JPH09211555A - カメラとそのファインダ - Google Patents

カメラとそのファインダ

Info

Publication number
JPH09211555A
JPH09211555A JP1540196A JP1540196A JPH09211555A JP H09211555 A JPH09211555 A JP H09211555A JP 1540196 A JP1540196 A JP 1540196A JP 1540196 A JP1540196 A JP 1540196A JP H09211555 A JPH09211555 A JP H09211555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
format
field frame
frame
visual field
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1540196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mukai
弘 向井
Kyoichi Miyazaki
恭一 宮崎
Hideki Osada
英喜 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP1540196A priority Critical patent/JPH09211555A/ja
Priority to US08/790,619 priority patent/US5771416A/en
Publication of JPH09211555A publication Critical patent/JPH09211555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、簡単な構成のファインダ視野枠切換
機構を提供する。 【解決手段】 基準の視野枠に対し、2つの視野枠を切
り換え表示するファインダ視野枠切換機構において、切
り換えられる一方の視野枠切換を機械式切り換え機構で
行い、切り換えられるもう一方の視野枠切換を液晶でお
こなうこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ファインダに関す
る。更に詳しくは、スチルフィルムカメラ、ムービーフ
ィルムカメラ、スチルビデオカメラ、ムービービデオカ
メラ等のカメラのファインダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の撮影フォーマットを切
換可能なカメラが知られている。撮影フォーマットを切
換える方式としては、撮影光学系の光路を規制すること
により、記録媒体に写し込まれる像のサイズを切り換え
る方式や、記録媒体に写し込まれる像のサイズは変え
ず、撮影フォーマットを示すデータを像とは別に記録し
ておく方式が知られている。後者の切換方式では、フィ
ルム画像をプリントするなど、写し込まれた像を再生す
る際に、記録媒体に写し込まれている像における、デー
タとして記録されている撮影フォーマットに対応する領
域のみを再生することにより、撮影フォーマットを切り
換える。このような撮影フォーマットを切換可能なカメ
ラにおいては、各撮影フォーマットに応じてファインダ
の視野枠を切換可能であることが望まれる。例えば、特
開平5−34806号公報には、3種類の撮影フォーマ
ットの切換可能なファインダが記載されている。この特
開平5−34806号公報記載のカメラでは、面積が最
大の第1の撮影フォーマットに対応する視野枠を基準と
して固定表示する一方、第2,第3の撮影フォーマット
に対応する視野枠を機械式切り換え機構によって切り換
えて表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平5−34806号公報記載のカメラでは、面積が
最大の撮影フォーマットに対応する視野枠に対し、他の
2つの撮影フォーマット用の視野枠を、いずれも機械式
切り換え機構で切り換えているために、その機構が複雑
化し、ファインダ機構のコスト増、さらには、全体のシ
ステムの複雑化を招くという問題があった。
【0004】本発明はこの様な状況に鑑みてなされたも
のであって、安価で簡単な構成のファインダ視野枠切換
機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、基準視野枠に対し、2つの視野
枠を切り換え可能なファインダにおいて、切り換えられ
る一方の視野枠切換を機械式切り換え機構で行い、切り
換えられるもう一方の視野枠切換を液晶で行うことを特
徴とする。
【0006】また、上記目的を達成するため請求項2記
載の発明は、基準視野枠として第1視野枠を表示するた
めの第1視野枠部材と、前記第1視野枠よりも面積の小
さい第2視野枠を表示するため光路中に進退可能な、機
械式の第2視野枠部材と、前記第1視野枠及び前記第2
視野枠よりも縦幅が小さい第3視野枠を表示するため光
路中に固設される、液晶式の第3視野枠部材と、を備え
たことを特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するため請求項3記
載の発明は、被写体像を記録媒体上に撮影するための撮
影光学系と、前記被写体像を目視するためのファインダ
とを備えたカメラであって、前記撮影光学系の撮影フォ
ーマットを、第1フォーマットと、前記第1フォーマッ
トよりも横幅が長く、縦幅が同じである第2フォーマッ
トと、前記第1フォーマットよりも横幅が長く、縦幅が
短い第3フォーマットと、に切換可能であると共に、前
記ファインダが、基準視野枠として前記第1フォーマッ
トに対応する第1視野枠を表示するための第1視野枠部
材と、前記第2フォーマットに対応する第2視野枠を表
示するためファインダ光路中に進退可能な、機械式の第
2視野枠部材と、前記第3フォーマットに対応する第3
視野枠を表示するためファインダ光路中に固設される、
液晶式の第3視野枠部材と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、切り換えられる一方の視野枠
切換を機械式切り換え機構で行い、切り換えられるもう
一方の視野枠切換を液晶で行うので、3つのファインダ
視野枠切換を行うのに、複雑な機械式切り換え機構構成
や、高価な(分割数の多い)液晶を用いることなく、単
一機械式切り換え機構と、安価な(分割数の少ない)液
晶で達成できる。
【0009】また、請求項2又は3記載の発明によれ
ば、基準視野枠から縦幅が最も短い第3視野枠への切換
が液晶式で行われ、他方の第2視野枠への切換が機械式
で行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施したスチルフ
ィルムカメラの実施形態を図面を参照しながら説明す
る。
【0011】本実施形態のカメラは、撮影フォーマット
として、面積最大で縦横比9対16のハイビジョンタイ
プ(以下、Hフォーマットと記す)と、Hフォーマット
と縦幅が同じで、Hフォーマットよりも横幅が短い、縦
横比2対3のクラシックタイプ(以下、Cフォーマット
と記す)と、Hフォーマットと横幅が同じで、Hフォー
マットよりも縦幅が短い、縦横比1対3のパノラマタイ
プ(以下、Pフォーマットと記す)とを切換可能に備え
ている。
【0012】これら3つの撮影フォーマットは、Hフォ
ーマットの面積が最大で、縦幅でHフォーマットとCフ
ォーマットが一致し、横幅でHフォーマットとPフォー
マットが一致する関係にある。すなわち、Hフォーマッ
トの横幅を狭めたものがCフォーマット、Hフォーマッ
トの縦幅を狭めたものがPフォーマットであり、Hフォ
ーマットが基準となっている。
【0013】これらに対し、Hフォーマットが基準視野
枠で、CおよびPフォーマットをマスク部材やケガキ線
による指標を用いることで視野枠を切り換える構成のフ
ァインダが考えられる。
【0014】また、ファインダの基準視野枠は、Hフォ
ーマットである必要はなく、例えば、Cフォーマットを
基準視野枠として、HおよびPフォーマットをマスク部
材やケガキ線による指標を用いることで表示することも
できる。ただしこの場合、横幅でCフォーマットより、
HおよびPフォーマットの方が大きいため、HおよびP
フォーマットを表示するときは、ファインダ像を広角側
に変倍して表示する必要がある。
【0015】図1はファインダ全体を示す図である。対
物光学系(1)によって屈折された光束は視野枠切り換
え機構(4)近傍に結像する。この像は反転像なので、
反転光学系(2a,2b)により正立像とされる。この
像を接眼光学系(3)で拡大し、観察する。このとき、
ファインダ視野枠切り換え機構(4)により、3種のフ
ォーマットに対応した視野枠で被写体像を観察すること
ができる。
【0016】ところで、Hフォーマット用視野枠、Cフ
ォーマット用視野枠、Pフォーマット用視野枠を切り換
える視野枠切換機構としては、種々の形態が考えられ
る。そこでまず、各種視野枠切換機構を列挙する。
【0017】図2〜11は各種視野枠切換機構によるフ
ァインダ視野の見え方を示すものである。図2〜6はH
フォーマットを基準視野枠とした視野枠切換機構による
ファインダ視野の見え方を示す。全てにおいて、測距枠
(5)がある。
【0018】図2はCおよびPフォーマット表示用の視
野枠切り換え機構がともに存在しない場合のファインダ
視野の見え方を示す図で、基準視野枠のHフォーマット
用視野枠(11)中に、Cフォーマット用視野枠(1
2)、Pフォーマット用視野枠(13)がケガキ線によ
り表示されている。
【0019】図3はCフォーマット表示用には視野枠切
り換え機構が存在せず、Pフォーマットに対してのみ視
野枠切り換え機構を有する場合のファインダ視野の見え
方を示す図である。Hフォーマット用視野枠(11)に
Cフォーマット用視野枠(12)がケガキ線により表示
されている。Pフォーマット用視野枠(13)は、Hフ
ォーマット用視野枠(11)の上下部分が遮光部材によ
り遮光されることで表示される。
【0020】図4はPフォーマット表示用には視野枠切
