JPH09212638A - 画像データ転送装置 - Google Patents

画像データ転送装置

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JPH09212638A
JPH09212638A JP8016492A JP1649296A JPH09212638A JP H09212638 A JPH09212638 A JP H09212638A JP 8016492 A JP8016492 A JP 8016492A JP 1649296 A JP1649296 A JP 1649296A JP H09212638 A JPH09212638 A JP H09212638A
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JP
Japan
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image data
data bus
bus
cpu
data transfer
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Pending
Application number
JP8016492A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Takeuchi
文章 竹内
Toshimasa Hirate
利昌 平手
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データのアクセス方式や転送速度の異なるデ
ータバス間でのデータ転送において、高速、且つ、柔軟
にデータを転送する。 【解決手段】 画像データ記憶手段21を複数の画像デ
ータ記憶部22〜25により構成し、これら各画像デー
タ記憶部22〜25の各シリアルデータ入出力端子22
a〜25aをデータビット幅が8ビット幅の画像データ
バス26のバスポート26aに共通に接続し、各パラレ
ルデータ入出力端子22b〜25bをデータビット幅が
32ビット幅のCPUデータバス27の各バスポート2
7a〜27dに独立のライン構成で接続する。画像デー
タ記憶手段21とCPUデータバス27との間では、1
回のアクセスに対して32ビット単位で画像データを転
送することができ、処理能力の向上を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データバスと
CPUデータバスとの間に設けられ、これらの間で画像
データを授受する画像データ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動機やロボットなど
を用いた自動生産ラインにおいては、次々に供給される
ワークや部品を高速、且つ、精密に処理することが要求
されているため、精密な位置合わせをすることを目的と
して、画像処理装置や視覚認識装置が搭載されている。
そして、画像処理装置や視覚認識装置は、リアルタイム
で画像デ−タを処理することが要求されており、即ち、
多量のデータを高速で処理するために、CPUでソフト
ウェアによる処理を行い、そのソフトウェアによる処理
では間に合わない処理をハードウェアで行う構成とされ
ている。
【0003】例えば、フィルタなど画質改善の前処理で
は、処理機能ごとにハードウェアを分割し、それらハー
ドウェアをパイプライン状に画像データバスに接続する
構成として、画像データを、画像データバスを介してハ
ードウェアに入出力することで処理を行っている。そし
て、この場合の画像データの転送、即ち、画像データバ
スにおけるデータ転送は、高速性を維持するために、ク
ロック信号に同期してデータを転送する同期方式で行わ
れているのが一般的である。
【0004】図7は、その同期方式の転送動作の一例を
示すもので、画像データは、画像データバスシリアルク
ロック(図7(a)参照)の立上りタイミングに同期し
て画像データバス(同図(b)参照)に入出力されてお
り、データの始まりから終わりまで連続してアクセスさ
れている。
【0005】一方、CPUと、その周辺回路(主記憶装
置、入出力制御装置など)との間のデータ転送、即ち、
CPUデータバスにおけるデータ転送は、各デバイスの
アクセスタイムが異なる場合が多いので、接続の柔軟性
を持たせるために非同期方式で行われているのが一般的
である。
【0006】図8は、その非同期方式の転送動作の一例
を示すもので、CPUデータバス(図8(a)参照)に
画像データが入力されると、ストローブ信号(同図
(b)参照)がハイレベルからロウレベルに立下がるこ
とに基づいて、CPUデータバスから画像データが出力
される。そして、画像データが出力された後、アクノリ
ッジ信号(同図(c)参照)がハイレベルからロウレベ
ルに立下がることによりアクセスが完了される。
【0007】ところで、上記の画像データバスとCPU
データバスとの間で画像データを転送するときには、そ
れらのデータバスのデータアクセスの方式(同期方式或
いは非同期方式)や転送速度が異なるために、記憶手段
を介して行われるのが一般的であり、その記憶手段には
FIFO(First In First Out)メモリやフレームメモ
リなどが使用されている。図9及び図10には、それら
FIFOメモリやフレームメモリを適用した画像データ
転送装置について示しており、以下、それらについて説
明する。
【0008】図9は、記憶手段としてFIFOメモリを
使用した画像データ転送装置の構成を示している。FI
FOメモリ1のデータ入力端子(IN)は、バッファ2
及び3を介して画像データバス4及びCPUデータバス
5に接続されており、データ出力端子(OUT)は、バ
ッファ6及び7を介して画像データバス4及びCPUデ
ータバス5に接続されている。尚、データ入力端子とデ
ータ出力端子のデータビット幅は、互いに等しいデータ
ビット幅に設定されている。
【0009】また、FIFOメモリ1の入力クロック端
子(IN CLK)には制御手段8から入力クロックC
1が入力され、出力クロック端子(OUT CLK)に
は出力クロックC2が入力されるようになっており、F
IFOメモリ1は、これら入力クロックC1或いは出力
クロックC2に同期して、画像データバス4及びCPU
データバス5との間で画像データの入出力を行うように
構成されている。
