JP2000156130A - 照光スイッチ装置 - Google Patents

照光スイッチ装置

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JP2000156130A
JP2000156130A JP10342336A JP34233698A JP2000156130A JP 2000156130 A JP2000156130 A JP 2000156130A JP 10342336 A JP10342336 A JP 10342336A JP 34233698 A JP34233698 A JP 34233698A JP 2000156130 A JP2000156130 A JP 2000156130A
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light
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pressing
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Akira Okada
章 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光投影効果のよい厚み5mm以下の薄型で小型
なクリックアクションを有する照光スイッチ装置を得る
こと、また、他のメンブレンスイッチと共存でき、所望
する所に配置できる照光スッチ装置を得る。 【構成】スイッチを構成するための電極部の一方をクリ
ックアクションを持つ板バネで構成する。少なくとも1
個以上のLEDを前記板バネの側面或いは近接して配置
すると共に、このLEDを板バネや他の一方の接点を構
成する電極とを同一基板面に設置する。一体できた光透
過形ブロック状枠体の側面のLED挿入用穿孔の側面あ
るいは近接して前記LEDを配置する。また、ブロック
状枠体の押圧面に対して、裏面に相当する部分に上記プ
リント基板を粘着あるいは勘合固着するなどして取り付
けたこと、さらに、メンブレンや補助ブロックに光緩衝
層を用いて押圧面に均一な照光状態を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】各種電気機器には、人間が装
置に信号入力するためのスイッチと呼ばれる種々な形態
をもつ一連の機構部品が多用されるに伴って小形化が進
められている。これら部品の利用態様には、電力を開閉
するなどの大形ものから、ただ単に装置に信号を入力す
るものなどと種々なものが用いられている。また、これ
ら一連のスイッチには暗がりで操作出来るように、発光
ダイオ−ドなどの小形発光素子が組み込まれている、謂
ゆる、照光形スイッチと呼ばれる照明機能を持ったスイ
ッチもある。一方、電子機器などでは、発光ダイオ−
ド、ランプなどの発光手段をスイッチ中に組み込み、こ
の発光手段を点灯するすることで装置の動作状態を知ら
せるものが多用されつつある。しかしながら最近の趨勢
として、表示装置などが小形薄形化し、メンブレンスイ
ッチと呼ばれるスイッチが多用されるにつれ、良好なク
リックアクションを持ちかつ照光手段を組み込んだスイ
ッチ装置の薄形化が切望されてきた。特に液晶表示板を
用いているデイスプレイ装置では小型化が進むに伴って
スイッチの薄形化と共にクリックアクションの付与が重
要な課題となっている。本発明は、以上のような背景か
ら、メンブレンスイッチ、薄形タッチパネル装置や、デ
イスプレイ装置やその類似装置に共存できる厚みが5m
m以下の薄形なクリックアクションを持ち、かつ、種々
な色彩で押圧面が発光する照光スイッチス装置を提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3(イ)は第1の従来例としてメンブ
レンスイッチと照光式スイッチを共存したときの構成例
