JPH09213159A - スイッチ用照明ノブ及びその製法 - Google Patents
スイッチ用照明ノブ及びその製法Info
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- JPH09213159A JPH09213159A JP8016147A JP1614796A JPH09213159A JP H09213159 A JPH09213159 A JP H09213159A JP 8016147 A JP8016147 A JP 8016147A JP 1614796 A JP1614796 A JP 1614796A JP H09213159 A JPH09213159 A JP H09213159A
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- H01H2009/187—Distinguishing marks on switches, e.g. for indicating switch location in the dark; Adaptation of switches to receive distinguishing marks having symbols engraved or printed by laser
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- H01H2219/054—Optical elements
- H01H2219/058—Optical grid, collimator or microlouver
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- Push-Button Switches (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 照明ノブを小さくする。
【解決手段】 照明ノブの本体部を透明樹脂のベース5
0で形成し、その周囲にアンダーコート層51とトップ
コート層52を塗布し、さらにその後、底部53上のト
ップコート層52を部分的にレーザーエッチング又は剥
離させ、表示模様の形状に中抜き部を形成してマーク部
54として、ここからノブ内部に設けた光源の光を透過
させることにより透過光表示する。
0で形成し、その周囲にアンダーコート層51とトップ
コート層52を塗布し、さらにその後、底部53上のト
ップコート層52を部分的にレーザーエッチング又は剥
離させ、表示模様の形状に中抜き部を形成してマーク部
54として、ここからノブ内部に設けた光源の光を透過
させることにより透過光表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用電装品
の各種スイッチを操作するために好適な照明ノブに関す
る。
の各種スイッチを操作するために好適な照明ノブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような照明ノブの一構造例を図示の
例に基づいて説明する。図7は模式的に示した照明ノブ
の部分断面であり、有底筒状をなし、着色顔料の混入等
により光を透過させない(以下、非透過性という)樹脂
で形成された本体部であるベース1の底部2に窓穴3を
設け、かつこの窓穴3を含む底部2に内方へ凹めた収容
凹部4を形成してある。
例に基づいて説明する。図7は模式的に示した照明ノブ
の部分断面であり、有底筒状をなし、着色顔料の混入等
により光を透過させない(以下、非透過性という)樹脂
で形成された本体部であるベース1の底部2に窓穴3を
設け、かつこの窓穴3を含む底部2に内方へ凹めた収容
凹部4を形成してある。
【0003】収容凹部4には、レンズ5、透明着色プレ
ート6及びルーバー体7を嵌合し、ベース1内部のバル
ブ8からの光をルーバー体7から透過させるようになっ
ている。符号9は嵌合部の公差によって不可避的に生じ
るルーバー体7周囲の間隙である。
ート6及びルーバー体7を嵌合し、ベース1内部のバル
ブ8からの光をルーバー体7から透過させるようになっ
ている。符号9は嵌合部の公差によって不可避的に生じ
るルーバー体7周囲の間隙である。
【0004】図8はルーバー体7の一構成例を示す図で
あり、非透過性のゴム製ルーバー10の上面に透明板1
1を重ね、この透明板11の表面には非透過性塗料で黒
色印刷したマーク層12を形成してあり、このマーク層
12には表示模様を白抜きにしてある。また、透明板1
1の裏面には非拡散塗料層13を形成してある。
あり、非透過性のゴム製ルーバー10の上面に透明板1
1を重ね、この透明板11の表面には非透過性塗料で黒
色印刷したマーク層12を形成してあり、このマーク層
12には表示模様を白抜きにしてある。また、透明板1
