JPH09211714A - カメラの遠隔制御装置 - Google Patents

カメラの遠隔制御装置

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JPH09211714A
JPH09211714A JP8021083A JP2108396A JPH09211714A JP H09211714 A JPH09211714 A JP H09211714A JP 8021083 A JP8021083 A JP 8021083A JP 2108396 A JP2108396 A JP 2108396A JP H09211714 A JPH09211714 A JP H09211714A
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camera
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JP8021083A
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English (en)
Inventor
Kiyotetsu Sadanao
清哲 定直
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ側に送ろうとする情報の種類に応じて
消費電力の節約となる形態で最適かつ確実な伝達を可能
とする遠隔制御装置を提供すること。 【解決手段】 少なくとも1つ以上の情報を入力する情
報入力手段101と、この情報入力手段による情報を記
憶する記憶手段102と、この記憶手段に記憶された情
報を送信命令に応じてカメラ側へ送信する送信手段10
3と、上記情報入力手段からの所定の入力情報(レリー
ズ信号かメッセージ選択信号か)を判断し、上記の送信
手段の送信パワーを切り換えるため切換手段104を制
御する制御手段105とによってこの遠隔制御装置を構
成する。また、フィルム上に磁気情報を記録する為のト
ラックを設けたAPS(Advanced Photography System)
のフィルムに所定の磁気情報を入力できる情報入力機能
をもたせ、光学的のみならず磁気的にも記録できるカメ
ラ用の遠隔制御装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】カメラから離れた所からレリーズ
動作等のリモートコントロールを行えるカメラ用の遠隔
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写した写真に日付や時刻、撮
影データ等の情報を一緒に写し込みたいという要求に応
えるために、フィルムに情報を記録するカメラの情報入
力装置は、種々なものが提案されている。
【0003】このような情報入力装置のうちで、日付や
時刻を写し込むものは、例えばカメラの裏蓋等にデジタ
ル時計を内蔵するものが一般的に知られている。また、
文字を写し込む装置としては、カメラ背面に設けたキー
ボードから文字を1つずつ入力設定してその内容を写し
込む装置や、カメラの外部に設けたキーボードで所望の
データをセットして、LED発光によりフィルムに写し
込むものなどが知られている。
【0004】その他にも、絵文字などのキャラクタや、
代表的なメッセージ、例えば「お正月おめでとう」、
「誕生日おめでとう」などといった所定の写し込み情報
をROM等に記憶させておいて、撮影する際に撮影者が
これらのメッセージの中から所望するものを選択するこ
とにより、フィルムに写し込むことができるように構成
されたものも提案されている。
【0005】特開平5−265087号公報には、カメ
ラのフィルム等の画像記録体に、写される画像に関連す
る情報を写し込むカメラのデータ写込み装置が開示さ
れ、この装置は、複数情報が記憶されている記憶部を複
数有する記憶手段と、この記憶手段の1つ以上の記憶部
を選択する第1の選択手段と、選択した記憶部内の任意
な情報を選び取り出す第2の選択手段と、この選択手段
で選択された情報を上記の画像記録体に写し込む写込み
手段とを備えている。よって、このデータ写込み装置に
