JPH09210537A - 温蔵庫 - Google Patents

温蔵庫

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JPH09210537A
JPH09210537A JP3565096A JP3565096A JPH09210537A JP H09210537 A JPH09210537 A JP H09210537A JP 3565096 A JP3565096 A JP 3565096A JP 3565096 A JP3565096 A JP 3565096A JP H09210537 A JPH09210537 A JP H09210537A
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JP
Japan
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door
hinge
dew tray
gasket
tray
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JP3565096A
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English (en)
Inventor
Akira Uchida
朗 内田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉から滴下する結露水を円滑に処理して床面
の汚損を確実に防止することができる温蔵庫を提供す
る。 【解決手段】 温蔵庫は、断熱箱体内の貯蔵室を所定温
度に加熱すると共に、貯蔵室の前面開口を扉11にて開
閉自在に閉塞して成るものであって、扉11の内面周囲
に取り付けられたガスケット65と、扉11の下側に取
り付けられた上面開口の露受皿68とを備え、この露受
皿68は前後方向に移動自在に設けられると共に、コイ
ルバネ69にて常時後方に押し出されており、扉11が
開放された状態で、その後端はガスケット65より後方
に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室内を所定温
度に加熱する温蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種温蔵庫は、例えば特開昭
59−164873号公報(F25D21/14)に恒
温恒湿装置として示される如く、断熱箱体内に形成した
貯蔵室内をヒータにて所定高温度に加熱すると共に、更
に、加湿器にて加湿する構成とされている。
【0003】以下、図11乃至図14を用いて従来の温
蔵庫101について説明する。従来より温蔵庫101
は、例えば食品の解凍・加温・保温に用いられるもので
あり、前面に開口する断熱箱体102内に形成した貯蔵
室(図示せず)内は、ヒータと加湿器にて所定の高温・
高湿環境とされる。
【0004】また、前記貯蔵室の前面開口は断熱箱体1
02の前面一側にヒンジ103、104、106にて回
動自在に枢支された上下二枚の扉107、107にて開
閉自在に閉塞されている。このうち中間のヒンジ104
は、上下の扉107、107の双方を枢支するために、
平板状の本体108の上下面に軸109、111が突出
形成されている。
【0005】更に、扉107の中央部には内部を透視す
るための複層ガラス112が嵌め込まれており、その内
面周囲には軟質樹脂製のガスケット113が取り付けら
れている。このガスケット113は扉107を閉じたと
きに断熱箱体102の前面に密着して開口をシールす
る。
【0006】係る扉107の下側には露受皿114が取
り付けられている。この露受皿114は上面に開口した
容器状を呈しており、扉107の左右略全幅に渡る寸法
を有している。また、露受皿114はガスケット113
の下方まで延在し、ガスケット113から滴下する結露
水を受け止めることによって、温蔵庫101が設置され
た床面の汚損を防止するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ガスケット1
13は扉107が閉じられたときに断熱箱体102の前
面に密着して少許潰れるため、露受皿114はこの潰れ
寸法を考慮して、その後端がガスケット113の後面
(当接面)よりも少許前側に来る寸法とされる。係る寸
法とすることによって、扉107は支障無く閉じられる
ものであるが、今度は図14に示す如くガスケット11
3の後面(当接面)を伝って滴下する結露水を露受皿1
