JPH07145757A - オートチョーク付き火花点火式エンジン - Google Patents

オートチョーク付き火花点火式エンジン

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JPH07145757A
JPH07145757A JP5295805A JP29580593A JPH07145757A JP H07145757 A JPH07145757 A JP H07145757A JP 5295805 A JP5295805 A JP 5295805A JP 29580593 A JP29580593 A JP 29580593A JP H07145757 A JPH07145757 A JP H07145757A
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bimetal
exhaust
spark ignition
engine
choke valve
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JP5295805A
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English (en)
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Takeshi Kawai
猛 河合
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】バイメタル1にキャブレータ2のチョーク弁3
を連動連結し、バイメタル1の熱変形でチョーク弁3を
開閉連動するように構成した、オートチョーク付き火花
点火式エンジンにおいて、次のようにした。すなわち、
排気マフラ4の本体ケース5のケース壁部分6の外面に
熱伝導板7を付設し、この熱伝導板7に上記バイメタル
1の入熱端部22を接続した。 【効果】バイメタル1の熱変形にはバッテリ等の電源が
不要であり、リコイルスタート式エンジンのような電源
を常備しないエンジンとしても使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートチョーク付き火
花点火式エンジンに関する。
【0002】
【従来技術】オートチョーク付き火花点火式エンジンの
従来技術として図3及び図4に示すものがある。これら
は、いずれも本発明と同様、次のような基本構造を備え
ている。すなわち、バイメタル101にキャブレータ1
02のチョーク弁103を連動連結し、バイメタル10
1の熱変形でチョーク弁103を開閉連動するように構
成してある。
【0003】このような基本構造を備えたものでは、い
ずれも、寒冷始動時は、低温変形状態のバイメタル10
1によりチョーク弁103を全閉状態に維持し、キャブ
レータ102で濃い混合気を作り、始動を容易にする。
また、温暖始動時は、暖温変形状態のバイメタル101
によりチョーク弁103を半開状態に維持し、キャブレ
ータ102でやや濃いめの混合気を作り、始動を容易に
する。そして、始動後の通常運転中は、バイメタル10
1の熱変形でチョーク弁103を全開状態に維持し、混
合気濃度を通常運転に適合する濃さにする。
【0004】ところで、図3に示すもの(以下「従来技
術1」という)では、うず巻き状のバイメタル101の
内側端部120を固定軸121に固着し、外側端部12
2をチョーク弁103の連動ロッド123に接続し、バ
イメタル101をキースイッチ124を介してバッテリ
125に接続してある。これは、エンジン回転の開始直
後にONされたキースイッチ124を介してバイメタル
101に通電を行い、バイメタル101を自己発熱によ
り熱変形させて、チョーク弁103を開弁させるもので
ある。
【0005】また、図4に示すもの(以下「従来技術
2」という)では、排気マフラ104の排気導入管10
8の管壁にうず巻き状のバイメタル101の外側端部1
22を固着し、内側端部120を回転軸126に固着
し、回転軸126に付設した軸アーム127にチョーク
弁103の連動ロッド123を接続してある。これは、
エンジン回転の開始直後に、排気導入管108を通過す
る排気で加温された管壁からバイメタル101に熱を供
給し、バイメタル101を熱変形させて、チョーク弁1
03を開弁させるものである。
【0006】また、図示しないが、潤滑油の温度上昇や
冷却水の温度上昇に基づいてバイメタルを熱変形させる
