JPH09210716A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH09210716A
JPH09210716A JP4555196A JP4555196A JPH09210716A JP H09210716 A JPH09210716 A JP H09210716A JP 4555196 A JP4555196 A JP 4555196A JP 4555196 A JP4555196 A JP 4555196A JP H09210716 A JPH09210716 A JP H09210716A
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Kazutaka Yoshikawa
和孝 吉川
Hiroaki Kondo
裕昭 近藤
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Equos Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーション装置において、進路方向や進
路変更地点などの進路情報を車内に視線を移さずに認識
できるようにする。 【解決手段】 ガルバノミラー44は、車両の最前部に
配置されている。レーザ発光装置42からのレーザ光
は、変調装置43で変調されてガルバノミラー44に供
給されると、ここで車両の進行方向に対して直交する方
向に走査され、この走査されたレーザ光が車両前方の路
面を照射するように構成される。従って、車両の走行中
には、レーザ発光装置42からのレーザ光が、ガルバノ
ミラー44により車両の進行方向と直角方向に走査され
るとともに、車両の進行方向に走査されるので、路面に
進路方向や進路変更地点などの進路情報が点や文字等で
表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現在位置から目的地ま
での経路を探索し経路案内を行うナビゲーション装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地理に不案内な運転者に対して目
的地まで経路案内を行うナビゲーション装置が実用化さ
れている。このナビゲーション装置では、液晶等のディ
スプレイに地図を表示し、その上に、入力された目的
地、経路探索により探索した目的地までの経路、走行中
の自車位置、およびそれまでの走行軌跡等が重ねて表示
される。運転者は、このディスプレイを逐次参照するこ
とで自分が進むべき進路情報を得ることができ、進路方
向の指示に従って移動することで目的地に到達すること
ができる。このようなナビゲーション装置では、進路情
報を得る場合に、運転者が視線を前方視界からディスプ
レイへと移動させる必要があるため、進路の認識率を高
める必要がある。そのため、ディスプレイへの表示と同
時に、進路方向と交差点を音声で案内することにより、
視覚的のみならず聴覚的にも認識できるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ディスプレイ
上から進路方向と進路変更地点を視覚的に認識すること
に関しては、運転者が視線を前方視界から車内のディス
プレイへといちいち移動させる必要があるため、走行の
安全を損なうおそれがある上に、確実に認識できないと
いう問題があり、その改善が望まれていた。この改善の
ために、ヘッドアップディスプレイを使用することが考
えられるが、この場合でも運転者は視線を前方方向から
車内のヘッドアップディスプレイに視線を移動しなけれ
ばならず、その改善が望まれていた。
【0004】そこで、本発明は、進路方向や進路変更地
点などの進路情報を車内に視線を移さずに認識できるよ
うにし、走行の安全を損なうことなく進路情報を確実に
認識できるナビゲーション装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、道路情報を記憶する道路情報記憶手段と、車両の現
在地を検出する現在地検出手段と、目的地までの経路を
獲得する経路獲得手段と、前記現在地検出手段で検出さ
れた現在地に応じて、前記経路獲得手段によって獲得さ
れた経路の案内情報を、車両の外部前方に光で表示する
表示手段とを備えたことによって前記目的を達成する。
ここで、上記表示手段の表示は、光の照射位置の違い、
または発光位置の違い等により行う。請求項2に記載の
発明では、請求項1に記載のナビゲーション装置におい
て、前記表示手段は、光源からの光を車両前方の路面ま
たは車両のフロント部に照射し、進路方向を表示する。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載のナビゲー
ション装置において、前記表示手段は、レーザ光源を有
し、このレーザ光源からのレーザ光を走査して路面に進
