JPH09210094A - 電磁クラッチ - Google Patents
電磁クラッチInfo
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- JPH09210094A JPH09210094A JP8035430A JP3543096A JPH09210094A JP H09210094 A JPH09210094 A JP H09210094A JP 8035430 A JP8035430 A JP 8035430A JP 3543096 A JP3543096 A JP 3543096A JP H09210094 A JPH09210094 A JP H09210094A
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- armature
- coil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁クラッチの消費電力の低減、軽量化及び
コストダウンを図る。 【解決手段】 ハウジング1に回転可能に支持された回
転軸2を回転中心として回転するプーリ7と、プーリ7
の円板部7aの一方側に配置されたアーマチュア10
と、プーリ7の円板部7a他方側に配置された磁性板1
1と、プーリ7に軸方向にスライド可能に取付けられ、
かつアーマチュア10と磁性板11とを一体に連結する
連結ピン12と、プーリ7内に位置するコイルヨーク9
に収容され、通電時、磁性板11をコイルヨーク9のフ
ロント側端面に吸着するコイル8と、磁性板11をコイ
ルヨーク9から引き離す方向へ付勢する弾性体14と、
回転軸2に取付けられ、かつ所定の隙間を介してアーマ
チュア10とプーリ7の円板部7aとに挟まれている摩
擦板15とで、電磁クラッチを構成した。
コストダウンを図る。 【解決手段】 ハウジング1に回転可能に支持された回
転軸2を回転中心として回転するプーリ7と、プーリ7
の円板部7aの一方側に配置されたアーマチュア10
と、プーリ7の円板部7a他方側に配置された磁性板1
1と、プーリ7に軸方向にスライド可能に取付けられ、
かつアーマチュア10と磁性板11とを一体に連結する
連結ピン12と、プーリ7内に位置するコイルヨーク9
に収容され、通電時、磁性板11をコイルヨーク9のフ
ロント側端面に吸着するコイル8と、磁性板11をコイ
ルヨーク9から引き離す方向へ付勢する弾性体14と、
回転軸2に取付けられ、かつ所定の隙間を介してアーマ
チュア10とプーリ7の円板部7aとに挟まれている摩
擦板15とで、電磁クラッチを構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁クラッチに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電磁クラッチの一部を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【0003】従来の電磁クラッチは、ハウジング101
に回転可能に支持された回転軸102を回転中心として
駆動源からの回転力によって回転するプーリ107と、
このプーリ107の円板部107aの一方側に所定の隙
間gを介して配置され、かつ回転軸102に取り付けら
れたアーマチュア114と、プーリ107内に位置する
コイルヨーク109に収容され、かつ通電時、アーマチ
ュア114をプーリ107の円板部107aに吸着する
コイル108とを備えている。
に回転可能に支持された回転軸102を回転中心として
駆動源からの回転力によって回転するプーリ107と、
このプーリ107の円板部107aの一方側に所定の隙
間gを介して配置され、かつ回転軸102に取り付けら
れたアーマチュア114と、プーリ107内に位置する
コイルヨーク109に収容され、かつ通電時、アーマチ
ュア114をプーリ107の円板部107aに吸着する
コイル108とを備えている。
【0004】コイル108に電力を供給すると、アーマ
チュア114がばね110の引張力に抗してプーリ10
7の円板部107aに吸引され、アーマチュア114と
プーリ107の円板部107aとのギャップgが零とな
り、アーマチュア114がプーリ107と一体的に結合
され、駆動源からの回転力が回転軸102に伝達され
る。
チュア114がばね110の引張力に抗してプーリ10
7の円板部107aに吸引され、アーマチュア114と
プーリ107の円板部107aとのギャップgが零とな
り、アーマチュア114がプーリ107と一体的に結合
され、駆動源からの回転力が回転軸102に伝達され
る。
【0005】アーマチュア114とプーリ107との結
合を解除するには、コイル108への通電を停止する。
その結果アーマチュア114に働く吸引力が零となり、
ばね110の引張力でアーマチュア114がプーリ10
7の円板部107aから離れ、アーマチュア114とプ
ーリ107との結合状態が解除される。
合を解除するには、コイル108への通電を停止する。
その結果アーマチュア114に働く吸引力が零となり、
ばね110の引張力でアーマチュア114がプーリ10
7の円板部107aから離れ、アーマチュア114とプ