1の裏面には非拡散塗料層13を形成してある。
【0005】ルーバー10の反対面には、別の透明板1
4を重ねてある。バルブ8の光はルーバー10を通過し
て、分散が少ない状態で透過し、マーク層12の白中抜
き部を通り抜けることにより、透過光表示をおこなう。
4を重ねてある。バルブ8の光はルーバー10を通過し
て、分散が少ない状態で透過し、マーク層12の白中抜
き部を通り抜けることにより、透過光表示をおこなう。
【0006】このとき、ルーバー体7を光が通過するこ
とにより、透過光の分散が少なくなるため、夜間走行時
でも、マーク層12を透過した後の光が必要以上に分散
して自動車の窓に映るというような不具合が少なくな
る。
とにより、透過光の分散が少なくなるため、夜間走行時
でも、マーク層12を透過した後の光が必要以上に分散
して自動車の窓に映るというような不具合が少なくな
る。
【0007】また、非拡散塗料層13は照明光を分散せ
ずに透過させるとともに、昼間のように照明しない場合
は、外部からの入射光がマーク層12の白中抜き部を通
って非拡散塗料層13で反射されることにより、マーク
層12の表示マークを明示するようになっている。
ずに透過させるとともに、昼間のように照明しない場合
は、外部からの入射光がマーク層12の白中抜き部を通
って非拡散塗料層13で反射されることにより、マーク
層12の表示マークを明示するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、スイッチの
操作用ノブは小型化が求められており、特に、自動車用
電装品の場合には車両自体の小型・軽量化の要請により
顕著である。
操作用ノブは小型化が求められており、特に、自動車用
電装品の場合には車両自体の小型・軽量化の要請により
顕著である。
【0009】ところで、照明ノブにあっては、前記従来
例のようにルーバー体7を嵌合取付するため、底部2に
収容凹部4を形成しなければならず、それだけ取付部に
必要な面積が大きくなり、仮に、そのままノブの取付部
を小さくすれば透過光表示部の表示模様を小さくしなけ
ればならず、その結果、極めて見ずらいものになってし
まう。したがって、ノブ1を小さくするには自ずから限
度があった。
例のようにルーバー体7を嵌合取付するため、底部2に
収容凹部4を形成しなければならず、それだけ取付部に
必要な面積が大きくなり、仮に、そのままノブの取付部
を小さくすれば透過光表示部の表示模様を小さくしなけ
ればならず、その結果、極めて見ずらいものになってし
まう。したがって、ノブ1を小さくするには自ずから限
度があった。
【0010】また、ルーバー体7の取付時に、その表面
が底部2の収容凹部4周囲表面に対して凹凸になって、
体裁や触感を損ない易く、また、ルーバー体7の周囲に
形成される間隙9に埃が溜まると外観が損なわれる。
が底部2の収容凹部4周囲表面に対して凹凸になって、
体裁や触感を損ない易く、また、ルーバー体7の周囲に
形成される間隙9に埃が溜まると外観が損なわれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明に係るスイッチ用照明ノブは、スイッチを
開閉するための有底筒状をなすノブであって、内部に設
けた光源により底部に形成した表示模様を透過光表示す
るスイッチ用照明ノブにおいて、本体部としての透明材
料からなるベースと、このベースの上に塗布された光を
透過させないトップコートを備え、底部上のトップコー
ト層に表示模様と対応する形状に中抜き部を設け、この
中抜き部より光を透過させるようにしたことを特徴とす
る。
め、本願発明に係るスイッチ用照明ノブは、スイッチを
開閉するための有底筒状をなすノブであって、内部に設
けた光源により底部に形成した表示模様を透過光表示す
るスイッチ用照明ノブにおいて、本体部としての透明材
料からなるベースと、このベースの上に塗布された光を
透過させないトップコートを備え、底部上のトップコー
ト層に表示模様と対応する形状に中抜き部を設け、この
中抜き部より光を透過させるようにしたことを特徴とす
る。
【0012】また、表示部を形成するベースの底部を曲
面としたり、底部の内側に光の拡散を防止するためのル
ーバーを設けることもできる。さらに、トップコートの
下側となるベース上に非拡散塗料からなるアンダーコー
トを塗布することもできる。
面としたり、底部の内側に光の拡散を防止するためのル
ーバーを設けることもできる。さらに、トップコートの
下側となるベース上に非拡散塗料からなるアンダーコー
トを塗布することもできる。
【0013】さらに、本願発明に係るスイッチ用照明ノ
ブの製法は、本体部としてのベースを透明材料で形成
し、このベースの上に非拡散塗料からなるアンダーコー
トを塗布し、その上に光を透過させないトップコートを
塗布し、その後、底部上のトップコート層の一部に表示