14にて受け止め切れなくなり、それらが床面に落下し
て汚損を引き起こす問題が生じていた。
【0008】また、従来は露受皿114内からの結露水
の排水が考慮されていなかったため、露受皿114にて
受容した結露水は、定期的に布などで拭き取らなければ
ならなかった。
【0009】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、扉から滴下する結露水を
円滑に処理して床面の汚損を確実に防止することができ
る温蔵庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の温蔵庫は、断熱
箱体内の貯蔵室を所定温度に加熱すると共に、貯蔵室の
前面開口を扉にて開閉自在に閉塞して成るものであっ
て、扉の内面周囲に取り付けられたガスケットと、扉の
下側に取り付けられた上面開口の露受皿とを備え、この
露受皿は前後方向に移動自在に設けられると共に、付勢
部材にて常時後方に押し出されており、扉が開放された
状態で、その後端はガスケットより後方に位置するもの
である。
【0011】本発明によれば、温蔵庫の扉下側に取り付
けられる露受皿を、扉が開放された状態で、その後端が
ガスケットより後方に位置するようにしたので、扉内面
やガスケットを伝って滴下する結露水を確実に受容し、
設置床面の汚損を防止することができる。
【0012】特に、露受皿を前後方向に移動自在に設け
ると共に、付勢部材にて常時後方に押し出すようにした
ので、扉を閉じたときに露受皿は断熱箱体前面に当接
し、ガスケットの潰れに伴って付勢部材の付勢力に抗
し、前側に移動する。従って、露受皿は扉の開閉に支障
を生じないものである。
【0013】請求項2の発明の温蔵庫は、上記に加えて
扉を断熱箱体前面に回動自在に枢支するヒンジと、この
ヒンジの外縁に起立形成された突堤と、断熱箱体に形成
され、ヒンジ上に連通した排水路とを備えており、露受
皿はヒンジ方向に低く傾斜されて、当該ヒンジ上にて開
口されているものである。
【0014】請求項2の発明によれば、上記に加えて扉
を断熱箱体前面に回動自在に枢支するヒンジの外縁に突
堤を起立形成すると共に、断熱箱体にはヒンジ上に連通
した排水路を形成し、露受皿をヒンジ方向に低く傾斜さ
せて、当該ヒンジ上にて開口させているので、露受皿に
て受容された結露水をその傾斜によってヒンジ上に流下
させ、そこから排水路を介して外部に排出することが可
能となる。
【0015】従って、露受皿内の結露水を除去する作業
が不要となり、多量の結露水が発生した場合にも、床面
の汚損を確実に防止できるようになると共に、管理作業
も著しく簡素化されるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
の温蔵庫1の正面図、図2は温蔵庫1の斜視図、図3は
温蔵庫1の縦断側面図、図4は温蔵庫1の縦断正面図、
図5は温蔵庫1上部の平断面図、図6は温蔵庫1上部の
もう一つの平断面図である。
【0017】実施例の温蔵庫1は、例えば冷凍弁当や冷
凍ハンバーグ等の冷凍食品の解凍、それらの加温、保温
等を行うためのもので、前方に開口する鋼板製の外箱2
内にこれも前方に開口する鋼板製の内箱3を間隔を存し
て組み込み、図示しないブレーカにて接続した後、両箱
2、3及びブレーカ間に発泡断熱材6を充填して構成さ
れた断熱箱体7から構成され、内箱3内に形成された貯
蔵室8の前面開口8Aは中央にて左右に差し渡された中
仕切9により上下に仕切られている。
【0018】そして、この上下の開口8Aは扉11、1
1にて開閉自在に閉塞される。この場合、断熱箱体7の
前面一側(向かって右側)には上端、中仕切9部分及び
下端にそれぞれヒンジ4、5、10が取り付けられてお
り、各扉11、11はこれらヒンジ4、5、10に回動
自在に枢支されている。
【0019】一方、断熱箱体7の天壁7Aの後部右側に
は矩形状の透孔12が穿設されており、この透孔12を
上から塞ぐかたちで下方に開口した断熱性のユニット箱
13が取り付けられ、断熱箱体7の一部を構成する。こ
のユニット箱13内には加温装置としての加温ヒータ1
4が取り付けられている。また、ユニット箱13内の左
側にはシロッコファンから成る送風機16が取り付けら
れ、そのシャフト16Sはユニット箱13の左壁を貫通
し、そのモータ16Mはユニット箱13の左側面に固定
されている。このユニット箱13内はファンケーシング
21によって加温ヒータ14が存在する吸込側と送風機
16が存在する吐出側とに仕切られている。
