JPH09213702A - 半導体装置及び半導体装置の実装方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の実装方法

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JPH09213702A
JPH09213702A JP3903296A JP3903296A JPH09213702A JP H09213702 A JPH09213702 A JP H09213702A JP 3903296 A JP3903296 A JP 3903296A JP 3903296 A JP3903296 A JP 3903296A JP H09213702 A JPH09213702 A JP H09213702A
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wiring board
printed wiring
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Toshifumi Nakamura
利文 中村
Akihiko Okuhora
明彦 奥洞
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装の信頼性及び品質を向上させ得る半導体装
置及び半導体装置の実装方法を実現し難かつた。 【解決手段】半導体チツプの各電極上に、それぞれ金及
び錫の合金、又は金塊に錫が被膜されてなるバンプを形
成するようにして半導体装置を構成するようにしたこと
により、実装の信頼性及び品質を向上させ得る半導体装
置を実現できる。また半導体チツプ及びプリント配線基
板の各接合部位間に金及び錫、又は金及び錫からなる合
金を供給した後、半導体チツプをプリント配線基板上に
位置決めしてマウントすると共に、この後半導体チツプ
をプリント配線基板に所定圧力で押しつけながら半導体
チツプ及びプリント配線基板間の接合部位を加熱するよ
うにしたことにより、実装の信頼性及び品質を向上させ
得る半導体装置の実装方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題(図7) 課題を解決するための手段(図1〜図7) 発明の実施の形態(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及び半導
体装置の実装方法に関し、例えばフリツプチツプに適用
して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ICチツプ(半導体チツプ)をプ
リント配線基板上に実装する実装法の1つとしてフリツ
プチツプ実装法があり、通常、この種の実装法を用いた
実装作業は、図6(A)〜(C)に示す以下の手順によ
り行われている。すなわち、まず図6(A)に示すよう
に、ICチツプ1の一面上に各Al電極(以下、これを
パツドと呼ぶ)2を避けて絶縁材からなるオーバーコー
ト膜3を形成する。
【0004】次いでこのICチツプ1の各パツド2上
に、スパツタリング等の手法を用いてCr、Cu及びA
u等を順次積層することによりBLM層4をそれぞれ形
成し、この後これら各BLM層4上にそれぞれ高融点の
はんだ(例えば組成が鉛90〔%〕、錫10〔%〕)からな
るバンプ5を形成する。またこのとき図6(B)に示す
ように、プリント配線基板6の対応する各電極(以下、
これをランドと呼ぶ)7上に、印刷法等により低融点の
共晶はんだからなるはんだプリコート層8を形成してお
く。なお9はオーバーコート膜を示す。
【0005】次いでこのプリント配線基板6の各ランド
7上及びその各周辺部上に、はんだのぬれ性向上及び酸
化防止等を目的としてフラツクス(図示せず)を塗布
し、この後ICチツプ1をプリント配線基板6上に位置
決めしてマウントすることにより、ICチツプ1の各パ
ツド2をそれぞれバンプ5を介してプリント配線基板6
の対応するランド7と当接させる。
【0006】さらにこの後このICチツプ1がマウント
されてなるプリント配線基板6をリフロー炉に投入する
ことによりICチツプ1の各バンプ5及び又はプリント
配線基板6の各はんだプリコート層7を加熱溶融させ、
かくして図6(C)のようにICチツプ1の各バンプ5
をそれぞれプリント配線基板6の対応するランド7と接
合する。
【0007】さらにこの後、プリント配線基板6及びI
Cチツプ1の接合部の熱応力による破損の防止等を目的
