JPH09213415A - コネクタの二重係止カバーの誤ロック防止構造 - Google Patents

コネクタの二重係止カバーの誤ロック防止構造

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JPH09213415A
JPH09213415A JP25501796A JP25501796A JPH09213415A JP H09213415 A JPH09213415 A JP H09213415A JP 25501796 A JP25501796 A JP 25501796A JP 25501796 A JP25501796 A JP 25501796A JP H09213415 A JPH09213415 A JP H09213415A
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double locking
locking
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浩二 笠井
Yuji Saka
雄次 阪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤ロックを確実に防止できると共に、コスト
安に製造できるコネクタの二重係止カバーの誤ロック防
止構造を提供する。 【解決手段】 電気接続箱3のコネクタの差込部3Aの
側方位置に、差込部3Aの開閉方向へ揺動自在に支持さ
れた二重係止カバー5が設けられ、該二重係止カバー5
は、不使用時はスプリング6で差込部3Aの開方向に付
勢されると共に、使用時は、スプリング6の付勢力に抗
して差込部3Aの閉方向に揺動させたとき、差込部3A
に差し込まれたコネクタ4Aを係止して抜け止めすると
同時に、差込部3Aにロックされるようにしたものにお
いて、差込部3Aと二重係止カバー5との間に抜き取り
可能に装着されて、二重係止カバー5が差込部3Aの閉
方向へ揺動するのを阻止するストッパープレート8が設
けられ、該ストッパープレート8は、二重係止カバー5
の使用時には抜き取るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタの二重係
止カバーの誤ロック防止構造に関し、特に、誤ロックを
確実に防止できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のワイヤハーネスシステム
としては、図8に示すように、カウルパネル1のワイヤ
ハーネスW/H−1とインスツルメントパネル2のワイ
ヤハーネスW/H−2とは、ワイヤハーネスのメーカー
で結合され、ワイヤハーネスのメーカーがコネクタの嵌
合忘れや半嵌合の保証を行うようになっていた。
【0003】ところが、自動車の組立ラインでの作業性
等より、カウルパネル1のワイヤハーネスW/H−1と
インスツルメントパネル2のワイヤハーネスW/H−2
とが2分割されて、図9に示すように、ワイヤハーネス
W/H−1の電気接続箱3のコネクタ差込部3A,3
B,3Cに、ワイヤハーネスW/H−2のコネクタ4
A,4B,4Cを嵌合する作業を、自動車の組立ライン
で自動車メーカーが行うシステムに変更されつつある。
【0004】其の際、上記インスツルメントパネル2の
ワイヤハーネスW/H−2にエアバックシステム用のコ
ネクタ4Aが設けられている場合、人命に直接かかわる
重要なコネクタ4Aであることから、嵌合忘れや半嵌合
の保証に万全を期する必要がある。
【0005】このため、図10(A)(B)に示すよう
に、コネクタ4Aを電気接続箱3のコネクタ差込部3A
に嵌合した後に、コネクタ4Aを二重係止カバー5で係
止する構造が採用されている。
【0006】該二重係止カバー5は、差込部3Aの側方
位置の電気接続箱3に、ヒンジ軸5aにより差込部3A
の開閉方向へ揺動自在に支持され、不使用時は、板スプ
リング6で差込部3Aの開方向に付勢されて、下揺動位
置Aで隣りの差込部3Bの立壁部3aで当て止められ
る。一方、使用時は、板スプリング6の付勢力に抗して
差込部3Aの閉方向に上揺動させたとき、差込部3Aに
嵌合されたコネクタ4Aの上部を係止して抜け止めする
と同時に[図10(B)の二点鎖線参照]、差込部3A
のロック爪3b,3bに二重係止カバー5のロック穴5
b,5bが係合して、上揺動位置Bにロックされる。
【0007】上記二重係止カバー5は、コネクタ4Aが
差込部3Aに完全嵌合された状態でないと、コネクタ4
Aに当接して上揺動位置Bでロックされない構造となっ