【0020】この断熱箱体7の天壁7A上にはユニット
箱13と並んで後述する加湿皿22に注水するための注
水装置としての注水弁23が取り付けられ、その接続口
24は図示しない水道管に接続されている。また、天壁
7A上の前端にはコントロールパネル26が取り付けら
れ、その後側にはコントロールボックス27が配置され
ている。
【0021】断熱箱体7内の上部には略門型の上ダクト
板28が取り付けられており、その上面28A及び左右
側面28B、28Cは内箱3の天面3A及び左右側面3
B、3Cと間隔を存している。そして、上面28Aと天
面3A間及び左右側面28B、28Cと左右側面3B、
3C間には前記ユニット箱13内に連通した上ダクト4
0が構成される。
【0022】この上ダクト板28の斜視図を図7に示
す。上ダクト板28の上面28A及び左右側面28B、
28Cの前端、左右側面28B、28Cの下端には外向
きのフランジ29A、29B、29C、29D及び29
Eがそれぞれ折曲形成されており、フランジ29D及び
29Eには複数の透孔31・・が穿設されている。そし
て、各フランジ29A、29B、29C、29D及び2
9Eはそれぞれ内箱3の天面3A、左右側面3B、3C
に当接している。
【0023】また、上ダクト板28の上面28Aには後
から前に延在し、且つ、右側に傾斜した後、左側面28
Bの前部をフランジ29Dまで降下する上仕切32が取
り付けられている。この上仕切32は内箱3の天面3A
及び左右側面3B、3Cに当接しており、その後部は前
記ファンケーシング21の下端に対応している。これに
よって、上ダクト40内は上方に加温ヒータ14が存在
する吸込側40Sと、送風機16が存在する吐出側40
Dとに仕切られる。そして、この吸込側40Sに位置す
る上面28A前部、左右側面28B、28C前部及びフ
ランジ29Aには複数の吸込口33・・が穿設されてい
る。
【0024】尚、上ダクト板28の左側角部は凹陥して
おり(図7では図示せず)、そこに加湿装置41を構成
する前記加湿皿22と加湿ヒータ42が配置されてい
る。尚、43は加湿皿22からのオーバーフロー水を排
出するための排水管であり、貯蔵室8の左側を降下して
外部に引き出されている。
【0025】内箱3の左右側面3B、3Cには間隔を存
して左右ダクト板51、52が取り付けられており、そ
れらと左右側面3B、3C間に左右ダクト53、54が
構成され、これら左右ダクト53、54の上端は上ダク
ト板28のフランジ29D、29Eに形成した透孔31
・・により上ダクト40の吐出側40D及び吸込側40
Sとそれぞれ連通している。
【0026】そして、左右ダクト板51、52には複数
の透孔57・・が形成されると共に、左右ダクト板5
1、52の前面は閉塞されている。そして、左右ダクト
板51、52の前後には支柱58、58がそれぞれ上下
に取り付けられており、これら支柱58、58には前後
に渡るレール59・・が複数段着脱自在に取り付けら
れ、左右のレール59、59間にはトレー61が載置さ
れて架設される。尚、貯蔵室8の背面にはトレー61を
挿入したときの当たりとなるトレーストッパ62、62
が上下に取り付けられている。
【0027】係る構成で前記送風機16が運転されると
加温ヒータ14によって加熱された暖気がファンケーシ
ング21を経て吸引され、上ダクト40内の上仕切32
の左側の吐出側40Dに向けて吐出される。上ダクト4
0の吐出側40Dに吐出された暖気は、途中で加湿装置
41にて加湿されながら、上ダクト板28の上面28A
を伝って左側面28Bの外側を降下し、フランジ29D
の透孔31を経て、左ダクト板51と内箱3間の左ダク
ト53内に流入する。
【0028】そして、左ダクト53内を降下する暖気は
途中で順次透孔57・・から貯蔵室8内に吐出される。
貯蔵室8内に吐出された暖気の多くは内部を左から右に
横断し、右ダクト板52に形成した透孔57・・から右
ダクト54内に吸引されて上昇する。そして、上ダクト
板28のフランジ29Eの透孔31を経て上ダクト40
の吸込側40Sに流入する。また、貯蔵室8内上部の暖
気は開口8Aの上部に対応して形成された吸込口33・
・から吸込側40Sに吸引される。そして、これらの帰
還暖気は加温ヒータ14を経て再び送風機16に吸い込
まれる循環を行う。
【0029】また、食品の出し入れのために上の扉11
が開放されると、低温(常温)の外気が貯蔵室8内に流
入し、代わりに貯蔵室8内の暖気が開口8A上部から流
出しようとする。しかしながら、開口8Aの上部に対応
して複数の吸込口33・・が形成されているので、流出
