JPH09212530A - 図面管理装置 - Google Patents

図面管理装置

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Publication number
JPH09212530A
JPH09212530A JP8017325A JP1732596A JPH09212530A JP H09212530 A JPH09212530 A JP H09212530A JP 8017325 A JP8017325 A JP 8017325A JP 1732596 A JP1732596 A JP 1732596A JP H09212530 A JPH09212530 A JP H09212530A
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JP8017325A
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English (en)
Inventor
Noboru Akita
昇 秋田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の設計者が、変更内容が競合することな
く、同一の図面を並行して修正できるようにした図面管
理装置を提供する。 【解決手段】 出図依頼部門側装置1から原図データの
取り出し要求があると、図面管理部門側装置2の要求管
理部27は、ぞの図面に対して要求された修正レベル
で、他に取り出し要求に応じているか否かを調べ、同一
の修正レベルでないことを確認し、原図記憶部25から
原図データを出図依頼部門側装置1へ転送する。各出図
依頼部門側装置1では、異なる修正レベルでの修正を並
行して行なうことができる。出図依頼部門側装置1から
図面データの出図要求があると、図面管理部門側装置2
の要求管理部27は、正当な出図要求であることを確認
後、図面データを原図記憶部25に原図データとして格
納し、その修正レベルでの取り出し要求を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD(計算機利
用設計)システムで作成された図面を電子情報のまま保
管し、管理する図面管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CADシステム等の発達により、
CADシステムを用いて作図作業を行ない、かつ、その
管理も電子情報のままで行なうようになって来ている。
そのため、図面間の関連も電子情報で管理することが可
能となっている。出図された図面は、単に保持、管理さ
れるだけでなく、後日、修正あるいは改版(以下、修正
等という)される場合があり、図面管理装置はこれに対
応する必要がある。
【0003】例えば、特開平4−225473号公報で
は、図面に対して修正等を行なった場合に、その図面と
関連する他の図面を自動検索する機能を実現している。
また、特開平6−83882号公報では、同様に修正等
が発生した場合に、世代管理を行なって、不正な図面の
修正を防止するようにしている。
【0004】他方、文書管理の分野では、複数ファイル
を組み合せた大規模な文書等を複数人で作成するような
場合に同一のファイルを複数人が読み出しあるいは書き
込み可能になるように構成されている場合が多い。その
際に、1人があるファイルを書き込み可能で開いた場合
には、他の者は、読み出ししかできないように排他制御
をすることが通常行なわれている。また、近年はグルー
プウェアに見られるように、共有ファイルを複数人が同
時にアクセスすることを許可し、さらに、複数人が行な
った変更を全ての人に反映するようなことも行なわれて
いる。
【0005】このような機能を図面管理装置に適用する
ことを考える。すなわち、複数の設計者が図面の修正等
を分担して行なうという行為を、CADシステムで作成
された図面を電子情報のまま保管、管理する図面管理装
置上で実現することを考えた場合、文書管理と同様に、
ある設計者が修正等の目的のために図面を転記した時点
で、他の者が修正等を行なえないように排他制御を行な
うと、最初の設計者が修正等を完了するまでは次の者の
修正等は開始できないこととなり、全ての修正が完了す
るまでに多大な時間がかかってしまうこととなる。ま
た、通常、図面管理装置上にある原図データの修正等を
行なう場合は、一旦各設計者のワークステーションに転
記して、そのデータに対して修正等を行なうのが通例で
あって、複数の設計者が同一のデータに対して修正等を
行なうことは現実的でない。さらに、グループウェアと
同様の考え方によって、データを共有して修正等を行な
ったとしても、変更内容の競合が発生して矛盾が起きる