を示したものである。図3(イ)に示すように、現在多
用されているメンブレンスイッチ装置31や、図示して
ないタッチパネル装置やその類似装置に、もし、従来形
のクリックアクションを持つ照光スイッチ32を共用す
る必要が生じたときには、タッチパネル面34を常に平
坦に構成しなければならないことから、プリント基板5
に穴を開けるなどして高さが違う照光スイッチ装置32
を図示したように取り付けていた。そのため、メンブレ
ンスイッチ装置や、タッチパネル装置の背面がでっぱ
り、装置の小形化を阻害していた。このように別個の構
造を持つ照光スイッチ32を組み込んだタッチパネル装
置やメンブレンスイッチ装置では、構造も複雑で加工度
も高く、コスト高になったり、照光スイッチを取り付け
るための位置が制約されるため、デイスプレ−装置の機
能に適合するようなエレメントの配置が困難となるなど
の問題点があるとともに薄形化に支障を来している。さ
らに、面実装発光ダイオ−ドをスイッチ中に単純に組み
込み発光させると、面実装発光ダイオ−ドが点発光に近
い特性をもつので、オ−バレイ層上に映し出された光投
映像は、はなはだ見ずらいものとなる。図3(ロ)は、
現在多用されているクリックアクションを付与した汎用
スイッチの破断面図を図示したものである。従来から多
用されているクリックアクションを持ったこの種スイッ
チは、枠体39中に組み込まれたお椀状板バネ38に移
動杆37を介して押圧力を加えるが、この移動杆の寸法
を或程度大きくしないとクリック感がが損なわれるなど
の問題点があり、7mm以下の薄形化は、とうてい望め
なっかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明ではクリックア
クションを持つスイッチを押圧することによって、押圧
面に良好に光投影像を作り出す照光スイッチを薄形化、
小形化する。また、メンブレンスイッチと共存させなが
ら所望する所に配置できる超薄形な照光スイッチ装置を
得るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】スイッチを構成するため
のクリックアクションを付与する電極を構成すると共
に、少なくとも1個以上の発光ダイオ−ドを同一面上に
実装したプリント基板を構成する。前記スイッチ部と発
光ダイオ−ドを配置するための穿孔部を有する一体でき
た光透過性ブロック状枠体の穿孔中に第一の接点となる
前記スイッチの板バネを挿入する。また、ブロック状枠
体の押圧面に対して、裏面に相当する部分に第二の接点
部を構成する層を粘着あるいは勘合固着するなどして取
り付ける。また、押圧面には光拡散機能、或いは光散乱
機能をを有するオ−バレイを粘着や接着あるいは周知な
方法で固着する。以上のように構成したスイッチ部をあ
らかじめ発光ダイオ−ドが取り付けられているプリント
基板上にネジ止め、粘着、接着などの周知な方法を用い
て取り付ける。而して、発光ダイオ−ドの光は、スイッ
チ部の側面から導入され、当該光線が枠体や板バネなど
で屈折したり散乱させたり乱反射をおこすことによって
押圧面に発光ダイオ−ドの光束を導きスイッチの押圧状
態を表示させる。
【0005】同一面上にスイッチを構成する電極や少な
くとも1個以上の発光ダイオ−ドを取り付けたプリント
基板と、スイッチ部や発光ダイオ−ドを挿入するための
穿孔部を有する一体できた光透過性ブロック状枠体と、
押圧力や光束を伝達するための光散乱を有する補助ブロ
ックとからで構成する。そして、前記プリント基板を、
一体構造のブロック状枠体の押圧面に対して、裏面に相
当する部分に粘着あるいは固着する。スイッチ部を構成
するための穿孔には、一方の電極を構成する板バネと補
助ブロックを重ねて挿入する。さらに、押圧面にはオ−
バレイを粘着或いは固着することでスイッチを構成し
て、かつ、スイッチの押圧状態をスイッチ部の側面に取