ーリ107との結合状態が解除される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の電磁クラッチで
はコイル108→コイルヨーク109→プーリ107→
アーマチュア114→プーリ107→コイルヨーク10
9→コイル108からなる磁路を磁束が流れるが、磁路
は長く、しかも磁路の途中にコイルヨーク109とプー
リ107との間の空隙があるため、磁気抵抗が大きく、
磁束は流れ難い。
はコイル108→コイルヨーク109→プーリ107→
アーマチュア114→プーリ107→コイルヨーク10
9→コイル108からなる磁路を磁束が流れるが、磁路
は長く、しかも磁路の途中にコイルヨーク109とプー
リ107との間の空隙があるため、磁気抵抗が大きく、
磁束は流れ難い。
【0007】したがって、アーマチュア114を確実に
吸引するには容量の大きな電磁石(コイル108及びコ
イルヨーク109)を用いて強い吸引力を発生させなけ
ればならないが、容量の大きな電磁石を作動させるには
多くの電力が必要である。
吸引するには容量の大きな電磁石(コイル108及びコ
イルヨーク109)を用いて強い吸引力を発生させなけ
ればならないが、容量の大きな電磁石を作動させるには
多くの電力が必要である。
【0008】この問題を解消するには、コイルヨーク1
09とプーリ107との間の空隙をできるだけ狭くした
り、プーリ107とアーマチュア114とをそれぞれ磁
気抵抗の小さい材料で形成したりして、磁気抵抗をでき
るだけ低減させる必要がある。
09とプーリ107との間の空隙をできるだけ狭くした
り、プーリ107とアーマチュア114とをそれぞれ磁
気抵抗の小さい材料で形成したりして、磁気抵抗をでき
るだけ低減させる必要がある。
【0009】しかし、前記空隙を狭くするには、高い加
工技術や組立技術を要し、製品のコストアップをもたら
す。
工技術や組立技術を要し、製品のコストアップをもたら
す。
【0010】また、磁路の一部を構成するプーリ103
とアーマチュア105とはそれぞれ鉄等の磁性体から作
らなければならず、重量が重くなるという問題があっ
た。
とアーマチュア105とはそれぞれ鉄等の磁性体から作
らなければならず、重量が重くなるという問題があっ
た。
【0011】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は消費電力の低減、軽量化及びコス
トダウンを図ることができる電磁クラッチを提供するこ
とである。
たもので、その課題は消費電力の低減、軽量化及びコス
トダウンを図ることができる電磁クラッチを提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明の電磁クラッチは、ハウジングに回
転可能に支持された回転軸を回転中心として駆動源から
の回転力によって回転するプーリと、前記プーリの円板
部の一方側に配置されたアーマチュアと、前記プーリの
円板部の他方側に配置された吸着磁性体と、前記プーリ
にスライド可能に取り付けられ、前記アーマチュアと前
記吸着磁性体とを一体に連結する連結部材と、前記プー
リ内に位置するコイルヨークに収容され、通電時前記吸
着磁性体を前記コイルヨークの端面に吸着するコイル
と、前記吸着磁性体を前記コイルヨークから引き離す方
向へ付勢する弾性体と、前記回転軸に取り付けられ、所
定の隙間を介して前記アーマチュアと前記プーリの円板
部とに挟まれている摩擦板とを備え、前記コイルに通電
したとき、前記アーマチュアが前記摩擦板に押し付けら
れて、前記プーリの回転力が前記回転軸に伝達されるこ
とを特徴とする。
請求項1記載の発明の電磁クラッチは、ハウジングに回
転可能に支持された回転軸を回転中心として駆動源から
の回転力によって回転するプーリと、前記プーリの円板
部の一方側に配置されたアーマチュアと、前記プーリの
円板部の他方側に配置された吸着磁性体と、前記プーリ
にスライド可能に取り付けられ、前記アーマチュアと前
記吸着磁性体とを一体に連結する連結部材と、前記プー
リ内に位置するコイルヨークに収容され、通電時前記吸
着磁性体を前記コイルヨークの端面に吸着するコイル
と、前記吸着磁性体を前記コイルヨークから引き離す方
向へ付勢する弾性体と、前記回転軸に取り付けられ、所
定の隙間を介して前記アーマチュアと前記プーリの円板
部とに挟まれている摩擦板とを備え、前記コイルに通電
したとき、前記アーマチュアが前記摩擦板に押し付けら
れて、前記プーリの回転力が前記回転軸に伝達されるこ
とを特徴とする。
【0013】コイルへの通電時、磁束はコイル→コイル
ヨーク→吸着磁性体→コイルヨーク→コイルからなる磁
路を流れるため、磁気回路は短く、しかも磁束がプーリ
を経由しないので、コイルヨークとプーリとの間の空隙
が磁気抵抗とならない。その結果磁束が流れ易くなる。
ヨーク→吸着磁性体→コイルヨーク→コイルからなる磁
路を流れるため、磁気回路は短く、しかも磁束がプーリ
を経由しないので、コイルヨークとプーリとの間の空隙
が磁気抵抗とならない。その結果磁束が流れ易くなる。
【0014】また、磁束がプーリ、アーマチュアを経由
しないので、プーリ、アーマチュアを例えばプラスチッ
クやアルミニュウム等の非磁性体で形成することができ
る。
しないので、プーリ、アーマチュアを例えばプラスチッ
クやアルミニュウム等の非磁性体で形成することができ
