JPH09210492A - 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置 - Google Patents
多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置Info
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- JPH09210492A JPH09210492A JP1495996A JP1495996A JPH09210492A JP H09210492 A JPH09210492 A JP H09210492A JP 1495996 A JP1495996 A JP 1495996A JP 1495996 A JP1495996 A JP 1495996A JP H09210492 A JPH09210492 A JP H09210492A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 暖房運転中の停止室内ユニットに対応する電
動膨張弁開度による電動膨張弁前後の冷媒の急激な不均
一から発生する冷媒音を防止する多室形空気調和機の電
動膨張弁制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 暖房運転時の停止室内ユニット１０６ｃ
に対応する電動膨張弁１１２ｂの開度を通常の設定開度
に移行する前に一定時間初期開度に設定できるように電
動膨張弁開度制御装置２を構成することにより、停止室
内ユニット１０６ｃに対応する電動膨張弁１１２ｂの前
後に発生する冷媒音の発生が防止される。
動膨張弁開度による電動膨張弁前後の冷媒の急激な不均
一から発生する冷媒音を防止する多室形空気調和機の電
動膨張弁制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 暖房運転時の停止室内ユニット１０６ｃ
に対応する電動膨張弁１１２ｂの開度を通常の設定開度
に移行する前に一定時間初期開度に設定できるように電
動膨張弁開度制御装置２を構成することにより、停止室
内ユニット１０６ｃに対応する電動膨張弁１１２ｂの前
後に発生する冷媒音の発生が防止される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多室形空気調和機
の冷凍サイクルにおける電動膨張弁制御装置に関する。
の冷凍サイクルにおける電動膨張弁制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、多室形空気調和機は小容量、多室
化の傾向にあり、室外ユニットに分岐ユニットを接続
し、接続室内ユニットの台数を通常よりもふやすという
手段がとられるようになってきた。
化の傾向にあり、室外ユニットに分岐ユニットを接続
し、接続室内ユニットの台数を通常よりもふやすという
手段がとられるようになってきた。
【０００３】従来、空調機の電子式膨張弁制御装置とし
ては、特公平３−１３７４６０号公報に開示されてい
る。その冷媒回路構成を図３に示しており、図３に示す
ように、室外ユニット１０１の内部に圧縮機１０２、冷
媒の流路方向を切り換える四方弁１０３、室外熱交換器
１０４、冷媒の絞り機構を有した電動膨張弁１０５ａ、
１０５ｂを各室内ユニット１０６ａまたは、分岐ユニッ
ト１０７に対応して設けるとともに、室外熱交換器１０
４と電動膨張弁１０５ａ、１０５ｂの間のバイパス回路
を飽和温度用キャピラリチューブ１０８を介して圧縮機
１０２の吸込管１０９に接続している。さらに、この飽
和温度用キャピラリチューブ１０８の吸込管１０９側に
は飽和温度センサ１１０と、吸込管１０９には吸込温度
センサ１１１を設けている。一方電動膨張弁１０５ｂに
接続された分岐ユニット１０７には、この分岐ユニット
１０７に接続される室内ユニット１０６ｂ、１０６ｃに
対応して電動膨張弁１１２ａ、１１２ｂが設けられてい
る。そして圧縮機１０２は、室内ユニット１０６ａ、１
０６ｂ、１０６ｃからの運転信号を受け駆動し、この圧
縮機１０２から吐出された冷媒は、四方弁１０３を通
り、冷房時は室外熱交換器１０４より、また暖房時は室
内ユニット１０６ａおよび、分岐ユニット１０７を通り
