JPH09214662A - ファクシミリ送受信システム - Google Patents

ファクシミリ送受信システム

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JPH09214662A
JPH09214662A JP8017999A JP1799996A JPH09214662A JP H09214662 A JPH09214662 A JP H09214662A JP 8017999 A JP8017999 A JP 8017999A JP 1799996 A JP1799996 A JP 1799996A JP H09214662 A JPH09214662 A JP H09214662A
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JP8017999A
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Shiyouhei Moroi
昭平 毛呂井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ機能を有した装置側の持つ優れ
た機能を柔軟に利用することにより,ホストコンピュー
タからファクシミリ機能を有する装置を介して文書ファ
イルを送受信する際の利便性の向上を図る。 【解決手段】 パソコン100をデジタル複合機(ファ
クシミリ機能を有した装置)に接続し,該デジタル複合
機200を介してパソコン100から文書ファイルの送
信またはパソコン100への文書ファイルの受信を行う
ファクシミリ送受信システムにおいて,文書ファイルが
機密性の高い情報である場合に,パソコン100とデジ
タル複合機200装置との間で,機密性の高い文書ファ
イルを暗号化して送受信すると共に,機密性の高い文書
ファイルに対するアクセス権を管理する機能を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ホストコンピュー
タをファクシミリ装置またはデジタル複合機等のファク
シミリ機能を有する装置に接続し,該ファクシミリ機能
を有する装置を介して前記ホストコンピュータから文書
ファイルの送信または前記ホストコンピュータへの文書
ファイルの受信を行うファクシミリ送受信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,パソコン・ファクシミリで知られ
るようにパソコン(パーソナルコンピュータ)にモデム
を搭載し,パソコン上で作成したワープロ文書等をその
ままファクシミリ送信可能な機能が提供されている。ま
た,このようなパソコン・ファクシミリ機能を有したパ
ソコンでは,他のファクシミリ装置から送られてきた文
書をファクシミリ受信することも可能である。
【0003】また,近年,北米を中心に,パソコンをフ
ァクシミリ装置またはデジタル複合機等のファクシミリ
機能を有する装置に接続し,該ファクシミリ機能を有す
る装置を介して,パソコンからワープロ機能等で作成し
た文書ファイルをそのまま送信する機能が普及しつつあ
る。また,ファクシミリ機能を有した装置で受信した受
信原稿(文書ファイル)を,紙に出力せずにパソコンに
吸い上げてディスプレイ画面上で読んだりすることも可
能であり,特に,ペーパーレスの観点から広く利用され
るようになることが予測される。
【0004】このようなパソコンにファクシミリ機能を
有した装置を接続したファクシミリ送受信システムで
は,以下の〜の利用方法が可能である。
【0005】ファクシミリ機能を有した装置側のモデ
ムを使用し,他の装置と直接,送受信したり,パソコ
ン側で作成した文書ファイルを一旦,ファクシミリ機能
を有した装置側のメモリにダウンロードした後,ファク
シミリ機能を有した装置側の機能を用いてメモリ送信し
たり,他の装置から受信した文書ファイルを一旦,フ
ァクシミリ機能を有した装置側のメモリに蓄積し,その
後パソコン側に吸い上げる形のメモリ受信が可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のファクシミリ送受信システムによれば,パソコン側
で,直接,文書ファイルのファクシミリ送受信を行うこ
とができるものの,パソコン側で扱える送受信原稿(文
書ファイル)の解像度・用紙サイズ・画像圧縮モード等
に制約があり,パソコン側の機能・能力によってファク
シミリ送受信の機能・能力が決定されているため,以下
に示すように,ファクシミリ機能を有した装置が本来備
えている機能・能力を十分に活用できないという問題点
があった。
【0007】第1に,パソコンとファクシミリ機能を有
した装置とを接続するインターフェースが,RS232
CのシリアルI/Fであり,データの転送スピードが遅
く,パソコンとファクシミリ機能を有した装置との間で
やり取り可能なデータも200dpiの解像度に限定さ
れるため,高解像度(微細字,400dpi相当)の文
書ファイルをパソコン側で受信することができなかっ
た。
【0008】第2に,パソコン側で,受信可能な用紙サ
イズがA4・B4サイズに限定されているため,不定形
サイズや,A3サイズ等の文書ファイルを,パソコン側
で直接受信することができなかった。
【0009】第3に,パソコン側には,基本的なファク
シミリ送受信に関する機能しかサポートされていないた
め,親展送受信ファイルや,パーソナルID付きのファ
イルを扱う場合に,たとえば,ファクシミリ機能を有し
た装置で親展受信したファイルをパソコン側に吸い上げ
ると,親展情報が欠落して機密性がなくなり,単なるフ
ァイルとなって誰でも読める。また,逆にファクシミリ
機能を有した装置で親展受信したファイルをパソコン側
に吸い上げることを禁止すると,親展受信したファイル
をパソコン側に落として保管することができないという
不都合や,ユーザーがパソコン側とファクシミリ機能を
有した装置側の両方で,受信ファイルの有無をチェック
する必要が出てきて煩わしという不都合が発生する。
【0010】第4に,ファクシミリ機能を有した装置の
機能の一つとして,自機のスキャナーで読み取った文書
ファイルに,記憶媒体内に保管されている文書ファイル