り付けた発光ダイオ−ドの種々な発光色に従って点灯さ
せる。この光を押圧面に導きスイッチの押圧状態を表示
する。
【0006】光透過性のプラッスチックで作った枠体に
スイッチ部を挿入するための穿孔を施し、この穿孔に隣
接して作られた少なくても1個以上の穿孔中に側面発光
形面実装発光ダイオ−ドを挿入こともある。
【0007】さらに、人間がタッチするパネル面に目視
情報を印刷すると共に、発光ダイオ−ドに対しては光緩
和機能を有するオ−バレイ層とで構成することもある。
【0008】ブロック状枠体にはアクリル系やポリカ−
ボ系やナイロン系、塩化ビニ−ル系ポリエステル系など
の透明や半透明な一連の光透過性プラスイッチクス材を
用い、一体構造のブロック状枠体とする。また、スイッ
チ部分を穿孔するに際に得られた切り落とし材を、スイ
ッチ機能の押圧伝達補助ブロックとして再利用すること
によって、押圧に対してスム−スに接点が可動できるよ
うに構成することで良好なクリックアクションを得ると
共に、パネル面に発光ダイオ−ドが発する光束を導くよ
うに構成することもある。
【0009】また、照光部分を除いた一体構造の光透過
性ブロック状枠体の面とオ−バレイの間に光遮断層を設
けることもある。オ−バレイを押圧方向の逆方向に僅か
湾曲成形謂ゆるエンボスを施し、クリックアクションを
調整することもある。さらに、述上の単一照光スイッチ
は無論のことメンブレンスイッチやタッチパネルスイッ
チに一体で組み込みが可能としたり、多連、かつ多色な
照光スイッチを構成することもある。
【0010】
【実施の形態】
【0011】
【実施例1】以下発明の実施の形態を実施例にもとづき
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明による照
光スイッチの第1の実施例を図示したもので,(イ)は
表面図。(ロ)は(イ)の図中のA−A’からみた側断
面図であるが、同一構成要素については同一番号を付番
する。図中1は、一体構造の光透過性のブロック状枠体
であって、当該ブロックには4の板バネ等が配置できる
穿孔2が構成されている。また、図中5は、発光ダイオ
−ドやインタ−フェイス部品を取り付けるプリント基板
であり、当該基板面には、省略して図示していない電気
的導体や端子群がそれぞれ独立した態様で構成されてい
る。3は赤、青、緑、黄色、白などから用途に合わせ適
宜選定された任意な色彩のリ−ド形、面実装形などの発
光ダイオ−ドで、発光ダイオ−ドの発光面を板バネの方
向に向け、発光ダイオ−ドの光束が細線で示した矢印方
向にむかうように配置する。当該発光ダイオ−ドの2個
の端子は、それぞれプリント基板5上に構成された図示
していない電気的導体に半田や導電性接着材によって固
着させると同時に電気的にも結合される。また場合によ
っては図示していない当該基板5上に設置された発光ダ
イオ−ドの駆動回路や、ラッチ動作や、ことによっては
トルグ動作などを有する発光ダイオ−ドの駆動回路に接
続する。6はパネル面を示し、当該パネル面は俗称オ−
バレイやカバ−レイとも呼ばれ、この押圧面25には、
押圧に必要な面積を持ち、所望の文字や押圧記号や絵柄
などが適宜印刷されるとともに、また、図中に実線太線
矢印で示す押圧方向と逆方向に押圧面を僅か膨らます、
謂ゆる、エンボスを施し、6のパネル面の裏面には、一
体構造の光透過性ブロック状枠体1を周知な方法を用い
て粘着或いは固着すると共に、当該ブロック状枠体の押
圧面に対する背面に第二の接点部を構成するポリエステ
ルフィルム基板、あるいは金属箔などからる中間層13
を粘着や接着あるいはネジ止めなどの周知な方法によっ
て取り付けることにより第1のブロックとする。
【0012】ブロック状枠体1や補助ブロック7は、成
形して作る他、ブロック状枠体1をレ−ザ加工機を用い
穿孔した時に得られる残差を用いれば、押圧力を板バネ
