JPH09214522A - 情報中継装置および端末装置 - Google Patents

情報中継装置および端末装置

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JPH09214522A
JPH09214522A JP4058896A JP4058896A JPH09214522A JP H09214522 A JPH09214522 A JP H09214522A JP 4058896 A JP4058896 A JP 4058896A JP 4058896 A JP4058896 A JP 4058896A JP H09214522 A JPH09214522 A JP H09214522A
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repeater
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JP4058896A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報中継装置と端末装置間および情報中継装
置間の通信状態に関する配置調整および通信状態の監視
を容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 副中継器22では、端末装置(遊技機)
から赤外線が送信されると、それを受光素子314で受
信し、フィルタ回路312で増幅し、レベル表示器18
1で赤外線の受信感度をレベル表示する。このとき、レ
ベル表示器181の受信感度レベルが所定値より低い状
態であれば、端末装置からの赤外線の送信方向がずれて
いるか、あるいは副中継器22での受信方向がずれてい
て良好な受信ができない状態であるかを、その場で直ち
に認識できる。次いで、配置調整の作業者は端末装置の
所に行き、赤外線を送信している発光部の送信方向ある
いは角度をずらして赤外線の照射方向を調整する。これ
により、赤外線通信の方向調整を容易にし、調整作業の
時間を短くし、調整の能率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報中継装置およ
び端末装置に係わり、詳しくは店舗内(例えば、遊技場
内)の情報処理装置と端末装置との間に介在する無線方
式の伝送媒体(例えば、赤外線)を使用した情報中継装
置、および該情報中継装置を使用して情報収集が行われ
る端末装置(例えば、遊技機)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技店では多数の遊技機の情報を
収集して管理するために、管理系統の通信網が設けられ
ており、このような通信網では情報の中継を行う情報中
継装置が使用されることがある。例えば、情報中継装置
を使用したシステムとして、予め金額が付加されたカー
ド(プリペイドカード)を購入し、遊技機に併設された
玉貸し装置にプリペイドカードを挿入し、所定の操作を
行うことで遊技球を貸し出し、遊技を行うプリペイドカ
ードシステムがある。
【0003】この場合の情報の収集を行うプリペイドカ
ードシステムとしては、例えば特開平7−111509
号公報に記載された光LANを用いたものがある。この
公報記載のプリペイドカードシステムでは、プリペイド
カードを発行する発行装置、遊技機に併設されたプリペ
イドカードを使用する玉貸し装置等が情報中継装置を介
在して、情報を収集する端末制御装置と通信上で接続さ
れ、また、端末制御装置は電話回線によりカード利用デ
ータの精算を行うセンターに対して通信可能になってい
る。情報を収集する場合、端末制御装置から情報の転送
要求を情報中継装置を介在させて光LANを用いた赤外
線通信により当該端末装置毎に行い、例えば端末装置が
遊技機に併設の玉貸し装置であれば、当該玉貸し装置の
玉貸し情報を情報中継装置を介して端末制御装置に送信
する。端末制御装置では、各端末装置より収集した情報
を電話回線を利用してセンターに連絡することで、遊技
店のカード利用データの精算をセンターとの間で行って
いる。
【0004】なお、このシステムの初期導入時、玉貸し
装置と情報中継装置との間で互いに赤外線の到達する送
信エリアを形成するための配置の調整は、中央の端末制
御装置を利用して行われている。これは、玉貸し装置や
情報中継装置の所で直接的に赤外線の到達送信エリアを
チェックするのではなく、端末制御装置により玉貸し装
置や情報中継装置の通信が可能であるかどうかを監視
し、間接的にチェックする構成であり、このようなチェ
ック体制は玉貸し装置や情報中継装置の初期配置時から
行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報中継装置および端末装置にあっては、以
下のような問題点があった。 (イ)従来の光LAN(伝送媒体は赤外線)を用いた情
報中継装置の場合、玉貸し装置と情報中継装置との間で
互いに赤外線の到達する送信エリア(例えば、赤外線の
送信方向が正しいかあるいは送信距離が良いか)を形成
しているかどうかを判断するための配置の調整が中央の
端末制御装置を利用して行われていたため、玉貸し装置
や情報中継装置の調整であるにもかかわらず、端末制御
装置経由で間接的にしか配置調整を行うことができず、
配置の調整作業に時間を要するととにも、手間がかか
り、能率が悪かった。端末制御装置を利用して上記配置
調整を行うには、例えば玉貸し装置や情報中継装置から
の信号がきているか、通信可能なレベルであるかという
状態から間接的に赤外線の送信エリアが所定範囲にある
ことを確認することになる。そして、玉貸し装置の赤外
線送信方向が悪い場合には、いちいち玉貸し装置の所に
出向いて赤外線を発射する発光素子の送信の向き等を再
調整することになる。その場合、現場では調整結果が直
ちに判明せず、再び端末制御装置で信号を確認しないと
いけないので、調整に熟練を要して、作業が大変であっ
た。
【0006】(ロ)また、遊技情報収集システムの全体
が完成した後でなければ、情報中継装置と端末装置(例
えば、玉貸し装置を併設した遊技機)の配置調整を行う
ことができず、遊技店の営業上損失が生ずることがあっ
た。すなわち、多数の遊技機を新規に配置しても、遊技
情報収集システムの全体が完成した後でなければ情報中
継装置と端末装置の配置調整に着手できないから、その
間は営業できず営業収入が低下するおそれがあった。 (ハ)かかる欠点は1000台以上の遊技機(玉貸し装
置を併設)を抱える大型店ともなると、深刻な問題であ
り、営業収入が大きく低下する。また、遊技店の設備を
拡張(例えば、玉貸し装置を併設した遊技機を新たに配
置)した場合等も同様の問題がある。
【0007】(ニ)赤外線を使用して通信(情報伝送)
を行っているため、赤外線の送信方向等の赤外線に関す
る部分の調整が不十分であるのか、あるいは赤外線以外
の通信回路等の異常であるかがわかりづらく、どちらが
原因であるかの判断を的確に行うことが困難で、その
分、調整が遅れてしまっていた。調整が遅れると、遊技
機を使用できない(営業に供せない)から、配置調整を
速やかに済ませることが望まれている。この場合、端末
制御装置によって端末装置と情報中継装置の通信異常が
監視されているので、異常発生を把握することはできる
が、端末装置はポーリング方式の通信プロトコルにより
固定した巡回順序で一定時間毎に情報収集が行われてい
るため、当該異常の端末装置の順番になるまでわからな
いことがあり、この点からも赤外線送信方向の調整等が
手間がかかっていた。また、端末装置と情報中継装置と
の間の通信異常を、端末装置や情報中継装置側で容易に
監視することが困難であった。また、端末制御装置は遊
技店の管理室等に配置されており、速やかに店員に連絡
することができず、情報中継装置と端末装置の配置調整
の効率が悪かった。
【0008】そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて
なされたもので、情報中継装置と端末装置間および情報
中継装置間の通信状態に関する配置調整および通信状態
の監視を容易に行うことができる情報中継装置を提供す
ることを目的としている。また、本発明は情報中継装置
と端末装置との間の通信状態に関する配置調整および通
信状態の監視を容易に行うことができる端末装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による情報中継装置は、無線方式の伝
送媒体を用いて端末装置との間で情報の伝送を行う端末
送受信部と、情報中継装置間で情報の伝送を行う中継送
受信部とを備え、端末装置と所定の情報処理装置との間
の情報伝送の中継を行う情報中継装置であって、前記情
報中継装置は、端末装置よりの伝送媒体の送信エリアが
情報の伝送を可能とする通信状態を形成していることを
検出し、報知する第1伝送媒体方向報知手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明による情報中継装置
は、無線方式の伝送媒体を用いて端末装置との間で情報
の伝送を行う端末送受信部と、情報中継装置間で情報の
伝送を行う中継送受信部とを備え、端末装置と所定の情
報処理装置との間の情報伝送の中継を行う情報中継装置
であって、前記情報中継装置は、情報中継装置間の伝送
媒体の送信エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を
形成していることを検出し、報知する第2伝送媒体方向
報知手段を備えていることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明による情報中継装置
は、無線方式の伝送媒体を用いて端末装置との間で情報
の伝送を行う端末送受信部と、情報中継装置間で情報の
伝送を行う中継送受信部とを備え、端末装置と所定の情
報処理装置との間の情報伝送の中継を行う情報中継装置
であって、前記情報中継装置は、端末装置よりの伝送媒
体の送信エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を形
成していることを検出し、報知する第1伝送媒体方向報
知手段と、情報中継装置間の伝送媒体の送信方向が情報
の伝送を可能とする通信状態を形成していることを検出
し、報知する第2伝送媒体方向報知手段と、を備えてい
ることを特徴とする。
【0012】好ましい態様として、例えば請求項4記載
のように、前記第1伝送媒体方向報知手段および第2伝
送媒体方向報知手段は、端末装置又は情報中継装置から
送信された無線方式の伝送媒体を受けたときの受信エネ
ルギーを検出する受信エネルギー検出手段と、受信エネ
ルギー検出手段の出力に基づいて端末装置又は情報中継
装置より送信される伝送媒体の送信エリアが情報の伝送
を可能とする通信状態を形成しているか否かを報知する
報知手段と、を有しているようにしてもよい。
【0013】請求項5記載の端末装置は、無線方式の伝
送媒体を用いて端末装置との間で情報の伝送を行う端末
送受信部と、情報中継装置間で情報の伝送を行う中継送
受信部とを備え、端末装置と所定の情報処理装置との間
の情報伝送の中継を行う情報中継装置によって、情報の
収集が行われるとともに情報を受け取る端末装置であっ
て、前記端末装置は、前記情報中継装置よりの伝送媒体
の送信エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を形成
していることを検出し、報知する第3伝送媒体方向報知
手段を備えていることを特徴とする。
【0014】好ましい態様として、例えば請求項6記載
のように、前記第3伝送媒体方向報知手段は、情報中継
装置から送信された無線方式の伝送媒体を受けたときの
受信エネルギーを検出する受信エネルギー検出手段と、
受信エネルギー検出手段の出力に基づいて情報中継装置
より送信される伝送媒体の送信エリアが情報の伝送を可
能とする通信状態を形成しているか否かを報知する報知
手段と、を有しているようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、カ
ード式遊技システムの情報中継装置および端末装置に適
用した実施例として図面を参照して説明する。 (I)遊技場設備の全体構成 図1は管理装置を使用した遊技場設備の全体構成を示す
ブロック図である。図1において、1は遊技店、2はカ
ード管理会社(以下、カード会社という。図面も同様)
である。遊技店1には大きく分けてカード管理装置(以
下、管理装置という)11、経営分析装置(遊技場の情
報処理装置)12、主中継器13(図面では中継器と表
示)、景品POS(景品交換装置)14、ATM交換機
15、島ユニット(いわゆる島設備:遊技機取付設備に
相当)16、副中継器21、22(図面では中継器と表
示)、カード発行機(情報媒体発行装置)23、更新機
(情報媒体更新装置)24が配置されている。
【0016】さらに、島ユニット16には大型金額付加
機(有価価値付加装置)25、複数の遊技機(封入球式
遊技機)31a〜31n(以下、適宜単に31の符号で
表す)、補給装置32が配置されている。なお、図1で
は島ユニット16および副中継器22をそれぞれ1つし
か示していないが、このような島ユニット16および副
中継器22は島単位で、複数配設されている。景品PO
S14、カード発行機23、更新機24、大型金額付加
機25、遊技機31は後述のICカード400(遊技情
報媒体:記録媒体)を装着可能な被装着端末装置に相当
する。また、これらの装置は副中継器21、22との関
係では、副中継器21、22を使用して情報収集が行わ
れる端末装置に相当する。
【0017】ATM交換機15は遊技店1内に設置され
た管理装置11、経営分析装置12、主中継器13、景
品POS14からの情報の伝送を制御する情報交換装置
であり、光ファイバーからなる情報伝送路41を介し
て、例えば155Mbpsの情報量の伝送が可能であ
る。ここで、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非
同期転送モード)について説明する。一般に、パケット
通信では高速動作ができず、あまり高いビットレイトの
信号を扱えない。これに対して、ATM交換では符号誤
り率の低い光ファイバー伝送路のような高品質伝送路を
使用するのが前提で、セル(デジタル化された一定長さ
の情報ブロック)ごとの誤りチェックをせずに、直接高
速動作ができるハードウエアスイッチで交換接続する。
これにより、半導体スイッチの動作速度までは使うこと
ができ、数100Mビット/秒以上の信号でも交換接続
できるようになっている。このようなATM交換技術を
用いると、データ、文書、音声、イメージ、画像等のさ
まざまなタイプの情報の転送が単一のラインで可能にな
る。
【0018】本実施例のATM交換機15は上記原理に
基づき店内設置の各端末装置からの情報を受信したり、
必要な情報を送信したりするための交換制御を行う。上
記ATM交換機15および光ファイバーからなる情報伝
送路41は物理的に情報の伝送容量の大きい第1伝送網
42を構成し、管理装置11、経営分析装置12、主中
継器13、景品POS14は第1伝送網42で結合され
るネットワークを構成している。物理的に情報の伝送容
量の大きいシステムとは、ATM交換技術および光ファ
イバーを使用した極めて大きい伝送容量を確保できるシ
ステムのことである。
【0019】主中継器13(情報中継装置)は上位の第
1伝送網42と下位の副中継器21、22(情報中継装
置)との間の情報伝送の中継を行うもので、例えば光中
継器が使用され、赤外線を使用したトークンリングLA
Nによる通信を行う。そして、主中継器13は上位の第
1伝送網42ではATM交換機15との間で155Mb
psの情報伝送が可能であり、下位の副中継器21、2
2との間で16Mbpsの情報伝送が可能な構成であ
る。下位の副中継器21はカード発行機23、更新機2
4、大型金額付加機25と、主中継器13との間の情報
伝送を中継するもので、例えば光中継器が使用され、ポ
ーリング方式の通信プロトコルにより赤外線を使用した
通信を行う。そして、副中継器21はカード発行機2
3、更新機24、大型金額付加機25との間で1Mbp
sの情報伝送が可能である。
【0020】一方、下位の副中継器22は遊技機31a
〜31n、補給装置32と、主中継器13との間の情報
伝送を中継するもので、例えば光中継器が使用され、同
様にポーリング方式の通信プロトコルにより赤外線を使
用した通信を行う。そして、副中継器22は遊技機31
a〜31n、補給装置32との間で1Mbpsの情報伝
送が可能である。上記副中継器21、22、主中継器1
3、カード発行機23、更新機24、大型金額付加機2
5、遊技機31a〜31n、補給装置32は、無線(こ
こでは赤外線による情報伝送)よりなる第2伝送網43
で結合されるネットワークを構成している。
【0021】そして、ATM交換機15および光ファイ
バーからなる情報伝送路41を介して構成される伝送容
量の大きい第1伝送網42に接続される管理装置11、
経営分析装置12、主中継器13、景品POS14を含
むネットワークと、第2伝送網43で結合される副中継
器21、22、主中継器13、カード発行機23、更新
機24、大型金額付加機25、遊技機31a〜31n、
補給装置32を含むネットワークは全体としてLAN
(ローカルエリアネットワーク)を構成し、情報の転送
が相互に高速で可能なシステムになっている。なお、管
理装置11、経営分析装置12と端末装置間のデータ伝
送に関しては、TCP/IPプロトコルに従ったパケッ
ト構成であり、端末装置の内部回路に対してインターフ
ェースするようになっている。
【0022】ここで、本実施例のネットワークは主に3
つの方式の組み合せにより、効率良く情報を伝送できる
ようになっており、その構成を整理すると、以下のよう
になる。 最上位の通信プロトコルを使用したATM交換による
情報伝送 ATM交換の通信プロトコル(最上位の通信プロトコ
ル)により光ファイバーからなる情報伝送路41を介し
て155Mbpsの速度で情報の伝送を行う。 上位の通信プロトコルを使用したトークンリングLA
Nによる情報伝送 トークンリング方式の通信プロトコル(上位の通信プロ
トコル)により赤外線を使用した16Mbpsの速度で
情報の伝送を行う。トークンリングとは、トークンと呼
ばれる制御パケットを伝送路上を巡回させ、そのトーク
ンを受け取った端末(エンド)だけがデータを伝送路上
に送出できる。すなわち、ここでは主中継器13および
副中継器21、22が上位の通信プロトコルに従って無
線方式の伝送媒体(赤外線)を用いてトポロジー的にリ
ンクできる他の情報中継装置との間で送信権(トーク
ン)を巡回させて、情報中継装置同士で分散的に情報の
伝送を行う。
【0023】下位の通信プロトコルを使用したポーリ
ングによる情報伝送 ポーリング方式の通信プロトコル(下位の通信プロトコ
ル)により赤外線を使用した1Mbpsの速度で情報の
伝送を行う。ポーリングでは副中継器21、22から複
数の端末装置に対して送信要求の有無を順番に問い合わ
せ、有りの場合にはその端末装置が送信を開始するよう
に指令し、無しの場合には次の端末装置に問い合わせを
する伝送制御を行う。すなわち、ここでは副中継器2
1、22が通信エリア内に所属する端末装置との間で、
下位の通信プロトコルに従って無線方式の伝送媒体(赤
外線)を用いて一定の順序で送信権(いわゆるポール)
を巡回させて、端末装置に対して中央管理的な制御を行
って情報の伝送を行う。
【0024】(II)遊技場の管理系統 図2は遊技場の管理系統を示す図である。図2におい
て、管理装置11は店内に設置されたATM交換機15