ている。
【0008】さらに、二重係止カバー5は、不使用時
は、板スプリング6で開方向に付勢された差込部3Aを
開き、コネクタ4Aをスムーズに嵌合できる構造である
と共に、隣りの差込部3Bの立壁部3aで当て止められ
て、二重係止カバー5が上揺動位置Bでロックされてい
ない限り、隣りの差込部3Bにコネクタ4Bを嵌合でき
ない構造となっている。
【0009】上記構造とすることにより、コネクタ3A
の嵌合忘れや半嵌合を未然に防止する対策としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ハーネスのメーカーから自動車の組み立てメーカーにワ
イヤハーネスW/H−1を運搬するとき等に、二重係止
カバー5にワイヤハーネスW/H−1等が当たった衝撃
等で閉方向に上揺動されると、図7(C)に示すよう
に、差込部3Aにコネクタ4Aが嵌合されていない状態
で、二重係止カバー5のロック穴5bが差込部3Aのロ
ック爪3bに係合して、二重係止カバー5が上揺動位置
Bで誤ロックされるという不具合が発生する。
【0011】このようなとき、自動車の組み立てメーカ
ーでは、二重係止カバー5のロック解除作業を行う必要
があるが、コンベアラインの流れ作業であること、作業
姿勢を変える必要があること、手袋をしたままでは作業
しにくいこと等の問題がありことから、誤ロックを未然
に防止できる構造が要望されていた。
【0012】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、誤ロックを確実に防止できると共に、コス
ト安に製造できるコネクタの二重係止カバーの誤ロック
防止構造を提供することを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、電気接続箱のコネクタの差
込部の側方位置に、差込部の開閉方向へ揺動自在に支持
された二重係止カバーが設けられ、該二重係止カバー
は、不使用時はスプリングで差込部の開方向に付勢され
ると共に、使用時は、スプリングの付勢力に抗して差込
部の閉方向に揺動させたとき、差込部に差し込まれたコ
ネクタを係止して抜け止めすると同時に、差込部にロッ
クされるようにしたものにおいて、上記差込部と二重係
止カバーとの間に抜き取り可能に装着されて、二重係止
カバーが差込部の閉方向へ揺動するのを阻止するストッ
パープレートが設けられ、該ストッパープレートは、二
重係止カバーの使用時には抜き取るようになっているこ
とを特徴とするコネクタの二重係止カバーの誤ロック防
止構造を提供するものである。
【0014】請求項1によれば、電気接続箱のコネクタ
の差込部と二重係止カバーとの間に、抜き取り可能なス
トッパープレートを装着することにより、不使用時に、
二重係止カバーが差込部の閉方向に揺動するのを未然に
阻止することができる。
【0015】上記ストッパープレートは、使用時、つま
りコネクタの嵌合直前に抜き取ることができるから、運
搬中に誤ロックされる不具合が無くなり、自動車の組み
立てメーカーでロック解除作業を行う必要も無くなる。
【0016】また、上記ストッパープレートは、合成樹
脂で四角形状に成形するだけの簡単な形状でよいから、
使い捨てできる程度にコスト安であり、上記合成樹脂
は、他の製品の成形くずや不良品をリサイクルすれば、
よりコスト安となる。
【0017】上記差込部に位置決め孔を設ける一方、上
記ストッパープレートに上記位置決め孔に抜き取り自在
に挿入する係止片を設けている(請求項2)。即ち、ス
トッパープレートに屈折して設けた係止片を差込部の位
置決め孔に挿入して、ストッパープレートの位置決めを
図ると同時にストッパープレートを保持している。な
お、ストッパープレートは差込部と二重係止カバーとの
隙間に挿入して、これら差込部と二重係止カバーとの間
で挟持して取り付ける構成としてもよい。
【0018】請求項2に記載の如く差込部に位置決め孔
を設ける場合は、差込部の内部側へ突出させた一対の筒
状部により形成する一方、上記ストッパープレートに設
ける係止片は逆凹状で、その両側部を筒状部へ挿入する
と共に、中央連結部を筒状部の上面間に位置させ、スト
ッパープレートの取付時には上記中央連結部により差込
部へのコネクタの挿入が不可となる構成とすることが好
ましい(請求項3)。
【0019】上記差込部に内部に突出する筒状部は、該
差込部に挿入するコネクタの外形に対応させて形成して
いる。上記のように、筒状部にストッパープレートが取
付られた状態のままでは、コネクタが差込部に挿入でき