を添付ファイルとして添付する文書添付送信機能がある
が,パソコン側には,基本的なファクシミリ送受信に関
する機能しかサポートされていないため,文書添付送信
を行うことができなかった。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,ファクシミリ機能を有した装置側の持つ優れた機能
を柔軟に利用することにより,ホストコンピュータから
ファクシミリ機能を有する装置を介して文書ファイルを
送受信する際の利便性の向上を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るファクシミリ送受信システムは,
ホストコンピュータをファクシミリ装置またはデジタル
複合機等のファクシミリ機能を有する装置に接続し,該
ファクシミリ機能を有する装置を介して前記ホストコン
ピュータから文書ファイルの送信または前記ホストコン
ピュータへの文書ファイルの受信を行うファクシミリ送
受信システムにおいて,前記文書ファイルが機密性の高
い情報である場合に,前記ホストコンピュータと前記フ
ァクシミリ機能を有した装置との間で,前記機密性の高
い文書ファイルを暗号化して送受信すると共に,前記機
密性の高い文書ファイルに対するアクセス権を管理する
機能を備えたものである。
【0013】また,請求項2に係るファクシミリ送受信
システムは,ホストコンピュータをファクシミリ装置ま
たはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装置
に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して前
記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または前
記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行うフ
ァクシミリ送受信システムにおいて,前記ファクシミリ
機能を有した装置が,自機の有する解像度・用紙サイズ
・画像圧縮モード等の使用可能条件と前記ホストコンピ
ュータの有する解像度・用紙サイズ・画像圧縮モード等
の使用可能条件とが異なる場合,自動的に前記ホストコ
ンピュータの有する解像度・用紙サイズ・画像圧縮モー
ド等の使用可能条件に変更する機能を有するものであ
る。
【0014】また,請求項3に係るファクシミリ送受信
システムは,ホストコンピュータをファクシミリ装置ま
たはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装置
に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して前
記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または前
記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行うフ
ァクシミリ送受信システムにおいて,前記ファクシミリ
機能を有した装置が,ファクシミリ送信を行う際に,自
機のスキャナーで読み取った文書ファイルに,前記ホス
トコンピュータの記憶媒体内に保管されている文書ファ
イルを添付ファイルとして添付する文書添付送信機能を
有し,前記ホストコンピュータが,文書添付送信が指定
された場合に,前記記憶媒体に保管されている文書ファ
イルを前記ファクシミリ機能を有した装置側へ転送する
ものである。
【0015】また,請求項4に係るファクシミリ送受信
システムは,ホストコンピュータをファクシミリ装置ま
たはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装置
に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して前
記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または前
記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行うフ
ァクシミリ送受信システムにおいて,送信する文書ファ
イルを前記ファクシミリ機能を有した装置に蓄積する
際,または前記ファクシミリ機能を有した装置から文書
ファイルを送信する際に,前記ホストコンピュータで作
成した文書ファイルと前記ファクシミリ機能を有した装
置内に蓄積した文書ファイルとを結合させる機能を有す
るものである。
【0016】また,請求項5に係るファクシミリ送受信
システムは,請求項4記載のファクシミリ送受信システ
ムにおいて,前記ホストコンピュータで作成した文書フ
ァイルと前記ファクシミリ機能を有した装置内に蓄積し
た文書ファイルとを結合させる際に,前記ホストコンピ
ュータ側またはファクシミリ機能を有した装置側で,文
書ファイルの結合順序を設定可能とするものである。
【0017】また,請求項6に係るファクシミリ送受信
システムは,ホストコンピュータをファクシミリ装置ま
たはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装置
に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して前
記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または前
記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行うフ
ァクシミリ送受信システムにおいて,前記ホストコンピ
ュータ側で作成した文書ファイルを前記ファクシミリ機
能を有した装置側へ送信する際,前記ホストコンピュー
タが,プリンターに印刷出力する場合の印刷制御コマン
ドを用いた形式で前記作成した文書ファイルを送信し,
前記ファクシミリ機能を有した装置が,受信した文書フ
ァイルに対してビットマップ展開・圧縮データ化を行っ
てファクシミリ送信可能な文書ファイルに変換するもの
である。
【0018】また,請求項7に係るファクシミリ送受信
システムは,ホストコンピュータをファクシミリ装置ま
たはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装置
に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して前
記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または前
記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行うフ
ァクシミリ送受信システムにおいて,前記ファクシミリ
機能を有した装置が,ファクシミリ受信があった場合
に,ファクシミリ受信した文書ファイルの先頭ページと
最終ページの情報を前記ホストコンピュータへ送信する
ものである。
【0019】また,請求項8に係るファクシミリ送受信
システムは,ホストコンピュータをファクシミリ装置ま
たはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装置
に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して前
記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または前
記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行うフ
ァクシミリ送受信システムにおいて,前記ホストコンピ
ュータ側およびファクシミリ機能を有した装置側の両方
で,ファクシミリ受信した文書ファイルの管理が可能で
あり,前記ホストコンピュータ側で前記受信した文書フ
ァイルの削除処理を行うと,同時に前記ファクシミリ機
能を有した装置側の記憶媒体に保存されている前記受信
した文書ファイルが削除されるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明のファクシミリ送受
信システムの一実施例について,図面を参照して詳細に
説明する。
【0021】図1は,本実施例のファクシミリ送受信シ
ステムの構成図を示す。図において,100はホストコ
ンピュータであるパソコン,200はファクシミリ機能
を有した装置であるデジタル複合機,300はホストコ
ンピュータ100とデジタル複合機200を接続する接
続I/F(インターフェース)を示す。なお,本実施例
では,ファクシミリ機能を有した装置としてデジタル複
合機200を用いた例を示すが,一般的なファクシミリ
装置でも良いことは勿論である。
【0022】なお,デジタル複合機200は,図示の如
く,ファクシミリ機能を実現するためのファクシミリア
プリケーション(以下,FAXアプリと呼ぶ)や,プリ
ンター機能を実現するためのプリンターアプリケーショ
ン,コピア機能を実現するコピアアプリケーションを含
むその他アプリケーション,画像データを記憶するため
のページメモリ等を備えた制御部201と,制御部20
1の制御によって原稿を所定の読取位置自動的に搬送す
る自動原稿送り装置(ADF)202と,制御部201
の制御によってADF202によって搬送された原稿を
読み取るスキャナー203と,制御部201の制御によ
って画像データを記録紙に出力するプリンターエンジン
204とを備えている。
【0023】また,接続I/F300としては,ファク
シミリ装置(ファクシミリ機能)とパソコン(ホストコ
ンピュータ)とをRS232Cで繋ぐ一般的な接続I/
Fである『TR29』を使用する。ただし,特に限定す
るものではなく,例えば,RS232Cのみならず,今
後,接続に使用されると予想されるイーサネット等のI
/Fを用いることができるのは勿論である。
【0024】以上の構成において, 接続I/FとしてTR29を用いた場合の基本的なデ
ータの流れ 機密性の高い文書ファイルの処理 解像度・用紙サイズ・画像圧縮モード等の使用可能条
件の適合処理 文書添付送信機能 パンコン側の文書ファイルとファクシミリ機能側の文
書ファイルとの結合送信機能 印刷制御コマンドを用いた文書ファイルの転送機能 ダイジョスト受信機能 文書ファイルの削除機能 の順で,その動作を説明する。
【0025】接続I/FとしてTR29を用いた場合
の基本的なデータの流れ 先ず,本実施例のように接続I/F300としてTR2
9を用いた場合の基本的なデータの流れを説明する目的
で,図2〜図5を用いて直接送信・直接受信・メモリ送
信・メモリ受信について説明する。なお,説明を簡単に
するためにデジタル複合機200はファクシミリ機能に
関連するブロックのみを示す。また,図中の略号の意味
は以下の通りである。
【0026】DIU: 接続I/F300を用いて,パ
ソコン100とデジタル複合機200とを繋ぐための装
置である。なお,接続I/F300がTR29の場合
は,RS232CシリアルI/F,そのドライバソフト
およびパソコン100とのコマンドのやり取り,圧縮イ
メージデータのやり取りを行う。 DCR: 圧縮・伸長処理を行うブロックである。 SAF: 送信原稿・受信原稿等の文書ファイルを一時
保管するためのメモリを含むブロックである。 MODEM : モデム。変調・復調機能を備え,公衆回線に
対して,送信データの変調,受信データの復調を行う。
【0027】直接送信は,図2に示すように,基本的に
パソコン100で作成または保持している文書ファイル
(圧縮データ)を,そのまま接続I/F300を介して
MODEMに流し,通信のプロトコル制御もパソコン1
00側で行うものである。
【0028】また,直接受信は,図3に示すように,フ
ァクシミリ受信(着呼)があった場合に,直接,接続I
/F300を介してパソコン100へ通知し,パソコン
100側が受信制御を行って,受信した文書ファイルも
パソコン100側に保存される。ただし,着呼があった
時点でパソコン100側が何らかの理由で受信できない
状態の場合には,後述するメモリ受信で示すように,デ
ジタル複合機200側で通常通り受信し,メモリ(SA
F)に蓄積する。
【0029】メモリ送信は,図4に示すように,パソコ
ン100から送信する文書ファイルを接続I/F300
を介してデジタル複合機200側のメモリ(SAF)に
記憶させ,後はデジタル複合機200のファクシミリ機
能を用いて通常のメモリ送信と同様にファクシミリ送信