可能性があるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、複数の設計者が、変更内容
が競合することなく、同一の図面を並行して修正できる
ようにした図面管理装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、CADシステ
ムで作成された図面を管理する図面管理装置において、
前記図面を格納する原図格納手段と、前記図面を取り出
す際の修正レベルを保持する修正要求保持手段と、前記
図面の取り出し要求を受け付けて該要求の修正レベルと
前記修正要求保持手段に保持されている修正レベルを比
較して同一修正レベルでない場合に前記原図格納手段か
ら前記図面を取り出す管理手段を具備し、同一図面に対
する修正レベルの異なる複数の取り出し要求を受け付け
可能に構成したことを特徴とするものである。前記修正
レベルは、請求項2に記載の発明のように、修正あるい
は改版の内容または図面の構成要素の意味に応じて区分
することができる。
【0008】前記管理手段は、請求項3に記載の発明の
ように、同一図面に対して2以上の修正依頼を受け付け
た際に、すべての図面の修正あるいは改版の受付が完了
するまで先に受け付けた図面の修正あるいは改版を保留
し、原図データに反映しないように構成することができ
る。このとき、請求項4に記載の発明のように、さら
に、同一図面に対する2以上の修正あるいは改版を合成
する合成手段を設け、前記管理手段は、同一図面に対し
て2以上の修正依頼を受け付けた際に、すべての図面の
修正依頼の受付が完了するまで先に受け付けた図面の修
正あるいは改版を保留し、すべての図面の修正依頼の受
付が完了後に前記合成手段による合成を行なって前記原
図格納手段に格納するように構成することができる。
【0009】さらに、前記管理手段は、請求項5に記載
の発明のように、同一図面に対して2以上の修正依頼を
受け付けた際に、先に受け付けた図面の修正依頼がそれ
以降の変更内容と競合するか否かを判定し、競合しない
場合に先に受け付けた図面の修正依頼に基づく修正ある
いは改変をそれ以降の図面の修正依頼の受付を待たずに
前記原図格納手段内の図面に反映するように構成するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の図面管理装置の
第1の実施の形態を含むシステムの一例を示す構成図で
ある。図中、1は出図依頼部門側装置、2は図面管理部
門側装置、3はネットワーク、11は中央制御部、12
は記憶部、13は入出力部、14は通信制御部、15は
CADシステム、16は要求発生部、21は中央制御
部、22は記憶部、23は入出力部、24は通信制御
部、25は原図記憶部、26は原図管理部、27は要求
管理部である。
【0011】図1(A)に示すように、出図依頼部門側
装置1は、中央制御部11と、記憶部12と、入出力部
13と、通信制御部14と、CADシステム15と、要
求発生部16を有する。CADシステム15は、CAD
図面の作図、修正、出力等を行なう。また、要求発生部
16は、図面管理部門側装置2に対して、原図データの
取出要求、または修正等実施済データの出図要求を行な
う。出図依頼部門側装置1は、必要に応じてネットワー
ク3に接続される。
【0012】図1(B)に示すように、図面管理部門側
装置2は、中央制御部21と、記憶部22と、入出力部
23と、通信制御部24と、原図記憶部25と、原図管
理部26と、要求管理部27を有している。原図記憶部
25は、原図データを保存する。原図管理部26は、原
図記憶部25に対して原図データの取り出し、または格
納を制御する。要求管理部27は、出図依頼部門側装置
1の要求発生部16からの原図データの取出要求、また
は修正等実施済データの出図要求を受け付ける。図面管
理部門側装置2は、必要に応じてネットワーク3に接続
される。
【0013】上述の出図依頼部門側装置1や図面管理部
門側装置2は、例えば、1台以上のワークステーショ
ン、および、それらの上に実装されたソフトウェアによ
って構成することが可能である。このようなワークステ
ーションによる構成例を図1(C)に示している。図1
(C)では、2台の出図依頼部門側のワークステーショ
ンと、1台の図面管理部門側のワークステーションがネ
ットワーク3によって接続された構成を示している。こ
の構成は、一例であって、ワークステーションの台数な
どは適宜変更可能であるし、必ずしもネットワーク3に
接続されている必要はない。また、この例では、ワーク
ステーション、および実装されるソフトウェアは、出図
依頼部門側にあるもの、および、図面管理部門側にある
ものに大別されている。しかし、使用様態によっては必
ずしも独立している必要はなく、1台のワークステーシ