模様と対応する形状の中抜き部をレーザーエッチング又
は剥離法により形成することを特徴とする。
ブの製法は、本体部としてのベースを透明材料で形成
し、このベースの上に非拡散塗料からなるアンダーコー
トを塗布し、その上に光を透過させないトップコートを
塗布し、その後、底部上のトップコート層の一部に表示
模様と対応する形状の中抜き部をレーザーエッチング又
は剥離法により形成することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて自動車用電
装品スイッチのために構成された照明ノブを説明する。
図3はスイッチの全断面であり、図4は図3の4−4線
に沿う部分断面で、図5は図3のX矢示方向からノブの
透過光表示部を示す図である。
装品スイッチのために構成された照明ノブを説明する。
図3はスイッチの全断面であり、図4は図3の4−4線
に沿う部分断面で、図5は図3のX矢示方向からノブの
透過光表示部を示す図である。
【0015】これらの図に示すように、スイッチは、ス
イッチケース30を備え、その前部31からノブ32が
突出している
イッチケース30を備え、その前部31からノブ32が
突出している
【0016】ノブ32はスイッチケース30内に収容さ
れたホルダ33の先端部に嵌挿され、ホルダ33の他端
は、爪部34でアクチュエーターロッド35の一端部へ
係合している。
れたホルダ33の先端部に嵌挿され、ホルダ33の他端
は、爪部34でアクチュエーターロッド35の一端部へ
係合している。
【0017】アクチュエーターロッド35はマイクロス
イッチ36を操作するため進退し、リターンスプリング
37がホルダ33とマイクロスイッチ36の間に介装さ
れている。
イッチ36を操作するため進退し、リターンスプリング
37がホルダ33とマイクロスイッチ36の間に介装さ
れている。
【0018】図4に明らかなように、マイクロスイッチ
36は回路基板38の一端に取付けられ、回路基板38
の他端側には、バルブ39がホルダ33内の空間40内
へ突出している。
36は回路基板38の一端に取付けられ、回路基板38
の他端側には、バルブ39がホルダ33内の空間40内
へ突出している。
【0019】ノブ32が取付けられるホルダ33の一端
側には、導光体41が嵌合され、さらに導光体41とノ
ブ32の間にルーバー体42が介装される。
側には、導光体41が嵌合され、さらに導光体41とノ
ブ32の間にルーバー体42が介装される。
【0020】マイクロスイッチ36は電源コネクタ43
(図3)へ接続し、ノブ32を押すことにより、ホルダ
33と共にアクチュエーターロッド35が押し込まれる
毎に開閉される。
(図3)へ接続し、ノブ32を押すことにより、ホルダ
33と共にアクチュエーターロッド35が押し込まれる
毎に開閉される。
【0021】図示省略のライテイングスイッチの開閉に
より回路基板38を介してバルブ39が点灯又は消灯さ
れ、その点灯時には、バルブ39の光が導光体41、ル
ーバー体42を通過して、図5に示すように、後述する
ノブ32のマーク部から透過することにより所定の模様
を透過光表示する。
より回路基板38を介してバルブ39が点灯又は消灯さ
れ、その点灯時には、バルブ39の光が導光体41、ル
ーバー体42を通過して、図5に示すように、後述する
ノブ32のマーク部から透過することにより所定の模様
を透過光表示する。
【0022】図3中の符号44は取付部であり、スクリ
ュー45で車体側部材46のボス47へ取付けられる。
ュー45で車体側部材46のボス47へ取付けられる。
【0023】図1はノブ32部分を拡大した図であり、
ノブ32は本体部をなすベース50と、その表面に形成
されたアンダーコート層51及びトップコート層52か
らなる。
ノブ32は本体部をなすベース50と、その表面に形成
されたアンダーコート層51及びトップコート層52か
らなる。
【0024】ベース50は有底筒状をなし、ポリカーボ
ネートやアクリルなどの透明度の高い透明樹脂で形成さ
れ、底部53は3次元曲面をなし、その表面にはトップ
コート層52を部分的に除去する等によって非形成とし
た中抜き部であるマーク部54が形成されている。
ネートやアクリルなどの透明度の高い透明樹脂で形成さ
れ、底部53は3次元曲面をなし、その表面にはトップ
コート層52を部分的に除去する等によって非形成とし
た中抜き部であるマーク部54が形成されている。
【0025】アンダーコート層51は非拡散塗料を全体
に塗布したものであり、非拡散塗料は微細なアルミ粒子
等を混入し、光を分散させないように透過させる性質を
有する公知のものである。
に塗布したものであり、非拡散塗料は微細なアルミ粒子
等を混入し、光を分散させないように透過させる性質を
有する公知のものである。
【0026】トップコート層52は黒色等の非透過性塗