として、ICチツプ1及びプリント配線基板6間にエポ
キシ樹脂材等の封止樹脂材10を充填する。これにより
ICチツプ1をプリント配線基板6上の所定位置に所定
状態に実装することができる。このようなフリツプチツ
プ実装法は、上述のようにICチツプ1をベアで実装す
ることから高密度実装に対応し得る利点があり、このた
め近年では広く用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際上この
ようなフリツプチツプ実装法を用いたICチツプ1の実
装作業では、ICチツプ1の各パツド2をそれぞれプリ
ント配線基板6の対応するランド7に接合した後、当該
ICチツプ1及びプリント配線基板6間のフラツクスを
洗浄除去する必要があり、このため生産性が悪い問題が
あつた。
【0009】またフリツプチツプ実装法を用いたICチ
ツプ1の実装作業では、フラツクスの洗浄工程後に使用
したフラツクスが残存したすると、この後の封止工程
(図6(C))において封止樹脂材10と、ICチツプ
1及びプリント配線基板6との間の密着性が劣化するた
め、ICチツプ1及びプリント配線基板6間の熱膨張の
違いを封止樹脂材10が吸収しきれずにICチツプ1と
プリント配線基板6との接合部に破損が生じたり、封止
樹脂材10とICチツプ1又はプリント配線基板6との
間の隙間から水分が進入してICチツプ1とプリント配
線基板6との接合部が酸化するなどの悪影響を及ぼすお
それがあるなど、実装の品質及び信頼性にばらつきが生
じ易い問題があつた。
【0010】さらにフリツプチツプ実装法によるICチ
ツプ1の実装作業では、ICチツプ1及びプリント配線
基板6間の熱膨張係数の違いに起因するICチツプ1及
びプリント配線基板6間の接合部の破損を防止し得るよ
うにするためには、当該接合部の高さ(すなわちバンプ
5の直径)として80〜100 〔μm 〕程度は必要とされて
いる。
【0011】従つて上述のような従来のフリツプチツプ
実装法を用いたICチツプ1の実装作業は、ICチツプ
1の各パツド2上に形成するバンプ5の直径を80〜100
〔μm 〕以下にすることができず、このためパツド間隔
がフアイピツチなICチツプ1にフリツプチツプ実装法
を適用し得ない問題があつた。
【0012】かかる問題を解決するため、近年では、I
Cチツプ1を異方性導電膜を介してプリント配線基板6
上に実装する方法や、金バンプを用いてICチツプ1を
メカニカルにプリント配線基板上に実装する方法が提案
され、実現されている。実際上、ICチツプ1を金バン
プを用いてプリント配線基板6上に実装する方法では、
図6(A)〜(C)との対応部分に同一符号を付した図
7(A)〜(C)に示すように、まずICチツプ1の各
パツド2上にはんだに代えて金(Au)材を用いてバン
プ20を形成する。
【0013】次いでプリント配線基板6のICチツプ1
と対向する領域内に封止樹脂材10を供給し、ICチツ
プ1をこのプリント配線基板6上に位置決めしてマウン
トする。さらにこのICチツプ1を所定温度に加熱され
た実装装置のヘツドを用いてプリント配線基板6に押し
つけることにより、ICチツプ1の各バンプ20をプリ
ント配線基板6の対応するランド7にそれぞれ圧接させ
ると共に、封止樹脂材10をICチツプ1及びプリント
配線基板6間に押し広めながら加熱した後、ICチツプ
1から上述のヘツドを取り除く。
【0014】この結果ICチツプ1及びプリント配線基
板6間の封止樹脂材10が徐々に冷却固化して収縮し、
各バンプ20がそれぞれプリント配線基板6の対応する
ランド7に圧接した状態にICチツプ1が保持されるこ
とにより、ICチツプ1がプリント配線基板6上に実装
される。
【0015】このような実装方法によると、上述のよう
にフラツクスを用いず、従つてフラツクスの洗浄工程を
必要としない分、工程を簡略化し得ると共に、実装の品
質及び信頼性にばらつきが生じ難い利点がある。しかし
ながらこのような金バンプを用いる実装方法や、上述の
ような異方性導電膜を用いる実装方法では、経時変化が
大きく、信頼性に欠けるため、問題の解決策としては未
だ不十分であつた。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、実装の信頼性及び品質を向上させ得る半導体装置及
び半導体装置の実装方法を提案しようとするものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、半導体チツプの各電極上に、
