JP2007127715A - カメラのシャッター装置 - Google Patents

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JP2007127715A JP2005318561A JP2005318561A JP2007127715A JP 2007127715 A JP2007127715 A JP 2007127715A JP 2005318561 A JP2005318561 A JP 2005318561A JP 2005318561 A JP2005318561 A JP 2005318561A JP 2007127715 A JP2007127715 A JP 2007127715A
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Abstract

【課題】 シャッタ羽根の駆動機構をマグネットで直接的にホールドするシャッターにおいて、吸着力の向上、及び離反力の安定したMg可動部材で駆動機構を構成することにより高速秒時での安定性、及び耐久性の向上を図り露光精度の安定したシャッターを提供する。
【解決手段】 駆動レバ−の他端にMg可動部材のイコライズ性を確保する別部材で形成したMg可動部材ガイド部を設け、このMg可動部材ガイド部は硬度の低いアマチュアを磨耗させることなく、また摺動性に優れ、かつMg可動部材ガイド部自体も磨耗しない材質で形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明はカメラの電磁レリーズ方式シャッター装置の駆動機構に関する。
従来、比較的低速秒時のシャッターとして小型低コストであるシャッタ羽根の駆動機構をマグネットで直接的にホールドすることが出来る釈放マグネットタイプのシャッターが商品化されている。
その基本構成について図-1を参照して説明する。
30は先駆動レバ−でその一端に加締で一体化された11の先駆動レバ−軸が13のシャッタ−地板に形成された不図示の先駆動レバ−軸受に回転可能に嵌合保持されている。10は先駆動レバ−SPで11の先駆動レバ−軸に挿入保持されその一端は30の先駆動レバ−の一部に係合され、また他端は12のMg地板に形成された不図示のばね掛け部に固定され30の先駆動レバ−面に加締で一体化された20の先駆動レバ−羽根軸と係合している16の先羽根を走行させる方向に付勢している。
6は緩衝ゴムで30の先駆動レバ−上に形成された30aのMg可動部材ガイド部の上面と3aのMg可動部材軸ツバ面との間に3のMg可動部材軸をガイドにして挿入されている。7はアマチュアSPで30aのMg可動部材ガイド部の内面と3のMg可動部材軸に加締られた2のMg可動部材との間に3のMg可動部材軸をガイドにして挿入され30aのMg可動部材ガイド部と2のMg可動部材を離反する方向に付勢している。4は公知のヨ−クで12のMg地板に固定されている。4aはヨ−ク吸着面、9は公知のMgボビンで外径部には9aのコイルが巻かれ内径が4のヨ−クの一端に挿入固定されている。9aのコイルに通電中は4aのヨ−ク吸着面と2のMg可動部材が吸着状態であるため16の先羽根はホ―ルド状態、つまり走行待機状態である。9aのコイルへの通電を停止することにより2のMg可動部材は10の先駆動レバ−SP の付勢力によって30の先駆動レバ−が回転するため、それに伴って4aのヨ−ク吸着面から離反し16の先羽根は走行を開始する。同様に16の先羽根の走行開始から各シャッタ−秒時に対応した所定のタイムラグを持って後羽根の走行が開始されることにより露光時間が決定される。今日、小型低コストである上記シャッタ羽根の駆動機構の利点を生かして高速秒時のシャッタ−にも上記機構を導入することが多くなっている。尚、後羽根駆動機構は先羽根機構と同じであるため説明は省略する。
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2と特許文献3をあげることが出来る。
特公昭60−59576号公報 特開2005−165042号公報 特公平2−39775号公報
しかしながら高速秒時のシャッタ−の場合適正な露光時間(先、後羽根のスリット幅)を得るためには幕速を速くする必要があるため先駆動レバ−SPのバネ圧を強く、かつそれに伴って先駆動レバ−自体の強度を増す必要が生じてくる。また羽根走行待機状態時に駆動レバ−に羽根走行方向へ大きな負荷かかるためMg可動部材とヨ−ク吸着面の吸着力を強く、かつ安定した離反特性が必要となる。この特性を得るため通常ヨ−クを固定してMg可動部材をガイド部材で適度なクリアランスでガイドして揺動可能にし、かつヨ−ク側に付勢することによりヨ−ク吸着面とMg可動部材吸着面のイコライズ性を確保している。しかしながらMg可動部材が揺動、及び摺動することによるガイド部との摩擦によりMg可動部材の端面が削られ、その削りカスがヨ−ク吸着面とMg可動部材吸着面に飛散、付着してヨ−ク吸着面とMg可動部材吸着面にエア−ギャップを生じるため吸着不良、つまりシャッタ−飛びという問題が発生する。図-1はその時の構成を示すものである。
30は熱処理されて強度を増した駆動レバ−でこの他端に一体で30aのMg可動部材ガイド部を凹状に形成し、30aのMg可動部材ガイド部の下面と2のMg可動部材の上面間に7のアマチュアSPを配置した構成となっていた。このため7のアマチュアSPの付勢力によって2のMg可動部材が揺動、あるいは摺動することにより30aのアマチュアガイド部の内面と2のMg可動部材の端面が摩擦し、それによって30aのMg可動部材ガイド部に対して硬度が低い2のアマチュア(材質:パ−マロイ)の端面が削られその削りカスが4aのヨ−ク吸着面や2aのMg可動部材吸着面に飛散、付着するためMgの吸着不良が発生する。