路方向を表示する他に、進路変更地点の交差点名、交差
点までの残りの距離、および進路変更後の道路名を表示
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明のナビゲーション装置
における好適な実施の形態について、図1から図10を
参照して詳細に説明する。 第1の実施の形態の概要 第1の実施の形態は、運転者によって目的地まで探索さ
れた経路を車両が走行中に、車両の進路方向や進路変更
地点にかかる進路情報を、現在地に応じて車両の外部前
方の路面に表示する。この進路情報の路面表示は、レー
ザ光を使用して路面に点や文字を表示することによって
行う。
【0007】第1の実施の形態の詳細 図1はナビゲーション装置の構成を示すブロック図であ
る。このナビゲーション装置は、演算部10を備えてい
る。この演算部10には、タッチパネルとして機能する
ディスプレイ11aとこのディスプレイ11aの周囲に
設けられた操作用のスイッチ11bとを含む表示部11
と、この表示部11のタッチパネルやスイッチ11bか
らの入力を管理するスイッチ入力類管理部12と、現在
位置測定部13と、速度センサ14と、地図情報記憶部
15と、音声認識部16と、音声出力部17と、自動車
電話18と、電話番号テーブル記憶部19と、車外表示
出力部40が接続されている。
【0008】現在位置測定部13は、緯度と経度による
座標データを検出することで、車両が現在走行または停
止している現在位置を検出する。この現在位置測定部1
3には、人工衛星を利用して車両の位置を測定するGP
S(Global Position System)レシーバ21と、路上に配
置されたビーコンからの位置情報を受信するビーコン受
信装置20と、方位センサ22と、距離センサ23とが
接続され、現在位置測定部13はこれらからの情報を用
いて車両の現在位置を測定するようになっている。
【0009】方位センサ22は、例えば、地磁気を検出
して車両の方位を求める地磁気センサ、車両の回転角速
度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガ
スレートジャイロや光ファイバジャイロ等のジャイロ、
左右の車輪センサを配置しその出力パルス差(移動距離
の差)により車両の旋回を検出することで方位の変位量
を算出するようにした車輪センサ、等が使用される。距
離センサ23は、例えば、車輪の回転数を検出して計数
し、または加速度を検出して2回積分するもの等の各種
の方法が使用される。なお、GPSレシーバ21とビー
コン受信装置20は単独で位置測定が可能であるが、G
PSレシーバ21やビーコン受信装置20による受信が
不可能な場所では、方位センサ22と距離センサ23の
双方を用いた推測航法によって現在位置を検出するよう
になっている。
【0010】地図情報記憶部15は、地図データ記憶
部、交差点データ記憶部、ノードデータ記憶部、探索経
路データ記憶部、道路データ記憶部を備えている。地図
情報記憶部15は、さらに、写真データ記憶部、目的地
点データ記憶部、案内地点データ記憶部、詳細目的地デ
ータ記憶部、および、各地域のホテル、ガソリンスタン
ド、観光案内等の各種地域毎の情報が格納されたその他
のデータ記憶部等の各種データ記憶部を備えている。こ
れら各記憶部には、経路探索を行うと共に、探索した経
路に沿って案内図を表示したり、交差点や経路途中にお
ける特徴的な写真やコマ図を出したり、交差点までの残
り距離、次の交差点での進行方向を表示したり、その他
の案内情報を出力するための各種データが格納されてい
る。各記憶部は、例えば、フロッピーディスク、ハード
ディスク、CD−ROM、光ディスク、磁気テープ、I
Cカード、光カード等の各種記憶装置が使用される。な
お、各記憶部は記憶容量が大きい、例えばCD−ROM
の使用が好ましいが、その他のデータ記憶部のような個
別のデータ、地域毎のデータは、ICカードを使用する
ようにしてもよい。
【0011】地図データ記憶部には、例えば、最上位層
から日本、関東地方、東京、神田というように階層化さ
れた地図のデータが格納されている。これらは、従来か
らナビゲーション処理に使用されていたものと同様な地
図データである。各階層の地図データには、それぞれ地
図コードが付されており、その表示範囲は東経、北緯の
最大、最小値で管理されている。最下層の地図データと
しては、例えば、2万分の1の地図が対応しており、車
両の現在地や運転者の要求に応じて最適階層の地図がデ
ィスプレイ11aに表示されるようになっている。写真
データ記憶部には、各交差点や直進中に見える特徴的な
風景等を撮影した写真がその写真番号と対応して、ディ
ジタル、アナログ、又はネガフィルムの形式で格納され
ている。
【0012】地図情報記憶部15の各記憶部のうち、通
常のナビゲーションにおける経路探索に使用されるの
