JPH09212060A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09212060A
JPH09212060A JP8045328A JP4532896A JPH09212060A JP H09212060 A JPH09212060 A JP H09212060A JP 8045328 A JP8045328 A JP 8045328A JP 4532896 A JP4532896 A JP 4532896A JP H09212060 A JPH09212060 A JP H09212060A
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cleaning
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charger
carrier
image forming
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JP8045328A
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English (en)
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Rie Takekoshi
里枝 竹腰
Nobuhiko Takekoshi
信彦 竹腰
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離帯電器内を良好に清掃し、且つ清掃にて
搬送ベルト上に落下した不用トナーを良好に回収する。 【解決手段】 分離帯電器320の放電ワイヤー60を
清掃パッド34により清掃が終了した時点に、清掃によ
り搬送ベルト130に落下したトナーや異物等をクリー
ニングウェッブ19によって拭い落とすため、搬送ベル
ト130を、駆動ローラ13を軸に感光ドラム3a〜3
dから離間したコピー待ちの状態で1周分回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式等を
利用して、画像を記録材上に形成してハードコピーを得
る複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備え、各画像
形成部でそれぞれ色の異なったトナー像を形成し、その
トナー像を同一記録材上に順次重ね合わせて転写してカ
ラー画像形成装置が種々提案されている。
【0003】このような状況の中で、無端状の記録材担
持部材を用いた多色電子写真方式のカラー複写機が高速
記録に用いられている。
【0004】斯かるカラー電子写真記録装置の一例を図
7に基づいて簡単に説明すると、装置内には第1、第
2、第3、第4の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが
並設され、各々異なった色のトナー像が潜像、現像、転
写のプロセスを経て形成される。
【0005】画像形成部Pa〜Pdは、それぞれ専用の
像担持体、本例では電子写真感光ドラム3a、3b、3
c、3dを具備し、各感光ドラム3a〜3d上に各色の
トナー像が形成される。各感光ドラム3a〜3dに隣接
して記録材担持体(以下、搬送ベルトと称する)130
が設置され、感光ドラム3a〜3d上に形成された各色
のトナー像が、搬送ベルト130上に担持し搬送される
記録材P上に転写される。更に各色のトナー像が転写さ
れた記録材Pは、定着部9で加熱及び加圧によりトナー
像を定着した後、記録画像として装置外に排出される。
【0006】感光ドラム3a〜3dの外周には、それぞ
れ露光ランプ111a、111b、111c、111
d、ドラム帯電器2a、2b、2c、2d、電位センサ
ー113a、113b、113c、113d、現像器3
a、3b、3c、3d、ブラシ転写帯電器24a、24
b、24c、24d及びクリーナ4a、4b、4c、4
dが設けられ、装置の上方部には更に図示しない光源装
置及びポリゴンミラー117が設置されている。
【0007】光源装置から発せられたレーザ光をポリゴ
ンミラー117を回転して走査し、その走査光の光束を
反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより感光ドラ
ム3a〜3dの母線上に集光して露光することにより、
感光ドラム3a〜3d上に画像信号に応じた潜像が形成
される。
【0008】現像器1a〜1dには、現像剤としてそれ
ぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー
が、図示しない供給装置により所定量充填されている。
現像器1a〜1dは、それぞれ感光ドラム3a〜3d上
の潜像を現像して、シアントナー像、マゼンタトナー
像、イエロートナー像及びブラックトナー像として可視
化する。
【0009】記録材Pは記録材カセット10に収容さ
