にてディザテーブルと比較され、2値の画
像データに変換される。2値化された画像データは図示
しないプリンタビデオインターフェースを介してプリン
タ90に出力され、用紙やOHPシートなどの印刷媒体
上に印刷される。
【0024】また、メモリ11から読み出されたRGB
各色の画像データは画像領域判別部18にも入力され
る。画像領域判別部18ではRGB各色の画像データ
が、エッジ検出部182、色/黒判別部183および網
点判別部184へそれぞれ入力される。
【0025】エッジ検出部182はRGB各色の画像デ
ータから文字や細線のエッジを検出する。まず、エッジ
検出部182ではRGB各色の画像データが、明度算出
部191と彩度算出部192へ入力される。
【0026】明度算出部191はRGB各色の画像デー
タから明度データを算出する。明度データVは、下記
(1)式により算出される。
【0027】 V=k1×R+k2×G+k3×B …(1) ただし、式中、k1,k2,k3は定数である。
【0028】一方、彩度算出部192はRGB各色の画
像データから彩度データを算出する。図3に色空間の概
念図を示す。彩度データWは図から分かるように、赤−
緑方向の成分Wrと黄−青方向の成分Wbとの合成ベク
トルの長さとして求められる。赤−緑方向の成分Wrは
下記(2)式により算出され、黄−青方向の成分Wbは
下記(3)式により算出される。
【0029】 Wr=R−V=(1−k1)×R−k2×G−k3×B …(2) Wb=B−V=−k1×R−k2×G−(1−k3)×B …(3) ただし、各式中、k1,k2,k3は定数であり、Vは
前記(1)式により求めた明度データVである。
【0030】彩度データWはWrとWbを加算したベク
トルの長さであるので、下記(4)式により算出され
る。
【0031】W=(Wr2 +Wb2 1/2 …(4) k1,k2,k3の値は、CCDデバイスの特性などに
依存するが、一般的な値としては人間の視覚特性に合わ
せるためにGのウェイトを高くしており、例えばk1:
k2:k3=3:6:1としている。このような比率を
上記各式に入れると、 V=0.3×R+0.6×G+0.1×B …(1´) Wr=R−V=(1−0.3)×R−0.6×G−0.1×B …(2´) Wb=B−V=−0.3×R−0.6×G−(1−0.1)×B …(3´) となり、前記(4)式により彩度データWが算出され
る。
【0032】以上のようにして算出された明度データV
および彩度データWは、それぞれ微分フィルター193
および194へ入力されて、それぞれ明度データVおよ
び彩度データWの傾きが算出される。
【0033】微分フィルター193および194は共通
であり、例えば、図4に示すように、5×5画素のマト
リックス状のフィルターである。中央が注目画素であ
る。微分フィルター193の出力値VLは下記(5)式
により、また、微分フィルター194の出力値WLは下
記(6)式により算出される。
【0034】 VL=(4×V33−V13−V31−V35−V53)/4 …(5) WL=(4×W33−W13−W31−W35−W53)/4 …(6) ただし、(5)および(6)式中、33,13,31,35,53など
の数値は、図示した微分フィルターの何行、何列の画素
であることを示す。例えば33は3行3列目である。算出
結果VLおよびWLの絶対値は、いずれもエッジ部分で
大きく、非エッジ部分で小さくなる。なお、本実施形態
で使用する微分フィルターは、図4に示した微分フィル
ターに限定されるものではなく、例えば3×3画素のマ
トリックス状のフィルターでもよい。また、微分フィル
ターの係数についても図示した係数に限定されるもので
はない。
【0035】各微分フィルター193および194から
の出力は比較部195に入力され、各出力値の絶対値|
VL|および|WL|は予め決められたしきい値と比較
される。比較の結果、比較部195は各出力値の絶対値
がしきい値以上の場合には注目画素がエッジであるとし
て信号「1」を出力し、一方、しきい値未満の場合には
注目画素が非エッジであるとして信号「0」を出力す
る。信号出力は、OR回路196に入力されて、絶対値
|VL|および|WL|の少なくとも一方でエッジが検
出された場合に、注目画素がエッジであると検出され
る。エッジ検出部182による検出結果は総合判断部1
85へ入力される。
【0036】ここで、エッジ検出部182において、彩
度データを用いてエッジを検出する理由を説明する。図
5Aは、濃い赤地に黒い文字がある場合を示しており、
図5Bは、図5Aのa−a線における画素並び方向のR
GB各色の画像データを示している。また、図5Cは、
図5Aのa−a線における画素並び方向の明度データV
と彩度データWとを比較した図である。なお、図5Bお
よび図5Cにおける縦軸は階調値であり、横軸Xは画素
位置を示している。図5Cから分かるように、明度デー
タは赤地部分と黒い文字部分で階調差が小さく、エッジ
の検出ができない場合がある。一方、彩度データは、赤
地部分と黒い文字部分で階調差が大きく、精度よくエッ
ジ検出できる。
【0037】例えば赤地部分のRGB成分を、R=10
5/256階調、G=20/256階調、B=5/25
6階調とすると、赤地部分の明度データVは、前述の
(1)式よりV=44/256階調となり、彩度データ
Wは、前述の(1´)〜(3´)および(4)式よりW
=72/256階調となる。一方、黒い文字部分では明
度データVおよび彩度データWは共に0/256階調で
ある。したがって、赤地部分と黒い文字部分との階調の
差は彩度データの方が大きいので、彩度データを用いた
方が精度よくエッジ検出できる。
【0038】色/黒判別部183では注目画素が色画素
か黒画素か判別される。この色/黒判別は、RGB各色