【0010】そして、制御手段8にはFIFOメモリ1
と画像データバス4との間の画像データ転送用として、
画像データバスシリアルクロック端子9が接続されてお
り、また、FIFOメモリ1とCPUデータバス5との
間の画像データ転送用として、ストローブ信号端子1
0、リードライト信号端子11、CPUアドレスバス端
子12、アクノリッジ信号端子13が接続されている。
【0011】上記構成のものにおいて、画像データバス
4からCPUデータバス5へ画像データを転送する場合
について説明する。画像データバス4に画像データが入
力されると、制御手段8により、バッファ2及び7がオ
ン、バッファ3及び6がオフとされる。次いで、画像デ
ータバスシリアルクロック端子9から画像データバスシ
リアルクロックが制御手段8へ出力され、その画像デー
タバスシリアルクロックに同期して、入力クロックC1
が制御手段8からFIFOメモリ1へ出力される。そし
て、その入力クロックC1に同期して、画像データバス
4の画像データがバッファ2を介してFIFOメモリ1
へ転送される。
【0012】次いで、FIFOメモリ1に画像データが
転送されたことを受けて、ストローブ信号端子10から
制御手段8へ出力されているストローブ信号が、ハイレ
ベルからロウレベルに立下がり、それに基づいて出力ク
ロックC2がFIFOメモリ1へ出力される。そして、
その出力クロックC2に同期して、FIFOメモリ1の
画像データがバッファ7を介してCPUデータバス5へ
転送される。このようにして、画像データは、画像デー
タバス4からCPUデータバス5へ転送されるものであ
る。
【0013】逆に、CPUデータバス5から画像データ
バス4へ画像データを転送するときは、CPUデータバ
ス5に画像データが入力されると、制御手段8により、
バッファ3及び6がオン、バッファ2及び7がオフとさ
れる。次いで、ストローブ信号端子10から出力されて
いるストローブ信号がハイレベルからロウレベルに立下
がり、それに基づいて入力クロックC1がFIFOメモ
リ1へ出力される。そして、その入力クロックC1に同
期して、CPUデータバス5の画像データがバッファ3
を介してFIFOメモリ1へ転送される。
【0014】次いで、FIFOメモリ1に画像データが
転送されたことを受けて、画像データバスシリアルクロ
ック端子9から制御手段8へ出力されている画像データ
バスシリアルクロックに同期して、出力クロックC2が
FIFOメモリ1へ出力される。そして、その出力クロ
ックC2に同期して、FIFOメモリ1の画像データが
バッファ6を介して画像データバス4へ転送される。こ
のようにして、画像データは、CPUデータバス5から
画像データバス4へ転送されるものである。
【0015】また、図10には記憶手段としてフレーム
メモリを使用した画像データ転送装置の構成を示してい
る。フレームメモリ14のデータ入出力端子(D)は、
バッファ15及び16を介して画像データバス4及びC
PUデータバス5に接続されており、また、リードライ
ト端子(R/W)及びアドレス端子(A)は、制御手段
17に接続されている。尚、図10において、各端子9
〜13は、図9に示すそれらと同一のものである。
【0016】上記構成のものにおいて、画像データバス
4からCPUデータバス5へ画像データを転送するとき
には、まず、制御手段17により、バッファ15がオ
ン、バッファ16がオフとされ、画像データバス4の画
像データがバッファ15を介してフレームメモリ14へ
転送される。次いで、バッファ15がオフ、バッファ1
6がオンとされ、フレームメモリ14の画像データがバ
ッファ16を介してCPUデータバス5へ転送される。
【0017】逆に、CPUデータバス5から画像データ
バス4へ画像データを転送するときには、まず、制御手
段17により、バッファ16がオン、バッファ15がオ
フとされ、CPUデータバス5の画像データがバッファ
16を介してフレームメモリ14へ転送される。次い
で、バッファ16がオフ、バッファ15がオンとされ、
フレームメモリ14の画像データがバッファ15を介し
て画像データバス4へ転送される。
【0018】ところで、画像データバス4は、それに入
出力される画像データの濃淡の階調が256階調程度で
あるため、そのデータビット幅が8ビット幅に構成され
ているのが一般的である。一方、CPUデータバス5の
データビット幅は、CPUの処理能力によるもので、近
年では、高速処理に対する要求が大きいことから、32
ビット幅のものが一般的である。したがって、上述した
構成では、FIFOメモリ1或いはフレームメモリ14
は、データビット幅が互いに異なるデータバスの間に設
けられていることになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような、データビット幅が互いに異なるデータバスの間
にFIFOメモリ1或いはフレームメモリ14を設ける
構成、即ち、データビット幅が8ビット幅の画像データ
バス4とデータビット幅が32ビット幅のCPUデータ
バス5との間の記憶手段として、FIFOメモリ1或い
はフレームメモリ14を設ける構成では、以下に示すよ
うな問題点があった。
【0020】即ち、画像データバス4のデータビット幅
は8ビット幅であるので、画像データバス4とFIFO
メモリ1或いはフレームメモリ14との間で転送される
画像データは8ビット単位となる。ところが、FIFO
メモリ1では、上述したように、データ入力端子とデー
タ出力端子のデータビット幅が等しく設定されているの
で、CPUデータバス5のデータビット幅が32ビット
幅であるにもかかわらず、CPUデータバス5とFIF
Oメモリ1との間で転送される画像データも、8ビット
単位となる。
【0021】また、フレームメモリ14についても、デ
ータが入力される入力端子とデータが出力される出力端
子とがデータ入出力端子として共有されている構成であ
るので、CPUデータバス5とフレームメモリ14との
間で転送される画像データも、8ビット単位となる。
【0022】したがって、画像データを、データビット
幅が32ビット幅のCPUデータバス5に1回アクセス
するのに、CPUデータバス5とFIFOメモリ1或い
はフレームメモリ14との間では画像データの転送を4
回行わなければならず、そのため、画像データを、画像
データバス4からCPUデータバス5へ転送する転送時
間或いはCPUデータバス5から画像データバス4へ転