構造のものもある(以下「従来技術3」という)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1では、
次の問題・がある(図3参照)。 バイメタル101に通電を行うので、バッテリ125
等の電源を必要とする。このため、リコイルスタート式
エンジンのような電源を常備しないエンジンとしては使
用できず、汎用性に乏しい。
【0008】エンジンを所定時間運転した後、キース
イッチ124をOFFにしてエンジンを停止すると、通
電解除によりバイメタル101の温度が急低下する。そ
して、寒冷時はチョーク弁103が短時間で始動前の全
閉状態まで戻り、温暖時はチョーク弁103が短時間で
始動前の半開状態に戻ってしまう。このため、エンジン
停止直後に再始動を行う場合には、エンジンが暖まって
いるにも拘わらず、チョーク弁103が全閉状態または
半開状態になっているため、オーバーチョークとなり、
暖まったエンジンには不要な濃い混合気が燃焼室に供給
され、再始動中の排気の未燃焼有害成分(炭化水素や一
酸化炭素等)が増える。
【0009】上記従来技術2では、次の問題がある
(図4参照)。 通常運転中は排気温度が非常に高くなり、排気マフラ
104の排気導入管108の管壁も高温になるが、この
高温の管壁からバイメタル101に熱が直接に伝達され
るため、通常運転中にバイルタル101が過熱し、これ
がバイメタル101の寿命を短くする要因となってい
る。
【0010】上記従来技術3では、次の問題がある。 潤滑油や冷却水はエンジンが回転を開始してから比較
的長い時間待たなければ温度が上昇しないが、これらの
温度上昇に基づいてバイルタルを熱変形させるので、チ
ョーク弁の開弁が遅れる。このため、エンジンが回転を
開始した後、チョーク弁が比較的長い時間にわたって開
弁作動せず、オーバーチョークとなり、燃焼室に濃い混
合気が不要に長い時間供給され、これが始動中に点火プ
ラグを失火させる要因となっている。
【0011】本各発明の課題は、いずれも、オートチョ
ーク付き火花点火式エンジンにおいて、電源を常備し
ないエンジンとしても使用でき、再始動中のオーバー
チョークによる排気の未燃焼有害成分の増加を抑制で
き、通常運転中のバイメタルの過熱による短命化を抑
制でき、始動中のチョーク弁の開弁遅れによる点火プ
ラグの失火を抑制できるものを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)第1発明は、図1に例示するように、バイ
メタル1にキャブレータ2のチョーク弁3を連動連結
し、バイメタル1の熱変形でチョーク弁3を開閉連動す
るように構成した、オートチョーク付き火花点火式エン
ジンにおいて、次のようにしたことを特徴とする。
【0013】すなわち、図1に例示するように、排気マ
フラ4の本体ケース5のケース壁部分6の外面に熱伝導
板7を付設し、この熱伝導板7に上記バイメタル1の入
熱端部22を接続したことを特徴とする。
【0014】(第2発明)第2発明は、図1に例示する
第1発明のオートチョーク付き火花点火式エンジンにお
いて、図1に例示するように、排気マフラ4の排気導入
管8の排気出口9を、前記熱伝導板7を付設したケース
壁部分6にその内側から臨ませたことを特徴とする。
【0015】(第3発明)第3発明は、図1に例示する
第1発明または第2発明のオートチョーク付き火花点火
式エンジンにおいて、図1に例示するように、クランク
軸10に連動連結した冷却ファン11のファンケース1
2から冷却風導出路13を導出し、この冷却風導出路1
3の導出端開口部14を前記バイメタル1に臨ませたこ
とを特徴とする。
【0016】(第4発明)第4発明は、図1に例示する
第3発明のオートチョーク付き火花点火式エンジンにお
いて、図1に例示するように、前記排気マフラ4の本体
ケース5をマフラカバー15で覆い、このマフラカバー
15に前記冷却風導路13から供給される冷却風16の
風路17を内設し、前記バイメタル1よりも風路下手側
に排風口18をあけ、この排風口18に開閉蓋19を付
設し、この開閉蓋19を上記バイメタル1に連動連結
し、温度上昇に伴うバイメタル1の熱変形で開閉蓋19
を開き、温度低下に伴うバイメタル1の熱変形で開閉蓋
19を閉じるように構成したことを特徴とする。
【0017】
【発明の作用及び効果】
(第1発明)第1発明の次の作用効果〜を奏する
(図1参照)。 排気マフラ4の本体ケース5内に流入した排気44の
熱で本体ケース5のケース壁部分6が加熱されると、こ
のケース壁部分6の熱が熱伝導板7を介してバイメタル