上記問題を解決するため本発明は駆動レバ−の他端に別部材で形成したアマチュアガイドを設け、このアマチュアガイドは硬度の低いアマチュアを磨耗させることなく、また摺動性に優れ、かつアマチュアガイド自体も磨耗しない材質で形成した。
上記構成にすることによりアマチュアとアマチュアガイドの接触面の磨耗が激減したため削れカスが4aのヨ−ク吸着面や2aのMg可動部材吸着面に飛散、付着してMgの吸着不良を起こすことがなくなり信頼性のある安定した高速シャッタ−が得られた。
(実施例1)
本発明の構成を組入れた縦走り方式のフォーカルプレーンシャッタ-の駆動部の構成の説明をする。
図-2はシャッタ−の羽根の開閉をつかさどる駆動部の先羽根側の側面図でMg吸着オ−バチャ−ジ状態である。
8は先駆動レバ−でその一端に加締で一体化された11の先駆動レバ−軸が13のシャッタ−地板に形成された不図示の先駆動レバ−軸受に回転可能に嵌合保持されている。10は先駆動レバ−SPで11の先駆動レバ−軸に挿入保持されその一端は12のMg地板に形成された不図示のばね掛け部に固定され他端は8の先駆動レバ−の一部に係合し、8の先駆動レバ−面に加締で一体化された20の先駆動レバ−羽根軸と係合している16の先羽根を走行させる方向に付勢している。6は緩衝ゴムで8の先駆動レバ−と一体に形成された8aのMg可動部材ガイド取付部の上面と3aのMg可動部材軸ツバ面との間に 3のMg可動部材軸をガイドにして挿入されている。5はMg可動部材ガイドで樹脂系の材質で凹状に形成された5cのMg可動部材ガイド部を有し8aのMg可動部材ガイド取付部に5aの熱カシメで固定されている。
2はMg可動部材で磁性体で形成され3のMg可動部材軸と加締られ3のMg可動部材軸は8aのMg可動部材ガイド取付部に揺動、回転可能に保持されている。
4は公知のヨ−クで12のMg地板に固定されている。9は公知のMgボビンで外径部には9aのコイルが巻かれ内径が4のヨ−クの一端に挿入固定されている。14は押板、15は後羽根、17は16の先羽根と15の後羽根との間に配置されたスペ−サ−1、18は15の後羽根と13のシャッタ−地板との間に配置されたスペ−サ−2である。以下図-3で説明する。
図-3はシャッタ−の羽根の開閉をつかさどる駆動部の先羽根側の断面図でMg吸着オ−バチャ−ジ状態の図である。7は筍状に形成されたアマチュアSPでその一端は8aのMg可動部材ガイド取付部の 略中央部に形成された8bのMg可動部材軸穴部の下面近傍に当接され、外径部は5のMg可動部材ガイドの略中央部に形成された5bのMg可動部材軸貫通穴部の内径で当接してラジアル方向が規制されている。他端は2のMg可動部材の上面に当接し内径より若干小さい3のMg可動部材軸によってガイドされて2のMg可動部材を4のヨ−ク側に付勢している。
図-5はシャッタ−の羽根の開閉をつかさどる駆動部の先羽根側の側面図で羽根走行終了状態(4のヨ−クと2のMg可動部材が離反)の図であり2aはMg吸着面で4aはヨ−ク吸着面である。
尚、後羽根の駆動部の構成は先羽根駆動部と同様であるので説明は省略する。
上記構成において、8の先駆動レバ−が羽根走行終了状態(図-6)から不図示のモ−タによって駆動される不図示のチャ−ジレバ−によって回転し、それに伴って2のMg可動部材が4aのヨ−ク吸着面に接近するように回転する。不図示のチャ−ジレバ−が所定の角度回転すると図-2に示すように2aのMg可動部材吸着面と4aのヨ−ク吸着面が7のアマチュアSPの圧縮によって密着する。この時9aのコイルに通電されているため2aのMg可動部材吸着面と4aのヨ−ク吸着面は吸着状態となり2のMg可動部材は保持される。(Mg吸着オ−バチャ−ジ状態)この状態から不図示のチャ−ジレバ−がさらに回転することにより8の先駆動レバ−から退避すると8の先駆動レバ−は10の先駆動レバ−SPの付勢力によって羽根走行方向に回転し8aのMg可動部材ガイド取付部の上面が6の緩衝ゴムを3aのMg可動部材軸ツバ面との間に挟んで停止する。この状態が図-4で表す羽根走行待機状態である。つまりMg吸着状態から羽根走行待機状態間ではMg吸着状態で8aのMg可動部材ガイド取付部と3aのMg可動部材軸ツバ面の隙間に対して6の緩衝ゴムの厚みがマイナスしている量だけ8aのMg可動部材ガイド取付部が移動する。よって5cのMg可動部材ガイド部の内面部と2のMg可動部材の外面部の摺動摩擦が発生する。
(2のMg可動部材と5cのMg可動部材ガイド部の下面図を図-6で表す)
羽根走行待機状態で9aのコイルへの通電をOFFすると10の先駆動レバ−SPの付勢力によって2のMg可動部材は4aのヨ−ク吸着面から離反しそれに伴って8の先駆動レバ-が回転し16の先羽根が走行する。その後所定のタイムラグをもって後羽根の駆動部も同様の動きをして適正なスリット幅(露光量)を形成する。
[産業上の利用可能性]
カメラの電磁式シャッタ−装置
従来の羽根駆動部の構成 本発明の先羽根駆動部でMg吸着オ−バ−チャ−ジ状態の側面図 本発明の先羽根駆動部でMg吸着オ−バ−チャ−ジ状態の断面図 本発明の先羽根駆動部で羽根走行待機状態の側面図 本発明の先羽根駆動部で羽根走行完状態の側面図 本発明の先羽根駆動部の一部の下面図
符号の説明
2 Mg可動部材
2a Mg可動部材吸着面
3 Mg可動部材軸
4 ヨ−ク
4a ヨ−ク吸着面
5 Mg可動部材ガイド
5c Mg可動部材ガイド部
6 緩衝ゴム
7 アマチュアSP
8 先駆動レバ−
8a Mg可動部材ガイド取付部
10 先駆動レバ−SP
16 先羽根