を行うものである。
【0030】メモリ受信は,図5に示すように,一旦,
デジタル複合機200のファクシミリ機能を用いて受信
した文書ファイルをメモリ(SAF)に記憶させ,受信
完了後に,パソコン100側に送付するものである。た
だし,メモリ受信の際の出力動作は,ユーザーの選択に
よって,たとえば,受信と共に出力を行ったり,受信後
パソコン100側に転送したり,さらにはパソコン10
0側に転送後,デジタル複合機200側でも印刷すると
いうように後処理を設定することができる。
【0031】機密性の高い文書ファイルの処理 本発明では,受信した文書ファイルが機密性の高い情報
である場合に,パソコン100とデジタル複合機200
との間で,機密性の高い文書ファイルを暗号化して送受
信すると共に,機密性の高い文書ファイルに対するアク
セス権を管理する。具体的には,図5に示すように,接
続I/F300を介してパソコン100に文書ファイル
を吸い上げる場合に,専用のID(Identification)を
文書ファイルの情報に付加すると共に,パソコン100
上で文書ファイルの内容が読まれないようにするため
に,特定の暗号化を施す。例えば,接続I/F300を
経由してパソコン100に文書ファイルを渡す際のデー
タの順番を入れ替えることで容易かつ十分な暗号化を行
うことができる。
【0032】一般的に,ファクシミリ機能で機密性の高
い文書ファイルを送受信する方法としては,親展送信・
親展受信・ID送信・ID受信・パーソナルID送信・
パーソナルID受信がある。
【0033】親展受信またはID受信された文書ファイ
ルを出力する場合,受信機側で登録された特定の親展番
号またはID番号を指定することで取り出すことができ
る。当然これらの親展番号・ID番号は特定のオペレー
タにしか開放されていないため,機密が保たれるように
なっている。
【0034】また,パーソナルIDに至っては,送信側
と受信側が申し合わせて,同じIDを指定することで受
信側では読み出しが可能となる。
【0035】接続I/F300を介して受信した機密性
の高いこれらの文書ファイルに対してプロテクトをかけ
るためには,一つの方法として,親展情報およびID情
報を文書ファイルの情報に付加した形でパソコン100
に渡し,パソコン100上のアプリケーションソフトで
も,これらの親展情報およびID情報の管理を行って,
ユーザーが該当する親展情報およびID情報を指定しな
い限り,文書ファイルにアクセスできないようにプロテ
クトをかける方法がある。
【0036】また,よりプロテクトを強化する他の方法
として,親展情報およびID情報を付加された文書ファ
イルに対しては,データの順序をある特定のアルゴリズ
ムで入れ替える方法がある。圧縮されたファイルの場
合,データの順序を入れ替えると伸長エラーが発生する
ので,そのままではパソコン100上でファイルを見る
ことができない。このデータの入れ替えは,接続I/F
300を通過するときに行っても良く,パソコン100
側で行っても良く,また,当然ながらデジタル複合機2
00から接続I/F300にデータを渡すときに行って
も良い。
【0037】このように暗号化された文書ファイルを,
パソコン100上で読む場合には,親展コード,ID情
報を入力することで,パソコン100側で元の順序に戻
し,正しく読めるようにする。
【0038】解像度・用紙サイズ・画像圧縮モード等
の使用可能条件の適合処理 次に,本発明の解像度・用紙サイズ・画像圧縮モード等
の使用可能条件の適合処理について説明する。
【0039】一般的なパソコン100や,接続I/F3
00であるTR29が有している解像度は200dpi
が基本である。また,なかには用紙サイズとしてB4サ
イズ迄の対応しか行っていないものもある。これは,解
像度や用紙サイズが大きくなると,パソコン100側で
必要となるメモリ容量が大きくなるためであり,換言す
れば,パソコン100側のメモリ容量の制約によって解
像度・用紙サイズが定まっている。
【0040】例えば,A3サイズで400dpiの原稿
(文書ファイル)を扱おうとすると約4MBのメモリが
必要となる。また,一般的なファクシミリ装置でも40
0dpiを扱えるようにするためには,オプションメモ
リを購入し,増設する必要がある。
【0041】本発明の解像度・用紙サイズ・画像圧縮モ
ード等の使用可能条件の適合処理は,デジタル複合機2
00で受けた400dpiの解像度の文書ファイルや,
A3サイズの文書ファイル等を接続I/F300を介し
てパソコン100に吸い上げることを可能とするもので
ある。
【0042】デジタル複合機200で受けた文書ファイ
ルをパソコン100にアップロードする目的には,ペー
パーレス化のため,パソコン100の画面上で内容を確
認するため,必要とするもののみ印刷・保存を行うた
め,ファイル化して再利用するため,等のようにユーザ
ーにより様々である。
【0043】ところが,パソコン100の性能で,A3
サイズの文書ファイルや400dpiの文書ファイルが
扱えない場合は,デジタル複合機200側のファクシミ
リ機能がこれらに対応できて受信しても,接続I/F3
00を介してパソコン100側にアップロードすること
ができなくなってしまう。
【0044】したがって,本実施例では,デジタル複合
機200側で,パソコン100側の機能・能力に合わせ
て,例えば,A3サイズの文書ファイルをB4サイズの
文書ファイルに自動縮小したり,400dpiの文書フ
ァイルを200dpiの文書ファイルに解像度変換し
て,接続I/F300を介してパソコン100側へ渡
す。なお,用紙サイズの変化や,解像度の変換は,例え
ば,受信データ(圧縮データ)をメモリ上に伸長展開し
て,間引き処理を行うことで容易に実行することができ
る。すなわち,接続I/F300を介してパソコン10
0にアップロードする際に,伸長処理→間引き処理→再
圧縮処理を行えば良い。これらの処理は,ソフトで対応
することも可能であるが,処理時間が問題になる場合に
はハードによる処理を行っても良い。
【0045】文書添付送信機能 ファクシミリ機能の一つに,頻繁に使用する原稿をあら
かじめメモリに蓄積することにより,送信の度に原稿を
用意したり,原稿の読み込みを行うことに費やす時間を
省略できるようにした機能(この機能を文書添付送信機