が、交差点データ、ノードデータ、道路データのそれぞ
れが格納された各記憶部である。交差点データ記憶部に
は、各交差点に付された交差点番号のそれぞれに対応し
て、交差点名、その交差点の東経と北緯、その交差点が
始点となっている道路のうち一番番号の小さい道路番
号、その交差点が終点となっている道路のうち一番番号
の小さい道路番号、信号の有無が、交差点データとして
格納されている。
【0013】ノードデータ記憶部には、東経、北緯、属
性等で構成されるノードデータが格納されている。探索
経路データ記憶部は、経路検索により設定された経路の
うち、案内が必要な交差点についての交差点列データと
ノード列データで構成されている。交差点列データは、
交差点名、交差点番号、その交差点の特徴風景等を撮影
した写真番号、曲がる角度、距離等の情報から構成され
ている。ノード列データは、そのノード位置を表す東
経、北緯、交差点番号、属性、角度、距離等の情報で構
成されている。
【0014】道路データ記憶部には、各道路番号のそれ
ぞれに対応して、始点の交差点番号、終点の交差点番
号、同じ始点を持つ道路のうち番号が次のもの、同じ終
点を持つ道路のうち番号が次のもの、道路の太さ、禁止
情報、案内不要情報、後述の写真データの写真番号、ノ
ード数、ノード列データの先頭アドレス、道路の長さ等
が格納されている。
【0015】音声認識部16には、人間の音声や、電話
番号に対応した発信音が入力されるマイク24が接続さ
れている。音声出力部17は、音声を電気信号として出
力する音声出力用IC26と、この音声出力用IC26
の出力をディジタル−アナログ変換するD/Aコンバー
タ27と、変換されたアナログ信号を増幅するアンプ2
8とを備えている。アンプ28の出力端にはスピーカ2
9が接続されている。自動車電話18は、通常の電話通
信の他、ファクシミリ通信やパソコン通信等のマルチメ
ディア通信、ATISによる通信等の各種通信を行う場
合に、所定の電話番号を入力するためのもので、全体管
理部37および通信管理部38によって各種の通信の機
能が実現されるようになっている。なお、電話番号やフ
ァクシミリ番号等の入力については、自動車電話18以
外に、ディスプレイ11aに表示されたテンキーによる
入力も可能になっている。
【0016】車外表示出力部40は、図2に示すよう
に、レーザ光を発生するレーザ発光装置42と、このレ
ーザ発光装置42の発生するレーザ光を変調する変調装
置43と、このレーザ変調装置43で変調されたレーザ
光を走査するガルバノミラー44とを備えている。レー
ザ発光装置42に使用されるレーザ光源は、例えばYA
GレーザやHe−Neレーザが使用される。さらに、こ
の表示出力部40のガルバノミラー44は、図3および
図4に示すように、車両50の最前部に配置されてい
る。このガルバノミラー44は、レーザ光を車両50の
進行方向に対して直交する方向に走査し、この走査され
たレーザ光が車両前方の路面を照射するように構成され
る。従って、車両50の走行中には、レーザ発光装置4
2からのレーザ光が、ガルバノミラー44により車両の
進行方向と直角方向に走査されるとともに、車両の進行
方向に走査されるので、路面に進路情報にかかる点や文
字等を表示できる。
【0017】演算部10は、速度センサ14および地図
情報記憶部15に接続された地図データ読込部31と、
地図描画部32と、地図データ読込部31および地図描
画部32を管理する地図管理部33と、地図描画部32
および表示部11に接続された画面管理部34と、スイ
ッチ入力類管理部12および音声認識部16に接続され
た入力管理部35と、音声出力部17の音声出力用IC
26に接続された音声出力管理部36と、車外表示出力
部40に接続された車外表示出力管理部41、各種通信
制御を管理する通信管理部38、および、地図管理部3
3、画面管理部34、入力管理部35、音声出力管理部
36、車外表示出力管理部41、通信管理部38を管理
する全体管理部37とを備えている。この演算部10
は、CPU(中央処理装置)、ROM(リード・オンリ
・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等
を備え、CPUがRAMをワーキングエリアとしてRO
Mに格納されたプログラムを実行することによって、上
記の各構成を実現するようになっている。
【0018】次に、このように構成された第1の実施の
形態の動作について説明する。まず、ディスプレイ11
aやマイク24から車両の運転者によって目的地が入力
されると、演算部10は、現在位置測定部13からの入
力データによって現在位置を検出し、現在位置から入力
された目的地までの最適経路の探索を、地図情報記憶部
15の各データによって開始する。この最適経路の探索
において、全体管理部37は、地図情報記憶部15に格
納された交差点データ、ノードデータ、道路データか