しようとする暖気は送風機16の吸引力によりこの吸込
口33・・に引き戻され、大部分は吸引されるようにな
る。このような加熱・加湿によって、貯蔵室8内は所定
の高温度・高湿度の環境に維持される。
【0030】ここで、上下の扉11、11は何れも同様
の構造であり、断熱材64が充填された本体内に複層ガ
ラス63を嵌め込んで構成されている。この扉11の内
面周囲には軟質樹脂製のガスケット65が取り付けられ
ており、扉11が閉じられたときにはこのガスケット6
5が断熱箱体7の前面に密着してシールする。また、各
扉11、11の非枢支側の側面には把手66がそれぞれ
取り付けられる。
【0031】更に、各扉11、11の下面には取付具6
7によって露受皿68が取り付けられている。この露受
皿68は上面及び向かって右端が開口した容器状を呈し
ており、扉11の左右略全幅に渡っている。また、露受
皿68の底面は全体として向かって右方向(ヒンジ5、
10方向)に低くなるよう傾斜している。更に、露受皿
68の後端面にはゴムなどから成る緩衝材71が取り付
けられている。
【0032】一方、前記取付具67は後方に開放してお
り、この取付具67内に露受皿68は前後方向移動自在
に保持されている。この取付具67の内側前面と露受皿
68間には付勢部材としてのコイルバネ69が介設され
ており、これによって、露受皿68は常時後方に押し出
されている。そして、押し出された状態で、露受皿68
の後端は、図10の如く上方のガスケット65より後方
に位置する寸法とされると共に、取付具67はコイルバ
ネ69に抗して露受皿68が前方に移動した場合、その
後端がガスケット65の後面(当接面)よりも前方に来
るのに十分なストロークで露受皿68を保持している。
【0033】また、下側の扉11の下方には、上面開口
の本体側露受皿72が断熱箱体7に取り付けられてい
る。この本体側露受皿72の前端は扉11の前面と同等
或いはそれより前側まで延在し、扉11の前面から滴下
する結露水を受容する。前記下側の扉11の露受皿68
の右端は、扉11の回動中常にヒンジ10上に開口す
る。
【0034】他方、前記中間のヒンジ5は、上下の扉1
1、11の双方を枢支するために、図9の如く平板状の
本体73の上下面に軸74、76が突出形成されてい
る。また、ヒンジ5の本体73外周縁には突堤77が起
立形成されており、更に、本体73の向かって右(外
側)奥部には透孔78が穿設されている。尚、前記ヒン
ジ10も軸以外はヒンジ5と同様の構造である。そし
て、前記上側の扉11の露受皿68の右端は、扉11の
回動中常にこのヒンジ5上に開口している。
【0035】また、断熱箱体7の前面向かって右側に
は、ヒンジ5近傍から前記本体側露受皿72に渡って排
水路としての溝81が上下に形成されており、この溝8
1の上端は前記ヒンジ5の透孔78を介して前記ヒンジ
5上に連通し、下端は前記本体側露受皿72に連通して
いる。また、上記ヒンジ10の透孔(図示せず)もこの
溝81に連通している。
【0036】以上の構成で、扉11、11が開放された
状態では、図10の如く露受皿68は、その後端がガス
ケット65より後方に位置するので、扉11の内面やガ
スケット65を伝って滴下する結露水は確実に露受皿6
8内に落下し受容される。従って、温蔵庫1が設置され
た床面が汚損されることを未然に回避することが可能と
なる。
【0037】そして、下側の扉11の露受皿68内に受
容された結露水は、その傾斜によって向かって右側に流
下した後、右端の開口からヒンジ10上に流下する。
【0038】他方、上側の扉11の露受皿68内に受容
された結露水も、その傾斜によって向かって右側に流下
した後、右端の開口からヒンジ5上に流下する。このよ
うに、ヒンジ5、10内に流下した結露水は、何れも透
孔78から流出し、溝81を伝って流下した後、下方の
本体側露受皿72内に排出処理される。
【0039】これによって、上下の露受皿68、68内
の結露水を除去する作業が不要となり、多量の結露水が
発生した場合にも、溢水によって床面が汚損されること
を確実に防止できるようになると共に、管理作業も著し
く簡素化される。
【0040】次に、扉11、11を閉じていくと、やが
て露受皿68の後端が断熱箱体7の前面に当接するが、
露受皿68は前後方向に移動自在に設けられているの
で、コイルバネ69のバネ力に抗して尚も扉11、11
を閉じていくことにより、露受皿68は前方に移動す
る。この場合にも露受皿68の後端には緩衝材71が取
り付けられているので、当接による騒音及び変形の発生
は最小限に抑えられる。