料からなり、マーク部54を除き、アンダーコート層5
1の表面全体に形成されている。
料からなり、マーク部54を除き、アンダーコート層5
1の表面全体に形成されている。
【0027】マーク部54は文字や模様等、必要な表示
模様を形成するように、底部53上のトップコート層5
2を除去して中抜き部を形成したものであり、この中抜
き部の形状が図5に示す所定の表示模様を形成してい
る。
模様を形成するように、底部53上のトップコート層5
2を除去して中抜き部を形成したものであり、この中抜
き部の形状が図5に示す所定の表示模様を形成してい
る。
【0028】図2はルーバー体42の拡大断面であり、
非透過性の黒色ゴムで形成されたルーバー55の両面
に、ポリカーボネート等の透明樹脂からなる透明プレー
ト56、57を重ねて構成される。
非透過性の黒色ゴムで形成されたルーバー55の両面
に、ポリカーボネート等の透明樹脂からなる透明プレー
ト56、57を重ねて構成される。
【0029】ルーバー55は光を通す方向へ延びる複数
の隔壁55aを間隔をもって平行に配設し、この隔壁5
5a間に光の通路を形成し、かつこの通路の両端を開放
することにより、通路と同じ方向へのみ光を分散させな
いように通過させる公知のものである。
の隔壁55aを間隔をもって平行に配設し、この隔壁5
5a間に光の通路を形成し、かつこの通路の両端を開放
することにより、通路と同じ方向へのみ光を分散させな
いように通過させる公知のものである。
【0030】再び、図1に明らかなように、ノブ32は
ホルダ33の首部58の周囲へ嵌装される。首部58は
先端から長さ方向に切り込み溝59が形成され、この切
り込み溝59内に導光体41の側面に一体形成された側
方凸部60が嵌合することにより、導光体41がホルダ
33へ支持されている。
ホルダ33の首部58の周囲へ嵌装される。首部58は
先端から長さ方向に切り込み溝59が形成され、この切
り込み溝59内に導光体41の側面に一体形成された側
方凸部60が嵌合することにより、導光体41がホルダ
33へ支持されている。
【0031】切り込み溝59以外の首部58の先端部で
ある延出端61は導光体41の上端まで延び、この延出
端61と底部53の内側へ一体に形成されたリブ62と
の間でルーバー体42が狭持されている。
ある延出端61は導光体41の上端まで延び、この延出
端61と底部53の内側へ一体に形成されたリブ62と
の間でルーバー体42が狭持されている。
【0032】図6は、ノブ32の形成方法を示す図であ
り、まず、Aで示すようにベース50を透明樹脂で成形
する。
り、まず、Aで示すようにベース50を透明樹脂で成形
する。
【0033】続いて、Bに示すようにベース50の周囲
全体にアンダーコート層51を塗布し、さらにその上全
体へCで示すようにトップコート層52を塗布する。
全体にアンダーコート層51を塗布し、さらにその上全
体へCで示すようにトップコート層52を塗布する。
【0034】次にDに示すように、レーザーエッチング
により底部53上のトップコート層52を部分的に除去
して中抜き状にマーク部54を形成する。
により底部53上のトップコート層52を部分的に除去
して中抜き状にマーク部54を形成する。
【0035】レーザーエッチングはレーザー光線を用い
て塗装面等を部分的に除去する公知の技術である。但
し、このレーザーエッチングに代えて、粘着剤等で塗装
面を所定模様に剥離させる剥離法を用いることもでき
る。
て塗装面等を部分的に除去する公知の技術である。但
し、このレーザーエッチングに代えて、粘着剤等で塗装
面を所定模様に剥離させる剥離法を用いることもでき
る。
【0036】この場合には、アンダーコート層51の剥
離部分に相当する位置に、予め剥離剤等の剥離を容易に
する物質を塗布しておけば、この部分にトップコート層
52が付着しにくくなるので、粘着剤を塗布した剥離テ
ープ等により容易に剥離して中抜き状のマーク部54を
形成することが可能になる。しかも、このようにすれ
ば、比較的狭い部分に精細なマーク部54が形成可能で
ある。
離部分に相当する位置に、予め剥離剤等の剥離を容易に
する物質を塗布しておけば、この部分にトップコート層
52が付着しにくくなるので、粘着剤を塗布した剥離テ
ープ等により容易に剥離して中抜き状のマーク部54を
形成することが可能になる。しかも、このようにすれ
ば、比較的狭い部分に精細なマーク部54が形成可能で
ある。
【0037】次に、本実施形態の作用を説明する。図1
において、バルブ39の光は導光体41を通り、光を拡
散させて全体を明るくし、その後ルーバー体42で分散
を制限されて底部53へ至り、マーク部54を透過光表
示する。図中のB矢示範囲は透過光の分散範囲を示し、
窓映りの生じないような範囲となるように調整されてい
る。
において、バルブ39の光は導光体41を通り、光を拡