を介してカード会社2と電話回線45(して送信要求の
有無を順番に問い合わせ、有りの場合にはその端末装置
が送信を開始するように指令し、無しの場合には次の端
末装置に問い合わせをする伝送制御を行う。すなわち、
ここでは副中継器21、22が通信エリア内に所属する
端末装置との間で、下位の通信プロトコルに従って無線
方式の伝送媒体(赤外線)を用いて一定の順序で送信権
(いわゆるポール)を巡回させて、端末装置に対して中
央管理的な制御を行って情報の伝送を行う。
【0024】(II)遊技場の管理系統 図2は遊技場の管理系統を示す図である。図2におい
て、管理装置11は店内に設置されたATM交換機15
を介してカード会社2と電話回線45(例えば、ISD
N等のデジタル回線)で結ばれている。管理装置11と
ATM交換機15との間は光ファイバーからなる情報伝
送路41で接続されている。なお、破線で囲んだ部分は
遊技店外の構成であり、他の遊技店46も同様に電話回
線47を介してカード会社2と結ばれている。カード会
社2は全国共通のICカードを遊技カードとして発行し
たり、遊技店1における遊技カードに関する精算を行っ
たりする。また、必要に応じて遊技店1における管理装
置11の各種情報を受信したりする(例えば、カードの
決済情報の受信)。遊技店1は、カードの発行情報と
か、必要な情報をカード会社2から得たり、問い合わせ
る等のために電話回線45を介してカード会社2と接続
されている。なお、以下の説明では、後述のICカード
400を単に、適宜、遊技カードあるいはカードと略称
して用いる。
【0025】具体的に説明すると、カード会社2はカー
ドを発行する際に遊技カードに対してシリアル番号(例
えば、発行ナンバー)、セキュリティ情報、仮発行機番
号、暗号化情報、ICカードの制御プログラムを格納し
て各遊技店に発行する。また、カード会社2はカード情
報の他に、カード発行機23、遊技機31、更新機2
4、大型金額付加機25、景品POS14の識別番号
(各端末装置を相互認証するときに必要な個別識別情
報)、カードの制限情報(例えば、付加金額の最大値:
20000円)、セキュリティ情報等の情報を各遊技店
の管理装置11に転送する。なお、個別識別情報は、初
期値として後に、カード発行機23等に管理装置11が
送信することになる。
【0026】また、カード発行機23の場合には仮発行
機番号および真発行機番号が付与され、仮発行機番号に
よりICカード400へカード発行機23の認識(詳し
くは後述)を行わせ、カード発行機23からICカード
400が発行される段階で、仮発行機番号が真発行機番
号により上書されて他の端末装置と同様の個別識別情報
(つまり発行機識別番号)になる。このように遊技店1
は、カードの発行情報とか、必要な情報をカード会社2
から得たり、問い合わせる等のためにATM交換機15
を介してカード会社2と接続されている。
【0027】ここで、遊技カードとして使用されるIC
カード400について定義すると、ICカードとは通常
は8ビット(若しくは4ビット)のCPU、データ用メ
モリ、所定のプログラムを格納したプログラムメモリを
搭載し、非接触型で電磁結合方式のものが用いられ、C
PUの機能を活かして高度の判断、演算、データ保護等
ができる高セキュリティメモリ媒体をいう。使用してい
るデータ用メモリは不揮発性で、例えば書換え型のEE
PROMが主流である。そして、通常薄いプラスチック
カード(塩化ビニール製カードでもよい)にICが埋め
込まれて、携帯性を確保しつつ、十分な保護が図れるよ
うになっている。また、磁気カードと異なり、安全性や
セキュリティ保護が十分になされている。なお、ICカ
ードでなく、同様に安全性やセキュリティ保護が十分に
なされている光カードを用いるようにしてもよい。その
場合には、カードリーダ・ライタ等の必要部分は光カー
ドに対応したものが使用される。
【0028】管理装置11はホールの管理室に配置さ
れ、管理コンピュータ、ディスプレイ、プリンタ50、
外部記憶装置51、端末入力装置(例えば、キーボード
やマウス)、無停電電源装置(UPS)52を有してい
る。管理コンピュータはカードシステムに関する管理と
して、カード会社2より電話回線45、ATM交換機1
5、情報伝送路41を介してカード発行機23、遊技機
31、更新機24、大型金額付加機25、景品POS1
4の識別番号、カードの制限情報、セキュリティ情報、
暗号化情報等の情報を受け取り、初期値としてカード発
行機23等に送信する処理を行う他に、遊技店1の各端
末装置の管理制御に必要な処理を行う。
【0029】また、カードの決済に関する情報をカード
会社2に送信する処理も行う。さらに、管理コンピュー
タは発行されたカードの各種カード情報を管理したり、
また、各端末機装置(例えば、遊技機31、更新機24
等)より挿入されたカードとの照合来歴を記憶管理す
る。なお、カードとの照合来歴は当店当日限りでクリア
される。外部記憶装置51はカードシステムに関する管
理情報を記憶する。また、管理コンピュータは各端末装
置との定時連絡により、常にカードと同等の情報を管理
している。無停電電源装置(UPS)52は内部にバッ
テリを備え、商用電源が停電等したときに、管理装置1
1の各回路に非常用の電源を供給し、一定時間作動をバ
ックアップする。
【0030】経営分析装置12は、同様にホールの管理
室に配置され、経営分析コンピュータ、ディスプレイ、
プリンタ60、外部記憶装置61、端末入力装置(例え
ば、キーボードやマウス)、無停電電源装置(UPS)
62を有している。経営分析コンピュータはホールの経
営に関する演算、表示、シミュレーション処理(例え
ば、顧客情報を含む遊技機および各端末装置の各種情報
の収集、必要な演算処理、画面表示等)、遠隔操作装置
の操作来歴情報の管理等を行うもので、ATM交換機1
5、情報伝送路41を介して各端末装置に接続され、必
要な情報を受け取る。例えば、ホールの島ユニット16
に設置された多数の封入球式の遊技機31から必要なデ
ータを収集して経営に必要な演算、表示、シミュレーシ
ョン処理のために各種遊技状態に対応するデータを整理
して経営分析を行い、その結果をディスプレイに表示さ
せたり、プリンタ60に印刷させたりする。また、遊技
店の店員が操作した各遠隔操作装置の操作情報を収集
し、操作情報の管理に必要な処理を行う。
【0031】また、経営分析コンピュータは多数の封入
球式遊技機31や各端末装置から収集したデータを内部
の記憶装置に毎日のデータとして記憶したり、記憶した
データを外部記憶装置61に記憶させたりする。例え
ば、ホールの島ユニット16に設置された多数の封入球
式の遊技機31、管理装置11から必要なデータを収集
して各種遊技状態に対応するデータを整理し、整理した
データをディスプレイに表示させたり(例えば、大当り
の多い台番号順、大当り発生率の高い台番号順に表示さ
せたり)、各遊技機31の動作状態(例えば、強制的に
精算を行う状態、精算禁止の状態)を監視したり、必要
なデータの演算処理を行う。また、端末入力装置を操作
することにより、遊技種類別、機種別、島単位別、製造
メーカー別に遊技機の成績を演算し、営業情報、大当り
データ、賞球データ等を収集し、経営分析コンピュータ
のディスプレイに表示させることもできる。
【0032】そして、外部記憶装置61に記憶したデー
タに基づいて営業を予測するシミュレーションを行った
り、必要に応じて過去の営業データを呼び出したりす
る。また、遊技機31よりの遊技情報(例えば、大当た
り情報、賞球数情報等)、景品POS14よりの景品交
換情報(例えば、貯球金額、現金への交換量、景品への
交換量等)、大型金額付加機25よりの金額付加情報等
を収集し、それらを用いて必要な演算を行って、遊技機
31の性能、景品の交換情報、経営情報等を割り出す処
理を実行する。無停電電源装置(UPS)62は内部に
バッテリを備え、商用電源が停電等したときに、経営分
析装置12の各回路に非常用の電源を供給し、一定時間
作動をバックアップする。
【0033】(III)端末装置の通信系統 図3は端末装置の通信系統を示す図である。図3におい
て、景品POS14は光ファイバーからなる情報伝送路
41を介して店内に設置されたATM交換機15に接続
され、主中継器13も光ファイバーからなる情報伝送路
41を介してATM交換機15に接続されている。すな
わち、これらはATM交換機15および光ファイバーか
らなる情報伝送路41を介して構成される伝送容量の大
きい第1伝送網42に接続される。一方、主中継器13
は第1伝送網42と第2伝送網43との間で情報の中継
を行う機能を有しており、各端末装置(カード発行機2
3、更新機24、大型金額付加機25、遊技機31a〜
31n、補給装置32)に対して第2伝送網43の副中
継器21、22を介して情報のネットワークが構成され
る。
【0034】副中継器21、22は赤外線通信によりカ
ード発行機23の光送受信部71、更新機24の光送受
信部72、大型金額付加機25の光送受信部73、遊技
機31a〜31nのディスプレイユニット74a、74
bにおける光送受信部75a、75b、補給装置32の
光送受信部(図示略)との間で相互に情報の伝送を行
う。なお、ディスプレイユニット74a、74bについ
ては、以下、適宜単に74の符号で表し、光送受信部7
5a、75bについては、以下、適宜単に75の符号で
表す。島ユニット16には遊技機31a、31bが配置
されるとともに、台間金額付加機76a、76b(以
下、適宜単に76の符号で表す)、補給装置32および
大型金額付加機25が配置されている。
【0035】カード発行機23はカード会社2から購入
したICカードを遊技カードとして遊技者に発行(例え
ば、ICカードを所持していない遊技者が購入するよう
な場合)するもので、例えば1000円で遊技カードを
発行する。なお、発行されたカードは所定の期間(例え
ば、1年間)まで継続使用が可能である。カード発行機
23は光送受信部71を介して管理装置11や経営分析
装置12との間で遊技カードの売上情報等の転送を行
う。また、カード発行機23はカード発行時に、ICカ
ードとの間で相互認証処理を行い、正当と判断した場合
に、カードに、カード発行機23、遊技機31、更新機
24、大型金額付加機25、景品POS14の識別番
号、カードの初期情報等を記録する処理を行う。
【0036】大型金額付加機25は遊技者が購入したI
Cカードを挿入し、硬貨、紙幣を投入することにより、
所望の金額をICカードに付加するもので、まずICカ
ードの相互認証処理を行い、その結果に基づいてICカ
ードに金額(有価価値)を付加する。付加金額として
は、例えば3000円、5000円、10000円の何
れかを選択できる。なお、金額の付加は隣接する遊技機
間に配置された台間金額付加機76によっても行うこと
が可能であり、この場合は1000円単位での金額付加
になっている。
【0037】遊技機31はICカード400を使用して
内部に封入された所定数の球(例えば、40個の封入
球)を用いてパチンコ遊技を行うもので、ICカードが
挿入されると、ICカードとの間で相互認証を行い、そ
の結果に基づいてICカードに記録されている金額(有
価価値情報)を遊技に使用可能な持ち玉数(遊技価値情
報)に変換して遊技可能とし、また、遊技の結果既に記
録してある持ち玉数(遊技価値)により遊技可能とし、
その遊技の結果をICカードに記録する。具体的には、
ICカードが挿入されることにより、ICカードの情報
(金額データ、持ち玉数データ等)を読み取って玉貸し
を行ったり、遊技者の獲得した玉数をICカードに記憶
したりする制御を行い、ディスプレイユニット74の光
送受信部75を介してネットワーク網で管理装置11や
経営分析装置12との間でICカードによる玉貸し(つ
まり売上)情報等の転送を行う。
【0038】また、遊技機31の前面枠等は遠隔操作装
置(以下、リモコン装置という)100によって遠隔操
作が可能であり、リモコン装置100を操作して赤外線
を遊技機31のディスプレイユニット74に発射する
と、ディスプレイユニット74からの指令で遊技機31
の前面枠等の開閉が遠隔的に行われる。この場合、遊技
機31の光送受信部75からネットワーク網を介して経
営分析装置12に対してリモコン装置100の操作来歴
情報の転送が行われる。リモコン装置100は赤外線を
発射可能な送信部、本体の表面に配置された複数の押し
ボタン、マイクロコンピュータにより構成される制御部
等を有し、押しボタンを操作することにより、所定の操
作コード、リモコンIDを含む赤外線が出力され、遊技
機31を遠隔的に操作することが行われる。
【0039】更新機24はICカードを支障なく使用す
るために、所定の有効期限(例えば、1年間)を過ぎた
カードを新しいカードに交換するためのもので、有効期
限(例えば、1年)を超えたICカードが挿入されたと
き、所定条件下(ここでは更新の許可を管理装置11経
由でカード会社2に問い合わせ、許可が出た場合に更新
する)で当該ICカードを使用不能状態にして回収し新
たなICカードを発行するとともに、回収前のICカー
ドに記録されている情報を、新たなICカードに記録す
る処理を行う。景品POS14はICカード400(適
宜、単にICカードという)が挿入されると、挿入され
たICカードの相互認証を行い、その結果に基づいてI
Cカードの情報に応じた景品の交換処理を行うもので、
ICカードに記録された持ち玉数(遊技価値)に基づい
て精算可能とする。精算可能としたのは、ICカードに
記録されている持ち玉数データが管理装置11に記録さ
れているデータと不一致の場合があれば、遊技者とホー
ルの係員との話合いで景品交換を決定するからであり、
一律に全ての場合に景品交換を認めるものではないから
である。
【0040】また、景品POS14はホールの無人の場
所に配置され、裏面側は係員の保守が可能な空間が確保
されるようにしている。景品POS14における景品交
換では、ICカードに記憶された持ち玉数情報に基づい
て、現金、貯球金額(当該ホールの換金率で金額情報と
して格納される)への交換が可能であるとともに、貯球
情報も景品交換が可能であり、かつ貯玉金額も現金に交
換が可能である。補給装置32は島ユニット16に配置
された複数の遊技機31a〜31nに対して封入球を封
入したり、補給したりするものである(図1参照)。
【0041】(IV)中継器の構造 A.主中継器13および副中継器21、22の配置構成 図4は主中継器13および副中継器21、22の配置構
成を示す図である。図4において、151は遊技場の天
井部であり、ほぼ水平の天井部151には主中継器13
および副中継器22(ただし、副中継器21は図示略)
が取り付けられている。主中継器13および副中継器2
2(副中継器21も同様)は互いに通視できる位置にそ
れぞれ配置されており、無線方式の伝送媒体(ここでは
赤外線)を用いてトポロジー的にリンクして情報の伝送
(特に、情報の中継)を行う。なお、以下の説明では、
一方の副中継器22についての構造およびブロック回路
を詳細に説明するが、他方の副中継器21についても同
様である。
【0042】副中継器22は通信エリア内の端末装置
(例えば、1つの島ユニット16内の一部の遊技機)を
全て附観できる位置に配置され、通信エリア内における
遊技機31a〜31dのそれぞれの光送受信部75a〜
75dとの間で赤外線通信により情報の伝送(特に、中
継)を行う。なお、副中継器21は通信エリア内の端末
装置(例えば、カード発行機23の光送受信部71、更
新機24の光送受信部72、大型金額付加機25の光送
受信部73)との間で赤外線通信により情報の伝送(特
に、中継)を行う。
【0043】B.主中継器13の取り付け構造 図5は主中継器13の外観斜視図であり、図5に示すよ
うに主中継器13は遊技場の天井部151に取り付ける
ための取り付け具152を有している。取り付け具15
2は3つの補強部153a〜153cと、2つのスライ
ド部154a、154bとからなり、補強部153a〜
153cに形成された複数のビス穴にビス等の固定手段
を通して天井部151の所定の配置位置に捩じ込むこと
により、取り付け具152が天井部151に固定され
る。スライド部154a、154bは断面コの字状の溝
を有するように形成されている。
【0044】主中継器13を取り付け具152に取り付
けるには、まず主中継器13本体の天井側に形成された
薄い平板状のスライド取り付け部13aを矢印で示すよ
うに、スライド部154a、154bの断面コの字状の
溝に挿入してスライドさせることにより、主中継器13
が取り付け具152に支持される。次いで、スライド取
り付け部13aに形成された複数のビス穴にボルトを通
してナットで締め付けることにより、主中継器13本体
が取り付け具152に固定される。これにより、主中継
器13が遊技場の天井部151に固定されることにな
る。
【0045】主中継器13の側方には図6に側面図を示
すように、副中継器21、22よりの赤外線を受光して
赤外線レベルを監視するレベル表示器(レベルメータ)
161が配置されているとともに、中継器間の赤外線送
信を行う発光部162および中継器間の赤外線受信を行
う受光部163が配置されている。なお、発光部162
とは、後述の発光素子、レンズ、防護筐体等を含むもの
である。同様に、受光部163とは後述の受光素子、レ
ンズ、防護筐体等を含むものである。主中継器13本体
は金属製で、外部は黒色の塗装が施され、内部には赤外
線通信を行うために必要な電子回路部品(例えば、IC
を搭載した基盤)が収納されている(回路ブロックは後
述する)。発光部162および受光部163は何れも少
しの角度、方向の調整が可能な構造であり、赤外線通信
を行う相手の中継器に対して赤外線の方向を合せること
ができる。例えば、受光部163は前後方向および左右
方向に一定範囲で移動可能であり、これにより、赤外線
通信の角度、方向を調整できるようになっている。同様
に、発光部162はほぼ水平面内で一定範囲で回動可能
であるとともに、ほぼ垂直面内で一定範囲で回動可能で
あり、これにより、赤外線通信の角度、方向を調整でき
るようになっている。
【0046】C.副中継器22の取り付け構造 図7は副中継器22の外観斜視図であり、図7に示すよ
うに副中継器22は遊技場の天井部151に取り付ける
ための4つ(1箇所は図示略)の取り付け辺171を有
している。各取り付け辺171は副中継器22本体の4
角に形成されている。副中継器22を天井部151に取
り付けるには、各取り付け辺171に形成されたビス穴
にビス等の固定手段を通して天井部151の所定の配置
位置に捩じ込むことにより、副中継器22が天井部15
1に固定される。副中継器22は回路収納部172、区
画壁173、中継器間の赤外線送信を行う発光部174
および中継器間の赤外線受信を行う受光部175を有し
ている。なお、発光部174とは、後述の発光素子、レ
ンズ、防護筐体等を含むものであり、同様に受光部17
3とは後述の受光素子、レンズ、防護筐体等を含むもの
である。
【0047】回路収納部172は金属製で、外部は黒色
の塗装が施され、内部に赤外線通信を行うために必要な
電子回路部品(例えば、ICを搭載した基盤)が収納さ
れている(回路ブロックは後述する)。回路収納部17
2の一方の側にはパワーオンスイッチ176およびコン
セント177が配置されている。パワーオンスイッチ1
76は副中継器22の回路電源をオン/オフするもので
ある。また、副中継器22の側方には図8に側面図を示
すように、他の中継器13、21よりの赤外線を受光し
て赤外線レベルを監視するレベル表示器178(図7で
は見えにくいので符号を省略)が配置されている。
【0048】区画壁173の内部には遊技機31a〜3