室内ユニット１０６ｂ、１０６ｃにて凝縮され、電動膨
張弁１０５ａ、分岐ユニット１０７内の電動膨張弁１１
２ａ、１１２ｂで減圧されさらに電動膨張弁１０５ｂで
減圧され室内ユニット１０６ａにて凝縮され、運転室内
ユニット１０６ａに対応した電動膨張弁１０５ａを経て
減圧され室外熱交換器１０４で蒸発作用として熱交換さ
れ、圧縮機１０２に戻る。さらに分岐ユニット１０７に
接続された室内ユニット１０６ｂが運転している場合
は、圧縮機１０２から吐出された冷媒は分岐ユニット１
０７を経て室内ユニット１０６ａにて凝縮され、分岐ユ
ニット内の室内ユニット１０６ｂに対応する電動膨張弁
１１２ａで減圧され、室外熱交換器１０４で蒸発作用と
して熱交換され圧縮機１０２に戻るという冷凍サイクル
を形成していた。
ては、特公平３−１３７４６０号公報に開示されてい
る。その冷媒回路構成を図３に示しており、図３に示す
ように、室外ユニット１０１の内部に圧縮機１０２、冷
媒の流路方向を切り換える四方弁１０３、室外熱交換器
１０４、冷媒の絞り機構を有した電動膨張弁１０５ａ、
１０５ｂを各室内ユニット１０６ａまたは、分岐ユニッ
ト１０７に対応して設けるとともに、室外熱交換器１０
４と電動膨張弁１０５ａ、１０５ｂの間のバイパス回路
を飽和温度用キャピラリチューブ１０８を介して圧縮機
１０２の吸込管１０９に接続している。さらに、この飽
和温度用キャピラリチューブ１０８の吸込管１０９側に
は飽和温度センサ１１０と、吸込管１０９には吸込温度
センサ１１１を設けている。一方電動膨張弁１０５ｂに
接続された分岐ユニット１０７には、この分岐ユニット
１０７に接続される室内ユニット１０６ｂ、１０６ｃに
対応して電動膨張弁１１２ａ、１１２ｂが設けられてい
る。そして圧縮機１０２は、室内ユニット１０６ａ、１
０６ｂ、１０６ｃからの運転信号を受け駆動し、この圧
縮機１０２から吐出された冷媒は、四方弁１０３を通
り、冷房時は室外熱交換器１０４より、また暖房時は室
内ユニット１０６ａおよび、分岐ユニット１０７を通り
室内ユニット１０６ｂ、１０６ｃにて凝縮され、電動膨
張弁１０５ａ、分岐ユニット１０７内の電動膨張弁１１
２ａ、１１２ｂで減圧されさらに電動膨張弁１０５ｂで
減圧され室内ユニット１０６ａにて凝縮され、運転室内
ユニット１０６ａに対応した電動膨張弁１０５ａを経て
減圧され室外熱交換器１０４で蒸発作用として熱交換さ
れ、圧縮機１０２に戻る。さらに分岐ユニット１０７に
接続された室内ユニット１０６ｂが運転している場合
は、圧縮機１０２から吐出された冷媒は分岐ユニット１
０７を経て室内ユニット１０６ａにて凝縮され、分岐ユ
ニット内の室内ユニット１０６ｂに対応する電動膨張弁
１１２ａで減圧され、室外熱交換器１０４で蒸発作用と
して熱交換され圧縮機１０２に戻るという冷凍サイクル
を形成していた。
【０００４】上記構成において、例えば室内ユニット１
０６ｂが暖房運転の場合、室内ユニット１０６ｂからの
運転信号により圧縮機１０２を駆動し、電動膨張弁開度
制御装置１１４ａにより運転室内ユニット１０６ｂに対
応する電動膨張弁１０５ｂを、圧縮機起動後一定時間初
期開度に設定し、その後室外ユニット１０１にて飽和温
度センサ１１０と、吸込温度センサ１１１により、その
温度差を検出し冷凍サイクル全体の過熱度を検出し、過
熱度制御装置１１３を介し、電動膨張弁開度制御装置１
１４ａにより開閉することで適正な過熱度となるよう制
御するとともに、分岐ユニット１０７内の運転室内ユニ
ット１０６ｂに対応する電動膨張弁１１２ａを、室内ユ
ニット１０６ｂの要求能力に基づいて、分岐ユニット１
０７内の電動膨張弁開度制御装置１１４ｂを介して制御
する。さらに停止している室内ユニット１０６ａに対応
する電動膨張弁１０５ａ、室内ユニット１０６ｃに対応
する分岐ユニット１０７内の電動膨張弁１１２ｂは、室
内ユニット１０６ａ、１０６ｃ内への冷媒の溜まり込み
による主冷凍サイクルの冷媒不足防止のために、電動膨
張弁開度制御装置１１４ａ、１１４ｂにより少し開いた
開度に設定され、また外気温度、配管長による冷媒の溜
まり込みやすさの変化に対応するため、飽和温度センサ
１１０での検出温度により少し開いた開度をさらに変更
する制御となっていた。
０６ｂが暖房運転の場合、室内ユニット１０６ｂからの
