JPH0921363A - 空冷火花点火式エンジン - Google Patents

空冷火花点火式エンジン

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Publication number
JPH0921363A
JPH0921363A JP7171706A JP17170695A JPH0921363A JP H0921363 A JPH0921363 A JP H0921363A JP 7171706 A JP7171706 A JP 7171706A JP 17170695 A JP17170695 A JP 17170695A JP H0921363 A JPH0921363 A JP H0921363A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
bimetal
engine
cylinder
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP7171706A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Teramoto
俊彦 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】空冷火花点火式エンジンにおいて、シリンダヘ
ッド6の後部に吸気管7を接続し、シリンダ3の後部に
バイメタル8で駆動される導風板9を付設し、バイメタ
ル8の感知温度が所定値未満の場合には、導風板9が導
風カバー出口10に臨む冷却排風案内姿勢12を維持し
て、導風カバー出口10からの冷却排風11を吸気管7
に案内するようにし、バイメタル8の感知温度が所定値
を越えた場合には、導風板9が導風カバー出口10に臨
まない冷却排風非案内姿勢13に切り替わるようにし
た。 【効果】冷始動時に燃料の気化が促進されるため、始動
が容易になる。また、通常運転時の冷却効率は高く維持
され、オーバーヒートが起こりにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空冷火花点火式エ
ンジンに関し、詳しくは、冷始動時に燃料の気化を促進
できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】空冷火花点火式エンジンの従来技術とし
て図5に示すものがある。これは、本発明と同様、次の
ような基本構造を備えている。すなわち、エンジン前部
にエンジン冷却ファン101を設け、このエンジン冷却
ファン101をファンケース102で覆い、シリンダヘ
ッド106及びシリンダ103の横周壁を導風カバー1
04で覆い、エンジン冷却ファン101で起こした冷却
風105が、ファンケース102から導風カバー104
でシリンダヘッド106及びシリンダ103の後部に案
内されるようにしてある。
【0003】この従来技術では、吸気管107をファン
ケース102内に配置してあるため、エンジン冷却ファ
ン101で起こされた直後の低温の冷却風105で吸気
管107が強力に空冷され、冷始動時には燃料の気化が
不十分になりやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、冷
始動時に燃料の気化が不十分となりやすいため、始動が
困難になりやすいうえ、液状の燃料がシリンダからオイ
ルパンに流れ込み、潤滑油を希釈して潤滑性能を低下さ
せることがある。
【0005】本発明の課題は、冷始動時に燃料の気化を
促進できる空冷火花点火式エンジンを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)第1発明は、図2に示すように、エンジン
前部にエンジン冷却ファン1を設け、このエンジン冷却
ファン1をファンケース2で覆い、シリンダヘッド6及
びシリンダ3の横周壁を導風カバー4で覆い、エンジン
冷却ファン1で起こした冷却風5が、ファンケース2か
ら導風カバー4でシリンダヘッド6及びシリンダ3の後
部に案内されるようにした、空冷火花点火式エンジンに
おいて、次のようにしたことを特徴とする。
【0007】すなわち、図1に示すように、シリンダヘ
ッド6の後部に吸気管7を接続し、シリンダ3の後部に
バイメタル8で駆動される導風板9を付設し、バイメタ
ル8の感知温度が所定値未満の場合には、導風板9が導
風カバー出口10に臨む冷却排風案内姿勢12を維持し
て、導風カバー出口10からの冷却排風11を吸気管7
に案内するようにし、バイメタル8の感知温度が所定値
を越えた場合には、導風板9が導風カバー出口10に臨
まない冷却排風非案内姿勢13に切り替わるようにした
ことを特徴とする。
【0008】(第2発明)第2発明は、図4に示すよう
に、エンジン前部にエンジン冷却ファン1を設け、この
エンジン冷却ファン1をファンケース2で覆い、シリン