1d(すなわち、端末装置)よりの赤外線を受光して赤
外線レベルを監視するレベル表示器181が配置されて
いるとともに、遊技機31a〜31dとの間の赤外線送
信を行う複数の発光部182および遊技機31a〜31
dとの間の赤外線受信を行う複数の受光部183が配置
されている。なお、発光部182とは、後述の発光素
子、レンズ、防護筐体等を含むものであり、同様に受光
部183とは後述の受光素子、レンズ、防護筐体等を含
むものである。発光部182および受光部183は何れ
も少しの角度、方向の調整が可能な構造であり、赤外線
通信を行う相手の中継器に対して赤外線の方向を合せる
ことができる。
【0049】発光部182は、本実施例の場合、図9に
詳細を示すように8つ配置されており、遊技機31a〜
31dを全て通信エリアとしてカバーすることが可能な
ように、8つの発光部182a〜182hが所定角度を
持って別々の向きを指向するようになっている。なお、
図9では8つの発光部182a〜182hに分けて符号
付けをしているが、以下の説明では、便宜上適宜、18
2の符号で代表して発光部を表すことにする。一方、受
光部183は、本実施例の場合、図9に詳細を示すよう
に2つ配置されており、遊技機31a〜31dを全て通
信エリアとしてカバーすることが可能なように、2つの
受光部183a、183bが所定角度を持って別々の向
きを指向するようになっている。なお、図9では2つの
受光部183a、183bに分けて符号付けをしている
が、以下の説明では、便宜上適宜、183の符号で代表
して受光部を表すことにする。
【0050】8つの発光部182a〜182hのうち、
発光部182a、182d、182e、182hは狭い
指向性を有する急俊な赤外線を発光するもので、赤外線
の到達距離が長くなっている。一方、発光部182b、
182c、182f、182gは広い指向性を有する広
帯域の赤外線を発光するもので、赤外線の到達距離が短
くなっている。そして、このような2つの異なる指向性
を有する発光部182a〜182hを組み合せることに
より、遊技機31a〜31dの通信エリアを形成可能に
している。8つの発光部182a〜182hおよび2つ
の受光部183a、183bは何れも角度、方向の調整
が可能な構造であり、赤外線の通信エリア内で赤外線の
方向を調整できる。
【0051】区画壁173は発光部182および受光部
183の通信エリアを所定の指向領域に矯正する機能を
有するもので、一定高さの壁により矩形状に形成されて
いる。そして、区画壁173は発光部182および受光
部183の周囲を物理的に取り囲むようにして区画する
ことにより、発光部182および受光部183の指向領
域を矯正して通信エリアを所定の形状にする。通信エリ
アを所定の形状にするとは、本実施例の場合、遊技機3
1a〜31dと情報伝送が可能なほぼ矩形状の通信エリ
アに形成することである。なお、この矩形状の通信エリ
ア内では遊技機をどの位置に移動しても、全て赤外線通
信が可能である。
【0052】区画壁173の外側は黒色の塗装が施され
ているとともに、区画壁173の内部壁面も黒色の塗装
(赤外線の反射を抑制する処理)が施されている。これ
は、遊技機側から発射された赤外線が区画壁173の内
部壁面で反射して受光部183に入射し、2値データ
(「0」、「1」)を判別する赤外線の受信波形が乱れ
て通信に副輳が生じるという不具合を防止するためであ
る。このような通信の副輳は、黒色の塗装をしない場合
には、情報の伝送速度を上げる(例えば、1Mbps以
上)と顕著になるが、黒色の塗装をして赤外線の反射を
減少させると、情報の伝送速度を上げても、正確にデー
タを伝送することが可能になる。
【0053】D.端末装置の光送受信部の構造 図10は端末装置における光送受信部の外観斜視図であ
る。ここでいう端末装置における光送受信部とは、カー
ド発行機23の光送受信部71、更新機24の光送受信
部72、大型金額付加機25の光送受信部73、遊技機
31a〜31nのディスプレイユニット74a、74b
における光送受信部75a、75b、補給装置32の光
送受信部(図示略)のことである。なお、都合上、遊技
機31a〜31nのディスプレイユニット74a、74
bにおける光送受信部75a、75b(75で表す)を
例にして、端末装置の光送受信部を代表して説明する。
図10に示すように光送受信部75は遊技機31の配置
された島ユニット16に取り付けるための取り付け具1
91および発光部/受光部を収納した収納部192を有
している。取り付け具191は金属製で、ほぼL字状に
形成され、複数のビス穴が形成されている。光送受信部
75を取り付けるには、取り付け具191に形成された
ビス穴にビス等の固定手段を通して島ユニット16の所
定の配置位置に捩じ込むことにより、光送受信部75が
島ユニット16に固定される。
【0054】収納部192は取り付け具191に対して
図10に矢印Fで示すように、一定範囲で左右に回動自
由に固定されており、副中継器22との間で赤外線の通
信エリア内で赤外線の方向を調整できるようになってい
る。この場合、収納部192にはレンズ基台192aが
配置されており、レンズ基台192aには後述のレベル
表示器193が取り付けられている。そして、レンズ基
台192aは、そのほぼ中心軸を回動中心として矢印G
で示すように上下に回動するようになっている。収納部
192の内部のレンズ基台192aに取り付けられたレ
ベル表示器193は、副中継器22よりの赤外線を受光
して赤外線レベルを監視する。また、レンズ基台192
aには副中継器22との間の赤外線送信を行う発光部1
94および副中継器22との間の赤外線受信を行う受光
部195が配置されている。なお、発光部194とは、
後述の発光素子、レンズ、防護筐体等を含むものであ
り、同様に受光部195とは後述の受光素子、レンズ、
防護筐体等を含むものである。発光部194および受光
部195は何れも少しの角度、方向の調整が可能な構造
であり、赤外線通信を行う相手の副中継器22に対して
赤外線の方向を合せることができる。収納部192は金
属製で一部が開口しており、その開口部には透明なクリ
ア部材196が取り外し自由に固定されている。これ
は、光送受信部75は一般的に上側に向けて赤外線通信
を行うため、埃、塵等が入らないように配慮しているも
のである。
【0055】(V)中継器の回路構造 次に、各中継器13、21、22および光送受信部75
の回路構成について説明する。 A.主中継器13の回路構成 図11、図12は主中継器13の回路構成を示すブロッ
ク図である。図11、図12において、主中継器13は
大きく分けてATM通信を行うATMI/Fカード20
1、トークンリングI/Fカード202、赤外線通信部
203、バス204、主中継器制御回路240(図12
参照)により構成される。ATMI/Fカード201は
ATM交換機15と光ファイバーケーブルからなる情報
伝送路41によって接続されて155Mbpsの情報伝
送を行うもので、光インターフェース(I/F)回路2
11、フレームセルインターフェース(I/F)回路2
12、データ変換コントローラ213、ATMセル分解
・組立コントローラ214、パケットメモリ・コントロ
ールメモリ215およびバスインターフェース(I/
F)回路216により構成される。
【0056】光インターフェース(I/F)回路211
は光ファイバーケーブルからなる情報伝送路41を介し
てATM交換機15との間で情報伝送を行うために、フ
レームセルに分解された単位で光通信を行うべくデータ
から光への変換および光からデータへの変換を行う。フ
レームセルインターフェース(I/F)回路212はフ
レームセルの多重化処理を行う。データ変換コントロー
ラ213は、フレームセルをフレームセルヘッダを取り
除いたデータに変換したり、セルヘッダを除いたデータ
をCSペイロードに組み立てるための変換を行う。AT
Mセル分解・組立コントローラ214はCSペイロード
(伝文パケット)を含むデータをセルヘッダを除いたデ
ータに分解したり、セルヘッダを除いたデータをCSペ
イロード(伝文パケット)に組み立てる処理を行う。A
TMセル分解・組立コントローラ214はパケットメモ
リ・コントロールメモリ215およびバスインターフェ
ース(I/F)回路216に接続される。
【0057】パケットメモリ・コントロールメモリ21
5はパケット(伝文情報を含むIPヘッダ+UDPヘッ
ダ付きのデータ(CSペイロード))を格納するパケッ
トメモリ領域と制御用のデータ(制御情報)を格納する
コントロールメモリ領域を有しており、それぞれの領域
にデータを分けて格納する。バスインターフェース(I
/F)回路216はATMセル分解・組立コントローラ
214およびパケットメモリ・コントロールメモリ21
5と、トークンリングI/Fカード202との間をバス
204を介してインターフェース処理する。トークンリ
ングI/Fカード202はATMI/Fカード201と
赤外線通信部230との間に介在し、トークンリング方
式LANの制御を行うもので、バスインターフェース
(I/F)回路221、バスコントローラ222、バッ
ファメモリ・コントロールメモリ223、クロック回路
224、トークンリングコントローラ225、トークン
リング変調・復調回路226およびRS485ドライバ
回路227、RS485レシーバ回路228により構成
される。
【0058】バスインターフェース(I/F)回路22
1はATMI/Fカード201とトークンリングI/F
カード202との間のデータ転送をインターフェース処
理する。バッファメモリ・コントロールメモリ223は
データ(伝文情報を含むデータ)を一時的に格納するバ
ッファメモリ領域と制御用のデータ(制御情報)を格納
するコントロールメモリ領域を有しており、それぞれの
領域にデータを分けて格納する。クロック回路224は
トークンリングのコントロールに必要なクロック信号を
発生する。トークンリングコントローラ225はクロッ
ク回路224の発生するクロック信号に基づいてトーク
ンリングの制御を行うもので、詳しくはトークンと呼ば
れる制御情報を局間(すなわち、主中継器および副中継
器間)に循環させ、トークンを取得した局にだけ送信権
を与える制御を行う。各中継器はトークンを取得する
と、送信すべきデータがある場合はデータを送信し、送
信終了後にトークンを次の中継器に渡す(送信すべきデ
ータがなければ送信権(トークン)を次に渡す)。バス
コントローラ222はバスインターフェース(I/F)
回路221、バッファメモリ・コントロールメモリ22
3およびトークンリングコントローラ225の間のデー
タの転送を制御する。
【0059】トークンリング変調・復調回路226はバ
ッファメモリに格納されたデータ(伝文情報を含むデー
タ)をトークンリングで転送されるデータに変調した
り、あるいは逆にトークンリングで転送されるデータを
バッファメモリに格納されるデータに復調したりする処
理を行う。RS485ドライバ回路227はEIA規格
485で規定された信号の転送を行う場合の接続部であ
り、トークンリング変調・復調回路226からのデータ
を赤外線通信部203の後述のRS485レシーバ回路
231に転送する。また、RS485レシーバ回路22
8はEIA規格485で規定された信号の転送を行う場
合の接続部であり、赤外線通信部203の後述のRS4
85ドライバ回路232からのデータをトークンリング
変調・復調回路226に転送する。なお、上述のATM
通信を行うATMI/Fカード201、トークンリング
I/Fカード202およびバス204は、1つの中継制
御回路基盤230上に搭載されている。具体的には、A
TMI/Fカード201およびトークンリングI/Fカ
ード202は、何れも着脱可能なカード方式で中継制御
回路基盤230の所定のコネクタに差し込まれるように
なっている。
【0060】赤外線通信部203はRS485ドライバ
/レシーバ回路231、232、ドライブ回路233、
フィルタ回路234、レベル表示器161、発光素子2
36および受光素子237により構成される。RS48
5レシーバ回路231はEIA規格485で規定された
信号の転送を行う場合の接続部であり、トークンリング
I/Fカード202におけるRS485ドライバ回路2
27からのデータを赤外線通信部203のドライバ回路
231に転送する。また、RS485ドライバ回路23
2はEIA規格485で規定された信号の転送を行う場
合の接続部であり、赤外線通信部203におけるフィル
タ回路234からのデータをトークンリングI/Fカー
ド202のRS485レシーバ回路228に転送する。
なお、各RS485/レシーバ回路227、228、2
31、232間は所定のケーブル線によって接続され
る。
【0061】ドライブ回路233はRS485ドライバ
回路231からのデータに基づいて発光素子236を駆
動し、赤外線を発生させてトークンリングを構成する他
の中継器に送信する。受光素子237はトークンリング
を構成する他の中継器から送信された赤外線を受信し、
フィルタ回路234に出力する。フィルタ回路234
(詳細は図13参照)は受光素子237の出力信号を信
号処理(A/D変換も含む)してRS485ドライバ回
路232に出力する。レベル表示器161はフィルタ回
路234からのレベル表示用の信号に基づいて赤外線の
受光感度を表示する。
【0062】主中継器制御回路240は図12に示すよ
うに、主制御回路241、HDDコントロール(I/
F)回路242、HDD装置243により構成され、バ
ス204を介して図11の回路各部と接続される。主制
御回路241は主中継器13全体のコントロールを行う
もので、CPU244、RAM245、バスインターフ
ェース(I/F)回路246からなる。CPU244は
RAM245をワークエリアとして使用し、HDD装置
243に格納されている制御プログラムを読み出して内
部メモリ上に展開して主中継器13全体の作動を制御
し、制御出力をバスインターフェース(I/F)回路2
46を介して他の回路各部に出力したり、バスインター
フェース(I/F)回路246を介して必要なデータを
取り込んだりする。
【0063】HDD装置243はCPU244の作動に
必要な制御プログラムや必要なデータを格納しており、
HDDコントロール(I/F)回路242はHDD装置
243の作動を制御する。なお、HDD装置243に主
中継器13全体の作動を制御プログラム等(プログラム
を作動させるOS、ユーザプログラム等)を格納しても
よいが、これに限らず、例えばROMを設けて制御プロ
グラムを格納するようにしてもよいし、あるいはATM
I/Fカード201やトークンリングI/Fカード20
2という着脱可能なカード自体に必要な制御プログラム
を格納して動作させるようにしてもよい。
【0064】図13はフィルタ回路234の詳細な構成
を示すブロック図である。フィルタ回路234は受光素
子237の出力信号を増幅する増幅器251と、増幅器
251の出力信号をA/D変換するレベル変換器252
と、増幅器251の出力信号を表示用のレベル信号に変
換してレベル表示器161に出力するレベル変換器25
3と、レベル変換器252の出力信号を増幅する増幅器
254とを備えている。また、フィルタ回路234は着
脱可能なコネクタ255を有する基盤として構成され、
増幅器254の出力信号をコネクタ255を介してRS
485ドライバ回路232に供給する。レベル表示器1
61はレベル変換器253からの信号に基づき赤外線の
受信感度が最良の状態で所定のスケール位置になる。
【0065】ここで、受光素子237、フィルタ回路2
34およびレベル表示器161は、全体として情報中継
装置間(ここでは主中継器13と副中継器21、22と
の間)の伝送媒体(赤外線)の送信エリアが情報の伝送
を可能とする通信状態を形成していることを検出し、報
知する伝送媒体方向報知手段450を構成する。情報の
伝送を可能とする通信状態とは、発射される赤外線の送
信方向および送信距離が的確で有効に情報伝送を行うこ
とができる状態をいう(以下、同様)。また、受光素子
237およびフィルタ回路234は、他の情報中継装置
から送信された無線方式の伝送媒体(赤外線)を受けた
ときの受信エネルギーを検出する受信エネルギー検出手
段451を構成し、レベル表示器161は受信エネルギ
ー検出手段の出力に基づいて他の情報中継装置より送信
される伝送媒体(赤外線)の送信エリアが情報の伝送を
可能とする通信状態を形成しているか否かを報知する報
知手段を構成する。レベル表示器161は送信された赤
外線の受信感度のレベルを表示し、受信感度が最大にな
ると、レベル表示の値が最大を示す。
【0066】B.副中継器21、22の回路構成 図14、図15は副中継器21、22の回路構成を示す
ブロック図である。副中継器21を代表として説明し、
副中継器22の構成は同様につき省略する。図14にお
いて、副中継器21は大きく分けて第1赤外無線通信部
301、DSP制御部302、FIFO制御部303、
トークンリングI/Fカード304、リングリレー(リ
レー回路)305、第2赤外無線通信部306、バス3
07、副中継器制御回路308(図15参照)により構
成される。第1赤外無線通信部301はドライブ回路3
11、フィルタ回路312、レベル表示器181、発光
素子313および受光素子314により構成される。ド
ライブ回路311はDSP制御部302からのシリアル
データに基づいて発光素子313を駆動し、赤外線を発
生させて端末装置(例えば、遊技機等)に向けて送信す
る。受光素子314は端末装置から送信された赤外線を
受信し、フィルタ回路312に出力する。フィルタ回路
312(詳細は図13と同様であり参照)は受光素子3
14の出力信号を信号処理(A/D変換も含む)してD
SP制御部302に出力する。レベル表示器181はフ
ィルタ回路312からのレベル表示用の信号に基づいて
赤外線の受光感度を表示する。
【0067】ここで、受光素子314、フィルタ回路3
12およびレベル表示器181は、全体として端末装置
(ここでは遊技機31)よりの伝送媒体(赤外線)の送
信エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を形成して
いることを検出し、報知する第1伝送媒体方向報知手段
452を構成する。また、受光素子314およびフィル
タ回路312は、端末装置から送信された無線方式の伝
送媒体(赤外線)を受けたときの受信エネルギーを検出
する受信エネルギー検出手段453を構成し、レベル表
示器181は受信エネルギー検出手段453の出力に基
づいて端末装置より送信される伝送媒体(赤外線)の送
信エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を形成して
いるか否かを報知する報知手段を構成する。レベル表示
器161は送信された赤外線の受信感度のレベルを表示
し、受信感度が最大になると、レベル表示の値が最大を
示す。
【0068】DSP制御部302はドメイン(端末装
置)を特定して単独でポーリング制御を行うもので、D
SPポーリング変調・復調回路315およびDSPポー
リングプロトコルコントローラ316からなる。DSP
ポーリング変調・復調回路315は端末装置に送信すべ
きデータ(伝文情報を含むデータ)をDSPポーリング
で転送されるデータに変調してドライブ回路311に出
力したり、あるいは逆に端末装置からDSPポーリング
で転送されたフィルタ回路312からのデータを受信デ
ータに復調したりする処理を行う。DSPポーリングプ
ロトコルコントローラ316はDSPポーリングの制御
プロトコルに基づいてFIFO制御部303にデータを
出力したり、FIFO制御部303からデータを受け取
ったりしてDSPポーリング制御を行う。
