JPH09210169A - 被送り部材の送り機構 - Google Patents
被送り部材の送り機構Info
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- JPH09210169A JPH09210169A JP8014011A JP1401196A JPH09210169A JP H09210169 A JPH09210169 A JP H09210169A JP 8014011 A JP8014011 A JP 8014011A JP 1401196 A JP1401196 A JP 1401196A JP H09210169 A JPH09210169 A JP H09210169A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- pickup
- pinion
- fed
- engaging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 落下等の衝撃に対する被送り部材の破損を防
止する送り機構を提供する。 【解決手段】 ピックアップ16にはピニオン20と噛
み合うラック18を配する。ラックを3分割し、切離部
18Fとこの切離部18Fの両側にラック部18B,1
8Cを形成する。ラック部を弾性変形可能とし、切離部
をラック部の弾性力よりも小さくする。ピニオンが回転
すると、ピニオンに押圧されてラック部が弾性変形しな
がら移動され、ピックアップは送られる。落下等の衝突
によりラックがピックアップの自重や慣性力で移動する
と、切離部の弾性力が小さいので、ピニオンと切離部と
の噛み合いによる抵抗を生じ、この抵抗によってピック
アップの運動エネルギが吸収される。従って、ピックア
ップの移動速度が遅くなり、落下等の衝撃に対するピッ
クアップの破損が防止される。
止する送り機構を提供する。 【解決手段】 ピックアップ16にはピニオン20と噛
み合うラック18を配する。ラックを3分割し、切離部
18Fとこの切離部18Fの両側にラック部18B,1
8Cを形成する。ラック部を弾性変形可能とし、切離部
をラック部の弾性力よりも小さくする。ピニオンが回転
すると、ピニオンに押圧されてラック部が弾性変形しな
がら移動され、ピックアップは送られる。落下等の衝突
によりラックがピックアップの自重や慣性力で移動する
と、切離部の弾性力が小さいので、ピニオンと切離部と
の噛み合いによる抵抗を生じ、この抵抗によってピック
アップの運動エネルギが吸収される。従って、ピックア
ップの移動速度が遅くなり、落下等の衝撃に対するピッ
クアップの破損が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被送り部材例え
ばディスク装置のピックアップを送る送り機構に関す
る。
ばディスク装置のピックアップを送る送り機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置には、複数枚のコンパクト
ディスク(以下、「CD」という)を収納するものがあ
る。このディスク装置には、所望のCDを再生するため
に、CDを複数載置したターンテーブルを1個のピック
アップに対応するように回転させるものや、複数のCD
を収納したマガジンを移動させて所望のCDをターンテ
ーブルに載置させるもの、又は1個のピックアップを所
望のCDの位置まで移動させるもの等がある。
ディスク(以下、「CD」という)を収納するものがあ
る。このディスク装置には、所望のCDを再生するため
に、CDを複数載置したターンテーブルを1個のピック
アップに対応するように回転させるものや、複数のCD
を収納したマガジンを移動させて所望のCDをターンテ
ーブルに載置させるもの、又は1個のピックアップを所
望のCDの位置まで移動させるもの等がある。
【0003】しかし、上記の方式では、ターンテーブル
又はマガジンを移動させるための移動機構(送り機構)
が複雑となり、かつ、CDの交換に時間がかかる。その
ため、ピックアップを複数設けることも考えられるが、
コストが大幅に上がってしまう。
又はマガジンを移動させるための移動機構(送り機構)
が複雑となり、かつ、CDの交換に時間がかかる。その
ため、ピックアップを複数設けることも考えられるが、
コストが大幅に上がってしまう。
【0004】従って、例えば、特開昭57−19536
8において、ターンテーブルを複数(例えば、2個)配
置し、これらのターンテーブルにCDをそれぞれ載置さ
せ、1個のピックアップをターンテーブルに対し直線的
に移動させ上述したCDの交換時間の短縮化,送り機構
の簡素化を図る技術が開示されている。
8において、ターンテーブルを複数(例えば、2個)配
置し、これらのターンテーブルにCDをそれぞれ載置さ
せ、1個のピックアップをターンテーブルに対し直線的
に移動させ上述したCDの交換時間の短縮化,送り機構
の簡素化を図る技術が開示されている。
【0005】送り機構は、図6に示されるように、ター
ンテーブル80と82との間に配置されたピックアップ
84が、2列並行に配置されたシャフト86,88に沿
って移動するように取り付けられている。即ち、ピック
アップ84をターンテーブル80,82へ送る送り機構
は、一方のターンテーブル80側に配置されたピックア
ップ送り用のモータ90のプーリ92と,このプーリ9
2に対応するように他方のターンテーブル82側に配置
されたプーリ94と,このプーリ92,94間に掛けら
れたワイヤ96とで構成されている。また、ワイヤ96
の両端がピックアップ84に固定され、モータ90が正
逆方向に回転することよりピックアップ84がターンテ
ーブル80又は82に送られる。なお、ターンテーブル
80,82は固定フレーム81,83にそれぞれ取り付
けられている。
ンテーブル80と82との間に配置されたピックアップ
84が、2列並行に配置されたシャフト86,88に沿
って移動するように取り付けられている。即ち、ピック
アップ84をターンテーブル80,82へ送る送り機構
は、一方のターンテーブル80側に配置されたピックア
ップ送り用のモータ90のプーリ92と,このプーリ9
2に対応するように他方のターンテーブル82側に配置
されたプーリ94と,このプーリ92,94間に掛けら
れたワイヤ96とで構成されている。また、ワイヤ96
の両端がピックアップ84に固定され、モータ90が正
逆方向に回転することよりピックアップ84がターンテ
ーブル80又は82に送られる。なお、ターンテーブル
80,82は固定フレーム81,83にそれぞれ取り付
けられている。
【0006】図6の例において、CDを例えばターンテ
ーブル82と図示しないチャッキング部材とでチャッキ
ングすると共に、ピックアップ84を一方のターンテー
ブル80側から他方のターンテーブル82側へモータ9
0を駆動させて送った後にピックアップ82をCDの内
側から外側へとスライドさせて再生する。
ーブル82と図示しないチャッキング部材とでチャッキ
ングすると共に、ピックアップ84を一方のターンテー
ブル80側から他方のターンテーブル82側へモータ9
0を駆動させて送った後にピックアップ82をCDの内
側から外側へとスライドさせて再生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6の送り
機構において、ディスク装置を持ち運ぶ際等に、ディス
ク装置を落下させること等があるが、この落下時の衝撃
によってピックアップ84が一気にシャフト86,88
に沿って摺動して固定フレーム81又は83に衝突する
場合がある。
機構において、ディスク装置を持ち運ぶ際等に、ディス
ク装置を落下させること等があるが、この落下時の衝撃
によってピックアップ84が一気にシャフト86,88
に沿って摺動して固定フレーム81又は83に衝突する
場合がある。
【0008】ここで、1枚専用のディスク装置であれ
ば、ピックアップ84の移動量が図6の例による場合に