ル4にスム−スに伝達できる。つまり、穿孔2と切り落
とした残差、補助ブロック7のそれぞれがほぼ平行した
状態で、良好なクリアレンスが得られるので摺動自在で
非常に良い勘合状態が得られる。また、必要に応じて発
光ダイオ−ドに対する補助ブロック7の稜線15を図示
したように欠切加工等して発光ダイオ−ドの光束がパネ
ル面に到達し易くなるように構成したりする。さらに、
補助ブロック7の少なくても1面は、面実装発光ダイオ
−ドが持つ欠点を取り除くために、微少な凹凸面8を設
けたり、光緩和或いは光多層散乱層を設けるなどして光
散乱が生じ、発光ダイオ−ドの発光が滑らかになるよう
に構成して、押圧状態を示す光投影像を押圧面6上に作
ることもある。このような構造の補助ブロック7を摺動
自在になるように穿孔2に挿入し、後で詳述する形状の
板バネ4に接触あるいは、狭間して配置する。而して、
最後に発光ダイオ−ド3が取り付けられている前記プリ
ント基板5をブロック状枠体1の裏面に取り付け、か
つ、当該ブロックの側面に発光ダイオ−ドを狭間したり
密着した状態で配置して、当該ブロック状枠体1の側面
から発光ダイオ−ド3の発する光束が導入できるように
装着すると、厚み5mm以下の薄形で小形な照光スイッ
チ装置が構成できた。なお、図では発光ダイオ−ドをた
だ単に1個のみ配置した態様について図示したが、プリ
ント基板5上に発光ダイオ−ドを自動マウンタなどを用
いて多数個配置し、そのダイオ−ドに相対して、前記第
1のブロックを配置することで、多連照光スイッチが容
易に構成できた。
【0013】以上のように構成した本発明による照光ス
イッチ装置は、押圧面7が図示したように押圧されてな
い状態では、中間層13上の電気的導体12’が閉接点
を構成するための一方の電極となり、図5で後述するよ
うに、定常的には電気的に断の状態を保持している。そ
こで、図1に示したように、プリント基板5の導体12
と対面している板バネ4は、一体構造のブロック状枠体
1の穿孔2中に配置されると共に、補助ブロック7と接
触しているので、押圧面を図1中に示す太線矢印方向に
押圧するれば、摺動自在に構成された補助ブロック7が
下部、プリント基板5の方向、矢印方向に移動する。そ
の際、板バネ4の中心部が基板方向に撓みはじめ、押圧
状態をさらに継続すると、押圧ストロ−クの中心点付近
から急速に撓みが増加、クリックアクションが得られ、
板バネ4上の中央部に作られた接点9がプリント基板上
の導体12や中間層13上の導体12’とが接触して押
圧動作が終了すると同時に、電気的導体12と12’が
板バネ4を介して電気的な接続状態となる。つまり、ス
イッチ機能が得られ、あらかじめ電気的に接続されてい
る図示していない端子群の何れかから、接点信号が図示
していない装置に送出される。而して、当該信号は、後
述する図2の端子群10のいずれかの端子に図示してな
い電気的導体を介して接続され、さらに外部装置に押圧
信号を送出するか、これもまた図示していない発光ダイ
オ−ド駆動回路に送出され、トルグ機能などの所用の処
理がおこなわれた後、何れかの端子に発光ダイオ−ド3
への発光信号を帰還するものや、直接、当該信号を図示
してない導体を介して発光ダイオ−ド3に導き、押圧状
態を示すための発光を発光ダイオ−ド3に行なわせ押圧
面を光らせる。次いで、押圧を解除したときには当該板
バネが持つ弾性によって押圧前の状態に復帰し、板バネ
の接点とプリント基板の接点が離れ、電気的な接続状態
が解除されるが、トルグ回路に接続された発光ダイオ−
ド3は、再度押圧されるまで発光を持続する。しかしな
がら、押圧動作に関係なく常時発光ダイオ−ドを発光さ
せる場合には、図示してない外部発光ダイオ−ド用駆動
電源から、端子群の何れかの端子を介して発光ダイオ−
ドの発光電力を発光ダイオ−ド3に直接供給することも
ある。
【0014】
【実施例2】図2は、本発明による照光スイッチ装置の