ョンに出図依頼部門側の構成と図面管理部門側の構成が
含まれ、共通部分を共用した構成であってもよい。
【0014】図2は、本発明の図面管理装置の第1の実
施の形態を含むシステムの動作の一例の説明図である。
図中、図1と同様の部分には同じ符号を付してある。3
1はユーザインタフェース、32は処理制御部、41は
ユーザ認証部、42は図面存在確認部、43は修正要求
確認部、44は修正要求登録部、45は修正要求登録フ
ァイル、46はエラー通知部、47は処理制御部であ
る。この例では、出図依頼部門側装置1の要求発生部1
6は、ユーザインタフェース31および処理制御部32
を有している。また、図面管理部門側装置2の要求管理
部27は、ユーザ認証部41、図面存在確認部42、修
正要求確認部43、修正要求登録部44、修正要求登録
ファイル45、エラー通知部46、処理制御部47を有
している。
【0015】ユーザインタフェース31は、設計者から
の原図取出要求、図面出図要求の各指令を受け取る。処
理制御部32は、図面管理部門側装置2に対して指令の
転送、エラー通知の受取を行ない、図面管理部門側装置
2から転送された原図データを記憶部12に格納し、出
図する図面データを記憶部12から図面管理部門側装置
2に転送する等の処理を行なうように、装置内部の各部
の起動、および制御を行なう。
【0016】ユーザ認証部41は、図面管理部門側装置
2に送られてきた要求元の設計者名が、適切な者か否か
の認証を行なう。図面存在確認部42は、図面管理部門
側装置2に送られてきた指定された図面名が、原図デー
タとして存在しているか否かの検出を行なう。登録要求
確認部43は、修正要求が当該図面に対して同一設計者
名、あるいは同一レベルか否かの検出を行なう。修正要
求登録部44は、修正要求登録ファイル45に対して、
修正要求のあった設計者名、図面名、修正レベルの登
録、および呼出しを行なう。エラー通知部46は、発生
したエラーを出図依頼部門装置1に転送する。処理制御
部47は、要求管理部27内部の各部の起動、および制
御、および外部との接続を行なう。
【0017】次に、出図依頼部門側装置1に原図取出要
求の指令を出した場合の動作について説明する。図3
は、原図取り出し要求時の表示画面の一例の説明図であ
る。出図依頼部門側装置1の要求発生部16中のユーザ
インタフェース31は、例えば、図3に示すような指示
入力画面を設計者に提示し、指示を受ける。設計者は、
図3に示した画面表示に従い、設計者名、パスワード、
取り出したい図面名、修正を行なうか否かの選択、修正
する際の修正レベルを入力して開始の指示を行なう。
【0018】修正レベルは、修正等の内容、または図面
の構成要素の意味に応じて区分されている。図4は、修
正レベルの一例の説明図である。この例では、修正レベ
ルとして、誤記訂正、属性変更、内容修正の3レベルを
想定している。それぞれの修正レベルは、図4に示すよ
うに、修正等の内容によって区分されている。誤記訂正
は、注記文字の誤記訂正を行なう場合の修正レベルであ
る。属性変更は、図面名や部品番号など、図面の属性の
修正や訂正を行なう場合の修正レベルである。内容修正
は、図面中の回路図自体の修正や内容の変更を行なう場
合の修正レベルである。
【0019】図5は、修正レベルの別の例の説明図であ
る。この例では、図面の構成要素の意味に応じて修正レ
ベルを設定している。図5(B)に示すように、テキス
ト文字のみの修正レベルでは、図5(A)に点線で囲ん
で示されているテキスト部分の修正を行なう。特定図形
の属性の修正レベルでは、図5(A)に「属性」として
示されているような、図面枠などの特定の図形に付加さ
れている属性の変更や修正を行なう。ラベルのみの修正
レベルでは、図5(A)の回路図中に「ラベル」として
示されているように、回路図に付加されている文字の変
更や修正を行なう。図形の変更の修正レベルでは、回路
図の修正や内容の変更を行なう。この例では、文字の修
正であっても、注記部分のようなテキスト部分と、ラベ
ル部分とでは異なる修正レベルによって修正を行なうこ
とになる。
【0020】もちろん、図4、図5に示した例のほか、
種々の修正レベルを設定することが可能である。設計者
は、これから行なう作業に応じて、例えば、図3に示す
画面において修正レベルを設定する。また、修正レベル
は、修正の内容に応じ同時に複数のレベルを選択できる
ように構成することも可能である。
【0021】設計者から開始の指示がなされると、出図
依頼部門側装置1から図面管理部門側装置2に対して、
入力した情報が原図取出要求として要求管理部27に転
送される。
【0022】図6は、原図取り出し要求時の要求管理部
27の動作の一例を示すフローチャートである。要求管
理部27の処理制御部47は、S51において、ユーザ