の画像データの関係に応じて、(RGB最大値−RGB
最小値)≦しきい値、の場合は黒画素、一方、(RGB
最大値−RGB最小値)>しきい値、の場合には色画素
とする。判別結果は総合判断部185へ入力される。ま
た、色/黒判別は彩度データWに応じて、W≦しきい
値、の場合は黒画素、一方、W>しきい値、の場合には
色画素としてもよい。
【0039】網点判別部184ではRGB各色の画像デ
ータから網点領域か否か判別する。まず、網点判別部1
84は、RGB各色の画像データを明度データに変換
し、明度データに基づいて注目画素とその周囲の画素と
の明度差から注目画素が孤立点であるか否か判別する。
例えば下記(7)式に基づいて判別する。
【0040】 (周辺画素の明度−注目画素の明度)>V1 …(7) ただし、式中V1は予め定めたしきい値である。
【0041】そして、網点判別部184は、孤立点であ
ると判別された注目画素を中心とした微小エリア、例え
ば20×20画素内で、孤立点と判別された画素数をカ
ウントし、一定個数以上(例えば30個)であれば注目
画素を網点であると判別する。全画素について網点領域
か否かの判別を行う。網点領域か否かの判別結果は総合
判断部185へ入力される。なお、網点領域の判別に
は、前述の方法の他、背景や白地部を判別するなど様々
な方法があり、本実施形態においても、前述の方法に限
定されない。
【0042】総合判断部185は、エッジ検出部182
の検出結果と網点判別部184の判別結果とに応じて、
エッジであれば文字部、網点領域であれば網点部、どち
らでもなければその他の平坦部と判断する。また、色/
黒判別部183からの判別結果は、そのまま総合判断部
185から出力される。
【0043】総合判断部185からの判断結果は画像補
正部15のセレクタ154に入力される。
【0044】画像補正部15には、画像データを平滑化
する平滑化フィルター151、そのまま画像データを通
過させるパススルー152、およびエッジ強調を行うエ
ッジ強調回路153が備えられている。セレクタ154
は、総合判断部185からの判断結果が、文字部であれ
ばエッジ強調回路153からの画像データを出力し、網
点部であれば平滑化フィルター151からの画像データ
を出力し、平坦部であればパススルー152からの画像
データを出力する。
【0045】エッジ強調回路153における強調処理
は、CMYK各色の画像データごとにラプラシアン値
(周辺画素との2次微分値)に係数をかけたものを加算
する方法で行われる。したがって、エッジの内側の濃度
は高くなり、一方、エッジの外側の濃度は低くなる。ま
た、本実施形態においては、エッジ強調量を色/黒判別
部183の判別結果に応じて変えている。例えば色地に
文字がある場合は、エッジ外側の強調量(濃度を下げ
る)を、白地に黒文字や色文字がある場合のエッジ強調
量より少なくしたり、また、色地に文字がある場合のエ
ッジ外側の強調を行わないことで、文字に白い縁取りが
できるのを抑えている。
【0046】(他の実施の形態)本発明は上述した実施
形態に限定されるものではない。他の実施形態として
は、例えばエッジ検出を、明度データと彩度データの傾
きの絶対値の和を求めて、求めた和の値としきい値とを
比較することにより行ってもよい。
【0047】具体的には、図6に示すように、微分フィ
ルター193および194の出力の絶対値を加算部20
1により加算することで、明度データと彩度データの傾
きの絶対値の和を求め、加算部201の出力値を比較部
202でしきい値と比較することにより、エッジの検出
を行うことができる。なお、図6において、他の構成部
材は、既に説明した実施の形態における構成部材と同じ
であるので、それらの説明は省略する。
【0048】このように、明度データと彩度データの傾
きの絶対値の和を求めることで、明度データあるいは彩
度データのいずれかの傾きの絶対値が大きければその和
の値も大きくなるため、明度データだけでは検出できな
いエッジを検出することが可能となる。
【0049】また、彩度データの傾きの絶対値としきい
値との比較を、明度が一定値以下の画素のみに対して行
うことで黒い文字のエッジのみを検出することができ
る。
【0050】さらに、上述の実施形態はデジタル複写機
に本発明を適用したものであるが、本発明は、スキャナ
などの画像読取装置、あるいはパソコンなどのコンピュ
ータにおいて画像処理を行う場合にも適用することがで
きる。画像読取装置に適用する場合には、上述した実施
形態と同様の画像処理部を備えれば実施可能であり、パ
ソコンなどのコンピュータでは、上述した画像処理部に
おける動作を手順として記憶した記録媒体を提供し、こ
れをコンピュータによって読み取り、実行することで可
能となる。
【0051】さらに本発明は、当業者が本発明の技術思
想の範囲内において適宜変形して実施できることは言う
までもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、彩度デー
タを用いてエッジ検出を行うので、下地(背景)の色と
文字色の関係がいかなる場合であっても、精度よくエッ
ジを検出できる。また、エッジを下地の色や文字の色に
よらず精度よく検出することができるので、網点が着色
されている場合でも、文字のエッジと網点のドットとを
分離できる。したがって、網点のみに平滑化処理を行う
ことができるので、文字のエッジを鮮明に再現でき、か
つ網点領域におけるモアレの発生を抑えることができ
る。
【0053】また、本発明においては、エッジとして検
出された部分に、エッジ強調処理を行うこととしたの
で、精度よく文字や細線などをより鮮明に再現すること
ができる。
【0054】さらに、本発明においては、エッジとして
検出されない部分を平滑化処理することとしたので、例