散させて全体を明るくし、その後ルーバー体42で分散
を制限されて底部53へ至り、マーク部54を透過光表
示する。図中のB矢示範囲は透過光の分散範囲を示し、
窓映りの生じないような範囲となるように調整されてい
る。
【0038】このとき、アンダーコート層51はルーバ
ー体42を通った光の分散を抑制するのに役立つ。ま
た、昼間など、バルブ39を消灯したとき、ノブ32内
が暗くなるため、マーク部54の外側から入射する外光
は、アンダーコート層51で反射されてマーク部54を
表示するので、昼間時等にマーク部54を見易くするこ
とにも役立つ。
ー体42を通った光の分散を抑制するのに役立つ。ま
た、昼間など、バルブ39を消灯したとき、ノブ32内
が暗くなるため、マーク部54の外側から入射する外光
は、アンダーコート層51で反射されてマーク部54を
表示するので、昼間時等にマーク部54を見易くするこ
とにも役立つ。
【0039】しかも、マーク部54はトップコート層5
2を部分的に除去することにより形成されるので、底部
53の面積を従来と比べて極めて小さくでき、マーク部
54の大きさを従来同程度に維持したままでノブ32の
小型化を可能にする。
2を部分的に除去することにより形成されるので、底部
53の面積を従来と比べて極めて小さくでき、マーク部
54の大きさを従来同程度に維持したままでノブ32の
小型化を可能にする。
【0040】また、マーク部54は、せいぜい数十ミク
ロンオーダーの比較的薄いトップコート層52の膜圧相
当分だけ凹むだけであるから、周囲の底部53の表面と
ほぼ面一にできるため、体裁及び触感が良好になり、周
囲に埃も付きにくくなる。
ロンオーダーの比較的薄いトップコート層52の膜圧相
当分だけ凹むだけであるから、周囲の底部53の表面と
ほぼ面一にできるため、体裁及び触感が良好になり、周
囲に埃も付きにくくなる。
【0041】しかも、マーク部54はベース50の上へ
アンダーコート層51とトップコート層52の計2層を
重ね塗りし、その後レーザーエッチング等で加工するこ
とにより得られるので、底部53が曲面であっても容易
に形成でき、マーク部54のデザインにおける自由度が
大きくなる。
アンダーコート層51とトップコート層52の計2層を
重ね塗りし、その後レーザーエッチング等で加工するこ
とにより得られるので、底部53が曲面であっても容易
に形成でき、マーク部54のデザインにおける自由度が
大きくなる。
【0042】このとき、レーザーエッチングは、このよ
うな狭い3次元曲面上における微細な加工を自在にでき
るため特に好適である。
うな狭い3次元曲面上における微細な加工を自在にでき
るため特に好適である。
【0043】さらに、従来のようにマークを印刷したプ
レートを作る等の手間が不要であり、製造が容易でかつ
部品点数を削減できる。
レートを作る等の手間が不要であり、製造が容易でかつ
部品点数を削減できる。
【0044】また、ルーバー体42はルーバー55、透
明プレート56及び57からなり、従来と比べて極めて
簡単な構造にできる。
明プレート56及び57からなり、従来と比べて極めて
簡単な構造にできる。
【0045】なお、本願発明は前記の実施形態に限定さ
れず種々に変形でき、例えば、レーザーエッチング等の
後加工によるマーク部54の形成に代えて、トップコー
ト層52をマーク部54が中抜き部となるようにマスク
塗装又は直接白抜き印刷で形成することもできる。
れず種々に変形でき、例えば、レーザーエッチング等の
後加工によるマーク部54の形成に代えて、トップコー
ト層52をマーク部54が中抜き部となるようにマスク
塗装又は直接白抜き印刷で形成することもできる。
【0046】さらに、アンダーコート層51を省略し、
その代わりに、非拡散塗料をルーバー体42の透明プレ
ート56へ塗布するか、予め非拡散塗料を塗布した別の
透明プレートをルーバー体42上へ重ねてもよい。
その代わりに、非拡散塗料をルーバー体42の透明プレ
ート56へ塗布するか、予め非拡散塗料を塗布した別の
透明プレートをルーバー体42上へ重ねてもよい。
【0047】
【発明の効果】本願発明は、照明ノブの本体部を有底筒
状の透明ベースとし、その表面にトップコートを形成
し、かつ底部上のトップコートを部分的に抜くことによ
り、透過光表示用の表示模様を形成した。
状の透明ベースとし、その表面にトップコートを形成
し、かつ底部上のトップコートを部分的に抜くことによ
り、透過光表示用の表示模様を形成した。
【0048】ゆえに、照明ノブの底部にルーバー体を嵌
合するための収容部を特別に形成する必要がないので、
表示模様を所定の大きさに維持したまま照明ノブを従来
と比べて極めて小型化できる。そのうえ、部品点数を削
減し、製造を容易にできる。
合するための収容部を特別に形成する必要がないので、
表示模様を所定の大きさに維持したまま照明ノブを従来