り換え機構が存在せず、Cフォーマットに対してのみ視
野枠切り換え機構を有する場合のファインダ視野の見え
方を示す図である。Hフォーマット用視野枠(11)に
Pフォーマット用視野枠(13)がケガキ線によって表
示されている。Cフォーマット用視野枠(12)は、H
フォーマット用視野枠(11)の左右部分が遮光部材に
より遮光されることで表示される。
【0021】図5はCおよびPフォーマット表示用にそ
れぞれの視野枠切り換え機構を有する場合のファインダ
視野の見え方を示す図である。Hフォーマット用視野枠
(11)の左右部分が遮光されることによりCフォーマ
ット用視野枠(12)が表示され、Hフォーマット用視
野枠(11)の上下部分が遮光されることにより、Pフ
ォーマット用視野枠(13)が表示される。遮光時の抜
け部分は視野枠切り換え機構上生じるもので、視覚的に
は視野枠を切り換えたことが十分に確認できる。
【0022】図6はCおよびPフォーマット表示用にそ
れぞれの視野枠切り換え機構を有する場合のファインダ
視野の見え方を示す図である。Hフォーマット用視野枠
(11)の左右部分が遮光されることによりCフォーマ
ット用視野枠(12)が表示され、Hフォーマット用視
野枠(11)の上下部分が遮光されることにより、Pフ
ォーマット用視野枠(13)が表示される。図5に対
し、遮光時の抜け部分は生じない。
【0023】図7〜11はCフォーマットを基準視野枠
とした視野枠切換機構によるファインダ視野の見え方を
示す。全てにおいて、測距枠(5)がある。Cフォーマ
ットを基準視野枠とした場合、横幅でCフォーマットよ
り、HおよびPフォーマットの方が大きいため、Hおよ
びPフォーマットを表示するときは、ファインダ像を広
角に変倍して表示する。
【0024】図7はHおよびPフォーマット表示用の視
野枠切り換え機構がともに存在しない場合の図で、基準
視野枠のCフォーマット用視野枠(12)中に、Hフォ
ーマット用視野枠(11)、Pフォーマット用視野枠
(13)がケガキ線によって表示されている。
【0025】図8はHフォーマット表示用には視野枠切
り換え機構が存在せず、Pフォーマットに対してのみ視
野枠切り換え機構を有する場合のファインダ視野の見え
方を示す図である。Cフォーマット用視野枠(12)
に、Hフォーマット用視野枠(11)がケガキ線によっ
て表示されている。Pフォーマット用視野枠(13)
は、Cフォーマット用視野枠(12)の上下部分が遮光
部材により遮光されることにより、表示されている。H
フォーマット用視野枠(11)はPフォーマット用視野
枠(13)で隠される。
【0026】図9はPフォーマット表示用には視野枠切
り換え機構が存在せず、Hフォーマットに対してのみ視
野枠切り換え機構を有する場合のファインダ視野の見え
方を示す図である。Cフォーマット用視野枠(12)に
Pフォーマット用視野枠(13)がケガキ線によって表
示されている。Hフォーマット用視野枠(11)は、C
フォーマット用視野枠(12)の上下部分が遮光部材に
より遮光されることにより、表示されている。Hフォー
マット時、Pフォーマット用視野枠(13)は隠されて
いない。
【0027】図10はHおよびPフォーマット表示用に
それぞれの視野枠切り換え機構を有する場合のファイン
ダ視野の見え方を示す図である。Hフォーマット用視野
枠(11)は、Cフォーマット用視野枠(12)の上下
部分が遮光されることにより表示されている。Pフォー
マット用視野枠(12)は、Cフォーマット用視野枠
(12)の上下部分をHフォーマット用視野枠(11)
の場合よりもさらに範囲で遮光することにより表示され
ている。遮光時の抜け部分は視野枠切り換え機構上生じ
るもので、視覚的には視野枠を切り換えたことが十分に
確認できる。
【0028】図11はCおよびPフォーマット表示用に
それぞれの視野枠切り換え機構を有する場合のファイン
ダ視野の見え方を示す図である。Hフォーマット用視野
枠(11)は、Cフォーマット用視野枠(12)の上下
部分が遮光されることにより表示されている。Pフォー
マット用視野枠(12)は、Cフォーマット用視野枠
(12)の上下部分をHフォーマット用視野枠(11)
の場合よりもさらに範囲で遮光することにより表示され
ている。図10に対し、遮光時の抜け部分は生じない。
【0029】図12〜61は、具体的な視野枠切り換え
機構を示す模式図である。図12〜14はHフォーマッ
トを基準視野枠として、CおよびPフォーマットともに
機械式切り換え機構により視野枠切り換えをおこなう従
来のタイプであるを示している。図12は基準視野枠で
あるHフォーマット用視野枠を表示している場合を示し
ている。図13はCフォーマット用視野枠部材としての
マスク部材(32)が進入することによってCフォーマ
ット用視野枠が表示されている状態を示している。図1
4はPフォーマット用視野枠部材としてのマスク部材
(33)が進入することによってPフォーマット用視野
枠が表示されている状態を示している。この切換機構で
は、マスク部材(32)(33)の移動量が大きいの
で、小型化が困難である。このときのファインダ視野の
見え方を、図6に示す。
【0030】図15〜17はCフォーマットを基準視野
枠として、HおよびPフォーマットともにマスク部材に
より視野枠切り換えをおこなうタイプである。図15は
基準視野枠であるCフォーマット用視野枠を表示してい
る状態を示している。図16はHフォーマット用視野枠
部材であるマスク部材(31)が進入することによって
Hフォーマット用視野枠が表示されている状態を示して
いる。図17はPフォーマット用マスク部材(33)が
進入することによってPフォーマット用視野枠が表示さ
れている状態を示している。この切換機構では、マスク
部材(31)(33)の移動量が大きいので、小型化が
困難である。しかし、Hフォーマット用視野枠を表示す
る場合もPフォーマット用視野枠を表示する場合も、同
方向に視野を遮光するだけで良いので、図12〜14の
場合に対して、非常に設計が行いやすく、小型化が可能
となる。この場合を、後ほど、図62〜64で示す。こ
のときのファインダ視野の見え方を、図11に示す。
【0031】図18、19はHフォーマットを基準視野
枠として、CフォーマットはCフォーマット用視野枠部
材としての液晶(42)で表示し、PフォーマットはP
フォーマット用マスク部材(33)の進入で表示され
る。図18がPフォーマット用視野枠を表示している場
合である。図19がHおよびCフォーマット用視野枠を
表示している場合である。この場合、移動させる必要が
ある視野枠部材が1つだけなので小型化が可能となる。
このときのファインダ視野の見え方を、図6に示す。
【0032】図20、21はHフォーマットを基準視野
枠として、CフォーマットはCフォーマット用マスク部
材(32)の進入で表示し、PフォーマットはPフォー
マット用視野枠部材としての液晶(43)で表示され
る。図20がCフォーマット用視野枠を表示している場
合である。図21がHおよびPフォーマット用視野枠を
表示している場合である。この場合も、移動させる必要
がある視野枠部材が1つだけなので小型化が可能とな
る。このときのファインダ視野の見え方を、図6に示
す。
【0033】図22、23はCフォーマットを基準視野
枠として、HフォーマットはHフォーマット用視野枠部
材としての液晶(41)で表示し、PフォーマットはP
フォーマット用視野枠部材(33)の進入で表示され
る。図22がPフォーマット用視野枠を表示している場
合である。図23がHおよびCフォーマット用視野枠を
表示している場合である。この場合も、移動させる必要
がある視野枠部材が1つだけなので小型化が可能とな
る。このときのファインダ視野の見え方を、図11に示
す。
【0034】図24、25はCフォーマットを基準視野
枠として、HフォーマットはHフォーマット用マスク部
材(31)の進入で表示し、PフォーマットはPフォー
マット用液晶(43)で表示される。図24がHフォー
マット用視野枠を表示している場合である。図25がC
およびPフォーマット用視野枠を表示している場合であ
る。この場合も、移動させる必要がある視野枠部材が1
つだけなので小型化が可能となる。このときのファイン
ダ視野の見え方を、図11に示す。
【0035】図26はCフォーマットを基準視野枠とし
て、HフォーマットはHフォーマット用ケガキ線(2
1)で表示し、PフォーマットはPフォーマット用液晶
(43)で表示する。この場合、移動させる必要がある
視野枠部材を一切有さないので、非常にコンパクトな構
成となる。このときのファインダ視野の見え方を、図8
に示す。
【0036】図27、28はCフォーマットを基準視野
枠として、HフォーマットはHフォーマット用ケガキ線
(21)で表示し、PフォーマットはPフォーマット用
マスク部材(33)で表示する。図27は、HおよびC
フォーマット用視野枠を表示している場合である。図2
8は、Pフォーマット用視野枠を表示している場合であ
る。この場合も、移動させる必要がある視野枠部材が1
つだけなので小型化が可能となる。このときのファイン
ダ視野の見え方を、図8に示す。
【0037】図29、30、31はHフォーマットを基
準視野枠として、CフォーマットはCフォーマット用マ
スク部材(32)の進入で表示され、Pフォーマットは
Pフォーマット用視野枠部材である偏光板(53)の進
入で表示される。図29は、何も進入していないHフォ
ーマット用視野枠を表示している場合である。図30
は、Cフォーマット用視野枠部材(32)が進入してC
フォーマット用視野枠を表示している場合である。図3
1は、Pフォーマット用偏光板(53)が進入してPフ
ォーマット用視野枠を表示している場合である。偏光板
の移動はマスク部材のように全体を退避させる必要がな
い、すなわち、偏光パターンが直交する2枚の偏光板が
交差しない程度に進退すればよいので移動量がマスク部
材に比べてはるかに小さくてすむ。よって、小型化が可
能となる。このときのファインダ視野の見え方を、図6
に示す。
【0038】図32、33、34はHフォーマットを基
準視野枠として、CフォーマットはCフォーマット用偏