【0069】FIFO制御部303は受信FIFOメモ
リ317、送信FIFOメモリ318、ステータスレジ
スタ319からなる。受信FIFOメモリ317は端末
装置からDSPポーリングで受信したデータを一時的に
格納するいわゆる先入れ先出しメモリである。ここでの
データは、伝文パケット、UDPポートNo、IPアド
レス、無線ヘッダにより構成される。送信FIFOメモ
リ318はDSPポーリングにより端末装置に送信すべ
きデータを一時的に格納するいわゆる先入れ先出しのメ
モリである。ここでのデータも、伝文パケット、UDP
ポートNo、IPアドレス、無線ヘッダにより構成され
る。ステータスレジスタ319は、DSPポーリングで
受信したデータを受信FIFOメモリ317に格納した
ときは副中継器制御回路308に、また副中継器制御回
路308が送信すべきデータを送信FIFOメモリ31
8に格納したときはDSPポーリングプロトコルコント
ローラ316にそれぞれ通知し、DSPポーリングプロ
トコルコントローラ316での通信データの正常/異常
も副中継器制御回路308にステータスで知らせる。ト
ークンリングI/Fカード304はトークンリング方式
LANの制御を行うもので、バスインターフェース(I
/F)回路321、バスコントローラ322、バッファ
メモリ・コントロールメモリ323、クロック回路32
4、トークンリングコントローラ325、トークンリン
グ変調・復調回路326により構成される。
【0070】バスインターフェース(I/F)回路32
1はFIFO制御部303とトークンリングI/Fカー
ド304との間のデータ転送をインターフェース処理す
る。バッファメモリ・コントロールメモリ323はデー
タ(伝文情報を含むデータ)を一時的に格納するバッフ
ァメモリ領域と制御用のデータ(制御情報)を格納する
コントロールメモリ領域を有しており、それぞれの領域
にデータを分けて格納する。クロック回路324はトー
クンリングのコントロールに必要なクロック信号を発生
する。トークンリングコントローラ325はクロック回
路324の発生するクロック信号に基づいてトークンリ
ングの制御を行い、同様にトークンと呼ばれる制御情報
を局間(すなわち、主中継器および副中継器間)に循環
させ、トークンを取得した局にだけ送信権を与える制御
を行う。バスコントローラ322はバスインターフェー
ス(I/F)回路321、バッファメモリ・コントロー
ルメモリ323およびトークンリングコントローラ32
5の間のデータの転送を制御する。
【0071】トークンリング変調・復調回路326はバ
ッファメモリに格納されたデータ(伝文情報を含むデー
タ)をトークンリングで転送されるデータに変調した
り、あるいは逆にトークンリングで転送されるデータを
バッファメモリに格納されるデータに復調したりする処
理を行う。リングリレー305はノーマル開のa接点3
27、328およびノーマル閉のb接点329を有して
おり、トークンリングコントローラ325の制御信号に
基づいて各接点が制御される。すなわち、トークンリン
グI/Fカード304から端末装置側の回路が正常の場
合、副中継器21の電源オン時の立上げタイミングを経
てトークンリングI/Fカード304から端末装置側の
回路が正常に動作し始めた場合には、ノーマル開のa接
点327、328が閉じるとともに、ノーマル閉のb接
点329が開いてトークンリング変調・復調回路326
と第2赤外無線通信部306との間でデータの転送が可
能になる。ここで、トークンリングコントローラ325
の動作が正常になる状態とは、情報中継の動作が可能に
なり、トークンを受け取って情報を送信し、また、送信
すべき情報がない場合は、次の局にトークンを回すとい
うトークンリングLANを行う制御が可能になることを
いう。
【0072】一方、トークンリングI/Fカード304
から端末装置側の回路が異常の場合(例えば、故障の場
合)、副中継器21の電源オン時の立上げタイミングで
トークンリングI/Fカード304から端末装置側の回
路が未だ正常に動作していない場合(正常に初期化処理
が終了するまでの不安定期間のとき)には、ノーマル開
のa接点327、328が開いてトークンリング変調・
復調回路326と第2赤外無線通信部306との間が断
状態になるとともに、ノーマル閉のb接点329が閉じ
て第2赤外無線通信部306のみで、他の中継器にデー
タをパイパスするようになっている。
【0073】なお、上述のDSP制御部302、FIF
O制御部303、トークンリングI/Fカード304、
リングリレー305および後述の副中継器制御回路30
8は、1つの基盤上に搭載され、例えば着脱可能なカー
ド方式(ただし、リングリレー305はソケットに挿
入)で基盤の所定のコネクタに差し込まれるようになっ
ている。第2赤外無線通信部306はドライブ回路33
1、フィルタ回路332、レベル表示器178、発光素
子333および受光素子334により構成される。ドラ
イブ回路331はトークンリング変調・復調回路326
からリレー回路305を経由したデータに基づいて発光
素子333を駆動し、赤外線を発生させてトークンリン
グを構成し他の中継器に送信する。受光素子334はト
ークンリングを構成する他の中継器から送信された赤外
線を受光し、電気信号に変換してフィルタ回路332に
出力する。フィルタ回路332(詳細は図13と同様で
あり参照)は受光素子334の出力信号を信号処理(A
/D変換も含む)してリレー回路305を経由してトー
クンリング変調・復調回路326に出力する。レベル表
示器178はフィルタ回路332からのレベル表示用の
信号に基づいて赤外線の受光感度を表示する。
【0074】ここで、受光素子334、フィルタ回路3
32およびレベル表示器178は、全体として他の情報
中継装置(ここでは主中継器13、副中継器22)より
の伝送媒体(赤外線)の送信エリアが情報の伝送を可能
とする通信状態を形成していることを検出し、報知する
第2伝送媒体方向報知手段454を構成する。また、受
光素子334およびフィルタ回路332は、他の情報中
継装置(ここでは主中継器13、副中継器22)から送
信された無線方式の伝送媒体(赤外線)を受けたときの
受信エネルギーを検出する受信エネルギー検出手段45
5を構成し、レベル表示器178は受信エネルギー検出
手段455の出力に基づいて他の情報中継装置より送信
される伝送媒体(赤外線)の送信エリアが情報の伝送を
可能とする通信状態を形成しているか否かを報知する報
知手段を構成する。レベル表示器178は送信された赤
外線の受信感度のレベルを表示し、受信感度が最大にな
ると、レベル表示の値が最大を示す。
【0075】副中継器制御回路308は図15に示すよ
うに、CPU341、BIOSROM342、ROM3
43、DRAM344、バッファ346により構成され
る。CPU341はBIOSROM342に格納されて
いる起動プログラムを読み出して起動し、副中継器21
における通信の中継制御を行うプログラムをROM34
3よりメモリ(DRAM344)に読み込み、処理を実
行する。BIOSROM342は起動プログラムを格納
している。ROM343は制御プログラム(ユーザープ
ログラム)や必要なデータを格納している。例えば、デ
ータを書き換え可能なフラッシュメモリが用いられる。
なお、ROM343は、例えばソフトウエアのバージョ
ンアップを行う場合に、管理装置11よりデータの書き
換えを行うようにしてもよい。DRAM344は1MB
の容量で、プログラム実行エリアおよびワークエリアと
して用いられる。バッファ346としては、ラインバッ
ファが用いられ、バス307を経由するデータ信号を増
幅する。
【0076】ここで、第1赤外無線通信部301、DS
P制御部302、FIFO制御部303、副中継器制御
回路308は、無線方式の伝送媒体(赤外線)を用いて
端末装置との間で情報の伝送を行う端末送受信部501
を構成する。また、トークンリングI/Fカード30
4、リングリレー(リレー回路)305、第2赤外無線
通信部306、副中継器制御回路308は情報中継装置
間で情報の伝送を行う中継送受信部502を構成する。
【0077】C.端末装置に配置される光送受信部75
の回路構成 図16、図17は端末装置に配置される光送受信部75
の回路構成を示すブロック図である。遊技機31の光送
受信部75を代表として説明し、他の端末装置に配置さ
れる光送受信部の構成は同様につき説明を省略する。図
16において、光送受信部75は端末通信制御装置35
0を備えており、端末通信制御装置350は大きく分け
て赤外線通信部351、第1DSP制御部352、第2
DSP制御部353、FIFO制御部354、端末制御
回路355(図17参照)により構成される。
【0078】赤外線通信部351はドライブ回路36
1、フィルタ回路362、レベル表示器193、発光素
子364および受光素子365により構成される。ドラ
イブ回路361は第1DSP制御部352における後述
のDSPポーリング変調・復調回路371からのデータ
に基づいて発光素子364を駆動し、赤外線を発生させ
てポーリングを構成する副中継器22に送信する。受光
素子365はポーリングを構成する副中継器22から送
信された赤外線を受信し、フィルタ回路362に出力す
る。フィルタ回路362(詳細は図13と同様であり参
照)は受光素子365の出力信号を信号処理(A/D変
換も含む)して後述のDSPポーリング変調・復調回路
371に出力する。レベル表示器363はフィルタ回路
362からのレベル表示用の信号に基づいて赤外線の受
光感度を表示する。
【0079】ここで、受光素子365、フィルタ回路3
62およびレベル表示器193は、全体として情報中継
装置(ここでは副中継器21)よりの伝送媒体(赤外
線)の送信エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を
形成していることを検出し、報知する第3伝送媒体方向
報知手段456を構成する。また、受光素子365およ
びフィルタ回路362は、情報中継装置(ここでは副中
継器21)から送信された無線方式の伝送媒体(赤外
線)を受けたときの受信エネルギーを検出する受信エネ
ルギー検出手段457を構成し、レベル表示器193は
受信エネルギー検出手段457の出力に基づいて情報中
継装置より送信される伝送媒体(赤外線)の送信エリア
が情報の伝送を可能とする通信状態を形成しているか否
かを報知する報知手段を構成する。レベル表示器193
は送信された赤外線の受信感度のレベルを表示し、受信
感度が最大になると、レベル表示の値が最大を示す。
【0080】第1DSP制御部352は副中継器22か
ら特定され単独でポーリング制御を行うもので、DSP
ポーリング変調・復調回路371、372、DSPポー
リングプロトコルコントローラ373、RS485レシ
ーバ回路374、RS485ドライバ回路375からな
る。DSPポーリング変調・復調回路371は副中継器
22に送信すべきデータ(伝文情報を含むデータ)をD
SPポーリングで転送されるデータに変調してドライブ
回路361に出力したり、あるいは逆に副中継器22か
らDSPポーリングで転送されたフィルタ回路362か
らのデータを受信データに復調したりする処理を行う。
DSPポーリングプロトコルコントローラ373はDS
Pポーリングの制御プロトコルに基づいてデータの無線
ヘッダを監視して当該遊技機が指定されていればFIF
O制御部354にデータを出力したり、当該遊技機から
データを送信する場合にはFIFO制御部354からデ
ータを受けたりしてDSPポーリング制御を行う。
【0081】なお、第1DSP制御部352はこの他に
DSPポーリング変調・復調回路372、RS485レ
シーバ回路374、RS485ドライバ回路375を有
しているとともに、第2DSP制御部353もDSPポ
ーリングプロトコルコントローラ376、DSPポーリ
ング変調・復調回路377、RS485レシーバ回路3
78、RS485ドライバ回路379を有している。そ
して、第1DSP制御部352と第2DSP制御部35
3の間はケーブルで接続されている。これは、赤外線通
信部351および第1DSP制御部352を遊技機31
の上方の高い位置(例えば、島ユニット16の上部)に
取り付けて赤外線通信を行う一方、第2DSP制御部3
53、FIFO制御部354および端末制御回路355
を遊技機31側の低い所定箇所に配置し、両者間をケー
ブルで接続することから、ケーブルで伝送可能な信号形
態にしてデータの信頼性、品質を損わないようにするた
めである。各RS485レシーバ回路374、378、
RS485ドライバ回路375、379はケーブルで信
号を伝送するための接続処理を行う。第2DSP制御部
353におけるDSPポーリングプロトコルコントロー
ラ376、DSPポーリング変調・復調回路377は他
の回路で説明した機能と同様である。
【0082】FIFO制御部354は受信FIFOメモ
リ381、送信FIFOメモリ382、ステータスレジ
スタ383からなる。受信FIFOメモリ381は副中
継器22からDSPポーリングで受信したデータを一時
的に格納するいわゆる先入れ先出しメモリである。ここ
でのデータは、伝文パケット、UDPポートNo、IP
アドレス、無線ヘッダ(ID Noを含む)により構成
される。送信FIFOメモリ392はDSPポーリング
により副中継器22に送信すべきデータを一時的に格納
するいわゆる先入れ先出しのメモリである。ここでのデ
ータも、伝文パケット、UDPポートNo、IPアドレ
ス、無線ヘッダ(ID Noを含む)により構成され
る。ステータスレジスタ383はDSPポーリングで受
信したデータあるいは送信すべきデータが受信FIFO
メモリ381、送信FIFOメモリ382に格納された
ことを後述の端末制御回路355のCPUに通知する。
【0083】FIFO制御部354はバスにより端末制
御回路355に接続される。端末制御回路355は図1
7に詳細を示すように、CPU391、ROM392、
RAM393、デュアルポートRAM394、バッファ
395により構成される。CPU391はROM392
に格納されている制御プログラムに従って端末通信制御
装置350における情報の転送制御を実行する。ROM
392は制御プログラム(ユーザープログラム)や必要
なデータを格納している。RAM393はワークエリア
として用いられる。デュアルポートRAM(DPRA
M)394は端末制御回路355と、遊技機31との間
の何れからでもデータの書き込み、データの読み出しが
可能な双方向メモリであり、この双方向メモリを介して
端末制御回路355と遊技機31との間で相互にデータ
転送が行われる。バッファ395としては、ラインバッ
ファが用いられ、FIFO制御部354との間で転送さ
れるデータを一時的に格納する。
【0084】(VI)ネットワークプロトコル構造 次に、図18は管理装置11(経営分析装置12も同
様)と端末装置との間において情報をネットワークで伝
送する場合のプロトコル構造を示す図である。まず、管
理装置11のOSI階層モデルから説明すると、OSI
階層モデルは1層〜7層からなり、その内容は以下のよ
うになっている。 ・1層:物理層 物理レイヤの構造は、伝送媒体上でのビット列およびセ
ル列の伝送を行う機能を実現するようになっている。詳
細には、物理媒体上で情報を運ぶための物理的な手段を
提供するための伝送フレームの生成/復元の機能、伝送
フレームのペイロード(オーバーヘッド部を除く情報領
域)にATMセル流を挿脱する機能、セル流における境
界を識別するためのセル同期の機能等がある。物理レイ
ヤは、物理媒体(PM)サブレイヤ、伝送コンバージェ
ンス(TC)サブレイヤの2つに分割されている。物理
媒体(PM)サブレイヤの主な機能は、ビット列の伝送
に必要なもの、例えばビットタイミングをとることであ
る。伝送コンバージェンス(TC)サブレイヤは、セル
列の伝送に必要な機能を実現する。
【0085】・2層:データリンク層 データリンク層は隣接ノード間の制御を行うもので、例
えば順次正しく、誤りのない高信頼のデータ伝送を行う
ための制御等を行う。データリンク層にはATMレイ
ヤ、AALレイヤ、CSレイヤがある。ATMレイヤの
機能はATMセルの伝達である。ATMセルは5バイト
のヘッダ部と48バイトの情報部からなる53バイトで
構成される。AALレイヤは上位レイヤとサービスに依
存しないATMレイヤとの間の整合を図るもので、AT
Mアダプションレイヤと称される。本実施例ではAAL
(5)というタイプのAALレイヤを使用している。C
Sレイヤは、コンバージェンスサブレイヤと称されるも
ので、上位のインターネットプロトコル(IP)を下位
のAALレイヤ(AAL(5))に変換したり、あるい
はその逆の処理を行うものである。 ・3層:ネットワーク層 ネットワーク層は中継ノード経由の制御を行うもので、
例えば論理パスの設定、ルーティング等を行う。ここで
は、インターネットプロトコル(IP)を使用する。
【0086】・4層:トランスポート層 トランスポート層はエンド・エンド間の情報転送を行う
もので、下位層を構成する各種通信網の品質の差異を補
い、透過的なデータ転送を保証している。例えば、例え
ばエンド・エンドでの送信確認等を行う。ここでは、ユ
ーザー・データグラム・プロトコル(UDP)を使用す
る。これは、データグラム(メッセージ)を交換するた
めのプロトコルである。特に、メッセージ単位の高速通
信に使用する。なお、5層以上のプロトコルは使用せ
ず、伝文パケットの伝送に使用する。
【0087】管理装置11はATM交換機15を介して
155Mbpsの速度で主中継器13との間でATMに
よる情報伝送を行う。このとき、ATM交換機15およ
び主中継器13では管理装置11の場合と同様の1層、
2層からなるOSI階層モデルで処理を行う。主中継器
13は副中継器21、22との間で赤外線を使用した1
6Mbpsの速度でトークンリングによる通信を行う。
このとき、トークンリングによる通信では1層、2層か
らなる以下のようなOSI階層モデルを有している。 ・1層:物理層 物理レイヤは、赤外線を使用した無線通信を行うレイヤ
である。
【0088】・2層:データリンク層 データリンク層では、トークンリング802.5の処理
を行うレイヤと、LLC(論理リンク制御)を行うレイ
ヤがある。トークンリング802.5とは、IEEE規
格によって規定されるトークンリング通信を行うもの
で、例えばトークンのスケジューリング処理等を行う。
トークンリングとは、トークンと呼ばれる制御パケット
を伝送路上を巡回させ、そのトークンを受け取った端末
(エンド)だけがデータを伝送路上に送出できるという
トークンリング方式を使用した代表的なLANで、伝送
速度は16Mbpsである。LLC(論理リンク制御)
を行うレイヤは、トークンリング802.5から受けた
情報を独自のOSIプロトコルに変えたり、その逆の処
理を行うものである。
【0089】副中継器21、22は各端末装置との間で
赤外線を使用した1Mbpsの速度でポーリングによる
通信を行う。このとき、ポーリングによる通信では1
層、2層からなるOSI階層モデルで処理を行う。1層
(物理層)では赤外線を使用して1Mbpsの速度で通
信を行い、2層(データリンク層)ではポーリング処理
を行う。すなわち、ポーリングでは副中継器21、22
から複数の端末装置に対して送信要求の有無を順番問い
合わせ、有りの場合にはその端末装置が送信を開始する
ように指令し、無しの場合には次の端末装置に問い合わ
せする伝送制御処理を行う。端末装置のOSI階層モデ
ルは1層〜7層からなり、その内容は以下のようになっ
ている。
【0090】1層(物理層)では赤外線を使用して1M
bpsの速度で通信を行い、2層(データリンク層)で
はポーリング処理を行う。ポーリング処理によるデータ