それぞれ金及び錫の合金、又は金塊に錫が被膜されてな
るバンプを形成するようにして半導体装置を構成するよ
うにした。また第2の発明においては、半導体チツプ及
びプリント配線基板の各接合部位間に金及び錫、又は金
及び錫からなる合金を供給した後、半導体チツプをプリ
ント配線基板上に位置決めしてマウントすると共に、こ
の後半導体チツプをプリント配線基板に所定圧力で押し
つけながら半導体チツプ及びプリント配線基板間の接合
部位を加熱するようにした。
【0018】この場合第1の発明においては、かくして
得られる半導体装置をフラツクスを用いることなくプリ
ント配線基板上に実装することができる。
【0019】また第2の発明においても、このようにす
ることによつてフラツクスを必要とせずに半導体チツプ
をプリント配線基板上に実装することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0021】(1)第1実施例 図6(A)〜(C)との対応部分に同一符号を付して示
す図1(A)〜(D)は、第1実施例によるICチツプ
の実装手順を示すものであり、まず図1(A)のよう
に、ICチツプ1の各パツド2上にそれぞれAu(金)
−Sn(錫)合金からなるバンプ30をめつき法又はワ
イヤボンデイング法により形成する。この場合バンプ3
0を形成するAu−Sn合金の錫の含有量としては、図
2からも明らかなように、最も低い温度(217 〔℃〕)
で共晶となるように90〔%〕程度に選定するようにす
る。
【0022】次いでこのICチツプ1を、図1(B)に
示すように、各バンプ2がそれぞれプリント配線基板6
の対応するランド7とそれぞれ対向するように位置決め
し、フエースダウン方式により当該プリント配線基板6
上にマウントする。この際このプリント配線基板6上に
は、当該プリント配線基板6及びICチツプ1により挟
み込み得るように封止樹脂材10を予め供給しておく。
【0023】次いでこのICチツプ1に210 〜350
〔℃〕程度に加熱されたツール31(例えば実装装置の
ヘツド)を押し当てることにより、ICチツプ1のパツ
ド2当たり0〜数十〔g〕程度の圧力で各バンプ30を
加圧すると共に加熱する。これによりICチツプ1の各
バンプ5を溶融させることができ、かくして当該ICチ
ツプ1の各パツド2をそれぞれプリント配線基板6の対
応するランド7とバンプ30を介して接合させ得ると共
に、当該ICチツプ1を封止樹脂材10により封止する
ことができる。
【0024】以上の構成において、この実施例では、I
Cチツプ1の各パツド7上に錫の含有量が90〔%〕程度
のAu−Sn合金を用いてバンプ30をそれぞれ形成す
ると共に、このICチツプ1をプリント配線基板6上に
位置決めしてマウントした後、当該ICチツプ1を210
〜350 〔℃〕程度に加熱したツール31を用いてバンプ
30当たり0〜数十〔g〕程度の圧力でプリント配線基
板6に押しつけることによりICチツプ1の各バンプ3
0を溶融させ、かくしてICチツプ1をプリント配線基
板6上に実装する。
【0025】この場合この実施例では、上述のようにI
Cチツプ1の各パツド2上に形成するバンプ30の素材
として錫の含有量が90〔%〕程度のAu−Sn合金を用
いているため、これら各バンプ30がそれぞれプリント
配線基板6の対応するランド7と圧接ではなく、確実に
接合される。
【0026】従つてこの実施例の実装方法を用いること
によつて、図6(A)〜(C)において上述したように
バンプ材として金を用い、ICチツプ1を、封止樹脂材
10が冷却固化する際の収縮を利用して各バンプ20が
プリント配線基板6の対応するランド7と圧接した状態
に保持するようにして実装する場合に比べて経時変化が
少なく、また信頼性高くICチツプ1をプリント配線基
板6上に実装することができる。
【0027】またこの実施例の実装法では、ICチツプ
1のバンプ材としてAu−Sn合金を用い、かくして形
成されるICチツプ1の各バンプ30をそれぞれプリン
ト配線基板6の対応するランド7と加熱及び加圧により
接合するようにしているためにフラツクスを必要としな
い。
【0028】従つてこの実施例の実装法を用いることに
よつて、フラツクスの洗浄工程を必要としない分、洗剤
の残存に起因する封止樹脂材10とICチツプ1及びプ
リント配線基板6との密着性の劣化が生じることがな
く、その分より高品質で信頼性が高くICチツプ1をプ
リント配線基板6上に実装することができる。またフラ
ツクスの洗浄工程を必要としない分、工程を簡略化させ