光板(52)の進入で表示され、PフォーマットはPフ
ォーマット用マスク部材(33)の進入で表示される。
図32は、何も進入していないHフォーマット用視野枠
を表示している場合である。図33は、Cフォーマット
用偏光板(52)が進入してCフォーマット用視野枠を
表示している場合である。図34はPフォーマット用マ
スク部材(33)が進入してPフォーマット用視野枠を
表示している場合である。偏光板の移動はマスク部材の
ように全体を退避させる必要がない、すなわち、偏光パ
ターンが直交する2枚の偏光板が交差しない程度に進退
すればよいので移動量がマスク部材に比べてはるかに小
さくてすむ。よって、小型化が可能となる。このときの
ファインダ視野の見え方を、図6に示す。
【0039】図35、36、37はCフォーマットを基
準視野枠として、HフォーマットはHフォーマット用マ
スク部材(31)の進入で表示され、Pフォーマットは
Pフォーマット用偏光板(53)の進入で表示される。
図35は、何も進入していないCフォーマット用視野枠
を表示している場合である。図36は、Hフォーマット
用マスク部材(31)が進入してHフォーマット用視野
枠を表示している場合である。図37は、Pフォーマッ
ト用偏光板(53)が進入してPフォーマット用視野枠
を表示している場合である。偏光板の移動はマスク部材
のように全体を退避させる必要がない、すなわち、偏光
パターンが直交する2枚の偏光板が交差しない程度に進
退すればよいので移動量がマスク部材に比べてはるかに
小さくてすむ。よって、小型化が可能となる。このとき
のファインダ視野の見え方を、図11に示す。
【0040】図38、39、40はCフォーマットを基
準視野枠として、HフォーマットはHフォーマット用偏
光板(51)の進入で表示され、PフォーマットはPフ
ォーマット用マスク部材(33)の進入で表示される。
図38は、何も進入していないCフォーマット用視野枠
を表示している場合である。図39は、Pフォーマット
用マスク部材(33)が進入してPフォーマット用視野
枠を表示している場合である。図40は、Hフォーマッ
ト用偏光板(51)が進入してHフォーマット用視野枠
を表示している場合である。偏光板の移動はマスク部材
のように全体を退避させる必要がない、すなわち、偏光
パターンが直交する2枚の偏光板が交差しない程度に進
退すればよいので移動量がマスク部材に比べてはるかに
小さくてすむ。よって、小型化が可能となる。このとき
のファインダ視野の見え方を、図11に示す。
【0041】図41はHフォーマットを基準視野枠とし
て、CおよびPフォーマットは、CおよびPフォーマッ
ト用液晶(42、43)で表示される。機械式切り換え
機構を有さないので、非常にコンパクトな構成となる。
このときのファインダ視野の見え方を、図5に示す。図
42はCフォーマットを基準視野枠として、HおよびP
フォーマットは、HおよびPフォーマット用液晶(4
1、43)で表示される。この場合、移動させる視野枠
部材を有さないので、非常にコンパクトな構成となる。
このときのファインダ視野の見え方を、図10に示す。
【0042】図43はHフォーマットを基準視野枠とし
て、CおよびPフォーマットは、CおよびPフォーマッ
ト用ケガキ線(22、23)で表示される。この場合
も、移動させる視野枠部材を有さないので、非常にコン
パクトな構成となる。このときのファインダ視野の見え
方を、図2に示す。
【0043】図44はCフォーマットを基準視野枠とし
て、HおよびPフォーマットは、HおよびPフォーマッ
ト用ケガキ線(21、23)で表示される。この場合
も、移動させる視野枠部材を有さないので、非常にコン
パクトな構成となる。このときのファインダ視野の見え
方を、図7に示す。
【0044】図45はHフォーマットを基準視野枠とし
て、CフォーマットはCフォーマット用ケガキ線(2
2)で表示され、PフォーマットはPフォーマット用液
晶(43)で表示される。この場合も、移動させる視野
枠部材を有さないので、非常にコンパクトな構成とな
る。このときのファインダ視野の見え方を、図3に示
す。
【0045】図46、47はHフォーマットを基準視野
枠として、CフォーマットはCフォーマット用ケガキ線
(22)で表示され、PフォーマットはPフォーマット
用マスク部材(33)の進入で表示される。図46はP
フォーマット用マスク部材(33)が進入してPフォー
マット用視野枠を表示している場合である。図47はH
およびCフォーマット用視野枠を表示している場合であ
る。この場合、移動させる必要のある視野枠部材が1つ
だけなので小型化が可能となる。このときのファインダ
視野の見え方を、図3に示す。
【0046】図48、49はHフォーマットを基準視野
枠として、CフォーマットはCフォーマット用ケガキ線
(22)で表示され、PフォーマットはPフォーマット
用偏光板(53)の進入で表示される。図48はPフォ
ーマット用偏光板(53)が進入してPフォーマット用
視野枠を表示している場合である。図49はHおよびC
フォーマット用視野枠を表示している場合である。この
場合、移動させる必要のある視野枠部材が1つだけなの
で小型化が可能となる。また、進退するものは偏光板な
ので、移動量が小さくてすむ。このときのファインダ視
野の見え方を、図3に示す。
【0047】図50はHフォーマットを基準視野枠とし
て、CフォーマットはCフォーマット用液晶(42)で
表示され、PフォーマットはPフォーマット用ケガキ線
(23)で表示される。この場合、移動させる必要のあ
る視野枠部材を有さないので、非常にコンパクトな構成
となる。このときのファインダ視野の見え方を、図4に
示す。
【0048】図51、52はHフォーマットを基準視野
枠として、CフォーマットはCフォーマット用マスク部
材(32)の進入で表示され、PフォーマットはPフォ
ーマット用ケガキ線(23)で表示される。図51はC
フォーマット用マスク部材(32)が進入しているCフ
ォーマット時を示す。図52はHおよびPフォーマット
用視野枠を表示している場合である。この場合、移動さ
せる必要のある視野枠部材が1つだけなので小型化が可
能となる。このときのファインダ視野の見え方を、図4
に示す。
【0049】図53、54はHフォーマットを基準視野
枠として、PフォーマットはPフォーマット用ケガキ線
(23)で表示され、CフォーマットはCフォーマット
用偏光板(52)の進入で表示される。図53はCフォ
ーマット用偏光板(52)が進入してCフォーマット用
視野枠を表示している場合である。図54はHおよびP
フォーマット用視野枠を表示している場合である。この
場合、移動させる必要のある視野枠部材が1つだけなの
で小型化が可能となる。また、進退するものは偏光板な
ので、移動量が小さくてすむ。このときのファインダ視
野の見え方を、図4に示す。
【0050】図55、56はCフォーマットを基準視野
枠として、HフォーマットはHフォーマット用ケガキ線
(21)で表示され、PフォーマットはPフォーマット
用偏光板(53)の進入で表示される。図55はHおよ
びCフォーマット用視野枠を表示している場合である。
図56はPフォーマット用偏光板(53)が進入してP
フォーマット用視野枠を表示している場合である。この
場合、移動させる必要のある視野枠部材が1つだけなの
で小型化が可能となる。また、進退するものは偏光板な
ので、移動量が小さくてすむ。このときのファインダ視
野の見え方を、図8に示す。
【0051】図57はCフォーマットを基準視野枠とし
て、HフォーマットはHフォーマット用液晶(41)で
表示され、PフォーマットはPフォーマット用ケガキ線
(23)で表示される。この場合、移動させる必要のあ
る視野枠部材を有さないので、非常にコンパクトな構成
となる。このときのファインダ視野の見え方を、図9に
示す。
【0052】図58、59はCフォーマットを基準視野
枠として、PフォーマットはPフォーマット用ケガキ線
(23)で表示され、HフォーマットはHフォーマット
用マスク部材(31)の進入で表示される。図58はH
フォーマット用マスク部材(31)が進入してHフォー
マット用視野枠を表示している場合である。図59はC
およびPフォーマット用視野枠を表示している場合であ
る。この場合、移動させる必要のある視野枠部材が1つ
だけなので小型化が可能となる。このときのファインダ
視野の見え方を、図9に示す。
【0053】図60、61はCフォーマットを基準視野
枠として、PフォーマットはPフォーマット用ケガキ線
(23)で表示され、HフォーマットはHフォーマット
用偏光板(51)の進入で表示される。図60はCおよ
びPフォーマット用視野枠を表示している場合である。
図61はHフォーマット用偏光板(51)が進入してH
フォーマット用視野枠を表示している場合である。この
場合、移動させる必要のある視野枠部材が1つだけなの
で小型化が可能となる。また、進退するものは偏光板な
ので、移動量が小さくてすむ。このときのファインダ視
野の見え方を、図9に示す。
【0054】上記視野枠切換機構と対応する図を
【表1】にまとめておく。尚、マスク部材による切換機
構を機械式と称している。
【0055】
【表1】
【0056】グループ1は、Cフォーマット基準で機械
式切り換えをおこなうもので、機械的配置に有利であ
る。
【0057】グループ2は、基準視野枠(ベース)に対
して一つの視野枠切換を液晶で行い、他の一つの視野枠
切換を機械式で行うものである。この方式は、切り換え
機構を2つ有しなければならない場合に、よりコンパク
トに、より安価にするのに有利である。
【0058】グループ3は、基準視野枠であるCフォー
マット用視野枠に対してHフォーマット用視野枠をケガ
キ線で表示し、Pフォーマット用視野枠を液晶又はマス
ク部材で表示するものである。この方式は、1つの切り
換え機構で効率的に3フォーマットに対応する視野枠を
表示することが出来る。
【0059】グループ4は、2つの移動式切り換え機構
を有するが、一方が偏光板の移動を利用しているので、
非常にコンパクトになる。
【0060】グループ5は、基準視野枠に対して2つと
もの視野枠を液晶で切り換えるので、移動を伴わない。