る。
【0015】請求項2記載の発明の電磁クラッチは、ハ
ウジングに回転可能に支持された回転軸を回転中心とし
て駆動源からの回転力によって回転するプーリと、前記
プーリの円板部の一方側に配置されたアーマチュアと、
前記プーリの円板部の他方側に配置された吸着磁性体
と、前記プーリにスライド可能に取り付けられ、前記ア
ーマチュアと前記吸着磁性体とを一体に連結する連結部
材と、前記プーリ内に位置するコイルヨークに収容さ
れ、通電時前記吸着磁性体を前記コイルヨークの端面に
吸着するコイルと、前記吸着磁性体を前記コイルヨーク
から引き離す方向へ付勢する弾性体と、前記回転軸に取
り付けられ、所定の隙間を介して前記アーマチュアと前
記プーリの端面とに挟まれている摩擦板とを備え、前記
コイルに通電したとき、前記アーマチュアによって前記
摩擦板が前記プーリの円板部に押し付けられて、前記プ
ーリの回転力が前記回転軸に伝達されることを特徴とす
る。
ウジングに回転可能に支持された回転軸を回転中心とし
て駆動源からの回転力によって回転するプーリと、前記
プーリの円板部の一方側に配置されたアーマチュアと、
前記プーリの円板部の他方側に配置された吸着磁性体
と、前記プーリにスライド可能に取り付けられ、前記ア
ーマチュアと前記吸着磁性体とを一体に連結する連結部
材と、前記プーリ内に位置するコイルヨークに収容さ
れ、通電時前記吸着磁性体を前記コイルヨークの端面に
吸着するコイルと、前記吸着磁性体を前記コイルヨーク
から引き離す方向へ付勢する弾性体と、前記回転軸に取
り付けられ、所定の隙間を介して前記アーマチュアと前
記プーリの端面とに挟まれている摩擦板とを備え、前記
コイルに通電したとき、前記アーマチュアによって前記
摩擦板が前記プーリの円板部に押し付けられて、前記プ
ーリの回転力が前記回転軸に伝達されることを特徴とす
る。
【0016】前述のようにコイルへの通電時、アーマチ
ュアによって摩擦板がプーリの円板部に押し付けられる
ので、大きな摩擦力が得られ、プーリの回転力が回転軸
に確実に伝達される。
ュアによって摩擦板がプーリの円板部に押し付けられる
ので、大きな摩擦力が得られ、プーリの回転力が回転軸
に確実に伝達される。
【0017】請求項3記載の発明の電磁クラッチは、ハ
ウジングに回転可能に支持された回転軸を回転中心とし
て駆動源からの回転力によって回転するプーリと、前記
プーリの円板部の一方側に配置されたアーマチュアと、
前記プーリの円板部の他方側に配置された吸着磁性体
と、前記プーリにスライド可能に取り付けられ、前記ア
ーマチュアと前記吸着磁性体とを一体に連結する連結部
材と、前記プーリ内に位置するコイルヨークに収容さ
れ、通電時前記吸着磁性体を前記コイルヨークの端面に
吸着するコイルと、前記吸着磁性体を前記コイルヨーク
から引き離す方向へ付勢する弾性体と、前記回転軸に取
り付けられ、所定の隙間を介して前記アーマチュアと前
記プーリの円板部とに挟まれている摩擦板とを備え、前
記摩擦板と前記プーリの円板部とにそれぞれかみあい爪
が設けられ、前記コイルに通電したとき、前記アーマチ
ュアによって前記摩擦板が前記プーリの円板部に押し付
けられ、前記摩擦板のかみあい爪と前記プーリのかみあ
い爪とがかみ合って、前記プーリの回転力が前記回転軸
に伝達されることを特徴とする。
ウジングに回転可能に支持された回転軸を回転中心とし
て駆動源からの回転力によって回転するプーリと、前記
プーリの円板部の一方側に配置されたアーマチュアと、
前記プーリの円板部の他方側に配置された吸着磁性体
と、前記プーリにスライド可能に取り付けられ、前記ア
ーマチュアと前記吸着磁性体とを一体に連結する連結部
材と、前記プーリ内に位置するコイルヨークに収容さ
れ、通電時前記吸着磁性体を前記コイルヨークの端面に
吸着するコイルと、前記吸着磁性体を前記コイルヨーク
から引き離す方向へ付勢する弾性体と、前記回転軸に取
り付けられ、所定の隙間を介して前記アーマチュアと前
記プーリの円板部とに挟まれている摩擦板とを備え、前
記摩擦板と前記プーリの円板部とにそれぞれかみあい爪
が設けられ、前記コイルに通電したとき、前記アーマチ
ュアによって前記摩擦板が前記プーリの円板部に押し付
けられ、前記摩擦板のかみあい爪と前記プーリのかみあ
い爪とがかみ合って、前記プーリの回転力が前記回転軸
に伝達されることを特徴とする。
【0018】前述のようにコイルへの通電時、摩擦板の
噛み合い爪とプーリの噛み合い爪とが噛み合うので、摩
擦板とプーリとが強固に結合され、プーリの回転力がよ
り確実に回転軸に伝達される。
噛み合い爪とプーリの噛み合い爪とが噛み合うので、摩
擦板とプーリとが強固に結合され、プーリの回転力がよ
り確実に回転軸に伝達される。
【0019】請求項4記載の発明の電磁クラッチは、請
求項2又は3記載の発明の電磁クラッチにおいて、前記
摩擦板が前記回転軸に軸方向へスライド可能に取り付け
られ、前記摩擦板を前記アーマチュアに近付く方向へ付
勢する付勢部材が前記回転軸に取付けられていることを
特徴とする。
求項2又は3記載の発明の電磁クラッチにおいて、前記
摩擦板が前記回転軸に軸方向へスライド可能に取り付け
られ、前記摩擦板を前記アーマチュアに近付く方向へ付
勢する付勢部材が前記回転軸に取付けられていることを