れ、そこから複数の搬送ローラ及びレジストローラ12
を経て搬送ベルト130上に供給され、搬送ベルト13
0による搬送で感光ドラム3a〜3dと対向した転写部
に順次送られる。
【0010】搬送ベルト130は、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂シート(PETシート)や、ポリフッ化ビ
ニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなどの誘
電体樹脂のシートからなっており、その両端部を互いに
重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、あ
るいは継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いら
れている。
【0011】継ぎ目を有しないベルトの場合には、均一
な物性を持つように製造することが難しいばかりでな
く、ベルトの周長の安定性及び製造時間などの点から、
大量生産等にはコスト等の面で不向きである。
【0012】一方、継ぎ目を有したベルトでは、継ぎ目
部分の凹凸及び抵抗値等の物性の変化が避けられず、継
ぎ目上で画像形成を行なうと画像を乱す。このため高画
質の画像を得るためには、搬送ベルト130の周長を記
録材の長さ及び記録材と次の記録材間の隙間長さ(紙間
の長さ)の合計長さの整数倍にすると共に、継ぎ目位置
の検知手段を設け、継ぎ目上で画像形成を行なわないよ
うにするのが一般的である。
【0013】また、この継ぎ目位置の検知手段として
は、搬送ベルト130が不透明な場合には反射型光学セ
ンサーを用い、継ぎ目部に光反射特性が異なる検知印を
設けて継ぎ目位置を検知するもの、搬送ベルト130が
透明な場合には、透過型光学センサーを用いて継ぎ目位
置を直接検知するか、あるいは変位センサーを用い、継
ぎ目部に設けた切欠きや突起により機械的に継ぎ目位置
を検知するもの等がある。
【0014】さて、この搬送ベルト130が回転し、所
定の位置にあることが確認されると、記録材Pがレジス
トローラ12から搬送ベルト130に送り出され、記録
材Pが第1画像形成部Paの転写部へ向けて搬送され
る。これと同時に画像書き出し信号がオンとなり、それ
を基準としてあるタイミングで第1画像形成部Paの感
光ドラム3aに対し画像形成を行なう。そして感光ドラ
ム3aの下側の転写部で転写帯電器24aが電界又は電
荷を付与することにより、感光ドラム3a上に形成され
た第1色目のトナー像が記録材P上に転写される。この
転写により記録材Pは搬送ベルト130上に静電吸着力
でしっかりと保持され、第2画像形成部Pb以降に搬送
される。
【0015】以下同様にして、第2〜第4画像形成部P
b〜Pdでの画像形成、転写が行なわれる。次いで4色
のトナー像を転写された記録材Pは、搬送ベルト130
の搬送方向下流部で分離帯電器320により除電して静
電吸着力を減衰することにより、搬送ベルト130の末
端から離脱する。離脱した記録材Pは、搬送部62によ
り定着装置9へ搬送される。
【0016】定着装置9は、定着ローラ51、加圧ロー
ラ52と、その各々をクリーニングする耐熱性クリーニ
ング部材54、55と、ローラ51、52内に設置され
たローラ加熱ヒータ56、57と、定着ローラ51にジ
メチルシリコーンオイル等の離型剤オイルを塗布する塗
布ローラ50と、そのオイルの溜め53と、加圧ローラ
52表面の温度を検知して定着温度を制御するサーミス
タ58とから構成されている。
【0017】4色のトナー像を転写された記録材Pは、
定着によりトナー像の混色及び記録材Pへの固定が行な
われ、フルカラーのコピー画像に形成され、排紙トレイ
63ん排出される。
【0018】転写が終了した感光ドラム3a〜3dは、
それぞれのクリーナ4a〜4dにより転写残トナーをク
リーニング、除去され、引き続き次の潜像の形成以下に
備えられる。搬送ベルト130上に残留したトナー及び
その他の異物は、搬送ベルト130の表面にクリーニン
グウエブ(不織布)19を当接して、拭い取るようにし
ている。
【0019】クリーニングウエブ19は、搬送ベルト1
30の下流端の下方に配設した一対のローラ17、18
のうちの一方のウエブローラ18に巻回され、これを他
方の巻取りローラ17に巻取るようになっている。ロー
ラ17、18の間には押圧ローラ22が配設され、この
押圧ローラ22によりクリーニングウエブ19を搬送ベ
ルト130の表面に押付ける。押圧ローラ22によるク
リーニングウエブ19の搬送ベルト130への押付け
は、搬送ベルト130の裏面側(内側)に配設された対
向ローラ21によりバックアップされる。
【0020】クリーニングウエブ19の繊維としては、
ポリプロピレン、レーヨン、アクリル、ナイロン、ポリ
エステル、ビニロン等の繊維、及びこれらの繊維を混合
したものが好適に用いられる。
【0021】記録材Pに両面画像形成を行なう場合に
は、1面目の転写が終了し、定着装置9を通過後、記録