ないため、ストッパープレートを取り外してコネクタを
取り付けることが確実に行える。
【0020】上記ストッパープレートの幅を二重係止カ
バーの幅よりも広く形成することが好ましい(請求項
4)。該形状とすると、二重係止カバーの閉方向の揺動
をより確実に阻止することができる。
【0021】上記ストッパープレートの上端部に、差込
部の上方に伸長する折り曲げ部を形成していることが好
ましい(請求項5)。該形状とすると、折り曲げ部が邪
魔してストッパープレートを抜き取らないとコネクタを
嵌合できないので、ストッパープレートの抜き取り忘れ
を防止することができる。
【0022】上記ストッパープレートの上部両側部に操
作用の突起を設けていることが好ましい(請求項6)。
該形状とすると、操作用の突起により、ストッパープレ
ートの装着及び抜き取りが楽に行える。
【0023】上記ストッパープレートに、差込部の係止
凹部に係合する係止部を形成し、上記差込部の係止凹部
でコネクタとの係止も行う構成とすることが好ましい
(請求項7)。即ち、ストッパープレートとコネクタと
の係止を、差込部に設けた1つの係止凹部で共用して行
うことができ、構造を簡単とすることができる。また、
ストッパープレートが衝撃等で不用意に抜き取られるの
を防止することができる。
【0024】上記ストッパープレートの係止部の上部
に、剛性を小さくしてたわみやすくする切込みを形成す
ることが好ましい(請求項8)。該構造とすると、衝撃
等により上部が容易にたわみ変形することにより、係止
部が係止凹部から抜け外れのを確実に防止することがで
きる。
【0025】上記二重係止カバーの開き角度位置を、ス
トッパープレートの開方向への変形を当て止めて、係止
部が係止凹部から抜け外れない位置に設定してもよい
(請求項9)。該構成とすると、衝撃等によりストッパ
ープレートが変形して、係止部が係止凹部から抜け外れ
るのを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0027】なお、図8以下の従来技術と同一構成・作
用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0028】図1乃至図4は第1実施形態を示し、スト
ッパープレート8は合成樹脂で一体成形しており、図4
(A)〜(C)に示すように、二重係止カバー5の幅W
3と同幅以上の広幅W1の上部の上端部に、一方向に折
り曲げた折り曲げ部8aを形成し、上部の中央に開口8
dをあけて、該開口8dの下縁部に一方向に短く折り曲
げた係止部8bを形成すると共に、狭幅W2の下部の下
端部8cを他方向に短く折り曲げて形成している。
【0029】上記ストッパープレート8は、図1及び図
2に示すように、電気接続箱3のコネクタの差込部3A
と二重係止カバー5との間の隙間に、折り曲げ部8aを
指で押し下げながら上方Pから挿入して、下端部8cを
板スプリング6の湾曲部6aの上面ですべらしながら、
二重係止カバー5のヒンジ軸5aの下方へ僅かに潜り込
ませて取り付ける。
【0030】上記ストッパープレート8を差込部3Aと
二重係止カバー5との間に完全に装着したとき、ストッ
パープレート8の係止部8bが差込部3Aの外壁3cに
形成された係止凹部3dに係合するようになる(図3参
照)。該係止凹部3dは差込部3Aに嵌合するコネクタ
4Aとの係止部を兼ねるものである。
【0031】上記構成とすれば、ワイヤハーネスのメー
カーでは、自動車の組み立てメーカーに運搬する前、具
体的には、電気接続箱3に二重係止カバー5を組み込ん
だ時に、板スプリング6で差込部3Aの開方向に付勢さ
れて、下揺動位置Aで隣りの差込部3Bの立壁部3aで
当て止められている二重係止カバー5と差込部3Aとの
間にストッパープレート8を挿入して装着し、係止部8
bを差込部3Aの係止凹部3dに係合させる。
【0032】これにより、運搬中(不使用時)に二重係
止カバー5にワイヤハーネスW/H−1等が当たる衝撃
等があっても、二重係止カバー5が閉方向に上揺動され
るのがストッパープレート8で未然に阻止される。よっ
て、二重係止カバー5が上揺動位置Bで誤ロックされる
ことがなくなり、自動車の組み立てメーカーでロック解
除作業を行う必要が無くなる。
【0033】上記ストッパープレート8は、使用時、つ
まり自動車の組み立てメーカーでのコンベアラインでの
流れ作業におけるコネクタ4Aの嵌合直前に、折り曲げ
部8aを指で引き上げて、係止部8bを係止凹部3dか
ら抜き外しながら、上方へ抜き取ることができる。
【0034】ストッパープレート8を抜き取ると、コネ