ら、目的地までの最適経路の探索を行う。この探索が終
了すると、ディスプレイ11aに地図が表示され、その
地図上に、入力された目的地、経路探索により探索した
目的地までの経路、自車位置等が重ねて表示される。車
両の走行が開始されると、ディスプレイ11aには、さ
らに走行軌跡等が重ねて表示される。従って、運転者
は、このディスプレイ11aを逐次参照することで自分
が進むべき進路情報を得ることができる。
【0019】車両50が走行を開始すると、車外表示出
力管理部41から車外表示出力部40の制御装置45に
対する指示により、レーザ発光装置42がレーザ光の発
生を開始する。このレーザ光は、変調装置43とガルバ
ノミラー44を介し、車両50の前方の路面の照射を開
始する。制御装置45は、車両50の進行方向が直進の
場合には、レーザ光が車両50の進行方向の正面の路面
を所定の大きさの点(図4参照)で照射するように、変
調装置43やガルバノミラー44を制御する。
【0020】次に、車両が交差点のように進路変更地点
に近づきその進路を変更する場合の動作について、図5
を参照して説明する。車両50が交差点などのように、
進路変更地点に近づいてきたことが演算部10により判
断され、車両50が交差点51の300m手前に達する
と、制御装置45は、レーザ光の路面の照射位置が、車
両50の進行方向の正面から左側になるように、変調装
置43やガルバノミラー44を制御する。さらに、車両
50が交差点51の100m手前に達すると、制御装置
45は、レーザ光が進行方向の左側の路面の連続照射か
ら点滅照射に移行したのち、さらにレーザ光により交差
点名を路面に表示するように、変調装置43やガルバノ
ミラー44を制御する。
【0021】ところで、上記のように路面に表示される
進路情報は、上記の左折すべき交差点名の他に、交差点
までの残りの距離、左折後の道路の名称、目的地までの
距離、目印となる名称などが挙げられる。この路面表示
は、運転者の要求に応じて選択できるようにしても良
い。車両50が右折する場合には、上述の車両50が左
折する場合と同様に動作する。すなわち、車両50が交
差点の300m手前に達すると、レーザ光の路面の照射
位置が、車両50の進行方向の正面から右側になり、さ
らに、車両50が交差点の100m手前に達すると、レ
ーザ光が進路方向の右側の路面の連続照射から点滅照射
などに移行する。
【0022】上述の進路変更のレーザ光による路面表示
が開始されたときには、この路面表示に応じて、音声出
力部17に接続されるスピーカ29から車両が交差点の
300m手前に達したときには、「交差点まであと30
0mです。」というようにその旨の音声を出力させ、車
両が交差点の100m手前に達したときには、同様に
「交差点まであと100mです。」とその旨を出力させ
る。なお、上記の内容を音声で出力する際には、その内
容の音声出力に先立ってチャイム音等の所定の音を発生
させ、音声出力があることを運転者に喚起するのが、そ
の音声の内容の聞き逃しを防止できる点で好ましい。
【0023】このように第1の実施の形態では、進路方
向と進路変更地点にかかる進路情報を車両の前方の路面
に表示するようにしたので、運転者は、視線を前方の視
界から車内のディスプレイ11aにいちいち移すことな
く、進路方向と進路変更地点の認識を視覚的にできる。
また、単に車両が直進している場合でも、車両前方の正
面の路面に表示される光点が存在するので、それを目印
として車両走行における安心感が得られる。また、この
第1の実施の形態では、進路情報の路面表示に加えて、
進路変更をすべき時にはその旨を音声で行うようにした
ので、進路変更及び進路変更地点を視覚と聴覚の両者に
よって認識でき、もって、進路情報の認識率を飛躍的に
向上できる。
【0024】以上説明した動作では、車両50の走行中
には、レーザ発生装置42を常時駆動させて進路情報の
路面表示を行う場合について説明したが、交差点に近づ
いて進路変更が必要なときにのみ交差点の近傍におい
て、進路変更に必要な路面表示を行うようにしても良
い。また、上記の説明では、車両50からのレーザ光の
表示位置を一定として説明したが、この表示位置は車両
50の速度に応じて変更するのが、運転者が表示内容を
見易くできる点で好ましい。すなわち、車両が高速のと
きには、車両から離れた位置に路面表示し、逆に、車両
が低速のときには、車両から近い位置に路面表示するよ
うにする。さらに、上記の例では、進路方向に応じて路
面に点で表示するようにしたが、この点表示に代えて、
運転者が認識でき易い任意の形状を表示するようにして
も良い。例えば、直進の場合には前向きの矢印とし、左
折の場合には左向きの矢印とし、右折の場合には右向き
の矢印とする。さらに、右左折する道路の角度に応じて
矢印の角度を変えて表示するようにしても良い。また、
上記の例では、路面に進路情報を表示するようにした