送する転送時間が長くなり、そのために、CPUの処理
能力が低下することになる。
【0023】また、FIFOメモリ1を適用した画像デ
ータ転送装置においては、FIFOメモリ1に入力され
た画像データが、その入力された順番と同じ順番で出力
されるので、FIFOメモリ1に格納されている画像デ
ータに対してランダムにアクセスすることができない。
また、FIFOメモリ1に格納された画像データは、一
旦出力されると、その画像データはFIFOメモリ1に
は保持されない。
【0024】さらに、フレームメモリ14を使用した画
像データ転送装置においては、画像データバス4とフレ
ームメモリ14との間のデータ転送動作と、CPUデー
タバス5とフレームメモリ14との間のデータ転送動作
とを同時に行うことができない。
【0025】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、データのアクセス方式や転送速度
の異なるデータバス間でのデータ転送において、高速、
且つ、柔軟にデータを転送することができ、それに伴っ
て、処理能力の向上及び利便性の向上を図り得る画像デ
ータ転送装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ転送
装置は、画像データバスとCPUデータバスとの間に設
けられ、当該画像データバスとの間で画像データバスシ
リアルクロックに基づいて画像データを授受すると共
に、当該CPUデータバスとの間でストローブ信号及び
アクノリッジ信号に基づいて画像データを授受する画像
データ転送装置において、複数の画像データ記憶部から
なり、これら各画像データ記憶部の前記画像データバス
側の各ポートが当該画像データバスの各ラインに対して
共通に接続されてなる第1のポートならびに前記各画像
データ記憶部の前記CPUデータバス側の各ポートが当
該CPUデータバスの互いに異なるラインに分配され且
つ接続されてなる第2のポートとを有する画像データ記
憶手段と、前記第1のポートを通じて前記画像データバ
スとの間で行われ前記各画像データ記憶部を巡回的に切
り替えることにより当該各画像データ記憶部に対して順
次画像データを授受する第1の画像データ授受動作なら
びに前記第2のポートを通じて前記CPUデータバスと
の間で行われ全ての当該各画像データ記憶部に対して同
時に画像データを授受する第2の画像データ授受動作を
行わせる制御手段とを備えてなるところに特徴を有す
る。
【0027】上記構成の画像データ転送装置によれば、
第1のポートを通じて行われる第1の画像データ授受動
作は、各画像データ記憶部を巡回的に切り替えることに
より、各画像データ記憶部に対して順次画像データが授
受され、第2のポートを通じて行われる第2の画像デー
タ授受動作は、全ての画像データ記憶部に対して同時に
の画像データが授受される。
【0028】このとき、1回のCPUデータバスのアク
セスに対して、画像データ記憶手段とCPUデータバス
との間ではCPUデータバスのデータビット幅と等しい
データビット幅の画像データが一度に転送されるので、
画像データバスとCPUデータバスとの間で画像データ
を高速に転送することができ、これにより、処理能力の
向上を図ることができる。また、この場合、画像データ
記憶部では、従来のFIFOメモリとは異なり、画像デ
ータを保持することができる。
【0029】また、画像データバスから画像データ記憶
部への画像データ転送動作と画像データ記憶部からCP
Uデータバスへの画像データ転送動作とを所定時間にわ
たり同時に且つ独立して行われるようにし、さらに、C
PUデータバスから画像データ記憶部への画像データ転
送動作と画像データ記憶部から画像データバスへの画像
データ転送動作も所定時間にわたり同時に且つ独立して
行われるようにすることにより、FIFOメモリ或いは
フレームメモリを記憶手段として適用した従来のものと
は異なり、比較的ランダムにアクセスすることができる
など画像データを柔軟に転送することができ、利便性の
向上を図ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1乃至図6を参照しながら説明する。まず、全体
構成を示す図1において、画像データ記憶手段21は、
画像データ記憶部22〜25が並列に構成されてなるも
ので、各画像データ記憶部22〜25の各シリアルデー
タ入出力端子(SD1〜4)22a〜25aは、夫々、
データビット幅が8ビットに構成され、共通に接続され
てデータビット幅が8ビット(1バイト)幅の画像デー
タバス26のバスポート26aに接続されている。これ
により、シリアルデータ入出力端子22a〜25aは、
画像データバス26の各ラインに共通接続された構成と
なる。
【0031】一方、各パラレルデータ入出力端子(PD
1〜4)22b〜25bは、夫々、データビット幅が8
ビットに構成され、データビット幅が32ビット(4バ
イト)幅のCPUデータバス27の1バイトに対応した
各バスポート27a〜27dに対して独立に接続されて
いる。これにより、パラレルデータ入出力端子22b〜
25bは、CPUデータバス27の各ラインに分配され
且つ接続された構成となる。尚、各シリアルデータ入出
力端子22a〜25aにより本発明でいう第1のポート
が構成され、各パラレルデータ入出力端子22b〜25
bにより本発明でいう第2のポートが構成されている。
【0032】また、画像データ記憶部22〜25の各制
御端子(C1〜4)は、制御信号線28により共通に接
続されて制御手段30に接続されており、各記憶手段ア
ドレスバス端子(A1〜4)は、記憶手段アドレスバス
29により共通に接続されて制御手段30に接続されて
いる。さらに、各シリアルクロック信号端子(SCLK
1〜4)は、シリアルクロック信号線31〜34により
独立のライン構成で制御手段30に接続されている。
【0033】制御手段30には、画像データ記憶手段2
1と画像データバス26との間の画像データ転送用とし
て画像データバスシリアルクロック端子35及び画像デ
ータバス制御信号端子36が接続されており、画像デー
タ記憶手段21と画像データバス26との間では、画像
データバスシリアルクロックS5に基づいて同期方式で
画像データが授受されるようになっている。
【0034】また、制御手段30には、画像データ記憶
手段21とCPUデータバス27との間の画像データ転