よれば、記憶情報数を増やしてバラエティに富んだ表現
を得られ、必要な情報を容易かつ迅速に選択して画像記
録体に写し込むことができる。
【0006】しかし、上記公報に開示の技術では、情報
入力を行う為に大型の表示手段をカメラ側に設ける必要
があるが、近年、小型化が進んでいるカメラにこのよう
な大型の表示手段を搭載することは極めて困難になって
きている。
【0007】そこで、特願平6−326017号におい
ては、上記のような大型の表示手段をカメラ本体ではな
く遠隔制御装置側に設けて、例えば「あけましておめで
とう」「誕生日おめでとう」等に対応するメッセージ選
択信号をカメラ側に送信する方式により、カメラ本体の
小型化を図る発明が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
ては、入力した情報の選択をカメラ側でなく遠隔制御装
置側に設けられた情報入力手段を用いて行う場合、レリ
ーズ信号はカメラから隔れて送信するが、メッセージ選
択信号はカメラから離れて送信する必要はない。しかし
ながら、従来技術においてはレリーズ信号とメッセージ
選択信号とは同一のパワーで送信されているので、特
に、メッセージ選択信号の送信では距離が近いにもかか
わらず十分すぎるパワーが消費されるので、電力が無駄
になるという欠点が挙げられる。さらに、送信パワーの
大きな赤外光を用いた遠隔制御装置においては、遠隔制
御装置とカメラが近すぎてカメラ側の受信回路の出力が
飽和し受信できないこともある。
【0009】そこで本発明の目的は、カメラ側に送ろう
とする情報の種類に応じて、消費電力の節約となる形態
で最適かつ確実な伝達を可能とする遠隔制御装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】例えば、レリーズ信号と
メッセージ選択信号との種類別でその送信パワーを切り
換え、レリーズ信号は大きなパワーで、メッセージ選択
信号は小さなパワーで送信することによって、遠隔制御
装置が保有する限られた電力を有効に使うと共に、運用
上、カメラの近くで送信することの多いメッセージ選択
信号も確実に伝達できるようにする。
【0011】すなわち、本発明は上記課題を解決し目的
を達成するために次の手段を講じている。 [1] 少なくとも1つ以上の情報を入力する情報入力
手段と、前記情報入力手段によって入力された当該情報
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報
を送信命令に応じてカメラ側へ送信する送信手段と、前
記送信手段の送信パワーを送信する信号の種類に応じて
切り換える制御手段と、を具備したことを特徴とするカ
メラの遠隔制御装置を提供する。
【0012】[2] 前記制御手段は、レリーズ動作を
指示するレリーズ信号を送信する場合には大電力送信モ
ードで送信するように制御し、所定のメッセージまたは
このメッセージに対応するメッセージ選択信号を送信す
る場合には低消費電力モードで送信するように制御する
ことを特徴とする[1]に記載のカメラの遠隔制御装置
を提供する。
【0013】[3] レリーズ動作を指示するレリーズ
信号と、所定のメッセージまたはこのメッセージに対応
するメッセージ選択信号とを送信可能なカメラの遠隔制
御装置において、上記の信号の種類に応じて送信パワー
を切り換えることを特徴とするカメラの遠隔制御装置を
提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本的構成を概説
し、次に具体的な実施の形態を例示する。 (基本構成)図1に本発明におけるカメラの遠隔制御装
置の機能的構成をブロック図で示す。この遠隔制御装置
は、図示しないカメラとは別個で、フィルムに光学的ま
たは磁気的に情報を記録するカメラ用の情報入力装置で
あって、少なくとも1つ以上の情報を入力する情報入力
手段101と、上記情報入力手段による情報を記憶する
記憶手段102と、上記記憶手段に記憶された情報を送
信命令に応じてカメラ側へ送信する送信手段103と、
上記情報入力手段からの所定の入力情報、例えば、レリ
