JP2002349605A - 流体摩擦クラッチ - Google Patents

流体摩擦クラッチ

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JP2002349605A JP2002104665A JP2002104665A JP2002349605A JP 2002349605 A JP2002349605 A JP 2002349605A JP 2002104665 A JP2002104665 A JP 2002104665A JP 2002104665 A JP2002104665 A JP 2002104665A JP 2002349605 A JP2002349605 A JP 2002349605A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来のこの型式の流体クラツチは、ソレノイド
機構により作動されるピストンロツドは回転する駆動軸
内に一体化されており、駆動軸と共に回転するアクチユ
エータコイル内に作動電流を導入する際に、摩擦・摩耗
し易い摩擦接点を介すため摩耗が課題である。 【解決手段】クラッチを制御する弁要素22は、クラッ
チの駆動軸12内を同軸状に案内されるピストンロッド
24によりソレノイド制御装置を介して作動される。ピ
ストンロッド24は、駆動軸12内を案内されるアンカ
ー28を備えている。駆動軸12上に回転可能に座した
磁石本体32内にアクチュエータコイル34が受け入れ
られる。アンカー28を案内する駆動軸12には、非磁
気の分離空隙38が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、請求項1の
序文に記載された内燃機関のラジエータのファン用流体
摩擦クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この型式の流体クラッチは、米国特許第
4,305,491号から既知である。粘性クラッチと
称されることが多い流体摩擦クラッチは、内燃機関のラ
ジエータ用のファンを駆動する機能を果たす。このクラ
ッチは、温度センサによって制御される。このため、ピ
ストンロッドを介して弁要素を作動させるソレノイドす
なわち持ち上げ磁石が採用され、該弁は、作用空間内に
て粘性流体の供給を制御し、この作用空間内にて、この
流体はクラッチ機構の駆動側と被駆動側とを摩擦係合さ
せる。
【0003】駆動軸内に同軸状に配置されたピストンロ
ッドにより弁要素を作動させることは、ソレノイド、従
って制御接続部をクラッチ及びクラッチ被駆動ファンの
後側に配置することを可能にする。これにより、ファン
及びクラッチを、スペースを節約し且つ組み立てが容易
な構造とすることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既知の流体摩擦クラッ
チにおいて、ソレノイド機構の全体及び該ソレノイド機
構により作動されるピストンロッドは回転する駆動軸内
に一体化される。このように、摩擦磨耗し易い摩擦接点
を介して、駆動軸と共に回転するアクチュエータコイル
内に作動電流を導入することが必要となる。
【0005】このように、本発明は、磨耗し易い摩擦接
点を不要にすることができるように、上述した型式の流
体摩擦クラッチを改良するという課題に基づくものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明に従
って、請求項1による特徴を有する流体摩擦クラッチに
より解決される。
【0007】本発明の有益な実施の形態及び更なる展開
例が従属請求項に記載されている。本発明によれば、ピ
ストンロッドを作動させるためのアンカーは、中空の駆
動軸内にて同軸状に直接案内される。これに反して、ア
ーマチャコイルは、駆動軸内で一体化されず、駆動軸を
同軸状に取り巻き且つその内部にて駆動軸が回転可能で
ある特殊な磁石本体内に着座している。このようにし
て、磁石本体は、アーマチャコイルと固定状態に組み立
て、アーマチャコイル内に電流を導入するため摩擦接点
が一切不要であるようにすることができる。少なくとも
一部分、アンカーを案内し且つ取り巻く駆動軸は、軟質