よって、非常に簡単な構成で3フォーマット用の視野枠
を切り換えることができる。
【0061】グループ6は、基準視野枠に対して2つと
もの視野枠をケガキ線で表示しているので、非常に安価
である。
【0062】グループ7は、一方がケガキ線なので、安
価な構成となる。
【0063】グループ8は、基準視野枠に対して一つの
視野枠を液晶で表示し、他の一つの視野枠を偏向板で表
示するものである。この方式では、移動させる視野枠部
材が移動量の少ない偏光板のみであるので、コンパクト
になる。
【0064】図62〜64はCフォーマット用視野枠を
基準視野枠として、H及びPフォーマット用視野枠をマ
スク部材によって切り換える機械式切り換え機構の一実
施形態を示す。HおよびPフォーマット用マスク部材
(31、33)の作動は、カメラボディ外部にある視野
枠切り換えレバー(61)によってなされる。図64の
Hフォーマット用係合レバー(62)と、Pフォーマッ
ト用係合レバー(63)は視野枠切り換えレバー(6
1)の裏側、すなわちボディ内部でHフォーマット用マ
スク部材(31)とPフォーマット用マスク部材(3
3)に係合可能である。図64の左端の図は、Cフォー
マット用視野枠を表示するための状態を示す。この状態
では、Hフォーマット用係合レバー(62)、Pフォー
マット用係合レバー(63)は、Hフォーマット用マス
ク部材(31)、Pフォーマット用マスク部材(63)
に対していずれも係合しない。Hフォーマット用視野枠
を表示するために視野枠切り換えレバー(61)を右に
回転させると(図64中央の状態)、Hフォーマット用
係合レバー(62)とHフォーマット用マスク部材(3
1)が係合し、Hフォーマット用視野枠に切り換えられ
る。Pフォーマット表示のために視野枠切り換えレバー
(61)を右に回転させると(図64右端の状態)、P
フォーマット用係合レバー(63)とPフォーマット用
マスク部材(33)が係合し、Pフォーマット用視野枠
に切り換えられる。このように、Cフォーマット用視野
枠を基準視野枠とすれば、機械式切り換え機構による視
野枠切り換えが非常に簡単な構成になる。
【0065】図65〜68はCフォーマット用視野枠を
基準視野枠として、HおよびPフォーマット用視野枠を
機械式切り換え機構により切り換えた別の実施形態を示
す。図65は、本実施形態の斜視構成図である。図66
は、本実施形態の視野枠切り換え機構(4)の断面図で
あり、Cフォーマット用視野枠を表示している場合であ
る。図67は、本実施形態の視野枠切り換え機構(4)
の断面図であり、Hフォーマット用視野枠を表示してい
る場合である。図68は、本実施形態の視野枠切り換え
機構(4)の断面図であり、Pフォーマット用視野枠を
表示している場合である。この実施形態では、Hおよび
Pフォーマット用マスク部材(31、33)が一体構成
であるため、部品点数を少なくすることが可能であり、
低コスト化が可能である。マスク部材(31、33)の
作動は、ボディ外部にある視野枠切り換えレバーが操作
されることにより、視野枠切り換え機構(4)が回転動
作をし、Cフォーマット用視野枠表示状態では、Cフォ
ーマット用基準視野枠(12)のみが表示され、Hフォ
ーマット用視野枠表示状態では、Hフォーマット用マス
ク部材(31)が、Cフォーマット用基準視野枠(1
2)内に表示され、Pフォーマット用視野枠表示状態で
は、Pフォーマット用マスク部材(33)が、Cフォー
マット用基準視野枠(12)内に表示される。
【0066】次に、近距離撮影状態での視野枠の表示に
ついて説明する。図69〜70はCフォーマット用視野
枠を基準視野枠として、HおよびPフォーマット用視野
枠を機械式切り換え機構により切り換えた場合である。
前記のHおよびPフォーマット用マスク部材(31、3
3)を、視野の上側と下側とで独立に表示可能な構成と
することによって、近距離撮影状態での視野枠を表示
し、近距離撮影を行う時に発生するパララックスを撮影
者に知らしめる。本実施形態の通常距離撮影の場合のそ
れぞれのフォーマットによるファインダ視野の見え方
を、図11に示す。図69は、Cフォーマット用視野枠
表示状態で近距離撮影を行ったときのファインダ視野の
見え方を示した図である。Hフォーマット用マスク部材
(31)を表示させることにより、近距離撮影状態に対
応する視野枠を表示している。図70は、Hフォーマッ
ト用視野枠表示状態で近距離撮影を行ったとき、あるい
はCフォーマット用視野枠表示状態でさらに近距離撮影
を行ったときのファインダ視野の見え方を示した図であ
る。Pフォーマット用マスク部材(33)を表示させる
ことにより、近距離撮影状態に対応する視野枠を表示し
ている。Hフォーマットにおいては、視野の下側のHフ
ォーマット用マスク部材(31)を、非表示にすること
によって、視野が下側にずれただけの表示が達成され、
ファインダ視野率が低くなることなく、近距離撮影状態
に対応する視野枠の表示ができる。これらの近距離撮影
状態に対応する視野枠表示は、測距データにより自動的
に表示非表示がなされることで、使用者の使い勝手がよ
り向上する。
【0067】図71〜74はCフォーマット用視野枠を
基準視野枠として、HおよびPを液晶により切り換えた
場合を示している。前記のHおよびPフォーマット用液
晶(41、43)を、視野の上側と下側とで独立に表示
可能な構成とすることによって、近距離撮影状態での視
野枠を表示し、近距離撮影を行う時に発生する視野枠を
撮影者に知らしめる。本実施形態の通常距離撮影の場合
のそれぞれのフォーマットによるファインダ視野の見え
方を、図71に示す。近距離撮影状態に対応する視野枠
表示用ケガキ線(24)を表示していることにより、P
フォーマットにおいても、近距離撮影状態に対応する視
野枠表示ができる構成となっている。図72は、Cフォ
ーマット用視野枠表示状態で近距離撮影を行ったときの
ファインダ視野の見え方を示した図である。Hフォーマ
ット用液晶(41)を表示させることにより、近距離撮
影状態に対応する視野枠を表示している。図73は、H
フォーマット用視野枠表示状態で近距離撮影を行ったと
き、あるいはCフォーマット用視野枠表示状態でさらに
近距離撮影を行ったときのファインダ視野の見え方を示
した図である。Pフォーマット用液晶(43)を表示さ
せることにより、近距離撮影状態に対応する視野枠を表
示している。Hフォーマットにおいては、視野の下側の
Hフォーマット用液晶(41)を、非表示にすることに
よって、視野が下側にずれただけの表示が達成され、フ
ァインダ視野率が低くなることなく、近距離撮影状態に
対応する視野枠の表示ができる。図74は、Pフォーマ
ット用視野枠表示状態で近距離撮影を行ったときのファ
インダ視野の見え方を示した図である。この場合は、視
野の上側として近距離撮影状態に対応する視野枠表示用
ケガキ線(24)を用い、視野の下側としてHフォーマ
ット用液晶(41)を用いることになる。これらの近距
離撮影状態に対応する視野枠表示は、測距情報により自
動的に表示非表示がなされることで、使用者の使い勝手
がより向上する。さらに、近距離撮影状態に対応する視
野枠表示用ケガキ線(24)を用いる場合にはケガキ線
を照明するなどの指標を表示することが好ましい。
【0068】図75〜78はCフォーマット用視野枠を
基準視野枠として、HおよびPフォーマット用視野枠を
液晶により切り換えた場合を示している。前記のHおよ
びPフォーマット用液晶(41、43)を、視野の上側
と下側とで独立に表示可能な構成とすることによって、
近距離撮影状態での視野枠を表示し、近距離撮影を行う
時に発生するパララックスを撮影者に知らしめる。本実
施形態の通常距離撮影の場合のそれぞれのフォーマット
によるファインダ視野の見え方を、図10に示す。パラ
ラックス表示用視野枠(44)を表示することにより、
Pフォーマットにおいても、近距離撮影状態に対応する
視野枠表示ができる構成となっている。図75は、Cフ
ォーマット用視野枠表示状態で近距離撮影を行ったとき
のファインダ視野の見え方を示した図である。Hフォー
マット用液晶(41)を表示させることにより、近距離
撮影状態に対応する視野枠を表示している。図76は、
Hフォーマット用視野枠表示状態で近距離撮影を行った
とき、あるいはCフォーマット用視野枠表示状態でさら
に近距離撮影を行ったときのファインダ視野の見え方を
示した図である。Pフォーマット用液晶(43)を表示
させることにより、近距離撮影状態に対応する視野枠を
表示している。Hフォーマットにおいては、視野の下側
のHフォーマット用液晶(41)を、非表示にすること
によって、視野が下側にずれただけの表示が達成され、
ファインダ視野率が低くなることなく、近距離撮影状態
に対応する視野枠の表示ができる。図77は、Hフォー
マット用視野枠表示状態でさらに近距離撮影を行ったと
き、あるいはCフォーマット用視野枠表示状態でマクロ
撮影を行ったときのファインダ視野の見え方を示した図
である。パララックス表示用液晶(44)を表示させる
ことにより、大きな近距離撮影状態に対応する視野枠を
表示している。ただし、Cフォーマットにおいては、フ
ァインダの視野率がかなり低くなっている。図78は、
Pフォーマット用視野枠表示状態で近距離撮影を行った
ときのファインダ視野の見え方を示した図である。この
場合は、視野の上側としてパララックス表示用液晶(4
4)を用い、視野の下側としてHフォーマット用液晶
(41)を用いることになる。これらの近距離撮影状態
に対応する視野枠表示は、測距情報により自動的に表示
非表示がなされることで、より使用者の使い勝手が向上
する。
【0069】このように、Pフォーマットにも対応した
近距離撮影状態に対応する視野枠表示を行う他の切り換
え機構として、機械的切り換え機構を用いるという手段
がある。しかしながら、視野の上側の視野マスクを3段
階に表示することが必要なため、図65〜68のような
一体構成の視野枠を考えた場合、Pフォーマット用のマ
スクの長さ分だけ基準視野枠から離れて配置しなければ
ならず、視度が大きくずれるという問題がある。
【0070】続いて、ファインダ画面内表示について示
す。従来の画面表示サイズが変更可能な視野枠表示装置