の転送はデュアルポートRAM395を介して端末装置
との間で行われる。そして、端末装置ではデュアルポー
トRAM394以降の処理は、管理装置11の場合と同
様に3層、4層の処理を行うとともに、5層〜7層を所
定のアプリケーションプログラムによって処理し、端末
装置側で各種の遊技情報の収集および送信を行う。
【0091】次に、本実施例の動作を説明する。動作の
流れとして、ネットワーク上の情報中継制御について、
管理装置11と端末装置(例えば、遊技機31)との間
のデータ転送を例にして詳細に説明する。 A.主中継器の動作 図19〜図23は主中継器13によって実行される情報
中継制御のプログラムを示すフローチャートである。こ
のプログラムは主中継器13の電源投入と同時に開始さ
れる。 A−1.メインプログラム 図19に示すメインプログラムがスタートすると、まず
ステップS10でUnixのイニシャル処理を行う。こ
れは、主中継器13における主中継器制御回路240の
初期化を行うものである。次いで、ステップS12で主
中継器13におけるトークンリングI/Fカード202
を初期化し、ステップS14で主中継器13におけるA
TMI/Fカード201を初期化する。次いで、ステッ
プS16でタスク処理を行う。これは、主中継器13で
実行するタスクの起動および管理を行うものである。主
中継器13で実行するタスクとしては、ATM受信タス
ク、ATM送信タスク、トークンリング受信タスク、ト
ークンリング送信タスクがあり、これらの各タスクをそ
れぞれステップS18〜ステップS24で同時に起動す
る(各タスクはいわゆるマルチタスクで動作する)。各
タスクの詳細な内容はタスク処理で後述する。
【0092】A−2.ATM受信タスク 図20はATM受信タスクの処理を示すフローチャート
である。このタスク処理では、まずステップS30でパ
ケットメモリ・コントロールメモリ215(図11参
照)受信データがあるか否かを判別する。これは、ネッ
トワークの局である管理装置11から主中継器13に対
してATM交換の光通信によりデータが送信されて、主
中継器13側で受信すべきデータがあるかどうかを判断
するものであり、ATMI/Fカード201のパケット
メモリ・コントロールメモリ215(特に、コントロー
ルメモリ)からの割込みを監視して待機しているもので
ある。受信データがなければ、このステップS30に待
機し、受信データがあると、ステップS32に進む。
【0093】ステップS32ではコントロールメモリに
受信データエラーがあるか否かを判別し、エラーがあれ
ばステップS34に進んで受信データを破棄する。一
方、受信データエラーがなければステップS36で受信
データをRAM245に転送する。これにより、主中継
器制御回路240のRAM245に受信データが記憶さ
れる。その後、ステップS38に進む。したがって、受
信データにエラーがあるときは、受信データがメモリに
転送されない。ステップS38ではATMコントロール
メモリに受信の再起動指令を書き込む。これは、次回の
データに備えて再受信状態への指示を出すものである。
その後、ステップS30に戻って同様のループを繰り返
す。このようにして管理装置11から主中継器13に対
してATM交換の光通信により送信されたデータが主中
継器13で受信される。
【0094】A−3.ATM送信タスク 図21はATM送信タスクの処理を示すフローチャート
である。このタスク処理では、まずステップS40で送
信データがあるか否かを判別する。これは、ネットワー
クの中継局である主中継器13から管理装置11に対し
てATM交換の光通信により送信すべきデータがあるか
どうかを判断するものである。送信すべきデータは主中
継器制御回路240のRAM245に一旦格納されるの
で、RAM245を監視して待機しているものである。
送信データとしては、トークンリングにより副中継器2
1、22を介して端末装置から送られてくる受信データ
がある。
【0095】送信データがなければ、このステップS4
0に待機し、送信データがあると、ステップS42に進
んでバッファよりATMバッファに送信データを転送す
る。これは、バッファ(RAM245)からATMI/
Fカード201のパケットメモリ・コントロールメモリ
215(特に、パケットメモリ)へ送信データをセット
するものである。次いで、ステップS44でATMコン
トロールメモリに送信起動指令を書き込む。これは、A
TMI/Fカード201のパケットメモリ・コントロー
ルメモリ215(特に、コントロールメモリ)に送信指
示を書き込むものである。これにより、ATMI/Fカ
ード201から光通信で管理装置11にデータが送信さ
れる。ステップS44を経ると、再びステップS40に
戻って同様のループを繰り返し、次回のデータ送信処理
を行う。
【0096】A−4.トークンリング受信タスク 図22はトークンリング受信タスクの処理を示すフロー
チャートである。このタスク処理では、まずステップS
50でトークンリング・コントロールメモリに受信デー
タがあるか否かを判別する。これは、トークンリングネ
ットワークの中継局である副中継器21、22から主中
継器13に対して赤外無線通信によりデータが送信され
て、主中継器13側で受信すべきデータがあるかどうか
を判断するものであり、トークンリングI/Fカード2
02のパケットメモリ・コントロールメモリ223(特
に、コントロールメモリ)からの割込みを監視して待機
しているものである。副中継器21、22から送信され
るデータとしては、端末装置からの送信データがある。
受信データがなければ、このステップS50に待機し、
受信データがあると、ステップS52に進む。
【0097】ステップS52ではコントロールメモリに
受信データエラーがあるか否かを判別し、エラーがある
場合にはステップS54に進み、受信パケットデータの
破棄を行い、ステップS58に進む。一方、受信データ
エラーがなければステップS56で受信データをメモリ
に記憶する。これにより、パケットメモリ・コントロー
ルメモリ215より受信データが主中継器制御回路24
0のRAM245に記憶される。その後、ステップS5
8に進む。したがって、受信データにエラーがあるとき
は、受信データがメモリに記憶されない。ステップS5
8ではトークンリングコントローラ受信を再起動する。
これは、トークンリングI/Fカード202のパケット
メモリ・コントロールメモリ223(特に、コントロー
ルメモリ)に受信起動指令を書き込むものである。これ
により、次回のデータに備えてトークンリングにおける
再受信状態に移行する。その後、ステップS50に戻っ
て同様のループを繰り返す。このようにして副中継器2
1、22から主中継器13対して赤外無線通信により送
信されたデータが主中継器13で受信される。
【0098】A−5.トークンリング送信タスク 図23はトークンリング送信タスクの処理を示すフロー
チャートである。このタスク処理では、まずステップS
60で送信データがあるか否かを判別する。これは、ト
ークンリングネットワークの中継局である主中継器13
から副中継器21、22に対して赤外線通信により送信
すべきデータがあるかどうかを判断するものである。送
信すべきデータは主中継器制御回路240のRAM24
5に一旦格納されるので、RAM245を監視して待機
しているものである。送信データとしては、ATM交換
の光通信により管理装置11から送られてくるデータが
ある。
【0099】送信データがなければ、このステップS6
0に待機し、送信データがあると、ステップS62に進
んでデータ(送信すべきデータ)をトークンリングバッ
ファに転送する。これは、バッファ(RAM245)か
らトークンリングI/Fカード202のパケットメモリ
・コントロールメモリ223(特に、パケットメモリ)
へ送信データをセットするものである。次いで、ステッ
プS64でトークンリングコントローラを送信起動す
る。これは、トークンリングI/Fカード202のパケ
ットメモリ・コントロールメモリ223(特に、コント
ロールメモリ)に送信指示を書き込むものである。これ
により、トークンリングI/Fカード202から赤外線
通信で副中継器21、22に向けてトークンリングヘッ
ダ、IPヘッダ、UDPヘッダ、ID No、伝文パケ
ット、トークンリングヘッダを付加してデータが送信さ
れる。ステップS64を経ると、再びステップS60に
戻って同様のループを繰り返し、次回のデータ送信処理
を行う。
【0100】B.副中継器の動作 図24〜図29は副中継器21、22によって実行され
る情報中継制御のプログラムを示すフローチャートであ
る。このプログラムは副中継器21、22の電源投入と
同時に開始される。ここでは、遊技機31とポーリング
制御を行う副中継器22と主中継器13との間の情報伝
送を代表として説明し、他の端末装置との間で情報伝送
を行う副中継器21については、同様の動作につき詳細
な説明を省略する。 B−1.メインプログラム 図24に示す副中継器22のメインプログラムがスター
トすると、まずステップS100でブートROM処理を
行う。これは、副中継器22における副中継器制御回路
308において、CPU341がBIOSROM342
に格納されている起動プログラムを実行するものであ
り、このときハードウエアの初期化と、ハードウエアの
診断を行う。次いで、ステップS102でIPL処理を
行う。これは、CPU341がROM343に格納され
ている制御プログラムからOS(オペレーティングシス
テム)を読み出すものである。例えば、いわゆるIO.
SYS、MS−DOS.SYS(登録商標、以下同様)
を読み出す。次いで、ステップS104でIO.SYS
処理を行う。これは、読み出したIO.SYSに基づい
てMS−DOSを実行し、MS−DOSに必要な初期化
を行うもので、例えばRAMテーブルの初期化等が行わ
れる。
【0101】次いで、ステップS106でシステム初期
化処理を行う。これは、端末装置における光送受信部の
初期化の指示、無線ボードイニシャル処理、トークンリ
ングボードのイニシャル処理等を行うものである。次い
で、ステップS108でCOMMAND.COM処理を
行う。これは、CPU341がROM343に格納され
ている制御プログラムからCOMMAND.COMを読
み出してAUT0EXE.BATを実行することにより
アプリケーションを立上げるものである。これにより、
ユーザプログラムが立上がる。次いで、ステップS11
0でトークンリングコントローラ325は正常であるか
否かを判別する。トークンリングコントローラが正常と
は、トークンリングネットワークで情報伝送の制御を行
うことができる状態をいう。故障時、あるいは制御プロ
グラムの起動時で初期化処理が終了する以前の不安定な
状態で、トークンリング制御を行うことが可能になる以
前ときは、正常でない状態に相当する。
【0102】トークンリングコントローラ225が正常
であればステップS112に進んでリングリレー305
をON(オン)する。これは、リングリレー305のう
ちのノーマル開のa接点327、328を閉じてノーマ
ル閉のb接点329を開くものである。これにより、ト
ークンリング変調・復調回路326と第2赤外無線通信
部306との間で相互にデータ転送が可能になり、当該
副中継器22が正常にトークンリングのネットワークに
加入することになる。この状態は、リングリレー305
がトークンを取り込み可能なように動作する場合で、ト
ークンの強制的な通過を制限する状態に相当する。次い
で、ステップS114でアプリケーション処理を行う
(詳細はサブルーチンで後述)。これにより、ユーザプ
ログラムに基づいて副中継器22が制御される。ステッ
プS114を経ると、ステップS110に戻って同様の
ループを繰り返す。したがって、トークンリングコント
ローラ325が正常である場合は、ステップS110〜
ステップS114のループが繰り返して実行され、副中
継器22と主中継器13との間でトークンリングによる
赤外無線通信が行われる。
【0103】一方、ステップS110でトークンリング
コントローラ325が正常でなければ、ステップS11
6に進んでリングリレー305をOFF(オフ)する。
これは、リングリレー305のうちのノーマル開のa接
点327、328を開いてノーマル閉のb接点329を
閉じるものである。これにより、トークンリング変調・
復調回路326と第2赤外無線通信部306との間が切
断されるが、リングリレー305のb接点329を経由
して第2赤外無線通信部306のみで、他の副中継器2
2にデータをバイパスすることが可能になる。すなわ
ち、トークンリングネットワーク上のデータは当該副中
継器22をスルーすることになる。この状態は、リング
リレー305が強制的にトークンをスルーさせる場合に
相当する。したがって、当該副中継器22の故障時、あ
るいは当該副中継器22の制御プログラムの起動時で正
常に立上がってトークンリング制御を行うことが可能に
なる以前のタイミングでは他の中継器に迷惑をかけるこ
とがなく、トークンを正常にネットワーク上で回すこと
ができる。
【0104】特に、トークンリングLANの場合、トー
クンは局間を固定した順序で通過し、トークンを持って
いる局のみが伝送路の使用権(例えば、送信権)を保有
する。そして、トークンリングLANの伝送路はリング
状になっているため、1ケ所の局にトークンリング制御
の故障があると、全体の通信が不可能になる。これに対
して本実施例のようにすると、トークンリングコントロ
ーラ325が正常でない場合に単にリングリレー305
をOFFにするのみで、トークンリングLANの全体の
通信が不可能になることを防止することができる。
【0105】ステップS116を経ると、次いで、ステ
ップS118でトークンリングコントローラ325へ初
期化の指示を出し(回復処理を行い)、その後、ステッ
プS120でタイマ待ち処理を行う。これは、例えば一
定時間を待ち、トークンリングコントローラ325が回
復する時間を待つものである。次いで、ステップS11
0に戻って同様のループを繰り返す。これにより、トー
クンリングコントローラ325が初期化され、回復する
ことになる。そして、トークンリングコントローラ32
5が正常に復帰すると(あるいは制御プログラムの起動
時で正常に立上がると)、ステップS110でトークン
リングコントローラ325が正常と判断されると、ステ
ップS112に分岐する。一方、初期化してもトークン
リングコントローラ325が正常に復帰しなければ再び
ステップS110からステップS116に分岐して上記
処理を繰り返す。
【0106】B−2.アプリケーション処理のサブルー
チン 図26はアプリケーション処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。このサブルーチンでは、ステップ
S130〜ステップS136で端末装置から送られてき
たデータを主中継器13にトークンリングLANで送信
する処理を行い、ステップS138〜ステップS14
2でその逆に主中継器13から端末装置に送るデータを
副中継器22で受信する処理を行う。
【0107】端末装置からのデータをトークンリング
LANで主中継器に送信する処理 まずステップS130で無線通信データバッファが空き
であるか否かを判別する。これは、副中継器制御回路3
08における1MBのDRAM344に端末装置(ここ
では遊技機31)から赤外線通信でデータが送られてき
たかどうかを監視するものであり、データがあるという
ことは端末装置からのデータを主中継器13にトークン
リングLANで送信する場合に相当する。無線通信デー
タバッファが空きでなければ、主中継器13に送信すべ
きデータがあると判断してステップS132に進み、送
信パラメータをセットする。これは、トークンリングL
ANでデータ(この場合は伝文パケット)を送信するた
めに必要なセット処理を行うもので、例えばデータに付
加される必要なパラメータのセット、UDPポートNo
のUDPプロトコルへのセット、IPアドレスのIPプ
ロトコルへのセットで、後述の無線データ受信割り込み
処理でセットされる無線パケットからUDPポートNo
とIPアドレスを取り出してバッファ346にセットす
る。
【0108】次いで、ステップS134でトークンリン
グパケット送信を行う。これは、端末装置からのデータ
を主中継器13にトークンリングLANで送信するもの
であり、後述の無線データ受信割り込み処理でセットさ
れる伝文+ID Noパケットおよび先にセットした送
信パラメータをバッファメモリ・コントロールメモリ3
23にセットするものである。これにより、トークンリ
ングコントローラ325の制御により端末装置からのデ
ータが主中継器13にトークンリングLANで送信され
る。すなわち、トークンリングLANでトークンと呼ば
れる制御情報を局間(すなわち、主中継器および副中継
器間)に循環させ、当該副中継器22がトークンを取得
すると、送信すべきデータを主中継器13に送信し、送
信終了後にトークンを次の局に渡す(なお、送信すべき
データがなければ送信権を次に渡す)。ステップS13
4を経ると、ステップS138に進む。一方、ステップ
S130で無線通信データバッファが空きであれば、主
中継器13に送信すべきデータがないと判断してステッ
プS136に分岐し、受信データバッファアドレスを更
新する。これは、DRAM344における1つのデータ
の格納エリア(例えば、256バイトの容量)のアドレ
スを次に更新して、次のデータ格納エリアに移すもので
ある。ステップS136を経ると、ステップS138に
進む。
【0109】主中継器13から端末装置に送るデータ
を副中継器22で受信する処理 まず、ステップS138でトークンリング受信データバ
ッファが空きであるか否かを判別する。これは、副中継
器制御回路308における1MBのDRAM344に主
中継器13からトークンリングLANでデータが送られ
てきたかどうかを監視するものであり、データがあると
いうことは主中継器13からのデータを端末装置に送信
する場合に相当する。トークンリング受信データバッフ
ァが空きでなければ、主中継器13から副中継器22に
データが送られてきて、端末装置に送信すべきデータが
あると判断してステップS140に進み、無線データパ
ケットの送信を行う。これは、トークンリング受信割り
込み処理でDRAM344にセットされた情報(すなわ
ち、主中継器13からトークンリングLANで受信した
端末装置に送信すべきデータ)を送信用FIFO318
にセットするものである。送信用FIFO318にセッ
トされたデータは、ポーリングにより該当する端末装置
(遊技機)に送信されることになる。
【0110】一方、ステップS138でトークンリング
受信データバッファが空きであれば、主中継器13から
副中継器22にデータが送られておらず、端末装置に送
信すべきデータがないと判断して、ステップS142に
分岐して受信アドレスを更新する。これは、DRAM3
44における1つのデータの格納エリア(例えば、25
6バイトの容量)のアドレスを次に更新して、次回のデ
ータ格納エリアに移すものである。ステップS140あ
るいはステップS142を経ると、メインプログラムに
復帰する。
【0111】B−3.無線データ受信割り込み処理 図26は無線データ受信割り込み処理のプログラムを示
すフローチャートである。このプログラムは遊技機31
(端末装置)から管理装置11にデータを送信する場合
に、副中継器22で一旦遊技機31からのデータを受信
して必要なセット処理を行うものである。このプログラ
ムは受信用FIFO317より割り込みがかかって起動
する。すなわち、遊技機31からポーリングによりデー
タを受信して受信用FIFO317に格納されると、割
り込みがかかってこのプログラムが実行される。このと