ーズ信号かメッセージ選択信号かを判断し、上記送信手
段の送信パワーを切り換えるため切換手段104を制御
する制御手段105と、を備えた構成の装置である。
【0015】なお、フィルム上に磁気情報を記録する為
のトラックを設けたフィルムがAPS(Advanced Photog
raphy System) において提案されているが、本発明に係
わるカメラの遠隔制御装置は、フィルムに対し上記のよ
うな磁気情報も入力可能な情報入力機能を有する情報入
力装置も含むものである。
【0016】なお、制御手段は切換手段を含んでもよい
が、別個であってもよい。また、記憶手段は制御手段に
含まれていてもよい。 (作用効果)本発明のカメラの遠隔制御装置では、ユー
ザーにより操作された情報入力手段101が少なくとも
1つ以上の情報を制御手段に入力し、記憶手段102が
上記情報入力手段からの情報を一時記憶すると共に、そ
の入力に対応する情報をあらかじめ記憶しておく。ま
た、制御手段はその入力された信号の種類がカメラ本体
側にレリーズ動作を指示するレリーズ信号か、又は伝え
たいメッセージに関するメッセージ選択信号かに応じて
選択的に送信パワーを切り換える切換手段104にその
送信パワーの相対的な大小を決定して切り換えさせ、送
信手段103が上記記憶手段に記憶された情報をこの切
り換えられた当該送信パワーでカメラ側へ送信する。
【0017】このように、送くろうとする信号の種類に
応じて適宜にパワーを切り換えて有限な電力を使い分け
るので、消費電力の節約と共に、遠近共に確実な送信お
よび情報伝達が可能となる。
【0018】以下からは、複数の実施の形態を列挙して
本発明を詳しく説明する。 (第1実施形態)図2には、本発明の第1の実施形態を
表す遠隔制御装置の回路図を例示し、また図3には、こ
の遠隔制御装置の外形の一例を示している。
【0019】この情報入力装置としての遠隔制御装置
は、この装置全体の動作を制御する演算制御部(以下、
CPUと記す)8と、各信号の投光コードを記憶するR
OM14と、各信号を赤外光を用いて投光する赤外発光
ダイオード(IRED)3と、赤外発光ダイオード3を
駆動するトランジスタ(Tr A) 4と、赤外発光ダイオー
ド3に流れる電流を制限する抵抗( RA) 6とレリーズ
信号かメッセージ選択信号かによってスイッチングする
トランジスタ(Tr B) 5と、メッセージ選択信号の場
合、赤外発光ダイオード3に流れる電流をさらに制限す
る抵抗( RB) 7と、CPU10や赤外発光ダイオード
3の電源となる電池1と、この電池の電荷を充電し各信
号投光時に一気に放電する電解コンデンサ2と、が図2
の回路図のように接続されている。
【0020】また、図3の斜視図によれば、遠隔制御装
置の外装中心部には、カメラ本体側に伝達可能な複数の
メッセージを表示する液晶パネル9と、このパネル中に
はこれらメッセージを指示して選択するための双方向に
位置移動できるカーソル15とが設けられている。この
パネルの下側には、上記カーソルを表示面上方にupさ
せるためのカーソルupSW11と、カーソルを下方に
downさせるためのカーソルdownSW12とが1
組の三角ボタンで配されている。
【0021】また、四角ボタンとして、このカーソル1
5が指示して選択した1つのメッセージを送信するため
に、ROM14に記憶された所定のコード(例えば、A
SCIIコード)を用いて投光する指令信号をCPU8
に入力するメッセージ信号投光SW13と、円形ボタン
として、レリーズ動作を喚起するレリーズ信号を送信す
るために、ROM14に記憶された所定のコードを用い
投光する命令をCPU8に入力するレリーズ信号投光S
W10とが配されている。
【0022】本例では、CPU8にはROM14を含む
CMOSを採用し、図示しない主記憶領域にはこの遠隔
制御装置としての動作を制御するための次に述べるプロ
グラムが実行されている。
【0023】(作用1)図4に示すフローチャート(S
100)を参照して、本第1実施形態の動作手順および
その作用を説明する。
【0024】図2に示したCPU10は、所定の電池が
装着されていれば”HALT”モードに入って、「スリ
ープ状態」でいるが(S1)、関連する複数のスイッチ