比べて少なく、上記衝撃の度合いが小さく問題にはなら
なかった。
ば、ピックアップ84の移動量が図6の例による場合に
比べて少なく、上記衝撃の度合いが小さく問題にはなら
なかった。
【0009】しかし、図6の例では、ターンテーブル8
0,82にそれぞれ直径が12cm(センチメートル)
のCDを載置させるものであるから、シャフト86,8
8の送り方向の距離LTはCDの半径の2倍の長さ及び
CD間の隙間を合計した距離(12cm以上)となる。
そのため、ピックアップ84が固定フレーム81と83
との端部間を一気にスライドする場合には、ピックアッ
プ84の自重及びピックアップ84に生じる加速度によ
ってピックアップ84が固定フレーム81又は83へ衝
突する度合いが大きくなる場合がある。従って、上記衝
撃によってピックアップ84が破損して故障するおそれ
がある。
0,82にそれぞれ直径が12cm(センチメートル)
のCDを載置させるものであるから、シャフト86,8
8の送り方向の距離LTはCDの半径の2倍の長さ及び
CD間の隙間を合計した距離(12cm以上)となる。
そのため、ピックアップ84が固定フレーム81と83
との端部間を一気にスライドする場合には、ピックアッ
プ84の自重及びピックアップ84に生じる加速度によ
ってピックアップ84が固定フレーム81又は83へ衝
突する度合いが大きくなる場合がある。従って、上記衝
撃によってピックアップ84が破損して故障するおそれ
がある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、落下等の衝撃
に対する被送り部材の破損を防止する送り機構を提供す
ることにある。
に対する被送り部材の破損を防止する送り機構を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
被送り部材の送り機構は、駆動源によって回動されるピ
ニオンと、このピニオンと噛み合うラックを備える被送
り部材と、前記ラックの両端部の間の位置に配置され、
前記被送り部材の運動エネルギを吸収する吸収部と、を
有することを特徴としている。
被送り部材の送り機構は、駆動源によって回動されるピ
ニオンと、このピニオンと噛み合うラックを備える被送
り部材と、前記ラックの両端部の間の位置に配置され、
前記被送り部材の運動エネルギを吸収する吸収部と、を
有することを特徴としている。
【0012】本発明の請求項1に係る被送り部材の送り
機構では、ピニオンが駆動源によって回動されることに
よりラックが移動し、被送り部材が送られる。落下等の
衝突によりラックが被送り部材の自重や慣性力で移動す
る場合には、ラックの両端部の間の位置に形成された吸
収部により被送り部材の運動エネルギが吸収され、被送
り部材の移動が制動される。従って、落下等の衝撃に対
する被送り部材の破損が防止される。
機構では、ピニオンが駆動源によって回動されることに
よりラックが移動し、被送り部材が送られる。落下等の
衝突によりラックが被送り部材の自重や慣性力で移動す
る場合には、ラックの両端部の間の位置に形成された吸
収部により被送り部材の運動エネルギが吸収され、被送
り部材の移動が制動される。従って、落下等の衝撃に対
する被送り部材の破損が防止される。
【0013】本発明の請求項2に係る被送り部材の送り
機構は、駆動源によって回動されるピニオンと、このピ
ニオンと噛み合うラックを備える被送り部材と、この被
送り部材に配置された係合部と、この係合部に対向して
配置され、前記係合部と係合することにより前記被送り
部材の運動エネルギを吸収するストッパと、を有するこ
とを特徴としている。
機構は、駆動源によって回動されるピニオンと、このピ
ニオンと噛み合うラックを備える被送り部材と、この被
送り部材に配置された係合部と、この係合部に対向して
配置され、前記係合部と係合することにより前記被送り
部材の運動エネルギを吸収するストッパと、を有するこ
とを特徴としている。
【0014】本発明の請求項2に係る被送り部材の送り
機構では、落下等の衝突によりラックが被送り部材の自
重や慣性力で移動する場合には、被送り部材に配置され
た係合部がストッパと当接して被送り部材の運動エネル
ギが吸収され、被送り部材が緩やかに停止する。従っ
て、落下等の衝撃に対する被送り部材の破損が防止され
る。
機構では、落下等の衝突によりラックが被送り部材の自
重や慣性力で移動する場合には、被送り部材に配置され
た係合部がストッパと当接して被送り部材の運動エネル
ギが吸収され、被送り部材が緩やかに停止する。従っ
て、落下等の衝撃に対する被送り部材の破損が防止され
る。
【0015】本発明の請求項3に係る被送り部材の送り
機構は、駆動源によって回動されるピニオンと、このピ
ニオンと噛み合うラックを備える被送り部材としての電
子部品と、前記ラックの両端部の間の位置に配置され、
前記電子部品の運動エネルギを吸収する吸収部と、前記
電子部品に配置された係合部と、この係合部に対向して
配置され、前記係合部と係合することにより前記電子部
品の運動エネルギを吸収するストッパと、を有すること
を特徴としている。
機構は、駆動源によって回動されるピニオンと、このピ
ニオンと噛み合うラックを備える被送り部材としての電
子部品と、前記ラックの両端部の間の位置に配置され、
前記電子部品の運動エネルギを吸収する吸収部と、前記
電子部品に配置された係合部と、この係合部に対向して
配置され、前記係合部と係合することにより前記電子部
品の運動エネルギを吸収するストッパと、を有すること
を特徴としている。
【0016】本発明の請求項3に係る被送り部材の送り
機構では、落下等の衝突によりラックが電子部品の自重
や慣性力で移動する場合には、ラックの両端部の間の位
置に形成された吸収部により電子部品の運動エネルギが
吸収されて電子部品の移動が制動されると共に、係合部
がストッパと当接して電子部品が緩やかに停止する。従
って、落下等の衝撃に対する電子部品の破損が防止され
る。
機構では、落下等の衝突によりラックが電子部品の自重
や慣性力で移動する場合には、ラックの両端部の間の位
置に形成された吸収部により電子部品の運動エネルギが
吸収されて電子部品の移動が制動されると共に、係合部
がストッパと当接して電子部品が緩やかに停止する。従
って、落下等の衝撃に対する電子部品の破損が防止され
る。
【0017】本発明の請求項4に係る被送り部材の送り
機構は、前記ラックの両端部及び前記吸収部を弾性変形
可能とし、前記ラックの両端部と前記吸収部の弾性力が
異なることを特徴としている。
機構は、前記ラックの両端部及び前記吸収部を弾性変形
可能とし、前記ラックの両端部と前記吸収部の弾性力が
異なることを特徴としている。
【0018】本発明の請求項4に係る被送り部材の送り
機構では、ラックの両端部を弾性変形可能としたので、
ピニオンに押圧されてラックが弾性変形しながら移動す
る。ピニオンがラックの端部から弾性力が異なる吸収部
へ乗り換えることによって被送り部材の運動エネルギが
吸収される。
機構では、ラックの両端部を弾性変形可能としたので、
ピニオンに押圧されてラックが弾性変形しながら移動す
る。ピニオンがラックの端部から弾性力が異なる吸収部
へ乗り換えることによって被送り部材の運動エネルギが
吸収される。
【0019】本発明の請求項5に係る被送り部材の送り
機構は、前記吸収部を前記ラックの両端部から切離した
ことを特徴としている。
機構は、前記吸収部を前記ラックの両端部から切離した
ことを特徴としている。
【0020】本発明の請求項5に係る被送り部材の送り
機構では、ピニオンが、ラックの端部から弾性力が異な
り、かつラックの両端部から切離した吸収部へ乗り換え
ることによって被送り部材の運動エネルギが吸収され
る。
機構では、ピニオンが、ラックの端部から弾性力が異な
り、かつラックの両端部から切離した吸収部へ乗り換え
ることによって被送り部材の運動エネルギが吸収され
る。
【0021】本発明の請求項6に係る被送り部材の送り