能と呼ぶ)がある。
【0046】従来のファクシミリ機能を有した装置で
は,この文書添付送信機能を利用すると,当然,受信ま
たはメモリ送信用に使用できるメモリ容量が少なくな
り,メモリオーバーエラーが発生し易くなるため,登録
件数を10程度に押さえ,さらにメモリ消費量が少なく
て済むようにふつう字(200dpiまたは100dp
i)相当で1件につき,1枚のみ登録可とする等の制約
を行っている。
【0047】本発明では,この文書添付送信機能で使用
する添付ファイル(添付用の文書ファイル)をパソコン
100側の記憶媒体(メモリ)内に記憶させるようにし
たものである。すなわち,文書添付送信機能で使用する
添付ファイル(添付用の文書ファイル)を接続I/F3
00を介してパソコン100側へ送り込んで,記憶させ
る。この送り込みは,ユーザーの選択によって行っても
良いし,自動的に行われるようにしても良い。これによ
ってデジタル複合機200側は,文書添付送信機能によ
って送信・受信用のメモリエリアを圧迫されることなく
利用可能である。また,文書添付送信機能の添付ファイ
ルは,パソコン100側の豊富なメモリを利用可能であ
るため,登録件数や,1件当たりの枚数,解像度等を特
に制約する必要がなくなる。
【0048】また,添付ファイルを指定して送信する際
には,接続I/F300を経由してパソコン100から
指定された添付ファイルをデジタル複合機200側へダ
ウンロードし,ファクシミリ送信を行う際に,自機のス
キャナーで読み取った文書ファイルに添付して送信す
る。
【0049】パンコン側の文書ファイルとファクシミ
リ機能側の文書ファイルとの結合送信機能 次に,パンコン側の文書ファイルとファクシミリ機能側
の文書ファイルとの結合送信機能について説明する。パ
ソコン100上で取り扱い可能な解像度および用紙サイ
ズがデジタル複合機200のファクシミリ機能で取り扱
える解像度および用紙サイズと比較して劣っている際
に,解像度の高い(例えば,400dpi)原稿や,A
3サイズの原稿をファクシミリ送信した場合には,パソ
コン100を介して,何もより解像度を落として使用す
る必要はない。そこで,本発明では,解像度の高い原稿
や,A3サイズの原稿をデジタル複合機200側で読み
込ませてメモリに落とし,パソコン100側から接続I
/F300を介してダウンロードした文書ファイルと合
成(結合)させて,ファクシミリ送信するようにしたも
のである。
【0050】例えば,一例として,5枚の原稿をある宛
先に送付する場合を考え,1,2枚目がパソコン100
で作成した原稿,3枚目がデジタル複合機200にて蓄
積する原稿,4枚目がパソコン100側で作成した原
稿,そして最後の5枚目がデジタル複合機200にて蓄
積する原稿であるとすると,パソコン100上で宛先と
送信ページの指定を行い,デジタル複合機200側で添
付するページが3枚目と5枚目である旨を指定する。当
然,このように指定可能なアプリケーションソフトがパ
ソコン100上で動作していることを前提とするが,技
術的には特に問題なく実現可能であるため詳細な説明は
省略する。
【0051】パソコン100上で指定した情報は,接続
I/F300に専用のコマンドとして伝えられ,これを
受けた接続I/F300は,デジタル複合機200に対
して次のような処理を順次要求する。
【0052】 #1:1ページ目をパソコン100からダウンロード
し,メモリに蓄積 #2:2ページ目をパソコン100からダウンロード
し,メモリに蓄積 #3:3ページ目をデジタル複合機200のADF上に
載置された原稿から1枚読み込み,メモリに蓄積 #4:4ページ目をパソコン100からダウンロード
し,メモリに蓄積 #5:5ページ目をデジタル複合機200のADF上に
載置された原稿から1枚読み込み,メモリに蓄積 #6:パソコン100で指定された相手先(宛先)に#
1〜#5で蓄積した5ページの文書ファイルをメモリ送
【0053】以上の処理をパソコン100から接続I/
F300を経由してデジタル複合機200に通達・処理
することで,容易に実現可能となる。
【0054】これにより,400dpi相当の文書ファ
イルや,A3サイズの文書ファイルもパソコン100か
らの指示でファクシミリ送信可能となる。
【0055】なお,上記は一例であり,メモリ送信する
際に,デジタル複合機200上にあらかじめ原稿を載置
しておくことが面倒であれば,例えば,デジタル複合機
200側で蓄積するページになると,パソコン100側
で指定した読取条件(400dpi等)を自動的にセッ
トし,原稿蓄積をユーザーに促す意味で『ピッピ音』に
よる誘導音を鳴らすようにしても良い。
【0056】または,事前にデジタル複合機200で該
当する原稿を蓄積しておき,文書ファイル等の情報の
み,接続I/F300を介してパソコン100側に伝
え,パソコン100側のアプリで自動的に原稿(文書フ
ァイル)の結合を指定することでも実現可能である。
【0057】印刷制御コマンドを用いた文書ファイル
の転送機能 本発明の印刷制御コマンドを用いた文書ファイルの転送
機能では,パソコン100側で作成した文書ファイルを
デジタル複合機200側へ送信する際,パソコン100
が,プリンターに印刷出力する場合の印刷制御コマンド
を用いた形式で前記作成した文書ファイルを送信し,デ
ジタル複合機200が,受信した文書ファイルに対して
ビットマップ展開・圧縮データ化を行ってファクシミリ
送信可能な文書ファイルに変換する。
【0058】この機能は,接続I/F300としてTR
29を使用し,パソコン100とデジタル複合機200
間の圧縮データ,制御コマンドをRS232C等のシリ
アルI/Fでやり取りする場合に効果を発揮する。すな
わち,シリアルでやり取りするのは時間がかかるため,
ファクシミリ送信用のデータをビットマップデータに展
開し,圧縮して接続I/F300を介してデジタル複合
機200にダウンロードするのはかなりの時間を要す
る。
【0059】ファクシミリ機能を有したデジタル複合機
200では,プリンター機能も搭載できるように拡張可
能なものが多く,このプリンター機能を使用するば,上
記ダウンロードの時間を節約することができる。すなわ
ち,パソコン100上で作成したファクシミリ送信用の