き前述のアプリケーション処理は一時停止する。まず、
ステップS150で無線データヘッダチェックを行う。
これは、遊技機31から受信して受信用FIFO317
に格納したデータについて、その無線データヘッダを確
認するものである。無線データヘッダは、当該データが
どの遊技機から送信されたものであるかを判断する情報
である。なお、無線ヘッダのデータの確認がとれれば、
無線ヘッダよりID Noを取り出してDRAM344
にセットする。
【0112】次いで、ステップS152で無線パケット
からUDPポートNoを取り出してDRAM344にセ
ットする処理を行う。これは、遊技機との間のデータ転
送はUDP/IPプロトコルではなくポーリング方式に
適した通信プロトコルを使用してためである。次いで、
ステップS154で無線パケットからIPアドレスを取
り出してDRAM344にセットする処理を行う。次い
で、ステップS156でトークンパケットをメモリにセ
ットする。これは、伝文パケットをDRAM344にセ
ットするものである。ステップS156を経ると、無線
データ受信割り込み処理を終了する。このように遊技機
31からのデータをポーリング方式の通信プロトコルで
受信すると、UDP/IPプロトコルに必要なUDPポ
ートNoとIPアドレスを取り出してDRAM344に
セットし、副中継器22から主中継器13にトークンリ
ングで送信するタイミングに備える。
【0113】B−4.トークンリング受信割り込み処理 図27はトークンリング受信割り込み処理のプログラム
を示すフローチャートである。このプログラムは、例え
ば管理装置11から遊技機31(端末装置)にデータを
送信する場合に、副中継器22で一旦主中継器13を経
由してくる管理装置11からのデータを受信して必要な
セット処理を行うものである。このプログラムはトーク
ンリングI/Fカード304のバッファメモリ・コント
ロールメモリ323に、主中継器13からのデータを受
信して格納されたとき割り込みがかかって実行される。
このとき副中継器22では、当該副中継器22の通信エ
リアにおける遊技機31宛てのデータである場合に、主
中継器13からのデータをバッファメモリ・コントロー
ルメモリ323に格納する。
【0114】まず、ステップS160でバッファメモリ
の情報をチェックする。これは、副中継器制御回路30
8のCPU341によってバッファメモリに格納されて
いる主中継器13からの受信データをチェックするもの
である。次いで、ステップSす162でポートデータを
セットする。これは、主中継器13との間のデータ転送
はUDP/IPプロトコルを使用しており、遊技機との
間のデータ転送はUDP/IPプロトコルではなくポー
リング方式に適した通信プロトコルを使用しているた
め、UDP/IPプロトコルで受信したデータをポーリ
ング方式の通信プロトコルに変換するものである。ポー
トデータのセットでは、UDPヘッダからUDPポート
Noに変換し(すなわち、UDPヘッダの情報のうち送
り先ポート、送り元ポート情報を抜き出してUDPポー
トNoとする)、変換したデータはDRAM344にセ
ットする。次いで、ステップS164でIPデータをセ
ットする。これは、IPヘッダのうちから送り元IPア
ドレスを抜き出してDRAM344にセットするもので
ある。
【0115】次いで、ステップS166で無線データヘ
ッダをセットする。これは、遊技機31にデータを送信
するために、ID Noパケットから宛て先の遊技機を
指定するとともに、ポーリング方式の通信プロトコルに
必要な無線ヘッダを付加してDRAM344にセットす
るものである。ステップS166を経ると、トークンリ
ング受信割り込み処理を終了する。このように主中継器
13からのデータをトークンリングによるUDP/IP
プロトコルで受信すると、ポーリング方式の通信プロト
コルに変換してDRAM344にセットし、副中継器2
2から遊技機31にポーリング方式の赤外線通信により
送信するタイミングに備える。
【0116】C.DSPポーリング処理 図28、図29はDSPポーリング処理のプログラムを
示すフローチャートである。このプログラムは、副中継
器22と遊技機31(端末装置)との間でポーリング方
式の通信プロトコルでデータの転送を行う処理である。
この処理は、DSPコントローラにおいて行われる。ま
ず、ステップS180でイニシャルポーリングアドレス
をセットする。これは、当該副中継器22の通信エリア
における複数の遊技機31のうち、最初にポーリングす
るアドレスにセットするものである。次いで、ステップ
S182で送信データがあるか否かを判別する。これ
は、副中継器22におけるFIFO制御部303の送信
用FIFO318に、遊技機31(端末装置)に対して
ポーリングで送信すべきデータが格納されているかどう
かを監視するものである。送信データとしては、例えば
管理装置11から主中継器13、副中継器22を経由し
て所定の遊技機31に送るデータがあり、このデータを
副中継器22で受信して送信用FIFO318に格納し
ているケースである。
【0117】ステップS182で送信データがある場合
と、送信ID Noとポーリングカウンタが一致した場
合は、言換えればポーリングに該当する遊技機への送信
データがある場合には、ステップS184に進んでデー
タパケットをセットする。これは、副中継器22の送信
用FIFO318に格納しているデータのパケットを、
遊技機31(端末装置)に対してポーリングで送信すべ
きものとしてセットするものである。次いで、ステップ
S186で無線パケット送信処理を行う。これは、第1
赤外無線通信部301により赤外無線通信で無線パケッ
ト(この場合は、伝文情報のデータパケットを含む)を
ポーリングアドレスで指定される遊技機31に送信する
ものである。
【0118】一方、ステップS182で送信データがな
い場合と、送信ID Noとポーリングカウンタが一致
しない場合は、言換えればポーリングに該当する遊技機
への送信データがない場合には、ステップS188に分
岐してNullパケットをセットする。これは、例えば
管理装置11から遊技機31に対して送信すべきデータ
が無い場合に、データが無い状態に相当するNullパ
ケットを、遊技機31(端末装置)に対してポーリング
で送信するためにセットするものである。次いで、ステ
ップS186に進み、無線パケット送信処理を行う。こ
の場合は、第1赤外無線通信部301により赤外線通信
で無線パケット(この場合は、伝文情報の無いNull
パケットを含む)をポーリングアドレスで指定される遊
技機31に送信することになる。
【0119】次いで、ステップS190でイニシャルポ
ーリングアドレスで指定された遊技機31への送信がO
Kであるか否かを判別する。これは、該当する遊技機3
1からACKが返送されてきたかどうかで判断する。副
中継器22でACKを受け取ると、送信OKとして判断
してステップS192に進む。ACKが返送されてこな
ければ、ステップS186に戻って、再度無線パケット
送信処理を行い、ACKが返送されるまで、このループ
を繰り返す。そして、ACKが返送されると、ステップ
S192に抜ける。ステップS192では受信データが
あるか否かを判別する。これは、遊技機31から副中継
器22に対してポーリングでデータが送信されたとき、
その送信されたデータを副中継器22で受信したかどう
かを判断するものである。なお、遊技機31から副中継
器22に対してポーリングでデータが送信されないとき
は、副中継器22での受信データはない。
【0120】ステップS192で受信データがあるとき
は、ステップS194に進んで受信パケットのCRC
(巡回冗長検査:Cycle Redundancy Check)がOKであ
るか否かを判別する。これは、受信データのエラー(ビ
ット誤り)をチェックするものである。受信パケットの
CRCがNGであれば、ステップS196でNACK
(データを受信していないというACK)を送信してス
テップS192に戻り、同様のループを繰り返す。この
場合、再度遊技機31からデータを送信してもらうこと
になる。そして、ステップS194で受信パケットのC
RCがOKであれば、ステップS198に進んで伝文情
報の無いNullパケットデータであるか否かを判別す
る。これは、遊技機31から受信したデータが伝文情報
の無いNullパケットデータであるかどうかを判断す
るものである。Nullパケットデータであれば、ステ
ップS200で受信データパケットをメモリに転送す
る。これは、遊技機31からポーリング方式の受信赤外
無線通信で受信したデータを受信用FIFO317に転
送するものである。ステップS200を経ると、次い
で、ステップS202に進む。
【0121】一方、ステップS198で遊技機31から
受信したデータがNullパケットデータであれば、ス
テップS200をジャンプしてステップS202に進
む。ステップS202では今回のルーチンのポーリング
アドレスを更新する。これにより、ポーリングアドレス
がインクリメントされて次の遊技機31を指定すること
になる。次いで、ステップS202から再びステップS
182に戻って同様のルーチンを繰り返す。
【0122】このように、ポーリング方式の通信プロト
コルで副中継器22と遊技機31との間でデータの転送
(送信/受信)を行い、ルーチンを実行する毎にポーリ
ングアドレスを更新していき、最終的に副中継器22が
カバーする通信エリアの全ての遊技機31に対してDS
Pポーリング処理が行われる。この場合、遊技機31の
ポーリングアドレス(例えば、ID番号)順に一定時間
間隔(例えば、最大パケット長を考慮した間隔)で副中
継器22の通信カバーエリア全域に赤外線が発光放射さ
れ、このとき遊技機31に送信すべきデータがあれば、
データパケットを送るが、送信すべきデータがないとき
はNullパケットを送る。そして、送信が終了する
と、直ちに一定時間間隔で受信体制に入り、遊技機31
よりの応答を待ち、次の遊技機31のポーリングアドレ
スに移行する。なお、他方の副中継器21の動作も同様
であるが、この場合は遊技機31とは別の複数の端末装
置について同様のポーリング方式の通信プロトコルでデ
ータの転送(送信/受信)が行われる。
【0123】D.情報伝送の具体例 次に、図30〜図32を参照して管理装置11と端末装
置との間で情報(伝文パケット)の伝送を行う例につい
て説明する。なお、管理装置11に限らず、経営分析装
置12と端末装置との間であっても同様の通信プロセス
で情報の伝送が行われる。 D−1.管理装置から端末装置へのデータ伝送 最初に、管理装置11から端末装置(例えば、遊技機3
1)に情報を伝送する場合(例えば、遊技機31に初期
値を送信する場合)の通信プロセスについて説明する。
図30において、まず管理装置11で、例えば初期値に
対応した「伝文パケット」を作成し、この「伝文パケッ
ト」に「ID No」を付加する。「ID No」は端
末装置に対応する端末通信制御装置350の指定情報
(副中継器22で、この情報に基づいて無線ヘッダに変
換される)であり、管理装置11のユーザープログラム
で作成する。すなわち、「ID No」により多数の遊
技機31の中の特定の1台を指定する。
【0124】次いで、「ID No」、「伝文パケッ
ト」というデータに対して、「IPヘッダ」および「U
DPヘッダ」を付加する処理を行う。「IPヘッダ」
は、インターネットプロトコル(IP)に対応したアド
レス情報である。「UDPヘッダ」は、ユーザー・デー
タグラム・プロトコル(UDP)に対応したアドレス情
報である。すなわち、「IPヘッダ」はOSI階層モデ
ルの3層において相手先を指定する情報であり、「UD
Pヘッダ」はOSI階層モデルの4層において相手先を
指定する情報である。また、後述の「トークンリングヘ
ッダ」は、トークンリング方式を使用したLAN通信を
行う場合のアドレス情報であり、OSI階層モデルの1
層において相手先を指定する情報である。「無線ヘッ
ダ」は、赤外線を使用したポーリング通信に対応したア
ドレス情報であり、OSI階層モデルの1層において相
手先を指定する情報である。「IPヘッダ」には、「I
D No」で指定された遊技機31を通信エリアに持つ
副中継器22を指定する情報が含まれる。「UDPヘッ
ダ」には、送り元(管理装置11)のポート番号と送り
先(遊技機31)のポート番号が含まれる。これによ
り、データは「IPヘッダ」、「UDPヘッダ」、「I
D No」、「伝文パケット」という形式になる。
【0125】次いで、「IPヘッダ」、「UDPヘッ
ダ」、「ID No」、「伝文パケット」という形式の
データに対して「CSヘッダ」、「CSトレイラ」を付
加し、さらにATM交換による伝送が可能なようにAT
Mセルに変換する。これにより、データは「SRAヘッ
ダ」、「SRA−PDUペイロード」、「SRAトレイ
ラ」という形式に区分され、さらに5バイトの「セルヘ
ッダ」と48バイトの情報に対応する「セルペイロー
ド」という組み合せの複数のセルに分解される。このと
き、各ATMセルは53バイトの固定長であり、そのう
ち情報48バイト、ヘッダ5バイトの計53バイトにな
る。「セルヘッダ」には宛て先情報等が含まれ、ATM
のネットワーク内はセルを単位として転送されることに
なる。そして、5バイトの「セルヘッダ」(ヘッダ部)
にセルの伝達に必要な情報(例えば、相手先が特定の遊
技機を指定する情報、仮想チャネル番号)がある。
【0126】次いで、管理装置11は53バイトの固定
長を有するATMセルを光通信のATMネットワークに
より、155Mbpsの速度でネットワーク網の下位に
位置する主中継器13に送る。図31に示すように、主
中継器13では「セルヘッダ」をみて仮想チャネル番号
を読み取り、その後、「セルヘッダ」を省き、48バイ
トの情報に対応する「セルペイロード」を「SRAヘッ
ダ」、「SRA−PDUペイロード」、「SRAトレイ
ラ」という形式に区分し、さらに再び「CSヘッダ」、
「IPヘッダ」、「UDPヘッダ」、「ID No」、
「伝文パケット」、「CSトレイラ」という形式のデー
タに変換する。次いで、トークンリングLANでのプロ
トコルに変換するため、ATMヘッダを削除し、「トー
クンリングヘッダ」を付加する。これにより、「IPヘ
ッダ」、「UDPヘッダ」、「ID No」、「伝文パ
ケット」からなるデータの前後に「トークンリングヘッ
ダ」がそれぞれ付加される。
【0127】次いで、主中継器13は「トークンリング
ヘッダ」、「IPヘッダ」、「UDPヘッダ」、「ID
No」、「伝文パケット」、「トークンリングヘッ
ダ」というように配置されたデータを赤外線を使用した
トークンリングLANにより、16Mbpsの速度でネ
ットワーク網の下位に位置する副中継器22に送る。次
いで、図32に示すように副中継器22では、まずトー
クンリングコントローラ325の動作を確認し、トーク
ンリングLANを行う制御が不可能のとき(電源立ち上
げの不安定時、故障時)には、ネットワーク上のトーク
ンを強制的にスルーさせて、次の局に回す。また、トー
クンリングコントローラ325の動作が安定してトーク
ンリングLANを行う制御が可能なときは、トークンの
強制的なスルーを制限して、自局がトークンを受けたと
きに「トークンリングヘッダ」を取り込む。そして、取
り込んだ「トークンリングヘッダ」をみて自局(副中継
器)宛ての情報があるかどうかを判断し、情報があると
きは下位のノードに「伝文パケット」を送ることが要求
されていることを確認し、「トークンリングヘッダ」を
削除し、後述のように「無線ヘッダ」を付加することに
なる。そして、ここでUDP/IPプロトコルがポーリ
ング方式の通信プロトコルに変換される。
【0128】すなわち、「IPヘッダ」をみて自局(副
中継器)宛ての情報かどうかを判断し、自局宛ての情報
であれば、「IPヘッダ」の中の送り元アドレスをIP
アドレスに変換する。また、「UDPヘッダ」の中の送
り先ポート、送り元ポート情報を抜き出し、「UDPポ
ートNo」に変換する。さらに、「ID No」をみて
下位のノードの遊技機31に「伝文パケット」を送るこ
とが要求されていることを確認し、「無線ヘッダ」に置
き換えることになる。遊技機31側の端末通信制御装置
350は「無線ヘッダ」をみて自局宛ての情報かどうか
を判断することになる。これにより、「IPアドレ
ス」、「UDPポートNo」、「伝文パケット」という
データに加えて「無線ヘッダ」(「ID No」に対応
する宛先情報)が付加され、ポーリング方式の通信プロ
トコルに変換される。そして、副中継器22からデータ
が赤外線を使用したポーリング通信により、1Mbps
の速度でネットワーク網の下位に位置する指定先の遊技
機31に対応して配置されたディスプレイユニット74
の光送受信部75に送られる。
【0129】次いで、光送受信部75の端末通信制御装
置350では受けたデータから「無線ヘッダ」を削除す
る。これにより、データは「IPアドレス」、「UDP
ポートNo」、「伝文パケット」という形式になり、端
末制御回路355のデュアルポートRAM394に取り
込まれる。次いで、端末装置(すなわち、遊技機31)
では端末制御回路355のデュアルポートRAM394
から「IPアドレス」、「UDPポートNo」、「伝文
パケット」という形式のデータを受け取る。次いで、図
32では図示を略しているが、遊技機31では取り込ん
だデータから「IPアドレス」の内容を読み取り、その
後、「IPアドレス」を省き、OSI階層モデルの4層
に対応する処理に送り、次いで、OSI階層モデルの4
層に対応する処理では、「UDPポートNo」の内容を
読み取り、その後、「UDPポートNo」を省き、「伝
文パケット」という状態にして遊技機31のアプリケー
ションプログラムの実行によって「伝文パケット」の内
容を読み取り、管理装置11が初期値を送信してきたこ
とを認識する。このようにして、管理装置11からAT
M交換機15、主中継器13、副中継器22を経由して
端末装置(遊技機31)に情報が伝送される。
【0130】D−2.端末装置から管理装置へのデータ
伝送 次に、端末装置(例えば、遊技機31)から副中継器2
2、主中継器13、ATM交換を経由して管理装置11
に情報を伝送する場合の通信プロセスについて同様に図
30〜図32を参照して説明する。まず、端末装置(こ
こでは遊技機31)では、収集したある遊技情報(例え
ば、ある稼働データ)に対応する「伝文パケット」を作
成するとともに、送り先を指定(例えば、管理装置11
を指定)する情報としての「IPアドレス」、「UDP
ポートNo」をセットし、このとき「UDPポートN
o」の中に送り先ポート番号および送り元ポート番号を
セットする。なお、遊技機31から例えば管理装置11
にデータを送るようなとき、予め定めてある相手のポー
ト番号(例えば、定時の稼働情報を転送する場合のポー
ト番号)、又は管理装置11等よりの返答を要する情報
の場合には、「UDPポートNo」の中に、送り先ポー
ト番号、送り元ポート番号があるので、これらの送り先
ポート番号、送り元ポート番号を入れ換えて使用する。
これにより、「IPアドレス」、「UDPポートN
o」、「伝文パケット」という形式のデータが作成さ
れ、端末制御回路355のデュアルポートRAM394
に書き込まれる。
【0131】次いで、端末通信制御装置350ではデュ
アルポートRAM394から「IPアドレス」、「UD
PポートNo」、「伝文パケット」という形式のデータ
を読み出し、赤外線通信にのせるために「無線ヘッダ」
を付加し、副中継器22にポーリング方式の通信プロト
コルで赤外線通信によりデータを送信する。副中継器2
2では、「無線ヘッダ」を削除するとともに、「無線ヘ
ッダ」からポーリング方式の通信プロトコルに必要な
「ID No」を取り出す。また、データをトークンリ