材Pを排紙トレイ63に搬送せず、フラッパー(反転部
材)64等によって両面画像形成専用の搬送路65へ搬
送する。そして記録材Pの上下を反転して搬送ベルト1
30を再送し、画像形成が終了している第1面(1面
目)と反対側の第2面に対し、再度画像形成が行なわれ
る。
【0022】このとき、記録材Pの第1面上、特にその
トナー像上に付着した離型材オイルが搬送ベルト130
の表面に付着し、更に搬送ベルト130から感光ドラム
3a〜3dに付着する。
【0023】感光ドラム3a〜3dのクリーナ4a〜4
dは、感光ドラム3a〜3d上のトナー除去を目的とし
ており、付着した離型剤オイルを十分に除去できない。
このため感光ドラムの離型剤オイル汚染による画像不良
という両面カラーコピー特有の問題が発生する。そのた
め、従来は、搬送ベルト130のクリーニング部材であ
るクリーニングウエブ19は、搬送ベルト130上の残
留トナーのみならず、表面に付着した離型剤オイルをも
クリーニングするようにしている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録材
等に形成された未定着トナー像に面した、例えば分離帯
電器内の帯電ワイヤーや、帯電器ユニット内側は、長時
間の使用により飛散したトナーや異物が付着しやすく、
また、帯電ワイヤーや帯電器ユニット内側にトナー等の
汚れが付着してしまうと、放電量が低下したり、部分的
に異常放電したり、更には、記録材上の未定着トナー画
像を、上記放電により乱してしまう等の問題点があっ
た。
【0025】上記問題点の対策として、図8に示すよう
な帯電器ワイヤー60を清掃するための帯電器ワイヤー
清掃部材34と、この清掃部材34を帯電器ワイヤー6
0に沿って移動させるためのスクリュー32と、このス
クリュー32を駆動するための図に示さないモータとを
設け、サービスマンあるいはユーザが操作したり、ま
た、頻繁に清掃が必要な帯電器においては自動清掃を行
なう制御が盛り込まれている。
【0026】ところが、帯電器内の清掃を行なうことに
よって、当然、帯電器内に付着していた飛散トナー等の
異物が、担持体上に落下するため、担持体表面を汚染す
るだけなく、長期間の放置によって担持体や落下したト
ナー自身が、定着器に近接していることや、内部にヒー
タを配設していることが原因で昇温してしまい、担持体
表面に落下した不用トナーが固着してしまう現象が起こ
った。
【0027】その結果、容易にクリーニングできなくな
り、画像形成時に固着トナー部で抵抗ムラが生じ、転写
時に画像を乱す原因となったり、記録材の裏面に付着
し、汚れるという問題点が指摘された。
【0028】従って、本発明の目的は、帯電器内を良好
に清掃し、且つ清掃にて担持体上に落下した不用トナー
を良好に回収する容易な構成と容易な制御を行なう画像
形成装置を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
可視像を直接又は間接的に担持する担持体と、前記担持
体の表面を清掃する担持体清掃手段と、前記担持体の上
方に位置する帯電器と、前記帯電器を清掃する帯電器清
掃手段とを備えた静電転写プロセスを利用する画像形成
装置において、前記帯電器清掃手段による清掃が終了し
た時点に、前記清掃した帯電器と対向していた前記担持
体表面が、次の画像形成時までに少なくとも前記担持体
清掃手段の位置まで回動し、清掃されることを特徴とす
る画像形成装置である。
【0030】前記担持体が可視像を形成する像担持体、
これに当接する第2の像担持体、及び記録材を担持し搬
送する記録材担持体のうち、少なくとも一つであること
が好ましい。前記帯電器は、前記担持体上の未定着トナ
ー像と対面する構成であることが好ましい。前記帯電器
は、前記記録材担持部材から記録材を静電的に分離する
分離帯電器であることが好ましい。
【0031】前記帯電器清掃手段による清掃動作は、画
像形成が一定回数行なわれたときに作動することが好ま
しい。別の態様によれば、前記帯電器清掃手段による清
掃動作は、前記担持体への画像形成後、定着終了前まで
に、一連の画像形成が停止された場合、その復帰時に行
なうことが好ましい。又、別の態様によれば、前記帯電
器清掃手段による清掃動作は、前記帯電器下を未定着ト
ナー像が通過している間は行なわないことが好ましい。
更に別の態様によれば、前記帯電器清掃手段による清掃
動作は、熱圧定着装置の温度に応じて、動作開始を判断
するよう制御されることが好ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0033】実施例1 図1〜図3により本発明に係る画像形成装置の実施例1
について説明する。尚、次の説明では、前出の部材と同
一の部材には同一の符号を付して、詳しい説明は省略
し、本発明の特徴部分について説明する。
【0034】分離帯電器320は、搬送ベルト130の
最下流上方、即ち、搬送ベルト130の駆動ローラ13