磁性材料で出来ており、非磁気材料から成る分離空隙は
磁石の流れが駆動軸内で短絡されず、アンカーを通じて
案内されることを実現する。同様に、磁石本体は、軟質
磁性材料で出来ており、このため、アーマチャコイルの
磁気流れは、磁石本体、アンカーを取り巻く駆動軸の領
域及びアンカーを通って案内される。アーマチャコイル
が固定された構造は、製造及び組み立てを簡略化し且つ
欠点の可能性を少なくする。
【0008】ソレノイド制御装置は、アンカーが2つの
端部位置の間を移動するように設計することができる。
このようないわゆるオン・オフ制御において、クラッ
チ、従ってこれと共にファンは、サイクル式に段階時間
毎に作動される。サイクルの周期が装置の能力(慣性質
量モーメント及び流体の粘度)によって決まる限界又は
制限周期を上廻るならば、アンカー及び弁要素は、スイ
ッチサイクル時間内にて完全なストロークサイクルを行
うことができず、アンカー及び弁要素は、ストローク経
路内の中間位置に配置され又はその中間位置に設定され
る。このように、ストローク経路に沿ったアンカーの位
置、及びこれと共に、弁要素の開き角度は、クラッチの
連続的な係合が実現されるようにサイクルの周期を介し
て制御することができる。
【0009】別の実施の形態において、ソレノイドは、
比例ソレノイドとして制御される。これにより、一方に
て、励起電流により決定される磁力であり及び他方に
て、戻りばね力であるという、アンカーに作用する力を
均衡させることにより、ハブの全ストローク長さ内でア
ンカーのハブの位置を連続的に調節することができる。
励起電流の強度を制御し且つ駆動軸の鉄磁気領域内へ入
るアンカーの程度を増すことにより、この実施の形態に
てクラッチの連続的な係合を制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面に図示した実施の形
態に基づいて本発明をより詳細に説明する。流体摩擦ク
ラッチは、モータの被駆動軸(図示せず(例えば、クラ
ンク軸、水ポンプの軸))を介して内燃機関のラジエー
タ用のファン(図面に詳細には図示せず)を駆動する作
用を果たす。
【0011】クラッチ軸すなわち駆動軸12は、フラン
ジ10によってこの被駆動軸の前端上に回転しないよう
固定されている。駆動軸12は、中空の軸として形成さ
れ且つ軟質磁性材料で出来ている。フランジ10と反対
側の側部である、駆動軸12の前端には、流体摩擦クラ
ッチが設けられており、図示しないファンは、この流体
摩擦クラッチを介して駆動軸12を介して駆動可能であ
る。
【0012】流体摩擦クラッチは、基本的に、ディスク
の形状をしており、また、駆動軸12の前端に回転しな
いように固着状態に座した駆動側の第一のクラッチ手段
14から成っている。被駆動側の第二のクラッチ手段
は、クラッチハウジング16により形成されており、こ
のクラッチハウジング16は、ベアリング18を介して
第一のクラッチ手段14の後方にて駆動軸12に回転可
能に取り付けられている。クラッチハウジング16は、
その周縁に、ファンのブレード(図示せず)を保持して
いる。クラッチハウジング16には、クラッチハウジン
グカバー20が密封可能に固着されている。クラッチハ
ウジングカバー20は、前側部にてクラッチハウジング
16を閉じ且つ該クラッチハウジングと共に、粘性流体
用の受け入れスペースを形成する。この受け入れスペー
スは、第一のクラッチ手段14によって第一のクラッチ
手段14とクラッチハウジングカバー20との間の供給
スペースと、第一のクラッチ手段14とクラッチハウジ
ング16との間の作用スペースとに分割されている。
【0013】第一のクラッチ手段14及びクラッチハウ
ジング16は、半径方向面内を伸びるディスク形状のせ
ん断面を介して互いに対向しているすなわち互いに向き
合っている。作用スペース内に配置された粘性流体は、
せん断面の間に入り、これにより、駆動軸12により駆
動される第一のクラッチ手段14は、摩擦係合状態の
下、継手ハウジング16を共に移動させ、このため、流
体摩擦クラッチが係合して、ファンが駆動される。弁要
素22が供給スペース内に設けられており、この弁要素
は弁の開口部と共に作用し、粘性流体が供給スペースか