クタ4Aを差込部3Aに嵌合させることができる。コネ
クタ4Aを嵌合させた後、二重係止カバー5を板スプリ
ング6の付勢力に抗して差込部3Aの閉方向に上揺動さ
せると、差込部3Aに嵌合されたコネクタ4Aの上部を
係止して抜け止めすると同時に、差込部3Aのロック爪
3bに二重係止カバー5のロック穴5bが係合して、二
重係止カバー5が差込部3Aにロックされる。
【0035】上記ストッパープレート8は、図4(A)
〜(C)に図示した通り、合成樹脂で略四角形状に成形
するだけの簡単な形状であるから、1回で使い捨てでき
る程度にコスト安に製造することができる。また、上記
合成樹脂は、他の製品の成形くずや不良品をリサイクル
するようにすれば、よりコスト安に製造することができ
る。
【0036】上記第1実施形態において、図2に示した
ように、ストッパープレート8の幅W1を二重係止カバ
ー5の幅W3よりも広く形成しているから(W1>W
3)、二重係止カバー5がストッパープレート8の幅方
向にずれても、ストッパープレート8の幅W1の余裕が
有るので、二重係止カバー8の開方向の上揺動を確実に
阻止することができる。
【0037】また、ストッパープレート8の上端部に折
り曲げ部8aを形成しているから、折り曲げ部8aを利
用してストッパープレート8の装着(挿入)及び抜き取
りが楽に行えると共に、ストッパープレート8を抜き取
らないと折り曲げ部8aが邪魔してコネクタ4Aを差込
部3Aに嵌合できないため、ストッパープレート8の抜
き忘れを防止できる。
【0038】さらに、ストッパープレート8の係止部8
bを差込部3Aの係止凹部3dに係合させることによ
り、ストッパープレート8が衝撃等で不用意に抜き取ら
れるのを防止できるようになる。
【0039】上記ストッパープレート8に係止部8bを
形成したものにおいて、電気接続箱3の立壁部3aの高
さを調整して、二重係止カバー5の開位置(下揺動位置
A)を、ストッパープレート8の開方向への変形(図1
の二点鎖線a参照)を当て止めて、係止部8bが係止凹
部3dから抜け外れない角度位置に設定すると、衝撃等
による二重係止カバー5の変形で係止部8bが係止凹部
3dから抜け外れるのを防止できるようになる。
【0040】また、図4(D)に示すように、ストッパ
ープレート8の開口8dの両側に切込み8e,8eをそ
れぞれ形成して、ストッパープレート8の上部の剛性を
小さくしてたわみやすくすると、衝撃等によりストッパ
ープレート8の切込み8e,8eよりも上部が容易にた
わみ変形するので、係止部8bが係止凹部3dから抜け
外れるのを確実に防止できる。
【0041】図5乃至図7は第2実施形態を示し、第1
実施形態との相違点は、第1実施形態においては、スト
ッパープレート8を二重係止カバー5と差込部3Aとの
間で挟持して位置決めしているが、第2実施形態では、
差込部30に位置決め孔30aを設ける一方、ストッパ
ープレート80に上記位置決め孔30aに抜き取り自在
に挿入する係止片80aを設け、差込部30のみでスト
ッパープレート80を位置決め保持している点である。
【0042】即ち、図5(A)(B)および図6に示す
ように、二重係止カバー5を取り付ける側の差込部30
の側壁30bの中央に設けた係止凹部30cの両側に一
対の筒状部30dを上下方向に突出して設け、これら筒
状部30dの中空部を上記位置決め孔30aとしてい
る。なお、これら差込部30の内部に突出させた一対の
筒状部30dは差込部30に嵌合するコネクタ4Aの外
形の窪みと対応させている。
【0043】一方、図5(B)および図7(A)(B)
(C)に示すように、ストッパープレート80には、長
方形状の上部80bの下端縁の中央部より逆凹状の係止
片80aを屈折させて設けている。該係止片80aの両
側部80c、80cは上記位置決め孔30a、30aに
上方から挿入して密嵌させ、中央連結部80dを一対の
筒状部30dの上面に架け渡している。
【0044】また、上記中央連結部80dの中央部の位
置に、上部80bの下端縁より下向きに突出させた後
に、先端を屈折させた係止部80eを設け、該係止部8
0eを差込部30の係止凹部30cに係止させるように
している。
【0045】さらに、上部80bの上端縁に折り曲げ部
80fを設けると共に、上部80bの両側縁より屈折さ
せて操作用の突起80gを設けている。
【0046】さらにまた、第1実施形態と同様に、上部
80bの中央に開口80kを設けると共に、上部80b
の下端縁の両側より下方へ延在させた一対の突片80h
の下端に上記係止片80aと逆向きに湾曲させたガイド