特徴とする。
【0020】コイルへの電力供給を停止したとき、摩擦
板は付勢部材の付勢力によって回転軸に沿ってアーマチ
ュア方向へ速やかに移動し、プーリと摩擦板との結合状
態が確実かつ迅速に解除される。
板は付勢部材の付勢力によって回転軸に沿ってアーマチ
ュア方向へ速やかに移動し、プーリと摩擦板との結合状
態が確実かつ迅速に解除される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0022】図1はこの発明の第1実施形態に係る電磁
クラッチの一部を示す縦断面である。
クラッチの一部を示す縦断面である。
【0023】冷媒圧縮機のハウジング1には、回転軸2
が挿入されるボス部3aを有するプーリ装着部材3が、
ねじ4で固定されている。プーリ装着部材3のボス部3
aにはラジアル軸受5,6を介してプーリ7が回転可能
に装着されている。プーリ7には図示しないベルトが掛
けられ、そのベルトを介して図示しないエンジン(駆動
源)の駆動力がプーリ7に伝えられる。
が挿入されるボス部3aを有するプーリ装着部材3が、
ねじ4で固定されている。プーリ装着部材3のボス部3
aにはラジアル軸受5,6を介してプーリ7が回転可能
に装着されている。プーリ7には図示しないベルトが掛
けられ、そのベルトを介して図示しないエンジン(駆動
源)の駆動力がプーリ7に伝えられる。
【0024】プーリ装着部材3はコイル8が収容された
コイルヨーク9の底面部にスポット溶接され、プーリ装
着部材3を介してコイルヨーク9はハウジング1に固定
されている。コイルヨーク9はプーリ7内に収容されて
いる。
コイルヨーク9の底面部にスポット溶接され、プーリ装
着部材3を介してコイルヨーク9はハウジング1に固定
されている。コイルヨーク9はプーリ7内に収容されて
いる。
【0025】プーリ7の円板部7aの一方側(フロント
側)にはアーマチュア10が、プーリ7の円板部7aの
他方側(リヤ側)には磁性板(吸着磁性体)11がそれ
ぞれ配置されている。すなわち、アーマチュア10はプ
ーリ7の外側に、磁性板11はプーリ7の内側にそれぞ
れ配置されている。アーマチュア10と磁性板11と
は、連結ピン12によって一体に連結されている。連結
ピン12はプーリ7の円板部7aの孔13に軸方向に摺
動可能に挿入されている。アーマチュア10とプーリ7
とはそれぞれ例えばプラスチックやアルミニュウム等の
非磁性体で形成されている。
側)にはアーマチュア10が、プーリ7の円板部7aの
他方側(リヤ側)には磁性板(吸着磁性体)11がそれ
ぞれ配置されている。すなわち、アーマチュア10はプ
ーリ7の外側に、磁性板11はプーリ7の内側にそれぞ
れ配置されている。アーマチュア10と磁性板11と
は、連結ピン12によって一体に連結されている。連結
ピン12はプーリ7の円板部7aの孔13に軸方向に摺
動可能に挿入されている。アーマチュア10とプーリ7
とはそれぞれ例えばプラスチックやアルミニュウム等の
非磁性体で形成されている。
【0026】アーマチュア10とプーリ7の円板部7a
との間には、磁性板11をコイルヨーク9から引き離す
方向へ付勢するばね等の弾性体14が装着されている。
弾性体14は、非通電時、磁性板11をコイルヨーク9
から引き離して原点位置(図1の磁性板11の位置)に
復帰させる。
との間には、磁性板11をコイルヨーク9から引き離す
方向へ付勢するばね等の弾性体14が装着されている。
弾性体14は、非通電時、磁性板11をコイルヨーク9
から引き離して原点位置(図1の磁性板11の位置)に
復帰させる。
【0027】回転軸2にはスプライン溝2aが設けら
れ、このスプライン溝2aに摩擦板15が軸方向に摺動
可能に装着されている。摩擦板15は、所定の間隔を介
してアーマチュア10とプーリ7の円板部7aと挟まれ
ている。
れ、このスプライン溝2aに摩擦板15が軸方向に摺動
可能に装着されている。摩擦板15は、所定の間隔を介
してアーマチュア10とプーリ7の円板部7aと挟まれ
ている。
【0028】回転軸2には、摩擦板15のフロント側へ
の移動を規制するストッパ16が螺着されているととも
に、摩擦板15をストッパ16側(アーマチュア10
側)へ付勢するばね等の弾性体(付勢部材)17が装着
されている。弾性体17は、非通電時、摩擦板15をプ
ーリ7の円板部7aから引き離して原点位置(図1の摩
擦板15の位置)に復帰させる。
の移動を規制するストッパ16が螺着されているととも
に、摩擦板15をストッパ16側(アーマチュア10
側)へ付勢するばね等の弾性体(付勢部材)17が装着
されている。弾性体17は、非通電時、摩擦板15をプ
ーリ7の円板部7aから引き離して原点位置(図1の摩
擦板15の位置)に復帰させる。
【0029】次に、上記電磁クラッチの動作を説明す
る。
る。
【0030】図2は電磁クラッチの動作説明図である。
【0031】図2(a)に示す状態からコイル8に電力
を供給すると、磁性板11が弾性体14の付勢力に抗し
てコイルヨーク9に吸引され、磁性板11とコイルヨー
ク9との間のギャップgが狭くなる(図2(b)参
照)。
を供給すると、磁性板11が弾性体14の付勢力に抗し
てコイルヨーク9に吸引され、磁性板11とコイルヨー
ク9との間のギャップgが狭くなる(図2(b)参
照)。