と比べて極めて小型化できる。そのうえ、部品点数を削
減し、製造を容易にできる。
【0049】しかも、中抜き部をトップコートに形成し
たので、凹凸が少なくほぼ面一になるため、体裁並びに
触感が良好になり、かつ埃もたまりにくくなる。
たので、凹凸が少なくほぼ面一になるため、体裁並びに
触感が良好になり、かつ埃もたまりにくくなる。
【0050】また、非拡散塗料のアンダーコートを形成
すれば、特別に非拡散塗料層を形成したプレートを用い
なくても済むので、さらに部品点数を削減できる。
すれば、特別に非拡散塗料層を形成したプレートを用い
なくても済むので、さらに部品点数を削減できる。
【0051】そのうえ、トップコートを塗布して形成
し、このトップコートのうちベース底部上に形成された
部分の一部に中抜き部を形成するので、ベースの底部を
曲面にしても表示模様を容易に形成できる。
し、このトップコートのうちベース底部上に形成された
部分の一部に中抜き部を形成するので、ベースの底部を
曲面にしても表示模様を容易に形成できる。
【0052】そのうえさらに、底部53の内側にルーバ
ーを設ければ、透過光の分散を少なくできるので、自動
車用電装品に用いても窓映りの少ないものが得られる。
ーを設ければ、透過光の分散を少なくできるので、自動
車用電装品に用いても窓映りの少ないものが得られる。
【0053】さらにまた、本願発明に係る照明ノブの製
法は、トップコートを塗布し、このトップコートの底部
上に形成された一部に、中抜き部をレーザーエッチング
又は剥離法で形成するので、ノブの底部が狭くかつ複雑
な3次元曲面であっても、後加工で表示模様を容易に形
成できる。
法は、トップコートを塗布し、このトップコートの底部
上に形成された一部に、中抜き部をレーザーエッチング
又は剥離法で形成するので、ノブの底部が狭くかつ複雑
な3次元曲面であっても、後加工で表示模様を容易に形
成できる。
【図1】実施形態に係る照明ノブ部分の拡大断面図
【図2】そのルーバー体の拡大断面図
【図3】この照明ノブを用いたスイッチの全断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3のX矢示図
【図6】照明ノブの製造工程を示す図
【図7】従来例の模式的な断面図
【図8】そのルーバー体の分解図
32:ノブ、39:バルブ、42:ルーバー体、50:
ベース、51:アンダーコート層、52:トップコート
層、54:マーク部
ベース、51:アンダーコート層、52:トップコート
層、54:マーク部
Claims (5)
- 【請求項1】スイッチを開閉するための有底筒状をなす
ノブであって、内部に設けた光源により底部に形成した
表示模様を透過光表示するスイッチ用照明ノブにおい
て、本体部としての透明材料からなるベースと、このベ
ースの上に塗布された光を透過させないトップコートを
備え、底部上のトップコート層に表示模様と対応する中
抜き部を設け、この中抜き部より光を透過させるように
したことを特徴とするスイッチ用照明ノブ。 - 【請求項2】トップコートの下側となるベース上に非拡
散塗料からなるアンダーコートを塗布したことを特徴と
する請求項1記載のスイッチ用照明ノブ。 - 【請求項3】ベースの底部を曲面にしたことを特徴とす
る請求項1記載のスイッチ用照明ノブ。 - 【請求項4】ベースの底部内側に光の拡散を防止するた
めのルーバーを設けたことを特徴とする請求項1記載の
スイッチ用照明ノブ。 - 【請求項5】スイッチを開閉するための有底筒状をなす
ノブであって、内部に設けた光源により底部に形成した
表示模様を透過光表示するスイッチ用照明ノブの製法に
おいて、本体部としての透明材料からなるベースを形成
し、このベースの上に非拡散塗料からなるアンダーコー
トを塗布し、その上に光を透過させないトップコートを
塗布し、その後、底部上のトップコート層の一部に表示
模様と対応する形状の中抜き部をレーザーエッチング又
は剥離法により形成することを特徴とするスイッチ用照
明ノブの製法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016147A JPH09213159A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | スイッチ用照明ノブ及びその製法 |