機構は、前記吸収部の弾性力を前記両端部の弾性力より
も小さくしたことを特徴としている。
機構は、前記吸収部の弾性力を前記両端部の弾性力より
も小さくしたことを特徴としている。
【0022】本発明の請求項6に係る被送り部材の送り
機構では、吸収部の弾性力を両端部よりも小さくしたの
で、ピニオンと吸収部との噛み合いによる抵抗を生じ、
この抵抗によって被送り部材の運動エネルギが吸収され
る。
機構では、吸収部の弾性力を両端部よりも小さくしたの
で、ピニオンと吸収部との噛み合いによる抵抗を生じ、
この抵抗によって被送り部材の運動エネルギが吸収され
る。
【0023】本発明の請求項7に係る被送り部材の送り
機構は、前記吸収部の噛合面を、前記ラックの両端部の
噛合面の位置から下げ、前記ピニオンが前記ラックの端
部から前記吸収部へと乗り換える場合には前記ラックの
端部が前記吸収部のピッチ線と略同一線上に弾性変形し
て位置するようにしたことを特徴としている。
機構は、前記吸収部の噛合面を、前記ラックの両端部の
噛合面の位置から下げ、前記ピニオンが前記ラックの端
部から前記吸収部へと乗り換える場合には前記ラックの
端部が前記吸収部のピッチ線と略同一線上に弾性変形し
て位置するようにしたことを特徴としている。
【0024】本発明の請求項7に係る被送り部材の送り
機構では、ピニオンがラックの両端部と噛み合っている
場合にはピニオンに押圧されてラックが弾性変形しなが
ら移動する。ピニオンがラックの端部から吸収部へと乗
り換える場合には、ラックの端部が吸収部のピッチ線と
略同一線上に弾性変形して位置するので、ピニオンとラ
ックとの噛み合いが外れることなく、ピニオンが吸収部
に対して円滑かつ確実に噛み合う。
機構では、ピニオンがラックの両端部と噛み合っている
場合にはピニオンに押圧されてラックが弾性変形しなが
ら移動する。ピニオンがラックの端部から吸収部へと乗
り換える場合には、ラックの端部が吸収部のピッチ線と
略同一線上に弾性変形して位置するので、ピニオンとラ
ックとの噛み合いが外れることなく、ピニオンが吸収部
に対して円滑かつ確実に噛み合う。
【0025】本発明の請求項8に係る被送り部材の送り
機構は、前記被送り部材が初期位置に位置することを検
出する位置検出手段を設け、この位置検出手段を操作す
る操作部を前記被送り部材の係合部に一体的に設けたこ
とを特徴としている。
機構は、前記被送り部材が初期位置に位置することを検
出する位置検出手段を設け、この位置検出手段を操作す
る操作部を前記被送り部材の係合部に一体的に設けたこ
とを特徴としている。
【0026】本発明の請求項8に係る被送り部材の送り
機構では、操作部が位置検出手段を操作することによっ
て被送り部材の位置が判断される。操作部を被送り部材
の係合部に一体的に設けたので、係合部が衝突時の緩衝
用の部材及び被送り部材の位置検出用の部材として兼用
される。
機構では、操作部が位置検出手段を操作することによっ
て被送り部材の位置が判断される。操作部を被送り部材
の係合部に一体的に設けたので、係合部が衝突時の緩衝
用の部材及び被送り部材の位置検出用の部材として兼用
される。
【0027】
【発明の実施の形態】図1〜図5には、本発明の一実施
形態に係るディスク装置が示されている。本実施形態の
ディスク装置は、一対のターンテーブルに対して1個の
ピックアップを移動させる移動式のものである。従っ
て、ピックアップから読み出された信号の処理系は、共
用とされている。
形態に係るディスク装置が示されている。本実施形態の
ディスク装置は、一対のターンテーブルに対して1個の
ピックアップを移動させる移動式のものである。従っ
て、ピックアップから読み出された信号の処理系は、共
用とされている。
【0028】図1は本実施形態のディスク装置の平面図
であり、図2は図1の2−2線の断面図である。図3は
ラックの平面図であり、図4は信号処理系及びサーボ系
のブロック図である。
であり、図2は図1の2−2線の断面図である。図3は
ラックの平面図であり、図4は信号処理系及びサーボ系
のブロック図である。
【0029】図1に示すように、ディスク装置Sには、
そのシャーシ10の左右両側(矢印L側,R側)にター
ンテーブル12,14がそれぞれ配置されている。これ
らのターンテーブル12,14は、それぞれのターンテ
ーブル12,14に載置されるディスクD1,D2(図
1では2点鎖線で示す)同士が干渉せず、所定の隙間が
できるように配置されている。図2に示すように、ター
ンテーブル12,14は、それぞれスピンドルモータ1
3,15のモータ軸13A,15Aの先端に固定されて
いる。
そのシャーシ10の左右両側(矢印L側,R側)にター
ンテーブル12,14がそれぞれ配置されている。これ
らのターンテーブル12,14は、それぞれのターンテ
ーブル12,14に載置されるディスクD1,D2(図
1では2点鎖線で示す)同士が干渉せず、所定の隙間が
できるように配置されている。図2に示すように、ター
ンテーブル12,14は、それぞれスピンドルモータ1
3,15のモータ軸13A,15Aの先端に固定されて
いる。
【0030】図1に示すように、ターンテーブル12,
14を挟んだシャーシ10の部位には、長方形の通し孔
10Aが形成されている。この通し孔10Aには、被送
り部材(又は電子部品)としてのピックアップ16が配
置されており、このピックアップ16には集光用の対物
レンズ30が配置されている。
14を挟んだシャーシ10の部位には、長方形の通し孔
10Aが形成されている。この通し孔10Aには、被送
り部材(又は電子部品)としてのピックアップ16が配
置されており、このピックアップ16には集光用の対物
レンズ30が配置されている。
【0031】また、ピックアップ16には、その前側
(矢印F側)にラック18が取付けられている。即ち、
ラック18には矩形のベース18Aが形成されており、
このベース18Aの一部がピックアップ16にビス等の
締結部材で締結されている。
(矢印F側)にラック18が取付けられている。即ち、
ラック18には矩形のベース18Aが形成されており、
このベース18Aの一部がピックアップ16にビス等の
締結部材で締結されている。
【0032】図3に示すように、ラック18には、その
送り方向(矢印L,R方向)の両端に両端部としての第
1ラック部18Bと第2ラック部18Cが形成されてい
る。第1ラック部18Bは図1に示すピックアップ16
をターンテーブル14側に載置されるCDの最内周から
最外周へと移動できるようになっており、第2ラック部
18Cはピックアップ16をターンテーブル12側に載
置されるCDの最内周から最外周へと移動できるように
なっている。
送り方向(矢印L,R方向)の両端に両端部としての第
1ラック部18Bと第2ラック部18Cが形成されてい
る。第1ラック部18Bは図1に示すピックアップ16
をターンテーブル14側に載置されるCDの最内周から
最外周へと移動できるようになっており、第2ラック部
18Cはピックアップ16をターンテーブル12側に載
置されるCDの最内周から最外周へと移動できるように
なっている。
【0033】ベース18Aから延設されたモールドバネ
18D,18Eはラック部18B,18Cに一体的に接
続されており、これらのモールドバネ18D,18Eは
ラック部18B,18Cに弾性力を付与するためのもの
である。即ち、ラック18は、モールドバネ18D,1
8Eとベース18Aとラック部18B,18Cとを一体
成形している。従って、モールドバネ18D,18Eを
別体とする場合に比べ、構成が簡素となり、安価に製造
できる。
18D,18Eはラック部18B,18Cに一体的に接
続されており、これらのモールドバネ18D,18Eは
ラック部18B,18Cに弾性力を付与するためのもの
である。即ち、ラック18は、モールドバネ18D,1
8Eとベース18Aとラック部18B,18Cとを一体
成形している。従って、モールドバネ18D,18Eを
別体とする場合に比べ、構成が簡素となり、安価に製造
できる。