運転信号により圧縮機１０２を駆動し、電動膨張弁開度
制御装置１１４ａにより運転室内ユニット１０６ｂに対
応する電動膨張弁１０５ｂを、圧縮機起動後一定時間初
期開度に設定し、その後室外ユニット１０１にて飽和温
度センサ１１０と、吸込温度センサ１１１により、その
温度差を検出し冷凍サイクル全体の過熱度を検出し、過
熱度制御装置１１３を介し、電動膨張弁開度制御装置１
１４ａにより開閉することで適正な過熱度となるよう制
御するとともに、分岐ユニット１０７内の運転室内ユニ
ット１０６ｂに対応する電動膨張弁１１２ａを、室内ユ
ニット１０６ｂの要求能力に基づいて、分岐ユニット１
０７内の電動膨張弁開度制御装置１１４ｂを介して制御
する。さらに停止している室内ユニット１０６ａに対応
する電動膨張弁１０５ａ、室内ユニット１０６ｃに対応
する分岐ユニット１０７内の電動膨張弁１１２ｂは、室
内ユニット１０６ａ、１０６ｃ内への冷媒の溜まり込み
による主冷凍サイクルの冷媒不足防止のために、電動膨
張弁開度制御装置１１４ａ、１１４ｂにより少し開いた
開度に設定され、また外気温度、配管長による冷媒の溜
まり込みやすさの変化に対応するため、飽和温度センサ
１１０での検出温度により少し開いた開度をさらに変更
する制御となっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の多室
形空気調和機の冷媒制御では、例えば室内ユニット１０
６ｂ暖房運転で圧縮機起動時のとき、停止室内ユニット
１０６ａ、１０６ｃに対応する電動膨張弁１０５ａおよ
び１１２ｂは少し開いた開度に、分岐ユニット１０７に
対応する電動膨張弁１０５ｂは初期開度に設定される
が、このとき電動膨張弁１１２ｂの前後では、冷媒は分
岐ユニット１０７に対応する電動膨張弁１０５ｂで減圧
された後再び電動膨張弁１１２ｂが少し開いた開度とな
ることで減圧されるため、冷媒が急激に不均一な状態と
なり冷媒音を発生させるという問題があった。
形空気調和機の冷媒制御では、例えば室内ユニット１０
６ｂ暖房運転で圧縮機起動時のとき、停止室内ユニット
１０６ａ、１０６ｃに対応する電動膨張弁１０５ａおよ
び１１２ｂは少し開いた開度に、分岐ユニット１０７に
対応する電動膨張弁１０５ｂは初期開度に設定される
が、このとき電動膨張弁１１２ｂの前後では、冷媒は分
岐ユニット１０７に対応する電動膨張弁１０５ｂで減圧
された後再び電動膨張弁１１２ｂが少し開いた開度とな
ることで減圧されるため、冷媒が急激に不均一な状態と
なり冷媒音を発生させるという問題があった。
【０００６】また、接続配管が長配管で低外気温度の場
合は、停止室内ユニット１０６ａ、１０６ｃに溜まり込
む液冷媒が増し主冷凍サイクルに流れる冷媒量が不足
し、逆に接続配管が短く外気温度が高い場合は停止室内
ユニットに流れる冷媒量が増し、運転室内ユニット１０
６ｂの暖房能力の減少を引き起こすという問題もあっ
た。
合は、停止室内ユニット１０６ａ、１０６ｃに溜まり込
む液冷媒が増し主冷凍サイクルに流れる冷媒量が不足
し、逆に接続配管が短く外気温度が高い場合は停止室内
ユニットに流れる冷媒量が増し、運転室内ユニット１０
６ｂの暖房能力の減少を引き起こすという問題もあっ
た。
【０００７】本発明は上記課題を解決するもので、暖房
運転中に停止室内ユニットに対する電動膨張弁開度の変
化による、電動膨張弁前後の冷媒の急激な不均一から発
生する冷媒音を防止する多室形空気調和機の電動膨張弁
制御装置を提供することを第１の目的とする。
運転中に停止室内ユニットに対する電動膨張弁開度の変
化による、電動膨張弁前後の冷媒の急激な不均一から発
生する冷媒音を防止する多室形空気調和機の電動膨張弁
制御装置を提供することを第１の目的とする。
【０００８】また、第２の目的は、運転室内ユニットの
暖房能力の低下に影響を与えない制御を行うことにあ
る。
暖房能力の低下に影響を与えない制御を行うことにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の多室形空気調和
機の電動膨張弁制御装置においては、多室形空気調和機
の室外ユニットの内部または分岐ユニットに設けられた
各室内ユニットに対応する複数の電動膨張弁と、この電
動膨張弁と室外熱交換器の間のバイパス回路に接続され