(即ち、レリーズ信号投光SW10,カーソルupSW
11,カーソルdownSW12およびメッセージ信号
投光SW13)の何れかがON操作されれば(S2)、
直ちにこのCPU10は「立ち上がり」(S3)、液晶
パネル9のメッセージ表示機能がONする(S4)。
【0025】ここで、関連するスイッチ毎の状態を監視
する。すなわち、メッセージ信号投光SW13の状態を
モニタし(S5)、まだOFFであれば、次に、レリー
ズ信号投光SW13の状態をモニタし(S9)、もし、
ONであれば、レリーズ信号をメッセージ選択信号に比
較して相対的に大きな電力で送るために、まずトランジ
スタ(Tr B) 5をONし(S10)、赤外発光ダイオー
ド3に抵抗( RB) 7で電流制限することなく、レリー
ズ信号を投光する(S11)。その結果、いわゆる「大
電力モード」でレリーズ信号がこの発光ダイオードから
投光されるので、遠方にも確実に届く。
【0026】トランジスタ(Tr B) をOFFし(S1
2)、そして、ステップS1に戻ってCPUは再び”H
ALT”モードに入る。一方、このステップS9で、レ
リーズ信号投光SW13がOFFであれば、カーソルu
pSW11の状態をモニタし(S13)、もしONであ
れば、液晶パネル9の中にあるメッセージ信号選択用カ
ーソル14を1メッセージ分だけupし(S14)、前
述のステップS5へ戻る。
【0027】一方、このカーソルupSW11がOFF
であれば、カーソルdownSW12の状態をモニタし
(S15)、もしONであれば、このカーソルを1メッ
セージ分だけdownさせ(S16)、前述のステップ
S5へ戻る。
【0028】ステップS5で、メッセージ信号投光SW
の状態をモニタし、もしONである場合は、メッセージ
選択信号をレリーズ信号に比較して相対的に小さな電力
で送るために、まずトランジスタ(Tr B) をOFFし
(S6)、カーソルで選択された当該メッセージをコー
ド化し(S7)、赤外発光ダイオード3に流れる電流を
抵抗( RB) 7によって制限したまま小電力でこのメッ
セージ選択信号を投光する(S8)。この結果、このメ
ッセージ選択信号がいわゆる「低消費電力モード」でこ
の発光ダイオードから投光されるので、消費される電力
がセーブされる。
【0029】そして再びステップS1に戻り、CPU
は”HALT”モードへ入る。なお、上記ステップS6
ではトランジスタ(Tr Β) をOFFとしてからステップ
S7を実行したが、通常、トラジスタ(Tr B) はOFF
のままなので、このステップS6を省略しても実用上問
題ない。
【0030】(効果1)以上説明したように、本第1実
施形態では2つのトランジスタによるスイッチング機能
とIRED駆動機能および制限抵抗を利用して、レリー
ズ信号とメッセージ選択信号別に、回路の経路を替え、
赤外発光ダイオードに供給する電流の相対的大小を選択
的に切り換えることにより、メッセージに係わる信号の
送信の際には特に消費電流を小さくできるので、限られ
た電池の電力をセーブしながら有効に使うことができ
る。
【0031】(第2実施形態)図5には、本発明の第2
実施形態としての遠隔制御装置の回路図が示されてい
る。情報入力装置としてのこの遠隔制御装置は、この装
置全体の動作を制御する演算制御部(即ち、CPU)8
と、各信号の投光コードを記憶するROM14と各信号
を赤外光を用いて投光する赤外発光ダイオード3と、こ
の赤外発光ダイオードを駆動するトランジスタ(Tr)16
と、赤外発光ダイオードに流れる電流を制限する抵抗1
7と、レリーズ信号投光時にコードを出力する大電流用
の出力ポート( A) 20と、メッセージ選択信号投光時
にコードを出力する出力ポート(B) 21と、前述のC
PUや赤外発光ダイオードの電源となる電池1と、この
電池の電荷を充電し各信号の投光時に一気に放電する電
解コンデンサ2と、投光可能なメッセージを表示する液
晶パネル9とが回路図のように接続されている。
【0032】また、投光するメッセージを選択指示する
カーソル15(図3参照)をupさせる為のカーソルu
pSW11と、カーソルをdownさせる為のカーソル