ダヘッド6及びシリンダ3の横周壁を導風カバー4で覆
い、エンジン冷却ファン1で起こした冷却風5が、ファ
ンケース2から導風カバー4でシリンダヘッド6及びシ
リンダ3の後部に案内されるようにした、空冷火花点火
式エンジンにおいて、次のようにしたことを特徴とす
る。
【0009】すなわち、ファンケース2外に吸気管7を
配置し、ファンケース2内にバイメタル8で駆動される
遮蔽板14を配置し、図3に示すように、バイメタル8
の感知温度が所定値未満の場合には、遮蔽板14が導風
カバー入口15の一部または全部を遮蔽する遮蔽姿勢1
6を維持し、バイメタル8の感知温度が所定値を越えた
場合には、遮蔽板14が導風カバー入口15を遮蔽しな
い非遮蔽姿勢17に切り替わるようにしたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】
(第1発明)第1発明では、図1に示すように、バイメ
タル8の検知温度が所定値未満である場合には、導風板
9が冷却排風案内姿勢12を維持し、導風カバー出口1
0から放出される冷却排風11が導風板9で吸気管7に
案内され、吸気管7が加温されるので、冷始動時に燃料
の気化が促進される。また、バイメタル8の検知温度が
所定値を越えた場合には、導風板9が冷却排風非案内姿
勢13に切り替わり、導風板9による冷却排風11の放
出抵抗がなくなるため、通常運転時の空冷効率は高く維
持される。
【0011】(第2発明)第2発明では、図4に示すよ
うに、バイメタル8の検知温度が所定値未満である場合
には、遮蔽板14が遮蔽姿勢16を維持し、導風カバー
4への冷却風5の導入が抑制され、シリンダヘッド6及
びシリンダ3から冷却風5への放熱が抑制され、その分
だけシリンダヘッド6及びシリンダ3から吸気管7への
熱伝導量が増えるので、冷始動時に燃料の気化が促進さ
れる。また、図3に示すように、バイメタル8の検知温
度が所定値を越えた場合には、遮蔽板14が非遮蔽姿勢
17に切り替わり、導風カバー入口15への冷却風5の
流入がスムーズに行われるので、通常運転時の空冷効率
は高く維持される。
【0012】
【発明の効果】第1発明または第2発明のいずれの場合
でも、冷始動時に燃料の気化が促進されるため、始動が
容易になるうえ、液状の燃料の流れ込みによる潤滑油の
希釈が抑制され、潤滑性能の低下が抑制される。また、
通常運転時の冷却効率は高く維持され、オーバーヒート
が起こりにくい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1及び図2は第1実施形態に係る空冷
火花点火式エンジンを説明する図で、この実施形態では
縦型の空冷灯油エンジンを用いている。
【0014】このエンジンは次のようになっている。す
なわち、図2に示すように、エンジン前部にエンジン冷
却ファン1を設け、このエンジン冷却ファン1をファン
ケース2で覆い、シリンダヘッド6及びシリンダ3の横
周壁を導風カバー4で覆い、エンジン冷却ファン1で起
こした冷却風5が、ファンケース2から導風カバー4で
シリンダヘッド6及びシリンダ3の後部に案内されるよ
うにしてある。
【0015】この第1実施形態では、冷始動時に燃料の
気化を促進するため、次のような構成を採用した。すな
わち、図1に示すように、シリンダヘッド6の後部に吸
気管7を接続し、シリンダ3の後部にバイメタル8で駆
動される導風板9を付設し、バイメタル8の感知温度が
所定値未満の場合には、導風板9が導風カバー出口10
に臨む冷却排風案内姿勢12を維持して、導風カバー出
口10からの冷却排風11を吸気管7に案内するように
し、バイメタル8の感知温度が所定値を越えた場合に
は、導風板9が導風カバー出口10に臨まない冷却排風
非案内姿勢13に切り替わるようにしてある。
【0016】図2に示すように、吸気管7にはキャブレ
ータ23とエアクリーナ24を順に接続してある。図1
に示すように、バイメタル8は、ケース18内に渦巻き
状のバイメタル本体19を収容し、バイメタル本体19
に連動連結した回転軸20をケース18から突出させて
構成してある。導風板9は扇型で、回転軸20に取り付
けてある。排気管21は、シリンダヘッド7の前部に接
続し、排気管21の周壁をファンケース2内に臨ませて
ある。
【0017】図3及び図4は第2実施形態に係る縦型の
空冷灯油エンジンを説明する図で、ファンケース2内に
バイメタル8で駆動される遮蔽板14を配置した点が第
1実施形態と異なる。すなわち、図4に示すように、フ
ァンケース2外に吸気管7を配置し、ファンケース2内
にバイメタル8で駆動される遮蔽板14を配置し、図3
に示すように、バイメタル8の感知温度が所定値未満の
場合には、遮蔽板14が導風カバー入口15の一部を遮
蔽する遮蔽姿勢16を維持し、バイメタル8の感知温度
が所定値を越えた場合には、遮蔽板14が導風カバー入
口15を遮蔽しない非遮蔽姿勢17に切り替わるように
してある。他の構成は第1実施形態と同じにしてるあ。