第2の実施例を図示したもので、この第2の実施例で
は、照光スイッチが単体で容易に構成できるものであ
る。図2中(イ)は、表面図。(ロ)は(イ)の図中の
A−A’からみた側断面図であるが、図1と同様に同一
構成要素については同一番号を付番する。図中1は、一
体構造の光透過性ブロック状枠体であって、当該ブロッ
クには発光ダイオ−ド3や板バネ4等が配置できる
2’’と発光ダイオ−ドを配置するための穿孔2,2’
とが施されている。また、図中5は、発光ダイオ−ドや
インタ−フェイス部品を取り付けるプリント基板であ
り、当該基板面には、一部省略して図示した、電気的導
体12を端子群10にそれぞれを電気的に独立して結合
した。
【0015】3、3’は面実装発光ダイオ−ドで、発光
ダイオ−ドの発光面3a’、b’を必要に応じて板バネ
の方向に向け、当該発光ダイオ−ドの2個の端子は、そ
れぞれプリント基板5上に構成された電気的導体12に
半田や導電性接着材によって固着させると同時に電気的
にも結合され、当該電気導体が端子群10の何れかに電
気的に接続される。また場合によっては図示していない
当該基板5上に設置された発光ダイオ−ドの駆動回路
や、ラッチ動作や、ことによってはトルグ動作などを有
する発光ダイオ−ドの駆動回路に接続する。6はパネル
面を示し、当該パネル面は俗称オ−バレイとも呼ばれ、
この押圧面25には、所望の文字や押圧記号や絵柄など
が適宜印刷されるとともに、また、図中に実線矢印で示
す押圧方向と逆方向に押圧面を僅か膨らます、謂ゆる、
エンボスを施し、押圧方向から見た裏面には、一体構造
のブロック状枠体1を周知な方法を用いて粘着或いは固
着すると共に前記プリント基板5をブロック状枠体1の
背面に装着する。7は補助ブロックで、当該ブロック7
は、ブロック状枠体1をレ−ザ加工機を用い穿孔した時
に得られる残差を、発光ダイオ−ドに対する稜線15を
図示したように欠切加工等して発光ダイオ−ドの光束が
パネル面に到達し易くなるように構成したり、押圧力を
板バネ4にスム−スに伝達できるようにする。さらに、
補助ブロック7の少なくても1面は、面実装発光ダイオ
−ドが持つ欠点、つまり直進性を取り除くために、微少
な凹凸面8を設けたり、光緩和或いは光多層散乱層を設
けるなどして光散乱が生じ、発光ダイオ−ドの発光が滑
らかになるように構成して、押圧状態を示す光投影像を
押圧面6に作る。勿論、光透過性ブロック状枠体1に光
散乱の大きな素材を用いて、光散乱効果を増強するなど
も有効な手段である。このような構造の補助ブロック7
を摺動自在になるように穿孔2’’に挿入し、後で詳述
する形状の板バネ4に接触あるいは、狭間して配置す
る。而して、最後に、あらかじめ発光ダイオ−ド3ある
いは3’を固着したプリント基板5を一体構造のブロッ
ク状枠体1の裏面に粘着や固着することで、1体に構成
された厚み5mm以下の薄形で小形な照光スイッチ装置
が構成できた。
【0016】すでに実施例1で述べたように押圧状態動
作を示すための表示は、ブロックの側方に配置した発光
ダイオ−ドによって行わせる。
【0017】さらに実施例2では、必要に応じて押圧部
のみを綺麗に光らせるために、光路を窓状に開いた光遮
断層11を、ブロック状枠体1とオ−バレイ6の間に平
行して付加することもある。
【0018】第2の実施例では、レ−ザ加工機がプラス
イッチクに対しても微細加工できる点に着目して、一連
の素材からなるプラッスチックによってブロック状枠体
1にスイッチ部や発光ダイオ−ドを装着するための穿孔
2、2’、2’’を施した。また、表面層、俗称オ−バ
レイとも呼ばれる、の少なくとも1面に曇りガラス状の
微少な凹凸面を構成することや、顔料系インクを印刷し
凹凸面を構成したり、また、当該層に半透明な紙のよう
な繊維状材料を用いたり単層や多層散乱層などを印刷し
たりなどして構成することで、発光ダイオ−ド3、3’