送用としてストローブ信号端子37、リードライト信号
端子38、CPUアドレスバス端子39、アクノリッジ
信号端子40及び制御データバス端子41が接続されて
おり、画像データ記憶手段21とCPUデータバス27
との間では、ストローブ信号S6及びアクノリッジ信号
S7に基づいて非同期方式で画像データが授受されるよ
うになっている。
【0035】さて、次に、上述した画像データ記憶部2
2〜25の内部構成について説明するが、それら画像デ
ータ記憶部22〜25は、いずれも同じ構成のものであ
るので、そのうちの1つの画像データ記憶部22につい
て、図2を参照しながら説明する。
【0036】まず、画像データ記憶部22は、主に、画
像データを記憶するダイナミックRAMからなるセルア
レイ42と、セルアレイ42の任意の1列分の画像デー
タを記憶するスタティックRAMからなるシリアルアク
セスメモリ43とから構成されている。
【0037】セルアレイ42は、512×512ビット
の記憶素子を8個備えた構成をなすもので、その列アド
レスはカラムアドレスバッファ44を介してカラムデコ
ーダ45に設定され、行アドレスはローアドレスバッフ
ァ46を介してローデコーダ47に設定される。
【0038】シリアルアクセスメモリ43は、512×
1ビットの記憶素子を8個備えた構成をなすもので、そ
の列アドレスは、カラムアドレスバッファ44を介して
シリアルアドレスカウンタ48に設定されたアドレスが
シリアルクロック信号線31を通して入力されるシリア
ルクロックS1によりカウントされるのを受けて設定さ
れる。
【0039】シリアルセレクタ49は、シリアルアドレ
スカウンタ48に設定された列アドレスに基づいてシリ
アルアクセスメモリ43に入出力するデータを選択す
る。
【0040】尚、図示しないが、同様にして、画像デー
タ記憶部23のシリアルアドレスカウンタにはシリアル
クロック信号線32を通してシリアルクロックS2が入
力され、画像データ記憶部24のシリアルアドレスカウ
ンタにはシリアルクロック信号線33を通してシリアル
クロックS3が入力され、さらに、画像データ記憶部2
5のシリアルアドレスカウンタにはシリアルクロック信
号線34を通してシリアルクロックS4が入力されるよ
うに構成されている。
【0041】ここで、画像データは、8ビット(1バイ
ト)単位で転送されるので、上記のセルアレイ42、シ
リアルアクセスメモリ43、カラムデコーダ45及びシ
リアルセレクタ49は、図2に示すように、8ビットで
構成されている。
【0042】また、画像データ記憶部22の画像データ
バス26側にはシリアル入出力バッファ50が設けられ
ていると共に、CPUデータバス27側には入出力バッ
ファ51が設けられている。これにより、画像データバ
ス26とシリアルアクセスメモリ43との間ではシリア
ル入出力バッファ50を介して画像データが転送され、
CPUデータバス27とセルアレイ42との間では入出
力バッファ51を介して画像データが転送されるように
構成されている。
【0043】また、セルアレイ42はダイナミック動作
するため、リフレッシュカウンタ52によりリフレッシ
ュ動作が行われ、それにより、画像データが格納された
後も保持されるようになっている。
【0044】次に、上記構成の画像データ記憶部22の
内部における画像データの転送動作について、図3も参
照しながら説明する。画像データ記憶部22における画
像データの転送は、大別すると3段階の転送動作からな
るもので、それらは、画像データバス26とシリアルア
クセスメモリ43との間のデータ転送、シリアルアクセ
スメモリ43とセルアレイ42との間のデータ転送及び
CPUデータバス27とセルアレイ42との間のデータ
転送である。尚、ここで、画像データバス26とシリア
ルアクセスメモリ43との間で同期方式で行われる画像
データ転送が本発明でいう第1の画像データ授受動作で
あり、CPUデータバス27とセルアレイ42との間で
非同期方式で行われる画像データ転送が本発明でいう第
2の画像データ授受動作である。
【0045】そして、それらは画像データが転送される
方向によってさらに細分化され、それらは、画像データ
バス26からシリアルアクセスメモリ43へのデータ転
送は「シリアルライト」、シリアルアクセスメモリ43
から画像データバス26へのデータ転送は「シリアルリ
ード」、シリアルアクセスメモリ43からセルアレイ4
2へのデータ転送は「ライト転送」、セルアレイ42か
らシリアルアクセスメモリ43へのデータ転送は「リー
ド転送」、セルアレイ4242からCPUデータバス2
7へのデータ転送は「リード」、CPUデータバス27
からセルアレイ42へのデータ転送は「ライト」とされ
ている。
【0046】つまり、図3に示すように、画像データバ
ス26からCPUデータバス27へ画像データが転送さ
れるときには、「シリアルライト」、「ライト転送」、
「リード」の順序にしたがって転送動作が実行され、C
PUデータバス27から画像データバス26へ画像デー
タが転送されるときには、「ライト」、「リード転
送」、「シリアルリード」の順序にしたがって転送動作
が実行されるようになっている。
【0047】さて、これまでは画像データ記憶部22に
ついて説明してきたが、次に、これら画像データ記憶部
22〜25が並列に構成されてなる画像データ記憶手段
21における画像データの転送動作について説明する。
【0048】最初に、画像データバス26からCPUデ
ータバス27に画像データを転送する場合について、図
4を参照しながら「シリアルライト」、「ライト転
送」、「リード」の順序にしたがって説明する。尚、画
像データバスシリアルクロックS5及びシリアルクロッ
クS1〜4は、信号の立上りに同期してデータが入出力
され、ストローブ信号S6及びアクノリッジ信号S7
は、ロウレベルで有効となるものである。また、画像デ
ータは、便宜上、「00」、「01」、…、「0F」と
して示しており、夫々、8ビット単位であるものとす
る。
【0049】[シリアルライト]まず、時刻t=1に
て、画像データバス26(図4(f)参照)に画像デー
タバスシリアルクロックS5(同図(e)参照)に同期
して画像データ「00」が入力されると、t=2にて、
シリアルクロックS1(同図(d)参照)が、制御手段
30からシリアルクロック信号線31を通して画像デー
タ記憶部22のシリアルアドレスカウンタ48へ出力さ
れる。