認証部41に対してユーザ認証を行なう旨の指示を与え
る。ユーザ認証部41は、送られてきた設計者名が原図
データを取り出す正当な権利を持つ者か否かを認証す
る。当該認証のための権利者の情報は、ファイルその他
の情報によって与えられるとする。S52において認証
の結果を判定し、設計者名が適切でなかった場合は、ユ
ーザ不正のエラーである旨をS61でエラー通知部46
に伝える。そうでない場合は以下の処理を続行する。
【0023】要求管理部27の処理制御部47は、図面
存在確認部42に対して、図面名の存在確認をする旨の
指示を与える。処理制御部47は、送られてきた図面名
が原図データとして存在するか否かを検出する。この検
出のため、処理制御部47は、原図管理部26に対して
原図データ名のリストを要求し、原図管理部26より原
図データ名のリストを入手する。S53において、検出
の結果、図面名が原図データとして存在しないものであ
った場合は、図面名不正のエラーである旨をS61でエ
ラー通知部46に伝える。そうでない場合は以下の処理
を続行する。
【0024】要求管理部27の処理制御部47は、S5
4において、修正要求確認部43に対して、送られてき
た図面名の原図データに対する修正要求が既に存在する
ものであるか、さらに、修正要求が既に存在したもので
あった場合は、当該修正要求者が既登録設計者に含まれ
るか否か、さらに当該修正要求が既登録設計者でない者
あった場合は、前記修正する際の修正レベルが同一であ
るか否かの検出を行なう旨の指示を与える。この検出の
ため、処理制御部47は、修正要求登録部44に対して
修正要求登録ファイル45中の既登録設計者のリストを
要求し、修正要求登録部44より既登録設計者のリスト
を入手する。この検出の結果、S55において、図面名
の原図データに対する修正要求がまだ存在しなかった場
合は、S58以降の修正要求登録の処理を続行する。修
正要求が既に存在し、S56において修正要求者が既登
録設計者であった場合は、登録重複エラーある旨をS6
1でエラー通知部46に伝える。さらに、修正要求が既
に存在し、当該修正要求者が既登録設計者でなく、S5
7において修正レベルが同一である場合は、レベル重複
エラーある旨をS61でエラー通知部46に伝える。そ
うでない場合は以下に述べる修正要求登録の処理を続行
する。
【0025】修正要求が妥当なものと判断された場合
は、S58において、要求管理部27の処理制御部47
は、修正要求登録部44に対して当該修正要求を登録す
る旨の指示を与える。修正要求登録部44は、修正要求
登録ファイル45に修正要求を登録する。さらに、要求
管理部27の処理制御部47は、S59において、原図
管理部24に送られてきた図面名の原図データを転送す
る旨の指示を与え、S60において、原図管理部24
は、原図記憶部25から出図依頼部門側装置1に対して
当該原図データを転送する。
【0026】出図依頼部門側装置1に転送された原図デ
ータは、要求発生部16の処理制御部32によって記憶
装置12に格納される。以上の処理を経て、設計者は原
図データを取り出し、原図データに対して修正等を施す
ことができるようになる。
【0027】なお、図6のS56において、送られてき
た修正要求の要求者が既登録設計者に含まれていた場合
は、これを既に存在する修正要求の訂正と見なし、既に
存在する修正要求を削除し、送られてきた修正要求に置
き換えることによって、修正要求の削除・訂正を行なう
ことができるように構成してもよい。
【0028】次に、出図依頼部門側装置1に図面出図要
求の指令を出した場合の動作について説明する。図7
は、出図要求時の表示画面の一例の説明図である。設計
者は、例えば、図7に示すような指示入力画面に従い、
設計者名、パスワード、出図したい図面名を入力して開
始の指示を行なう。すると、出図依頼部門側装置1から
図面管理部門側装置2に対して、入力した設計者名、パ
スワード、図面名などの情報が図面出図要求として要求
管理部27に転送される。
【0029】図8は、出図要求時の要求管理部27の動
作の一例を示すフローチャートである。要求管理部27
の処理制御部47は、S71において、ユーザ認証部4
1に対してユーザ認証を行なう旨の指示を与え、ユーザ
認証部41は、送られてきた設計者名が出図を行なう正
当な権利を持つ者か否かを認証する。当該認証のための
権利者の情報は、ファイルその他の情報によって与えら
れるとする。S72において、認証の結果、設計者名が
適切でなかった場合は、ユーザ不正のエラーである旨を
S78でエラー通知部46に伝える。そうでない場合は
以下の処理を続行する。
【0030】要求管理部27の処理制御部47は、S7
3において、修正要求確認部43に対して送られてきた
図面名の原図データに対する修正要求が既に存在するも