ら作用スペース内に流れるのを許容する流体摩擦クラッ
チを制御する働きをする。弁要素22が第一のクラッチ
手段14から軸方向に持ち上げられると、すなわち、図
面の左方向に移動されると、該弁要素は弁開口部を露出
させ、流体が作用スペース内に入り、その結果、第一の
クラッチ手段14とクラッチハウジング16とが摩擦係
合する。弁要素22が第一のクラッチ手段14に対し移
動されると、すなわち、図面の右方向に移動されると、
該弁要素がこの弁開口部を閉じる程度が益々増して、こ
のため作用スペースに入る流体は益々少なくなり、最終
的に、最早、作用スペースに入ることのできる流体はな
くなる。第一のクラッチ手段14からクラッチハウジン
グ16及びファンへのトルクの伝達は、益々減少し、最
終的に完全に遮断される。
【0014】流体摩擦クラッチ及び弁要素の設計は本発
明の一部ではなく、従って、これらは任意の所望の仕方
にて設計することができる。このため、その詳細な説明
は本明細書にて不要である。
【0015】弁要素22が作動するために、以下に説明
する持ち上げ磁石すなわちソレノイド制御装置が採用さ
れる。中空軸として設計された駆動軸12において、軸
方向に変位可能なピストンロッド24が案内される。駆
動軸12の前端から突き出すピストンロッド24の前端
には弁要素22が固着されている。ヘリカル圧縮ばねと
して設計された戻しばね26は、駆動軸12の前端内に
受け入れられ且つピストンロッド24を取り巻いてい
る。戻しばね26は、その前端が弁要素22に対し位置
し且つその後端が駆動軸12の内側肩部により支持され
ていて、このため、戻しばね26は、弁の開き位置に
て、すなわち、図面の左方向に向けて弁要素22を予め
弾圧する。
【0016】ピストンロッド24の後端には、軟質磁性
材料で出来た円筒状アンカー28が固定されている。ア
ンカー28は、駆動軸12の軸方向内側ボアから更なる
幅広部分又は穿孔部分内で軸方向に案内される。アンカ
ー28は、前方ストローク端部位置と図面に図示した後
方ストローク端部位置との間にて軸方向に可動である。
前方ストローク端部位置にあるとき、アンカー28は、
駆動軸12の内側肩部に軸方向に当接する。このストロ
ーク端部位置にあるとき、弁要素22は、弁開口部から
持ち上げられ、このため、粘性流体はクラッチを係合さ
せるべく作用スペースに入ることができる。後方ストロ
ーク端部位置にあるとき、ピストンロッド24は、軟質
磁性材料から成る当接部30に対しアンカー28が当接
し、このことは、後端におけるアンカー28を案内する
駆動軸12の幅広の内側ボアを閉じることになる。アン
カー28が後端位置にあるとき、弁要素22は、弁開口
部を閉じ、このため、供給スペースから作用スペースへ
の流体の供給が遮断され、クラッチは非係合状態とな
る。
【0017】アンカーストローク経路の領域内にて駆動
軸12の外周縁には、軟質磁性材料で出来た磁石本体3
2が座している。この磁石本体32は、駆動軸12を同
軸状に取り巻き且つアーマチャコイル34を取り囲んで
おり、該アーマチャコイルは、磁石本体32の内周面に
受け入れられている。磁石本体32は、アーマチャコイ
ル34の両側部でころベアリング36を介して駆動軸1
2に回転可能に軸方向に取り付けられている。
【0018】アンカー28の受け入れスペースを取り巻
く軸方向領域内にて、駆動軸12は、非磁化材料で出来
た分離空隙38によって中断されている。分離空隙38
は、例えば、溶接、はんだ付け又は接着によって駆動軸
12のジャケット内に座したリングにより形成される。
図面から理解し得るように、そのストローク動作中、ア
ンカー28の自由な背面が駆動軸12の軟質の磁性ジャ
ケットの円錐状に後方に幅広の縁部44内を軸方向に動
くように、分離空隙38が軸方向に寸法決めされ且つ配
置されている。アンカー28が肩部44の拡がる材料の
厚さ部分と軸方向に重なり合う程度が増すことは、アー
マチャコイル34の流れ又は励起とアンカー28のスト
ローク力とを比例させることになる。アーマチャコイル
34は、基本的に分離空隙38の長さに亙って軸方向に
伸び、これにより、アクチュエータコイル34のジャケ
ット内面は、駆動軸12及び分離空隙38に対する半径
方向遊びを十分に提供して自由回転を可能にする。磁石