る飽和温度用キャピラリチューブの吸込管側に設けられ
る飽和温度センサと、前記吸込管に設けられる吸込温度
センサと、この吸込温度センサと前記飽和温度センサの
温度差を検出して冷凍サイクル全体の過熱度を検出し過
熱度制御装置を介して前記電動膨張弁の開度を制御する
電動膨張弁開度制御装置とを備え、暖房運転時の停止室
内ユニットに対応する電動膨張弁の開度を通常開度設定
に移行する前に、一定時間初期開度に設定するように前
記電動膨張弁開度制御装置を設けたものである。
機の電動膨張弁制御装置においては、多室形空気調和機
の室外ユニットの内部または分岐ユニットに設けられた
各室内ユニットに対応する複数の電動膨張弁と、この電
動膨張弁と室外熱交換器の間のバイパス回路に接続され
る飽和温度用キャピラリチューブの吸込管側に設けられ
る飽和温度センサと、前記吸込管に設けられる吸込温度
センサと、この吸込温度センサと前記飽和温度センサの
温度差を検出して冷凍サイクル全体の過熱度を検出し過
熱度制御装置を介して前記電動膨張弁の開度を制御する
電動膨張弁開度制御装置とを備え、暖房運転時の停止室
内ユニットに対応する電動膨張弁の開度を通常開度設定
に移行する前に、一定時間初期開度に設定するように前
記電動膨張弁開度制御装置を設けたものである。
【００１０】この発明によれば、暖房運転中に停止室内
ユニットに対応する電動膨張弁開度の変化による電動膨
張弁前後の冷媒の急激な不均一から発生する冷媒音を防
止する多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置を提供す
ることができる。
ユニットに対応する電動膨張弁開度の変化による電動膨
張弁前後の冷媒の急激な不均一から発生する冷媒音を防
止する多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置を提供す
ることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、多室形空気調和機の室外ユニットの内部または分岐
ユニットに設けられた各室内ユニットに対応する複数の
電動膨張弁と、この電動膨張弁と室外熱交換器の間のバ
イパス回路に接続される飽和温度用キャピラリチューブ
の吸込管側に設けられる飽和温度センサと、前記吸込管
に設けられる吸込温度センサと、この吸込温度センサと
前記飽和温度センサの温度差を検出して冷凍サイクル全
体の過熱度を検出し過熱度制御装置を介して前記電動膨
張弁の開度を制御する電動膨張弁開度制御装置とを備
え、暖房運転時の停止室内ユニットに対応する電動膨張
弁の開度を通常開度設定に移行する前に、一定時間初期
開度に設定するように前記電動膨張弁開度制御装置を構
成したものであり、暖房運転時に停止室内ユニットに対
応する電動膨張弁を一度開くことにより電動膨張弁前後
での冷媒の急激な不均一が防止でき冷媒音発生を抑える
ことができるという作用を有する。
は、多室形空気調和機の室外ユニットの内部または分岐
ユニットに設けられた各室内ユニットに対応する複数の
電動膨張弁と、この電動膨張弁と室外熱交換器の間のバ
イパス回路に接続される飽和温度用キャピラリチューブ
の吸込管側に設けられる飽和温度センサと、前記吸込管
に設けられる吸込温度センサと、この吸込温度センサと
前記飽和温度センサの温度差を検出して冷凍サイクル全
体の過熱度を検出し過熱度制御装置を介して前記電動膨
張弁の開度を制御する電動膨張弁開度制御装置とを備
え、暖房運転時の停止室内ユニットに対応する電動膨張
弁の開度を通常開度設定に移行する前に、一定時間初期
開度に設定するように前記電動膨張弁開度制御装置を構
成したものであり、暖房運転時に停止室内ユニットに対
応する電動膨張弁を一度開くことにより電動膨張弁前後
での冷媒の急激な不均一が防止でき冷媒音発生を抑える
ことができるという作用を有する。
【００１２】請求項２に記載の発明は、暖房運転時の停
止室内ユニットに対応する電動膨張弁の初期開度を飽和
温度センサの検出温度に対応し可変するように電動膨張
弁開度制御装置を構成したものであり、電動膨張弁前後
の冷媒の不均一を防止するとともに主冷凍サイクルの冷
媒量を適量にし運転室内ユニットの暖房能力の低下を防
ぐことができるという作用を有する。