のであるか否かの検出を行なう旨の指示を与える。この
検出のため、処理制御部47は、修正要求登録部44に
対して修正要求登録ファイル45中の既登録設計者のリ
ストを要求し、修正要求登録部44より既登録設計者の
リストを入手する。S74において、この検出の結果、
送られてきた図面名の原図データに対する修正要求が存
在しなかった場合は、出図しようとしている図面は修正
要求がなされていないものであるため、未登録エラーあ
る旨をS78でエラー通知部46に伝える。そうでない
場合は以下の処理を続行する。
【0031】S74までの処理で出図要求が妥当なもの
と判断された場合は、S75において、要求管理部27
の処理制御部47は、原図管理部24に図面データを出
図依頼部門側装置1から転送する旨の指示を与え、原図
管理部24は、S76において、原図記憶部25に図面
データを原図データとして格納する。さらに、要求管理
部27の処理制御部47は、S77において、修正要求
登録部44に対して当該修正要求を削除する旨の指示を
与える。修正要求登録部44は、修正要求登録ファイル
45から前記修正要求を削除する。
【0032】このようにして、原図データの取り出しの
際に1つの図面で修正レベルが重ならなければ、各修正
レベルにおける原図データの取り出し、修正、出図を並
行して行なうことができる。これにより、競合を起こす
ことなく、複数人による図面の修正が可能となる。
【0033】なお、同一図面に対して2以上の原図デー
タの取り出しが行なわれている場合に、2以上の出図依
頼部門側装置1から同一のページを修正した図面データ
の出図依頼を受け付けた場合、上書きされて最後に出図
要求した図面データのみしか残らない場合がある。この
ような事態を回避するため、原図管理部26は、すべて
の出図要求の受付が完了するまで、先に受け付けた図面
の修正あるいは改版を保留し、原図データに反映しない
ようにする。すべての出図要求を受け付けた後、重複す
るページの修正が存在する場合には、その旨をページの
重複する修正を行なった出図依頼部門側装置に伝え、す
べての出図要求を受け付けない、あるいは1つのみを選
択して受け付けるように構成することができる。もちろ
ん、同一ページを修正しないことが明らかな場合には、
このような処理を行なわず、出図要求の合った順に、修
正ページの図面データを原図記憶部25に格納すればよ
い。
【0034】図9は、本発明の図面管理装置の第2の実
施の形態を含むシステムの動作の一例の説明図である。
図中、図2と同様の部分には同じ符号を付して説明を省
略する。81は一時記憶部、82は合成部である。上述
の第1の実施の形態の構成では、同じ図面の異なるペー
ジに対して並行して修正を行なえるものの、同じページ
に対して修正を行なって出図を行なうと、順に上書きさ
れて最後に出図したデータしか残らない場合がある。そ
のため、この第2の実施の形態では、同一ページに異な
るレベルの修正が発生した場合に、図面データが上書き
されてしまうことを防止し、同一ページの修正をも並行
して行なえるようにした構成を示している。
【0035】図面管理部門側装置2は、さらに一時記憶
部81および合成部82を有している。一時記憶部81
は、出図要求のあった図面データを一時的に保持する。
合成部82は、複数の出図された図面データを合成し、
すべての修正内容を包含する図面データを作成する。
【0036】この第2の実施の形態における原図データ
の取り出しの動作は、上述の第1の実施の形態の場合と
同様である。出図時には、出図された図面データは、直
接原図記憶部25に格納されるのではなく、一度、一時
記憶部81に格納される。並行して修正作業を行なって
いた出図依頼部門装置1からすべて出図依頼があり、当
該図面に対する全ての図面データが一時記憶部81に格
納されると、同一ページに複数の修正要求があったペー
ジのデータのみ、合成部82により全ての修正を包含す
る図面データを作成する。そして、合成後の図面データ
を原図記憶部25に格納する。このようにして、同一ペ
ージに対して複数人が並行して修正を行なうことがで
き、その場合でも、それぞれの修正内容を原図データに
反映することができる。この第2の実施の形態のように
図面データを合成する場合でも、同一の修正レベルでの
修正は許可していない。これにより、同一箇所に対する
異なる修正内容が合成される事態を防止することができ
る。
【0037】なお、先に受け付けた出図要求がそれ以降
に受け付ける出図要求と競合しないことが明らかな場合
には、すべての出図要求が揃うまで保留せずに、受け付
けた出図要求を処理し、原図記憶部25に格納して行く
ように構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、CAD図面上の要素に対して、修正あるいは