【0032】一方、磁性板11と連結ピン12とで一体
的に連結されたアーマチュア10は図2(b)に示すよ
うにコイルヨーク9側へ移動して摩擦板12のフロント
側端面と接触し、摩擦板15とアーマチュア10とは両
者間の摩擦力により結合する。その結果、両者10,1
5は一体に回転し、プーリ7の回転力が回転軸2に伝達
される。
的に連結されたアーマチュア10は図2(b)に示すよ
うにコイルヨーク9側へ移動して摩擦板12のフロント
側端面と接触し、摩擦板15とアーマチュア10とは両
者間の摩擦力により結合する。その結果、両者10,1
5は一体に回転し、プーリ7の回転力が回転軸2に伝達
される。
【0033】その後、アーマチュア10が弾性体14,
17の付勢力に抗して更にコイルヨーク9方向へ移動
し、図2(c)に示すように、磁性板11とコイルヨー
ク9との間のギャップgが最小となって磁性板11がコ
イルヨーク9のフロント側端面に接近すると、摩擦板1
5のリヤ側端面がプーリ7の円板部7aと接触し、摩擦
板12はアーマチュア10とプーリ4とによって挟持さ
れる。その結果、プーリ4の回転力がより確実に回転軸
3に伝達されるようになる。
17の付勢力に抗して更にコイルヨーク9方向へ移動
し、図2(c)に示すように、磁性板11とコイルヨー
ク9との間のギャップgが最小となって磁性板11がコ
イルヨーク9のフロント側端面に接近すると、摩擦板1
5のリヤ側端面がプーリ7の円板部7aと接触し、摩擦
板12はアーマチュア10とプーリ4とによって挟持さ
れる。その結果、プーリ4の回転力がより確実に回転軸
3に伝達されるようになる。
【0034】磁性板11がコイルヨーク9のフロント側
端面に吸引された際、弾性体14はその際の衝撃を吸収
するダンパーとして機能し、摩擦板15がプーリ7と接
触した際、弾性体17はその際の衝撃を吸収するダンパ
ーとして機能する。
端面に吸引された際、弾性体14はその際の衝撃を吸収
するダンパーとして機能し、摩擦板15がプーリ7と接
触した際、弾性体17はその際の衝撃を吸収するダンパ
ーとして機能する。
【0035】また、磁束はコイル8→コイルヨーク9→
磁性板11→コイルヨーク9→コイル8と流れる。
磁性板11→コイルヨーク9→コイル8と流れる。
【0036】コイル8への電力の供給を止めると、磁性
板11に働く吸引力が零となり、まず、弾性体17の付
勢力で摩擦板15がプーリ7から離れ、その後弾性体1
4の付勢力でアーマチュア10が摩擦板15から離れ、
電磁クラッチの結合状態が解除される。
板11に働く吸引力が零となり、まず、弾性体17の付
勢力で摩擦板15がプーリ7から離れ、その後弾性体1
4の付勢力でアーマチュア10が摩擦板15から離れ、
電磁クラッチの結合状態が解除される。
【0037】この第1実施形態の電磁クラッチによれ
ば、磁束はコイル8→コイルヨーク9→磁性板11→コ
イルヨーク9→コイル8と流れ、磁路が短く、しかもプ
ーリ4が磁路の一部として用いられていないので、磁気
抵抗が小さくなり、電力消費量を少なくすることができ
る。
ば、磁束はコイル8→コイルヨーク9→磁性板11→コ
イルヨーク9→コイル8と流れ、磁路が短く、しかもプ
ーリ4が磁路の一部として用いられていないので、磁気
抵抗が小さくなり、電力消費量を少なくすることができ
る。
【0038】また、前述のようにプーリ7及びアーマチ
ュア6が磁路の一部として用いられていないので、プー
リ7及びアーマチュア6をプラスチックやアルミニウム
等の非磁性材料で形成することができ、軽量化を図るこ
とができる。また、従来削り出しやプレスによって製造
していたプーリ7をアルミダイキャストや射出成形によ
り製造できるようになり、製造方法の選択肢が増える。
ュア6が磁路の一部として用いられていないので、プー
リ7及びアーマチュア6をプラスチックやアルミニウム
等の非磁性材料で形成することができ、軽量化を図るこ
とができる。また、従来削り出しやプレスによって製造
していたプーリ7をアルミダイキャストや射出成形によ
り製造できるようになり、製造方法の選択肢が増える。
【0039】更に、プーリ7とコイルヨーク9との間の
空隙を従来程狭くする必要がないので、高精度の加工技
術や組立て技術を必要とせず、電磁クラッチの組付け作
業が容易になる。
空隙を従来程狭くする必要がないので、高精度の加工技
術や組立て技術を必要とせず、電磁クラッチの組付け作
業が容易になる。
【0040】また、摩擦板15はアーマチュア10とプ
ーリ7とによって挟持されるので、アーマチュア10と
摩擦板15とを通じて回転力を伝える場合に較べ、プー
リ7の回転力がより確実に回転軸3に伝達されるように
なる。
ーリ7とによって挟持されるので、アーマチュア10と
摩擦板15とを通じて回転力を伝える場合に較べ、プー
リ7の回転力がより確実に回転軸3に伝達されるように
なる。
【0041】図3はこの発明の第2実施形態に係る電磁
クラッチの一部を示す縦断面図であり、第1実施形態と
同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
クラッチの一部を示す縦断面図であり、第1実施形態と
同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0042】この第2実施形態は、摩擦板35のリヤ側