得ると共に生産性を向上させることができ、かくして低
い設備投資で安価にかつ短い生産リードタイムでICチ
ツプ1の実装作業を行い得るようにすることができる。
【0029】さらにこの実施例では、ICチツプ1のバ
ンプ材としてはんだに比べて熱応力に強いAu−Sn合
金を用いているため、バンプ30の高さをバンプ材とし
てはんだを用いた場合に比べて低くすることができ、そ
の分よりフアインピツチなICチツプ1に対応すること
ができる。なおこの実施例の実装法では、鉛を使用せず
にICチツプ1をプリント配線基板6上に実装すること
ができるため、クリーンな接合を行うことができる利点
もある。
【0030】以上の構成によれば、ICチツプ1の各パ
ツド2上に錫の含有量が90〔%〕程度のAu−Sn合金
を用いてバンプ30をそれぞれ形成すると共に、このI
Cチツプ1をプリント配線基板6上に位置決めしてマウ
ントした後、当該ICチツプ1を加熱したツール31を
用いてパツド当たり0〜数十〔g〕程度の圧力でプリン
ト配線基板6に押しつけるようにしてICチツプ1をプ
リント配線基板6上に実装するようにしたことにより、
ICチツプ1の各バンプ30をそれぞれプリント配線基
板6の対応するランド7にフラツクスを用いることなく
確実に接合することができ、かくしてICチツプ1を高
品質にかつ信頼性高くプリント配線基板6上に実装する
ことができる。
【0031】(2)第2実施例 図1(A)〜(C)との対応部分に同一符号を付して示
す図3(A)〜(C)は、第2実施例によるICチツプ
の実装手順を示すものであり、ICチツプ1の各パツド
2上にそれぞれ形成するバンプ34の形成工程を除いて
第1実施例と同様の手順で行う。
【0032】すなわちこの実施例の場合、図3(A)に
示すように、ICチツプ1の各パツド2上にめつき法又
はワイヤーボンデイング法により金塊32を形成した
後、当該金塊32の表面上にめつき法等により錫からな
る錫層33を積層形成するようにしてバンプ34を形成
する。次いで図3(B)に示すように、このICチツプ
1を位置決めしてプリント配線基板6上にマウントし、
この後当該ICチツプ1を、210 〜350 〔℃〕程度に加
熱されたツール31を用いて所定圧力でプリント配線基
板6に押しつけることによりICチツプ1の各バンプ3
4を加圧し、加熱する。
【0033】この結果ICチツプ1の各バンプ34で
は、金塊32を形成する金が錫層33へ急速に拡散し、
融点217 〔℃〕の低温共晶組成が次々に反応し、かくし
て形成された溶融した低温共晶組成物(錫の含有量が90
〔%〕のAu−Sn合金)がバンプ34の外に流れ出
す。これにより図3(C)に示すように、ICチツプ1
の各バンプ34とプリント配線基板6の対応するランド
7との接合部に金の含有量が60〜90〔%〕のAu−Sn
合金層35が形成され、かくしてICチツプ1の各パツ
ド2がプリント配線基板6の対応するランド7とそれぞ
れ金塊34及びAu−Sn合金層35を順次介して接合
される。
【0034】またこのとき封止樹脂材10は、第1実施
例と同様、ICチツプ1及びプリント配線基板6間に広
がる。かくしてICチツプ1をプリント配線基板6上に
封止樹脂材10により封止された状態に実装することが
できる。
【0035】以上の構成によれば、ICチツプ1の各パ
ツド2上に金塊32の表面に錫層33が形成されてなる
バンプ34をそれぞれ形成すると共に、このICチツプ
1をプリント配線基板6上に位置決めしてマウントした
後、当該ICチツプ1を加熱したツール31によりパツ
ド当たり0〜数十〔g〕程度の圧力でプリント配線基板
6に押しつけるようにしてICチツプ1をプリント配線
基板6上に実装するようにしたことにより、第1実施例
と同様、ICチツプ1の各バンプ34をそれぞれプリン
ト配線基板6の対応するランド7にフラツクスを用いる
ことなく確実に接合することができ、かくしてICチツ
プ1及びプリント配線基板6間を高品質にかつ信頼性高
く接合することができる。
【0036】(3)第3実施例 図1(A)〜(C)との対応部分に同一符号を付して示
す図4(A)〜(C)は、第3実施例によるICチツプ
の実装手順を示すものであり、ICチツプ1の各パツド
2の表面に代えてプリント配線基板6の対応する各ラン
ド7上に錫を供給する点を除いて第2実施例と同様の手
順で行う。
【0037】実際上この実施例では、まず図4(A)に
示すように、ICチツプ1の各パツド2上にめつき法又
はワイヤーボンデイング法等を用いて金塊40を形成す