【0034】図3に示すように、モールドバネ18D,
18Eは、その平面形状が略U字状に形成されており、
ラック部18B,18Cに対してそれぞれ3つずつ形成
されている。即ち、モールドバネ18D,18Eは、デ
ィスクD1又はD2の最内周と最外周とのピックアップ
16の送り限界位置,及びこれらの送り限界位置の略中
央にそれぞれ形成されている。なお、3個のモールドバ
ネ18D(又は18E)間には、それぞれ中空部が形成
されている。
18Eは、その平面形状が略U字状に形成されており、
ラック部18B,18Cに対してそれぞれ3つずつ形成
されている。即ち、モールドバネ18D,18Eは、デ
ィスクD1又はD2の最内周と最外周とのピックアップ
16の送り限界位置,及びこれらの送り限界位置の略中
央にそれぞれ形成されている。なお、3個のモールドバ
ネ18D(又は18E)間には、それぞれ中空部が形成
されている。
【0035】ラック部18B,18Cにはギヤ歯を有す
る噛合面19A,19Bがそれぞれ形成されており、こ
れらの噛合面19A,19Bに後述するピニオン20が
噛合する。噛合面19A及び19Bは同一直線上になる
ように形成されていると共に、噛合面19A及び19B
のギヤ歯は同一ピッチとなっている。
る噛合面19A,19Bがそれぞれ形成されており、こ
れらの噛合面19A,19Bに後述するピニオン20が
噛合する。噛合面19A及び19Bは同一直線上になる
ように形成されていると共に、噛合面19A及び19B
のギヤ歯は同一ピッチとなっている。
【0036】モールドバネ18D,18Eの付勢力によ
りピニオン20と噛合している第1ラック部18B又は
第2ラック部18Cの部分にバックラッシュが生じない
ようなっている。そのため、図1に示すピックアップ1
6の対物レンズ30の位置はディスクD1,D2の所定
のトラック上に位置される。なお、ラック部18B,1
8Cに付勢力を付与させる手段としては、別体のコイル
スプリング等の弾性体を設けてもよい。
りピニオン20と噛合している第1ラック部18B又は
第2ラック部18Cの部分にバックラッシュが生じない
ようなっている。そのため、図1に示すピックアップ1
6の対物レンズ30の位置はディスクD1,D2の所定
のトラック上に位置される。なお、ラック部18B,1
8Cに付勢力を付与させる手段としては、別体のコイル
スプリング等の弾性体を設けてもよい。
【0037】第1ラック部18Bに図5(A)に示す矢
印B方向に力が作用した場合にはモールドバネ18Dが
撓み第1ラック部18Bが矢印B方向へ移動し、また、
第2ラック部18Cに図5(A)に示す矢印B方向に力
が作用した場合にはモールドバネ18Eが撓み第2ラッ
ク部18Cが矢印B方向へ移動する。
印B方向に力が作用した場合にはモールドバネ18Dが
撓み第1ラック部18Bが矢印B方向へ移動し、また、
第2ラック部18Cに図5(A)に示す矢印B方向に力
が作用した場合にはモールドバネ18Eが撓み第2ラッ
ク部18Cが矢印B方向へ移動する。
【0038】図3に示すように、第1ラック部18Bと
第2ラック部18Cとの間,即ちラック18の送り方向
の略中央には、ラック18の一部を形成する吸収部とし
ての切離部18Fが形成されている。この平面形状が四
角形の切離部18Fは、図1に示す対物レンズ30がデ
ィスクD1とD2との最外周間に位置する場合、即ちデ
ィスクD1又はD2を再生しない位置に形成されてい
る。
第2ラック部18Cとの間,即ちラック18の送り方向
の略中央には、ラック18の一部を形成する吸収部とし
ての切離部18Fが形成されている。この平面形状が四
角形の切離部18Fは、図1に示す対物レンズ30がデ
ィスクD1とD2との最外周間に位置する場合、即ちデ
ィスクD1又はD2を再生しない位置に形成されてい
る。
【0039】切離部18Fには、その平面形状の略中央
に四角形の孔18Gが形成され、若干の付勢力が作用す
るようになっている。即ち、切離部18Fはラック部1
8B,18Cよりも剛性を高くし、かつ、ラック部18
B,18Cよりも弾性が小さくなるように設定されてい
ると共に、図2に示すように、ラック部18B,18C
よりも若干厚くなっている。
に四角形の孔18Gが形成され、若干の付勢力が作用す
るようになっている。即ち、切離部18Fはラック部1
8B,18Cよりも剛性を高くし、かつ、ラック部18
B,18Cよりも弾性が小さくなるように設定されてい
ると共に、図2に示すように、ラック部18B,18C
よりも若干厚くなっている。
【0040】また、切離部18Fには第1ラック部18
B及び第2ラック部18Cと同一ピッチのギヤ歯を有す
る噛合面19Cが形成されていると共に、切離部18F
と第1ラック部18B又は第2ラック部18Cとの切離
距離(間隔)は噛合面19A〜19Cの歯の1ピッチ分
となっている。そのため、図5に示すように、ピニオン
20が的確に第1ラック部18B又は第2ラック部18
C,及び切離部18Fへ噛み合うようになっている。
B及び第2ラック部18Cと同一ピッチのギヤ歯を有す
る噛合面19Cが形成されていると共に、切離部18F
と第1ラック部18B又は第2ラック部18Cとの切離
距離(間隔)は噛合面19A〜19Cの歯の1ピッチ分
となっている。そのため、図5に示すように、ピニオン
20が的確に第1ラック部18B又は第2ラック部18
C,及び切離部18Fへ噛み合うようになっている。
【0041】さらに、図3に示すように、切離部18F
の噛合面19Cは、第1ラック部18B及び第2ラック
部18Cの噛合面19A及び19Bよりも若干だけ図3
の矢印B方向へ下がっている。
の噛合面19Cは、第1ラック部18B及び第2ラック
部18Cの噛合面19A及び19Bよりも若干だけ図3
の矢印B方向へ下がっている。
【0042】そのため、図5(A)に示すように、ピニ
オン20が第1ラック部18Bから切離部18Fに移動
する場合には第1ラック部18Bの図5の左側(矢印L
方向)が図5の後側(矢印B方向)に押されてモールド
バネ18Dが撓む(弾性変形する)ので、第1ラック部
18Bの左端の噛合面19Aが切離部18Fの噛合面1
9Cのピッチ線L1と同一線上に位置し、ピニオン20
の受け渡しが円滑かつ確実に行われる。
オン20が第1ラック部18Bから切離部18Fに移動
する場合には第1ラック部18Bの図5の左側(矢印L
方向)が図5の後側(矢印B方向)に押されてモールド
バネ18Dが撓む(弾性変形する)ので、第1ラック部
18Bの左端の噛合面19Aが切離部18Fの噛合面1
9Cのピッチ線L1と同一線上に位置し、ピニオン20
の受け渡しが円滑かつ確実に行われる。
【0043】また、図5(B)に示すように、切離部1
8Fから第2ラック部18Cに移動する場合にはピニオ
ン20により第2ラック部18Cの左端が後側に押され
るので、モールドバネ18Eが撓み第2ラック部18C
の左端の噛合面19Bが切離部18Fの噛合面19Cの
ピッチ線L1と同一線上に位置し、ピニオン20が第2
ラック部18Cの噛合面19Bに乗り上げる。従って、
本実施形態によれば、ピニオン20が第2ラック部18
Cに確実に噛み合い滑らかに移動するので、ピニオン2
0の受け渡しが円滑かつ確実に行われる。
8Fから第2ラック部18Cに移動する場合にはピニオ
ン20により第2ラック部18Cの左端が後側に押され
るので、モールドバネ18Eが撓み第2ラック部18C
の左端の噛合面19Bが切離部18Fの噛合面19Cの
ピッチ線L1と同一線上に位置し、ピニオン20が第2
ラック部18Cの噛合面19Bに乗り上げる。従って、
本実施形態によれば、ピニオン20が第2ラック部18
Cに確実に噛み合い滑らかに移動するので、ピニオン2
0の受け渡しが円滑かつ確実に行われる。
【0044】なお、図1に示すように、切離部18Fを
ラック18の送り方向の中央に設け、コンパクトディス
ク(以下、単に「ディスク」という)D1,D2の再生
中にピニオン20がラック18に対する乗換え動作をし
ないので、ディスクD1,D2の再生中にピックアップ