データ(文書ファイル)をプリンターに出力する印刷コ
ードの形で,接続I/F300を介してデジタル複合機
200に転送し,デジタル複合機200側で,このデー
タをプリンター機能に送り込んで,展開処理し,圧縮処
理して,ファクシミリ機能で使用するようにすれば良
い。
【0060】ダイジョスト受信機能 ダイジョスト受信機能は,デジタル複合機200側で受
けた受信内容のダイジェストをパソコン100側で確認
可能にするものである。
【0061】接続I/F300であるTR29の基本的
な機能を用いて,ファクシミリ受信したファイルをパソ
コン100に吸い上げれば,だれ宛にどんな内容の文書
ファイルが届いているのかが確認できる。しかし,TR
29ではシリアルI/Fを介してデータのやり取りを行
っているので時間がかかってしまう。
【0062】そこで,本発明では,ファクシミリ受信が
あった場合に,受信した複数ページの文書ファイルの先
頭ページと最終ページの情報のみをパソコン100へ送
信することにより,文書ファイル全体の送信量を低減さ
せて,シリアルI/Fを介してのデータのやり取りの時
間を短縮するものである。また,先頭ページと最終ペー
ジの情報によってパソコン100側では,だれ宛でどん
な内容の文書ファイルであるかを確認できる。
【0063】文書ファイルの削除機能 デジタル複合機200側で受信した文書ファイルをパソ
コン100側にアップロード可能であることは既に述べ
たが,ユーザーの中には,受信した文書ファイルをデジ
タル複合機200側のメモリに残したまま,その複製を
パソコン100にも渡し,ディスプレイ画面上で内容確
認した後,その後の処理を決定したい場合がある。
【0064】ディスプレイ画面上で内容確認した後の処
理としては,印刷すべき内容であったものはパソコン1
00上からデジタル複合機200に対して印刷起動をか
けて記録紙に印刷したり,確認後不要と判断したものは
パソコン100上から削除したりする。
【0065】そこで,本発明では,確認後不要と判断
し,パソコン100上から文書ファイルを削除した場合
に,自動的にデジタル複合機200側のメモリからも該
当する文書ファイルを同時に削除する文書ファイルの削
除機能を提供する。
【0066】具体的には,デジタル複合機200側から
パソコン100側へ文書ファイルをアップロードする際
に,デジタル複合機200側のメモリ上の内部管理用フ
ァイル名またはテンポラリーID情報を付加する。パソ
コン100側では,文書ファイルの削除を行う場合に,
削除の対象となる文書ファイルの内部管理用ファイル名
またはテンポラリーID情報をデジタル複合機200側
へ通知し,デジタル複合機200で,該通知に基づいて
メモリ上の該当する文書ファイルを削除するようにす
る。
【0067】また,当然,パソコン100上から印刷指
示することも,パソコン100上のみで文書ファイルを
削除することも,文書ファイルの保存を指定することも
容易に実現可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のファクシ
ミリ送受信システム(請求項1)は,文書ファイルが機
密性の高い情報である場合に,ホストコンピュータとフ
ァクシミリ機能を有した装置との間で,前記機密性の高
い文書ファイルを暗号化して送受信すると共に,前記機
密性の高い文書ファイルに対するアクセス権を管理する
機能を備えたため,ファクシミリ機能を有した装置側の
持つ優れた機能を柔軟に利用して,ホストコンピュータ
からファクシミリ機能を有する装置を介して文書ファイ
ルを送受信する際の利便性の向上を図ることができる。
特に,機密性の高い文書ファイルが他人に勝手に読まれ
たりする危険性を回避できる。また,ファイルとしての
アクセスが可能であるので,機密性を保持できる。
【0069】また,本発明のファクシミリ送受信システ
ム(請求項2)において,ファクシミリ機能を有した装
置は,自機の有する解像度・用紙サイズ・画像圧縮モー
ド等の使用可能条件とホストコンピュータの有する解像
度・用紙サイズ・画像圧縮モード等の使用可能条件とが
異なる場合,自動的にホストコンピュータの有する解像
度・用紙サイズ・画像圧縮モード等の使用可能条件に変
更する機能を有するため,ファクシミリ機能を有した装
置側の持つ優れた機能を柔軟に利用して,ホストコンピ
ュータからファクシミリ機能を有する装置を介して文書
ファイルを送受信する際の利便性の向上を図ることがで
きる。特に,ファクシミリ機能を有した装置側の文書フ
ァイルを自動的に変換してホストコンピュータ側へ送れ
るので,受信した文書ファイルを全てホストコンピュー
タ上で管理・運用することができる。
【0070】また,本発明のファクシミリ送受信システ
ム(請求項3)において,ファクシミリ機能を有した装
置は,ファクシミリ送信を行う際に,自機のスキャナー
で読み取った文書ファイルに,ホストコンピュータの記
憶媒体内に保管されている文書ファイルを添付ファイル
として添付する文書添付送信機能を有し,ホストコンピ
ュータが,文書添付送信が指定された場合に,記憶媒体
に保管されている文書ファイルをファクシミリ機能を有
した装置側へ転送するため,ファクシミリ機能を有した
装置側の持つ優れた機能を柔軟に利用して,ホストコン
ピュータからファクシミリ機能を有する装置を介して文
書ファイルを送受信する際の利便性の向上を図ることが
できる。特に,ホストコンピュータ上の記憶媒体を使用
することにより,豊富なメモリエリアを利用できるた
め,添付ファイルとして保存可能な文書数,枚数,原稿
サイズ,解像度等の制約から解放される。
【0071】また,本発明のファクシミリ送受信システ
ム(請求項4)は,送信する文書ファイルをファクシミ
リ機能を有した装置に蓄積する際,またはファクシミリ
機能を有した装置から文書ファイルを送信する際に,ホ
ストコンピュータで作成した文書ファイルとファクシミ
リ機能を有した装置内に蓄積した文書ファイルとを結合
させる機能を有するため,ファクシミリ機能を有した装
置側の持つ優れた機能を柔軟に利用して,ホストコンピ
ュータからファクシミリ機能を有する装置を介して文書
ファイルを送受信する際の利便性の向上を図ることがで
きる。特に,ホストコンピュータ側で扱える解像度,用
