JPH09213024A - ヘッド移送機構 - Google Patents

ヘッド移送機構

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Publication number
JPH09213024A
JPH09213024A JP1913796A JP1913796A JPH09213024A JP H09213024 A JPH09213024 A JP H09213024A JP 1913796 A JP1913796 A JP 1913796A JP 1913796 A JP1913796 A JP 1913796A JP H09213024 A JPH09213024 A JP H09213024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
screw shaft
transfer mechanism
spiral groove
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP1913796A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Uehara
健治 上原
Masao Okita
正夫 大北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP1913796A priority Critical patent/JPH09213024A/ja
Publication of JPH09213024A publication Critical patent/JPH09213024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部から振動が加わってもキャリッジの係合
突起がスクリューシャフトの螺旋状溝から外れにくい構
造にすることで、キャリッジを常に精度良く移送できる
信頼性の高いヘッド移送機構を提供する。 【構成】 光ピックアップ(キャリッジ)11に、スク
リューシャフト15を遊挿せしめる一対の遊挿部13,
14と、スクリューシャフト15の螺旋状溝15aに圧
入される係合突起21を先端部に形成して該係合突起2
1を遊挿部13,14間に位置させる板ばね部材(金属
薄板部材)20と、シャーシ10とスクリューシャフト
15間の隙間に向かって平板状に延びて板ばね部材20
が固定される取付台18とを設ける構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD−RO
Mドライブにおける光ピックアップの移送手段などとし
て好適な技術で、光情報や磁気情報の記録や再生を行う
装置に組み込まれるヘッド移送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッド部材を搭載しているキャリッジに
設けた係合突起をスクリューシャフトの螺旋状溝に摺動
自在に係合させて、このスクリューシャフトをステッピ
ングモータにて回転駆動することによりキャリッジを往
復直線移動させる方式のヘッド移送機構は、従来より磁
気ディスクドライブなどに広く採用されており、近時は
光ディスクドライブでも一部採用されるようになってい
る。
【0003】図5は、この種のヘッド移送機構の従来技
術を説明するための概略図で、ヘッド部材を搭載したキ
ャリッジ(例えば光ピックアップ)1の一側部をガイド
シャフト2にて摺動自在に支持し、かつ該キャリッジ1
の他側部に、スクリューシャフト3の螺旋状溝3aに摺
動自在に係合させるための係合突起4と、この係合突起
4とは逆側からスクリューシャフト3に弾接させるため
のフォロワばね5とが突設してある。そして、このフォ
ロワばね5がスクリューシャフト3から受ける反力を利
用して係合突起4を螺旋状溝3a内に圧入させているの
で、図示せぬステッピングモータにてスクリューシャフ
ト3を正逆回転させると、係合突起4が螺旋状溝3aに
案内されながら図5の紙面と直交する方向へ往復直線移
動することとなり、それゆえ、この係合突起4を介して
キャリッジ1を同方向へ移送できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のヘッド
移送機構は、キャリッジ1の移送中に外部から振動が加
わると、該キャリッジ1がフォロワばね5の弾発力に抗
して図5の反時計回りの向きに跳ね上がり、係合突起4
がスクリューシャフト3の螺旋状溝3aから外れてしま
うことがあるので、移送量に狂いが生じやすいという問
題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャリッジに
スクリューシャフトを遊挿せしめる一対の遊挿部を設
け、これら一対の遊挿部の間に係合突起を位置させるこ
とにより、該係合突起をスクリューシャフトの螺旋状溝
から外れにくくして、外部から振動が加わってもキャリ
ッジを精度良く移送できるようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のヘッド移送機構では、シ
ャーシ上に、記録媒体に対して情報の読み取りや書き込
みを行うヘッド部材を搭載した光ピックアップ等のキャ
リッジと、このキャリッジの一側部を摺動自在に支持す