【0041】このように、露受皿68が前方に移動する
と、やがてガスケット65が断熱箱体7の前面に当接
し、少許潰れた状態でそれに密着して開口8Aをシール
する。このように、露受皿68を前後方向に移動自在に
設けると共に、コイルバネ69にて常時後方に押し出す
ようにしており、扉11を閉じたときには露受皿68が
断熱箱体7前面に当接し、ガスケット65の潰れに伴っ
てバネ力に抗し、前側に移動するように構成したので、
露受皿68が扉11の開閉に支障を生じることもなくな
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、温蔵
庫の扉下側に取り付けられる露受皿を、扉が開放された
状態で、その後端がガスケットより後方に位置するよう
にしたので、扉内面やガスケットを伝って滴下する結露
水を確実に受容し、設置床面の汚損を防止することがで
きる。
【0043】特に、露受皿を前後方向に移動自在に設け
ると共に、付勢部材にて常時後方に押し出すようにした
ので、扉を閉じたときに露受皿は断熱箱体前面に当接
し、ガスケットの潰れに伴って付勢部材の付勢力に抗
し、前側に移動する。従って、露受皿は扉の開閉に支障
を生じないものである。
【0044】請求項2の発明によれば、上記に加えて扉
を断熱箱体前面に回動自在に枢支するヒンジの外縁に突
堤を起立形成すると共に、断熱箱体にはヒンジ上に連通
した排水路を形成し、露受皿をヒンジ方向に低く傾斜さ
せて、当該ヒンジ上にて開口させているので、露受皿に
て受容された結露水をその傾斜によってヒンジ上に流下
させ、そこから排水路を介して外部に排出することが可
能となる。
【0045】従って、露受皿内の結露水を除去する作業
が不要となり、多量の結露水が発生した場合にも、床面
の汚損を確実に防止できるようになると共に、管理作業
も著しく簡素化されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温蔵庫の正面図である。
【図2】本発明の温蔵庫の斜視図である。
【図3】本発明の温蔵庫の縦断側面図である。
【図4】本発明の温蔵庫の縦断正面図である。
【図5】本発明の温蔵庫上部の平断面図である。
【図6】本発明の温蔵庫上部のもう一つの平断面図であ
る。
【図7】上ダクト板の斜視図である。
【図8】本発明の温蔵庫の扉の縦断側面図である。
【図9】本発明の温蔵庫の中間のヒンジの斜視図であ
る。
【図10】本発明の温蔵庫の扉を開いた状態の縦断側面
図である。
【図11】従来の温蔵庫の正面図である。
【図12】従来の温蔵庫の扉の縦断側面図である。
【図13】従来の温蔵庫の中間のヒンジの斜視図であ
る。
【図14】従来の温蔵庫の扉を開いた状態の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 温蔵庫 5 ヒンジ 8 貯蔵室 11 扉 65 ガスケット 68 露受皿 69 コイルバネ 72 本体側露受皿 77 突堤 78 透孔 81 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内の貯蔵室を所定温度に加熱す
    ると共に、前記貯蔵室の前面開口を扉にて開閉自在に閉
    塞して成る温蔵庫において、 前記扉の内面周囲に取り付けられたガスケットと、前記
    扉の下側に取り付けられた上面開口の露受皿とを備え、
    この露受皿は前後方向に移動自在に設けられると共に、
    付勢部材にて常時後方に押し出されており、前記扉が開
    放された状態で、その後端は前記ガスケットより後方に
    位置することを特徴とする温蔵庫。
  2. 【請求項2】 扉を断熱箱体前面に回動自在に枢支する
    ヒンジと、このヒンジの外縁に起立形成された突堤と、
    前記断熱箱体に形成され、前記ヒンジ上に連通した排水
    路とを備え、前記露受皿を前記ヒンジ方向に低く傾斜さ
    せ、当該ヒンジ上にて開口させたことを特徴とする請求
    項1の温蔵庫。
JP3565096A 1996-01-30 1996-01-30 温蔵庫 Pending JPH09210537A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035482A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Mk Seiko Co Ltd 低温貯蔵庫

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