本体32は、アクチュエータコイル34の両側部にて分
離空隙38を超えて軸方向に伸び且つ軸方向に向けて駆
動軸12の軟質磁性材料と重なり合う。
【0019】ソレノイドを比例制御することが不要であ
るならば(例えば、オン・オフ駆動のとき)、この場
合、肩部44は、異なる形状にて設計することもでき、
又はアンカーストローク経路が駆動軸12の軟質磁性材
料と重なり合うことを完全に省くことができる。
【0020】駆動軸12は、フランジ10を介して被駆
動軸と接続され、これにより、回転可能に駆動される。
アーマチャコイル34を有する磁石本体32は位置固定
状態に取り付けられ、このため、位置が固定された接続
部40及びプラグコネクタ42を介して励起電流をアー
マチャコイル34に供給することができる。ソレノイド
制御装置及びその接続回路が流体摩擦クラッチ及びファ
ンの後側に設けられ、また位置固定状態に取り付けるこ
とができる。これにより、一方にて、スペースを節約
し、他方にて構造的に簡単な組立体とすることができ
る。
【0021】作動時、駆動軸12は被駆動軸を介して駆
動される。電子的制御装置が冷却条件(例えば、冷却水
の温度)に依存してアクチュエータコイル34の励起を
制御する。増大した冷却効果が必要であるならば、アー
マチャコイル34への電気の供給が遮断される。磁力は
アンカー28に作用しない。戻しばね26が弁要素22
を弁開口部から持ち上げ、このため、流体は作用スペー
ス内に流れ且つ継手に係合する。ファンが駆動される。
【0022】冷却力を減少させるべきならば、その場
合、アーマチャコイル34を励起させる。アーマチャコ
イル34により発生された磁気流れは、図面に点線を使
用して示すように、軟質磁性磁石本体32、軟質磁性駆
動軸12及び軟質磁性アンカー28並びに軟質磁性当接
部30を通じて向けられる。これにより、アンカーが後
方に向けて、すなわち図面の右方向に向けて動くとき、
アンカー28に作用する磁力は増大し、アンカー28の
後面と、分離空隙38の後部壁における磁気肩部44と
の間の磁気が流れるための断面積はより大きくなる。ア
ンカーを後方に向けて動かす、アンカー28に作用する
磁力は、戻しばね26の復帰ばね力に抗して作用する。
比例式ソレノイドとして作動する間、アンカー28のス
トローク位置及びこれと共に、弁要素22の開き程度
は、これら2つの力が均衡することにより決まる。アー
マチャコイル34に供給される電流の強度が増大するな
らば、その場合、アンカー28に作用する磁力は増大
し、戻しばね26の増大する復帰力が磁力と釣り合う
迄、アンカー28は後方に動き且つ弁要素22を益々、
閉じ位置に向けて動かす。アンカー28の後端位置にお
いて、弁要素22は、弁開口部を完全に閉じ、このた
め、最早、流体はクラッチの作用スペースに入らない。
これに伴い、ファンはもはや駆動されない。
【0023】オン・オフ作動時、アクチュエータコイル
34はサイクル式に励起され、このため、アクチュエー
タ28はその最後方の端部位置に向けて移動し、又は場
合に応じて、電流の供給が遮断され、戻しばね26のみ
がアンカー28に作用するようにする。その慣性力及び
弁要素22に作用する流体の粘度に基づいて、アンカー
28が励起と遮断とを交互に繰り返すことに完全に従う
ことができないような速い周期にてこの交互の作動が行
われるならば、アンカー28及びこれと共に、弁要素2
2はそれ自体を中間位置に設定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】流体摩擦クラッチの作動手段に沿った軸方向断
面図である。
【符号の説明】
10 フランジ 12 駆動軸 14 第一のクラッチ手段 16 クラッチハウ
ジング 18 ベアリング 20 クラッチハウ
ジングカバー 22 弁要素 24 ピストンロッ
ド 26 戻りばね 28 アンカー 30 当接部 32 磁石本体 34 アーマチャコイル/アクチュエータコイル 36 ころベアリング 38 分離空隙 40 接続部 42 プラグコネク
タ 44 肩部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウリ・ニーデルマイエル ドイツ連邦共和国88178 デイセンドルフ, ベイテンホイザーシュトラーセ 107