えば着色された網点領域に文字がある画像を平滑化処理
したときでも文字が一緒に平滑化されてしまうことな
く、網点領域のみが平滑化されるので文字のエッジを鮮
明に再現でき、かつ網点領域におけるモアレの発生を抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施形態に係るデジタル複
写機に設けられた画像処理部の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 上記画像処理部における画像補正部と画像領
域判別部の構成を示すブロック図である。
【図3】 明度および彩度を説明するための色空間の概
念図である。
【図4】 微分フィルターの一例を示す図面である。
【図5】 エッジ検出の説明図であり、図5Aは濃い赤
地に黒文字がある例、図5Bは図5Aを読み取ったとき
に得られるRGB各色の画像データを示す図、図5Cは
図5Aにおける明度データVと彩度データWとの比較図
である。
【図6】 他の実施形態における画像補正部と画像領域
判別部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…画像処理部、 15…画像補正部、 18…画像領域判別部、 182…エッジ検出部、 183…色/黒判別部、 184…網点判別部、 185…総合判断部、 191…明度算出部、 192…彩度算出部、 193,194…微分フィルター、 195…比較部、 196…OR回路、 201…加算部、 202…比較部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/409 H04N 1/40 D 1/46 101D 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 CA01 CB01 CE03 CE05 CE16 CE18 DC16 DC25 5C077 MP08 PP02 PP03 PP32 PP33 PP35 PP47 5C079 HB01 HB03 HB12 5L096 AA02 EA06 FA06 FA81 GA02 GA40 GA41 GA55

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置において、 RGB各色の画像データから彩度データを算出する彩度
    算出手段と、 彩度データに基づいてエッジを検出するエッジ検出手段
    と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像処理装置において、 RGB各色の画像データから明度データを算出する明度
    算出手段と、 RGB各色の画像データから彩度データを算出する彩度
    算出手段と、 明度データおよび彩度データに基づいてエッジを検出す
    るエッジ検出手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、 前記エッジ検出手段は、 明度データおよび彩度データの傾きを算出する傾き算出
    手段を有し明度データの傾きの絶対値と彩度データの傾
    きの絶対値との和の値と、予め決められたしきい値とを
    比較して該和の値が該しきい値以上である部分をエッジ
    として検出することを特徴とする。
  4. 【請求項4】 前記画像処理装置は、さらに前記エッジ
    検出手段により検出されたエッジを強調するエッジ強調
    手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    一つに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理装置は、さらに前記エッジ
    検出手段がエッジとして検出した部分以外の部分を平滑
    化する平滑化手段を有することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の画像処理装置
    と、原稿を読み取る画像読取手段とを有し、該画像読取
    手段から出力された画像データを前記画像処理装置によ
    り処理することを特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または5に記載の画像処理装置
    と、画像データを印刷媒体上に印刷する画像形成手段と
    を有し、前記画像処理装置により処理された画像データ
    を該画像形成手段により印刷することを特徴とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 画像処理方法において、 RGB各色の画像データから彩度データを算出するステ
    ップと、 彩度データに基づいてエッジを検出するステップと、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像データを処理する手順を記憶したコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、 RGB各色の画像データから彩度データを算出するステ
    ップと、 彩度データに基づいてエッジを検出するステップと、 を記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
JP2000035456A 1999-04-12 2000-02-14 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Pending JP2000357237A (ja)

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