部80iを設けている。
【0047】ストッパープレート80を上記形状として
いることにより、まず、係止片80aを差込部30の位
置決め孔30aに挿入することにより、位置決め保持が
図れる。特に、差込部30のみによりストッパープレー
ト80を確実に位置決め保持できるため、ストッパープ
レート80の取付状態の信頼性を高めることができる。
さらに、操作用の突起80gによりストッパープレート
80の操作が容易となり、かつ、突片80hの下端にガ
イド部80iを設けているため、ストッパープレート8
0の挿入時に差込部30に当たっても、スムーズに挿入
することができる。
【0048】さらに、係止片80aの中央連結部80d
が差込部30の内部にあると、コネクタ4Aの挿入がで
きないため、コネクタ挿入時にストッパープレート80
を確実に取り外すことができる。
【0049】他の構成および作用は第1実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の請求項1の誤ロック防止構造は、コネクタの差込部
と二重係止カバーとの間に装着したストッパープレート
により、不使用時に、二重係止カバーが差込部の閉方向
に揺動するのを未然に阻止することができる。
【0051】上記ストッパープレートは、使用時に抜き
取ることができるから、運搬中に誤ロックされる不具合
が無くなり、自動車の組み立てメーカーでロック解除作
業を行う必要も無くなると共に、ストッパープレート
は、合成樹脂で四角形状に成形するだけの簡単な形状で
よいから、使い捨てできる程度にコスト安であり、上記
合成樹脂は、他の製品の成形くずや不良品をリサイクル
すればよりコスト安になる。
【0052】請求項2および請求項3のように、ストッ
パープレートをコネクタハウジングのみで位置決め保持
すると、ストッパープレートの取付信頼性を高めること
ができる。
【0053】請求項4のように、ストッパープレートの
幅を二重係止カバーの幅よりも広く形成すると、二重係
止カバーの閉方向の揺動をより確実に阻止することがで
きる。
【0054】さらに、請求項5にように、ストッパープ
レートの上端部に、差込部の上方に伸長する折り曲げ部
を形成すると、ストッパープレートの装着及び抜き取り
が楽に行えると共に、折り曲げ部が邪魔してストッパー
プレートを抜き取らないとコネクタを嵌合できないの
で、ストッパープレートの抜き取り忘れを防止すること
ができる。
【0055】請求項6のように、ストッパープレートに
操作用の突起を設けると、ストッパープレートの操作が
容易となる。また、請求項7にように、ストッパープレ
ートに、差込部の係止凹部に係合する係止部を形成する
と、ストッパープレートが衝撃等で不用意に抜き取られ
るのを防止することができる。
【0056】請求項8のように、ストッパープレートの
係止部の上部に、剛性を小さくしてたわみやすくする切
込みを形成すると、衝撃等により上部が容易にたわみ変
形することにより、係止部が係止凹部から抜け外れのを
確実に防止することができる。
【0057】さらに、請求項9のように、二重係止カバ
ーの開位置を、ストッパープレートの開方向への変形を
当て止めて、係止部が係止凹部から抜け外れない位置に
設定すると、衝撃等による変形で係止部が係止凹部から
抜け外れのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の二重係止カバーの誤
ロック防止構造の側面断面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の要部拡大図である。
【図4】 ストッパープレートであり、(A)は正面
図、(B)は側面図、(C)は平面図、(D)は変形例
の正面図である。
【図5】 第2実施形態を示し、(A)は平面図、
(B)は垂直断面図である。
【図6】 第2実施形態のコネクタの要部平面図であ
る。
【図7】 第2実施形態のストッパープレートを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(B)のc
−c線断面図である。
【図8】 従来のカウルパネルのワイヤハーネスとイン
スツルメントパネルのワイヤハーネスの斜視図である。
【図9】 電気接続箱であり、(A)は側面図、(B)
は正面図である。
【図10】 従来の二重係止カバーの誤ロック防止構造
であり、(A)は平面図、(B)は側面断面図(C)は
誤ロック時の側面断面図である。
【符号の説明】