改版の内容、または図面の構成要素の意味に応じて区分
されたレベル分けを行ない、前記レベルを、原図データ
を修正あるいは改版する際に登録し、同一レベルでの修
正あるいは改版を制限することによって、変更内容の競
合を起こすことなく、複数人が並行して図面の修正ある
いは改版を行なうことができる。
【0039】また、図面の同一ページに対して2以上の
修正依頼が発生した際に、それらの修正を合成して反映
することにより、同一ページに対する修正を並行して行
なうことができる。このとき、同一の修正レベルによる
修正は禁止されているので、変更内容の競合を防ぐこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の図面管理装置の第1の実施の形態を
含むシステムの一例を示す構成図である。
【図2】 本発明の図面管理装置の第1の実施の形態を
含むシステムの動作の一例の説明図である。
【図3】 原図取り出し要求時の表示画面の一例の説明
図である。
【図4】 修正レベルの一例の説明図である。
【図5】 修正レベルの別の例の説明図である。
【図6】 原図取り出し要求時の要求管理部の動作の一
例を示すフローチャートである。
【図7】 出図要求時の表示画面の一例の説明図であ
る。
【図8】 出図要求時の要求管理部の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図9】 本発明の図面管理装置の第2の実施の形態を
含むシステムの動作の一例の説明図である。
【符号の説明】
1…出図依頼部門側装置、2…図面管理部門側装置、3
…ネットワーク、11…中央制御部、12…記憶部、1
3…入出力部、14…通信制御部、15…CADシステ
ム、16…要求発生部、21…中央制御部、22…記憶
部、23…入出力部、24…通信制御部、25…原図記
憶部、26…原図管理部、27…要求管理部、31…ユ
ーザインタフェース、32…処理制御部、41…ユーザ
認証部、42…図面存在確認部、43…修正要求確認
部、44…修正要求登録部、45…修正要求登録ファイ
ル、46…エラー通知部、47…処理制御部、81…一
時記憶部、82…合成部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムで作成された図面を管理
    する図面管理装置において、前記図面を格納する原図格
    納手段と、前記図面を取り出す際の修正レベルを保持す
    る修正要求保持手段と、前記図面の取り出し要求を受け
    付けて該要求の修正レベルと前記修正要求保持手段に保
    持されている修正レベルを比較して同一修正レベルでな
    い場合に前記原図格納手段から前記図面を取り出す管理
    手段を具備し、同一図面に対する修正レベルの異なる複
    数の取り出し要求を受け付け可能に構成したことを特徴
    とする図面管理装置。
  2. 【請求項2】 前記修正レベルは、修正あるいは改版の
    内容または図面の構成要素の意味に応じて区分されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の図面管理装置。
  3. 【請求項3】 前記管理手段は、同一図面に対して2以
    上の修正依頼を受け付けた際に、すべての図面の修正あ
    るいは改版の受付が完了するまで先に受け付けた図面の
    修正あるいは改版を保留し、原図データに反映しないこ
    とを特徴とする請求項1に記載の図面管理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、同一図面に対する2以上の修正
    あるいは改版を合成する合成手段を有し、前記管理手段
    は、同一図面に対して2以上の修正依頼を受け付けた際
    に、すべての図面の修正依頼の受付が完了するまで先に
    受け付けた図面の修正あるいは改版を保留し、すべての
    図面の修正依頼の受付が完了後に前記合成手段による合
    成を行なって前記原図格納手段に格納することを特徴と
    する請求項1に記載の図面管理装置。
  5. 【請求項5】 前記管理手段は、同一図面に対して2以
    上の修正依頼を受け付けた際に、先に受け付けた図面の
    修正依頼がそれ以降の変更内容と競合するか否かを判定
    し、競合しない場合に先に受け付けた図面の修正依頼に
    基づく修正あるいは改変をそれ以降の図面の修正依頼の
    受付を待たずに前記原図格納手段内の図面に反映するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の図面管理装置。
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