の上方に配置され、図2及び図3に示すように、放電ワ
イヤー60を備えている。放電ワイヤー60はモータ側
ブロックと給電側ブロック51の間に張設されており、
放電ワイヤー60の片側端部にスプリング62を設ける
ことで張力を保っている。放電ワイヤー60への給電は
図示しない本体側コネクターより給電端子70、給電ピ
ン63、スプリング62を介して行なわれる。
【0035】ワイヤー清掃パッド34は、清掃パッド支
持部材31により支持され、且つ放電ワイヤー60を挟
むように設置されており、清掃パッド34のみ消耗品と
して交換可能とされている。
【0036】清掃パッド支持部材31はその他端部がス
クリュー32に支持され、且つスクリュー32の回転に
よって放電ワイヤー60に沿って移動可能とされてい
る。スクリュー32は図示しないモータの回転に応じ、
ギアを介して回転することができる。モータはモータ給
電電極(図示せず)により電力を供給され任意の回転方
向に回転可能である。即ち、モータへの給電極性によっ
て、ワイヤー清掃パッド34を放電ワイヤー60に沿っ
て往復させ、放電ワイヤー60の清掃を行なっている。
【0037】さて、本実施例において、分離帯電器32
0の放電ワイヤー60の清掃は、定期メンテナンス時等
にサービスマンあるいはユーザ自身が作動させたり、あ
るいは一定回数画像形成が終了したとき、例えば本実施
例においては、5000回の画像形成毎に行なうように
制御されている。
【0038】又、前述したように、上記分離帯電器ワイ
ヤー清掃を行なうと、ワイヤーに付着していたトナーや
異物等が転写ベルト上に掻き落とされる。従って、本実
施例では、分離帯電器ワイヤー清掃終了後、この清掃の
ために搬送ベルト上に落下したトナーや異物等を搬送ベ
ルトクリーニングユニットC内のクリーニングウェブ1
9によって拭い落とされ回収されるように、図1に示す
ように、搬送ベルト130を、駆動ローラ13を軸にし
て感光ドラム3a〜3dから離間されたコピー作業待ち
状態のまま、1周分回動させるシーケンスを、分離帯電
器ワイヤー清掃動作シーケンスに追加した。
【0039】これによって、分離帯電器清掃後も、分離
帯電器はもちろん搬送ベルト表面も、残留トナー等の異
物がない良好な状態に保たれ、従来問題点となった異常
放電による画像不良や記録材の裏汚れ等を解決すること
ができた。
【0040】実施例2 次に、本発明に係る実施例2について、図4により説明
する。本実施例では、前述したような帯電器清掃やその
後の搬送ベルト回動に必要な時間を特別に設けることな
く、実施できる点が実施例1とは大きく異なる。
【0041】図4に示すような熱圧定着装置9を備えた
画像形成装置において、従来、定着ローラ温度は、定着
ローラ52の表面に設置されたサーミスタ58によって
測定され、その結果に応じて制御装置59で定着ローラ
52の温度調節を行なっている。従って、定着ローラ5
2の表面は、常に一定温度、例えば150℃を保つよう
に、上記サーミスタ58の値が、140℃に低下した時
には、上昇するようにハロゲンヒータ56、57を点灯
させ、150℃を示した時に、その作業を停止させると
いう具合に制御されている。
【0042】一方、本実施例では、画像形成装置の電源
投入後、定着ローラ52の表面に設置されたサーミスタ
58の測定温度が100℃を示した時に、帯電器清掃が
起動し、その後、搬送ベルト130が駆動ローラ13を
軸にして、感光ドラム3a〜3dから離間されたコピー
作業待ち状態のまま1周分回動させるというシーケンス
を投入した。
【0043】従って、実施例1で述べたような帯電器清
掃とその後の搬送ベルトの回動という本実施例の一連の
作業は、定着ローラの表面温度を、100℃から150
℃へと上昇させなければならない時間内に十分に行なう
ことができる。
【0044】以上説明したように本実施例によれば、帯
電器の清掃及び、それに付随した搬送ベルト表面の清掃
を、特別な時間を設けることなく、画像形成装置の電源
投入毎に1回即ちほぼ1日に1回行なうことができた。
これによって、実施例1と同様に、分離帯電器清掃後
も、分離帯電器はもちろん搬送ベルト表面も、残留トナ
ー等の異物がない良好な状態に保たれ、従来問題点とな
った異常放電による画像不良や記録材の裏汚れ等を解決
することができた。
【0045】実施例3 次に本発明に係る実施例3について説明する。
【0046】前述したように、搬送ベルトは、大量生産
の等のために低コストである継ぎ目を有したベルトが一
般的には多く用いられている。しかし、継ぎ目部分での
画像形成は、抵抗値変化のため乱れた画像になるので、
継ぎ目位置を検知し、継ぎ目上で画像形成を行なわない
ようにしている。
【0047】そこで、本実施例における帯電器清掃は、
継ぎ目部分を検知するために、画像形成の前、あるい
は、後に、図1に示したように、搬送ベルト130を駆
動ローラ13を軸に感光ドラム3a〜3dから離間した
状態で行なっている搬送ベルト130の回転中に実施