による光緩和機能或いは光散乱機能を付与して、面実装
形発光ダイオ−ドの部分発光を緩和し、発光ダイオ−ド
からの発光をオ−バレイ上に投影させれば照光状態が綺
麗に表示できる照光スイッチ装置を得た。
【0019】図4、図5(イ),(ロ)は、スイッチの
一方の電極を構成する板バネ4の形状を変えたもを正面
図と側面としてそれぞれ示したものであって、図4では
ひとで状の形状、図5に示した板バネ4は、基本的には
帽子状の形状を有した板バネで、何れも押圧方向に僅か
湾曲させるが、後述する第2の実施例に対応させるため
に、必要に応じてこの板バネ4に図中に点線で示すよう
に円弧状の欠切41a、41b、41c、41dや、図
示しないが円状に穿孔することもある。図4、5に示す
ように形状を変えることにより、小形であっても、スイ
ッチの押圧時に微妙に異なる押圧に対しても良好なクリ
ックアクションを付与することができる。図中9’は、
すでに述べたプリント基板上の導体と接点を作るプリン
ト基板5方向に作られた凸部であって、当該凸部は、4
の板バネの外形をプレス加工する時に同時に加工したり
接点材を溶接したりして構成する。さらに、図示した板
バネ4は、中心部をお椀状にわずか湾曲し、その中心部
に接点9が、加工時にこれもまた述上と同様な方法で加
工される。したがって、このような構造の板バネは、す
でに周知な、押圧に対して押圧感つまり、クリックアク
ションが得られることである。さらに、板バネ4は、電
気伝導性を有するリンセイ銅やステンレス、鋼材板など
の一連の素材から適宜選定したバネ弾性金属板を用いる
と共に、板バネ4の厚みが、0.08から0.6mmの
ものが、所望する押圧力やクリックアクションを得るよ
うに適宜選択される。また、基板に接する接点9の板バ
ネ面には、周知な接点用メッキを部分的に施したり、正
面にも反射特性を改善するためのメッキ層を構成した
り、表面全面や表裏の何れかの面にクリックアクション
を調整するための錫メッキ層などを構成したりすること
もある。
【0020】図6は、プリント基板上に構成した電気的
導体12,12’によって構成した電極部の形状と、そ
の関係を詳細に図示したものである。円で示した9、
9’は、板バネ上の凸部接点を模式的に面状に図示した
もので、スイッチ押圧面25が押圧されていない時に
は、図4ですでに述べたように凸部、つまり、板バネの
中央に設置した接点9と導体12’は、振動などの外乱
によっても電気的な接触状態に至らないが、ここで、押
圧面25が押圧されると、板バネ上の4ヶ所に構成した
接点9が12’の導体に完全に接触し、さらに、継続し
てわずか押圧力が加えられると前述したクリックアクシ
ョンが生じると共に、板バネ4上に構成されている接点
9’が導体12に接触しながら図6中に示す矢印方向に
わずか移動することで、接点部のセルフクリ−ン作用が
与えられる。また、この状態を良好に得るためには図1
中に2で示す穿孔の寸法は、板バネ4の寸法よりやや大
きめに設定することが好ましい。図1では、板バネを挿
入する穿孔2を角形で示したが、この形状は後述するよ
うに、円であっても、またその他の形状であっても、プ
リント基板5上に配設した電気的導体4との関係が、前
述した状態が保たれるように構成されていれば、いかな
る形状であっても良いことはここで言及するまでもな
い。
【0021】
【実施例3】図7は第3の実施例の平面図を(イ)に側
断面図を(ロ)にそれぞれ図示したもので、以後詳述す
るの図中ではすでに実施例1での述べた同一機能を持つ
部材を同一記号で示す。図7中1は、電気的絶縁物によ
って構成され、かつ、プリント基板5に配置された板バ
ネ4と発光ダイオ−ド3が配置できるように穿孔部2を
有するブロック状枠体1である。このブロック状枠体1
には、図では4隅に基板が脱着可能な状態や固着するた
めの爪部61a,61b,61c,61dが設けられ、
図示したようにプリント基板5が取り付けられる。当該