downSW12と、このカーソルによって選択指示し
たメッセージをROM14に記憶されたコードを用い投
光する命令をCPU8に入力するメッセージ信号投光S
W13と、レリーズ信号をこのROMに記憶されたコー
ドを用い投光する命令をCPUに入力するレリーズ信号
投光SW10と、から構成されている。
【0033】なお、例示して出力ポート( A) と出力ポ
ート( B) の2つのポートは共にCPU自体の出力端子
に備えられており、出力ポート( A) は大電流の出力が
可能な大電流用のポートであり、出力ポート( B) は前
述のポート( A) に比較すると小さな電流しか出力する
ことのできないポートである。
【0034】また、回路図に示すように、それぞれのポ
ートには電流制限用の抵抗( R4)18と( R5) 19
が接続されており、それらの抵抗値は互いに異ならせて
もよいし、同じ抵抗値でも動作する。
【0035】本例でも、CPU8にはROM14を含
み、主記憶領域には動作を制御のための次に述べるプロ
グラムが実行される。 (作用2)図6に示すフローチャート(S200)を参
照して、本第2実施形態の動作手順およびその作用を説
明する。
【0036】図示したCPU10は、”HALT”モー
ドに設定されてスリープ状態にいるが(S1)、このC
PUに接続している関連するスイッチ(即ち、レリーズ
信号投光SW10,カーソルupSW11,カーソルd
ownSW12,メッセージ信号投光SW13)の何れ
かがONされれば(S2)、このCPU10は直ちに立
ち上げられ(S3)、液晶パネル9の駆動表示がONす
る(S4)。
【0037】ここで、メッセージ信号投光SW13の状
態をモニタし(S5)、もしOFFであれば、レリーズ
信号投光SW13の状態をモニタし(S9)、もしON
であれば、レリーズ信号をメッセージ選択信号よりも相
対的に大きな電力で送るために、大電流用の出力ポート
( A) をレリーズ信号のコードを用いスイッチングし
(S17)、このレリーズ信号を赤外発光ダイオードか
ら投光し(S11)、再び前述のステップS1に戻る
と、CPUは”HALT”モードへ入る。
【0038】一方、上記ステップS9において、レリー
ズ信号投光SW13がOFFであれば、カーソルupS
W11の状態をモニタし(S13)、もしONであれ
ば、液晶パネル9中にあるメッセージ信号選択用カーソ
ル14を1メッセージ分だけ上方にupし(S14)、
前述のステップS5へ戻る。
【0039】一方、上記ステップS13で、カーソルu
pSW11がもしOFFであれば、次に、カーソルdo
wnSWの状態をモニタし(S15)、もしONであれ
ば、このカーソルを1メッセージ分だけ下方にdown
させ(S16)、前述のステップS5へ戻る。
【0040】ステップS5で、メッセージ信号投光SW
の状態をモニタし、もしONであれば、メッセージ選択
信号をレリーズ信号に比べて相対的に小さな電力で送る
ために、メッセージ信号選択用カーソル14によって選
択された当該メッセージをコード化し(S7)、出力ポ
ート( B) を選択されたメッセージのコードを用いスイ
ッチングし(S18)、当該メッセージ選択信号を赤外
発光ダイオードから投光し(S8)、再び前述のステッ
プS1に戻り、CPUは”HALT”モードへ入る。
【0041】(効果2)以上説明したように、本第2実
施形態では、CPUの大電流用出力ポート( A) と普通
の出力ポート( B) を適宜切り換え、レリーズ信号とメ
ッセージ選択信号別にそれぞれ赤外発光ダイオードに供
給する電流の大小を選択的に切り換えることにより、装
置の消費電流をより少なくしている。
【0042】よって、外付部品によるコストの上昇をも
たらさずに、限られた電池の電力を有効に使うことがで
きる。 (第3実施形態)本発明に係わる第3実施形態の遠隔制
御装置の構成の違いは、前述の第2実施形態における2
つの出力ポート( A) および出力ポート( B) を、共に
大電流出力用として使用するように構成したものであ
る。ただし、その他の構成要素は前述の実施形態と基本
的に同様とする。また、本実施形態の装置の回路図は、
前述の第2実施例を示す図5と同様である。よって、重