の画面外表示は、図79に示される。基準視野枠(第1
の視野枠)72に対し、上下方向から遮光または切欠き
により第2の視野枠73が見せられる。そしてとくにな
んの考慮もされることなく、画面下部に配置を行ってい
た。これらの画面外表示は情報表示の機能だけでなく、
画面との相関関係が重要で、視野枠の切換を行った場合
に使用者に違和感を与えないことや、誤操作をさせない
ことが重要である。このような課題に対して、図80に
示すような画面外表示が提案されている。画面外表示7
1を基準視野枠(第1の視野枠)72の左部に配置し、
長さを第2の視野枠73と略同等にしたものである。
【0071】図81は画面外表示の一実施形態を示す。
基準視野枠(第3の視野枠)74に対し、第1の視野枠
72は左右方向からの遮光または切欠きで見せられる。
また、第2の視野枠は上下方向からの遮光または切欠き
で見せられる。基準視野枠(第3の視野枠)4の大きさ
は、左右方向X1、上下方向Y1で表される。第1の視野枠
72の大きさは、左右方向X2、上下方向Y1で表される。
第2の視野枠73の大きさは、左右方向X1、上下方向Y2
で表される。画面外表示71の左右方向の長さLは、第
1の視野枠72の左右方向の長さより短く、第2の視野
枠の上下方向の長さより長い。
【0072】図82は画面外表示の別の実施形態を示
す。視野枠の見せ方は、図81と同様で、画面外表示1
の左右方向の長さLは、第1の視野枠72の左右方向の
長さと略同等である。
【0073】図83は画面外表示の更に別の実施形態を
示す。視野枠の見せ方は、図81と同様で、画面外表示
1の左右方向の長さLは、第2の視野枠73の上下方向
の長さと略同等である。
【0074】このように上下方向、左右方向と2つの方
向から、遮光または切欠きを行うものの場合、画面外表
示を画面の下部で、左右方向の長さを最も短い左右方向
の長さを有する視野枠の左右方向の長さと略同等または
短く配置してやることにより、十分な情報量の表示を行
いながら、左右方向に短い視野枠に切り替わったときも
左右方向ではみ出ることもなく、使用者に違和感を与え
ない。また、このことは誤操作防止にもつながる。
【0075】さらに、左右方向の長さを最も短い左右方
向の長さを有する視野枠の左右方向の長さより短く配置
してやることにより、画面外表示の大きさより視野枠の
ほうが大きいことにより、視野枠内がよりダイナミック
に観察する感覚を与える。
【0076】さらに、左右方向の長さを最も短い上下方
向の長さを有する視野枠の上下方向の長さより長く配置
してやることにより、より多くの情報量を表示できる。
【0077】また、条件式としては以下を満たすことが
望ましい。
【0078】1.1Y2<L<0.9X2 但し、 L :画面外表示の横方向の長さ Y2:視野枠のうち、最も短い上下方向を有する視野枠の
上下方向の長さ X2:視野枠のうち、最も短い左右方向を有する視野枠の
左右方向の長さ 上記条件式の下限を越えると、十分な情報量の表示が行
えなくなる。また、上限を越えると観察時の画面表示の
ダイナミック感が薄れる。
【0079】次に、Hフォーマット用視野枠を基準視野
枠とし、Cフォーマット用視野枠及びPフォーマット用
視野枠へ機械式切換機構によって切り換えることができ
るカメラの一実施形態を説明する。図84は本実施形態
のファインダが組み込まれたカメラの外観を示してい
る。この図に示すカメラKは、自動焦点調節(以下、A
Fと略称する)機能、自動露光調節(以下、AEと略称す
る)機能を備えたレンズシャッター式のズームカメラで
ある。
【0080】図84(A)において、201はボディであ
って、このボディ201のほぼ中央には撮影用ズームレ
ンズ202が装着されているとともに、一端側には、フ
ィルム装填室やオートリワインダ(いずれも図示せず)
等を内蔵したグリップ部203がボディ201と一体に
形成されている。また、グリップ部203の上面には、
シャッターボタン204が配設されている。さらに、ボ
ディ201の他端側には、ストロボ発光するフラッシュ
装置205が配設されている。
【0081】図84(B)に示すように、ボディ201の
背面側には、電源スイッチ206とズーム操作レバー2
07、及び視野枠切換レバー208が並列状に配設され
ている。電源スイッチ206は、ボディ201に装填さ
れてカメラKの駆動系、表示系及び測光系等に電源を供
給する電源電池をON/OFFするもので、例えばプッ
シュボタンからなる。ズーム操作レバー207は、左右
に回動操作することにより、望遠、標準、広角を含むズ
ーム範囲内において無段階で像倍率を選択することがで
きる。視野枠切換レバー208は、3種の視野枠H,
C,Pからいずれかを選択する際に節度的に回動操作す
るものである。
【0082】図84(A)に戻って、撮影用ズームレンズ
202の上方には本実施形態のファインダFの対物窓2
09を臨ませてある。このようにファインダFの対物窓
209を撮影用ズームレンズ202に近接する位置に配
することにより、ファインダFの視野を撮影用ズームレ
ンズ202の視野に可及的に近づけることができる。
【0083】図84(B)に戻って、ファインダFの接眼
窓210は、ボディ201の他端側に偏した位置に臨ま
せてある。このように接眼窓210を偏在させることに
より、ファインダFを覗く際に使用者の鼻の隆起等にボ
ディ1が干渉するのを極力回避することができ、また、
一端側に配したシャッターボタン204と対極に位置し
ていることにより、ファインダFを覗きながら行うシャ
ッターボタン204の操作性が向上する。
【0084】但し、ファインダFは、対物窓209と接
眼窓210とがカメラKの奥行方向だけでなく、横幅方
向にも大きく離間しているため、ファインダF内には対
物光学系で結像させた実像を反転して接眼光学系に導く
像反転光学系が組み込まれている。また、対物光学系
は、撮影用ズームレンズ202のズーム動作と連動する
ズーム光学系によって構成されており、これによって撮
影者は、フィルム面の結像と実質的に等しいファインダ
像を得ることができるようになっている。
【0085】図85〜図92は、図84に示すカメラK
のファインダFの要部を示している。本実施形態のファ
インダFは、ズーム光学系からなる対物光学系、反転光
学系及び接眼光学系からなる実像式ファインダ光学系を
備えたものである。
【0086】ファインダF内には対物光学系で結像させ
た実像を反転して接眼光学系に導く像反転光学系が組み
込まれている。また、対物光学系は、撮影用ズームレン
ズ202のズーム動作と連動するズーム光学系によって
構成されており、これによって撮影者は、フィルム面の
結像と実質的に等しいファインダ像を得ることができる
ようになっている。
【0087】図85はファインダFを分解して示してい
る。この図に示すように、本実施形態のファインダF
は、対物光学系、反転光学系及び接眼光学系からなる実
像式ファインダ光学系を備えたものである。
【0088】78はファインダケースであって、このフ
ァインダケース78には、対物光学系、像反転光学系、
接眼光学系等が装着されている。対物光学系は、第1レ
ンズGa及び第2レンズGbにより構成される2群ズー
ム光学系となっており、本実施形態では2.5〜3.0倍程度
の像倍率に設定されている。像反転光学系は、ポロプリ
ズム79、三角プリズム80及びミラー81により構成
されている。さらに、接眼光学系は、単一の接眼レンズ
Gcからなる。
【0089】ファインダケース78に組み込まれたファ
インダ光学系では、ボディ201に組付けられた状態に
おいて、対物窓209からの入射光は、図85の光軸A
Xで示すように、対物光学系の第1、第2レンズGa,
Gbで任意の像倍率に調整された後、ポロプリズム79
の第1プリズム79aで下方へ90°屈曲し、さらに第
2プリズム79bで水平方向へ90°屈曲して三角プリ
ズム80へ導かれ、次いでミラー81で反転して正立像
となり、接眼レンズGcへ導かれる。
【0090】ファインダケース78は、合成樹脂成型品
や板金加工品により形成することができ、図85上、下
面側が開口した箱状の対物光学系収容部82、対物光学
系収容部82の後方にほぼ直交状に形成された像反転光
学系取付部83等を備えている。
【0091】図86は対物光学系と、これを駆動するカ
ム機構を示している。この図に示すように対物光学系を
構成する第1レンズGaは第1レンズホルダー84a
に、また、第2レンズGbは第2レンズホルダー84b
に固着されている。これらのレンズホルダー84a,8
4bの下端部には、スライド筒85a,85bが形成さ
れており、これらのスライド筒85a,85bは、共通
のレンズ吊り軸86に摺動自在に装着されている。また
第1,第2レンズホルダー84a,84bの上端部に
は、ほぼ垂直に突出する回り止めボス87a,87bが
形成されている。
【0092】さらに、第1レンズホルダー84aのスラ
イド筒85aには第1カムフォロア88aが、第2レン
ズホルダー84bのスライド筒85bには第2カムフォ
ロア88bがそれぞれ一体に設けられている。89は棒
カムからなる変倍カム部材であって、レンズ吊り軸86
と平行に配設されたカム軸90に装着されている。この
変倍カム部材89の周面には、第1レンズ用カム89a
及び第2レンズ用カム89bが形成されており、第1レ
ンズ用カム89aには第1カムフォロア88aが、ま
た、第2レンズ用カム89bには第2カムフォロア88
bがそれぞれ当接している。
【0093】カム軸90の図上、前端部には、カメラK
の駆動系に連動させるためのカムギア91が変倍カム部
材89と同軸と一体回転するように装着されており、カ
メラKに内蔵されたモータまたはズーム操作レバー7の
回転操作による駆動力は、カメラKの駆動系及びカムギ
ア91を介して変倍カム部材89に伝達される。なお、
カムギア91は変倍カム部材89と一体または別体のい
ずれに構成してもよく、また、カムギア91を操作駆動
系に連動させて、手操作により回転させるようにするこ
とも可能である。92は第1,第2レンズホルダー84
a,84b間に調節された引張バネであって、この引張
バネ92の付勢力により、第1,第2カムフォロア88
a,88bが第1,第2レンズ用カム89a,89bに