が、車両が直進中には車間距離を検出し、その車間距離
が所定値よりも短くなって警告が必要な場合には、その
警告表示を路面に併せて表示しても良い。
【0025】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て、図6を参照して説明する。この第2の実施の形態
は、図2で示した車外表示出力部40を、図6に示すよ
うに、光源駆動回路46と、この光源駆動回路46によ
り駆動される3つの指向性を有する光源47a、47
b、47cとから構成する車外表示出力部40aに代え
たものである。この3つの光源47a、47b、47c
は、図7および図8に示すように、車両50のフロント
ガラスの上部の中央と左右に配置させ、車両50のフロ
ント部の表面を照射させるようにしている。その他の構
成については、上述の第1の実施の形態と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0026】このような構成からなる第2の実施の形態
の動作は、第1の実施の形態の動作と基本的に同様であ
り、図6に示す車外表示出力部40aの動作のみが異な
るので、以下その点についてのみ説明する。すなわち、
車両50の直進中には、光源駆動回路46が車両50の
フロントガラスの上部中央に配置される光源47bを駆
動させ、車両50のフロント部の表面中央を照射させ
る。そして、車両50が交差点などのように、進路変更
地点に近づいてきて左折すべきことが演算部10により
判断され、車両50が交差点の300m手前に達する
と、光源駆動回路46は、光源47bの駆動を停止させ
ると同時に光源47aの駆動を開始させ、車両50のフ
ロント部の表面の左側部を照射させる。さらに、車両5
0が交差点の100m手前に達すると、光源駆動回路4
6は、光源47bを点滅駆動するので、その照射部が点
滅する。一方、車両50が交差点を右折する場合には、
車両50が交差点の300m手前に達すると、光源駆動
回路46は、光源47bの駆動を停止させると同時に光
源47cの駆動を開始させ、車両50のフロント部の表
面の右側部を照射させる。さらに、車両50が交差点の
100m手前に達すると、光源駆動回路46は、光源4
7cを点滅駆動するので、その照射部が点滅する。
【0027】このように第2の実施の形態では、3つの
光源47a、47b、47cの選択的な駆動により進路
情報を車外に表示するようにしたので、第1の実施の形
態に比べて簡易な構成により進路情報を車外に表示でき
るという利点がある。なお、光源47a、47b、47
cは、それぞれ発色光が異なるようにすれば、その表示
が容易に区別できる点で好ましい。
【0028】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図9を参照して説明する。この第3の実施の形態
は、図9に示すように、第2の実施の形態における3つ
の光源47a、47b、47cの各照射位置に、光源4
8a、48b、48cを運転席に向けてそれぞれ配置さ
せたものである。ここで、この光源48a、48b、4
8cは、光源47a、47b、47cのように必ずしも
指向性を有する必要はない。その他の構成は、第2の実
施の形態と同様であるのでその説明は省略する。このよ
うな構成の第3の実施の形態では、車両が直進する場合
に光源48bのみを点灯させる。そして、車両50が左
折する場合には左折地点に近づくに従って光源48bの
点灯から光源48aに点灯を切り換え、最後に光源48
aを点滅させる。一方、車両50が右折する場合には右
折地点に近づくに従って光源48bの点灯から光源48
cに点灯を切り換え、最後に光源48cを点滅させる。
なお、光源48a、48b、48cは、それぞれ発色光
が異なるようにすれば、その表示が容易に区別できる点
で好ましい。
【0029】次に、本発明の第4の実施の形態につい
て、図10を参照して説明する。この第4の実施の形態
は、図10に示すように、第2の実施の形態における光
源47bの位置に、指向性を有する光源49と、この光
源49からの光を第2の実施の形態における光源47
a、47b、47cの各照射位置に照射できるように光
源49の向きをモータなどの駆動により変更する光源変
更器(図示せず)とを配置させたものである。その他の
構成は、第2の実施の形態と同様であるのでその説明は
省略する。このような構成の第4の実施の形態では、車
両50が直進する場合に光源49からの光が、車両50
のフロント部表面の中央を照射する。そして、車両50
が左折する場合には、車両50が左折地点に近づくに従
って光源49が左側に向きを変えてその光の照射位置が
フロント部表面の中央から左側に移行し、最後に点滅状
態となる。一方、車両50が右折する場合には、車両が
右折地点に近づくに従って光源49が右側に向きを変え
てその光の照射位置がフロント部表面の中央から右側に