1に伝わり、バイメタル1の熱変形でチョーク弁3が開
弁される。このため、バイメタル1の熱変形にはバッテ
リ等の電源が不要であり、リコイルスタート式エンジン
のような電源を常備しないエンジンとしても使用でき
る。
【0018】エンジンを所定時間運転した後にエンジ
ンを停止すると、大きな容積を有する排気マフラ4には
多量の熱が蓄熱されているため、本体ケース5のケース
壁部分6の温度の低下速度は遅く、バイメタル1はゆっ
くりと熱変形し、チョーク弁3は比較的長い時間をかけ
て徐々に閉弁される。このため、エンジン停止直後に再
始動を行う場合には、チョーク弁3が先の始動前の弁位
置に戻る前に再始動が行われ、オーバーチョークが防止
され、暖まったエンジンの再始動に必要な濃さの混合気
が燃焼室に供給され、再始動中の排気の未燃焼有害成分
の増加を抑制できる。
【0019】通常運転中は排気温度が非常に高くな
り、排気マフラ4の本体ケース5のケース壁部分6も高
温になるが、この高温のケース壁部分6の熱は、一旦、
熱伝導板7を介してバイメタル1に間接的に伝達される
ため、バイメタル1への熱伝導が緩和される。このた
め、通常運転中のバイメタル1の過熱が抑制され、バイ
メタル1の寿命の短命化を抑制できる。
【0020】排気44はエンジン回転の開始直後から
比較的高温化されているため、バイメタル1の熱変形が
速やかに開始され、チョーク弁3の開弁が速やかに開始
される。このため、始動中のチョーク弁3の開弁遅れに
基づくオーバーチョークが防止され、燃焼室に濃い混合
気が不要に長い期間にわたって供給されることがなく、
これに基づく点火プラグの失火等が抑制される。
【0021】(第2発明)第2発明は、第1発明の作用
効果〜に加え、次の作用効果を奏する(図1参
照)。 エンジン回転の開始直後、排気導入管8の排気出口9
から流出した排気44は熱伝導板7を付設したケース壁
部分6に吹き当たり、バイメタル1に熱を速やかに供給
するので、チョーク弁3の開弁が速やかに開始される。
このため、始動中のチョーク弁3の開弁遅れに基づくオ
ーバーチョークが防止され、上記作用効果に記載した
点火プラグの失火等の抑制が一層確実に行われる。
【0022】(第3発明)第3発明は、第1発明の作用
効果〜、または第2発明の作用効果〜に加え、
次の作用効果・を奏する(図1参照)。 エンジン高回転時には、排気マフラ4に流入する排気
量が多く、バイメタル1への熱伝達量も多いが、クラン
ク軸10から連動される冷却ファン11がエンジン回転
速度に比例して高速で回転し、多量の冷却風16がファ
ンケースから冷却風導出路13を介してバイメタル1に
供給され、バイメタル1が強力に空冷される。このた
め、通常運転中のバイメタル1の過熱が抑制され、上記
作用効果に記載したバイメタル1の寿命の短命化を一
層確実に抑制できる。
【0023】エンジン低回転時には、排気マフラ4に
流入する排気量が少なく、バイメタル1への熱伝達量が
少ないが、クランク軸10から連動される冷却ファン1
1がエンジン回転速度に比例して低速で回転し、少量の
冷却風16がファンケース12から冷却風導出路13を
介してバイメタル1に供給されるため、バイメタル1の
過冷却が抑制され、バイメタル1の過冷却でチョーク弁
3が適性位置よりも閉弁側に偏る不備が回避される。こ
のため、再始動中または始動中のオーバーチョークが防
止され、上記作用効果・に記載した再始動中の排気
の未燃焼有害成分の増加や、始動中の点火プラグの失火
等が一層確実に抑制される。更に、通常運転中のエンジ
ン低回転時の排気の未燃焼有害成分の増加も抑制され
る。
【0024】(第4発明)第4発明は、第3発明の作用
効果〜・・、または〜に加え、次の作用効
果・を奏する。 通常運転中は、排気マフラ4に比較的多くの排気44
が流入するため、バイメタル1の熱変形で開閉蓋19の
開蓋状態が維持され、バイメタル1を冷却した冷却排風
28が排風口18から速やかに押し出され、風路17内
での冷却排風28の停滞が防止される。このため、通常
運転中のバイメタル1の過熱が抑制され、上記作用効果
に記載したバイルタル1の寿命の短命化を一層確実に
抑制できる。
【0025】エンジン回転の開始直後からしばらくの
間は、排気マフラ4に流入する排気44の量が比較的少
ないため、バイメタル1に大きな熱変形がなく、開閉蓋
19の閉蓋状態あるいは僅かな開蓋状態が維持され、風
路17の通路抵抗により風路17に流入する冷却風16
の風量が制限され、バイメタル1の過冷却が防止され、
チョーク弁3の開弁が速やかに行われる。始動中のチョ