端面とプーリ37の円板部37aのフロント側端面とに
それぞれかみあい爪20,35aが設けられている点を
除いて、第1実施形態と同じ構成である。
端面とプーリ37の円板部37aのフロント側端面とに
それぞれかみあい爪20,35aが設けられている点を
除いて、第1実施形態と同じ構成である。
【0043】図4は摩擦板の斜視図である。
【0044】摩擦板35のリヤ側端面には放射状にかみ
あい爪35aが形成され、通電時、かみあい爪35aは
プーリ37の円板部37aのかみあい爪20とかみ合
う。
あい爪35aが形成され、通電時、かみあい爪35aは
プーリ37の円板部37aのかみあい爪20とかみ合
う。
【0045】この第2実施形態によれば、摩擦板35と
プーリ37の円板部37aとが滑り難くなり、摩擦板3
5とプーリ37とがより確実に連結され、プーリ37の
回転力がより一層確実に回転軸3に伝達される。
プーリ37の円板部37aとが滑り難くなり、摩擦板3
5とプーリ37とがより確実に連結され、プーリ37の
回転力がより一層確実に回転軸3に伝達される。
【0046】図5はこの発明の第3実施形態に係る電磁
クラッチの一部を示す縦断面図であり、第1実施形態と
同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
クラッチの一部を示す縦断面図であり、第1実施形態と
同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0047】第1実施形態では、プーリ7の円板部7a
の孔13にスライド可能に挿入された連結ピン12を用
いて、磁性板7とアーマチュア10とを一体的に連結し
たが、第3実施形態では、連結ピン12に代え、連結ア
ーム42を用いて磁性板41とアーマチュア40とを一
体的に連結した。
の孔13にスライド可能に挿入された連結ピン12を用
いて、磁性板7とアーマチュア10とを一体的に連結し
たが、第3実施形態では、連結ピン12に代え、連結ア
ーム42を用いて磁性板41とアーマチュア40とを一
体的に連結した。
【0048】すなわち、図5に示すように、プーリ47
に軸方向に沿う長孔47bを設け、連結アーム42の一
端を磁性板41に固定し、連結アーム42の他端をアー
マチュア40に固定し、アーマチュア40と磁性板41
とが軸方向へ一体に移動できるようにした。
に軸方向に沿う長孔47bを設け、連結アーム42の一
端を磁性板41に固定し、連結アーム42の他端をアー
マチュア40に固定し、アーマチュア40と磁性板41
とが軸方向へ一体に移動できるようにした。
【0049】第3実施形態によれば、第1実施形態と同
様にプーリ47の回転力を回転軸2に伝達することがで
き、第1実施形態と同様の効果を発揮できる。
様にプーリ47の回転力を回転軸2に伝達することがで
き、第1実施形態と同様の効果を発揮できる。
【0050】なお、上述の各実施形態では、摩擦板15
を回転軸2に軸方向に移動可能に装着し、しかも弾性体
17を用いて摩擦板15を原点位置に復帰できるように
したが、これに代え、摩擦板を可撓性を有する材料で形
成するようにしてもよい。摩擦板の撓みを利用すること
により、上述の各実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
を回転軸2に軸方向に移動可能に装着し、しかも弾性体
17を用いて摩擦板15を原点位置に復帰できるように
したが、これに代え、摩擦板を可撓性を有する材料で形
成するようにしてもよい。摩擦板の撓みを利用すること
により、上述の各実施形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の電磁クラッチによれば、磁束はコイルからコイルヨ
ーク、吸着磁性体、コイルヨーク、コイルへと順次流
れ、磁路が短く、しかもプーリが磁路の一部として用い
られていないので、磁気抵抗が小さくなり、電力消費量
を少なくすることができる。
明の電磁クラッチによれば、磁束はコイルからコイルヨ
ーク、吸着磁性体、コイルヨーク、コイルへと順次流
れ、磁路が短く、しかもプーリが磁路の一部として用い
られていないので、磁気抵抗が小さくなり、電力消費量
を少なくすることができる。
【0052】また、プーリ及びアーマチュアが磁路の一
部として用いられていないので、プーリ及びアーマチュ
アをプラスチックやアルミニウム等の非磁性材料で形成
することができ、軽量化を図ることができる。従来削り
出しやプレスによって製造していたプーリをアルミダイ
キャストや射出成形により製造できるようになり、製造
方法の選択肢が増える。
部として用いられていないので、プーリ及びアーマチュ
アをプラスチックやアルミニウム等の非磁性材料で形成
することができ、軽量化を図ることができる。従来削り
出しやプレスによって製造していたプーリをアルミダイ
キャストや射出成形により製造できるようになり、製造
方法の選択肢が増える。
【0053】更に、プーリとコイルヨークとの間の空隙
を従来程狭くする必要がないことから、高い加工技術や
組立て技術を必要とせず、電磁クラッチの組付け作業が
容易になる。
を従来程狭くする必要がないことから、高い加工技術や
組立て技術を必要とせず、電磁クラッチの組付け作業が