16(対物レンズ30)が振動することがない。
ラック18の送り方向の中央に設け、コンパクトディス
ク(以下、単に「ディスク」という)D1,D2の再生
中にピニオン20がラック18に対する乗換え動作をし
ないので、ディスクD1,D2の再生中にピックアップ
16(対物レンズ30)が振動することがない。
【0045】図1に示すように、シャーシ10には、ラ
ック18と噛み合う送り機構の一部を構成するピニオン
20が回転可能に配置されている。ピニオン20の上部
には、大径ギヤ20Aが同軸上に一体的に形成されてお
り、この大径ギヤ20Aは送り機構の一部を構成する中
継ギヤ26と常に噛み合っている。
ック18と噛み合う送り機構の一部を構成するピニオン
20が回転可能に配置されている。ピニオン20の上部
には、大径ギヤ20Aが同軸上に一体的に形成されてお
り、この大径ギヤ20Aは送り機構の一部を構成する中
継ギヤ26と常に噛み合っている。
【0046】シャーシ10の前側下面には駆動源の一部
を構成するピックアップ送り用のキャリッジモータ22
が図示しないビスで固定されており、このキャリッジモ
ータ22のモータ軸22Aはシャーシ10の表面側へ突
出している。このモータ軸22Aにはギヤ24がモータ
軸22Aと同軸上に固定されている。なお、キャリッジ
モータ22は、正転および反転可能に構成されていると
共に、サーボコントロール回路56(図4参照)に接続
されている。
を構成するピックアップ送り用のキャリッジモータ22
が図示しないビスで固定されており、このキャリッジモ
ータ22のモータ軸22Aはシャーシ10の表面側へ突
出している。このモータ軸22Aにはギヤ24がモータ
軸22Aと同軸上に固定されている。なお、キャリッジ
モータ22は、正転および反転可能に構成されていると
共に、サーボコントロール回路56(図4参照)に接続
されている。
【0047】ギヤ24は駆動源の一部を構成する中継ギ
ヤ26と常に噛み合っており、この中継ギヤ26はピニ
オン20の大径ギヤ20Aと噛み合っている。なお、中
継ギヤ26を介在させたのは、所定の減速比を得るため
である。ピックアップ16は送り機構によって左右方向
にスライドする。
ヤ26と常に噛み合っており、この中継ギヤ26はピニ
オン20の大径ギヤ20Aと噛み合っている。なお、中
継ギヤ26を介在させたのは、所定の減速比を得るため
である。ピックアップ16は送り機構によって左右方向
にスライドする。
【0048】ピックアップ16は、通し孔10Aの前後
方向で、かつ、上方にはガイド用のシャフト28A,2
8Bが配置されており、これらのシャフト28A,28
Bはピックアップ16を挿通している。シャフト28
A,28Bの両端はシャーシ10に固定されており、ピ
ックアップ16はシャフト28A,28Bにガイドされ
ながらスライドする。
方向で、かつ、上方にはガイド用のシャフト28A,2
8Bが配置されており、これらのシャフト28A,28
Bはピックアップ16を挿通している。シャフト28
A,28Bの両端はシャーシ10に固定されており、ピ
ックアップ16はシャフト28A,28Bにガイドされ
ながらスライドする。
【0049】また、図2に示すように、シャーシ10に
は、ピックアップ16がターンテーブル12又は14の
スピンドルモータ13又は15側のシャーシ10への衝
突を緩衝するストッパ36又は38が形成されている。
これらのストッパ36,38は、合成樹脂製の板バネと
なっている。
は、ピックアップ16がターンテーブル12又は14の
スピンドルモータ13又は15側のシャーシ10への衝
突を緩衝するストッパ36又は38が形成されている。
これらのストッパ36,38は、合成樹脂製の板バネと
なっている。
【0050】ピックアップ16には、ストッパ36,3
8に対応するように係合部としての係合部材17が取付
けられている。この係合部材17には、ストッパ36に
当接する当接部17Aが形成されていると共に、ストッ
パ38に当接する当接部17Bが形成されている。
8に対応するように係合部としての係合部材17が取付
けられている。この係合部材17には、ストッパ36に
当接する当接部17Aが形成されていると共に、ストッ
パ38に当接する当接部17Bが形成されている。
【0051】即ち、ピックアップ16がスライドして係
合部材17の当接部17A,17Bがストッパ36,3
8に衝突すると、ストッパ36,38が図2の想像線に
示すように、撓みピックアップ16の運動エネルギを吸
収する。
合部材17の当接部17A,17Bがストッパ36,3
8に衝突すると、ストッパ36,38が図2の想像線に
示すように、撓みピックアップ16の運動エネルギを吸
収する。
【0052】さらに、図2に示すように、シャーシ10
の下面であって、モータ13,15,及び22の下部に
はプリント基板11が配置されており、このプリント基
板11にはピックアップ16がターンテーブル12又は
14に載置されるディスクD1又はD2の最内周位置
(初期位置)に位置することを検出する位置検出手段と
してのリミットスイッチ32,34がピックアップ16
の送り方向の両端にそれぞれ固定されている。なお、位
置検出手段は、リミットスイッチの他に、光センサ等と
してもよい。
の下面であって、モータ13,15,及び22の下部に
はプリント基板11が配置されており、このプリント基
板11にはピックアップ16がターンテーブル12又は
14に載置されるディスクD1又はD2の最内周位置
(初期位置)に位置することを検出する位置検出手段と
してのリミットスイッチ32,34がピックアップ16
の送り方向の両端にそれぞれ固定されている。なお、位
置検出手段は、リミットスイッチの他に、光センサ等と
してもよい。
【0053】本実施形態のディスク装置Sにおいて、リ
ミットスイッチ32,34を設けたのは、以下の理由か
らである。一対のターンテーブル12又は14に載置さ
れるディスクD1又はD2に対しピックアップ16をそ
れぞれ対応させるために、ピックアップ16を送り方向
へ送る必要がある。この場合に、ピックアップ16がデ
ィスクD1,D2の初期位置に到達したか否かを判断し
た後に、ディスクD1,D2の再生処理を開始させるた
めである。
ミットスイッチ32,34を設けたのは、以下の理由か
らである。一対のターンテーブル12又は14に載置さ
れるディスクD1又はD2に対しピックアップ16をそ
れぞれ対応させるために、ピックアップ16を送り方向
へ送る必要がある。この場合に、ピックアップ16がデ
ィスクD1,D2の初期位置に到達したか否かを判断し
た後に、ディスクD1,D2の再生処理を開始させるた
めである。
【0054】リミットスイッチ32,34には摺動子3
2A,34Aがそれぞれ設けられており、これらの摺動
子32A,34Aが対向するように配されている。係合
部材17には、位置検出手段の一部を構成する操作部1
7Cが摺動子32A,34Aに対応するように形成され
ている。この操作部17Cは、リミットスイッチ32の
操作子32Aを操作する時には操作部17Cの図2に示
す右面(矢印R方向)が操作子32Aを押圧し、リミッ
トスイッチ34の操作子34Aを操作する時には操作部
17Cの図2に示す左面(矢印L方向)が操作子34A
を押圧する。操作子32A,34Aが押圧されると、後
述するように、検出信号が切換スイッチ60及び極性反
転回路66に供給される。
2A,34Aがそれぞれ設けられており、これらの摺動
子32A,34Aが対向するように配されている。係合
部材17には、位置検出手段の一部を構成する操作部1
7Cが摺動子32A,34Aに対応するように形成され
ている。この操作部17Cは、リミットスイッチ32の
操作子32Aを操作する時には操作部17Cの図2に示
す右面(矢印R方向)が操作子32Aを押圧し、リミッ
トスイッチ34の操作子34Aを操作する時には操作部
17Cの図2に示す左面(矢印L方向)が操作子34A
を押圧する。操作子32A,34Aが押圧されると、後