ングLANのプロトコル形式に変換するとともに、「ト
ークンリングヘッダ」を付加する。これにより、データ
は図50に示すような形式になり、「トークンリングヘ
ッダ」、「IPヘッダ」、「UDPヘッダ」、「ID
No」、「伝文パケット」、「トークンリングヘッダ」
という組み合せになる。そして、このようなプロトコル
形式に変換されたデータは、トークンリングLANによ
り自局がトークンを受けたときに、送信権を得て主中継
器13に転送される。
【0132】このときも、前述した場合と同様に、副中
継器22ではトークンリングコントローラ325の動作
を確認し、トークンリングLANを行う制御が不可能の
とき(電源立ち上げの不安定時、故障時)には、ネット
ワーク上のトークンを強制的にスルーさせて、次の局に
回す。また、トークンリングコントローラ325の動作
が安定してトークンリングLANを行う制御が可能なと
きは、トークンの強制的なスルーを制限して、自局がト
ークンを受けたときに、それを取り込む。そして、送信
権を得て主中継器13にデータを転送する。
【0133】主中継器13では、「トークンリングヘッ
ダ」をみて上位のノードに「伝文パケット」を送ること
が要求されていることを確認し、「トークンリングヘッ
ダ」を省き、ATMヘッダをデータに付加してATMセ
ルへの分解までの処理を行う。これにより、「IPヘッ
ダ」、「UDPヘッダ」、「ID No」、「伝文パケ
ット」からなるデータに「CSヘッダ」、「CSトレイ
ラ」が付加された後、さらに送信データがATMセルに
分解されてセルヘッダが付加される等ATM交換が可能
になるまでの処理が行われる。そして、主中継器13か
ら光通信で管理装置11に対してデータがATMネット
ワークで送信される。
【0134】管理装置11では、「セルヘッダ」をみて
自局宛ての「伝文パケット」であることを確認し、その
後、「セルヘッダ」を省き、ATMセルを組み立て、デ
ータから「CSヘッダ」、「CSトレイラ」を削除して
「IPヘッダ」、「UDPヘッダ」、「ID No」、
「伝文パケット」からなる形式にし、さらに「IPヘッ
ダ」を削除し、「UDPヘッダ」から受信データにおけ
るポート番号を判別して「UDPヘッダ」を削除する。
すなわち、管理装置11が端末装置に対してデータ要求
を出す場合は、その送信時(データ要求の送信時)に空
いているポートをアトランダムに使用するとともに、使
用したアトランダムなポートを受信データのポート番号
として指定してデータに付加しており、また、端末装置
からの定時データの受信である場合には、管理装置11
で受ける際のポート番号を予め指定しているので、その
ようなポート番号があるかどうかを判断する。したがっ
て、「ID No」、「伝文パケット」という形式にな
り、これにより、どの遊技機31からどのような情報が
転送されてきたかという内容を読み取り、指定のポート
から情報を収集する。このようにして、端末装置(遊技
機31)から副中継器22、主中継器13、ATM交換
機15を経由して管理装置11に情報が伝送される。
【0135】E.配置調整 次に、情報中継装置と端末装置間、情報中継装置間で赤
外線通信を行う場合の各装置の配置調整(特に、赤外線
の送信方向、受信方向等の調整)について、説明する。 E−1.情報中継装置間の配置調整 まず、副中継器21、22と主中継器13との間におけ
る赤外線の通信方向を調整する手順について説明する。
ここでは、副中継器22を例にして説明する。赤外線の
送信距離は設計段階でほぼ決定され、現場の調整段階で
大きく送信距離を調整する余地は少ない。ただし、本実
施例では送信距離についても、後述のようにレベル表示
器を監視することにより、簡単に調整することが可能で
ある。一方、赤外線の送信方向および受信方向は現場で
の調整に大きく左右される。これは、発光素子が指向性
を有しており、受光素子が発光素子の指向性の範囲内に
入らないと、良好な通信を行うことができないからであ
る。
【0136】主中継器で赤外線を受信する場合の調整 主中継器13では、副中継器22から赤外線が送信され
ると、それを受光素子237で受信し、フィルタ回路2
34で増幅し、レベル表示器161で赤外線の受信感度
をレベル表示する。このとき、レベル表示器161の受
信感度レベルが所定値より低い状態であれば、副中継器
22からの赤外線の送信方向がずれていて良好な受信が
できない状態であるか、あるいは主中継器13での受信
方向がずれていて良好な受信ができない状態であること
が、その場で直ちに認識される。すなわち、従来のよう
に管理室にいって、端末制御装置(本実施例でいえば管
理装置11に相当)の所で確認する必要はない。次い
で、配置調整の作業者(例えば、ホールの係員)は副中
継器22の所に行き、赤外線を送信している発光部17
4(発光素子333、レンズ、防護筐体等を含むもの、
以下同様)の送信方向(主に水平面内の方向のこと)あ
るいは角度(主に垂直方向の角度のこと)をずらして赤
外線の照射方向を調整する。
【0137】その後、再び主中継器13で赤外線を受信
し、レベル表示器161の受信感度レベルを見て、送信
方向が正規の状態にあるかどうかを確認する。以後、必
要であれば同様の作業を行うことにより、現場で再度副
中継器22の赤外線送信方向を調整する。同様にして、
必要であれば配置調整の作業者は主中継器13の所で、
赤外線を受信している受光部163(受信素子237、
レンズ、防護筐体等を含むもの、以下同様)の受信方向
(主に水平面内の方向のこと)あるいは角度(主に垂直
方向の角度のこと)をずらして赤外線の受信方向を調整
する。その後、再び主中継器13で赤外線を受信し、レ
ベル表示器161の受信感度レベルを見て、受信方向が
正規の状態にあるかどうかを確認する。以後、必要であ
れば同様の作業を行うことにより、現場で再度主中継器
13の赤外線受信方向を調整する。
【0138】副中継器で赤外線を受信する場合の調整 副中継器22では、主中継器13(あるいは副中継器2
1もあるが、ここでは主中継器13を例にとる)から赤
外線が送信されると、それを受光素子334で受信し、
フィルタ回路332で増幅し、レベル表示器178で赤
外線の受信感度をレベル表示する。このとき、レベル表
示器178の受信感度レベルが所定値より低い状態であ
れば、主中継器13からの赤外線の送信方向がずれてい
て良好な受信ができない状態であるか、あるいは副中継
器22での受信方向がずれていて良好な受信ができない
状態であることが、その場で直ちに認識される。すなわ
ち、従来のように管理室にいって、端末制御装置の所で
確認する必要はない。次いで、配置調整の作業者は主中
継器13の所に行き、赤外線を送信している発光部16
2(発光素子236、レンズ、防護筐体等を含むもの、
以下同様)の送信方向(主に水平面内の方向のこと)あ
るいは角度(主に垂直方向の角度のこと)をずらして赤
外線の照射方向を調整する。
【0139】その後、再び副中継器22で赤外線を受信
し、レベル表示器178の受信感度レベルを見て、送信
方向が正規の状態にあるかどうかを確認する。以後、必
要であれば同様の作業を行うことにより、現場で再度主
中継器13の赤外線送信方向を調整する。同様にして、
必要であれば配置調整の作業者は副中継器22の所で、
赤外線を受信している受光部175(受信素子334、
レンズ、防護筐体等を含むもの、以下同様)の受信方向
(主に水平面内の方向のこと)あるいは角度(主に垂直
方向の角度のこと)をずらして赤外線の受信方向を調整
する。その後、再び副中継器22で赤外線を受信し、レ
ベル表示器178の受信感度レベルを見て、受信方向が
正規の状態にあるかどうかを確認する。以後、必要であ
れば同様の作業を行うことにより、現場で再度副中継器
22の赤外線受信方向を調整する。なお、副中継器21
と、副中継器22の間の赤外線通信方向の調整について
も、同様にレベル表示器178を監視することで行うこ
とができる。
【0140】E−2.端末装置と情報中継装置間の配置
調整 次に、副中継器21、22と端末装置との間における赤
外線の通信方向を調整する手順について説明する。ここ
では、副中継器22と遊技機31(端末装置)を例にし
て説明する。 副中継器で端末装置からの赤外線を受信する場合の調
整 副中継器22では、遊技機31の端末通信制御装置35
0から赤外線が送信されると、それを受光素子314で
受信し、フィルタ回路312で増幅し、レベル表示器1
81で赤外線の受信感度をレベル表示する。このとき、
レベル表示器181の受信感度レベルが所定値より低い
状態であれば、端末通信制御装置350からの赤外線の
送信方向がずれていて良好な受信ができない状態である
か、あるいは副中継器22での受信方向がずれていて良
好な受信ができない状態であることが、その場で直ちに
認識される。すなわち、従来のように管理室にいって、
端末制御装置の所で確認する必要はない。次いで、配置
調整の作業者は端末通信制御装置350の所に行き、赤
外線を送信している発光部194(発光素子364、レ
ンズ、防護筐体等を含むもの、以下同様)の送信方向
(主に水平面内の方向のこと)あるいは角度(主に垂直
方向の角度のこと)をずらして赤外線の照射方向を調整
する。
【0141】その後、再び副中継器22で赤外線を受信
し、レベル表示器181の受信感度レベルを見て、送信
方向が正規の状態にあるかどうかを確認する。以後、必
要であれば同様の作業を行うことにより、現場で再度端
末通信制御装置350の赤外線送信方向を調整する。同
様にして、必要であれば配置調整の作業者は副中継器2
2の所で、赤外線を受信している受光部183(受信素
子314、レンズ、防護筐体等を含むもの、以下同様)
の受信方向(主に水平面内の方向のこと)あるいは角度
(主に垂直方向の角度のこと)をずらして赤外線の受信
方向を調整する。その後、再び副中継器22で赤外線を
受信し、レベル表示器181の受信感度レベルを見て、
受信方向が正規の状態にあるかどうかを確認する。以
後、必要であれば同様の作業を行うことにより、現場で
再度副中継器22の赤外線受信方向を調整する。
【0142】端末装置で副中継器からの赤外線を受信
する場合の調整 遊技機31の端末通信制御装置350では、副中継器2
2から赤外線が送信されると、それを受光素子365で
受信し、フィルタ回路362で増幅し、レベル表示器1
93で赤外線の受信感度をレベル表示する。このとき、
レベル表示器193の受信感度レベルが所定値より低い
状態であれば、副中継器22からの赤外線の送信方向が
ずれていて良好な受信ができない状態であるか、あるい
は端末通信制御装置350での受信方向がずれていて良
好な受信ができない状態であることが、その場で直ちに
認識される。すなわち、従来のように管理室にいって、
端末制御装置の所で確認する必要はない。次いで、配置
調整の作業者は副中継器22の所に行き、赤外線を送信
している発光部182(発光素子313、レンズ、防護
筐体等を含むもの、以下同様)の送信方向(主に水平面
内の方向のこと)あるいは角度(主に垂直方向の角度の
こと)をずらして赤外線の照射方向を調整する。
【0143】その後、再び端末通信制御装置350で赤
外線を受信し、レベル表示器193の受信感度レベルを
見て、送信方向が正規の状態にあるかどうかを確認す
る。以後、必要であれば同様の作業を行うことにより、
現場で再度副中継器22の赤外線送信方向を調整する。
同様にして、必要であれば配置調整の作業者は端末通信
制御装置350の所で、赤外線を受信している受光部1
95(受信素子365、レンズ、防護筐体等を含むも
の、以下同様)の受信方向(主に水平面内の方向のこ
と)あるいは角度(主に垂直方向の角度のこと)をずら
して赤外線の受信方向を調整する。その後、再び端末通
信制御装置350で赤外線を受信し、レベル表示器19
3の受信感度レベルを見て、受信方向が正規の状態にあ
るかどうかを確認する。以後、必要であれば同様の作業
を行うことにより、現場で再度端末通信制御装置350
の赤外線受信方向を調整する。なお、他の副中継器22
と、端末装置の間の赤外線通信方向の調整についても、
同様にそれぞれのレベル表示器を監視し、上記のような
作業手順で調整することができる。
【0144】以上のことから本実施例では、従来のよう
に端末制御装置(管理装置11に相当)の所で赤外線の
通信方向の確認をする必要はなく、情報中継装置間の赤
外線の受信感度レベルについてはそれぞれの情報中継器
のレベル表示器(例えば、主中継器13のレベル表示器
161、副中継器21、22のレベル表示器178)を
見るだけで簡単に確認することができる。したがって、
情報中継装置の発光部の送信方向の調整、あるいは受光
部の受信方向の調整(配置調整に相当)の作業の手間を
かけずに容易に行うことができるとともに、調整作業の
時間を短くすることができ、調整の能率を高めることが
できる。また、赤外線の送信方向の調整あるいは受信方
向の調整に際しては、それぞれのレベル表示器の表示を
監視して行えばよいから、調整作業に熟練を要する必要
がなく、作業を簡単に行うことができる。
【0145】一方、端末装置と情報中継装置間の赤外線
の受信感度レベルについても同様にそれぞれのレベル表
示器(例えば、副中継器22のレベル表示器181、端
末通信制御装置350のレベル表示器193)を見るだ
けで簡単に確認することができる。したがって、情報中
継装置の発光部の送信方向の調整、あるいは受光部の受
信方向の調整、端末装置の発光部の送信方向の調整、あ
るいは受光部の受信方向の調整の何れの作業であって
も、その手間をかけずに容易に行うことができるととも
に、調整作業の時間を短くすることができ、調整の能率
を高めることができる。また、赤外線の送信方向の調整
あるいは受信方向の調整に際しては、それぞれのレベル
表示器の表示を監視して行えばよいから、調整作業に熟
練を要する必要がなく、作業を簡単に行うことができ
る。端末装置と情報中継装置においては、発光部、受光
部が配置される面にそれぞれレベル表示器が取り付けら
れているので、赤外線の送信方向の調整あるいは受信方
向の調整時に、視認しやすく調整が容易になる。さら
に、レベル表示器の表示を見ながら調整作業をすること
により、赤外線(赤外線通信を行う場合の局間の受信感
度のこと、以下同様)を最高の感度に容易に調整するこ
とができる。この場合、レベル表示器は「MAX」を示
す。そして、赤外線を最高の感度に調整しておけば、通
信方向(通信角度も含む)に余裕ができ、例えば地震、
振動等があっても、赤外線の通信方向がずれて通信品質
が低下するという事態を避けることができる。また、フ
ィルタ回路では受信エネルギーを検出し、レベル表示器
によって報知することより、簡単に赤外線の受信エネル
ギーを監視することができ、精度の高い調整作業を行う
ことができる。
【0146】遊技情報収集システムの全体が完成した後
でなくても、主中継器13、副中継器22、端末装置の
端末通信制御装置350が完成しただけで、赤外線の通
信方向の調整を行うことができ、遊技店の営業上の損失
が生ずるという従来のような欠点を解消することができ
る。すなわち、多数の遊技機を新規に配置したような場
合、遊技情報収集システムの全体が完成する前に予め主
中継器13と副中継器21、22との間、副中継器2
1、22同士の間、および副中継器22と端末装置の端
末通信制御装置350との間の情報伝送については、赤
外線の通信方向の調整を行うことができるから、遊技情
報収集システムが完成した後に、赤外線の通信方向の調
整に時間を要して営業できないということがなくなり、
営業収入の低下を防止することができる。したがって、
1000台以上の遊技機(玉貸し装置を併設)を抱える
大型店とであっても、営業収入の低下を予め防止するこ
とができる。また、遊技店の設備を拡張(例えば、玉貸
し装置を併設した遊技機を新たに配置)した場合等も、
同様の効果(営業収入の低下を予め防止)を得ることが
できる。
【0147】従来は、赤外線を使用して通信(情報伝
送)を行っている場合に、赤外線の送信方向等の赤外線
に関する部分の調整が不十分であるのか、あるいは赤外
線以外の通信回路等の異常であるかがわかりづらく、ど
ちらが原因であるかの判断を的確に行うことが困難であ
ったが、本実施例ではレベル表示器を監視し、赤外線の
受信感度が所定値以上であるかどうかを確認するだけ
で、極めて簡単に赤外線に関する部分の調整が不十分で
あるかどうかを判断することができる。したがって、赤
外線に関する部分の調整の遅れをなくすことができる。
その結果、調整が遅れて遊技機を使用できない(営業に
供せない)という事態を防止することができる。ホール
の営業中において、常に赤外線の送信方向等の赤外線に
関する部分の調整が十分であるか否かを確認することが
でき、装置の故障とか赤外線通信の不具合を簡単に見極
めることができる。また、副中継器21、22により端
末装置をポーリングして一定時間毎に情報収集を行って
いても、従来のように当該異常の端末装置の順番になる
までわからないという事態がなく、レベル表示器を監視
するだけで、端末装置と情報中継装置との間の通信状態
の異常を容易に判断することができる。
【0148】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図33は端末装置としての遊技機を封入球式ではな
い別のタイプにした例である。図33において、600
はいわゆるCR機(カードリーディング機)と称される
遊技機であり、カード式玉貸機(以下、単に玉貸機とい
う)601が併設されている。玉貸機601にはカード
リーダーライタが内蔵され、その前面パネル602には
プリペイドカードが挿入されるカード挿入口603と、
発光ダイオード等からなりカードの受け付けが有効であ
ることを表示するカード受付け表示器604と、副中継
器との間で赤外線通信を行う光送受信部605と、赤外
線の受信感度を表示するレベル表示器606が設けられ
ている。レベル表示器606は、例えば発光ダイオード
を複数用いて構成され、最大受信感度のときに発光ダイ
オードが全て点灯し、それ以下のときは受信感度に応じ
た数の発光ダイオードが点灯する。これにより、一目で
赤外線の受信感度を確認可能になっている。
【0149】遊技機600は、額縁状前面枠611と、
ガラス612aを支持する金枠(ガラス枠)612と、
遊技盤(図示略)と、前面表示パネル613と、前面操
作パネル614とを有している。額縁状前面枠611は
木製の機枠615に対して上部蝶番616および下部蝶
番(図示略)によって開閉可能に支持され、金枠612
は額縁状前面枠611に開閉可能に支持されている。前
面表示パネル613には上皿621と、プリペイドカー
ドの残高を表示するカード度数表示器622と、玉を購
入するときに操作される玉貸釦623と、プリペイドカ
ードを排出するときに操作されるカード排出釦624
と、玉貸し可能表示器625と、上皿621の玉を後述
の玉貯留皿632に移す玉通路開閉用の押し釦626と
が設けられている。前面操作パネル614には、灰皿6
31と、玉を貯留する玉貯留皿(受皿)632と、玉貯
留皿632に貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜
きレバー633と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ
634とが設けられている。
【0150】このような遊技機600では、光送受信部
605により副中継器との間でポーリング方式で赤外線
通信を行って情報伝送が行われる。そして、副中継器か
らの赤外線受信感度はレベル表示器606によって表示
され、レベル表示器606を監視することにより、前記
実施例と同様の各効果を得ることができる。また、レベ