【0050】そして、シリアルアドレスカウンタ48が
シリアルクロックS1をカウントしたことを受けて、シ
リアルセレクタ49によりシリアルアクセスメモリ43
の転送先アドレスが設定され、その転送先アドレスに画
像データ「00」が格納される。
【0051】同様にして、t=3にて、画像データバス
26に入力された画像データ「01」は、t=4にて、
シリアルクロックS2(同図(c)参照)が画像データ
記憶手段23へ出力されたことを受けて、画像データ記
憶部23のシリアルアクセスメモリ43に格納される。
【0052】また、t=5にて、画像データバス26に
入力された画像データ「02」は、t=6にて、シリア
ルクロックS3(同図(b)参照)が画像データ記憶部
24へ出力されたことを受けて、画像データ記憶部24
のシリアルアクセスメモリ43に格納される。
【0053】さらに、t=7にて、画像データバス26
に入力された画像データ「03」は、t=8にて、シリ
アルクロックS4(同図(a)参照)が画像データ記憶
部25へ出力されたことを受けて、画像データ記憶部2
5のシリアルアクセスメモリ43に格納される。
【0054】そして、同様にして、t=9〜17の間
で、画像データ「04」〜「07」が、夫々、画像デー
タ記憶部22〜25の各シリアルアクセスメモリ43に
格納される。尚、このとき、画像データ「00」〜「0
7」は夫々8ビット単位で、順次転送されるものであ
る。このようにして、一例として、t=1〜17の間で
「シリアルライト」の転送動作がなされ、これら画像デ
ータ「00」〜「07」は、次に示す「ライト転送」に
より、各画像データ記憶部22〜25において、シリア
ルアクセスメモリ43からセルアレイ42へ格納され
る。
【0055】[ライト転送]画像データ記憶部22〜2
5の各シリアルアクセスメモリ43に転送された画像デ
ータ「00」〜「07」は、t=17〜22の間に、転
送ローアドレス信号S8「000」(同図(g)参照)
が、記憶手段アドレスバス29からローアドレスバッフ
ァ46を介してローデコーダ47に設定され、転送カラ
ムアドレス信号S9「000」(同図(h)参照)が、
記憶手段アドレスバス29からカラムアドレスバッファ
44を介してカラムデコーダ45に設定されたことを受
けて、各セルアレイ42に格納される。
【0056】この場合、各セルアレイ42の転送先アド
レスは、ローデコーダ47及びカラムデコーダ45によ
り設定される先頭アドレスにより設定される。このよう
にして、t=17〜22の間で「ライト転送」の転送動
作がなされ、画像データ「00」〜「07」は、次に示
す「リード」により、各画像データ記憶部22〜25の
セルアレイ42からCPUデータバス27へ転送され
る。
【0057】[リード]t=22にて、CPUアドレス
バス端子39からCPUアドレス信号S10「0000
0」(同図(k)参照)が制御手段30へ出力されたこ
とを受けて、ストローブ信号S6(同図(j)参照)が
ハイレベルからロウレベルに立下がり、t=24にて、
セルアレイ42のCPUアドレス「00000」で示す
アドレスに格納されている最初の4バイトの画像データ
「00」〜「03」が同時にCPUデータバス27(同
図(l)参照)に転送される。
【0058】上記転送においては、画像データ「00」
はバスポート27aに、「01」はバスポート27b
に、「02」はバスポート27cに、「03」はバスポ
ート27dに対して同時に出力される。つまり、画像デ
ータ「00」〜「03」は、夫々8ビット単位の画像デ
ータとして、バスポート27a〜27dに対して同時に
出力されることにより、全体として32ビットの画像デ
ータとして、CPUデータバス27に1回のアクセスで
転送されるものである。
【0059】次いで、画像データ「00」〜「03」が
各セルアレイ42からCPUデータバス27に出力され
たことを受けて、t=25にて、アクノリッジ信号S7
(同図(m)参照)が、ハイレベルからロウレベルに立
下がり、それを受けて、t=27にて、ストローブ信号
がロウレベルからハイレベルに立上がる。そして、t=
28にて、アクノリッジ信号がロウレベルからハイレベ
ルに立上がることで、画像データ記憶部22〜25の各
セルアレイ42からCPUデータバス27への画像デー
タ「00」〜「03」に関する1回のアクセスである一
連の転送動作が完了する。
【0060】尚、次の4バイトの画像データ「04」〜
「07」は、上記と同様にして、t=30〜36の間
で、CPUアドレス信号S10「00004」に基づい
て、画像データ記憶部22〜25の各セルアレイ42か
らCPUデータバス27へ転送される。このようにし
て、t=22〜36の間で「リード」の転送動作がなさ
れる。
【0061】これら一連の「シリアルライト」、「ライ
ト転送」、「リード」の転送動作により、画像データバ
ス26からCPUデータバス27へ画像データ「00」
〜「07」が転送されるものである。
【0062】また、上記したように、t=17〜22の
間に、画像データ「00」〜「07」が画像データ記憶
部22〜25の内部で各シリアルアクセスメモリ43か
ら各セルアレイ42へ転送されると、各シリアルアクセ
スメモリ43はアクティブからインアクティブの状態に
なり、次の新たなデータ格納動作を行うことが可能とな
る。即ち、この場合においては、t=27〜43の間
で、次の画像データ「08」〜「0F」の「シリアルラ
イト」の転送動作が行われている。このように、あるタ
イミング、この場合、t=27〜36の間では、「リー
ド」と「シリアルライト」の転送動作が同時に行われて
おり、この間では、画像データ記憶手段21は、画像デ
ータバス26とCPUデータバス27の双方から同時に
アクセスされていることになる。
【0063】次に、CPUデータバス27から画像デー
タバス26に画像データを転送する場合について、図5
を参照しながら「ライト」、「リード転送」、「シリア
ルリード」の順序にしたがって説明する。
【0064】[ライト]まず、t=3にて、CPUアド
レスバス端子39からCPUアドレス信号S10「00
000」(図5(k)参照)が与えられると、ストロー
ブ信号S6(同図(j)参照)がハイレベルからロウレ
ベルに立下がり、CPUデータバス27(図5(l)参
照)の最初の4バイトの画像データ「00」〜「03」
が、画像データ記憶部22〜25の各セルアレイ42の