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に、内燃機関のラジエータのファン用
    流体摩擦クラッチであって、駆動軸と、駆動軸の駆動側
    部の前端に回転しないように固定状態に取り付けられた
    第一のクラッチ要素と、駆動軸の被駆動側部に回転可能
    に取り付けられた第二のクラッチ要素と、第一及び第二
    のクラッチ要素を流体摩擦接続するための粘性流体の供
    給を制御する弁要素と、中空の駆動軸内で同軸状に設け
    られたピストンロッド、ピストンロッドの後端に設けら
    れたアンカー及びアンカーを同軸状に取り巻くアーマチ
    ャを備え、前記ピストンロッドの前端が駆動軸から突き
    出し且つ戻しばねの力に抗して弁要素を軸方向に作動さ
    せる、弁要素用のソレノイド制御装置と、を備える流体
    摩擦クラッチにおいて、アンカー(28)が、駆動軸
    (12)内を同軸状に案内されることと、駆動軸(1
    2)が、少なくともアンカー(28)を案内する部分に
    非磁気の分離空隙(38)を有する軟質磁性材料で出来
    ていることと、アーマチャコイル(34)が駆動軸(1
    2)を同軸状に取り巻く軟質磁性材料から成る磁石本体
    (32)内に配置されていることと、駆動軸(12)が
    磁石本体(32)内で回転可能であることとを特徴とす
    る、流体摩擦クラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1による流体摩擦クラッチにおい
    て、駆動軸(12)が、ころベアリング(36)を介し
    て磁石本体(32)内に取り付けられることを特徴とす
    る、流体摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の何れか1つの項による
    流体摩擦クラッチにおいて、アンカー(28)が、駆動
    軸(12)の軸方向内側穴のボアの拡がり部分内を案内
    されることを特徴とする、流体摩擦クラッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1つの項による
    流体摩擦クラッチにおいて、ソレノイド制御装置が比例
    式ソレノイド又はオン・オフスイッチ磁石であることを
    特徴とする、流体摩擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか1つの項による
    流体摩擦クラッチにおいて、分離空隙(38)内でその
    ストローク動作中にアンカー(28)の後端面厚さが遷
    移する領域内に、後方に向けて直径が増大する駆動軸
    (12)の肩部(44)の幅拡がり部分が設けられるこ
    とを特徴とする、流体摩擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1つの項による
    流体摩擦クラッチにおいて、分離空隙(38)が、駆動
    軸(12)を遮断し且つ該駆動軸内に置かれた非磁化材
    料から成るリングにより形成されることを特徴とする、
    流体摩擦クラッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか1つの項による
    流体摩擦クラッチにおいて、アンカー(28)のストロ
    ーク位置が、アーマチャコイル(34)に供給される電
    流の量により制御されることを特徴とする、流体摩擦ク
    ラッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6の何れか1つの項による
    流体摩擦クラッチにおいて、アーマチャコイル(34)
    が、パルス式に段階時間毎に励起され、アンカー(2
    8)のストローク位置が励起のパルス周期により決定さ
    れることを特徴とする、流体摩擦クラッチ。
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