止室内ユニットに対応する電動膨張弁の初期開度を飽和
温度センサの検出温度に対応し可変するように電動膨張
弁開度制御装置を構成したものであり、電動膨張弁前後
の冷媒の不均一を防止するとともに主冷凍サイクルの冷
媒量を適量にし運転室内ユニットの暖房能力の低下を防
ぐことができるという作用を有する。
【００１３】以下、本発明の実施の形態１について図１
および図２を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
および図２を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
【００１４】（実施の形態１）図１に示すように、電動
膨張弁１０５ａ、１０５ｂの開度を制御する電動膨張弁
開度制御装置１および電動膨張弁１１２ａ、１１２ｂの
開度を制御する電動膨張弁開度制御装置２を暖房運転時
の停止室内ユニットに対応する電動膨張弁の開度を通常
設定に移行する前に一定時間初期開度に設定するもの
で、例えば複数の室内ユニット１０６ａ、１０６ｂ、１
０６ｃのうち、暖房運転時の停止室内ユニットを室内ユ
ニット１０６ｃとした場合には、停止室内ユニット１０
６ｃに対応する電動膨張弁１１２ｂの開度を通常開度設
定に移行する前に一定時間初期開度に設定できるように
電動膨張弁開度制御装置２を構成する。
膨張弁１０５ａ、１０５ｂの開度を制御する電動膨張弁
開度制御装置１および電動膨張弁１１２ａ、１１２ｂの
開度を制御する電動膨張弁開度制御装置２を暖房運転時
の停止室内ユニットに対応する電動膨張弁の開度を通常
設定に移行する前に一定時間初期開度に設定するもの
で、例えば複数の室内ユニット１０６ａ、１０６ｂ、１
０６ｃのうち、暖房運転時の停止室内ユニットを室内ユ
ニット１０６ｃとした場合には、停止室内ユニット１０
６ｃに対応する電動膨張弁１１２ｂの開度を通常開度設
定に移行する前に一定時間初期開度に設定できるように
電動膨張弁開度制御装置２を構成する。
【００１５】上記構成により、室内ユニット１０６ａ、
１０６ｂの運転を開始したとき一定時間、電動膨張弁開
度制御装置１により電動膨張弁１０５ａ、１０５ｂは初
期開度に、電動膨張弁開度制御装置２により電動膨張弁
１１２ａは対応する運転室内ユニット１０６ｂの要求能
力に応じた開度に設定され、電動膨張弁開度制御装置２
により停止室内ユニット１０６ｃに対応する電動膨張弁
１１２ｂは通常設定される少し開いた開度に移行する前
に、一定時間開き気味の開度に設定することができる。
そして、一定時間後、過熱度制御装置１１３を介して電
動膨張弁開度制御装置１により電動膨張弁１０５ａ、１
０５ｂの開度は冷凍サイクルの過熱度により制御され、
電動膨張弁開度制御装置２により停止室内ユニット１０
６ｃに対応する電動膨張弁１１２ｂは通常の少し開いた
開度に設定される。
１０６ｂの運転を開始したとき一定時間、電動膨張弁開
度制御装置１により電動膨張弁１０５ａ、１０５ｂは初
期開度に、電動膨張弁開度制御装置２により電動膨張弁
１１２ａは対応する運転室内ユニット１０６ｂの要求能
力に応じた開度に設定され、電動膨張弁開度制御装置２
により停止室内ユニット１０６ｃに対応する電動膨張弁
１１２ｂは通常設定される少し開いた開度に移行する前
に、一定時間開き気味の開度に設定することができる。
そして、一定時間後、過熱度制御装置１１３を介して電
動膨張弁開度制御装置１により電動膨張弁１０５ａ、１
０５ｂの開度は冷凍サイクルの過熱度により制御され、
電動膨張弁開度制御装置２により停止室内ユニット１０
６ｃに対応する電動膨張弁１１２ｂは通常の少し開いた
開度に設定される。
【００１６】（実施の形態２）図２に示すように、暖房
運転時の停止室内ユニットに対する電動膨張弁の初期開
度を飽和温度センサの検出温度に対応し可変するように
電動膨張弁開度制御装置を構成するもので、例えば暖房
運転時の停止室内ユニットを停止室内ユニット１０６ｃ
とした場合には、停止室内ユニット１０６ｃに対応する
電動膨張弁１１２ｂの初期開度を飽和温度センサ１１０
の検出温度に対応し可変するように電動膨張弁開度制御
装置２Ａを構成する。
運転時の停止室内ユニットに対する電動膨張弁の初期開
度を飽和温度センサの検出温度に対応し可変するように
電動膨張弁開度制御装置を構成するもので、例えば暖房