図中、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付し
ておく。
【0018】図4に示すように、吸気管7はシリンダヘ
ッド6の後部に接続してある。シリンダヘッド7の前部
には排気管21を接続し、この排気管21の周壁をファ
ンケース2内に臨ませてある。バイメタル8はこの排気
管21の周壁に取り付けてある。また、図3に示すよう
に、遮蔽板14が非遮蔽姿勢17となった場合には、排
気管21がその下方から遮蔽板14で覆われ、排気管2
1からイグナイタ22への放熱が抑制されるようになっ
ている。このため、イグナイタ22の熱損傷が起こりに
くい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るエンジンの要部を説明する
図で、図1(A)は導風板周辺の横断平面図、図1
(B)は導風板周辺の背面図である。
【図2】第1実施形態に係るエンジンの横断平面図であ
る。
【図3】第2実施形態に係るエンジンの縦断正面図であ
る。
【図4】第2実施形態に係るエンジンの横断平面図であ
る。
【図5】従来技術に係るエンジンの横断平面図である。
【符号の説明】
1…エンジン冷却ファン、2…ファンケース、3…シリ
ンダ、4…導風カバー、5…冷却風、6…シリンダヘッ
ド、7…吸気管、8…バイメタル、9…導風板、10…
導風カバー出口、11…冷却排風、12…冷却排風案内
姿勢、13…冷却排風非案内姿勢、14…遮蔽板、15
…導風カバー入口、16…遮蔽姿勢、17…非遮蔽姿
勢。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン前部にエンジン冷却ファン(1)
    を設け、このエンジン冷却ファン(1)をファンケース
    (2)で覆い、シリンダヘッド(6)及びシリンダ(3)の横
    周壁を導風カバー(4)で覆い、エンジン冷却ファン(1)
    で起こした冷却風(5)が、ファンケース(2)から導風カ
    バー(4)でシリンダヘッド(6)及びシリンダ(3)の後部
    に案内されるようにした、空冷火花点火式エンジンにお
    いて、 シリンダヘッド(6)の後部に吸気管(7)を接続し、シリ
    ンダ(3)の後部にバイメタル(8)で駆動される導風板
    (9)を付設し、バイメタル(8)の感知温度が所定値未満
    の場合には、導風板(9)が導風カバー出口(10)に臨む
    冷却排風案内姿勢(12)を維持して、導風カバー出口
    (10)からの冷却排風(11)を吸気管(7)に案内するよ
    うにし、バイメタル(8)の感知温度が所定値を越えた場
    合には、導風板(9)が導風カバー出口(10)に臨まない
    冷却排風非案内姿勢(13)に切り替わるようにした、こ
    とを特徴とする空冷火花点火式エンジン。
  2. 【請求項2】 エンジン前部にエンジン冷却ファン(1)
    を設け、このエンジン冷却ファン(1)をファンケース
    (2)で覆い、シリンダヘッド(6)及びシリンダ(3)の横
    周壁を導風カバー(4)で覆い、エンジン冷却ファン(1)
    で起こした冷却風(5)が、ファンケース(2)から導風カ
    バー(4)でシリンダヘッド(6)及びシリンダ(3)の後部
    に案内されるようにした、空冷火花点火式エンジンにお
    いて、 ファンケース(2)外に吸気管(7)を配置し、ファンケー
    ス(2)内にバイメタル(8)で駆動される遮蔽板(14)を
    配置し、バイメタル(8)の感知温度が所定値未満の場合
    には、遮蔽板(14)が導風カバー入口(15)の一部また
    は全部を遮蔽する遮蔽姿勢(16)を維持し、バイメタル
    (8)の感知温度が所定値を越えた場合には、遮蔽板(1
    4)が導風カバー入口(15)を遮蔽しない非遮蔽姿勢(1
    7)に切り替わるようにした、ことを特徴とする空冷火
    花点火式エンジン。
JP7171706A 1995-07-07 1995-07-07 空冷火花点火式エンジン Pending JPH0921363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110431032A (zh) * 2016-12-02 2019-11-08 比亚乔股份有限公司 用于发动机的冷却系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110431032A (zh) * 2016-12-02 2019-11-08 比亚乔股份有限公司 用于发动机的冷却系统
JP2020513501A (ja) * 2016-12-02 2020-05-14 ピアッジオ エ チ.ソシエタ ペル アチオニ エンジン用冷却システム

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