複する説明は省略する。
【0043】ただし、本第3実施形態の遠隔制御装置の
動作手順は前述の実施形態とは異なるので、そのプログ
ラムが行う制御について次に述べる。 (作用3)図7に示すフローチャート(S300)を参
照して、本第3実施形態の特徴的な動作手順とその作用
を主に説明する。
【0044】図中のステップS1〜S5まで、およびS
13〜S16は、前述した実施形態とまったく同じであ
るので説明を省略する。ステップS5において、メッセ
ージ信号投光SWの状態をモニタし、もしONであれ
ば、選択されたメッセージをコード化し(S7)、出力
ポート( A) または出力ポート( B) を選択されたメッ
セージのコードを用いてスイッチングし(S20)、メ
ッセージ選択信号を赤外発光ダイオードから投光し(S
8)、再び前述のステップS1に戻ると、CPUは”H
ALT”モードへ入る。
【0045】一方、上記のステップS5におけるメッセ
ージ信号投光SWがOFFであれば、次のステップS9
でレリーズ信号投光SWの状態をモニタし、もしONで
あれば、出力ポート( A) および出力ポート( B) の2
つのポート同時にレリーズ信号のコードを用いスイッチ
ングし(S19)、このレリーズ信号を赤外発光ダイオ
ードから投光し(S11)、再びステップS1に戻る
と、CPUは”HALT”モードへ入る。
【0046】(効果3)以上に説明したように、この第
3実施形態でも、CPUの出力ポートを2つ用いている
が、これらの2つの出力ポート( A) と出力ポート(
B) は共に同じ電流出力として使用している。ただし、
遠方へ送信したい場合には、ステップS19に示すよう
に、2つの出力ポートを同時に使って2倍の電力を赤外
発光ダイオードに供給して大電力でレリーズ信号を投光
させている。一方、近距離に届けばよいメッセージ選択
信号の送信の場合には、ステップS20に示すように、
これら2つの内の片方の出力ポート( A) 又は( B) の
みを使い、前述の場合とは相対的に小さい電力供給でこ
のメッセージ選択信号を投光させている。
【0047】このようにして、レリーズ信号とメッセー
ジ選択信号との種類の違いで赤外発光ダイオードに供給
する電流を切り換えることにより、消費電力の効果的な
使い分けを行い、よって、外付部品によるコストの上昇
なしで限られた電池の電力を有効に使うことができる。
【0048】(変形例)以上述べた実施形態における遠
隔制御装置では、情報入力手段は各種のスイッチ(即
ち、レリーズ信号投光SW10,カーソルupSW1
1,カーソルdownSW12及びメッセージ信号投光
SW13)に対応し、記憶手段はROMまたは主記憶に
対応してもよい。
【0049】また、送信手段はIREDに対応し、切換
手段はトランジスタおよび制限抵抗の回路に対応する。
また、制御手段はCPUとその主記憶領域で実行される
制御プログラムの各処理ルーチンが対応している。
【0050】なお、例示した複数の実施形態では、レリ
ーズ信号とメッセージ選択信号の送信を行っていたが、
メッセージ選択信号に限らず、他の情報を送信する場合
にも本発明を適用することができる。例えば、遠隔操作
装置によってカメラ本体のズーミングを行う場合には、
ズーミング動作を低消費モードで送信してもよく、ま
た、この遠隔制御装置によって絞り値、シャッタ秒時値
を設定したり、被写体輝度を「入射測光方式」で測光し
たりする場合に、絞り値、シャッタ秒時値、測光値を低
消費モードで送信するようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0051】また、送信パワーは大電力モードと低消費
電力モードの2種類しか設けていないが、これだけに限
らず、送信情報に応じて3種類以上の送信モードとする
こともできる。
【0052】以上述べたように本発明に係わる実施形態
では、第1に、レリーズ動作は送信のための情報量が少
なく且つ、シャッタチャンスが重要である故に確実に送
信する必要から「大電力モード」で送信し、第2に、メ
ッセージ選択信号等は送信のための情報量が多く且つ、
カメラ本体の近くで送信することも可能なので、「低消
費電力モード」で送信するようにしている。