ると共に、図4(B)に示すように、プリント配線基板
6の対応するランド上にめつき法等により錫からなる錫
層41を形成する(錫を皮膜する)。次いでICチツプ
1をプリント配線基板6上に位置決めマウントし、この
後このICチツプ1を、210 〜350 〔℃〕程度に加熱さ
れたツール31を用いてプリント配線基板6上にパツド
当たり0〜数十〔g〕程度の圧力で押し当てることによ
り、ICチツプ1及びプリント配線基板6の接合部を加
熱及び加圧する。
【0038】この結果第2実施例と同様に、特にICチ
ツプ1の各バンプ40の先端部に錫の含有量が60〜90
〔%〕のAu−Sn合金でなるAu−Sn合金層43が
生成され、当該Au−Sn合金層43を介してICチツ
プ1の各バンプ40がそれぞれプリント配線基板6の対
応するランド7と接合される。これによりICチツプ1
をプリント配線基板6上に実装することができる。
【0039】以上の構成によれば、ICチツプ1の各パ
ツド2上に金材でなるパンプ40を形成すると共に、プ
リント配線基板6の対応する各ランド7上に錫を被着し
た後、ICチツプ1をプリント配線基板6上に位置決め
してマウントし、この後ICチツプ1を加熱したツール
31によりパツド当たり0〜数十〔g〕程度の圧力でプ
リント配線基板6に押しつけるようにしたことにより、
第2実施例と同様、ICチツプ1の各バンプ40をそれ
ぞれプリント配線基板6の対応するランド7にフラツク
スを用いることなく確実に接合することができ、かくし
てICチツプ1及びプリント配線基板6間を高品質にか
つ信頼性高く接合することができる。
【0040】(4)他の実施例 なお上述の第1〜第3実施例においては、ICチツプ1
をプリント配線基板3上に実装する際、ICチツプ1及
びプリント配線基板6間に位置するように予め封止樹脂
材10をプリント配線基板6上に供給しておくようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、プリ
ント配線基板6上に予め封止樹脂材10を供給せずに、
ICチツプ1の各パツド2を当該プリント配線基板6の
対応するランド7と接合した後、例えば毛細管現象を利
用してICチツプ1とプリント配線基板6との間に封止
樹脂材10を供給することにより当該ICチツプ1を封
止するようにしても良い。
【0041】また上述の第1〜第3実施例においては、
封止樹脂材10としてエポキシ樹脂を適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この
他種々の封止樹脂材を適用できる。さらに上述の実施例
においては、本発明をICチツプ1をプリント配線基板
6上に実装する場合に適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばMCM(Mult
i-Chip Module )の作製に適用するようにしても良い。
【0042】実際上図5は、本発明を適用して作製され
たMCM50を示すものであり、配線基板51の一面上
に、コンデンサ及び抵抗等の電子素子52がそれぞれ位
置決めマウントされると共に、複数のICチツプ1が本
発明の第1〜第3実施例のいずれかの実装法により実装
され、かつ配線基板51の他面にはんだからなるバンプ
53が配設されている。
【0043】従つてこのMCM50においては、IC以
外の部品はマザーボード(プリント配線基板)上の所定
位置に位置決めマウントした後、リフロー炉に投入する
ことによつて実装され、ICチツプは上述の方法で実装
することができる51間のリフロー工程とを一括して行
うことができる。
【0044】さらに上述の第1実施例においては、IC
チツプ1の各パツド2上にAu−Sn合金でなるバンプ
30を形成し、第2実施例においては、ICチツプ1の
各パツド2上に金塊32の表面に錫が皮膜されてなるバ
ンプ34を形成し、第3実施例においては、ICチツプ
1の各パツド2上に金塊40を形成すると共にプリント
配線基板6の各ランド7を錫で皮膜するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、IC
チツプ1及びプリント配線基板6の各接合部位(ICチ
ツプ1においてはパツド2、プリント配線基板6におい
てはランド7)間に金及び錫、又は金及び錫からなる合
金を供給することができるのであれば、ICチツプ1及
びプリント配線基板6の各接合部位間に金及び錫、又は
金及び錫からなる合金を供給する方法としてはこの他種
々の方法を適用することができる。