CPUアドレス信号S10「00000」が示すアドレ
スに同時に格納される。
【0065】上記転送においては、画像データ「00」
はバスポート27aから、「01」はバスポート27b
から、「02」はバスポート27cから、「03」はバ
スポート27dから同時に出力される。このようにし
て、画像データ「00」〜「03」は、夫々8ビット単
位の画像データとして、バスポート27a〜27dから
同時に出力されることにより、全体として32ビットの
画像データとしてCPUデータバス27から1回のアク
セスで転送されるものである。
【0066】画像データ「00」〜「03」がCPUデ
ータバス27から各セルアレイ42に格納されたことを
受けて、t=6にて、アクノリッジ信号S7(同図
(m)参照)が、ハイレベルからロウレベルに立下が
り、それを受けて、t=8にて、ストローブ信号がロウ
レベルからハイレベルに立上がる。そして、t=9に
て、アクノリッジ信号がロウレベルからハイレベルに立
上がることで、CPUデータバス27から画像データ記
憶部22〜25の各セルアレイ42への画像データ「0
0」〜「03」に関する一連の転送動作が完了する。
【0067】尚、次の4バイトの画像データ「04」〜
「07」は、上記と同様にして、t=11〜17の間
で、CPUアドレス信号S10「00004」に基づい
て、CPUデータバス27から画像データ記憶部22〜
25の各セルアレイ42に格納される。このようにし
て、t=3〜17の間で「ライト」の転送動作がなさ
れ、これら画像データ「00」〜「07」は、次に示す
「リード転送」により、各画像データ記憶部22〜25
において、セルアレイ42からシリアルアクセスメモリ
43へ転送される。
【0068】[リード転送]画像データ記憶部22〜2
5の各セルアレイ42に格納された画像データ「00」
〜「07」は、t=17〜23の間に、転送ローアドレ
ス信号S8「000」(同図(g)参照)がローアドレ
スバッファ46を介してローデコーダ47に設定され、
転送カラムアドレス信号S9「000」(同図(h)参
照)がカラムアドレスバッファ44を介してカラムデコ
ーダ45に設定されたことを受けて、各シリアルアクセ
スメモリ43に格納される。このようにして、t=17
〜23の間で「リード転送」の転送動作がなされ、画像
データ「00」〜「07」は、次に示す「シリアルリー
ド」により、各画像データ記憶部22〜25のシリアル
アクセスメモリ43から画像データバス26へ転送され
る。
【0069】[シリアルリード]t=23にて、画像デ
ータバスシリアルクロックS5(同図(e)参照)に同
期してt=24にて、シリアルクロックS1(同図
(d)参照)がシリアルクロック信号線31を通して画
像データ記憶部22のシリアルアドレスカウンタ48に
出力される。
【0070】そして、シリアルアドレスカウンタ48に
シリアルクロックS1が入力されたことを受けて、シリ
アルセレクタ49によりシリアルアクセスメモリ43か
ら転送される画像データが選択される。そして、その選
択された画像データ、この場合は画像データ「00」が
画像データ記憶部22のシリアルアクセスメモリ43か
ら画像データバス26(同図(f)参照)に転送され
る。
【0071】同様にして、t=26にて、シリアルクロ
ックS2(同図(c)参照)がシリアルクロック信号線
32を通して画像データ記憶部23のシリアルアドレス
カウンタに入力されたことを受けて、画像データ「0
1」が画像データ記憶部23のシリアルアクセスメモリ
43から画像データバス26に転送される。
【0072】また、t=28にて、シリアルクロックS
3(同図(b)参照)がシリアルクロック信号線33を
通して画像データ記憶部24のシリアルアドレスカウン
タに入力されたことを受けて、画像データ「02」が画
像データ記憶部24のシリアルアクセスメモリ43から
画像データバス26に転送される。
【0073】さらに、t=30にて、シリアルクロック
S4(同図(a)参照)がシリアルクロック信号線34
を通して画像データ記憶部25のシリアルアドレスカウ
ンタに入力されたことを受けて、画像データ「03」が
画像データ記憶部25のシリアルアクセスメモリ43か
ら画像データバス26に転送される。
【0074】そして、同様にして、t=31〜39の間
で、画像データ「04」〜「07」が、画像データ記憶
部22〜25の各シリアルアクセスメモリ43から画像
データバス26へ転送される。尚、このときも、画像デ
ータ「00」〜「07」は夫々8ビット単位で転送され
るものである。このようにして、t=23〜39の間で
「シリアルリード」の転送動作がなされる。
【0075】これら一連の「ライト」、「リード転
送」、「シリアルリード」の転送動作により、CPUデ
ータバス27から画像データバス26へ画像データ「0
0」〜「07」が転送されるものである。
【0076】また、上記したように、t=17〜23の
間に、画像データ「00」〜「07」が画像データ記憶
部22〜25の内部で各セルアレイ42から各シリアル
アクセスメモリ43へ転送されると、次の新たなデータ
格納動作を行うことが可能となる。即ち、この場合にお
いては、t=25〜39の間で、次の画像データ「0
8」〜「0F」の「ライト」の転送動作が行われてい
る。即ち、この場合でも、あるタイミング、この場合、
t=25〜39の間で、「シリアルリード」と「ライ
ト」の転送動作が同時に行われており、画像データ記憶
手段21は、画像データバス26とCPUデータバス2
7の双方から同時にアクセスされていることになる。
【0077】また、画像データ記憶部22〜25の各セ
ルアレイ42の記憶領域は、例えば画像フレームの大き
さ、ソフトウェアの規模などの制約により、その資源を
有効に使用するという目的から、複数のブロックに分割
することができるように構成されている。そして、図6
に示すように、分割した各ブロックに対して、画像デー
タバスリードフラグ、画像データバスライトフラグ、C
PUデータバスリードフラグ及びCPUデータバスライ
トフラグの4個のフラグを設け、それらのフラグを設定
することにより、各ブロックに対する読み込み動作或い
は書き込み動作の許可或いは禁止を設定する構成として
いる。
【0078】尚、画像データバスリードフラグは、画像
データバス26からの読み込み動作の許可或いは禁止を
設定するもので、画像データバスライトフラグは、画像