Claims (4)

  1. 展開状態と重畳状態を切り替えることで開口部の開閉を行う羽根部材と、前記羽根部材が取り付けられた駆動部材と、前記駆動部材を所定方向へ回転させる力を付与する駆動源と、前記駆動部材に設けられた磁性部材、前記駆動部材に設けられた磁性部材ガイド部とヨークを有し、前記駆動部材を前記所定方向と反対側に回転させることで前記磁性部材と前記ヨークは接触し、前記磁性部材と
    前記ヨークの接触圧をスプリングで発生させ前記磁性部材と前記ヨークとの間の磁力によって前記磁性部材と前記ヨークを接触させた状態で保持可能であるシャッタ装置において、
    前記駆動部材と前期磁性部材ガイド部が異物質で構成、一体化されていることを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記駆動部材は非磁性体で、かつ金属系の材料からなることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記磁性部材ガイド部は樹脂系の材料からなることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  4. 前記スプリングを前記駆動部材と前期磁性部材ガイド部の一体化によって生じる段差部で保持、規制することを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8882370B2 (en) 2013-03-22 2014-11-11 Seiko Precision Inc. Focal plane shutter and optical device
JP2017062418A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 日本電産コパル株式会社 フォーカルプレーンシャッタ、撮像装置、光学機器及び電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8882370B2 (en) 2013-03-22 2014-11-11 Seiko Precision Inc. Focal plane shutter and optical device
JP2017062418A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 日本電産コパル株式会社 フォーカルプレーンシャッタ、撮像装置、光学機器及び電子機器

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