述するように、検出信号が切換スイッチ60及び極性反
転回路66に供給される。
【0055】本実施形態においては、ストッパ36,3
8と当接する当接部17A,17Bを形成した係合部材
17に、リミットスイッチ32,34を操作する操作部
17Cを形成することとしたので、係合部材17が衝突
時の緩衝用の部材及びピックアップ16の位置検出用の
部材として兼用される。即ち、本実施形態においては、
当接部17A,17Bと操作部17Cとを一体構造とし
たので、全体の構成が簡素化される。
8と当接する当接部17A,17Bを形成した係合部材
17に、リミットスイッチ32,34を操作する操作部
17Cを形成することとしたので、係合部材17が衝突
時の緩衝用の部材及びピックアップ16の位置検出用の
部材として兼用される。即ち、本実施形態においては、
当接部17A,17Bと操作部17Cとを一体構造とし
たので、全体の構成が簡素化される。
【0056】図4は、移動式ディスク装置の信号処理系
及びサーボ系のブロック図である。移動式ディスク装置
はピックアップ16が図示しないターンテーブルに載置
されたディスクの最内周からディスクの最外周までスラ
イドするように構成されている。ピックアップ16の図
示しない半導体レーザからのレーザ光がディスクへ発光
されてこの反射光がピックアップ16に供給される。ピ
ックアップ16からの出力はRFアンプ50へ供給され
る。なお、図示しないが、レーザ光の光出力が常に一定
になるように、フォトダイオードの駆動電流を制御する
ためのAPC回路が半導体レーザ38に接続されてい
る。
及びサーボ系のブロック図である。移動式ディスク装置
はピックアップ16が図示しないターンテーブルに載置
されたディスクの最内周からディスクの最外周までスラ
イドするように構成されている。ピックアップ16の図
示しない半導体レーザからのレーザ光がディスクへ発光
されてこの反射光がピックアップ16に供給される。ピ
ックアップ16からの出力はRFアンプ50へ供給され
る。なお、図示しないが、レーザ光の光出力が常に一定
になるように、フォトダイオードの駆動電流を制御する
ためのAPC回路が半導体レーザ38に接続されてい
る。
【0057】まず、信号処理系について説明する。ピッ
クアップ16からの出力は、RFアンプ50を経て信号
処理系52及びD/Aコンバータ54を介してデジタル
オーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換されて
出力端子に供給される。
クアップ16からの出力は、RFアンプ50を経て信号
処理系52及びD/Aコンバータ54を介してデジタル
オーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換されて
出力端子に供給される。
【0058】引き続き、サーボ系について説明する。R
Fアンプ50からのフォーカスエラー信号及びトラッキ
ングエラー信号がサーボコントロール回路56に供給さ
れ、サーボコントロール回路56からの制御信号がパワ
ーアンプ58に供給される。
Fアンプ50からのフォーカスエラー信号及びトラッキ
ングエラー信号がサーボコントロール回路56に供給さ
れ、サーボコントロール回路56からの制御信号がパワ
ーアンプ58に供給される。
【0059】なお、サーボコントロール回路56で生成
されたディスクの線速度を一定にする回転速度制御信号
がパワーアンプ58及び切換スイッチ60を介してスピ
ンドルモータ13,15に供給される。
されたディスクの線速度を一定にする回転速度制御信号
がパワーアンプ58及び切換スイッチ60を介してスピ
ンドルモータ13,15に供給される。
【0060】リミットスイッチ32,34からの検出信
号が切換スイッチ60に供給され、この検出信号に基づ
いて切換スイッチ60の切り換えが制御される。
号が切換スイッチ60に供給され、この検出信号に基づ
いて切換スイッチ60の切り換えが制御される。
【0061】一方のターンテーブル側のディスクの再生
終了後は、ピックアップ16が他方のターンテーブル側
へスライドして再生される。即ち、一対のターンテーブ
ルに載置されたディスクの再生方向に対応した極性にも
つ駆動電圧がスレッドサーボモータ24に供給される。
終了後は、ピックアップ16が他方のターンテーブル側
へスライドして再生される。即ち、一対のターンテーブ
ルに載置されたディスクの再生方向に対応した極性にも
つ駆動電圧がスレッドサーボモータ24に供給される。
【0062】リミットスイッチ32,34からの検出信
号が極性反転回路66に供給されてスレッドサーボモー
タ24の極性が変換される。これは、ピックアップ16
が一方のターンテーブル上のディスクを走査する場合と
他方のターンテーブル上のディスクを走査する場合とで
は、スレッドサーボ信号の極性を反転させる必要がある
からである。
号が極性反転回路66に供給されてスレッドサーボモー
タ24の極性が変換される。これは、ピックアップ16
が一方のターンテーブル上のディスクを走査する場合と
他方のターンテーブル上のディスクを走査する場合とで
は、スレッドサーボ信号の極性を反転させる必要がある
からである。
【0063】即ち、単に一方のターンテーブルから他方
のターンテーブルへスライドさせるのみでは、ディスク
の外側から内側に向かって移動するからである。そのた
め、スレッドサーボ信号は極性反転回路66により一対
のディスクに対応した極性に変換する。
のターンテーブルへスライドさせるのみでは、ディスク
の外側から内側に向かって移動するからである。そのた
め、スレッドサーボ信号は極性反転回路66により一対
のディスクに対応した極性に変換する。
【0064】引き続き、本実施形態の作用について説明
する。まず、図示しない蓋を開放させてディスクD1,
D2をターンテーブル12,14に載置させた後に、蓋
を閉める。図示しないチャッキング部材が下降し、ディ
スクD1,D2はターンテーブル12,14及びチャッ
キング部材でチャッキングされる。
する。まず、図示しない蓋を開放させてディスクD1,
D2をターンテーブル12,14に載置させた後に、蓋
を閉める。図示しないチャッキング部材が下降し、ディ
スクD1,D2はターンテーブル12,14及びチャッ
キング部材でチャッキングされる。
【0065】プレイ操作すると、図4に示すように、再
生信号がRFアンプ50,信号処理系52,及びD/A
コンバータ54を経て出力端子にアナログオーディオ信
号が供給される。また、サーボ系については、モータ1
3,15,及び24はサーボコントロール回路56,パ
ワーアンプ58を介して駆動,停止等が制御される。ま
た、ピックアップ16のスライド後は、スレッドサーボ
信号が極性反転回路66に供給されピックアップ16に
対するキャリッジモータ22の極性が反転される。従っ
て、ピックアップ16の送り方向が逆転されるので、デ
ィスクD1又はD2に対応してピックアップ16が送ら
れ、再生される。
生信号がRFアンプ50,信号処理系52,及びD/A
コンバータ54を経て出力端子にアナログオーディオ信
号が供給される。また、サーボ系については、モータ1
3,15,及び24はサーボコントロール回路56,パ
ワーアンプ58を介して駆動,停止等が制御される。ま
た、ピックアップ16のスライド後は、スレッドサーボ
信号が極性反転回路66に供給されピックアップ16に
対するキャリッジモータ22の極性が反転される。従っ
て、ピックアップ16の送り方向が逆転されるので、デ
ィスクD1又はD2に対応してピックアップ16が送ら
れ、再生される。
【0066】一方又は他方のターンテーブル12又は1
4に載置されたディスクD1又はD2のみを再生させる
場合には、ピニオン20が第1のラック部18B又は第
2ラック部18Cのみと噛み合う。
4に載置されたディスクD1又はD2のみを再生させる
場合には、ピニオン20が第1のラック部18B又は第
2ラック部18Cのみと噛み合う。
【0067】ディスクD1(又はD2)の再生時におい