データバス26からの書き込み動作の許可或いは禁止を
設定するものである。また、CPUデータバスリードフ
ラグは、CPUデータバス27からの読み込み動作の許
可或いは禁止を設定するもので、CPUデータバスライ
トフラグは、CPUデータバス27からの書き込み動作
の許可或いは禁止を設定するものである。
【0079】この場合、フラグ「1」を読み込み動作或
いは書き込み動作を許可する状態(有効状態)とし、フ
ラグ「0」を読み込み動作或いは書き込み動作を禁止す
る状態(無効状態)とすると、例えばブロックAを、そ
の全てのフラグを「1」とすることで、そのブロックA
の記憶領域をCPUのメインメモリ、画像データのフレ
ームメモリ或いはデータ転送バッファのいずれかとして
も使用することができる。
【0080】一方、記憶領域に読み込み動作或いは書き
込み動作の制約を与えて使用したい場合には、例えばブ
ロックBのように、その画像データバスリードフラグ及
び画像データバスライトフラグを「0」、CPUデータ
バスリードフラグ及びCPUデータバスライトフラグを
「1」とする。これにより、ブロックBの記憶領域に対
して、CPUデータバス27から画像データのアクセス
を許可し、画像データバス26からの画像データのアク
セスを禁止することで、ブロックBの記憶領域を、CP
Uのメインメモリとして使用することができる。
【0081】また、ブロックCのように、そのCPUデ
ータバスリードフラグ及びCPUデータバスライトフラ
グを「0」、画像データバスリードフラグ及び画像デー
タバスライトフラグを「1」とすれば、ブロックCの記
憶領域に対して、画像データバス26からの画像データ
のアクセスを許可し、CPUデータバス27からの画像
データのアクセスを禁止することで、ブロックCの記憶
領域を、画像データのフレームメモリとして使用するこ
とができる。
【0082】また、ブロックDのように、その画像デー
タバスリードフラグ及びCPUデータバスライトフラグ
を「0」、画像データバスライトフラグ及びCPUデー
タバスリードフラグを「1」とすれば、ブロックDの記
憶領域を、画像データバス26からCPUデータバス2
7へデータ転送するときのデータ転送バッファとして使
用することができる。
【0083】さらに、ブロックEのように、その画像デ
ータバスライトフラグ及びCPUデータバスリードフラ
グを「0」、画像データバスリードフラグ及びCPUデ
ータバスライトフラグを「1」とすれば、ブロックEの
記憶領域を、CPUデータバス27から画像データバス
26へデータ転送するときのデータ転送バッファとして
使用することができる。
【0084】このように本実施例によれば、画像データ
記憶手段21を、複数の画像データ記憶部22〜25に
より構成し、それら各画像データ記憶部22〜25を、
画像データバス26の各ラインに対してはシリアルデー
タ入出力端子22a〜25aを共通に接続し、CPUデ
ータバス27に対してはその互いに異なるラインにパラ
レルデータ入出力端子22b〜25bを分配し且つ接続
する構成とし、1回のCPUデータバス27のアクセス
に対して、画像データバス26側では巡回的に順次8ビ
ットのデータビット幅で画像データが転送され、CPU
データバス27側では一度に32ビットのデータビット
幅で画像データが転送されるようにしたので、画像デー
タバス26とCPUデータバス27との間で高速に画像
データを転送することができ、処理能力の向上を図るこ
とができる。
【0085】また、各画像データ記憶部22〜25にセ
ルアレイ42とシリアルアクセスメモリ43を設けるこ
とにより、画像データバス26からシリアルアクセス4
3へのデータ転送とセルアレイ42からCPUデータバ
ス27へのデータ転送とを時間的に重複しても差支えな
く、また、CPUデータバス27からセルアレイ42へ
のデータ転送とシリアルアクセスメモリ43から画像デ
ータバス26へのデータ転送とを時間的に重複しても差
支えなく、この意味で、画像データ記憶手段21に対し
て、画像データバス26及びCPUデータバス27の双
方から同時にアクセスすることができ、より処理能力の
向上を図ることができる。
【0086】さらに、画像データ記憶部22〜25の各
セルアレイ42の記憶領域を複数のブロックに分割し、
そのブロックに対して、読み込み動作及び書き込み動作
の許可或いは禁止を設定できる構成にしたので、記憶領
域を、CPUのメインメモリ、画像データのフレームメ
モリ或いはデータ転送バッファとして、使用条件に応じ
て使い分けることができ、利便性の向上を図ることがで
きる。
【0087】尚、上記実施例では、セルアレイ42をダ
イナミックRAMにより構成したが、スタティックRA
Mにより構成しても良い。
【0088】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1記載の画像データ転送装置によれば、画像データ
記憶手段を複数の画像データ記憶部により構成し、それ
ら画像データ記憶部の画像データバス側のポートを画像
データバスの各ラインに対して共通に接続し、CPUデ
ータバス側のポートをCPUデータバスの互いに異なる
ラインに分配し且つ接続する構成とし、画像データバス
側で行われる第1の画像データ授受動作を巡回的に順次
画像データが授受されるようにし、CPUデータバス側
で行われる第2の画像データ授受動作をCPUデータバ
スのデータビット幅に等しいデータビット幅の画像デー
タが一度に授受されるようにしたので、画像データバス
とCPUデータバスとの間で高速に画像データを転送す
ることができ、よって、処理能力の向上を図ることがで
きる。
【0089】請求項2記載の画像データ転送装置によれ
ば、第1の画像データ授受動作と第2の画像データ授受
動作とが所定時間にわたり同時に且つ独立して行われる
ので、画像データ記憶手段に対して、画像データバス及
びCPUデータバスの双方から同時にアクセスすること
ができ、よって、より処理能力の向上を図ることができ
る。
【0090】請求項3記載の画像データ転送装置によれ
ば、画像データバスから画像データ記憶部への画像デー
タ転送動作と当該画像データ記憶部からCPUデータバ
スへの画像データ転送動作とが所定時間にわたり同時に
且つ独立して行われるので、画像データバスから画像デ
ータ記憶部へ画像データを転送しているときに、他の画
像データを画像データ記憶部からCPUデータバスへ転