運転時の停止室内ユニットを停止室内ユニット１０６ｃ
とした場合には、停止室内ユニット１０６ｃに対応する
電動膨張弁１１２ｂの初期開度を飽和温度センサ１１０
の検出温度に対応し可変するように電動膨張弁開度制御
装置２Ａを構成する。
【００１７】また、電動膨張弁１０５ａ、１０５ｂの開
度を制御する電動膨張弁開度制御装置１Ａも同様に飽和
温度センサ３の検出温度に対応し可変できるように構成
する。
度を制御する電動膨張弁開度制御装置１Ａも同様に飽和
温度センサ３の検出温度に対応し可変できるように構成
する。
【００１８】上記の構成により、室内ユニット１０６
ａ、１０６ｂの運転を開始したとき各電動膨張弁は実施
の形態１に示す動作をおこなうが、電動膨張弁開度制御
装置２Ａにより停止室内ユニット１０６ｃに対応する電
動膨張弁１１２ｂの通常設定される開度に移行する前の
開け気味の開度を、室外ユニット１０１内の飽和温度セ
ンサ１１０の検出温度が高い場合は閉じ気味に、検出温
度が低い場合は開け気味に変更することができる。
ａ、１０６ｂの運転を開始したとき各電動膨張弁は実施
の形態１に示す動作をおこなうが、電動膨張弁開度制御
装置２Ａにより停止室内ユニット１０６ｃに対応する電
動膨張弁１１２ｂの通常設定される開度に移行する前の
開け気味の開度を、室外ユニット１０１内の飽和温度セ
ンサ１１０の検出温度が高い場合は閉じ気味に、検出温
度が低い場合は開け気味に変更することができる。
【００１９】
【発明の効果】このように請求項１記載の発明によれ
ば、暖房運転時の停止室内ユニットに対応する電動膨張
弁を通常の少し開いた開度に設定する前に、一定時間開
くことにより冷媒の急激な不均一による冷媒音発生を防
止することができる。
ば、暖房運転時の停止室内ユニットに対応する電動膨張
弁を通常の少し開いた開度に設定する前に、一定時間開
くことにより冷媒の急激な不均一による冷媒音発生を防
止することができる。
【００２０】請求項２記載の発明によれば電動膨張弁の
開度を室外ユニット内の飽和温度センサでの主冷凍サイ
クルの冷媒量の検知によりさらに少し開閉することによ
り、冷媒音発生を防止する効果に加え、運転室内ユニッ
トの暖房能力の立ち上がりを良くすることができる。
開度を室外ユニット内の飽和温度センサでの主冷凍サイ
クルの冷媒量の検知によりさらに少し開閉することによ
り、冷媒音発生を防止する効果に加え、運転室内ユニッ
トの暖房能力の立ち上がりを良くすることができる。
【図１】本発明の実施の形態を示す多室形空気調和機の
電動膨張弁制御装置の冷凍サイクル図
電動膨張弁制御装置の冷凍サイクル図
【図２】本発明の他の実施の形態を示す多室形空気調和
機の電動膨張弁制御装置の冷凍サイクル図
機の電動膨張弁制御装置の冷凍サイクル図
【図３】従来の多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置
の冷凍サイクル図
の冷凍サイクル図
１ 電動膨張弁開度制御装置 １Ａ 電動膨張弁開度制御装置 ２ 電動膨張弁開度制御装置 ２Ａ 電動膨張弁開度制御装置 １０１ 室外ユニット １０２ 圧縮機 １０４ 室外熱交換器 １０５ａ 電動膨張弁 １０５ｂ 電動膨張弁 １０６ａ 室内ユニット １０６ｂ 室内ユニット １０６ｃ 室内ユニット １０７ 分岐ユニット １０８ 飽和温度用キャピラリチューブ １１０ 飽和温度センサ １１１ 吸込温度センサ １１２ａ 電動膨張弁 １１２ｂ 電動膨張弁 １１３ 過熱度制御装置
Claims (2)
- 【請求項１】 多室形空気調和機の室外ユニットの内部
または分岐ユニットに設けられた各室内ユニットに対応
する複数の電動膨張弁と、この膨張弁と室外熱交換器の
間のバイパス回路に接続される飽和温度用キャピラリチ
ューブの吸込管側に設けられる飽和温度センサと、前記
吸込管に設けられる吸込温度センサと、この吸込温度セ
ンサと前記飽和温度センサの温度差を検出して冷凍サイ
クル全体の過熱度を検出し過熱度制御装置を介して前記
電動膨張弁の開度を制御する電動膨張弁開度制御装置と
を備え、暖房運転時の停止室内ユニットに対応する電動
膨張弁の開度を通常開度設定に移行する前に、一定時間
初期開度に設定するように前記膨張弁開度制御装置を設