紙サイズに制限があった場合でも,ファクシミリ機能を
有した装置側に蓄積し,合成することにより,ファクシ
ミリ機能を有した装置の解像度,用紙サイズのレベルで
利用したファクシミリ送信が可能となる。
【0072】また,本発明のファクシミリ送受信システ
ム(請求項5)は,請求項4記載のファクシミリ送受信
システムにおいて,前記ホストコンピュータで作成した
文書ファイルと前記ファクシミリ機能を有した装置内に
蓄積した文書ファイルとを結合させる際に,前記ホスト
コンピュータ側またはファクシミリ機能を有した装置側
で,文書ファイルの結合順序を設定可能としたため,ホ
ストコンピュータ側で扱える解像度,用紙サイズに制限
があった場合でも,ファクシミリ機能を有した装置側に
蓄積し,ページ単位で合成することにより,ファクシミ
リ機能を有した装置の解像度,用紙サイズのレベルでフ
ァクシミリ送信が可能となる。
【0073】また,本発明のファクシミリ送受信システ
ム(請求項6)は,ホストコンピュータ側で作成した文
書ファイルをファクシミリ機能を有した装置側へ送信す
る際,ホストコンピュータが,プリンターに印刷出力す
る場合の印刷制御コマンドを用いた形式で前記作成した
文書ファイルを送信し,ファクシミリ機能を有した装置
が,受信した文書ファイルに対してビットマップ展開・
圧縮データ化を行ってファクシミリ送信可能な文書ファ
イルに変換するため,ファクシミリ機能を有した装置側
の持つ優れた機能を柔軟に利用して,ホストコンピュー
タからファクシミリ機能を有する装置を介して文書ファ
イルを送受信する際の利便性の向上を図ることができ
る。特に,ホストコンピュータからファクシミリ機能を
有した装置へ文書ファイルをダンウロードする時間を短
縮することができる。
【0074】また,本発明のファクシミリ送受信システ
ム(請求項7)において,ファクシミリ機能を有した装
置は,ファクシミリ受信があった場合に,ファクシミリ
受信した文書ファイルの先頭ページと最終ページの情報
をホストコンピュータへ送信するため,ファクシミリ機
能を有した装置で受信したファイルの情報が効率的にホ
ストコンピュータ上で管理できる。特に,自分宛の文書
ファイルが届いているかどうかか,簡単に確認できるた
め,いちいちファクシミリ機能を有した装置のところへ
調べにいく必要がなくなり,利便性が向上する。
【0075】また,本発明のファクシミリ送受信システ
ム(請求項8)は,ホストコンピュータ側およびファク
シミリ機能を有した装置側の両方で,ファクシミリ受信
した文書ファイルの管理が可能であり,ホストコンピュ
ータ側で受信した文書ファイルの削除処理を行うと,同
時にファクシミリ機能を有した装置側の記憶媒体に保存
されている受信した文書ファイルが削除されるため,い
ちいちファクシミリ機能を有した装置のところへ文書フ
ァイルの削除を行いに行く必要がなくなり,利便性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ送受信システムの構成
図である。
【図2】本実施例のように接続I/FとしてTR29を
用いた場合の基本的なデータの流れ(直接送信)を示す
説明図である。
【図3】本実施例のように接続I/FとしてTR29を
用いた場合の基本的なデータの流れ(直接受信)を示す
説明図である。
【図4】本実施例のように接続I/FとしてTR29を
用いた場合の基本的なデータの流れ(メモリ送信)を示
す説明図である。
【図5】本実施例のように接続I/FとしてTR29を
用いた場合の基本的なデータの流れ(メモリ受信)を示
す説明図である。
【符号の説明】
100 パソコン(ホストコンピュータ) 200 デジタル複合機(ファクシミリ機能を有した
装置) 300 接続I/F(TR29)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータをファクシミリ装置
    またはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装
    置に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して
    前記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または
    前記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行う
    ファクシミリ送受信システムにおいて,前記文書ファイ
    ルが機密性の高い情報である場合に,前記ホストコンピ
    ュータと前記ファクシミリ機能を有した装置との間で,
    前記機密性の高い文書ファイルを暗号化して送受信する
    と共に,前記機密性の高い文書ファイルに対するアクセ
    ス権を管理する機能を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ送受信システム。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータをファクシミリ装置
    またはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装
    置に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して
    前記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または
    前記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行う
    ファクシミリ送受信システムにおいて,前記ファクシミ
    リ機能を有した装置は,自機の有する解像度・用紙サイ
    ズ・画像圧縮モード等の使用可能条件と前記ホストコン
    ピュータの有する解像度・用紙サイズ・画像圧縮モード
    等の使用可能条件とが異なる場合,自動的に前記ホスト
    コンピュータの有する解像度・用紙サイズ・画像圧縮モ
    ード等の使用可能条件に変更する機能を有することを特