プリント基板5には少なくても1個以上の面実装発光ダ
イオ−ド3a,3b,3c,3eが周知な方法を用いて
実装され、それぞれの発光ダイオ−ドは、図7に示すよ
うに電気的導体に接合され、リ−ド線や端子などの端子
部10a,10b,10c,10dと共通端子10’
に、図7で後述するプリント基板で示すように電気的に
結合される。また、押圧動作により中央部が上下移動す
る板バネ4の中心電極9は、押圧部25が押圧される
と、プリント基板5上に構成された接点9の電気的導体
とが接触することで電気的な閉信号が得られ、共通端子
10’と接点信号端子10’’から図示していない装置
などに当該信号が送出される。さらに、板バネ4を例え
ば図7中に示したように、前記押圧動作で板バネ4が下
降するときに、発光ダイオ−ドと接触しない構造とし
て、かつ、発光ダイオ−ドの発光が遮断されることなく
オ−バレイに到達する構造とした。
【0022】図8は、プリント基板上の導体と素子との
関係を図示したもので、電気的導体12を斜線で示し
た。またこの図では、板バネ4上に構成されている接点
9と対向する電極71との位置関係を明瞭に捉えるため
に、導体上に投影して平面的に点状の円9a,9b,9
c,9dとして示した。この実施例では、それぞれの発
光ダイオ−ド3a,3b.3c,3dの片側の端子は4
隅に設けた接点に対応した電気的な導体電極71a,7
1b,71d,72cと結合し、すでに図2や図7に示
した端子10等に接続した。さらに発光ダイオ−ドの発
光動作をすでに第1の実施例で述べたが、前記した態様
の他、第3の実施例では、発光ダイオ−ドの他の一方の
端子は、それぞれ独立して構成されている端子10a,
10b,10c,10dに電気的に結合されると共に図
示してない外部装置に電気的に結合され、外部信号の制
御形態に応じて単独で当該発光ダイオ−ドを発光させた
り、全部の発光ダイオ−ドを同時に発光させたり、発光
色を変えたり、あるいは逐次回転状に発光させたりでき
るように構成した。
【0023】
【実施例4】図9は第4の実施例を模式的に図示したも
ので、この実施例では、ブロック状枠体1に多角形穿孔
2を設け、クリックアクションを持つ板バネ4の接点3
を構成する脚部を3ヶ所とした。また、発光ダイオ−ド
を3個装着し、この発光ダイオ−ド3a、b、cの発光色
をR,G,Bで構成すると共にスイッチの押圧態様に従
って図示してない装置などの動作状態を表示するもので
ある。発光ダイオ−ドの発光動作は、すでに述べた実施
例1や実施例2の方法に準じて行う。
【0024】
【発明の効果】以上のように構成した本発明による照光
スイッチ装置は、非常に良いクリックアクションが得ら
れると共に、厚みが5mm以下で一辺が10mm角以下
の小形、薄形なものが得られるばかりでなく、発光ダイ
オ−ドとスイッチ部がコンパクトに集積され、かつ、一
体に構成されるので、他のメンブレンスイッチ装置との
併設が容易になる。また、光緩和機能を持ったオ−バレ
イを用いることによって、押圧面に発光ダイオ−ドの照
光が均一に表現できるスイッチが得られる効果もある。
さらに、加工工数が低減できるばかりでなく量産性が優
れ、また、タッチパネルやその類似装置と併用したりす
るときには、当該装置の背面が平坦に構成でき、取り付
け上の制約を受けないなどの他、多連化が容易におこな
えるばかりでなく、種々な発光色の発光ダイオ−ドを用
いれば、装置の動作状態が一目で判別できるなどの効果
を有する照光スイッチ装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1の実施例の照光スイッチ装
置。 (イ)正面図。 (ロ)側破断面図。
【図2】 本発明による第2の実施例の照光スイッチ装
置。 (イ)正面図。 (ロ)側破断面図。
【図3】(イ)第1の従来例の構成図。 (ロ)第2の従来例の断面図。