ては、図1に示すように、モールドバネ18E(又は1
8D)によってピニオン20と第1ラック部18B(又
は第2ラック部18C)同志が押し合うので、ピックア
ップ16を確実に移動させることができる。
ては、図1に示すように、モールドバネ18E(又は1
8D)によってピニオン20と第1ラック部18B(又
は第2ラック部18C)同志が押し合うので、ピックア
ップ16を確実に移動させることができる。
【0068】また、ピックアップ16をディスクD1と
D2との間で連続演奏させる場合には、図5(A)に示
すように、ピックアップ16(図1参照)がラック18
の第1ラック部18Bから切離部18Fへ乗り換える。
即ち、ピニオン20が第1ラック部18Bを後側(矢印
B側)へ押すことによりモールドバネ18Dが撓むと共
に、第1ラック部18Bがモールドバネ18Dの付勢力
によりピニオン20を前側(矢印F側)へ押し返す。第
1ラック部18Bの噛合面19Aとピニオン20のギヤ
歯とが押し合うため、ピニオン20が第1ラック部18
Bから外れない。
D2との間で連続演奏させる場合には、図5(A)に示
すように、ピックアップ16(図1参照)がラック18
の第1ラック部18Bから切離部18Fへ乗り換える。
即ち、ピニオン20が第1ラック部18Bを後側(矢印
B側)へ押すことによりモールドバネ18Dが撓むと共
に、第1ラック部18Bがモールドバネ18Dの付勢力
によりピニオン20を前側(矢印F側)へ押し返す。第
1ラック部18Bの噛合面19Aとピニオン20のギヤ
歯とが押し合うため、ピニオン20が第1ラック部18
Bから外れない。
【0069】また、ピニオン20が噛合面19Aを押す
ことによって、噛合面19Aが切離部18Fのピッチ線
L1と略同一線上に位置し、ピニオン20が第1ラック
部18Bから外れることなく切離部18Fの噛合面19
Cに対して円滑かつ確実に噛み合う。
ことによって、噛合面19Aが切離部18Fのピッチ線
L1と略同一線上に位置し、ピニオン20が第1ラック
部18Bから外れることなく切離部18Fの噛合面19
Cに対して円滑かつ確実に噛み合う。
【0070】係合部17の操作部17Cがリミットスイ
ッチ32(又は34)を押圧して対物レンズ30がディ
スクD1(又はD2)の最内周位置に到達したことを判
断した後に、再び演奏が開始される。なお、ターンテー
ブル12又は14間を移動させる場合も、上記と同様の
動作が行われる。
ッチ32(又は34)を押圧して対物レンズ30がディ
スクD1(又はD2)の最内周位置に到達したことを判
断した後に、再び演奏が開始される。なお、ターンテー
ブル12又は14間を移動させる場合も、上記と同様の
動作が行われる。
【0071】次に、ディスク装置Sを持ち運ぶ際等に、
ディスク装置Sを落下させた場合について説明する。ま
ず、ピックアップ16がターンテーブル14に載置され
たディスクD1の最内周に位置(図1の実線に示す位
置)する場合であって、ピックアップ16が落下後の衝
突の慣性力で加速度を増しながらターンテーブル12側
に向かって移動する場合がある。
ディスク装置Sを落下させた場合について説明する。ま
ず、ピックアップ16がターンテーブル14に載置され
たディスクD1の最内周に位置(図1の実線に示す位
置)する場合であって、ピックアップ16が落下後の衝
突の慣性力で加速度を増しながらターンテーブル12側
に向かって移動する場合がある。
【0072】この場合、第1ラック部18Bはピニオン
20に噛合されながら移動するが、この場合にはモール
ドバネ18Dの付勢力によりピニオン20の位置する第
1ラック部18Bの部分が容易に撓むため、ピニオン2
0のギヤ歯と噛合面19Aとの摩擦に比べてピックアッ
プ16の慣性力の方がまさり、ピックアップ16の運動
エネルギを吸収する作用が弱い。
20に噛合されながら移動するが、この場合にはモール
ドバネ18Dの付勢力によりピニオン20の位置する第
1ラック部18Bの部分が容易に撓むため、ピニオン2
0のギヤ歯と噛合面19Aとの摩擦に比べてピックアッ
プ16の慣性力の方がまさり、ピックアップ16の運動
エネルギを吸収する作用が弱い。
【0073】一方、ピックアップ16が切離部18Fに
乗換えられた場合には、切離部18Fは剛性が強く弾性
変形しにくいため、ピニオン20のギヤ歯と切離部18
Fの噛合面19Cとの噛み合いによる抵抗を生じる。こ
の抵抗によってピックアップ16の運動エネルギが吸収
されるので、ピックアップ16の移動速度が遅くなり、
ピックアップ16の移動が制動される。
乗換えられた場合には、切離部18Fは剛性が強く弾性
変形しにくいため、ピニオン20のギヤ歯と切離部18
Fの噛合面19Cとの噛み合いによる抵抗を生じる。こ
の抵抗によってピックアップ16の運動エネルギが吸収
されるので、ピックアップ16の移動速度が遅くなり、
ピックアップ16の移動が制動される。
【0074】さらに、ピックアップ16がターンテーブ
ル12側の最内周まで低速で移動し、係合部材17の当
接部17Aがストッパ36に衝突することによってピッ
クアップ16の運動エネルギがさらに吸収されるので、
ピックアップ16のシャーシ10に対する衝撃が緩衝さ
れ、ピックアップ16は緩やかに停止する。なお、上記
とは逆に、ピックアップ16がターンテーブル12から
14へ移動する場合も、同様である。
ル12側の最内周まで低速で移動し、係合部材17の当
接部17Aがストッパ36に衝突することによってピッ
クアップ16の運動エネルギがさらに吸収されるので、
ピックアップ16のシャーシ10に対する衝撃が緩衝さ
れ、ピックアップ16は緩やかに停止する。なお、上記
とは逆に、ピックアップ16がターンテーブル12から
14へ移動する場合も、同様である。
【0075】次に、図示しないが、ピックアップ16が
ターンテーブル12と14との中央にあり、ピックアッ
プ16がターンテーブル12又は14の最内周に移動す
る場合には、ピックアップ16の移動量が少ないため、
その加速度が小さく、切離部18Fがピニオン20を通
過しないで係合部材17の当接部17A又は17Bがス
トッパ36又は38に衝突し、ピックアップ16のシャ
ーシ10に対する衝撃が緩衝される。なお、切離部18
Fを通過する場合は、上述したように、ピックアップ1
6の運動エネルギが吸収された後に、当接部17A又は
17Bがストッパ36又は38に衝突して衝撃が緩衝さ
れる。
ターンテーブル12と14との中央にあり、ピックアッ
プ16がターンテーブル12又は14の最内周に移動す
る場合には、ピックアップ16の移動量が少ないため、
その加速度が小さく、切離部18Fがピニオン20を通
過しないで係合部材17の当接部17A又は17Bがス
トッパ36又は38に衝突し、ピックアップ16のシャ
ーシ10に対する衝撃が緩衝される。なお、切離部18
Fを通過する場合は、上述したように、ピックアップ1
6の運動エネルギが吸収された後に、当接部17A又は
17Bがストッパ36又は38に衝突して衝撃が緩衝さ
れる。
【0076】従って、本実施形態によれば、ピックアッ
プ16の移動距離が長い場合又は短い場合でも、ピック
アップ16の衝撃が緩衝されるので、この衝撃による対
物レンズ30の破損が防止される。
プ16の移動距離が長い場合又は短い場合でも、ピック
アップ16の衝撃が緩衝されるので、この衝撃による対
物レンズ30の破損が防止される。
【0077】なお、本実施形態では、吸収部を切離部1
8Fとしてラック18を3分割にしたものを示したが、
本発明の吸収部はこれに限定されず、例えばラック18
を分割せずに一本とし、部分的に剛性の強い部分を形成
するようにしてもよく、又、材料を部分的に変更し、剛
性の強いものを使用してもよい。
8Fとしてラック18を3分割にしたものを示したが、
本発明の吸収部はこれに限定されず、例えばラック18
を分割せずに一本とし、部分的に剛性の強い部分を形成
するようにしてもよく、又、材料を部分的に変更し、剛
性の強いものを使用してもよい。