    徴とするファクシミリ送受信システム。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータをファクシミリ装置
    またはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装
    置に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して
    前記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または
    前記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行う
    ファクシミリ送受信システムにおいて,前記ファクシミ
    リ機能を有した装置は,ファクシミリ送信を行う際に,
    自機のスキャナーで読み取った文書ファイルに,前記ホ
    ストコンピュータの記憶媒体内に保管されている文書フ
    ァイルを添付ファイルとして添付する文書添付送信機能
    を有し,前記ホストコンピュータは,文書添付送信が指
    定された場合に,前記記憶媒体に保管されている文書フ
    ァイルを前記ファクシミリ機能を有した装置側へ転送す
    ることを特徴とするファクシミリ送受信システム。
  4. 【請求項4】 ホストコンピュータをファクシミリ装置
    またはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装
    置に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して
    前記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または
    前記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行う
    ファクシミリ送受信システムにおいて,送信する文書フ
    ァイルを前記ファクシミリ機能を有した装置に蓄積する
    際,または前記ファクシミリ機能を有した装置から文書
    ファイルを送信する際に,前記ホストコンピュータで作
    成した文書ファイルと前記ファクシミリ機能を有した装
    置内に蓄積した文書ファイルとを結合させる機能を有す
    ることを特徴とするファクシミリ送受信システム。
  5. 【請求項5】 前記ホストコンピュータで作成した文書
    ファイルと前記ファクシミリ機能を有した装置内に蓄積
    した文書ファイルとを結合させる際に,前記ホストコン
    ピュータ側またはファクシミリ機能を有した装置側で,
    文書ファイルの結合順序を設定可能であることを特徴と
    する請求項4記載のファクシミリ送受信システム。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータをファクシミリ装置
    またはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装
    置に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して
    前記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または
    前記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行う
    ファクシミリ送受信システムにおいて,前記ホストコン
    ピュータ側で作成した文書ファイルを前記ファクシミリ
    機能を有した装置側へ送信する際,前記ホストコンピュ
    ータは,プリンターに印刷出力する場合の印刷制御コマ
    ンドを用いた形式で前記作成した文書ファイルを送信
    し,前記ファクシミリ機能を有した装置は,受信した文
    書ファイルに対してビットマップ展開・圧縮データ化を
    行ってファクシミリ送信可能な文書ファイルに変換する
    ことを特徴とするファクシミリ送受信システム。
  7. 【請求項7】 ホストコンピュータをファクシミリ装置
    またはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装
    置に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して
    前記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または
    前記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行う
    ファクシミリ送受信システムにおいて,前記ファクシミ
    リ機能を有した装置は,ファクシミリ受信があった場合
    に,ファクシミリ受信した文書ファイルの先頭ページと
    最終ページの情報を前記ホストコンピュータへ送信する
    ことを特徴とするファクシミリ送受信システム。
  8. 【請求項8】 ホストコンピュータをファクシミリ装置
    またはデジタル複合機等のファクシミリ機能を有する装
    置に接続し,該ファクシミリ機能を有する装置を介して
    前記ホストコンピュータから文書ファイルの送信または
    前記ホストコンピュータへの文書ファイルの受信を行う
    ファクシミリ送受信システムにおいて,前記ホストコン
    ピュータ側およびファクシミリ機能を有した装置側の両
    方で,ファクシミリ受信した文書ファイルの管理が可能
    であり,前記ホストコンピュータ側で前記受信した文書
    ファイルの削除処理を行うと,同時に前記ファクシミリ
    機能を有した装置側の記憶媒体に保存されている前記受
    信した文書ファイルが削除されることを特徴とするファ
    クシミリ送受信システム。
JP8017999A 1996-02-02 1996-02-02 ファクシミリ送受信システム Pending JPH09214662A (ja)

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