ル表示器606は、例えば複数の発光ダイオードで構成
されることにより、簡単に赤外線の最大受信感度状態を
認識することができるとともに、店員が巡回して見るだ
けで、一目で赤外線の受信感度を確認でき、容易に各遊
技機の受信感度状況を把握できるという利点がある。
【0151】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)端末装置はパチンコ遊技機だけでなく、パチスロ
遊技機へも適用が可能である。 (b)本発明はパチンコ遊技機でなく、例えば映像式ゲ
ーム機のようにものにも適用できる。すなわち、遊技場
の端末装置であれば、他のタイプのゲーム機にも適用す
ることができる。 (c)副中継器21、22と端末装置との間における情
報の伝送は赤外線通信(光通信)に限らず、所定周波数
の無線を使用して行ってもよい。 (d)上記実施例では、トークンリングLANを構成す
る局を主中継器13、副中継器21、22の3つで構成
しているが、局は3つに限らず、他の数で構成する場合
でも本発明を適用して同様の効果を得ることができる。 (e)端末装置は上記実施例に掲げた例に限らず、遊技
場に配置されるものであって、情報の収集対象であれ
ば、どのようなものでもよい。 (f)赤外線の受信感度の報知はレベル表示器のように
目視で確認する例に限らず、例えば音声、効果音等で報
知してもよいし、あるいは表示と音声、効果音等を組み
合せた報知形態にしてもよい。あるいは、報知信号を出
力して係員が携帯する簡易な無線機にて、報知するよう
にしてもよい。
【0152】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、情報中継
装置に、端末装置よりの無線方式の伝送媒体の送信エリ
アが情報の伝送を可能とする通信状態を形成しているこ
とを検出し、報知する第1伝送媒体方向報知手段を備え
ているので、従来のように端末制御装置の所で伝送媒体
(例えば、赤外線、以下同様)の通信状態を確認をする
必要がなく、端末装置と情報中継装置間の伝送媒体の受
信感度レベルについては第1伝送媒体方向報知手段(例
えば、レベル表示器)の報知内容を見るだけで簡単に確
認することができる。したがって、端末装置の発光部の
送信方向の調整、あるいは情報中継装置の受光部の受信
方向の調整の作業の手間をかけずに容易に行うことがで
きるとともに、調整作業の時間を短くすることができ、
調整の能率を高めることができる。また、伝送媒体の送
信方向の調整あるいは受信方向の調整に際しては、第1
伝送媒体方向報知手段の報知を監視して行えばよいか
ら、調整作業に熟練を要する必要がなく、作業を簡単に
行うことができる。
【0153】請求項2記載の発明によれば、情報中継装
置に、情報中継装置間の伝送媒体の送信エリアが情報の
伝送を可能とする通信状態を形成していることを検出
し、報知する第2伝送媒体方向報知手段を備えているの
で、従来のように端末制御装置の所で伝送媒体の通信状
態を確認をする必要がなく、情報中継装置間の伝送媒体
の受信感度レベルについては第2伝送媒体方向報知手段
(例えば、レベル表示器)の報知内容を見るだけで簡単
に確認することができる。したがって、情報中継装置の
発光部の送信方向の調整、あるいは情報中継装置の受光
部の受信方向の調整の作業の手間をかけずに容易に行う
ことができるとともに、調整作業の時間を短くすること
ができ、調整の能率を高めることができる。また、伝送
媒体の送信方向の調整あるいは受信方向の調整に際して
は、第2伝送媒体方向報知手段の報知を監視して行えば
よいから、調整作業に熟練を要する必要がなく、作業を
簡単に行うことができる。端末装置と情報中継装置にお
いては、発光部、受光部が配置される面にそれぞれ伝送
媒体方向報知手段(例えば、レベル表示器)が取り付け
られているので、赤外線の送信方向の調整あるいは受信
方向の調整時に、視認しやすく調整が容易になる。
【0154】請求項3記載の発明によれば、情報中継装
置に、端末装置よりの伝送媒体の送信エリアが情報の伝
送を可能とする通信状態を形成していることを検出し、
報知する第1伝送媒体方向報知手段と、情報中継装置間
の伝送媒体の送信方向が情報の伝送を可能とする通信状
態を形成していることを検出し、報知する第2伝送媒体
方向報知手段とを備えているので、従来のように端末制
御装置の所で伝送媒体の通信状態を確認をする必要がな
く、端末装置と情報中継装置間の伝送媒体の受信感度レ
ベルについては第1伝送媒体方向報知手段の報知内容を
見るだけで簡単に確認することができる。したがって、
端末装置の発光部の送信方向の調整、あるいは情報中継
装置の受光部の受信方向の調整の作業の手間をかけずに
容易に行うことができるとともに、調整作業の時間を短
くすることができ、調整の能率を高めることができる。
また、伝送媒体の送信方向の調整あるいは受信方向の調
整に際しては、第1伝送媒体方向報知手段の報知を監視
して行えばよいから、調整作業に熟練を要する必要がな
く、作業を簡単に行うことができる。さらに、情報中継
装置間の伝送媒体の受信感度レベルについては第2伝送
媒体方向報知手段の報知内容を見るだけで簡単に確認す
ることができる。したがって、情報中継装置の発光部の
送信方向の調整、あるいは情報中継装置の受光部の受信
方向の調整の作業の手間をかけずに容易に行うことがで
きるとともに、調整作業の時間を短くすることができ、
調整の能率を高めることができる。また、伝送媒体の送
信方向の調整あるいは受信方向の調整に際しては、第2
伝送媒体方向報知手段の報知を監視して行えばよいか
ら、調整作業に熟練を要する必要がなく、作業を簡単に
行うことができる。
【0155】請求項4記載の発明によれば、第1伝送媒
体方向報知手段あるいは第2伝送媒体方向報知手段を、
受信エネルギー検出手段と報知手段を含んで構成するこ
とにより、送信された伝送媒体を受けたときの受信エネ
ルギーを簡単に監視することができ、精度の高い調整作
業を行うことができる。
【0156】請求項5記載の発明によれば、端末装置
に、情報中継装置よりの伝送媒体の送信エリアが情報の
伝送を可能とする通信状態を形成していることを検出
し、報知する第3伝送媒体方向報知手段を備えているの
で、従来のように端末制御装置の所で伝送媒体の通信状
態を確認をする必要がなく、端末装置と情報中継装置間
の伝送媒体の受信感度レベルについては第3伝送媒体方
向報知手段の報知内容を見るだけで簡単に確認すること
ができる。したがって、情報中継装置の発光部の送信方
向の調整、あるいは端末装置の受光部の受信方向の調整
の作業の手間をかけずに容易に行うことができるととも
に、調整作業の時間を短くすることができ、調整の能率
を高めることができる。また、伝送媒体の送信方向の調
整あるいは受信方向の調整に際しては、第3伝送媒体方
向報知手段の報知を監視して行えばよいから、調整作業
に熟練を要する必要がなく、作業を簡単に行うことがで
きる。
【0157】請求項6記載の発明によれば、第3伝送媒
体方向報知手段を、受信エネルギー検出手段と報知手段
を含んで構成することにより、送信された伝送媒体を受
けたときの受信エネルギーを簡単に監視することがで
き、精度の高い調整作業を行うことができる。
【0158】請求項1記載の発明、請求項2記載の発
明、請求項3記載の発明および請求項5記載の発明に共
通の効果として、以下の効果を得ることができる。第1
〜第3伝送媒体方向報知手段の何れかの報知内容を見な
がら前記調整作業をすることにより、伝送媒体(伝送媒
体による通信を行う場合の局間の伝送媒体の受信感度の
こと、以下同様)を最高の感度に容易に調整することが
できる。この場合、各伝送媒体方向報知手段は例えば
「MAX」なる値を示す。そして、伝送媒体を最高の感
度に調整しておけば、伝送媒体の通信方向(通信角度も
含む)に余裕ができ、例えば地震、振動等があっても、
伝送媒体の通信方向がずれて通信品質が低下するという
事態を避けることができるとともに、復旧が容易であ
る。また、遊技情報収集システムの全体が完成した後で
なくても、情報中継装置、端末装置が完成しただけで、
伝送媒体の通信方向の調整を行うことができ、遊技店の
営業上の損失が生ずるという従来のような欠点を解消す
ることができる。すなわち、多数の遊技機を新規に配置
したような場合、遊技情報収集システムの全体が完成す
る前に予め情報中継装置間、端末装置と情報中継装置間
の情報伝送については、伝送媒体の通信方向の調整を行
うことができるから、遊技情報収集システムが完成した
後に、伝送媒体の通信方向の調整に時間を要して営業で
きないということがなくなり、営業収入の低下を防止す
ることができる。したがって、1000台以上の遊技機
(玉貸し装置を併設)を抱える大型店であっても、営業
収入の低下を予め防止することができる。また、遊技店
の設備を拡張(例えば、玉貸し装置を併設した遊技機を
新たに配置)した場合等も、同様の効果(営業収入の低
下を予め防止)を得ることができる。
【0159】従来は、伝送媒体を使用して通信(情報伝
送)を行っている場合に、伝送媒体の送信方向等の伝送
媒体に関する部分の調整が不十分であるのか、あるいは
伝送媒体以外の通信回路等の異常であるかがわかりづら
く、どちらが原因であるかの判断を的確に行うことが困
難であったが、本発明では各伝送媒体方向報知手段を監
視し、伝送媒体の受信感度が所定値以上であるかどうか
を確認するだけで、極めて簡単に伝送媒体に関する部分
の調整が不十分であるかどうかを判断することができ
る。したがって、伝送媒体に関する部分の調整の遅れを
なくすことができる。その結果、調整が遅れて遊技機を
使用できない(営業に供せない)という事態を防止する
ことができる。ホールの営業中において、常に赤外線の
送信方向等の赤外線に関する部分の調整が十分であるか
否かを確認することができ、装置の故障とか赤外線通信
の不具合を簡単に見極めることができる。また、情報中
継装置により端末装置をポーリングして一定時間毎に情
報収集を行っていても、従来のように当該異常の端末装
置の順番になるまでわからないという事態がなく、各伝
送媒体方向報知手段を監視するだけで、端末装置と情報
中継装置との間の通信状態の異常を容易に判断すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報中継装置を適用した遊技場設
備の一実施例を示すブロック図である。
【図2】同実施例の遊技場の管理系統を示す図である。
【図3】同実施例の端末装置の通信系統を示す図であ
る。
【図4】同実施例の主中継器および副中継器の配置構成
を示す図である。
【図5】同実施例の主中継器の外観斜視図である。
【図6】同実施例の主中継器の側面図である。
【図7】同実施例の副中継器の外観斜視図である。
【図8】同実施例の副中継器の側面図である。
【図9】同実施例の副中継器の平面図である。
【図10】同実施例の端末装置における光送受信部の外
観斜視図である。
【図11】同実施例の主中継器の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】同実施例の主中継器の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】同実施例のフィルタ回路の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図14】同実施例の副中継器の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】同実施例の副中継器の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】同実施例の端末装置に配置される光送受信部
の回路構成を示すブロック図である。
【図17】同実施例の端末装置に配置される光送受信部
の回路構成を示すブロック図である。
【図18】同実施例の情報をネットワークで伝送する場
合のプロトコル構造を示す図である。
【図19】同実施例の主中継器によって実行される情報
中継制御のメインプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図20】同実施例のATM受信タスクを示すフローチ
ャートである。
【図21】同実施例のATM送信タスクを示すフローチ
ャートである。
【図22】同実施例のトークンリング受信タスクを示す
フローチャートである。
【図23】同実施例のトークンリング送信タスクを示す
フローチャートである。
【図24】同実施例の副中継器によって実行される情報
中継制御のメインプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図25】同実施例のアプリケーション処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図26】同実施例の無線データ受信割り込み処理のプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図27】同実施例のトークンリング受信割り込み処理
のプログラムを示すフローチャートである。
【図28】同実施例のDSPポーリング処理のプログラ
ムを示すフローチャートである。
【図29】同実施例のDSPポーリング処理のプログラ
ムを示すフローチャートである。
【図30】同実施例の管理装置と端末装置間における通
信プロセスを説明する図である。
【図31】同実施例の管理装置と端末装置間における通
信プロセスを説明する図である。
【図32】同実施例の管理装置と端末装置間における通
信プロセスを説明する図である。
【図33】本発明の他の実施例の端末装置としての遊技
機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技店 2 カード会社 11 管理装置 12 経営分析装置 13 主中継器(情報中継装置) 14 景品POS(端末装置) 15 ATM交換機 21、22 副中継器(情報中継装置) 23 カード発行機(端末装置) 31、31a〜31n 遊技機(封入球式遊技機:端末
装置) 74、74a、74b ディスプレイユニット 75、75a、75b 光送受信部 101 ワークステーション 106 ATMインターフェース 161、178、193 レベル表示器(報知手段) 173 区画壁 162、174、182、194 発光部 163、175、183、195 受光部 450 伝送媒体方向報知手段 451、453、455、457 受信エネルギー検出
手段 452 第1伝送媒体方向報知手段 454 第2伝送媒体方向報知手段 456 第3伝送媒体方向報知手段 501 端末送受信部 502 中継送受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線方式の伝送媒体を用いて端末装置と
    の間で情報の伝送を行う端末送受信部と、情報中継装置
    間で情報の伝送を行う中継送受信部とを備え、端末装置
    と所定の情報処理装置との間の情報伝送の中継を行う情
    報中継装置であって、 前記情報中継装置は、端末装置よりの伝送媒体の送信エ
    リアが情報の伝送を可能とする通信状態を形成している
    ことを検出し、報知する第1伝送媒体方向報知手段を備
    えていることを特徴とする情報中継装置。
  2. 【請求項2】 無線方式の伝送媒体を用いて端末装置と
    の間で情報の伝送を行う端末送受信部と、情報中継装置
    間で情報の伝送を行う中継送受信部とを備え、端末装置
    と所定の情報処理装置との間の情報伝送の中継を行う情
    報中継装置であって、 前記情報中継装置は、情報中継装置間の伝送媒体の送信
    エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を形成してい
    ることを検出し、報知する第2伝送媒体方向報知手段を
    備えていることを特徴とする情報中継装置。
  3. 【請求項3】 無線方式の伝送媒体を用いて端末装置と
    の間で情報の伝送を行う端末送受信部と、情報中継装置
    間で情報の伝送を行う中継送受信部とを備え、端末装置
    と所定の情報処理装置との間の情報伝送の中継を行う情
    報中継装置であって、 前記情報中継装置は、端末装置よりの伝送媒体の送信エ
    リアが情報の伝送を可能とする通信状態を形成している
    ことを検出し、報知する第1伝送媒体方向報知手段と、 情報中継装置間の伝送媒体の送信方向が情報の伝送を可
    能とする通信状態を形成していることを検出し、報知す
    る第2伝送媒体方向報知手段と、を備えていることを特
    徴とする情報中継装置。
  4. 【請求項4】 前記第1伝送媒体方向報知手段又は第2
    伝送媒体方向報知手段は、 端末装置又は情報中継装置から送信された無線方式の伝
    送媒体を受けたときの受信エネルギーを検出する受信エ
    ネルギー検出手段と、 受信エネルギー検出手段の出力に基づいて端末装置又は
    情報中継装置より送信される伝送媒体の送信エリアが情
    報の伝送を可能とする通信状態を形成しているか否かを
    報知する報知手段と、を有していることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れに記載の情報中継装置。
  5. 【請求項5】 無線方式の伝送媒体を用いて端末装置と
    の間で情報の伝送を行う端末送受信部と、情報中継装置
    間で情報の伝送を行う中継送受信部とを備え、端末装置
    と所定の情報処理装置との間の情報伝送の中継を行う情
    報中継装置によって、情報の収集が行われるとともに情
    報を受け取る端末装置であって、 前記端末装置は、前記情報中継装置よりの伝送媒体の送
    信エリアが情報の伝送を可能とする通信状態を形成して
    いることを検出し、報知する第3伝送媒体方向報知手段
    を備えていることを特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】 前記第3伝送媒体方向報知手段は、 情報中継装置から送信された無線方式の伝送媒体を受け
    たときの受信エネルギーを検出する受信エネルギー検出
    手段と、 受信エネルギー検出手段の出力に基づいて情報中継装置
    より送信される伝送媒体の送信エリアが情報の伝送を可
    能とする通信状態を形成しているか否かを報知する報知
    手段と、を有していることを特徴とする請求項5記載の
    情報中継装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136165A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 信号変換装置
JP2007136167A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 遊技情報データ読取処理装置
JP2007136168A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 遊技情報データ読取処理装置
JP2007136169A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 遊技情報データ読取処理装置
JP2013138277A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 中継装置、出力システム、出力方法及びコンピュータプログラム

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