【0078】また、本発明のディスク装置Sのピックア
ップ16は、光学式のもの以外でも、例えば静電式のも
のであって、同様に適用することができる。
ップ16は、光学式のもの以外でも、例えば静電式のも
のであって、同様に適用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
ックに被送り部材の運動エネルギを吸収する吸収部を形
成したので、被送り部材の衝撃が緩衝され、落下等の衝
撃に対する被送り部材の破損を防止できる。
ックに被送り部材の運動エネルギを吸収する吸収部を形
成したので、被送り部材の衝撃が緩衝され、落下等の衝
撃に対する被送り部材の破損を防止できる。
【図1】本発明の一実施形態に係るディスク装置を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1の2−2線の断面図である。
【図3】図1に示すラックを拡大した平面図である。
【図4】図1に示すディスク装置の信号処理系及びサー
ボ系のブロック図である。
ボ系のブロック図である。
【図5】図1に示す送り機構の移動状態を示す図であ
り、(A)はピニオンがラックの切離部へ移動する状態
を示す図,(B)はピニオンがラックの切離部から離間
する状態を示す図である。
り、(A)はピニオンがラックの切離部へ移動する状態
を示す図,(B)はピニオンがラックの切離部から離間
する状態を示す図である。
【図6】従来例のディスク装置の送り機構を示す斜視図
である。
である。
16 ピックアップ(被送り部材又は電子部
品) 17 係合部材(係合部) 17C 操作部 18 ラック(送り機構) 18B 第1ラック部(端部) 18C 第2ラック部(端部) 18F 切離部(吸収部) 19A〜19C 噛合面 20 ピニオン(送り機構) 22 キャリッジモータ(駆動源) 24 中継ギヤ(駆動源) 32,34 リミットスイッチ(位置検出手段) 36,38 ストッパ L1 切離部のピッチ線
品) 17 係合部材(係合部) 17C 操作部 18 ラック(送り機構) 18B 第1ラック部(端部) 18C 第2ラック部(端部) 18F 切離部(吸収部) 19A〜19C 噛合面 20 ピニオン(送り機構) 22 キャリッジモータ(駆動源) 24 中継ギヤ(駆動源) 32,34 リミットスイッチ(位置検出手段) 36,38 ストッパ L1 切離部のピッチ線
Claims (8)
- 【請求項1】 駆動源によって回動されるピニオンと、 このピニオンと噛み合うラックを備える被送り部材と、 前記ラックの両端部の間の位置に配置され、前記被送り
部材の運動エネルギを吸収する吸収部と、 を有することを特徴とする被送り部材の送り機構。 - 【請求項2】 駆動源によって回動されるピニオンと、 このピニオンと噛み合うラックを備える被送り部材と、 この被送り部材に配置された係合部と、 この係合部に対向して配置され、前記係合部と係合する
ことにより前記被送り部材の運動エネルギを吸収するス
トッパと、 を有することを特徴とする被送り部材の送り機構。 - 【請求項3】 駆動源によって回動されるピニオンと、 このピニオンと噛み合うラックを備える被送り部材とし
ての電子部品と、 前記ラックの両端部の間の位置に配置され、前記電子部
品の運動エネルギを吸収する吸収部と、 前記電子部品に配置された係合部と、 この係合部に対向して配置され、前記係合部と係合する
ことにより前記電子部品の運動エネルギを吸収するスト
ッパと、 を有することを特徴とする被送り部材の送り機構。 - 【請求項4】 前記ラックの両端部及び前記吸収部を弾
性変形可能とし、前記ラックの両端部と前記吸収部の弾
性力が異なることを特徴とする請求項1又は請求項3記
載の被送り部材の送り機構。 - 【請求項5】 前記吸収部を前記ラックの両端部から切
離したことを特徴とする請求項4記載の被送り部材の送
り機構。 - 【請求項6】 前記吸収部の弾性力を前記両端部の弾性
力よりも小さくしたことを特徴とする請求項4又は請求
項5記載の被送り部材の送り機構。 - 【請求項7】 前記吸収部の噛合面を、前記ラックの両
端部の噛合面の位置から下げ、前記ピニオンが前記ラッ
クの端部から前記吸収部へと乗り換える場合には前記ラ
ックの端部が前記吸収部のピッチ線と略同一線上に弾性
変形して位置するようにしたことを特徴とする請求項5
又は請求項6記載の被送り部材の送り機構。 - 【請求項8】 前記被送り部材が初期位置に位置するこ
とを検出する位置検出手段を設け、 この位置検出手段を操作する操作部を前記被送り部材の
係合部に一体的に設けたことを特徴とする請求項2又は
請求項3記載の被送り部材の送り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014011A JPH09210169A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 被送り部材の送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014011A JPH09210169A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 被送り部材の送り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210169A true JPH09210169A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11849266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8014011A Pending JPH09210169A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 被送り部材の送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09210169A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005351359A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Ulvac Japan Ltd | 真空処理装置の真空処理室におけるキャリアの位置決め装置 |
US20130156481A1 (en) * | 2011-12-19 | 2013-06-20 | Xerox Corporation | Flexible Gear Rack Carriage Transport in a Printing Apparatus |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP8014011A patent/JPH09210169A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005351359A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Ulvac Japan Ltd | 真空処理装置の真空処理室におけるキャリアの位置決め装置 |
US20130156481A1 (en) * | 2011-12-19 | 2013-06-20 | Xerox Corporation | Flexible Gear Rack Carriage Transport in a Printing Apparatus |
US8690462B2 (en) * | 2011-12-19 | 2014-04-08 | Xerox Corporation | Flexible gear rack carriage transport in a printing apparatus |
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