正しい位置で圧接することになる。
【0094】このような構成の対物光学系は、ファイン
ダケース78の対物光学系収容部82に下方から挿入さ
れ、各レンズホルダー84a,84bの回り止めボス8
7a,87bを対物光学系収容部82の上壁82aに形
成した長孔93に摺動自在に嵌入するとともに、該対物
光学系収容部82の前後側壁82b,82bに穿設され
た軸支持孔94,94にレンズ吊り軸86を支持させる
ことにより、第1,第2レンズGa,Gbが前後方向に
直線動可能に支持される。
【0095】また、カム軸90は、前端に後述するカム
位置調整ネジ95を装着し、後端にカム位置調整用圧縮
バネ96を嵌装したうえで、対物光学系収容部側壁82
b,82bに穿設されたネジ孔97と支持孔98に支持
させる。このようにして対物光学系をその収容部82に
組み込むことにより、カム位置調整用圧縮バネ96は、
対物光学系収容部後側壁82bと変倍カム部材89の後
端面に圧接して、変倍カム部材89を前方のカム位置調
整ネジ95にカムギア91を介して圧接させる。
【0096】これにより、組立段階において、カム位置
調整ネジ95のネジ孔97から進退量を調整すること
で、ファインダ光学系全体における第1,第2レンズG
a,Gbの位置を調整して、ファインダ光学系全体の視
度を適正に調整することができる。すなわち、ファイン
ダ光学系の視度を調整する場合、光学系に含まれるいず
れかのレンズ位置を補正すればよいが、本実施形態で
は、第1,第2レンズGa,Gbの光軸上の位置を調整
するためにカム軸90全体を光軸方向に位置調整するよ
うにし、これをカム位置調整ネジ95の進退動によって
行うことにより、簡単な機構で正確な視度調整を実現し
ている。なお、99はボディ201の対物窓209に臨
ませる窓部である。
【0097】図87は像反転光学系各部材の配置を模式
的に示している。図85及び図87に示すように、ポロ
プリズム79は、第1プリズム79a、第2プリズム7
9bを上下に接合してなり、ファインダケース78の像
反転光学系取付部83内に上方から嵌め込んで取り付け
られる。また、三角プリズム80は、像反転光学系取付
部83内の隔壁83aを挟んでポロプリズム79の第2
プリズム79bと対向する位置に組み込まれる。さら
に、ミラー81は像反転光学系取付部83の右端部に形
成された傾斜壁83bの傾斜上面に沿う形で固定され
る。接眼レンズGcは、ミラー81と対面するファイン
ダケース78の端部に形成された接眼レンズ取付窓10
0に固着される。
【0098】ファインダケース78内に組み込まれた像
反転光学系では、対物光学系から入射した光軸AXは、
ポロプリズム79の第1プリズム79aの垂直面79a1
に入射し、45°傾斜面79a2で垂直方向に屈折し、第
2プリズム79bの45°傾斜面79b1で水平方向に屈
折し、実像面である垂直結像面79b2を経て、三角プリ
ズム80に入射し、さらに、該三角プリズム80からミ
ラー81に至って画像反転して正立像となり、接眼レン
ズGcから撮影者の目に届く。
【0099】本実施形態のファインダFは、指示率を調
整するために組立段階で、三角プリズム80の位置調整
を行う。周知のように指示率は、ファインダFの視野の
撮影用ズームレンズ2で写る範囲との一致する部分の比
率を指すが、その比率を適正に調整するために、第2プ
リズム79bの垂直結像面79b2以降の反転光学系、つ
まり三角プリズム80を垂直結像面79b2に対して平行
に、つまり光軸に対して垂直方向に移動させることがで
きるように保持されており、この三角プリズム80を移
動させることにより指示率調整を行っている。
【0100】すなわち、三角プリズム80が組み込まれ
た像反転光学系取付部83の前側壁83cにはネジ孔1
01が設けられており、このネジ孔101にプリズム位
置調整ネジ102が螺着されている。また、三角プリズ
ム80とファインダケース78の後壁78a間には、該
三角プリズム80を前方に付勢する板バネ103が介装
されており、三角プリズム80は、該プリズム位置調整
ネジ102と板バネ103間で圧着保持されている。そ
して、組立時において、指示率調整を行うときは、接眼
光学系のファインダ視野に写る標識が適正位置に設定さ
れるように、プリズム位置調整ネジ102の進退量を調
整して三角プリズム80を微小移動させる。
【0101】なお、この場合、プリズム位置調整ネジ1
02の進退量を調節したとき、三角プリズム80のみが
移動し、静止状態で保持されたミラー81との相対位置
関係が僅かにずれるが、ミラー81の反射面面積は三角
プリズム80の有効面をカバーするに十分な大きさに設
定されているため、反転光学系に支障が生じることはな
い。
【0102】本実施形態のファインダFは、視野枠切換
レバー208の操作に連動して、ファインダFの視野を
Hフォーマット用、Cフォーマット用、Pフォーマット
用に切り換える視野枠切換機構が内装されている。この
視野枠切換機構は、視野枠切換レバー208に連動する
駆動部104と、この駆動部104の動きに連動してフ
ァインダF内の視野を切り換える被作動部105とから
なっている。図85に戻って、第2プリズム79bの結
像面79b2と三角プリズム80間には、視野枠切換機構
被作動部105の第1,第2視野枠片106,107が
光路に対して直交する方向に進退可能に配設されてい
る。
【0103】ファインダケース11に装着された像反転
光学系は、3個2群の三角プリズムと傾斜ミラー81が
集合する形態で構成されているため、ボディ201の天
井面とこれらのプリズム12a,14の傾斜上面間に余
裕空間Saが必然的に生じる。一方、視野枠切換機構の
被作動部105は、後述するようにポロプリズム79と
第1三角プリズム80間に介装されるものである。
【0104】これらの構成を勘案して本実施形態では、
駆動部104を前記余裕空間Saを利用して配置してい
る。具体的には、図88に示すように、視野枠切換機構
の駆動部104は、ミラー81上の余裕空間Sa内に収
まるように配置されている。また、被作動部105はプ
リズム位置調整ネジ102による指示率調整動作に追従
するように、その全体が三角プリズム80と一体的に移
動するように構成されており、これにより指示率調整後
も視野枠のずれが生じないようにしている。また、基準
視野枠以外の視野枠も同時に調整することができるよう
にしている。
【0105】図89はCフォーマット用マスク部材10
6、Pフォーマット用マスク部材107の取付構成を示
している。この図において、108はポロプリズム79
の第2プリズム79b上に固定して取り付けられた台
板、109,110はマスク部材106,107の両側
で、両マスク部材106,107を挟み込むようにして
配置された第1,第2の部材としての左右固定枠片であ
る。なお、台板108は第2プリズム79bと一体に形
成したものでもよい。
【0106】左右固定枠片109,110は、それぞれ
第2プリズム79bの結像面79b2と対面する下端部
に、図6に示した基準視野枠であるHフォーマット用視
野枠に対応する第1視野規制窓111を切り欠いてあ
り、Cフォーマット用マスク部材106は、該第1視野
規制窓111と対面する下端部にCフォーマット用視野
枠に対応する第2視野規制窓112を、同じくPフォー
マット用マスク部材107の下端部には、Pフォーマッ
ト用視野枠に対応する第3視野規制窓113をそれぞれ
切り欠いてある。
【0107】台板108の各枠片106,107,10
9,110との対向面側上端部には、回動支点となる支
点ピン114が設けられている。一方、マスク部材10
6,107及び左右固定枠片109,110には、それ
ぞれピン挿通孔115が設けられており、これらピン挿
通孔115を支点ピン114に挿通することにより、各
枠片106,107,109,110が台板108に取
り付けられる。また、左右固定枠片109,110は輪
郭部分がファインダケース78の内壁等に規制されるこ
とによって固定され、マスク部材106,107は支点
ピン114回りに揺動自在に吊持される。
【0108】さらに、台板108の支点ピン114の両
側、及び左右固定枠片109,110のピン挿通孔11
5の両側には、それぞれ第1,第2揺動レバー126,
127(図90参照)を挿通するための縦長長方形状の
長孔116が形成されている。なお、この長孔116
は、揺動レバー126,127が挿通された状態で、指
示率調整による被作動部105の移動を許すだけの幅に
設定されている。
【0109】Cフォーマット用マスク部材106のピン
挿通孔115の前側には、第1揺動レバー126を挿通
するための横長孔117が、また、Pフォーマット用マ
スク部材107のピン挿通孔115の後側には、第2揺
動レバー127を挿通するための傾斜状長孔118がそ
れぞれ形成されている。
【0110】図90は視野枠切換機構の駆動部104の
構成を、また、図91は視野枠切換機構の組立状態を示
している。これらの図において、119は揺動切換機
構、120は揺動切換機構119を動作させるカム部材
としての視野枠切換カムである。揺動切換機構119に
は、回転レバーとしての第1,第2揺動部材121,1
22が設けられている。各揺動部材121,122は、
それぞれボス部123,123に、視野枠切換カム12
0のカム山120aに接触する腕としてのカムフォロア
124,125と、揺動レバー126,127とを一体
に設けてなる。
【0111】そして、揺動切換機構119は、両揺動部
材121,122のボス部123,123を対向させて
共通の支軸128に回転自在に挿通するとともに、支軸
128に嵌め込まれたクリックバネ129によって両揺
動部材121,122のカムフォロア124,125を
閉じる方向に付勢してなる。
【0112】第1揺動部材121の揺動レバー126
は、台板108、左固定枠片109の前側長孔116、
Cフォーマット用マスク部材106の横長孔117、及
び右固定枠片110の前側長孔116に挿通され、ま
た、第2揺動部材122の揺動レバー127は、台板1
08、左固定枠片109の後側長孔116、Pフォーマ
ット用マスク部材107の傾斜状長孔118、及び右固