【図4】 板バネの構造例。 (イ)平面図。 (ロ)側面図。
【図5】 板バネの構造例。 (イ)平面図。 (ロ)側面図。
【図6】 板バネの接点とプリント基板と関係図。
【図7】 本発明による第3の実施例の照光スイッチ装
置。 (イ)正面図。 (ロ)側破断面図。
【図8】 プリント基板の構造と部品配置図例。
【図9】 本発明による第4の実施例の照光スイッチ装
置。 (イ)正面図。 (ロ)側破断面図。
【符号の説明】
1 一体構造のブロック状枠体。 2、2’、2’’ 穿孔。 3、3’、3a、3b、3c、3d 発光ダイオ−ド。 3a’、3b’ 発光ダイオ−ドの発光面。 4 板バネ。 5 LEDや部品を取り付けるプリント基板。 6 オ−バレイ。 7 補助ブロック。 9 板バネ上の接点凸部。 10’、10’’、10a、10b、10d、10e、
20 引き出しリ−ド線や端子。 11 接着層や粘着層からなる遮蔽層。 12 プリント基板上の電気的導体。 13 中間層。 15 稜線の切り欠。 25、35 押圧面。 31 メンブレンスイッチ。 32 照光スイッチ装置。 34 タッチパネル面。 37 移動杆。 36、38 板バネ。 39 枠体。 41、41a、41b、41c、41d 板バネの穿
孔。 61a、61b、61d、61c プリント基板止め用
爪。 71a、71b、71c、71d 接点に相当する部分
の基板上の電極。 LED 発光ダイオ−ド。 RGB レッド、グリ−ン、ブル−LEDの発光色を示
す記号。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の接点を構成するためのクリックアク
    ション機能を有する電気的な良導体の板バネを挿入する
    ための穿孔部を有する一体でできた光透過性のブロック
    状枠体と、板バネの側方に少なくとも1個以上の発光ダ
    イオ−ドを配置することと、ブロック状枠体の穿孔部を
    押圧面として、当該押圧面にはオ−バレイを粘着あるい
    は固着する。また、押圧面に対して裏面に相当する部分
    にはプリント基板を装着して電極部の他の接点や電気回
    路を構成すると共に、前記ブロック状枠体の側面に配置
    した前記発光ダイオ−ドの点灯によってスイッチの押圧
    状態を押圧面に表示させたことを特長とした照光スイッ
    チ装置。
  2. 【請求項2】ブロック状枠体の穿孔中に押圧力を伝達す
    るための光透過形補助ブロックを挿入し、押圧力を伝達
    すると共にスイッチの押圧状態を発光ダイオ−ドの点灯
    によって押圧面に表示させることを特長とした特許請求
    項1記載の照光スイッチ装置。
  3. 【請求項3】オ−バレイに透過形光緩和機能材を用いた
    ことを特長とした特許請求項1あるいは2記載の照光ス
    イッチ装置。
  4. 【請求項4】面実装発光ダイオ−ドには側面発光形を用
    いたことを特長とした特許請求項1あるいは2記載の照
    光スイッチ装置。
  5. 【請求項5】光拡散機能を有する枠体と押圧力を伝達す
    るための光透過形補助ブロックを同一素材で構成したこ
    とを特長とした特許請求項2記載の照光スイッチ装置
  6. 【請求項6】照光部分を窓状に開口した光遮断層をブロ
    ック状枠体とオ−バレイの間に設けたこと特長とした請
    求項1あるいは2記載の照光スイッチ装置。
  7. 【請求項7】オ−バレイの押圧面を押圧方向に湾曲した
    ことを特長とした請求項1あるいは2記載の照光スイッ
    チ装置。
  8. 【請求項8】一体構造の枠体に発光ダイオ−ドを挿入す
    るためや電極部を挿入するための穿孔部を構成したを特
    長とした請求項1あるいは2記載の照光スイッチ装置。
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