るガイドシャフトと、前記キャリッジの他側部に設けた
係合突起を摺動自在に係合させるための螺旋状溝を有す
るスクリューシャフトとを備え、このスクリューシャフ
トをステッピングモータにて回転駆動することにより前
記係合突起を介して前記キャリッジを往復直線移動させ
るヘッド移送機構において、前記キャリッジに、前記ス
クリューシャフトを遊挿せしめる一対の遊挿部と、一部
を前記一対の遊挿部の間に位置する前記係合突起となし
た金属薄板部材と、前記シャーシと前記スクリューシャ
フト間の隙間に向かって平板状に延びて前記金属薄板部
材が固定される取付台とを設ける構成とした。
【0007】このように構成されるヘッド移送機構は、
外部からの振動により前記係合突起がスクリューシャフ
トの螺旋状溝内で跳ね上がったとしても、前記遊挿部が
スクリューシャフトに当接してキャリッジが位置規制さ
れるため、該係合突起が螺旋状溝から外れるほど大きく
跳ね上がる心配はない。
【0008】また、上述した構成に加えて、前記金属薄
板部材に、前記取付台上で起立する起立片を形成してお
けば、組立時にスクリューシャフトを前記遊挿部に遊挿
させた後、この金属薄板部材を取付台上の所定位置に配
置して係合突起を螺旋状溝に係合させる組み込み作業
を、該起立片をつまんで容易に行うことができる。
【0009】さらにまた、上述した構成に加えて、前記
金属薄板部材に、前記取付台の凹所に嵌入させることで
位置規制される係止片を形成しておけば、この係止片が
回り止めのストッパとして機能するので、取付台上の所
定位置に配置した金属薄板部材の1個所を固定するだけ
でガタを生じない確実な組付けが行える。
【0010】
【実施例】実施例を図面を参照して説明すると、図1は
本発明によるヘッド移送機構を採用した光ディスクドラ
イブ(CD−ROMドライブ)の内部構成を示す平面
図、図2は図1に示すヘッド移送機構の要部断面図、図
3は図1,2に示す係合突起付きの板ばね部材の平面
図、図4は図3に示す係合突起のスクリューシャフトと
の係合状態を説明するための要部断面図である。
【0011】図1に示す光ディスクドライブのシャーシ
10上には、光ディスクに対して情報の読み取りを行う
ヘッド部材を搭載したキャリッジである光ピックアップ
11や、この光ピックアップ11の一側部を摺動自在に
支持するガイドシャフト12や、光ピックアップ11の
他側部に突設したモールド品である一対の筒状の遊挿部
13,14に遊挿されるスクリューシャフト15や、こ
のスクリューシャフト15を間欠的に回転駆動するステ
ッピングモータ16や、光ディスクがローディングされ
るとこれを回転駆動するスピンドルモータ17等が配設
されている。また、光ピックアップ11には、シャーシ
10とスクリューシャフト15間の隙間に向かって平板
状に延びて遊挿部13,14と一体化されたモールド品
である取付台18が突設してあり、この取付台18上に
ねじ19にて固定した金属薄板製の板ばね部材20の先
端部には、一対の遊挿部13,14の間に位置してスク
リューシャフト15の螺旋状溝15a内に圧入される係
合突起21が形成されている。ここで、係合突起21は
螺旋状溝15aの内壁面と線接触するように圧入され
て、該螺旋状溝15aと摺動自在に係合する(図4参
照)。したがって、ステッピングモータ16にてスクリ
ューシャフト15を回転駆動することにより、係合突起
21を介して光ピックアップ11を、ガイドシャフト1
2やスクリューシャフト15の軸線方向に沿って移送で
きるようになっている。
【0012】なお、前記板ばね部材20の基端部には、
取付台18上で起立する起立片20aや、取付台18の
凹所18bに嵌入される係止片20bや、ねじ19を挿
通するためのねじ孔20c(図3参照)等が形成されて
いる。また、取付台18のうちシャーシ10とスクリュ
ーシャフト15間の隙間に位置する個所は、図2に示す
ように、上部に凹状の逃げ溝を設けて係合突起21の背
面と至近距離で対向する規制壁18aとなっている。
【0013】上述したヘッド移送機構は、外部から振動
が加わって係合突起21がスクリューシャフト15の螺
旋状溝15a内で跳ね上がったとしても、一対の遊挿部
13,14がスクリューシャフト15に当接して光ピッ
クアップ11が位置規制されるため、該係合突起21が
螺旋状溝15aから外れるほど大きく跳ね上がる心配は
ない。なお、本実施例では一対の遊挿部13,14をい
ずれも筒状に形成してあるが、これらの遊挿部13,1
4は振動等が加わってもスクリューシャフト15から外
れない形状にしてあればよいので、遊挿部13,14の
うちの一方を筒状に形成して他方を略U字形状に形成す
るなどしても同等の効果が得られる。
【0014】また、本実施例のように、係合突起21を
有する板ばね部材20に取付台18上で起立する起立片
20aが形成してあると、組立時にスクリューシャフト
15を遊挿部13,14に遊挿させた後、この板ばね部
材20を取付台18上の所定位置に配置して係合突起2
1を螺旋状溝15aに係合させる組み込み作業を、該起
立片20aをつまんで容易に行うことができる。
【0015】さらにまた、本実施例のように、前記板ば
ね部材20に取付台18の凹所18bに嵌入させること
で位置規制される係止片20bが形成してあると、この
係止片20bが回り止めのストッパとして機能するの