ーク弁3の開弁遅れに基づくオーバーチョークが防止さ
れ、上記作用効果に記載した始動中の排気の未燃焼有
害成分の増加が一層確実に抑制される。
【0026】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の実施例を説明する図である。こ
の実施例には、リコイルスタート式の単気筒縦型の強制
空冷ガソリンエンジンが用いられている。図2に示すよ
うに、このエンジンの構成は、次の通りである。シリン
ダ30を備えたシリンダブロック31の上部にシリンダ
ヘッド32が組み付けられている。シリンダヘッド32
の上方には燃料タンク33が取り付けられている。
【0027】シリンダブロック31の前側にはクランク
軸10に外嵌固定された冷却ファン11が配置され、こ
れがファンケース12で覆われている。ファンケース1
2の後面にはシリンダ冷却風路34の冷却風入口43が
あけられ、シリンダヘッド32にはヘッド冷却風路29
が後向きにあけられている。シリンダ冷却風路34はシ
リンダ30の横側から後側に沿って形成されている。ク
ランク軸10と一体に回転する冷却ファン11で冷却風
が起こされ、これがシリンダ冷却風路34やヘッド冷却
風路29に供給され、シリンダ30やシリンダヘッド3
2が強制空冷される。
【0028】シリンダブロック31の横側には、キャブ
レータ2とエアクリーナ35とが配置されている。キャ
ブレータ2は吸気管36でシリンダヘッド32の吸気ポ
ート(図外)と連通している。エアクリーナ35の後方
にはマフラカバー15に覆われた縦長矩形筒型の排気マ
フラ4が配置されている。
【0029】このエンジンにはオートチョークが設けら
れており、その構成は次の通りである。すなわち、図1
(A)に示すように、このオートチョークの基本構造
は、バイメタル1にキャブレータ2のチョーク弁3を連
動連結し、バイメタル1の熱変形でチョーク弁3を開閉
連動するように構成したものである。このような基本構
造によれば、寒冷始動時は、低温変形状態のバイメタル
1によりチョーク弁3を全閉状態に維持し、キャブレー
タ2で濃い混合気を作り、始動を容易にする。また、温
暖始動時は、暖温変形状態のバイメタル1によりチョー
ク弁3を半開状態に維持し、キャブレータ2でやや濃い
めの混合気を作り、始動を容易にする。そして、始動後
の通常運転中は、バイメタル1の熱変形でチョーク弁3
を全開状態に維持し、混合気濃度を通常運転に適合する
濃さにする。バイメタル1には、鉄・ニッケルの2層構
造のものや、マンガン・銅・ニッケルの3層構造のもの
が用いられている。
【0030】この実施例のオートチョークは、排気熱で
バイメタル1の熱変形を行えるようにするため、次のよ
うな構成が採用されている。すなわち、図1(B)に示
すように、排気マフラ4の本体ケース5の上側のケース
壁部分6の外面に熱伝導板7が付設されている。この熱
伝導板7にはアルミ合金の板材が用いられている。そし
て、排気マフラ4の排気導入管8の排気出口9が、熱伝
導板7を付設したケース壁部分6にその内側から臨ませ
てある。熱伝導板7にはうず巻き型のバイメタル1の外
側の入熱端部22が接続してある。マフラカバー15の
天板37から垂設されたステー38には回転軸26が取
り付けられ、この回転軸26にバイメタル1の内側端部
20が固着されている。そして、マフラカバー15の外
側で、回転軸26の端部に軸アーム27が固着され、こ
れにチョーク弁3の連動ロッド23が接続されている。
【0031】このような構成によれば、エンジン回転の
開始直後、排気導出管8の排気出口9から流出した排気
44は熱伝導板7を付設したケース壁部分6に吹き当た
り、このケース壁部分6の熱が熱伝導板7を介してバイ
メタル1に伝わり、バイメタル1の熱変形で回転軸26
が回転し、連動ロッド23が引かれてチョーク弁3が開
弁される。
【0032】この実施例では、バイメタル1を強制空冷
するため、次のような構成が採用されている。すなわ
ち、ファンケース12からパイプ製の冷却風導出路13
が導出され、この冷却風導出路13の導出端開口部14
がマフラカバー15の前壁39に設けられた冷却風導入
筒40に接続され、この冷却風導入筒40を介して冷却
風導出路13の導出端開口部14をバイメタル1に臨ま
せてある。
【0033】そして、マフラカバー15の天板37と排
気マフラ4の天板41の間に冷却風導路13から供給さ
れる冷却風16の風路17が内設されている。そして、
バイメタル1よりも風路下手側で、マフラカバー15の