3 電気接続箱 3A 差込部 3d 係止凹部 4A コネクタ 5 二重係止カバー 6 板スプリング 8 ストッパープレート 8a 折り曲げ部 8b 係止部 8c 下端部 8e 開口 8e 切込み

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱のコネクタの差込部の側方位
    置に、差込部の開閉方向へ揺動自在に支持された二重係
    止カバーが設けられ、該二重係止カバーは、不使用時は
    スプリングで差込部の開方向に付勢されると共に、使用
    時はスプリングの付勢力に抗して差込部の閉方向に揺動
    させたとき、差込部に差し込まれたコネクタを係止して
    抜け止めすると同時に、差込部にロックされるようにし
    たものにおいて、 上記差込部と二重係止カバーとの間に抜き取り可能に装
    着されて、二重係止カバーが差込部の閉方向へ揺動する
    のを阻止するストッパープレートが設けられ、該ストッ
    パープレートは、二重係止カバーの使用時には抜き取る
    ようになっていることを特徴とするコネクタの二重係止
    カバーの誤ロック防止構造。
  2. 【請求項2】 上記差込部に位置決め孔を設ける一方、
    上記ストッパープレートに上記位置決め孔に抜き取り自
    在に挿入する係止片を設けている請求項1に記載のコネ
    クタの二重係止カバーの誤ロック防止構造。
  3. 【請求項3】 上記位置決め孔は、差込部の内部側へ突
    出させた一対の筒状部により形成する一方、上記ストッ
    パープレートに設ける係止片は逆凹状で、その両側部を
    筒状部へ挿入すると共に中央連結部を筒状部の上面間に
    位置させ、ストッパープレートの取付時には上記中央連
    結部により差込部へのコネクタの挿入が不可となる構成
    している請求項2に記載のコネクタの二重係止カバーの
    誤ロック防止構造。
  4. 【請求項4】 上記ストッパープレートの幅を二重係止
    カバーの幅よりも広く形成している請求項1乃至請求項
    3のいずれか1項に記載のコネクタの二重係止カバーの
    誤ロック防止構造。
  5. 【請求項5】 上記ストッパープレートの上端部に、差
    込部の上方に伸長する折り曲げ部を形成している請求項
    1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコネクタの二重
    係止カバーの誤ロック防止構造。
  6. 【請求項6】 上記ストッパープレートの上部両側部に
    操作用の突起を設けている請求項1乃至請求項5のいず
    れか1項に記載のコネクタの二重係止カバーの誤ロック
    防止構造。
  7. 【請求項7】 上記ストッパープレートに、差込部の係
    止凹部に係合する係止部を形成し、上記差込部の係止凹
    部でコネクタとの係止も行う構成としている請求項1乃
    至請求項6のいずれかに記載のコネクタの二重係止カバ
    ーの誤ロック防止構造。
  8. 【請求項8】 上記ストッパープレートの係止部の上部
    に、剛性を小さくしてたわみやすくする切込みを形成し
    た請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のコネク
    タの二重係止カバーの誤ロック防止構造。
  9. 【請求項9】 上記二重係止カバーの開き角度位置を、
    ストッパープレートの開方向への変形を当て止めて、係
    止部が係止凹部から抜け外れない位置に設定した請求項
    1に記載のコネクタの二重係止カバーの誤ロック防止構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159328A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2008300333A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Furukawa Electric Co Ltd:The レバーコネクタ
JP2011134680A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Yazaki Corp コネクタの半嵌合検知機構
JP2012005239A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱

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