容易になる。
【0054】請求項2記載の発明の電磁クラッチによれ
ば、請求項1と同様の効果を発揮できることに加え、ア
ーマチュアと摩擦板とを通じて回転力を伝える場合に較
べ、プーリの回転力がより確実に回転軸に伝達される。
ば、請求項1と同様の効果を発揮できることに加え、ア
ーマチュアと摩擦板とを通じて回転力を伝える場合に較
べ、プーリの回転力がより確実に回転軸に伝達される。
【0055】請求項3記載の発明の電磁クラッチによれ
ば、請求項1と同様の効果を発揮できることに加え、摩
擦板とプーリの円板部とが滑り難くなり、摩擦板とプー
リとがより確実に連結され、プーリの回転力がより一層
確実に回転軸に伝達される。
ば、請求項1と同様の効果を発揮できることに加え、摩
擦板とプーリの円板部とが滑り難くなり、摩擦板とプー
リとがより確実に連結され、プーリの回転力がより一層
確実に回転軸に伝達される。
【0056】請求項4記載の発明の電磁クラッチによれ
ば、コイルへの非通電時、アーマチュアによってプーリ
方向へ付勢されていた摩擦板は付勢部材によってアーマ
チュア方向へ速やかに移動するため、アーマチュアと摩
擦板との結合状態を迅速かつ確実に解除することができ
る。
ば、コイルへの非通電時、アーマチュアによってプーリ
方向へ付勢されていた摩擦板は付勢部材によってアーマ
チュア方向へ速やかに移動するため、アーマチュアと摩
擦板との結合状態を迅速かつ確実に解除することができ
る。
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る電磁クラ
ッチの一部を示す縦断面図である。
ッチの一部を示す縦断面図である。
【図2】図2は電磁クラッチの動作説明図である。
【図3】図3はこの発明の第2実施形態に係る電磁クラ
ッチの一部を示す縦断面図である。
ッチの一部を示す縦断面図である。
【図4】図4は摩擦板の斜視図である。
【図5】図5はこの発明の第3実施形態に係る電磁クラ
ッチの一部を示す縦断面図である。
ッチの一部を示す縦断面図である。
【図6】図6は従来の電磁クラッチの一部を示す縦断面
図である。
図である。
1 ハウジング 2 回転軸 7,37,47 プーリ 7a,37a,47a 円板部 8 コイル 9 コイルヨーク 10,40 アーマチュア 11,41 磁性板 12 連結ピン 14,17 弾性体 15 摩擦板 20,35a かみあい爪 42 連結アーム 47b 長孔
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジングに回転可能に支持された回転
軸を回転中心として駆動源からの回転力によって回転す
るプーリと、 前記プーリの円板部の一方側に配置されたアーマチュア
と、 前記プーリの円板部の他方側に配置された吸着磁性体
と、 前記プーリにスライド可能に取り付けられ、前記アーマ
チュアと前記吸着磁性体とを一体に連結する連結部材
と、 前記プーリ内に位置するコイルヨークに収容され、通電
時前記吸着磁性体を前記コイルヨークの端面に吸着する
コイルと、 前記吸着磁性体を前記コイルヨークから引き離す方向へ
付勢する弾性体と、 前記回転軸に取り付けられ、所定の隙間を介して前記ア
ーマチュアと前記プーリの円板部とに挟まれている摩擦
板とを備え、 前記コイルに通電したとき、前記アーマチュアが前記摩
擦板に押し付けられて、前記プーリの回転力が前記回転
軸に伝達されることを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項2】 ハウジングに回転可能に支持された回転
軸を回転中心として駆動源からの回転力によって回転す
るプーリと、 前記プーリの円板部の一方側に配置されたアーマチュア
と、 前記プーリの円板部の他方側に配置された吸着磁性体
と、 前記プーリにスライド可能に取り付けられ、前記アーマ
チュアと前記吸着磁性体とを一体に連結する連結部材
と、 前記プーリ内に位置するコイルヨークに収容され、通電
時前記吸着磁性体を前記コイルヨークの端面に吸着する
コイルと、 前記吸着磁性体を前記コイルヨークから引き離す方向へ
付勢する弾性体と、 前記回転軸に取り付けられ、所定の隙間を介して前記ア
ーマチュアと前記プーリの円板部とに挟まれている摩擦
板とを備え、 前記コイルに通電したとき、前記アーマチュアによって
前記摩擦板が前記プーリの円板部に押し付けられて、前
記プーリの回転力が前記回転軸に伝達されることを特徴
とする電磁クラッチ。 - 【請求項3】 ハウジングに回転可能に支持された回転
軸を回転中心として駆動源からの回転力によって回転す
るプーリと、 前記プーリの円板部の一方側に配置されたアーマチュア
と、 前記プーリの円板部の他方側に配置された吸着磁性体
と、 前記プーリにスライド可能に取り付けられ、前記アーマ
チュアと前記吸着磁性体とを一体に連結する連結部材
と、 前記プーリ内に位置するコイルヨークに収容され、通電
時前記吸着磁性体を前記コイルヨークの端面に吸着する
コイルと、 前記吸着磁性体を前記コイルヨークから引き離す方向へ
付勢する弾性体と、 前記回転軸に取り付けられ、所定の隙間を介して前記ア
ーマチュアと前記プーリの円板部とに挟まれている摩擦
板とを備え、 前記摩擦板と前記プーリの円板部とにそれぞれかみあい