し、終了させることが可能となった。
【0048】通常以上のスピードで帯電器が飛散トナー
で汚れてしまう長時間連続の画像形成をする場合や、装
置の電源をOFFすることなく終夜稼働するため、実施
例2に挙げた制御が行なえず、清掃されない場合におい
て、特に有効で、数千枚毎というように定期的な帯電器
清掃を、時間をロスせず、良好に行なうことができる。
【0049】実施例4 次に、本発明に係る実施例4について説明する。従来か
らの問題点の一つに、ジャム処理による帯電器汚れがあ
ったが、本実施例では、この汚れに対応する帯電器清掃
の制御に特徴を有する。
【0050】画像形成が開始されてから、記録材が搬送
ベルトから分離され、定着されるまでの間に、ジャムし
た場合、装置自体にジャム処理機能が組込まれているも
のは極めて稀で、一般的にはユーザ、時にはサービスマ
ンがジャムした記録材を取り去り、必要があれば飛散ト
ナー等を清掃した後、ジャム発生による緊急停止モード
から復帰シーケンス等を経て、正常なコピー待機モード
へと導かなければならない。
【0051】上記ジャムの中で、搬送ベルト上方に位置
する帯電器をジャムした時点で飛散トナー等により汚し
てしまうという場合と、ジャム処理をしたために、飛散
トナー等により汚してしまう場合とがある。
【0052】前者は、前記帯電器の真下で未定着トナー
像が停止した場合や記録材のカール等が原因で、帯電器
の中に未定着トナー像が形成された記録材の一部が侵入
した場合及び帯電器の一部に未定着トナー像が形成され
た記録材の一部が張り付いた場合などである。
【0053】後者は、搬送ベルト等の上で停止した未定
着トナー像の形成された記録材を取り去る時に、帯電器
に記録材を接触させた場合や、帯電器の真下で搬送ベル
ト等から分離させた場合や通過させた場合などである。
【0054】記録材上に形成された未定着トナー像が、
帯電器と接触したために、帯電器にトナーが付着して汚
れてしまうのは勿論、接触しなくとも、記録材上で電荷
を保持したトナーにとって帯電器はリークサイトの役割
となり、未定着トナー像が帯電器に近づけられたとき
や、帯電器の真下において、搬送ベルト上の記録材を分
離させた時に、記録材上のトナーが帯電器へと飛散し、
付着することになる。
【0055】そこで、本実施例では、前述した電源投入
時の清掃や画像形成回数に応じた清掃の他に、ジャム処
理後の復帰シーケンス等に、本発明の帯電器清掃を組み
入れた。
【0056】長期間の画像形成において、帯電器及び搬
送ベルトを良好に清掃するという効果が、前述の実施例
以上であったことはいうまでもない。
【0057】同時に、帯電器の定期メンテナンス期間の
延長のみならず、帯電器の長寿命化へとつながる結果が
得られた。
【0058】実施例5 次に、本発明に係る実施例5について、図5により説明
する。尚、図1に示した部材と同一の機能を有する部材
には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0059】前述の実施例1〜4では、図1に示すよう
に、複数の感光ドラム3a、3b、3c、3dを有し、
記録材をベルト状の記録材担持体130により搬送し、
順次転写する装置構成においてのみ説明したが、図5に
示すように、感光ドラム3を1つしか持たず、転写ドラ
ム119の表面上に記録材Pを担持して複数回回転する
ことにより、感光ドラム3と対向した転写部で多重転写
する装置構成の分離帯電器320、321等において
も、適用することができる。
【0060】本実施例においても、上記実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0061】実施例6 本発明に係る実施例6について、図6により説明する。
尚、図1に示した部材と同一の機能を有する部材には同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0062】前述の実施例1〜4では、図1に示すよう
に、複数の感光ドラム3a、3b、3c、3dを有し、
記録材をベルト状の記録材担持体130により搬送し、
順次転写する装置構成においてのみ説明したが、図6に
示されるように、感光ドラム1a、1b、1c、1dの
他に第2の像担持体(中間転写体)140を有し、回転
することにより、第2の像担持体140上にトナー像を
順次転写し、その後、そのトナー像を記録材担持体13
0上の記録材上に一括転写する装置構成においても、実
施例1〜4を適用することが可能となり、本発明の帯電
器清掃シーケンスが有効である。
【0063】実施例7 以上、記録材を担持し、搬送する記録材担持体上、ある
いは可視像を担持する第2の像担持体上即ち中間転写体
上の帯電器清掃シーケンスの効果について述べたが、直
接可視像を担持する像担持体上においても、同様に適用
できることはもちろんである。
【0064】また、本発明における上記各担持体上の各
帯電器を複数組合せた構成のものが、前記実施例のもの
と同等以上の作用効果を奏し得ることは容易に理解でき