天板37に排風口18をあけられ、この排風口18に開
閉蓋19が付設されている。この開閉蓋19は、リンク
42を介して回転軸26に連動連結させてある。この開
閉蓋19は、温度上昇に伴うバイメタル1の熱変形で開
閉蓋19を開き、温度低下に伴うバイメタル1の熱変形
で開閉蓋19を閉じるように構成され、エンジン回転の
開始直後は閉じているが、排気熱の上昇に従って徐々に
開き、通常運転中は常に開いている。
【0034】このような構成によれば、冷却風16がフ
ァンケースから冷却風導出路13を介してバイメタル1
に供給され、バイメタル1が強制空冷される。そして、
通常運転中は、開閉蓋19が開かれているので、バイメ
タル1を冷却した冷却排風28が排風口18から速やか
に押し出され、エンジン回転の開始直後は開閉蓋19が
閉じたままであるため、風路17の通路抵抗により風路
17に流入する冷却風16の風量が制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエンジンの要部を説明す
る図で、図1(A)は排気マフラ周辺の横断平面図、図
1(B)は図1(A)のB−B線断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るエンジンの縦断正面図で
ある。
【図3】従来技術1の模式図である。
【図4】従来技術2の模式図である。
【符号の説明】
1…バイメタル、2…キャブレータ、3…チョーク弁、
4…排気マフラ、5…本体ケース、6…ケース壁部分、
7…熱伝導板、8…排気導入管、9…排気出口、10…
クランク軸、11…冷却ファン、12…ファンケース、
13…冷却風導出路、14…導出端開口部、15…マフ
ラカバー、16…冷却風、17…風路、18…排風口、
19…開閉蓋、22…入熱端部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイメタル(1)にキャブレータ(2)のチ
    ョーク弁(3)を連動連結し、バイメタル(1)の熱変形で
    チョーク弁(3)を開閉連動するように構成した、オート
    チョーク付き火花点火式エンジンにおいて、 排気マフラ(4)の本体ケース(5)のケース壁部分(6)の
    外面に熱伝導板(7)を付設し、この熱伝導板(7)に上記
    バイメタル(1)の入熱端部(22)を接続した、ことを特
    徴とするオートチョーク付き火花点火式エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したオートチョーク付き
    火花点火式エンジンにおいて、排気マフラ(4)の排気導
    入管(8)の排気出口(9)を、前記熱伝導板(7)を付設し
    たケース壁部分(6)にその内側から臨ませた、ことを特
    徴とするオートチョーク付き火花点火式エンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載したオートチョーク付き火花点火式エンジンにおい
    て、クランク軸(10)に連動連結した冷却ファン(11)
    のファンケース(12)から冷却風導出路(13)を導出
    し、この冷却風導出路(13)の導出端開口部(14)を前
    記バイメタル(1)に臨ませた、ことを特徴とするオート
    チョーク付き火花点火式エンジン。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したオートチョーク付き
    火花点火式エンジンにおいて、前記排気マフラ(4)の本
    体ケース(5)をマフラカバー(15)で覆い、このマフラ
    カバー(15)に前記冷却風導路(13)から供給される冷
    却風(16)の風路(17)を内設し、前記バイメタル(1)
    よりも風路下手側に排風口(18)をあけ、この排風口
    (18)に開閉蓋(19)を付設し、この開閉蓋(19)を上
    記バイメタル(1)に連動連結し、温度上昇に伴うバイメ
    タル(1)の熱変形で開閉蓋(19)を開き、温度低下に伴
    うバイメタル(1)の熱変形で開閉蓋(19)を閉じるよう
    に構成した、ことを特徴とするオートチョーク付き火花
    点火式エンジン。
JP5295805A 1993-11-26 1993-11-26 オートチョーク付き火花点火式エンジン Pending JPH07145757A (ja)

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