【0053】このように、カメラ本体に設けられるスイ
ッチの簡素化にも同時に寄与するとか、遠隔制御装置に
入射測光方式の測光機能を持たせることなど、種々の変
形実施も可能である。
【0054】以上、複数の実施形態に基づいて説明した
が、本明細書中には以下の発明が含まれる。 [1] 少なくとも1つ以上の情報を入力する情報入力
手段と、前記情報入力手段によって入力された当該情報
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報
を送信命令に応じてカメラ側へ送信する送信手段と、前
記送信手段の送信パワーを送信する信号の種類に応じて
切り換える制御手段と、を具備したことを特徴とするカ
メラの遠隔制御装置。
【0055】[2] 前記制御手段は、レリーズ動作を
指示するレリーズ信号を送信する場合には大電力送信モ
ードで送信するように制御し、所定のメッセージまたは
このメッセージに対応するメッセージ選択信号を送信す
る場合には低消費電力モードで送信するように制御する
ことを特徴とする、[1]に記載のカメラの遠隔制御装
置。
【0056】[3] レリーズ動作を指示するレリーズ
信号と、所定のメッセージまたはこのメッセージに対応
するメッセージ選択信号とを送信可能なカメラの遠隔制
御装置において、上記の信号の種類に応じて送信パワー
を切り換えることを特徴とするカメラの遠隔制御装置。
【0057】(1) 少なくとも1つ以上の情報を入力
する情報入力手段と、前記情報入力手段によって入力さ
れた上記情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された情報を送信命令に応じてカメラ側へ送信する送
信手段と、前記送信手段の送信パワーを送信する信号の
種類に応じて切り換える制御手段と、を具備することを
特徴とするカメラの遠隔制御装置。
【0058】(2) 前記制御手段は、レリーズ信号を
送信する場合には、大電力送信モードで送信することを
特徴とする(1)に記載のカメラの遠隔制御装置。 (3) 前記制御手段は、メッセージ選択信号を送信す
る場合には、低消費電力モードで送信することを特徴と
する(1)に記載のカメラの遠隔制御装置。
【0059】(4) 前記制御手段は、カメラ本体のズ
ーミング情報、シャッタ秒時値、絞り値、被写体輝度値
のいずれかを送信する場合には、低消費電力モードで送
信することを特徴とする(1)に記載のカメラの遠隔制
御装置。
【0060】(5) 前記制御手段は、カメラ本体のフ
ィルム上の光学的または磁気的に書き込むデータについ
ては、低消費電カモードで送信することを特徴とする
(1)に記載のカメラの遠隔制御装置。
【0061】(6) 前記送信手段はカメラ本体へ光通
信を行うための投光手段を有することを特徴とする
(1)に記載のカメラの遠隔制御装置。 (7) 前記制御手段は、前記送信手段に接続された電
流制限抵抗の抵抗値を変更することによって送信パワー
を切り換えることを特徴とする(1)に記載のカメラの
遠隔制御装置。
【0062】(8) 前記制御手段は、前記送信手段に
接続されたスイッチング素子の電流量を制御することに
より送信パワーを切り換えることを特徴とする(1)に
記載のカメラの遠隔制御装置。 (9) レリーズ信号とメッセージ選択信号を送信可能
なカメラの遠隔制御装置において、上記信号の種類に応
じて送信パワーを「選択的に」切り換えることを特徴と
するカメラの遠隔制御装置。
【0063】(10) カメラ本体の遠方より送信可能
な第1データの送信を開始させるための第1操作部材
と、上記カメラ本体の近くから送信する第2データの送
信を開始させるための第2操作部材と、前記第1操作部
材による前記第1データの送信の際には大電カモードで
送信を行い、前記第2操作部材による上記第2データの
送信の際には低消費電力モードで送信を行う送信手段
と、を具備したことを特徴とするカメラの遠隔制御装
置。
【0064】(11) 上記第1デ−タは、レリーズ要
求信号であることを特徴とする(10)に記載のカメラ
の遠隔制御装置。 (12) 上記第2データは、フィルム上に光学的また
は磁気的に記録する情報であることを特徴とするカメラ