けた多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置。 - 【請求項２】 暖房運転時の停止室内ユニットに対応す
る電動膨張弁の初期開度を飽和温度センサの検出温度に
対応し可変するように電動膨張弁開度制御装置を構成し
た請求項１記載の多室形空気調和機の電動膨張弁制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1495996A JPH09210492A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1495996A JPH09210492A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09210492A true JPH09210492A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11875525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1495996A Pending JPH09210492A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 多室形空気調和機の電動膨張弁制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09210492A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100710051B1 (ko) * | 2005-05-23 | 2007-04-20 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 공기조화기의 무소음 운전방법 |
| JP2009068744A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 電動膨張弁の開弁パルス設定方法およびマルチ形空気調和機 |
| CN104697120A (zh) * | 2015-03-24 | 2015-06-10 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机系统及其的降噪控制方法 |
| CN105066501A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-11-18 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机室外机和具有其的多联机 |
| CN106907834A (zh) * | 2017-03-15 | 2017-06-30 | 广东美的暖通设备有限公司 | 多联机系统及其制热室内机停机时的噪音控制方法和装置 |
| CN110410967A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-11-05 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 多联机空调系统管路噪音的控制方法和多联机空调系统 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP1495996A patent/JPH09210492A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN110410967A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-11-05 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 多联机空调系统管路噪音的控制方法和多联机空调系统 |
| CN110410967B (zh) * | 2019-07-03 | 2021-08-24 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 多联机空调系统管路噪音的控制方法和多联机空调系统 |
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