送することができ、よて、より一層、処理能力の向上を
図ることができる。
【0091】請求項4記載の画像データ転送装置によれ
ば、CPUデータバスから画像データ記憶部への画像デ
ータ転送動作と当該画像データ記憶部から画像データバ
スへの画像データ転送動作とが所定時間にわたり同時に
且つ独立して行われるので、CPUデータバスから画像
データ記憶部へ画像データを転送しているときに、他の
画像データを画像データ記憶部から画像データバスへ転
送することができ、よて、より一層、処理能力の向上を
図ることができる。
【0092】請求項5記載の画像データ転送装置によれ
ば、画像データ記憶手段の分割された各記憶領域に対し
て、第1の画像データ授受動作及び第2の画像データ授
受動作の許可もしくは禁止が設定されるようにしたの
で、使用条件に応じて、画像データ記憶手段の記憶領域
を使い分けることができ、よって、利便性の向上を図る
ことができる。
【0093】請求項6記載の画像データ転送装置によれ
ば、画像データ記憶手段の分割された記憶領域に対し
て、各記憶領域に授受される画像データの転送方向が設
定されるようにしたので、使用条件に応じて、画像デー
タの転送方向を設定することができ、よって、より利便
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック構
成図
【図2】画像データ記憶部の内部を示すブロック構成図
【図3】画像データ記憶部における画像データの転送動
作を示す図
【図4】画像データバスからCPUデータバスへのデー
タ転送時のタイムチャート
【図5】CPUデータバスから画像データバスへのデー
タ転送時のタイムチャート
【図6】記憶領域の状態を示す図
【図7】従来例の同期方式で画像データにアクセスする
状態を示す図
【図8】非同期方式で画像データにアクセスする状態を
示す図
【図9】記憶手段としてFIFOを用いた図1相当図
【図10】記憶手段としてフレームメモリを用いた図1
相当図
【符号の説明】
図面中、21は画像データ記憶手段、22は画像データ
記憶部、22aはシリアルデータ入出力端子(第1のポ
ート)、22bはパラレルデータ入出力端子(第2のポ
ート)、23は画像データ記憶部、23aはシリアルデ
ータ入出力端子(第1のポート)、23bはパラレルデ
ータ入出力端子(第2のポート)、24は画像データ記
憶部、24aはシリアルデータ入出力端子(第1のポー
ト)、24bはパラレルデータ入出力端子(第2のポー
ト)、25は画像データ記憶部、25aはシリアルデー
タ入出力端子(第1のポート)、25bはパラレルデー
タ入出力端子(第2のポート)、26は画像データバ
ス、27はCPUデータバス、30は制御手段である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データバスとCPUデータバスとの
    間に設けられ、当該画像データバスとの間で画像データ
    バスシリアルクロックに基づいて画像データを授受する
    と共に、当該CPUデータバスとの間でストローブ信号
    及びアクノリッジ信号に基づいて画像データを授受する
    画像データ転送装置において、 複数の画像データ記憶部からなり、これら各画像データ
    記憶部の前記画像データバス側の各ポートが当該画像デ
    ータバスの各ラインに対して共通に接続されてなる第1
    のポートならびに前記各画像データ記憶部の前記CPU
    データバス側の各ポートが当該CPUデータバスの互い
    に異なるラインに分配され且つ接続されてなる第2のポ
    ートとを有する画像データ記憶手段と、 前記第1のポートを通じて前記画像データバスとの間で
    行われ前記各画像データ記憶部を巡回的に切り替えるこ
    とにより当該各画像データ記憶部に対して順次画像デー
    タを授受する第1の画像データ授受動作ならびに前記第
    2のポートを通じて前記CPUデータバスとの間で行わ
    れ全ての当該各画像データ記憶部に対して同時に画像デ
    ータを授受する第2の画像データ授受動作を行わせる制
    御手段とを備えたことを特徴とする画像データ転送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の画像データ
    授受動作と前記第2の画像データ授受動作とを所定時間
    にわたり同時に且つ独立して行わせることを特徴とする
    請求項1記載の画像データ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記画像データバスか
    ら前記画像データ記憶部への画像データ転送動作と当該
    画像データ記憶部から前記CPUデータバスへの画像デ
    ータ転送動作とを所定時間にわたり同時に且つ独立して
    行わせることを特徴とする請求項1記載の画像データ転
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記CPUデータバス
    から前記画像データ記憶部への画像データ転送動作と当
    該画像データ記憶部から前記画像データバスへの画像デ
    ータ転送動作とを所定時間にわたり同時に且つ独立して
    行わせることを特徴とする請求項1記載の画像データ転
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データ記憶手段は、その記憶領
    域が分割され、分割された当該各記憶領域に対して前記
    第1の画像データ授受動作及び前記第2の画像データ授
    受動作の許可もしくは禁止が設定されることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像データ転
    送装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データ記憶手段は、その分割さ
    れた記憶領域に対して、当該各記憶領域に授受される画
    像データの転送方向が設定されることを特徴とする請求
    項5記載の画像データ転送装置。
JP8016492A 1996-02-01 1996-02-01 画像データ転送装置 Pending JPH09212638A (ja)

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