US08/792,132 US5899558A (en) | 1996-01-31 | 1997-01-31 | Illuminating knob for switch and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016147A JPH09213159A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | スイッチ用照明ノブ及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09213159A true JPH09213159A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11908400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8016147A Pending JPH09213159A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | スイッチ用照明ノブ及びその製法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5899558A (ja) |
JP (1) | JPH09213159A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013047095A (ja) * | 2004-03-29 | 2013-03-07 | Albis Plastic Gmbh | 照明情報ユニット |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8627586B2 (en) * | 2008-11-26 | 2014-01-14 | Johnson Controls Technology Corporation | Illuminated trim panels |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723854Y2 (ja) * | 1987-04-30 | 1995-05-31 | 沖電気工業株式会社 | キーボードの照明素子用ホルダ |
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US5171080A (en) * | 1991-05-28 | 1992-12-15 | Allied-Signal Inc. | Method of reducing light leakage from internally illuminated panels |
JP2628819B2 (ja) * | 1992-04-01 | 1997-07-09 | 河西工業株式会社 | ドアトリム用ユニットパネル |
US5432684A (en) * | 1994-01-11 | 1995-07-11 | Delco Electronics Corp. | Process for manufacturing painted backlit displays having uniform backlighting intensity |
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DE4421942C2 (de) * | 1994-06-23 | 1996-07-11 | Porsche Ag | Beleuchtbares Feld |
US5521342A (en) * | 1994-12-27 | 1996-05-28 | General Motors Corporation | Switch having combined light pipe and printed circuit board |
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JP3233554B2 (ja) * | 1995-06-21 | 2001-11-26 | アルプス電気株式会社 | 照光式つまみ |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP8016147A patent/JPH09213159A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-31 US US08/792,132 patent/US5899558A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013047095A (ja) * | 2004-03-29 | 2013-03-07 | Albis Plastic Gmbh | 照明情報ユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5899558A (en) | 1999-05-04 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050406 |
|
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