るところであろう。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による画像形成装置が、帯電器清掃手段による清掃が終
了した時点に、清掃した帯電器と対向していた担持体表
面が、次の画像形成時までに少なくとも前記担持体清掃
手段の位置まで回動し、清掃されることにより、前記帯
電器内を良好に清掃し、且つ清掃にて前記担持体上に落
下した不用トナーを良好に回収する容易な構成とし、容
易な制御を行なうことができ、転写時の画像の乱れを防
止して良好な画像を得ることができ、又、現像剤の記録
材裏面への付着による汚れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1〜4が具現化される画像
形成装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の分離帯電器及び搬送ベルトクリーニング
ユニット周辺を示す拡大構成図である。
【図3】図1の帯電器の一部を示す拡大構成図である。
【図4】図1の熱圧定着装置を示す拡大構成図である
【図5】実施例5が具現化される画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図6】実施例6が具現化される画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図7】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図8】従来の帯電器の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
3a〜3d 感光ドラム(像担持体) 9 熱圧定着装置 19 クリーニングウエブ(担持体清掃手
段) 32 スクリュー 34 ワイヤー清掃パッド(帯電器清掃手
段) 60 帯電ワイヤー 130 搬送ベルト(記録材担持体) 320、321 分離帯電器 C 搬送ベルトクリーニングユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視像を直接又は間接的に担持する担持
    体と、前記担持体の表面を清掃する担持体清掃手段と、
    前記担持体の上方に位置する帯電器と、前記帯電器を清
    掃する帯電器清掃手段とを備えた静電転写プロセスを利
    用する画像形成装置において、前記帯電器清掃手段によ
    る清掃が終了した時点に、前記清掃した帯電器と対向し
    ていた前記担持体表面が、次の画像形成時までに少なく
    とも前記担持体清掃手段の位置まで回動し、清掃される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記担持体が可視像を形成する像担持
    体、これに当接する第2の像担持体、及び記録材を担持
    し搬送する記録材担持体のうち、少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電器が、前記担持体上の未定着ト
    ナー像と対面する構成であることを特徴とする請求項1
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電器は、前記記録材担持部材から
    記録材を静電的に分離する分離帯電器であることを特徴
    とする請求項2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電器清掃手段による清掃動作は、
    画像形成が一定回数行なわれたときに作動することを特
    徴とする請求項1の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電器清掃手段による清掃動作は、
    前記担持体への画像形成後、定着終了前までに、一連の
    画像形成が停止された場合、その復帰時に行なうことを
    特徴とする請求項1の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記帯電器清掃手段による清掃動作は、
    前記帯電器下を未定着トナー像が通過している間は行な
    わないことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電器清掃手段による清掃動作は、
    熱圧定着装置の温度に応じて動作開始を判断するように
    制御されることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7693466B2 (en) 2000-09-14 2010-04-06 Ricoh Company, Ltd. Method for arranging image forming sections

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