定枠片110の後側長孔116に挿通されており、それ
ぞれクリックバネ129の付勢力により進入方向、つま
りマスク部材106または107を、その視野規制窓1
12または113が第1視野規制窓111に重なる進入
位置側に付勢されている。
【0113】このように、クリックバネ129による付
勢方向が進入方向となっているため、いずれのマスク部
材106,107も進入状態において、適正位置にスト
ッパー手段を設けておけば、視野内におけるマスク部材
106,107の位置ずれが生じない。
【0114】一方、視野枠切換カム120は、中心に回
転軸130を有するとともに、円筒周面にカム山120
aを設けたもので、一端側に視野枠切換レバー208と
係合する被操作部としての切欠係合部131が設けられ
ており、また、カム山120aを有する周面が、両揺動
部材121,122のカムフォロア126,127に接
触するように揺動切換機構119と対向する位置で回転
自在に配置されている。
【0115】図92は視野枠切換機構の動作を示してい
る。同図(A)は、図84(B)に示す視野枠切換レバー2
08をCの位置にセットしてCフォーマット用視野枠に
切り換えたときの視野枠切換機構の態様を示している。
また、同図(B)は、視野枠切換レバー208をHの位置
にセットして基準視野枠であるHフォーマット用視野枠
としたときの視野枠切換機構の態様を示している。さら
に、同図(C)は、視野枠切換レバー208をPの位置に
セットしてPフォーマット用視野枠としたときの視野枠
切換機構の態様を示している。なお、いずれも、左端の
図は側面を、中央の図は視野枠切換片の正面を、右端の
図はマスク部材の孔の姿勢を正面から見たものを示して
いる。
【0116】図92(B)の基準視野枠状態においては、
第1,第2揺動部材121,122のカムフォロア12
4,125が共に視野枠切換カム120のカム山120
a上にあり、これによって両部材121,122の揺動
レバー126,127は、クリックバネ129の付勢力
に抗して両者126,127が重なる位置まで退避す
る。この揺動レバー126,127の退避動作に伴い、
第1,Pフォーマット用マスク部材106,107は視
野外に退避させられ、台板108及び左右固定枠片10
9,110の第1視野規制窓111が開放された状態と
なって、接眼窓10から見た視野はHフォーマット用視
野枠に対応するものとなる。
【0117】基準視野枠であるHフォーマット用視野枠
のセット状態から視野枠切換レバー208をCの位置に
切換操作すると、該視野枠切換レバー208の動きが切
欠係合部131に伝達されて、視野枠切換カム120が
第1の方向である図92(B)の実線矢印ra方向に回転
し、図92(A)に示すように、第1揺動部材121のカ
ムフォロア124のみが視野枠切換カム120のカム山
120aから外れ、該第1揺動部材121の揺動レバー
126がクリックバネ129の付勢力によって回転す
る。この揺動レバー126の復帰動作に伴い、Cフォー
マット用マスク部材106は視野内に進入し、第1視野
規制窓111上に第2視野規制窓112が重なって、接
眼窓10から見た視野はCフォーマット用視野枠に対応
するものとなる。
【0118】また、Hフォーマット用視野枠のセット状
態から視野枠切換レバー208をPの位置に切換操作す
ると、該視野枠切換レバー208の動きが切欠係合部1
31に伝達されて、視野枠切換カム120が第2の方向
である図92(B)の破線矢印rb方向に回転し、図92
(C)に示すように、第2揺動部材121のカムフォロア
125のみが視野枠切換カム120のカム山120aか
ら外れ、該第2揺動部材122の揺動レバー127がク
リックバネ129の付勢力によって回転する。この揺動
レバー127の復帰動作に伴い、Pフォーマット用マス
ク部材107は視野内に進入し、第1視野規制窓111
上に第3視野規制窓113が重なって、接眼窓10から
見た視野はPフォーマット用視野枠に対応するものとな
る。
【0119】以上の図84以降を参照して説明した実施
形態では、Hフォーマット用視野枠を基準視野枠として
いるが、この実施形態を次のように変更することによ
り、Cフォーマット用視野枠を基準視野枠とした視野枠
切換機構を実現できる。即ち、まず、Cフォーマット用
マスク部材106に形成されている第2視野規制窓11
2を、Hフォーマット用視野枠に対応した第1視野枠規
制窓111に変更し、左右固定枠片109,110に形
成されている第1視野規制窓111を、Cフォーマット
用視野枠に対応した第2視野枠規制窓112に変更す
る。それと共に、視野枠切換レバー208の周囲に示さ
れている記号「C」「H」を入れ替える。これにより、
Cフォーマット用視野枠を基準視野枠とした視野枠切換
機構を実現できる。即ち、Cフォーマット用視野枠が基
準視野枠として表示され、視野枠切換レバー208を
「H」位置,「P」位置へ切り替えることにより、マス
ク部材106,107がファインダ光路に侵入し、Hフ
ォーマット用視野枠,Pフォーマット用視野枠が表示さ
れる。この場合、第1乃至第3視野枠規制窓111〜1
13は、撮影フォーマットの横幅に対応する辺の長さを
全て同じにする。それに伴い、Hフォーマット用視野
枠,Pフォーマット用視野枠が表示されている状態で
は、被写体像の横幅を視野枠に合わせるべく、ファイン
ダ光学系を広角側へ変倍させる。
【0120】また、以上の図84以降を参照して説明し
た実施形態では、基準視野枠に対する2つの視野枠切換
をマスク部材106,107を用いた機械式としている
が、マスク部材106,107の一方を液晶式としても
良い。この場合、液晶式の視野枠部材は移動させる必要
が無く、光路中に固設しておけば良いので、視野枠切換
機構を簡略化することができる。また、設ける液晶は一
つの視野枠を表示するだけで良いので、その液晶の分割
数が少なくてすむ。このため、液晶装置も安価に実現す
ることができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、安
価で簡単な構成のファインダ視野枠切換機構を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファインダ全体を示す図。
【図2】切り換え機構によるファインダ像の見え方を示
す図。
【図3】切り換え機構によるファインダ像の見え方を示
す図。
【図4】切り換え機構によるファインダ像の見え方を示
す図。
【図5】切り換え機構によるファインダ像の見え方を示
す図。
【図6】本発明の実施例の切り換え機構によるファイン
ダ像の見え方を示す図。
【図7】切り換え機構によるファインダ像の見え方を示
す図。
【図8】切り換え機構によるファインダ像の見え方を示
す図。
【図9】切り換え機構によるファインダ像の見え方を示
す図。
【図10】切り換え機構によるファインダ像の見え方を
示す図。
【図11】切り換え機構によるファインダ像の見え方を
示す図。
【図12】従来の視野枠切り換え機構を示す図。
【図13】従来の視野枠切り換え機構を示す図。
【図14】従来の視野枠切り換え機構を示す図。
【図15】視野枠切り換え機構を示す図。
【図16】視野枠切り換え機構を示す図。
【図17】視野枠切り換え機構を示す図。
【図18】本発明第1の実施例による視野枠切り換え機
構を示す図。
【図19】本発明第1の実施例による視野枠切り換え機
構を示す図。
【図20】本発明第2の実施例による視野枠切り換え機
構を示す図。
【図21】本発明第2の実施例による視野枠切り換え機
構を示す図。
【図22】視野枠切り換え機構を示す図。
【図23】視野枠切り換え機構を示す図。
【図24】視野枠切り換え機構を示す図。
【図25】視野枠切り換え機構を示す図。
【図26】視野枠切り換え機構を示す図。
【図27】視野枠切り換え機構を示す図。
【図28】視野枠切り換え機構を示す図。
【図29】視野枠切り換え機構を示す図。
【図30】視野枠切り換え機構を示す図。
【図31】視野枠切り換え機構を示す図。
【図32】視野枠切り換え機構を示す図。
【図33】視野枠切り換え機構を示す図。
【図34】視野枠切り換え機構を示す図。
【図35】視野枠切り換え機構を示す図。
【図36】視野枠切り換え機構を示す図。
【図37】視野枠切り換え機構を示す図。
【図38】視野枠切り換え機構を示す図。
【図39】視野枠切り換え機構を示す図。
【図40】視野枠切り換え機構を示す図。
【図41】視野枠切り換え機構を示す図。
【図42】視野枠切り換え機構を示す図。
【図43】視野枠切り換え機構を示す図。
【図44】視野枠切り換え機構を示す図。
【図45】視野枠切り換え機構を示す図。
【図46】視野枠切り換え機構を示す図。
【図47】視野枠切り換え機構を示す図。
【図48】視野枠切り換え機構を示す図。
【図49】視野枠切り換え機構を示す図。
【図50】視野枠切り換え機構を示す図。
【図51】視野枠切り換え機構を示す図。
【図52】視野枠切り換え機構を示す図。
【図53】視野枠切り換え機構を示す図。
【図54】視野枠切り換え機構を示す図。
【図55】視野枠切り換え機構を示す図。
【図56】視野枠切り換え機構を示す図。
【図57】視野枠切り換え機構を示す図。
【図58】視野枠切り換え機構を示す図。
【図59】視野枠切り換え機構を示す図。
【図60】視野枠切り換え機構を示す図。
【図61】視野枠切り換え機構を示す図。
【図62】Cフォーマット基準の機械式切り換え機構に
よる視野枠切り換え機構を示す図。
【図63】Cフォーマット基準の機械式切り換え機構に
よる視野枠切り換え機構の断面を示す図。
【図64】Cフォーマット基準の機械式切り換え機構に
よる視野枠切り換え機構の操作部材を示す図。
【図65】Cフォーマット基準の別の機械式切り換え機
構による視野枠切り換え機構を示す図。
【図66】Cフォーマット基準の別の機械式切り換え機
構による視野枠切り換え機構の断面を示す図。
【図67】Cフォーマット基準の別の機械式切り換え機
構による視野枠切り換え機構の断面を示す図。
【図68】Cフォーマット基準の別の機械式切り換え機
構による視野枠切り換え機構の断面を示す図。