爪が設けられ、 前記コイルに通電したとき、前記アーマチュアによって
前記摩擦板が前記プーリの円板部に押し付けられ、前記
摩擦板のかみあい爪と前記プーリのかみあい爪とがかみ
合って、前記プーリの回転力が前記回転軸に伝達される
ことを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項4】 前記摩擦板が前記回転軸に軸方向へスラ
イド可能に取り付けられ、 前記摩擦板を前記アーマチュアに近付く方向へ付勢する
付勢部材が前記回転軸に取り付けられていることを特徴
とする請求項2又は3に記載の電磁クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035430A JPH09210094A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 電磁クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8035430A JPH09210094A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 電磁クラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210094A true JPH09210094A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12441652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035430A Withdrawn JPH09210094A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 電磁クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09210094A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010057316A1 (en) * | 2008-11-24 | 2010-05-27 | Magna Powertrain Inc. | Reverse clutch for rotatable inputs |
US20110005476A1 (en) * | 2009-07-13 | 2011-01-13 | Hyundai Motor Company | Water pump of electromagnetic clutch type |
KR101011971B1 (ko) * | 2008-10-27 | 2011-02-08 | 주식회사 지엔원 | 내연기관 냉각시스템의 펌프 동력전달장치 |
JP2015209901A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | カルソニックカンセイ株式会社 | 電磁クラッチ及び気体圧縮機 |
CN108006103A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 天津市灵捷传动技术有限公司 | 一种新型电磁离合器 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP8035430A patent/JPH09210094A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101011971B1 (ko) * | 2008-10-27 | 2011-02-08 | 주식회사 지엔원 | 내연기관 냉각시스템의 펌프 동력전달장치 |
WO2010057316A1 (en) * | 2008-11-24 | 2010-05-27 | Magna Powertrain Inc. | Reverse clutch for rotatable inputs |
US20110005476A1 (en) * | 2009-07-13 | 2011-01-13 | Hyundai Motor Company | Water pump of electromagnetic clutch type |
KR101114392B1 (ko) * | 2009-07-13 | 2012-02-14 | 현대자동차주식회사 | 전자클러치식 워터펌프 |
US8528507B2 (en) * | 2009-07-13 | 2013-09-10 | Hyundai Motor Company | Water pump of electromagnetic clutch type |
JP2015209901A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | カルソニックカンセイ株式会社 | 電磁クラッチ及び気体圧縮機 |
CN108006103A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 天津市灵捷传动技术有限公司 | 一种新型电磁离合器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040405 |