移行し、最後に点滅状態となる。
【0030】以上述べた実施の形態では、車両の運転者
が現在位置から目的地までの最適な経路を獲得するに
は、ディスプレイ11aやマイク24を使用して演算部
10により探索を行う場合について説明した。しかし、
本発明における経路の探索手段は、これに限られるもの
ではない。例えば、通信管理部38を介してATISセ
ンターに経路探索を依頼することにより経路探索情報を
入手したり、所定の基地局から同様に経路探索情報を入
手するようにしても良い。さらに、経路探索機能を有す
るパーソナルコンピュータにより予め経路情報を探索
し、この探索した経路情報をフロッピーディスクやIC
カードに格納しておき、この内容を読み込んで使用する
ようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では、経路探索された経路の案内情報を、車両の外部前
方に光により表示するようにしたので、運転者は視線を
前方視界から車内のディスプレイへいちいち移動させず
に案内情報を視覚的に認識できる。従って、走行の安全
を損なうおそれがなく、かつ確実に案内情報を認識でき
る。請求項2記載の発明では、光源からの光を車両前方
の路面または車両のフロント部に照射し、進路方向を表
示するようにしたので、右左折のみならず直進にかかる
進路情報を、車両走行の安全を阻害することなく確実に
認識できる。請求項3記載の発明では、レーザ光源を有
し、このレーザ光源からのレーザ光を走査して路面に進
路方向を表示する他に、進路変更地点の交差点名、交差
点までの残りの距離、および進路変更後の道路名を表示
するようにしたので、点や文字により多数の進路情報を
表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーショ
ン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同ナビゲーション装置における車外表示出力部
の構成を示すブロック図である。
【図3】車外表示出力部の車両に対する取付けを示す正
面図である。
【図4】同車外表示出力部の車両に対する取付けを示す
平面図である
【図5】交差点付近における進路変更の動作を説明する
説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における車外表示出
力部のブロック図である。
【図7】光源の車両における配置例を示す正面図であ
る。
【図8】同光源の車両における配置例を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形態における要部を示す
平面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における要部を示
す平面図である。
【符号の説明】
10 演算部 11 表示部 11a ディスプレイ 15 地図情報記憶部 16 音声認識部 17 音声出力部 18 自動車電話 19 電話番号テーブル記憶部 24 マイク 34 画面管理部 33 地図管理部 35 入力管理部 37 全体管理部 38 通信管理部 40、40a 車外表示出力部 41 車外表示出力管理部 42 レーザ発光装置 43 変調装置 44 スキャナ装置 45 制御装置 46 光源駆動回路 47a、47b、47c 光源 48a、48b、48c 光源 49 光源 50 車両

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路情報を記憶する道路情報記憶手段
    と、 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 目的地までの経路を獲得する経路獲得手段と、 前記現在地検出手段で検出された現在地に応じて、前記
    経路獲得手段によって獲得された経路の案内情報を、車
    両の外部前方に光で表示する表示手段、とを備えたこと
    を特徴とするナビゲーション装置
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、光源からの光を車両前
    方の路面または車両のフロント部に照射し、進路方向を
    表示することを特徴とする請求項1記載のナビゲーショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、レーザ光源を有し、こ
    のレーザ光源からのレーザ光を走査して路面に進路方向
    を表示する他に、進路変更地点の交差点名、交差点まで
    の残りの距離、および進路変更後の道路名を表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
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