で、取付台18上の所定位置に配置した板ばね部材20
の1個所をねじ19等により固定するだけでガタを生じ
ない確実な組付けが行える。
【0016】また、本実施例では前述したように、スク
リューシャフト15の螺旋状溝15a内に圧入される係
合突起21が、該螺旋状溝15aの内壁面と線接触する
ように設計してある(図4の断面図で見た場合は点接触
となる)ので、スクリューシャフト15の起動時に係合
突起21が直ちに摺動を開始しないように、つまりディ
テントトルクが大きなモータであるステッピングモータ
16に追従して光ピックアップ11が過度に大きな加速
度で移動しないようになっている。これは、係合突起を
螺旋状溝の内壁面に面接触させている従来構造に比べ
て、線接触で摩擦力を小さくしてある係合突起21は、
スクリューシャフト15の起動時に螺旋状溝15aから
若干量押し出されやすく、こうして押し出されている間
は光ピックアップ11は移送されないので、その分、光
ピックアップ11の移送時の加速度が緩やかになるため
と解釈できる。このように、係合突起21を螺旋状溝1
5aの内壁面に線接触させることで光ピックアップ11
が過度に大きな加速度で移動しないように配慮してある
ことから、このヘッド移送機構を採用している光ディス
クドライブは、音飛びの改善やプレイヤビリティ特性の
向上が期待できる。
【0017】なお、上述した実施例は光ピックアップ用
の移送機構について述べたものであるが、磁気ヘッドを
搭載したキャリッジの移送機構においても本発明が適用
できることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるヘッ
ド移送機構は、光ピックアップ等のキャリッジに、スク
リューシャフトを遊挿せしめる一対の遊挿部を設けて、
これら一対の遊挿部の間に係合突起を位置させることに
より、該係合突起をスクリューシャフトの螺旋状溝から
外れにくくしてあるので、外部から振動が加わってもキ
ャリッジの移送量に狂いが生じにくく、それゆえキャリ
ッジを常に精度良く移送することができて信頼性が向上
するという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘッド移送機構を採用した光ディ
スクドライブの内部構成を示す平面図である。
【図2】図1に示すヘッド移送機構の要部断面図であ
る。
【図3】図1,2に示す係合突起付きの板ばね部材の平
面図である。
【図4】図3に示す係合突起のスクリューシャフトとの
係合状態を説明するための要部断面図である。
【図5】従来技術を説明するための概略図である。
【符号の説明】 10 シャーシ 11 光ピックアップ(キャリッジ) 12 ガイドシャフト 13,14 遊挿部 15 スクリューシャフト 15a 螺旋状溝 16 ステッピングモータ 17 スピンドルモータ 18 取付台 18b 凹所 20 板ばね部材(金属薄板部材) 20a 起立片 20b 係止片 21 係合突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ上に、記録媒体に対して情報の
    読み取りや書き込みを行うヘッド部材を搭載したキャリ
    ッジと、このキャリッジの一側部を摺動自在に支持する
    ガイドシャフトと、前記キャリッジの他側部に設けた係
    合突起を摺動自在に係合させるための螺旋状溝を有する
    スクリューシャフトとを備え、このスクリューシャフト
    をステッピングモータにて回転駆動することにより前記
    係合突起を介して前記キャリッジを往復直線移動させる
    ヘッド移送機構であって、前記キャリッジに、前記スク
    リューシャフトを遊挿せしめる一対の遊挿部と、一部を
    前記一対の遊挿部の間に位置する前記係合突起となした
    金属薄板部材と、前記シャーシと前記スクリューシャフ
    ト間の隙間に向かって平板状に延びて前記金属薄板部材
    が固定される取付台とを設けたことを特徴とするヘッド
    移送機構。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記金属薄板
    部材に前記取付台上で起立する起立片を形成したことを
    特徴とするヘッド移送機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    金属薄板部材に、前記取付台の凹所に嵌入させることで
    位置規制される係止片を形成したことを特徴とするヘッ
    ド移送機構。
JP1913796A 1996-02-05 1996-02-05 ヘッド移送機構 Pending JPH09213024A (ja)

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JP1913796A JPH09213024A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 ヘッド移送機構

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JPH09213024A true JPH09213024A (ja) 1997-08-15

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