【図69】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図70】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図71】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図72】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図73】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図74】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図75】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図76】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図77】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図78】パララックス表示のファインダ像の見え方を
示す図。
【図79】従来の画面外表示の構成図。
【図80】従来の画面外表示の構成図。
【図81】画面外表示の構成図。
【図82】画面外表示の構成図。
【図83】画面外表示の構成図。
【図84】本発明に係るファインダが組み込まれたカメ
ラの外観を示し、(A)は正面側から見た概略斜視図、
(B)は背面側から見た概略斜視図。
【図85】本発明に係るファインダの全体構成を示す分
解斜視図。
【図86】その組立状態を示す概略断面図。
【図87】像反転光学系の構成を模式的に示す斜視図。
【図88】視野枠切換機構駆動部の取付構成を示す斜視
図。
【図89】視野枠切換機構の視野枠片の取付構成を示す
分解斜視図。
【図90】視野枠切換機構駆動部の構成を示す分解斜視
図。
【図91】視野枠切換機構の組立状態を示す一部切欠側
面図。
【図92】(A)は第2画面サイズ状態、(B)は第1画面
サイズ状態、(C)は第3画面サイズ状態における視野枠
切換機構の動作を示し、左から側面図、視野枠切換片の
正面図、及び視野枠片の孔の正面図。
【符号の説明】
1 対物光学系 2a 第1反転光学系 2b 第2反転光学系 3 接眼光学系 4 視野枠切り換え機構 5 測距枠 6 ファインダ光軸 11 Hフォーマット用視野枠 12 Cフォーマット用視野枠 13 Pフォーマット用視野枠 21 Hフォーマット用ケガキ線 22 Cフォーマット用ケガキ線 23 Pフォーマット用ケガキ線 24 パララックス表示用ケガキ線 31 Hフォーマット用マスク部材 32 Cフォーマット用マスク部材 33 Pフォーマット用マスク部材 41 Hフォーマット用液晶 42 Cフォーマット用液晶 43 Pフォーマット用液晶 44 パララックス表示用液晶 51 Hフォーマット用偏光板 52 Cフォーマット用偏光板 53 Pフォーマット用偏光板 61 視野枠切り換えレバー 62 Hフォーマット用係合レバー 63 Pフォーマット用係合レバー 71 画面外表示 78 ファインダケース 79 ポロプリズム 79b2 垂直結像面 80 三角プリズム 81 ミラー 84a 第1レンズホルダー 84b 第2レンズホルダー 86 レンズ吊り軸 88a 第1カムフォロア 88b 第2カムフォロア 89 変倍カム部材 90 カム軸 92 引張バネ 95 カム位置調整ネジ 96 カム位置調整用圧縮バネ 102 プリズム位置調整ネジ 103 板バネ 104 駆動部 105 被作動部 106 第1視野枠片 107 第2視野枠片 109 左固定枠片 110 右固定枠片 114 支点ピン 117 横長孔 118 傾斜状長孔 119 揺動切換機構 120 視野枠切換カム 120a カム山 121 第1揺動部材 122 第2揺動部材 124 カムフォロア 125 カムフォロア 126 揺動レバー 127 揺動レバー 128 支軸 129 クリックバネ 130 回転軸 201 ボディ 202 撮影用ズームレンズ 207 ズーム操作レバー 208 視野枠切換レバー X1 視野枠の左右方向の長さで最も長い長さ X2 視野枠の左右方向の長さで最も短い長さ Y1 視野枠の上下方向の長さで最も長い長さ Y2 視野枠の上下方向の長さで最も短い長さ L 画面外表示の左右方向の長さ AX 光軸 F ファインダ Gi 第1レンズ Gj 第2レンズ Ga 第1レンズ Gb 第2レンズ Gc 接眼レンズ K カメラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準視野枠に対し、2つの視野枠を切り
    換え可能なファインダにおいて、切り換えられる一方の
    視野枠切換を機械式切り換え機構で行い、切り換えられ
    るもう一方の視野枠切換を液晶で行うことを特徴とする
    ファインダ。
  2. 【請求項2】 基準視野枠として第1視野枠を表示する
    ための第1視野枠部材と、 前記第1視野枠よりも面積の小さい第2視野枠を表示す
    るため光路中に進退可能な、機械式の第2視野枠部材
    と、 前記第1視野枠及び前記第2視野枠よりも縦幅が小さい
    第3視野枠を表示するため光路中に固設される、液晶式
    の第3視野枠部材と、を備えたことを特徴とするファイ
    ンダ。
  3. 【請求項3】 被写体像を記録媒体上に撮影するための
    撮影光学系と、 前記被写体像を目視するためのファインダとを備えたカ
    メラであって、 前記撮影光学系の撮影フォーマットを、第1フォーマッ
    トと、前記第1フォーマットよりも横幅が長く、縦幅が
    同じである第2フォーマットと、前記第1フォーマット
    よりも横幅が長く、縦幅が短い第3フォーマットと、に
    切換可能であると共に、 前記ファインダが、 基準視野枠として前記第1フォーマットに対応する第1
    視野枠を表示するための第1視野枠部材と、 前記第2フォーマットに対応する第2視野枠を表示する
    ためファインダ光路中に進退可能な、機械式の第2視野
    枠部材と、 前記第3フォーマットに対応する第3視野枠を表示する
    ためファインダ光路中に固設される、液晶式の第3視野
    枠部材と、を備えたことを特徴とするカメラ。
JP1540196A 1996-01-30 1996-01-31 カメラとそのファインダ Pending JPH09211555A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1540196A JPH09211555A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 カメラとそのファインダ
US08/790,619 US5771416A (en) 1996-01-30 1997-01-29 Camera having simple and inexpensive finder field frame switching mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1540196A JPH09211555A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 カメラとそのファインダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09211555A true JPH09211555A (ja) 1997-08-15

Family

ID=11887715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1540196A Pending JPH09211555A (ja) 1996-01-30 1996-01-31 カメラとそのファインダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09211555A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2007099813A1 (ja) レンズユニットおよび撮像装置
JP2007086141A (ja) 撮像光学ユニットおよび撮像装置
US7787192B2 (en) Lens unit and photographing apparatus
US5715490A (en) Finder field-of-view frame switching mechanism
US5832317A (en) Zooming device
JPH0659834U (ja) カメラのズームファインダ装置
US5727245A (en) Camera
US6477333B1 (en) Image frame changing apparatus for camera
JPH09211556A (ja) ズームファインダとズームストロボの連動機構
JP2003149560A (ja) 双眼鏡装置
JPH09211555A (ja) カメラとそのファインダ
JPH09211551A (ja) カメラ
US5771416A (en) Camera having simple and inexpensive finder field frame switching mechanism
JPH09203929A (ja) ファインダー
JPH09197491A (ja) 光学機器の視度調整機構
JP2000231141A (ja) 変倍ファインダ装置
JPH09211548A (ja) 視野可変ファインダ
JPH09211553A (ja) ファインダ表示装置
JPH09197486A (ja) ファインダー
JPH09211549A (ja) 視野可変ファインダ
JPH09197493A (ja) ファインダーの視野枠切換機構
JPH09197494A (ja) ファインダーの指示率調整機構
JPH09197489A (ja) ファインダーユニット
JPH09197248A (ja) カメラ
JPH11282055A (ja) ズームファインダ