【0045】さらに上述の第1実施例においては、IC
チツプ1のバンプ材として、錫の含有量が90〔%〕のA
u−Sn合金を適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、錫の含有量が60〜95〔%〕
程度のAu−Sn合金を適用するようにしても良く、こ
のようにしてもほぼ第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0046】さらに上述の第1〜第3実施例において
は、ICチツプ1をプリント配線基板6上に位置決めし
てマウントした後、210 〜350 〔℃〕程度に加熱された
ツール31(例えば実装装置のヘツド)を押し当てるこ
とにより、ICチツプ1のパツド2当たり0〜数十
〔g〕程度の圧力で各バンプ30、34、40を加圧す
ると共に加熱するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、ICチツプ1の各バンプ30、3
4、40を加熱する加熱手段及びICチツプ1の各バン
プ30、34、40を加圧する加圧手段としては、この
他種々の一体又は別体の加熱手段及び加圧手段を適用で
きる。
【0047】
【発明の効果】上述のように第1の発明によれば、半導
体チツプの各電極上に、それぞれ金及び錫の合金、又は
金塊に錫が被膜されてなるバンプを形成するようにして
半導体装置を構成するようにしたことにより、かくして
得られる半導体装置をフラツクスを用いることなくプリ
ント配線基板上に実装することができ、かくして実装の
信頼性及び品質を向上させ得る半導体装置を実現でき
る。
【0048】また第2の発明によれば、半導体チツプ及
びプリント配線基板の各接合部位間に金及び錫、又は金
及び錫からなる合金を供給した後、半導体チツプをプリ
ント配線基板上に位置決めしてマウントすると共に、こ
の後半導体チツプをプリント配線基板に所定圧力で押し
つけながら半導体チツプ及びプリント配線基板間の接合
部位を加熱するようにしたことにより、フラツクスを必
要とせずに半導体チツプをプリント配線基板上に実装す
ることができ、かくして実装の信頼性及び品質を向上さ
せ得る半導体装置の実装方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるICチツプのプリント配線基
板への実装手順を示す断面図である。
【図2】錫の含有量に対するAu−Sn合金の融点を示
す特性曲線図である。
【図3】第2実施例によるICチツプのプリント配線基
板への実装手順を示す断面図である。
【図4】第3実施例によるICチツプのプリント配線基
板への実装手順を示す断面図である。
【図5】他の実施例を示す斜視図である。
【図6】従来のICチツプのプリント配線基板への実装
手順を示す断面図である。
【図7】金パンプを用いたICチツプのプリント配線基
板への実装手順を示す断面図である。
【符号の説明】
1……ICチツプ、2……パツド、6……プリント配線
基板、7……ランド、10……封止樹脂材、30、3
4、40……バンプ、31……ツール、32……金塊、
33、41……錫層、35、43……Au−Sn合金
層。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チツプの各電極上にそれぞれ形成さ
    れた、金及び錫の合金、又は金塊に錫が被膜されてなる
    バンプを具えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記合金は、上記錫の含有量が60〜95
    〔%〕の範囲でなることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体チツプ及びプリント配線基板の各接
    合部位間に金及び錫、又は金及び錫からなる合金を供給
    すると共に、上記半導体チツプを上記プリント配線基板
    上に位置決めしてマウントする第1の工程と、 上記半導体チツプを上記プリント配線基板に所定圧力で
    押しつけながら上記半導体チツプ及び上記プリント配線
    基板間の接合部位を加熱する第2の工程とを具えること
    を特徴とする半導体装置の実装方法。
  4. 【請求項4】上記合金は、上記錫の含有量が60〜95
    〔%〕の範囲でなることを特徴とする請求項3に記載の
    半導体装置の実装方法。
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