の遠隔制御装置。
【0065】(13) 上記第2データは、メッセージ
選択信号、絞り値設定信号、シャッタ秒時値設定信号ま
たは、被写体輝度信号の何れかであることを特徴とする
カメラの遠隔制御装置。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、レリ
ーズ信号とメッセージ選択信号で送信パワーを切り換
え、レリーズ信号は「大きなパワー」でメッセージ選択
信号は「小さなパワー」で送信することにより遠隔制御
装置の限られた電力を有効に使うことができる。
【0067】つまり、送くろうとする情報の種類に応じ
て適宜に送信パワーを切り換えて有限な電力を有効に使
い分けるので、消費電力の節約と共に確実な送信および
情報伝達が可能な遠隔制御装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる遠隔制御装置の基本構成を示
すブロック図。
【図2】 本発明に係わる第1実施形態の遠隔制御装置
の回路図。
【図3】 本第1実施形態の遠隔制御装置の外形を示す
の斜視図。
【図4】 本第1実施形態の遠隔制御装置の動作手順を
示すフローチャート。
【図5】 本発明に係わる第2実施形態の遠隔制御装置
の回路図。
【図6】 本第2実施形態の遠隔制御装置の動作手順を
示すフローチャート。
【図7】 本発明に係わる第3実施形態の遠隔制御装置
の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…電池、 2…電解コンデンサ、 3…赤外発光ダイオード(IRED)、 4…トランジスタ(Tr A) (IRED大電駆動用)、 5…トランジスタ(Tr B) (IRED小電駆動用)、 6…抵抗( RA) (出力電流制限用)、 7…抵抗( RB) (出力電流制限用)、 8…CPU、 9…液晶パネル、 10…レリーズ信号投光SW、 11…カーソルupSW、 12…カーソルdownSW、 13…メッセージ信号投光SW、 14…ROM、 15…カーソル、 16…トランジスタ(Tr)(IRED駆動用)、 17…抵抗( R3) (IRED制限用)、 18…抵抗( R4) (出力電流制限用)、 19…抵抗( R5) (出力電流制限用)、 20…出力ポート( A) 、 21…出力ポート( B) 。 S100…第1実施形態の遠隔制御装置の制御プログラ
ムの処理ルーチン、 S200…第2実施形態の遠隔制御装置の制御プログラ
ムの処理ルーチン、 S300…第3実施形態の遠隔制御装置の制御プログラ
ムの処理ルーチン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の情報を入力する情
    報入力手段と、 前記情報入力手段によって入力された当該情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された情報を送信命令に応じてカメ
    ラ側へ送信する送信手段と、 前記送信手段の送信パワーを送信する信号の種類に応じ
    て切り換える制御手段と、を具備したことを特徴とする
    カメラの遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 レリーズ動作を指示するレリーズ信号を送信する場合に
    は大電力送信モードで送信するように制御し、 所定のメッセージまたはこのメッセージに対応するメッ
    セージ選択信号を送信する場合には低消費電力モードで
    送信するように制御することを特徴とする、請求項1に
    記載のカメラの遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 レリーズ動作を指示するレリーズ信号
    と、所定のメッセージまたはこのメッセージに対応する
    メッセージ選択信号とを送信可能なカメラの遠隔制御装
    置において、 上記の信号の種類に応じて送信パワーを切り換えること
    を特徴とするカメラの遠隔制御装置。
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